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大阪樟蔭女子大学 76 基準8.財務(予算、決算

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基準8.財務(予算、決算、財務情報の公開等)

【8-1.大学の教育研究目的を達成するために必要な財政基盤を有し、収入と支出のバ ランスを考慮した運営がなされ、かつ適切に会計処理がなされていること。】

(1)8-1の事実の説明(現状)

8-1-① 大学の教育研究目的を達成するために、必要な経費が確保され、かつ収入と 支出のバランスを考慮した運営がなされているか。

安定した学園経営を維持していくためには、学生・生徒の定員確保により帰属収入の拡 大を図ることと、人件費及び経費を適正化することにより、収支の均衡を図ることが重要 な課題であると考えている。

具体的な財務状況(過去 5ヶ年間)を見てみると、〈資料 8-1-①-1〉のとおり、当年度消 費収支超過額(消費収入-消費支出)は、平成 16(2004)年度+236百万円、平成17(2005) 年度+429 百万円、平成 18(2006)年度+92 百万円となり、プラスで推移し健全な財務状 況を保ってきたが、平成19(2007)年度-530百万円、平成 20(2008)年度-694百万円とな

り、平成19(2007)年度以降はマイナスで推移し、収支状況は悪化している。

〈資料8-1-①-1〉大学の消費収支状況の推移 (単位:百万円)

平 成16年度 平 成17年度 平 成18年度 平 成19年度 平 成20年度

学 生 生徒 等納 付 金 3,770 3,614 3,504 3,395 3,170

補 助 金 353 351 364 420 434

そ の 他の 収入 320 388 463 606 301

帰 属 収入 合計 4,443 4,353 4,331 4,421 3,905

基 本 金組 入額 合 計 △ 237 △ 42 △ 200 △ 457 △ 259

消 費 収入 の合 計 4,206 4,311 4,131 3,964 3,646

人 件 費 2,490 2,429 2,455 2,748 2,638

教 育 研究 経費 1,105 1,058 1,121 1,259 1,231

管 理 経費 340 359 432 440 453

そ の 他の 支出 35 36 31 47 18

消 費 支出 の合 計 3,970 3,882 4,039 4,494 4,340

当 年度 消 費 収 支超 過 額 236 429 92 △ 530 △ 694

帰 属 収支 差額 473 471 292 △ 73 △ 435

学 生 数( 人) 3,087 2,949 2,883 2,781 2,603

教育研究目的達成のための必要な経費の確保の状況は、〈資料 8-1-①-2〉のとおり、教育 研究経費比率(教育研究経費/帰属収入合計)は、平成 16(2004)年度 24.9%、平成 17(2005) 年度 24.3%、平成 18(2006)年度 25.9%、平成 19(2007)年度 28.5%、平成 20(2008)年度

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〈資料 8-1-①-2〉大学の教育研究経費比率の推移 (単位:百万円)

平 成16年度 平 成17年度 平 成18年度 平 成19年度 平 成20年度

教 育 研究 経費 1,105 1,058 1,121 1,259 1,231

帰 属 収入 合計 4,443 4,353 4,331 4,421 3,905

教 育 研究 経費 比 率 24.9% 24.3% 25.9% 28.5% 31.5%

また、教育研究用機器備品及び図書の支出は、〈資料 8-1-①-3〉のとおりであり、各年度 に増減は見られるものの、恒常的に確保され、教育研究に寄与している。

〈資料 8-1-①-3〉大学の教育研究用機器備品及び図書支出 の推移 (単位:百万円)

平 成16年度 平 成17年度 平 成18年度 平 成19年度 平 成20年度

教 育 研究 用機 器 備品 79 52 45 87 56

図 書 56 55 53 35 32

135 107 98 122 88

本法人全体の過去5ヶ年間の当年度消費収支超過額は、平成 16(2004)年度-464百万円、

平成 17(2005)年度+60百万円、平成 18(2006)年度-294百万円、平成 19(2007)年度-802 百万円、平成 20(2008)年度-1,640百万円となっており、学校法人会計基準の一部改正(基 本金組入に関する会計処理の改正)に伴い平成 17(2005)度にプラスとなったものの、マイ ナスで推移する財務状況となっている。この財務状況は、平成18(2006)年度までは、併設 校(高校・中学等)の収支状況の影響によるところが大きかったが、平成19(2008)年度か らは大学も含め法人全体の財務状況が大きく悪化している。

本学は、平成 18(2006)年度までは収支のバランスが取れた運営の下で、教育研究活動の 維持・充実を図ってきた。ただし、平成 19(2007)年度以降も教育研究経費比率は上昇した ものの、収支状況は大きく悪化した。教育研究経費比率の推移〈資料 8-1-①-2〉から見て みると、本学の教育研究のための必要な経費の確保の状況は概ね良好と考えられるが、収 支状況が大きく悪化したことは問題であり、収支改善が今後の重要な課題である。

8-1-② 適切に会計処理がなされているか。

本学園の予算管理は、学校法人会計基準の計算書類に準じた形式の勘定科目別予算と、

経費を中心とした各部門の業務目的別予算の2本立てで行っている。

勘定科目別予算の管理は法人本部経理課が、業務目的別予算の管理は各学校部門の予算 管理担当部署(大学庶務課等)が行っている。執行予算はすべて法人本部経理課に集積さ れ、法人事務局長の承認を経て、予算執行確定処理が行われ、さらに証憑書類等に基づい て、かつ学校法人会計基準及び経理規程等に準拠し、適切に会計処理が行われている。

(3)

8-1-③ 会計監査等が適正に行われているか。

本学園では、公認会計士(監査法人)及び監事による会計監査が実施されている。

過去 5ヶ年の公認会計士による監査実施状況は、次のとおりである。

平 成16年度 平 成17年度 平 成18年度 平 成 19年度 平 成20年度

日 数 (延 べ) 31日 31日 31日 30日 31日

人 数 (延 べ) 83人 71人 63人 60人 63人

監査の概要は、通常監査については、ヒアリングによる概要把握や、取引を抽出し会計 伝票及び証憑と突き合わせが行われている。 また、期末監査では現金及び有価証券等の実 査が行われ、各勘定科目につき、その実在性、正確性及び表示の妥当性が確認された。監 査の結果は、5ヶ年とも、特に指摘事項は無く、その旨の監査報告書を受理している。

(2)8-1の自己評価

本学の平成 19(2007)年度の及び平成 20(2008)年度の収支状況の悪化の主な要因は、

〈資料 8-1-①-1〉から分かるように、学生減による減収と、改組転換(平成 13(2001)年度 第1次改組、平成 19(2007)年度第 2次改組)に伴う人件費及び経費(特に教育研究経費)

の一時的な増加、施設設備の整備に伴う基本金組入額の増加であることが挙げられる。

これらの悪化の要因は併設校にも当てはまるため、法人全体の収支状況を改善するため には、今後も学生確保や外部資金の導入に一層の努力が必要である。支出において最も大 きな比重を占めている人件費については、収入とのバランスでの人件費の在り方(人員配 置及び金額の両面)をさらに検討する必要がある。

また、経費に関しては、教育研究活動の充実・維持のためには、教育研究経費比率は高 いことが望まれるわけであるが、消費支出を圧迫しないように注意する必要があり、管理 経費についても、業務の在り方を検証し抑制に向けて努力を続けていく必要がある。

平成 19(2007)年度及び平成 20(2008)年度の収支状況が今後も続くと、非常に厳しい財

務状況となることが予想されるため、限られた収入の中で効果的な運営を図り、収支の均 衡を保ちながら、教育研究の維持向上を図ることが重要であると考える。

また、収支改善のためにも、学園及び本学の「中・長期計画の財務計画」の早期の策定 が必要となるが、現在、その完成をみていないことが、重要な課題である。

(3)8-1の改善・向上方策(将来計画)

学園としての「中・長期財務計画」の策定を行うべく、法人事務局を主体に検討を行う 中で、平成20(2008)年 10月に、平成 21~24(2009~2012)年度の収支予測(財務シミュレ ーション)を行い、平成21(2009)年度以降の予算編成方針の基本としている。その方針の 概要は、「学生生徒納付金収入への依存度が高い本学園の財務状況は、非常に厳しい状況に あり、今後も学生生徒確保に一層の努力が必要である」とし、支出面においては、「事業計 画の見直し」や「予算の効率的な配分」などによる支出の抑制が、急務であるとした。

(4)

は、平成20(2008)年度予算決定額の 5%減以下に抑えることとした。平成 22(2010)年度以 降も、一層の支出の抑制を図ることが必要であると考え、平成 21(2009)年度の事業計画等 の見直しに関しても、中長期的な計画に基づいて行うこととされた。

すなわち、各部門において教育活動の取り組み、学生生徒支援、学生生徒の確保、併設 校との連携などの教育方針・教育目標について検討し、策定された該当年度及び中長期の 事業計画に基づいて、理事会は、学園の財務状況や施設・設備の現状などを十分考慮した、

学園全体の今後の方針及び新規重要計画等を示し、予算編成方針を明らかにする。

それに基づき、「中・長期の財務計画」の策定を行い、収支予測を適宜作成し、今後の見 通しを学内教職員に対して周知し、一体となった協力体制のもと、収支改善に取り組んで いき、収支の均衡を保ちながら、教育研究の維持向上を図っていく。

【8-2.財務情報の公開が適切な方法でなされていること】

(1)8-2の事実の説明(現状)

8-2-① 財務情報の公開が適切な方法でなされている か。

従前より、財産目録と計算書類、すなわち資金収支計算書、消費収支計算書及び貸借対 照表を、法人本部事務局経理課に備え付け、閲覧請求に対応してきたが、平成 17(2005) 年度には、私立学校法の一部改正(平成 17(2005)年 4月 1 日から施行。)に伴い、寄附行 為に財産目録等の備え付け及び閲覧に関する事項を定めるとともに、『学校法人樟蔭学園財 産目録等閲覧規程』を整備し体制を整えた。閲覧書類の種類についても、財産目録(概要)・ 計算書類(収支計算書及び貸借対照表)・事業報告書・監事の監査報告書とした。

財務状況の開示に関しては、昭和 59(1984)年より樟蔭学園報『くすのき』に、決算の概 要・資金収支計算書・消費収支計算書・貸借対照表・財務比率を掲載、平成 15(2003)年か らは樟蔭学園要覧にも掲載して開示している。

また平成 19(2007)年 4月より樟蔭学園ホームページへの掲載を開始し、積極的な財務状

況の開示を行うこととした。掲載の内容は、財産目録(概要)・資金収支計算書・消費収支 計算書・貸借対照表・独立監査法人の監査報告書・監事の監査報告書・事業報告書である。

(2)8-2の自己評価

私立学校法の趣旨に沿って 、適切かつ積極的に情報公開していると考える。

(3)8-2の改善・向上方策(将来計画)

財務の公開は、学園活動に関心を持ってもらうこと、より深い理解をしてもらうこと、

さらに学園活動への支援者層を厚くする上で私学経営に欠かせない要素であるが、学校法 人 会 計 は 一 般 に な じ み が な く 、 十 分 な説 明 が 必 要 で あ る と 考 え る。 し た が っ て 、 平 成

21(2009)年からの財務公開には、学校法人会計の特徴等の補足説明を加えることを予定し

ている。今後も、より積極的な財務情報の公開に努め、保護者や一般の人々のニーズに応 えられる工夫をして、閲覧者の立場に立った公開に向けて、さらに努力していく。

(5)

【8-3.教育研究を充実させるために、外部資金の導入等の努力がなされていること。】

(1)8-3の事実の説明(現状)

8-3-① 教育研究を充実させるために、寄附金、委託事業、科学研究費補助金、各種

GP(Good Practice)などの外部資金の導入や収益事業、資産運用等の努力がなされて

いるか。

主な外部資金として、私立大学等経常費補助金、寄付金、委託研究費、科学研究費補助 金、資産運用収入があげられる。

[補助金]

補助金については、採択性の補助金(特別補助金等)へ積極的に申請を行っている。平

成19(2007)年度には、文部科学省が実施している「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」

(3年間の継続事業)において、本学からの 2 件の申請が採択された。また同じく文部科 学省が実施している「社会人学び直しニーズ対応教育推進プログラム」にも 1件の申請が 採択された。(特記事項に記載)

平成 19(2007)年度に、新しく学術振興課を設置し、補助金申請事務等を強化し、特に、

科学研究費補助金に関しては、規程を整備し、説明会等を実施して広く教員へ呼びかけ、

補助金の採択者には優遇策を講じるなど、積極的な申請を奨励するように働きかけている。

[寄付金]

新入生(保護者)に対する寄付金の募集は学生募集要項に掲載し、在校生(保護者)・

卒業生・企業や一般への募集は、樟蔭学園報『くすのき』に掲載して行っている。また、

平成 19(2007)年4 月より、樟蔭学園ホームページでも広く寄付の協力をお願いしている 。

平成 20(2008)年5月には、寄付金募集の本格化に向け、法人本部事務局の総務課・企画

広報室を中心にワーキング ・グループを立ち上げ、試案作りをスタートさせた。寄付金の 趣旨書を整備し、平成21(2009)年度から卒業生、在校生に積極的に配布して いる。寄付者 への対応策については、樟蔭学園報への氏名掲載(希望者のみ)のほか、記念品の贈呈、

50万円以上の寄付者に対しては、理事長からの感謝状と特別記念品の贈呈をすることした。

寄付の実績は、新入生(保護者)よりの寄付金については、年々減少傾向となっている

〈資料8-3-①-1〉。これは、入学前の寄付金募集が出来ないこと、任意の寄付であることな どの影響が考えられ、今後の検討事項としてとらえている。一方、卒業生よりの寄付の件 数が少しずつではあるが増加している。これは、樟蔭学園報等による寄付金募集の効果が 現れてきているものと考えられる。

〈資料8-3-①-1〉 大学の学生・保護者等よりの任意寄付金状況の推移 (単位:千円)

平 成16年度 平 成17年度 平 成18年度 平 成19年度 平 成20年度 学 生 ・保 護者 (金 額 9,700 6,750 3,830 3,800 3,500 学 生 ・保 護者 (件 数 85 61 36 32 27 卒 業 生 (金 額) 0 1,010 135 583 1,295

0 2 4 8 13

(6)

[事業収入]

本学の事業収入としては、補助活動収入が中心であるが、他に公開講座収入・事業収入

(受託事業収入)・附属事業収入などがある。

受託事業収入は、外部との委託契約に伴う収入であり、教員の研究に対する民間(企業)

等からの受託研究費や財団法人神戸市産業財団との委託契約による委託料で、受入れ状況

は、<資料 8-3-①-2>のとおりである。民間等からの受託研究費が、若干ではあるが、ここ

数年安定的に確保され、教員の研究に寄与している。

〈資料8-3-①-2〉 大学の受託事業収入の推移 (単位:千円)

平 成16年度 平 成17年度 平 成18年度 平 成19年度 平 成20年度

受 託 研究 費 9,790 4,960 950 4,199 4,891

( 財)神 戸 市 産 業 振興 財団 0 5,300 5,000 5,000 5,000

文 部科 学 省 ( 社会 人 学 び直 し ) 0 0 0 19,578 14,800

9,790 10,260 5,950 28,777 24,691

また、平成 19(2007)年度には、文部科学省が実施している委託事業である「社会人の学 び直しニーズ対応教育推進プログラム」(3年間の継続事業)に本学の提案が選定された 。

事業収入の増収を図るため、今後も、教育・研究に支障をきたさない範囲で、公開授業・

公開講座・外部よりの受託研究、委託事業の導入を積極的に実行していく。

[資産運用]

平成 16(2004)年4月に『学校法人樟蔭学園資金運用取扱規程』を整備し、運用方針・運

用対象・運用方法等の明確化、運用の決定・承認のプロセスの確立など運用体制の充実を 図った。その規程に基づき、運用資金を短期(流動資金)と長期(固定資金)に区分し、

主に、短期は預貯金、長期は有価証券で運用している。

なお、毎月 1回定期に書面により有価証券等の保有状況及び運用成果を、経理責任者を 経由して理事長に報告し、理事長は少なくとも2ヶ月に 1 回理事会にこれを報告し、承認 を受けている。また、理事会報告の際には、監事にも報告し、承認を受けている。

運用状況(実績)は、平成 14(2002)年度から平成 16(2004)年度にかけて運用先及び運 用銘柄等の見直しを行い、一層の運用収入増を図った結果、<資料 8-3-①-3>のとおり運用 収入は、平成 16(2004)年度 169百万円、平成 17(2005)年度 338百万円、平成 18(2006)年 度565百万円、平成 19(2007)年度 589百万円と順調に増収となったが、平成20(2008)年度 は204百万円となり、非常に厳しい市場の環境により大幅な減収となった。

〈資料 8-3-①-3〉 法人(全体)の運用収入状況の推移 (単位:百万円)

平 成16年度 平 成17年度 平 成18年度 平 成19年度 平 成20年度

運 用 収入 169 338 565 589 204

帰 属 収入 6,390 6,263 6,359 6,466 5,618 対 帰属 収 入 の 割合 (% ) 2.65 5.40 8.87 9.10 3.63

公共性の高い学校法人の特質から、資金の運用については安全確実でしかも有利な方法 であるべきである。しかしながら、超低金利時代が続く現状においては、安全性に重点を

(7)

置きつつも、運用資金全体としてのリスクとリターンのバランスも考慮する必要がある。

短期又は長期の運用に関する区分については、資金計画に基づき、運用すべき期間及び 金額について充分見通しを立て、資金繰りに支障のないように努めている。

(2)8-3の自己評価

採択制補助金、受託事業収入は着実に増えているが、なお一層の働きかけが必要である と考える。寄付金の水準は満足すべきものではなく、積極的対応が必要である。最近の経 済情勢を受け、資産運用収入に多くを望めないことが懸念される。

(3)8-3の改善・向上方策(将来計画)

寄付金の使途を明確にするため、平成 21(2009)年度より「教育環境整備寄付金」と「課 外活動支援寄付金」の 2 本立てとし、1 口 1 万円からの協力をお願いすることとした。今 後、各目的別寄付金の精査等を行い、寄付金募集方法の拡大や時期などを検討し、ワーキ ング・グループによる改善策を基に、さらに、寄付金制度改善と募集強化を図る。

補助金は学生生徒等納付金に次ぐ第 2の収入源であり、今後も、採択性の補助金へ積極 的に申請を行う努力をする。外部よりの受託研究・委託事業の導入など、外部資金導入を 積極的に推進する機運は、最近、特に高まっており、その活動を続けたい。

サブプライム関連危機以降 、不透明な金融情勢となっているが、今後も慎重にリスクを 見極めながら、より安全性の高い運用を行い、資産運用収益を上げるために努力をする。

【基準8の自己評価】

平成 19(2007)年度以降の収支状況の悪化は看過できない問題である。主な要因は、学生

減による減収と、改組転換(平成 13(2001)年度第 1 次改組、平成 19(2007)年度第 2 次改 組)に伴う一時的な人件費及び教育研究経費の増加、施設設備の整備に伴う基本金組入額 の増加であることが挙げられる。財務体質の健全性を維持するためにはなにより入学者数 の確保が重要であり、一層の努力が求められる。財務情報の公開は水準を満たしていると 評価できる。外部資金の導入については改善がみられるが、なお努力が必要である。

【基準8の改善・向上計画(将来計画)】

本学においては、学生確保のため、全学的に入試広報の体制を見直し、教職員が対象校 を重点的に訪問して本学の特色を前面に押し出して訴えていく等の広報活動を行っている。

平成 19(2007)年度には、広報の企画運営体制の確立・強化を図ったが、このような制度・

組織の見直しを適時に実施し、時代に即応した学校運営を追求する。また、在学生のレベ ルアップにより本学のイメージを上げるカリキュラム編成や就職活動の支援なども積極的 に行っており、中長期的に学生の増加につながると考えられることに力を注いでいく。

平成 21(2009)年度の第 3次改組に引き続き、構造改革の成果を検証し、将来にわたって

安定した経営の基盤を確立することを目的として、平成 21(2009)年6月、理事会の下に中 長期計画策定部会(仮称)を設置する。同年 9月に予定される第 1回答申を踏まえ、社会

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