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国際経済論(国際経済政策A・国際経済学) 2019 ... - Kyoto U

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Academic year: 2024

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(1)国際経済論(国際経済政策 A・国際経済学) 2019 年度期末レポート 公共政策大学院/経済学研究科 岩本 武和 下記の問題のうち、任意の 1 題を選択して(授業では取り上げなかった 6、7 や 8 を選択し ても構わないですが、「感想」ではなく「論理的なレポート」でないとダメ、ネットから のパクリは不正行為です)、3000 字程度(だいたいの目安)のレポートにまとめなさい(英語 でも提出可)。 提出期限:2020 年 1 月 31 日(16 時厳守) 提出場所:公共政策大学院掛(法経本館 1F、法学部事務室内) 1.自国と外国が、労働という 1 つの生産要素を投入して、財 1 と財 2 を生産している 2 国 2 財 1 要素モデルを考える。このとき、各国は、それぞれ労働生産性の高い財の生 産に特化し、それを相手国と輸出入し合うという国際分業を行うことによって、両国 とも「貿易の利益」が発生することを、数式やグラフを使って説明しなさい。 2.自国と外国が、資本と労働という 2 つの生産要素を投入して、財 1 と財 2 を生産して いる 2 国 2 財 2 要素モデルを考える。このとき、以下の仮定を設ける。 (1) 自国と外国は、全く同じ技術を用いて生産を行う。 (2) 自国でも外国でも、財1は「資本集約財」であり、財2は「労働集約財」であ る。 (3) 自国は外国と比べて「資本豊富国」であり、外国は自国と比べて「労働豊富国」 である。 このとき、 「自国(資本豊富国)は財 1(資本集約財)に比較優位」を持ち、「外国(労働豊 富国)は財 2(労働集約財)に比較優位」を持つことを、数式やグラフを使って説明しな さい。 3.産業レベルでの規模の経済(個別企業にとっては「外部的規模の経済」 、またはマーシ ャルの「外部経済」)とは何を意味するかを説明し、この外部的規模の経済が作用する とき、貿易における特化パターンは、主として「歴史駅偶然」によって決まり、貿易 を行うことで不利益が生じる可能性があることを、グラフや歴史的事例などを用いて 説明しなさい。. (2) 4.企業レベルでの規模の経済(個別企業にとっては「内部的規模の経済」)がなぜ発生す るかを説明し、自国と他国が「独占的競争」市場にある産業で、産業内貿易が発生す るメカニズムと、それによってどのような「貿易の利益」が発生するかを、数式やグ ラフを使って説明しなさい。 5.自国において生産している商品が、外国から安い価格で輸入される場合、その商品が 完全に自由に輸入できるケース、輸入関税によって保護されるケース、生産者に生産 補助金が与えられるケース等を、消費者余剰と生産者余剰の概念を使って説明し、一 国の厚生に及ぼす影響を議論しなさい(小国のケースでも、大国のケースでも、どちら を使っても構わない)。 ************************************************************************************* 6.2019 年 12 月の総選挙で保守党が圧勝したことによって、イギリスの EU からの離脱 (Brexit)が確実となった。この Brexit の背景にある要因と、Brexit によってもたらさ れる影響を、イギリス国内、EU 域内、世界経済のそれぞれについて(あるいは、どこ かに焦点を当てて)、自由に議論しなさい(参考文献を明記のこと)。 7.2018 年以降の米中貿易戦争(China–United States trade war)は、単なる 2 国間の貿易 不均衡の問題だけではなく、中国の 5G(第 5 世代移動通信システム)を主導するファ ーウェイなどに象徴されるデジタル技術に関する国際的合意が未だ存在しないなかに おける米中の通信技術に関する覇権争いの側面が強い。こうした側面に焦点を当て て、米中貿易戦争の要因と、今後の展開を自由に議論しなさい(参考文献を明記のこ と)。 8.2019 から続いている日韓貿易紛争(Japan–South Korea trade dispute)は、日本政府が、 2019 年 8 月 2 日、輸出管理の優遇措置を受けられる「ホワイト国」から、韓国を除外 したことに対して、同月 23 日、韓国外交部が、軍事情報に関する GSOMIA(軍事情報 包括保護協定)破棄を通告したことに端を発する。しかし、これ以前にも、1965 年の日 韓請求権協定で「解決済み」とされてきた徴用工への補償について、2018 年 10 月 30 日、大法院(韓国の最高裁)が日本企業に対して徴用工への損害賠償を命じるなど、日韓 関係は戦後最悪の局面が続いている。こうした日韓関係の今後について、自由に議論し なさい(参考文献を明記のこと)。. (3)

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