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ⅩⅤ 自己点検・評価 1 大学全体の自己点検・評価

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ⅩⅤ 自己点検・評価

1 大学全体の自己点検・評価

[本学の到達目標]

(1) 教育研究活動等の状況について自ら点検・評価を行い、併せて結果の公表に努め本学 の積極的なPRも図ることを目標とする。

(2) 自己点検の結果は報告書としてまとめ、国の認証機関である財団法人大学基準協会の 第三者評価を得ることを目標とする。

(3) 監督官庁を初め、関係大学等に送付して公表に努める。

(4) 「学生による授業評価」「学生の満足度調査」「ご父母の満足度調査」「卒業生満足度調 査」を教育研究の改善に活用する。

(自己点検・評価)

・ 自己点検・評価を恒常的に行うための制度システムの内容とその活動上の有効性

[現状の把握]

本学では、学則第2条に「教育研究水準の向上を図り、第1条に定める大学の目的および社会 的使命を達成するため、教育研究活動等の状況について自ら点検および評価を行う」と規定して、

自己点検・評価を義務付けている。また、「自己点検・評価規程」を設けており、実施組織、委員 会の任務、運営委員会の任務を規定し、さらに点検・評価項目を別表で定めている。各学部には、

自己点検委員会を常設委員会として置いており、学部長が委員長となり、各種委員会の長、事務 管理職は自己点検・評価委員となっている。ここでの点検項目は、全学に関する事項、研究科・

学部に関する事項、図書館事項、研究所・研究施設に関する事項、学生・就職事項、教務事項、

事務局事項等、具体的内容は、大学理念、建学の精神、教育目標、大学運営、大学組織、各委員 会活動、各部署活動等の点検と評価を網羅している。定期的に大掛かりな点検・評価を行い、報 告書にまとめ冊子として外部にも公表している。

各学部で若干の違いはあるが、全教職員がそれぞれ分担して、データの分析、実績の検証、記 録の点検等を行い、定められた各項目で点検・評価を1年がかりで行っている。2001(平成 13)

年度、2004(平成 16)年度に、それぞれ報告書が冊子として印刷され公表されている。これらの 結果から新たなプランが創造され実施されていることから、「自己点検・評価を恒常的に行うため の制度・システムの内容とその活動上の有効性」は確実に機能していると考えられる。各学部で は、これらの自己点検・評価の結果を生かして、将来の改善策を検討している。

[点検・評価]

これまでの自己点検・評価はこれまで2回実施されており、2001(平成 13)年度、2004(平成 16)年度に、それぞれ報告書が印刷出版されている。報告書を点検すると、そこで掲載されてい る指摘事項、改善事項が翌年度から確実に検討され、できるものから実行されている。組織の見 直し、教育課程の見直し、研究支援に関する見直し、特色ある教育の推進、地域連携活動の推進、

共学体制に関する提言等、自己点検・評価の結果が、翌年から各学部で協議され、新たなプラン として構想されている。これらの点検・評価の結果から、新たなプランが創造され、実施されて

(2)

いることがわかる。「自己点検・評価を恒常的に行うための制度・システムの内容とその活動上の 有効性」は確実に機能していると考えられる。

[今後の改善方策]

自己点検を着実に実施していくためには、「定期的」行うことを規則で定めておくことが必要で あると考えられる。人間学部設置から8年間で2回の自己点検・評価を行い、また外部評価・第 三者評価を受けていることから、真摯に取り組んでいることは評価できるが、ともすれば「自己 点検・評価」を翌年送りにすることが懸念される。規則的に行うためには、実施年度をあらかじ め定めておき実施を「義務」とすることが望ましい。

・ 自己点検・評価プロセスに、学生・卒業生や雇用主などを含む学外者の意見を反 映させる仕組みの導入状況

[現状の把握]

本学では、学則第2条に規定して、自己点検・評価を義務付けている。また、自己点検・評価 規程を設けて、実施組織、実施時期、点検項目を定めている。学部には、自己点検委員会を常設 委員会として置いており、学部長が委員長となり、各種委員会の長、事務管理職は自己点検・評 価委員となっている。ここでの点検・評価は、ともすれば自画自賛になることも懸念されるため、

第三者の目を通して評価してもらうシステムを 2001(平成 13)年から導入した。その一つは、学 生による「学生生活調査」である。これは、1年生から4年生までの在学生全員を対象としてア ンケートを行い、学生生活での満足度を調査するものである。教育、研究、図書、施設、食堂、

スクールバスなど学生生活の全般にわたり意見を聞き、今後の参考にしていくものである。二つ 目は、学生による「授業評価」である。これは1年生から4年生までの在学生全員を対象として、

アンケートをとり、全授業科目について、授業の進め方、教育方法、理解の度合い等について学 生の評価を得ている。三つ目は、「卒業生調査」である。学部の卒業生本人と、ご父母にアンケー トをとり、学部の満足度を調査するもので、毎年卒業式の日に行っている。学生生活、教育、資 格、教員の指導、事務職員の対応、就職等の多岐にわたって質問し回答を得ている。また、2001

(平成 13)年に財団法人大学基準協会の維持会員(正会員)となり、「第三者評価」を受けてい る。第1回目の評価は 2001(平成 13)年に受け、第2回目の審査(相互評価)を 2006(平成 18)

年度に受ける予定である。

[点検・評価]

学生生活アンケートは、学部の全学生に対して実施しており、無記名で行い、50 項目程度の問 いにそれぞれ満足度を答えていくものである。学生委員会・学生支援グループが担当している。

結果はクロス集計し、教授会で発表されている。学生による授業評価については、毎年6月に1 年生から4年生までの全授業科目(専任教員、非常勤教員のすべての科目・ただしゼミナールは 除く)について実施しており、無記名で行い、10 項目程度の問いにそれぞれ回答していくもので ある。学部長・教務グループが担当している。クロス集計して学部長が全体を掌握する。担当教 員本人には担当授業科目の結果について渡している。また、2005(平成 17)年度から結果報告書 を図書館に配架して学生にも自由に閲覧できるようにしている。卒業生調査は、当該年度の卒業

(3)

生とご父母に対して行い、無記名で 20 項目程度質問に解答してもらい本学での満足度を掌握する ものである。学長・教務グループが管轄し、掌握している。第三者評価は、国の認証機関である、

大学基準協会のアクションプランに基づいて行っている。学部では、これらの自己点検・評価の 結果を生かして、将来の改善策を検討している。自己点検・評価プロセスに、学生、卒業生など を含む学外者の意見を反映させる仕組みの導入状況については確実に行われており評価できる。

[今後の改善方策]

学生生活調査、卒業生調査については、教授会で報告されており、公表されているが、学生に よる授業評価についてはこれまで公表されていなかったため、本年度より図書館に配架して公表 した。指摘事項、改善点等について、翌年から生かしていくためには、個人情報を保護していく ことと矛盾しない範囲で公表していくことが求められるので、2005(平成 17)年度実施分から実 行する。

(自己点検・評価と改善・改革システムの連結)

・ 自己点検・評価の結果を基礎に、将来の発展に向けた改善・改革を行うための 制度システムの内容とその活動上の有効性

[現状の把握]

自己点検・評価で得られた結果については、自己点検委員長から学長に提出され、学長は理事 長および理事会に回付する。学長としての所見も加えて最終の「報告書」となり冊子に印刷され 公表される。また、同時に学内の将来構想委員会にも回付される。将来構想委員会では、指摘を 受けた事項や改善を要する事項について早速協議を行う。改善策の検討、新規計画の立案、将来 構想について審議を行っていく。各学部において、将来構想委員会でたびかさなる協議を行い、

そのほとんどが起案・計画され、教授会、大学評議会、理事会の承認を経て実現されている。

[点検・評価]

自己点検・評価の結果を基礎に、将来の発展に向けた改善・改革を行うための制度・システム の内容とその活動上の有効性について点検した。現状の説明で触れたように、改善点の指摘につ いて、将来構想委員会ですぐに対応を行い、それぞれ2~3年の準備期間を経て実現されている。

上記には掲げていないが、学生の資格検定支援制度の充実、教員の海外研修制度の設定、国内留 学制度の設定、大学間協定(単位互換制度)の充実等、多くの成果がみられる。

[今後の改善方策]

自己点検・評価の結果を、将来の発展に向けた改善・改革を行うための制度に結び付けていく ためには、将来構想委員会での審議の他に、理事会の理解を得て予算を計上していくことが必要 である。改善点については予算上の措置をとることが望まれる。

(4)

(自己点検・評価に対する学外者による検証)

・ 自己点検・評価結果の客観性・妥当性を確保するための措置の適切性

[現状の把握]

各学部の自己点検・評価の客観性・妥当性を確保するための措置として、前述のように、(1)

報告書を冊子として印刷し学内外に公表している。また(2)学生、卒業生、ご父母にアンケー トを実施して外部の意見を反映している。さらに(3)第三者評価を受けるため、財団法人大学 基準協会の維持会員(正会員)となり相互評価を受審している。

公表することで大学としての責任を示し、学生・卒業生・父母の評価を加えることで客観性を確 保し、第三者評価を受けることで妥当性を確保しているといえる。各学部が行っている3つの措 置については、適切であると考えている。

[点検・評価]

現状で説明したとおり、自己点検・評価の報告書を作成し、公表し、学生等の評価も得て、基 準協会の第三者の評価(相互評価)も得ている。また、将来構想委員会で、改善点の審議を行い、

新たな構想を企画・立案し実行している。これらの点について多いに評価できる。

[今後の改善方策]

学部の自己点検・評価の客観性・妥当性を確保するための措置の適切性を担保するためには、

本学で行っているシステムにより構想した新たな展開について、社会的に評価を受けることであ ると思われる。国が、地方自治体、社会、地域が、評価することによって学部の取り組みの正し さが認められることになる。今後の展開としては、まず、自己点検・評価について学生へのフィ ードバックを行い、続いて、改善を行った新たな構想を「特色ある教育支援プログラム」「現代的 教育ニーズ支援プログラム」等に応募して、採択されることによってその客観性、妥当性があり 正しいものとして検証されることになる。

・ 外部評価を行う際の、外部評価者の選任手続きの適切性

[現状の把握]

学部の自己点検・評価では、客観性・妥当性を確保するための措置として、(1)報告書を学内 外に公表 (2)学生、卒業生、ご父母にアンケートを実施 (3)財団法人大学基準協会の第 三者評価を受審している。自己点検・評価に加え、学内の第三者の評価、学外の第三者の評価を 得ているのでまず客観的な結果を得ることができているが、しかし、大学界や教育界だけでなく、

さらに一般社会からの評価も必要であると考えて、外部者による点検・評価会議を行った経験が ある。

外部評価委員には、大学へ卒業者を進学させる高等学校の校長2名、大学から卒業者を受け入 れて社員として採用する企業の社長2名、そして大学界の学識経験者1名の合計5名を選出した。

委員は、委員長に小山宙丸氏(前早稲田大学総長、)、吉田晋氏(富士見丘学園高等学校長)、城所 富男氏(埼玉県立川口東高等学校長)、廣田隆一郎氏(㈱アイテック社長、北京科学技術大学理事 長)、岡田充生氏(明生教育グループ理事長、モスクワ大学名誉博士)を委嘱した。本学側からは、

(5)

島田燁子学園長(理事長、学長、教授)、経営学部長・鵜川武久教授〈2000(平成 12)年当時、

以下同じ〉、人間学部長・井上勤教授、経営学部教務委員長・森宮勝子教授、人間学部教務委員長・

大見川正治教授、池田弘事務局長、小野惠市総務部長・学務部長、鏑木義之学生就職部長、学園・

学校法人から、石山幸市理事、島田昌和理事、小野寺正宏理事が出席した。

[点検・評価]

当時の議事録をもとに点検を行った。委員の選任は、大学への輩出先の高等学校の校長2名で、

内訳は私立高校1校と公立高校1校であり適任であるといえる。大学からの輩出先である企業か ら2名の委員で、内訳は比較的小規模な企業となったが、教育関係の企業であり学校経営という 観点からは諸事情を理解しており適当であっと考えられる。また、学識経験者として早稲田大学 の総長も経験された白鴎大学長小山氏を選任し、大学としての在り方、本学の姿勢等について、

多くの事例から客観的に指摘いただけると考え委嘱した。妥当な人選であったと思われる。今回 もより多くの委員を委嘱する方法もあったが、1日で審査するという形式で行ったため、各委員 の意見、ご指摘をよく時間を掛けて伺うため、委員を5名に絞った次第である。

[今後の改善方策]

2000(平成 12)年に外部委員よる点検・評価を行ってから4年が経過しているので、また時期 を見て「外部評価」を行っていくことが望ましい。

・ 外部評価者による外部評価の適切性

[現状の把握]

本学で行った外部者による評価会議の実施は次のように行われた。〈役職等については 全て 2000(平成 12)年度のもの〉

[外部評価会議の手順]

(1)出席者紹介 評価委員ならびに本学側説明者の紹介。

(2)学園長よりご挨拶ならびに学園としての将来ビジョン 島田燁子学園長より。

学園全体の現況、規模、教育の方針等について説明し、将来計画としての学部の新設 (外国語学部)、専攻の変更・増設(経営学部・人間学部)、大学院の充実等

(3)スライドを使用して、各学部・学科の様子をご紹介 小野学務部長より。

スライドを使用して、ふじみ野キャンパス(経営学部・人間学部と大学院)および本郷キャン パス(短大英語英文学科と生涯学習センター)授業の様子、学生生活の様子、施設の様子を画面 を示しながら説明した。

(4)各学部・学科から教育方針・実績などの説明

①経営学部 鵜川武久学部長より「経営学部の教育内容全般」「企業実習」「ゼミナール・卒業 論文」「情報処理教育」「国際交流」「学生生活」「学生募集・入試」「就職指導・就職実績」「教員 の研究状況」等について。

②人間学部 井上勤人間学部長より「人間学部の教育内容全般」「教育・保育・施設実習」「演 習・実験」「資格取得」「情報処理教育」「学生生活」「学生募集・入試」「就職指導・就職実績」「教 員の研究状況」等について。

(6)

(5)委員より感想と質疑・応答および講評

[点検・評価]

外部評価委員には、評価を客観的に数字で把握できるようにするため、表に点数で記入いただ いた。総論としての「理念」などの項目から具体的な「就職」「入試」の評価まで、点数化して記 入してもらうことで、適切な評価を受けようとしたものである。評価基準は、「特に優れている」、

「よく教育している」、「まずできている」「あまりよくない」、「特に悪い」の5段階評価で、点検 項目は次のようになっている。

01 学園の理念(よく浸透できているか) 09 就職指導・就職実績 02 教育方針(教育理念が浸透できているか) 10 人間学部の教育内容 03 将来計画(計画に向けて努力しているか) 11 教育・保育・施設実習 04 経営学部の教育内容 12 演習・実験 05 企業実習 13 資格取得 06 ゼミナール・卒業論文 14 学生募集・入試 07 情報処理教育 15 就職指導・就職実績 08 学生募集・入試

ここで評価されたことを本学の特色としてさらに力を入れていくこととし、評価が低かった事 項には改善策を立てて対応していくこととしたため、学内の活力、緊張、今後の目標など、様々 な点で意義のあるものとなった。

[今後の改善方策]

2000(平成 12)年に外部委員よる点検・評価を行ってから5年が経過しているので、また時期を見 て「外部評価」を行っていくことが望ましい。5年に1度くらいの評価は学内の緊張感もあり適当で あると考えられる。しかし、外部委員は、あくまでも本学が委嘱して委員に就任いただくので、評価 の適性が確保できるように項目の設定や評価表の設定等、今後さらに工夫が必要である。

・外部評価と自己点検・評価との関係

[現状の把握]

本学の外部評価は、(1)学生による満足度調査 (2)卒業生による満足度調査 (3)ご 父母への調査 (4)学生による授業評価 (5)外部委員による点検・評価(6)大学基準協 会による相互評価 という具合に、6種類のものを行っている。一方、自己点検・評価は、本学 の専任教職員が、1年がかりでデータを基に調査するものである。それぞれに良さがあり、特徴 がある。外部評価では、客観的な判断ができるが、内部点検・評価はどうしても主観的な要素を 排除できない。しかし、内部の点検・評価は、各自が日頃取組んでいる事柄について行うので、

その事柄についての事情に詳しく専門的で、どこでどうすればうまくいくのか、どの点が悪かっ たのか、どこが良かったのかを実際の経験から知っている。すなわち、内部評価はより具体的で 実情を反映しているといえる。これに対して外部評価は、一面的な見方をしてしまうことがまま ある。具体的な事情が良く分からずに結果だけを判定してしまうことも考えられる。本学では、

自己点検・評価を行い、その上で、外部評価を数種類行っているので、両者の長所を引き出し、

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短所を補い合っているといえる。

[点検・評価]

これまでの本学の大学改革を検証してみると、内部の自己点検・評価から得られた将来構想の プラン、外部評価から得られた改革・改善の方向性について、どちらも実現に向けて積極的に活 動を展開している。学生が主体となって行う「東海道53次ウォーク」の実施や「子ども図書セ ンター」の設置などは、外部評価から得られた改革・改善の方向性を具体化したものであり、大 学として計画した「学部・学科の設置」「専攻・コースの設定」「学生定員の変更」「カリキュラム の改編」「保育実践研究センター(子育て支援センター)」「地域連携センター」の設置は、内部の 点検・評価から得られた将来構想を実現したものである。本学では「外部評価と自己点検・評価 との関係」について、それぞれ有為な点を積極的に生かして具体化している点にあり、大いに評 価できる点である。

[今後の改善方策]

これまでの方法で「自己点検・評価」および「外部評価」を行っていくことで、自発的な改善 点と外部から見た要望や期待を比較することができる。本学でできるもの、努力を必要とするも の、困難なものなど検討することができる。求められているものが何か、期待されているものが 何かを直接知ることができる。今後もこのような方法で改善を図っていきたい。

(大学に対する社会的評価)

・大学・学部の社会的評価の検証状況

[現状の把握]

本学が社会的に評価されているかどうかの検証は、(1)学生の応募状況(高等学校および高 校生の評価)(2)就職状況(企業就職、専門職就職(幼稚園・保育所等)の評価)(3)特色G P・現代GP・国際GPの採択等で検証することができる。公開講座の実施状況や地域の諸団体 との連携等からも推測することができる。

(1)学生の応募状況

18 歳人口の減少と日本経済の景気の低迷を受けて、学生募集の上では大変厳しい時期となった。

特に経営学部は、企業社会の長い不況の煽りを受けて、高校生が「経営学」そのものに対して魅 力や憧れを感じないというムードがあり、敬遠されていたと考えられる。過去7倍程度の競争率 を誇った年もあったが、平成バブル崩壊以降苦戦している。しかし、本学の社会的評価の成果で、

2005(平成 17)年度入試においては応募者が倍増した。人間学部については、不況が逆に追い風 となり、また本学のこれまでの実績を中心として、資格取得を志向する学生が数多く応募してき た。これまで埼玉県、東京都など首都圏を中心に各高等学校が確実に学校長推薦の生徒を送って くれている。一般入試でも相当数の競争率があり、難関となっている。外国語学部は、1964(昭 和 39)年から短期大学での教育を行ってきた実績を基に立ち上げて、設置認可を受け、2001(平 成 13)年度に第1期生を募集したため、首都圏を中心に高等学校からの期待は大きく、応募者が 殺到した。これも東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県といった首都圏では各高等学校と強い信頼 関係で結ばれており、これまで短大時代にも各学校が確実に1名の学校長推薦を送ってくれてい

(8)

る。学生募集での成果は、大学・学部の社会的評価の一端であると考えている。

(2)就職状況

経済状況の悪化と共に就職状況も我が国全体として低迷している。しかし、本学での「就職」

は、これまでの信頼関係、実績が高く評価されている。経営学部、外国語学部では、企業就職が 中心となっているが就職希望者の 90%以上が早期に内定を得ている。最終的には経営学部で 94.1%、外国語学部で 95.7%の就職率、人間学部では専門職としての就職を中心としているが 96.2%の就職率となっている。就職ガイダンスを1年次から開始して、約 30 回にわたる様々なセ ミナーで学生に将来の設計をつくらせて、意識づけしている。就職のサポートもコンサルタント、

カウンセラー等の資格をもった職員がサポートしている。たびたびNHKテレビ等の番組で本学 の就職状況、就職システムが紹介・引用されている。就職に強いこと、就職での成果は、大学・

学部の社会的評価の一端であると考えている。

(3)特色GP・現代GP・国際GPの採択および科学研究費の交付状況

これまで、文部科学省のGPでは「現代的教育ニーズ支援プログラム」で採択され、3,000 万 円超の支援を受けることになった。「共生社会創造を図る地域貢献活動と雇用創出」というテーマ で、地域で子育てに悩む若い母親、父親などに支援の手を差し伸べるとともに本学学生の保育実 践スキルを磨く実習の場ともなる計画で、2004(平成 16)年度からスタートし、地域の信頼を得 て好評である。

[点検・評価]

本学では、「学生募集状況」「就職状況」「GP等の教育研究」について、教授会で報告されて おり、結果および関連資料は議事録に記載・添付されている。それらから点検を行っていくと、

学生募集での伸び(高等学校・高校生からの信頼)や就職率の圧倒的な成果(企業からの信頼)、 国の支援・補助金を得て行う活動(地域のニーズ)によく応えていることが分かる。地域社会と の連携状況は保育実践センター、地域連携センター、心理臨床・福祉センターを初め公開講座の 実施、町民カレッジの開催等、大きな成果を上げている。文部科学省のGPでは「現代的教育ニ ーズ支援プログラム」で採択された。学生の国家試験・公的資格の取得状況についても、社会福 祉士、保育士、幼稚園教諭免許、高校教諭免許(福祉)、臨床心理士資格、認定心理士資格、宅地 建物取引主任者資格、各種検定試験の合格者数等、大きな成果を上げている。その他、他大学(東 洋大学経営学部・淑徳大学・名桜大学・北星学園大学・彩の国コンソーシアム)との単位互換協 定、行政との連携調印(東京都文京区、埼玉県大井町〈市町合併によりふじみ野市〉、埼玉県上福 岡市〈市町合併によりふじみ野市〉)など成果を上げている。これらの活動は地域社会からの評価 と考えてよい。他大学と比較して本学が特別に優れているということはできないかもしれないが、

本学の規模の他大学と比較するならば、よく健闘していると評価できる。

[今後の改善方策]

大学の社会的評価を検証するシステムを導入し、できれば毎年点数化して比較できる様な形が とれれば最適である。大学評価委員制度なども今後検討したい。アンケートによる手法、項目ご とに採点して加点する手法など今後大いに検討の余地がある。

(9)

・他大学にはない特色や「活力」の検証状況

[現状の把握]

本学は建学の精神にのっとって「自立と共生」とそのための「実学教育」をその特徴としてい る。したがって、学生への「教育力」に力を注いでいる。そのことから、他の大学にはない本学 の「特色や活力」が様々な場面に表れている。ことに国の政策としても「特色GP」「現代GP」

「国際GP」が支援されており、本学で目指す「特色ある教育」をGPに応募していきたいと考 えている。本学では、学長補佐を置き、大学全体として本学の「特色ある教育」を実現していく こととしている。現在行われている本学の教育の特色を下記に挙げてみると。

(1)将来の仕事を意識した実学教育、インターンシップ、プロジェクト型授業等

(2)専門職への就職状況、資格取得、実習を重視した教育

(3)各種センターでの研究教育体制

(4)地域社会との連携と社会貢献

(5)学生のリーダーシップの育成

[点検・評価]

「実学教育」では実習を中心とした授業やスキル教育、フィールドスタディズなどを実施して 成果を上げている。「就職状況」としては経営学部、外国語学部の就職率 90%以上、人間学部の 専門職就職 80%以上を挙げることができる。「各種センターでの研究教育体制」としては、国際 交流センター、語学教育研究センター、子ども英語教育センター、情報教育研究センター、コン テンツ多言語知財化センター、心理臨床・福祉センター、臨床心理相談センター、保育実践セン ター、地域連携センターの活動を挙げておきたい。「地域社会との連携と社会貢献」については、

社会貢献実習・学校インターンシップ、町民カレッジ、公開講座の実施を挙げることができる。

「学生のリーダーシップの育成」については、学生イベントの集大成である東海道 53 次ウォーク の実施、リーダーシップ育成研修の実施を挙げておく。これらの活動の推進は本学の誇るところ であり、大いに評価できる点である。

[今後の改善方策]

他大学にはない特色や「活力」を検証するシステムを導入し、できれば毎年点数化して比較で きるような形がとれれば最適である。アンケートによる手法、項目ごとに採点して加点する手法 など今後大いに検討の余地がある。特色ある教育については、文部科学省の選定するGPがあり、

これに採択されることが検証の一つとなる。

(大学に対する指摘事項及び勧告などに対する対応)

・ 文部科学省からの指摘事項および大学基準協会からの勧告などに対する対応

1.文部科学省からの指摘事項

[現状の把握]

文部科学省からの指摘事項は次のとおりである。

人間学部保育学科の定員超過について是正すること。〈2000(平成12)年「留意事項」〉

(10)

[点検・評価]と[今後の改善方策]

人間学部保育学科の定員超過については、入学定員の 1.3倍を超える年があり、留意事項とし て指摘された。これに対して、2001(平成13)年度移行は 1.2倍程度となり是正された。2005(平 成17)年度からは定員実数に極力近づけて、結果的に 1.1倍程度を限度とするように改革した。

人間学部については「年次計画履行状況報告書」を文部科学省へ提出して、学生定員の管理状況 について適格に把握し、常に注意している。

2.大学基準協会からの勧告・助言〈2001(平成13)年〉

[現状の把握]

大学基準協会から、加入判定評価の際に受けた勧告・助言は下記のものである。

1)「経営学部及び人間学部(ふじみ野キャンパス)において、講義室・演習室が狭あいである ので、改善に努められたい。(勧告)」

2)外国語学部英語コミュニケーション学科において、収容定員に対する在籍学生数比率が高い のは編入学定員に対する編入学生数が多いことに起因しているように見受けられるので、教育 上の見地から次年度以降注意されたい。

3)「人間学部人間学科保育心理専攻において、入学者に占める推薦入学者の比率が高いので、

その是正に努力されたい。(助言)」に対する対応

4)「経営学部、人間学部および外国語学部で教員の高齢化が見受けられかつ、教員の年齢構成 のバランスを若干欠いているので改善に努力されたい。(助言)

5)「本郷キャンパス図書館が大学院の最終授業前に閉館するので、開館時間を改善されたい。

(助言)」

6)「3学部及び大学院を擁する大学としては、蔵書数が少ないので充実に努力されたい。

(助言)」

1)「経営学部及び人間学部(ふじみ野キャンパス)において、講義室・演習室が狭あいである ので、改善に努められたい。(勧告)」に対する対応

[点検・評価]

勧告を受けた2001(平成13)年度当時、経営学部では「期間を付した入学定員(以下「臨時定 員」という」)が1年生から4年生まで全学年にあって、最大限の学生数の時期(臨定が1年生 45人、2年生60人、3年生 150人、4年生 150人)であった。経営学部臨時定員の合計の収容定 員は 405人であり、恒常的収容定員 1,075人から比較すると、臨時定員を含んだ学生数は 1,399 人という状況であった。そのため、経営学部、人間学部の本拠とするふじみ野キャンパスでは、

教室・演習室・実験実習室等の面積が、学生一人当たりに換算するとかなり少なくなっていたと いうことがいえる。2001(平成13)年度当時の経営学部、人間学部が所在する「ふじみ野キャン パスの校舎」は、経営学部、人間学部及び大学院(経営学研究科、人間学研究科)が本拠として いる校舎で、西館、東館の2領域となっている。校舎延べ面積はおよそ2万3千㎡。学生一人当 たりの面積は約8㎡。講義室・演習室・実験実習室等の教室面積は約8千9百㎡で、学生一人当 たりの面積にすると約3㎡強であった。全体では臨時定員の数を除外して、大学設置基準は満た しているものの狭あいであることは指摘のとおりである。

(11)

[今後の改善方策]

大学基準協会から勧告を受けて、学長は、まず施設・設備を管理する部署である法人業務部と の協議を行い、ふじみ野校舎の施設改造がどのように可能かについて検討した。また、本郷キャ ンパスをも含めた大学全体についての改造計画案を立案するように命じた。ついで、経営学部、

人間学部、外国語学部の教学組織に対して「将来構想委員会」を立ち上げるように指示し、

“大学の将来計画”“各学部の適正な学生定員”と“校舎の改造計画”を連動して検討すること を諮問した。これを受けて、各学部では、将来構想委員会を設置して2年をかけて慎重に検討を 行った。さらに教学組織側と理事会側から委員を出して協議を行う大学運営会議で、これらにつ いて大学全体として総合的に検討し、法人業務部の立案した校舎活用計画の企画書と合わせて、

大学全体の校舎活用・増改築プランとして確定し、理事会、評議委員会の決定・承認を得て、こ れらを実施する運びとなった。

2)「外国語学部英語コミュニケーション学科において、入学者に占める推薦入学者の比率が高 いので、その是正に努力されたい。(助言)」に対する対応

[点検・評価]

本学では、18歳人口の減少と日本経済の景気の低迷を受けて、学生募集の上では大変厳しい時 期となった。外国語学部は、1964(昭和39)年から短期大学での教育を行ってきた実績を基に立 ち上げて、設置認可を受け、2001(平成13)年度に第1期生を募集したため、首都圏を中心に高 等学校からの期待は大きく、応募者が殺到した。これも東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県とい った首都圏では各高等学校と強い信頼関係で結ばれており、これまで短大時代にも各学校が確実 に1名の学校長推薦を送ってくれているため、厳しい対応で無下に処置することはしがたい事情 であった。それでも応募者の3分の1程度は不合格とした。これらの事情から、結果的に推薦入 学者の割合が50%を超えている状況であり、今後は是正していくことを検討していかなければな らない。

[今後の改善方策]

指摘を受けた学科・専攻に限らず、大学全体としての学生募集の方針、入学試験の在り方等を 検討を行っていくこととして、3つのプロジェクト・委員会(学生募集戦略会議・全学統一入試 委員会・併設高校との協議会)を立ち上げて改革を進めることとした。

これらのプロジェクトで解決に向けて努力しているが、現在のところ、推薦入学者の割合は完 全に是正されているとはいえないが、徐々に改善されつつある状況である。一般の高等学校につ いても、強い信頼関係が成り立っており、毎年実績のある高等学校は高等学校内で選抜をして高 校の評定A段階の者1名を校長推薦として送ってくれるため、無視することもできず、困難な状 況もある。併設高校についても協議を継続中であり、今後も推薦入学者の割合を減らして適正に していく予定である。また2006(平成18)年度からは、1年次の入学定員を 140名から 180に変 更し、40名の定員増加をはかり、多くの推薦入学希望者に対応することとした。

3)「経営学部経営学科経営情報デザイン専攻、人間学部人間学科保育心理専攻において、入学 者に占める推薦入学者の比率が高いので、その是正に努力されたい。(助言)」に対する対応

(12)

[点検・評価]

本学では、18歳人口の減少と日本経済の景気の低迷を受けて、学生募集の上では大変厳しい時 期となった。人間学部人間学科保育心理専攻については、不況が逆に追い風となり、また本学 のこれまでの実績を中心として、資格取得を目指す学生が数多く応募してきた。これまで埼玉県、

東京都を中心に各高等学校が確実に1名の学校長推薦の生徒を送ってくれているため、強い信頼 関係が成り立っている。応募者の3分の1程度は不合格としているが、毎年実績のある高等学校 は高等学校内で選抜をして高校の判定がA段階の者1名を校長推薦として送ってくれるため、無 下な取り扱いはできない事情がある。これらの事情から、結果的に推薦入学者の割合が50%を超 えている状況であり、今後は是正していくことを検討していかなければならない。

[今後の改善方策]

この助言を受け、指摘を受けた学科・専攻に限らず、大学全体としての学生募集の方針、入学 試験の在り方等を検討を行っていくこととして、3つのプロジェクト・委員会(学生募集戦略会 議・全学統一入試委員会・併設高校との協議会)を立ち上げて改革を進めることとした。

これらのプロジェクトを組み、問題の解決に向けて努力しているが、現在のところ、推薦入学 者の割合は完全に是正されているとはいえないが、徐々に改善されつつある状況である。一般の 高等学校についても、強い信頼関係が成り立っており、毎年実績のある高等学校は高等学校内で 選抜をしてA段階の者1名を校長推薦として送ってくれるため、無視することもできず、困難な 状況もある。併設高校についても協議を継続中であり、今後も推薦入学者の割合を減らして適正 にしていく予定である。

4)「経営学部、人間学部および外国語学部で教員の高齢化が見受けられかつ、教員の年齢構成 のバランスを若干欠いているので改善に努力されたい。(助言)」に対する対応

[点検・評価]

本学では、専任教員の定年を就業規則で定めており、2001(平成13)年 3月31日の時点では、

専任教員は満73歳になった年の年度末に定年を迎えることとしていた。専任教員の年齢構成につ いては、40代、50代の合計が、51.2%と約半数を占めており、いわゆる熟達した、働き盛りの年 齢の教員が中心となっており、学内では教育・研究が活発に行われ、当面は適切な運営のできる年 齢構成、教員組織となっていた。しかし、60歳以上の教員が38.3%を占めているのに対して、40 歳未満の教員が10.5%にとどまっているという点では、指摘を受けたとおり高齢化が懸念される。

今後は、積極的に若手の登用を図っていく必要性を感じていたところである。

[今後の改善方策]

2001(平成13)年 4月 1日に「就業規則」の改訂を行い、専任教員の定年年齢を満68歳の年の 年度末とした。ただし、既に在職している教員については、付則に経過措置規定を設けて、2000

(平成12)年 3月31日現在の在職者については、2000(平成12)年 4月 1日現在の満年齢を基準 として経過の措置(定年を73歳から~70歳まで年度ごとに順次繰り下げる)を講じた。また、当 時70歳を超えていた専任教員は,随時、経過措置の定年年齢を迎えて退職し、40歳未満の若手教 員が20名(10%)、40歳~50歳代の中堅教員が54名(54%)、60歳以上のベテラン教員が26名(26%)

(13)

となり、学内の教員組織の年齢構成のバランスがとれてきたといえる。教員の平均年齢は51.4歳 であり、働き盛りの教員が運営する大学といえる。今後は、経過措置等の事情を除いては、定年 年齢が68歳であるため、高齢の教員は減少し、平均年齢もさらに下がってくると思われる。

5)「本郷キャンパス図書館が大学院の最終授業前に閉館するので、開館時間を改善されたい。

(助言)」に対する対応

[点検・評価]

助言を受けた2001(平成13)年度においては、図書館を担当する職員は、専任職員3名(うち 司書2名)、臨時職員2名(うち司書1名)の合計5名であり、勤務時間をスライドさせて20時 まで延長開館して学生へのサービス提供を行っていた。従来〈2000(平成12)年度まで〉は、18 時までであった開館時間を2時間延長したことで、大学院学生らのための閲覧、学習および研究・

調査等の時間に供し、それなりの評価は得ていた。しかし、社会人学生にとっては夜の時間帯は 貴重でありなお工夫の余地があったといえる。土曜日の午後の開館や、年間を通した開館日数に 関して(夏季休暇中や年度末の閉館期間)も要望に応えていく必要性を感じていた。職員数を考 えると対応には限界があり、職員組合との調整も必要であるため困難な場面があったことも事実 である。座席数、貸出冊数、レファレンスサービス等の点では特に学生からの不満は生じていな かったと考えている。図書館利用法、文献調査法等の指導、積極的な利用案内を計画し、図書館 員の知識・技能の向上に加えて、語学力、国際性、情報機器の操作能力、利用者とのコミュニケ ーション能力や図書館運営に関する知識・能力の向上も随時研修を行い、図っているところであ

[今後の改善方策]

大学院人間学研究科は、埼玉県ふじみ野キャンパスを本拠とする大学院研究科であり、本来は ふじみ野キャンパスで授業を展開している。ふじみ野キャンパスでは当然のこと、大学院の授業 が終了するまで図書館を開館している。経営学研究科は、2004(平成16)年度から本郷キャンパ スに移転している。人間学研究科は臨床心理に関する実習を本郷キャンパス内にあるカウンセリ ングルームで行っている。「本郷キャンパス図書館が大学院の最終授業前に閉館するので、開館 時間を改善されたい」という助言を受けたので、早速、図書館長が主宰する図書館運営委員会を 開催し、大学院の授業が終了する時間帯をも意識したサービス体制の確立に向けた検討を行い、

この機会に全面的に図書館の在り方を見直した。開館時間、開館期間、蔵書の数・種類、ふじみ 野キャンパス図書館との連携強化、他機関の相互協力、情報ネットワークの活用等、総合的検討 に入り、段階的に改善を図った。

6)図書等の資料及び図書館について「3学部及び大学院を擁する大学としては、蔵書数が少な いので充実に努力されたい。(助言)」に対する対応

[点検・評価]

助言を受けた2001(平成13)年度は、大学院経営学研究科、人間学研究科、学部は、経営学部、

人間学部、外国語学部および短期大学英語英文学科である。大学3学部、大学院2研究科の中規 模大学と位置付けられると考えている。2001(平成13)年度時点での「蔵書数が少ない」との指 摘は的確なご指摘と受け止めている。2005(平成17)年度末での本学の図書冊数は、本郷図書館、

(14)

ふじみ野図書館で、合計では図書 22万冊であった。

[今後の改善方策]

「3学部及び大学院を擁する大学としては、蔵書数が少ないので充実に努力されたい」との助 言を受けたので、早速、図書館長が主宰する図書館運営委員会を開催し、蔵書の購入計画につい て対応を協議した。その結果、経営学部の本郷移転計画、経営学研究科の本郷移転計画、外国語 学研究科の設置計画および各学部・研究科で審議している種々の将来計画をよく受け止めて、総 合的な図書館体制の確立を長期的に計画していくことになった。この機会に全面的に図書館の在 り方を見直した。開館時間、開館期間といったシステムの問題から、蔵書の数・種類、ふじみ野 キャンパス図書館との連携強化、他機関の相互協力、情報ネットワークの活用等のソフトの問題、

建築関係といったハードの問題も含めて総合的検討に入り、段階的に改善を図っていくこととな った。

(15)

2 経営学部における自己点検・評価

[経営学部の到達目標]

(1) 経営学部では、大学設置基準および本学学則に基づき、大学の学部としての教育研究 水準の向上を図り、学部の目的と社会的使命を達成するため、教育研究活動等の状況 について自ら点検・評価を行い、併せて結果の公表に努め経営学部の積極的なPRも 図ることを目標とする。

(2) 自己点検の結果は報告書としてまとめ、国の認証機関である財団法人大学基準協会の 第三者評価を得るため提出する。

(3) 監督官庁を初め、関係大学等に送付して公表に努める。定期的に「自己点検・評価」

を行い『自己点検・評価報告書』(学内教職員に配布)を発行し、また「第三者評価」

を受けて『第三者評価報告書』(学内教職員に閲覧)を作成していく。

(4) 「学生による授業評価」「学生の満足度調査」「ご父母の満足度調査」「卒業生満足度調 査」も行く。

(自己点検・評価)

・自己点検・評価を恒常的に行うための制度システムの内容とその活動上の有効性

[現状の把握]

本学では、学則第2条に「教育研究水準の向上を図り、第1条に定める大学の目的および社会 的使命を達成するため、教育研究活動等の状況について自ら点検および評価を行う」と規定して、

自己点検・評価を義務付けている。また、「自己点検・評価規程」を設けており、実施組織、委員 会の任務、運営委員会の任務を規定し、さらに点検・評価項目を別表で定めている。学部には、

自己点検委員会を常設委員会として置いており、学部長が委員長となり、各種委員会の長、事務 管理職は自己点検・評価委員となっている。ここでの点検項目は、全学に関する事項、研究科・

学部に関する事項、図書館事項、研究所・研究施設に関する事項、学生・就職事項、教務事項、

事務局事項等、具体的内容は、大学理念、建学の精神、教育目標、大学運営、大学組織、各委員 会活動、各部署活動等の点検と評価を網羅している。定期的に大掛かりな点検・評価を行い、報 告書にまとめ冊子として外部にも公表している。

経営学部の「自己点検・評価」は、これまで2回実施されており、全教職員がそれぞれ分担し て、データの分析、実績の検証、記録の点検等を行い、定められた各項目で点検・評価を1年が かりで行っている。1995(平成7)年度、2001(平成 13)年度に、それぞれ報告書が冊子として 印刷され公表されている。これらの結果から新たなプランが創造され実施されていることから、

「自己点検・評価を恒常的に行うための制度・システムの内容とその活動上の有効性」は確実に 機能していると考えられる。経営学部では、これらの自己点検・評価の結果を生かして、将来の 改善策を検討している。

[点検・評価]

これまでの自己点検・評価はこれまで2回実施されており、1995(平成7)年度、2001(平成 13)年度に、それぞれ報告書が出版印刷されている。報告書を点検すると、そこで掲載されてい る指摘事項、改善事項が翌年度から確実に健闘されできるものから実行されている。組織の見直

(16)

し、教育課程の見直し、研究支援に関する見直し、特色ある教育の推進、地域連携活動の推進、

共学体制に関する提言等、自己点検・評価の結果が、翌年から各学部で協議され、新たなプラン として構想されている。これらの結果から、点検・評価の結果から、新たなプランが創造され、

実施されていることがわかる。「自己点検・評価を恒常的に行うための制度・システムの内容とそ の活動上の有効性」は確実に機能していると考えられる。

[今後の改善方策]

自己点検を着実に実施していくためには、「定期的」に行うことを規則で定めておくことが必要 であると考えられる。大学設置から 14 年間で2回の自己点検・評価を行い、また外部評価・第三 者評価を受けていることから、真摯に取り組んでいることは評価できるが、ともすれば「自己点 検・評価」を翌年送りにすることが懸念される。規則的に行うためには、実施年度をあらかじめ 定めておき実施を「義務」とすることが望ましい。

・自己点検・評価プロセスに、学生・卒業生や雇用主などを含む学外者の意見を反 映させる仕組みの導入状況

[現状の把握]

本学では、学則第2条に規定して、自己点検・評価を義務付けている。また、自己点検・評価 規程を設けて、実施組織、実施時期、点検項目を定めている。学部には、自己点検委員会を常設 委員会として置いており、学部長が委員長となり、各種委員会の長、事務管理職は自己点検・評 価委員となっている。ここでの点検・評価は、ともすれば自画自賛になることも懸念されるため、

第三者の目を通して評価してもらうシステムを 2001(平成 13)年から導入した。その一つは、学 生による「学生生活調査」である。これは、1年生から4年生までの在学生全員を対象としてア ンケートを行い、学生生活での満足度を調査するものである。教育、研究、図書、施設、食堂、

スクールバスなど学生生活の全般にわたり意見を聞き、今後の参考にしていくものである。二つ 目は、学生による「授業評価」である。これは1年生から4年生までの在学生全員を対象として、

アンケートをとり、全授業科目について、授業の進め方、教育方法、理解の度合い等について学 生の評価を得ている。三つ目は、「卒業生調査」である。本学の卒業生本人と、ご父母にアンケー トをとり、経営学部の満足度を調査するもので、毎年卒業式の日に行っている。学生生活、教育、

資格、教員の指導、事務職員の対応、就職等の多岐にわたって質問し回答を得ている。また、2001

(平成 13)年に財団法人大学基準協会の維持会員(正会員)となり、「第三者評価」を受けてい る。第1回目の評価は 2001(平成 13)年に受け、第2回目の審査(相互評価)を 2006(平成 18)

年度に受ける予定である。

[点検・評価]

学生生活アンケートは、大学の全学生に対して実施しており、無記名で行い、50 項目程度の問 いにそれぞれ満足度を答えていくものである。学生委員会・学生支援グループが担当している。

結果はクロス集計し、教授会で発表されている。学生による授業評価については、毎年6月に1 年生から4年生までの全授業科目(専任教員、非常勤教員のすべての科目・ただしゼミナールは 除く)について実施しており、無記名で行い、10 項目程度の問いにそれぞれ回答していくもので

(17)

ある。学部長・教務グループが担当している。クロス集計して学部長が全体を掌握する。担当教 員本人には担当授業科目の結果について渡している。また、2005(平成 17)年度から結果報告書 を図書館に配架して学生にも自由に閲覧できるようにしている。卒業生調査は、当該年度の卒業 生とご父母に対して行い、無記名で 20 項目程度質問に解答してもらい本学での満足度を掌握する ものである。学長・教務グループが管轄し、掌握している。第三者評価は、国の認証機関である、

大学基準協会のアクションプランに基づいて行っている。経営学部では、これらの自己点検・評 価の結果を生かして、将来の改善策を検討している。自己点検・評価プロセスに、学生、卒業生 などを含む学外者の意見を反映させる仕組みの導入状況については確実に行われており評価でき る。

[今後の改善方策]

学生生活調査、卒業生調査については、教授会で報告されており、公表されているが、学生に よる授業評価についてはこれまで公表されていなかったため、本年度より図書館に配架して公表 した。指摘事項、改善点等について、翌年から生かしていくためには、個人情報を保護していく ことと矛盾しない範囲で公表していくことが求められるので、2005(平成 17)年度実施分から実 行する。

(自己点検・評価と改善・改革システムの連結)

・自己点検・評価の結果を基礎に、将来の発展に向けた改善・改革を行うための制 度システムの内容とその活動上の有効性

[現状の把握]

自己点検・評価で得られた結果については、自己点検委員長から学長に提出され、学長は理事 長および理事会に回付する。学長としての所見も加えて最終の「報告書」となり冊子に印刷され 公表される。また、同時に学内の将来構想委員会にも回付される。将来構想委員会では、指摘を 受けた事項や改善を要する事項について早速協議を行う。改善策の検討、新規計画の立案、将来 構想について審議を行っていく。経営学部が設置された 1991(平成3)年以降、2回の自己点検 が行われたが、その結果として次の事項が指摘され、改善策が求められた。

(1)大学院の設置、学部・学科の枠を超えた組織の改編

(2)教育課程の改編、教職免許の課程設置、専攻・コース制の導入

(3)入試制度改革、学生募集戦略構想の見直し

(4)学生リーダーの育成

(5)共同研究の推進

(6)特色ある教育の推進

(7)現代的教育ニーズへの対応

(8)地域連携活動の推進

(9)学内施設・設備の充実

(11)学生ラウンジ(食堂)の充実

(12)経営学部の本郷移転

(13)男女共学教育の実現

(18)

(14)留学制度の充実 等である。

将来構想委員会でたびかさなる協議を行い、そのほとんどが起案・計画され、教授会、大学評 議会、理事会の承認を経て実現されている。

[点検・評価]

自己点検・評価の結果を基礎に、将来の発展に向けた改善・改革を行うための制度・システム の内容とその活動上の有効性について点検した。現状の説明で触れたように、改善点の指摘につ いて、将来構想委員会ですぐに対応を行い、それぞれ2~3年の準備期間を経て実現されている。

上記には掲げていないが、学生の資格検定支援制度の充実、教員の海外研修制度の設定、国内留 学制度の設定、大学間協定(単位互換制度)の充実等、多くの成果がみられる。

[今後の改善方策]

自己点検・評価の結果を、将来の発展に向けた改善・改革を行うための制度に結び付けていく ためには、将来構想委員会での審議の他に、理事会の理解を得て予算を計上していくことが必要 である。改善点については予算上の措置をとることが望まれる。

(自己点検・評価に対する学外者による検証)

・自己点検・評価結果の客観性・妥当性を確保するための措置の適切性

[現状の把握]

経営学部の自己点検・評価の客観性・妥当性を確保するための措置として、前述のように、(1)

報告書を冊子として印刷し学内外に公表している。また(2)学生、卒業生、ご父母にアンケー トを実施して外部の意見を反映している。さらに(3)第三者評価を受けるため、財団法人大学 基準協会の維持会員(正会員)となり相互評価を受審している。

公表することで大学としての責任を示し、学生・卒業性・父母の評価を加えることで客観性を 確保し、第三者評価を受けることで妥当性を確保しているといえる。経営学部が行っている3つ の措置については、適切であると考えている。

[点検・評価]

現状で説明したとおり、自己点検・評価の報告書を作成し、公表し、学生等の評価も得て、基 準協会の第三者の評価(相互評価)も得ている。また、将来構想委員会で、改善点の審議を行い、

新たな構想を企画・立案し実行している。これらの点について多いに評価できる。

[今後の改善方策]

経営学部の自己点検・評価の客観性・妥当性を確保するための措置の適切性を担保するために は、経営学部で行っているシステムにより構想した新たな展開について、社会的に評価を受ける ことであると思われる。国が、地方自治体、社会、地域が、評価することによって経営学部の取 り組みの正しさが認められることになる。今後の展開としては、まず、自己点検・評価について 学生へのフィードバックを行い、続いて、改善を行った新たな構想を「特色ある教育支援プログ ラム」「現代的教育ニーズ支援プログラム」等に応募して、採択されることによってその客観性、

(19)

妥当性があり正しいものとして検証されることになる。

(20)

・外部評価を行う際の、外部評価者の選任手続きの適切性

[現状の把握]

経営学部の自己点検・評価では、客観性・妥当性を確保するための措置として、(1)報告書を 学内外に公表 (2)学生、卒業生、ご父母にアンケートを実施 (3)財団法人大学基準協会 の第三者評価を受審している。自己点検・評価に加え、学内の第三者の評価、学外の第三者の評 価を得ているのでまず客観的な結果を得ることができているが、しかし、大学界や教育界だけで なく、さらに一般社会からの評価も必要であると考えて、外部者による点検・評価会議を行った 経験がある。

外部評価委員には、大学へ卒業者を進学させる高等学校の校長2名、大学から卒業者を受け入 れて社員として採用する企業の社長2名、そして大学界の学識経験者1名の合計5名を選出した。

委員は、委員長に小山宙丸氏(前早稲田大学総長、白鴎大学長)、吉田晋氏(富士見丘学園高等学 校長)、城所富男氏(埼玉県立川口東高等学校長)、廣田隆一郎氏(㈱アイテック社長、北京科学 技術大学理事長)、岡田充生氏(明生教育グループ理事長、モスクワ大学名誉博士)を委嘱した。

本学側からは、島田燁子学園長(理事長、学長、教授)、経営学部長・鵜川武久教授〈2000(平成 12)年当時、以下同じ〉、人間学部長・井上勤教授、経営学部教務委員長・森宮勝子教授、人間学 部教務委員長・大見川正治教授、池田弘事務局長、小野恵市総務部長・学務部長、鏑木義之学生 就職部長、学園・学校法人から、石山幸市理事、島田昌和理事、小野寺正宏理事が出席した。

[点検・評価]

当時の議事録をもとに点検を行った。委員の選任は、大学への輩出先の高等学校の校長2名 で、内訳は私立高校1校と公立高校1校であり適任であるといえる。大学からの輩出先である企 業から2名の委員で、内訳は比較的小規模な企業となったが、教育関係の企業であり学校経営と いう観点からは諸事情を理解しており適当であったと考えられる。また、学識経験者として早稲 田大学の総長も経験された小山氏を選任し、大学としての在り方、本学の姿勢等について、多く の事例から客観的に指摘いただけると考え委嘱した。妥当な人選であったと思われる。より多く の委員を委嘱する方法もあったが、1日で審査するという形式で行ったため、各委員の意見、ご 指摘をよく時間を掛けて伺うため、委員を5名に絞った次第である。

[今後の改善方策]

2000(平成 12)年に外部委員による点検・評価を行ってから4年が経過しているので、また時 期を見て「外部評価」を行っていくことが望ましい。よって、大学基準協会による第三者評価が 適切であると考える。

・外部評価者による外部評価の適切性

[現状の把握]

本学で行った外部者による評価会議の実施は次のように行われた。〈役職等については全て 2000(平成 12)年度のもの〉

(21)

[外部評価会議の手順]

(1)出席者紹介 評価委員ならびに本学側説明者の紹介。

(2)学園長よりご挨拶ならびに学園としての将来ビジョン 島田燁子学園長より。

学園全体の現況、規模、教育の方針等について説明し、将来計画としての学部の新設(外 国語学部)、専攻の変更・増設(経営学部・人間学部)、大学院の充実等

(3)スライドを使用して、各学部・学科の様子を紹介 小野学務部長より。

スライドを使用して、ふじみ野キャンパス(経営学部・人間学部と大学院)および本郷キ ャンパス(短大英語英文学科と生涯学習センター)授業の様子、学生生活の様子、施設の様 子を画面を示しながら説明した。

(4)各学部・学科から教育方針・実績などの説明

①経営学部 鵜川武久学部長より「経営学部の教育内容全般」「企業実習」「ゼミナール・卒業 論文」「情報処理教育」「国際交流」「学生生活」「学生募集・入試」「就職指導・就職実績」「教 員の研究状況」等について。

②人間学部 井上勤人間学部長より「人間学部の教育内容全般」「教育・保育・施設実習」「演 習・実験」「資格取得」「情報処理教育」「学生生活」「学生募集・入試」「就職指導・就職実 績」「教員の研究状況」等について。

(5)委員より感想と質疑・応答および講評

[点検・評価]

外部評価委員には、評価を客観的に数字で把握できるようにするため、表に点数で記入いただ いた。総論としての「理念」などの項目から具体的な「就職」「入試」の評価まで、点数化して記 入してもらうことで、適切な評価を受けようとしたものである。評価基準は、「特に優れている」、

「よく教育している」、「まずできている」「あまりよくない」、「特に悪い」の5段階評価で、点検 項目は次のようになっている。

01 学園の理念(よく浸透できているか) 09 就職指導・就職実績 02 教育方針(教育理念が浸透できているか) 10 人間学部の教育内容 03 将来計画(計画に向けて努力しているか) 11 教育・保育・施設実習 04 経営学部の教育内容 12 演習・実験 05 企業実習 13 資格取得 06 ゼミナール・卒業論文 14 学生募集・入試 07 情報処理教育 15 就職指導・就職実績 08 学生募集・入試

ここで評価されたことを経営学部の特色としてさらに力を入れていくこととし、評価が低かっ た事項には改善策を立てて対応していくこととしたため、学内の活力、緊張、今後の目標など、

様々な点で意義のあるものとなった。

[今後の改善方策]

2000(平成 12)年に外部委員による点検・評価を行ってから5年が経過しているので、また時期 を見て「外部評価」を行っていくことが望ましい。5年に1度くらいの評価は学内の緊張間もあり 適当であると考えられる。しかし、外部委員は、あくまでも本学が委嘱して委員に就任いただくの で、評価の適性が確保できるように項目の設定や評価表の設定等、今後さらに工夫が必要である。

参照

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