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Academic year: 2023

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1/2 第 3 回 8月センター試験本番レベル模試[地学]講評

Ⅰ.全体講評

 今回の第 3 回 8 月センター試験本番レベル模試の 得点分布は,次のようになっている。平均点は 38.9 点であった。まだ全範囲の学習を終えていない場合 は得点の低さを過度に心配する必要はない。ただ し,学習済みの範囲でしっかりと得点できていたか どうかを確認してほしい。なお,「地学」は「地学 基礎」に比べて学習項目が多いが,教科書をしっか りと理解することで高得点を狙える科目である。着 実に得点を伸ばしていくようにしよう。

Ⅱ.大問別分析 第 1 問 固体地球

知識を論理的に関連付けて捉えよう。

 A では地球の形と大きさとジオイドについての 基礎的理解を確認した。地球の形については 2015 年のセンター試験でも出題されている。地球型惑星 と木星型惑星の違いについて復習しておこう。B で はリソスフェアとアセノスフェアの区分と地殻・マ ントルについての基礎的知識を確認した。それぞれ の特徴をまとめておこう。C では海嶺についての基 礎的知識と地震の初動についての理解を確認した。

初動の押し引きについては 2016 年と 2015 年のセン ター試験でも出題されている。仕組みを正しく理解 しておこう。D ではプレートの沈み込みに伴う地殻 変動についての理解を確認した。グラフを正確に読 み取って,落ち着いて考えよう。

第 2 問 岩石・鉱物と地質

地質図の演習をくり返そう。

 A では風化作用についての理解と造岩鉱物につ いての総合的知識を確認した。物理的風化と化学的 風化について具体例を挙げて整理しておこう。B で は地質図から地質構造を読み取る力を確認した。地 質図に関する問題はセンター試験では頻出である。

地質図から,解説の図のような断面図を自分で作図 できるようにしておこう。C では斜長石についての 総合的理解を確認した。斜長石の偏光顕微鏡観察に ついての問題は 2015 年のセンター試験でも出題さ れている。その他の造岩鉱物の特徴もまとめておこ う。

第 3 問 大気と海洋

気象の仕組みを理解し応用しよう。

 A では大気中の水蒸気の状態変化と雲・雨につ いての基礎的理解を確認した。雲ができる仕組みつ いて正しく理解しておこう。計算問題にも挑戦しよ う。B ではオゾンとオゾンホールについての基礎的 理解を確認した。オゾンに関する問題は 2015 年の

論理の展開を把握しよう。

地    学 地    学

0  20  40  60  80  100

大問別得点率(%)

第 1 問 第 2 問 第 3 問 第 4 問 第 5 問 第 6 問

 24.4

 40.8  31.7

 37.5  45.9  42.1 20

15 10 5 0 35 25 30

(%)

得点率(%)

~10 ~20 ~30 ~40 ~50 ~60 ~70 ~80 ~90 ~100 平均 38.9%

得点分布 地学

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2/2 第 3 回 8月センター試験本番レベル模試[地学]講評

センター試験でも出題されている。オゾン層破壊の 仕組みについて理解しておこう。C ではエルニー ニョについての理解を確認した。エルニーニョに関 する問題は 2018 年のセンター試験でも出題されて いる。ラニーニャについてもエルニーニョと対比さ せながらまとめておこう。

第 4 問 宇宙

天体とその距離に関する知識を整理しよう。

 A では天体の距離を求める方法についての総合 的理解を確認した。年周視差に関する問題は 2015 年のセンター試験でも出題されている。解説を参考 に,天体までの距離を求めるそれぞれの方法を確認 しておこう。B では惑星の視運動の理解と火星の成 り立ちの理解を確認した。2018 年のセンター試験 では金星について出題されている。火星についても 特徴をまとめておこう。

第 5 問 重力異常とマントルの運動

地球内部の構造と運動について理解しよう。

 A では重力異常についての基礎的理解を確認し た。ブーゲー異常についての問題は 2016 年のセン ター試験でも出題されている。重力補正の方法や,

ブーゲー異常と地下構造の関係ついて整理しておこ う。B ではマントルの運動についての理解を確認し た。プルームについての問題も 2016 年のセンター 試験で出題されている。プルームとホットスポット との関係も確認しておこう。

第 6 問 日本列島の地質と惑星と衛星の環境

太陽系の天体に関する知識を深めよう。

 A では日本列島の地質についての総合的理解を 確認した。日本列島の歴史については 2016 年のセ ンター試験でも出題されている。付加体の岩石や変 成作用について確認しておこう。B では惑星と衛星 の環境についての基礎的理解を確認した。太陽系の 天体については,太陽と惑星だけでなく,衛星や彗 星などについても特徴をまとめておこう。なお, 5・6 問は選択問題になっている。両問題をざっと 見比べた上で,学習の進捗状況などに合わせて取り 組みやすい方を選択すればよい。

Ⅲ.学習アドバイス

◆センター試験の地学について。

 センター試験の出題範囲は教科書に限られてい る。センター試験で高得点を得るためには,「教科 書」→「問題演習」→「教科書」という流れの学習 方法を徹底し,教科書を徹底理解することが大切で ある。そのために,教科書の通読から始めよう。は じめは,理解しようとか暗記しようとか考えず,地 学の内容を概観することが大切である。地学は地球 物理,プレートテクトニクス,岩石・鉱物,地質・

地史,気象,天文,自然環境と範囲が多岐にわたっ ている。これらについてどんなことを学ぶのか,ど のような図表やグラフがあるのか,大体のイメージ を最初に作っておくことがその後の学習に役立つ。

◆これからの学習について。

 学習にあたって最も大事なことは,地学は暗記科 目ではないということである。教科書を通読した ら,今度はできるだけ丁寧に教科書を読んでいこ う。このときに大事なことは地学の各分野それぞれ の論理の展開を把握することである。どのような観 測や観察,実験がされて,そこからどのような考察 がされているのかを理解しよう。そのために,図・

表・グラフを正確に読む力をつけていこう。教科書 の図やグラフはセンター試験に繰り返し出題されて いる。図やグラフを正確に読むためには,それを自 分でノートに描いてみることが大切である。また,

教科書を読むときは用語を暗記しようとするのでな く,その用語がどのように使われているのか,その 論理の道筋を理解するようにしよう。また,各分野 がそれぞれに関連しあっていることも多い。どのよ うに関連しているかに注意して学習を進めよう。

◆模試の復習を心がけよう。

 センター試験の形式や文章表現に十分慣れ,出題 傾向やレベルをつかんでおくために,模試を演習の 一環として学習を進めていくことが重要となる。東 進のセンター試験本番レベル模試は,全国統一高校 生テストも含め年 6 回で「地学」の出題範囲をすべ てカバーするため,学習の進み方と学習の不足点を 判定できるとてもよい機会である。今後も模試の受 験を継続するとともに,これまでの模試の復習をく り返し,着実に得点を伸ばしていこう。

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