授業の 概要
到達 目標
回 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回
Ⅳ.授 業 科 目 の 概 要
二回目のレポート
授業への取り組みと毎回の授業評価。(30%) レポート(1000字くらい)2本(70%)。レポートの評価基準は、毎 年配布している「作文心得」に基づく。すなわち、書式を守る、題名のつけ方、主題の明示、句読点の位置、段落意識の有無 などである。
『河内王朝の山海の政―枯野琴と国栖奏―』(白土社、畠山篤)
まとめ
これが記紀という史書に載ると、皇位継承問題を主題にすることを 知る①。
これが記紀という史書に載ると、皇位継承問題を主題にすることを 知る②。
枯野伝承と国栖伝承には、祭祀・服属と統治・記紀の論理の三つの レベルがあることを知る。
記紀における国栖伝承の本文を正確に読めるようにする。
国栖奏の原形が、吉野の森の新生を図る神歌であることを学ぶ。
山人が河内王朝に服属したレベルの国栖伝承を正しく解釈できる。
枯野琴を管理する淡路の海人が河内王朝に服属したレベルを学ぶ。
河内王朝の天皇が海人を統治しているレベルを知る。 一回目のレポート 枯野琴と歌が河内王朝の首都圏の統治に用いられたレベルを学ぶ。
日本書紀から枯野船が伊豆国軽野産であることを学ぶ。
巨木伝承をすべて挙げ、説話上の展開の相を辿る。
枯野の歌が、枯野琴(呪具)を用いた渡海安全の神歌であることを 学ぶ。
授業内容(授業時間外の学修を含む) 備考 ガイダンス。本講義の概要を知る。
山人と海人の伝承の生成
記紀の伝承を正確におさえる。
枯野伝承の構造
皇位継承②
祭祀・服属と統治・記紀の論理
河内王朝の海人と山人が、ほぼ同じあり方をしていることを確認す る。
評価 方法 及び 評価 基準 教材 教科書 参考書
枯野琴の歌の呪祷性 淡路の海人の服属伝承 琴による天皇の統治 首都圏の治世謳歌 国栖伝承の構造 国栖奏の原形 伊豆国軽野産の官船 枯野伝承の展開
国栖の服属と山人の統治 皇位継承①
担当者名
科目名
日本文学特論Ⅰ(古代文学)
単位数時 間 2単位主 題
『古事記』と『日本書紀』の枯野琴と国栖奏の条を精読し、そこに山人と海人の生業、王権への服属、物語化を読み取る。
古代文学の二つの伝承を精読し、その生成の特質を知る。
授 業 計 画
畠山 篤
授業形態対象
学年 1年 開講学期 前期
講義
授業の 概要
到達 目標
回 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回
『宇治拾遺物語』における応天門の変を考える
『伴大納言絵巻』における応天門の変を考える
前期
講義
日本人の自国意識と対中国意識を学び、遣唐使について調べる 未来を示す夢について学び、古典の夢について調べる
①毎回の授業で書くコメントペーパー20%、②試験50%、③レポート30%を目安とし、総合的に判断する。6回以上の欠席は 単位認定しない。
教科書は指定せず、授業中に資料を配付して進めます。参考書は随時指示します。
特になし。
『熊野十界曼荼羅』を読み、死後の世界について考える
『撰集抄』や『長谷雄草紙』を読み、鬼について学ぶ
記録と文学の関係を考える
神仏と夢の関係を学び、神仏について調べる
『百鬼夜行絵巻』を読み、鬼について調べる 夢の役割を学び、現代との関係を考える
『吉備真備入唐絵巻』を学び、古代の学者について調べる
『吉備真備入唐絵巻』の謎を解き、絵巻について調べる 日本人の地獄観を学び、地獄観について調べる 担当者名
中世の古典文学作品から、特に絵巻物を用いながら、当時の人々がどのような考え方をして生きていたのかを探ります。現代 と共通する点もあり、また違う点もあります。古典文学作品の中から、中世の人々の考え方のわかるモチーフやテーマを取り 上げ、深めます。特に、夢・吉備真備・人造人間・応天門の変などについて考えます。
日本中世文学の読み方や考え方を身につけます。また中世世界の基礎的な知識を身につけます。そして中世文学を通じて、日 本の文化・思想・歴史を幅広く学び、理解を深めます。
授 業 計 画
『宇治拾遺物語』夢をかう人を学び、図書館で夢を調べる
授業内容(授業時間外の学修を含む) 備考 中世文学を学ぶ意義を知る
ガイダンス
夢―その1・夢の役割―
科目名
授業 形態
主 題
絵巻と日本文学
渡辺 麻里子
1年 開講学期 対象
日本文学特論Ⅱ(中世文学)
単位数時 間 2単位 学年夢―その2・夢のうりかい―
夢―その3・神仏との交信―
夢―その4・死者との交信―
人造人間の話 吉備真備と夢
スーパースター吉備真備
地獄と鬼 物の怪と百鬼夜行 死後の世界
応天門の変―記録編―
評価 方法 及び 評価 基準 教材 教科書 参考書
留意点
応天門の変―物語編―
応天門の変―絵巻編―
授業の 概要
到達 目標
回 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回
教科書として、岩波文庫『東海道四谷怪談』を用いる。
参考書、参考文献等は、授業時に随時紹介する。
国語辞典、古語辞典、漢和辞典、漢語辞典等の工具書を使いこなすこと。
深川三角屋敷の場 小塩田隠れ家の場 夢の場
蛇山庵室の場
最終レポート提出 の通知
裏田甫の場 雑司ヶ谷四谷町の場 十万坪隠亡堀の場
赤穂事件とその影響、及び忠臣蔵の発生 四谷怪談のあらすじ、登場人物とその関係
浅草境内の場(以下、テキストの該当の場を読解する。) 中間レポート 課題提示 江戸歌舞伎の発生―作者と作品
鶴屋南北の四谷怪談創作
四谷怪談に取り入れられた忠臣蔵について 科目名
主 題 担当者名
上方文学と江戸文学の流れについて プリント配布
(以下毎回配布)
テーマ:江戸文化と文学と言語表現
江戸文化爛熟の化政期に生まれた作品を読解・鑑賞しつつ、作品とそれを産み出す社会的背景を考察する。
その具体的作品として、化政期の口語を反映する歌舞伎脚本『東海道四谷怪談』をとりあげ、その受容と影響の大きさを考 える。
備考
留意点 まとめ 評価 方法 及び 評価 基準 教材 教科書 参考書
授業の総括 3分の2以上の出席を条件として、
(1)中間レポート…必要な調査、データの収集を適切に行っているか、それらを用いての説明、主張が説得的であるかどう かを総合的に評価する(40%)。
(2)最終レポート…各自が設定したテーマに即して、必要な先行文献調査を行なっているか、データの収集、処理は適切 か、それらを踏まえての説明記述が論理的かどうかを総合的に評価する(60%)。
四谷怪談読解(5)
四谷怪談読解(6)
四谷怪談読解(7)
四谷怪談と忠臣蔵 忠臣蔵と近世文学 四谷怪談―梗概、人物 四谷怪談読解(1)
はじめに―近世文学概説
藁科 勝之
上方と江戸 歌舞伎について 鶴屋南北
『東海道四谷怪談』
四谷怪談読解(2)
前期 2単位 対象学年 1年
日本文学特論Ⅲ(近世文学)
単位数時 間 開講学期四谷怪談読解(3)
四谷怪談読解(4)
授業 形態
講義の進め方
近世とは―政治史と文学史
講義
1.近世文学の流れとジャンルの概要を理解する。
2.武士階級、庶民の生活、生き方と心情を把握する。
3.『東海道四谷怪談』のはらむ現代的課題が理解できる。
授 業 計 画
授業内容(授業時間外の学修を含む)
授業の 概要
到達 目標
回 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回
五回以上欠席の場合、単位取得不可。
評価 方法 及び 評価 基準
教科書
留意点
『個人的な体験』をめぐる表現法 文芸評論家としての大江健三郎をめぐって
授業への取り組み30% レポート70%(大江文学の表現法、及び作品に対する理解度)
『飼育』、『個人的な体験』新潮文庫、その他、プリント配布
『個人的な体験』
『個人的な体験』をめぐる表現法
『個人的な体験』をめぐる表現法
『個人的な体験』をめぐる表現法
『個人的な体験』をめぐる表現法
『個人的な体験』をめぐる表現法
『個人的な体験』をめぐる表現法 色彩感、表現形式の特色について 色彩感、表現形式の特色について
『個人的な体験』をめぐる表現法 色彩感、表現形式の特色について 色彩感、表現形式の特色について 色彩感、表現形式の特色について 担当者名
主 題
授業 形態
戦後文学者と「戦争文学」について 大江文学と戦後文学
授 業 計 画
大江健三郎初期の作品を中心に、〈谷間〉と大江文学の関係について講義する。10歳の時に日本の敗戦を経験した大江健三 郎は、初期の作品に於いて戦前の「絶対天皇制」という価値観の崩壊を、「内面の崩壊」として捉え、みずみずしい感性で戦 時下の少年時代の体験を作品に描いた。大江文学の原点は〈谷間〉にあると言っても過言ではない。〈谷間〉は、いわば大江 自身の少年時代を過ごした舞台でもある。そこに彼自身の経験した戦争時代のことが書かれており、または小説にフィクショ ンの世界として語られている。大江文学の想像力は〈谷間〉と切っても切れない関係にある。
〈谷間〉や〈森〉の世界は、大江にとって想像力と記憶の原型である。その豊かな〈谷間〉や〈森〉の世界から大江文学に民 話的要素や伝説的な性格をもたらしてくれた。そして、大江文学に詩的言語の構成によって生き生きとした民話的要素や伝説 の世界が現れている。深い森に囲まれた谷間に育った大江健三郎の幼年期体験を踏まえ、大江文学の魅力を理解する。
顧 偉良
授業内容(授業時間外の学修を含む) 備考
まとめ
『個人的な体験』
『個人的な体験』
『個人的な体験』
『個人的な体験』
『個人的な体験』
『個人的な体験』
『飼育』
『個人的な体験』
『飼育』
『飼育』
『飼育』
『飼育』
科目名
日本文学特論Ⅳ(近・現代文学)
単位数時 間 2単位 対象学年 1年 開講学期 前期講義
授業の 概要
到達 目標
回 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回
第15回 遊仙窟の日本語学上の価値について
3分の2以上の出席を条件として、
(1)中間レポート…必要な調査、データの収集を適切に行っているか、それらを用いての説明、主張が説得的であるかどう かを総合的に評価する(40%)。
(2)最終レポート…各自が設定したテーマに即して、必要な先行文献調査を行なっているか、データの収集、処理は適切 か、それらを踏まえての説明記述が論理的かどうかを総合的に評価する(60%)。
テキストとして用いる慶安刊本は印刷・配付する。
参考書として、岩波文庫『遊仙窟』を持っておくと便利である。
参考文献等は、授業時に随時紹介する。
国語辞典、古語辞典、漢和辞典、漢語辞典等の工具書を使いこなすこと。
訓読語彙の上代語的要素について 訓読語彙の中古語的要素について
訓読語彙の中世語的要素について 最終レポート提出
の通知 その訓読を、無注本と比較する
訓読のあり方を、有注本の注文と比較する
漢文訓読特有語と和文語との相違 関係資料プリント
万葉集の表現と遊仙窟とのの類似について、分析考察する
新撰字鏡、倭名類聚鈔、類聚名義抄等の訓との比較 古辞書プリント 有注本系統の慶安刊本によって、訓読の様相を分析する 中間レポート
課題提示 漢文訓読とは何か、またその資料について
無注本と有注本の2系統について 諸本リスト提示
上代文学、中古文学作品に与えた影響について考察する
授業内容(授業時間外の学修を含む) 備考 講義の内容説明
『遊仙窟』概要
我が国への伝来と、その訓読にまつわる伝説について 遊仙窟テキスト 配付
テーマ:『遊仙窟』の訓読
奈良時代に伝来した唐代の伝奇小説『遊仙窟』が、どのように受容・摂取され、日本の文学・語学にいかなる影響を与えた か、具体的資料に基づいて考察する。
また、古来難解とされた遊仙窟の文章、語彙が、当時の日本人にどのように理解され、訓読に反映されたか、それらを検討 することによって、当時の人々がどのように解読しようとしたか、その訓詁のありかたを考察する。
1.訓点資料の日本語学上の価値について理解する。
2.訓読語と和文語の存在とその相違について説明できる。
3.『遊仙窟』の日本古典文学に与えた影響について理解する。
4.『遊仙窟』の日本語語学上の価値について説明できること。
授 業 計 画 担当者名
科目名
留意点
日本文学に与えた影響 万葉集と遊仙窟
遊仙窟読解(3)
漢文訓読語と和文語 傍訓語彙の考証(1)
傍訓語彙の考証(2)
傍訓語彙の考証(3)
まとめ
訓点資料について 遊仙窟の諸本
遊仙窟の古訓と古辞書 遊仙窟読解(1)
遊仙窟読解(2)
評価 方法 及び 評価 基準 教材 教科書 参考書
はじめに
藁科 勝之
授業形態開講 学期
主 題
遊仙窟の伝来
対象 1年
日本語学特論(日本語学)
単位数時 間 2単位 学年 前期講義
授業の 概要
到達 目標
回 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回
品詞ごとにまとめる 最終レポート提出
の通知 近代語文法の総括
3分の2以上の出席を条件として、
(1)中間レポート…必要な調査、データの収集を適切に行っているか、それらを用いての説明、主張が説得的であるかどう かを総合的に評価する(40%)。
(2)最終レポート…各自が設定したテーマに即して、必要な先行文献調査を行なっているか、データの収集、処理は適切 か、それらを踏まえての説明記述が論理的かどうかを総合的に評価する(60%)。
影印版は印刷・配付する。
参考書、参考文献等は、授業時に随時紹介する。
醒睡笑における近代語
助動詞の変化 各自の翻刻の検証 助詞の変化と交替
用言の活用(1)形容詞、形容動詞 中間レポート
課題提示 各自の翻刻の検証
体言の変化
醒睡笑の仮名字体、表記法
各自が翻刻を試みる (以下の回ごとに、それぞれ翻刻を行な う。)
用言の活用(1)動詞 各自の翻刻の検証
日本語史における近代語について 古代から近代への変化
仮名草子、笑話 安楽庵策伝について
醒睡笑テキスト 配付
テーマ:古代語から近代語への文法・語法の変化
中世から近世の話しことばを中心に、文法、語法等の事象について、具体的資料に基づいて考察する。
その資料として『醒睡笑』を読むが、これには会話も多く、この時期の話しことばが反映され、言語資料として価値が高いも のである。また内容的には笑話が主で、落語の祖の一つでもあり親しめるものである。
開講 学期
講義
醒睡笑翻刻(4)
醒睡笑解釈(4)
醒睡笑翻刻(5)
醒睡笑解釈(5)
国語辞典、古語辞典、漢和辞典、漢語辞典等の工具書を使いこなすこと。
評価 方法 及び 評価 基準
醒睡笑翻刻(1)
醒睡笑解釈(1)
醒睡笑翻刻(3)
醒睡笑解釈(3)
醒睡笑翻刻(2)
醒睡笑解釈(2)
まとめ
留意点 科目名
主 題 はじめに
日本語の近代化―中世語から近世語へ 担当者名
『醒睡笑』とは何か
1.変体仮名を読めるようになる。
2.古代語から近代語への文法・語法の変化の諸事象について、用言、助動詞、助詞の変化、交替を説明できる。
3.『醒睡笑』の日本語史資料としての価値を理解する。
授 業 計 画
授業内容(授業時間外の学修を含む)
教材 教科書 参考書
2単位 対象学年 1年
藁科 勝之
授業形態日本文法特論(日本語学)
単位数時 間各自の翻刻の検証
備考 後期
授業の 概要
到達 目標
回 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回
テキストは使用しない。適宜プリントを配布する。
毎回、授業に関するコメントを書いてもらい、相互の理解を深めたい。
留意点
授業内容を小テストによって確認する。
授業の振り返りを行う。
小レポート20%、発表10%、小テスト70% 小レポートは、伝説についてきちんと聞き書きできたかがポイントになる。小 テストは、授業内容をまとめた上で、自分なりの考察ができたかどうかを問う。
提出したレポートに基づいて発表する。
源義経伝説に関して、その意味を捉えるとともに、地域的展開を説明する。事前 に、授業で扱う伝説について、家族から聞いておくこと。
各自が伝説に関してレポートを作成し、提出する。
事前に、扱う伝説について、家族や友人などから聞いておくこと。
提出したレポートに基づいて発表する。
岩木山のおおひと伝説に関して、その意味を捉えるとともに、地域的展開を説明 する。事前に、授業で扱う伝説について、家族から聞いておくこと。
岩木山のおおひと伝説に関して、その意味を捉えるとともに、地域的展開を説明 する。事前に、授業で扱う伝説について、家族から聞いておくこと。
ヤマトタケル伝説に関して、その意味を捉えるとともに、地域的展開を説明す る。事前に、授業で扱う伝説について、家族から聞いておくこと。
岩木川の人柱伝説に関して、その意味を捉えるとともに、地域的展開を説明す る。事前に、授業で扱う伝説について、家族から聞いておくこと。
岩木山の三姉妹鎮座伝説に関して、その意味を捉えるとともに、地域的展開を説 明する。事前に、授業で扱う伝説について、家族から聞いておくこと。
岩木山の三姉妹鎮座伝説に関して、その意味を捉えるとともに、地域的展開を説 明する。事前に、授業で扱う伝説について、家族から聞いておくこと。
授業内容(授業時間外の学修を含む) 備考 授業
形態
授業内容に関するガイダンスを行う。あわせて、小レポートについ
て説明する。 講義形式と演習形式
岩木川の人柱伝説に関して、その意味を捉えるとともに、地域的展開を説明す る。事前に、授業で扱う伝説について、家族から聞いておくこと。
評価 方法 及び 評価 基準 教材 教科書 参考書
〔キーワード: 民俗学・伝説 〕
日本の伝説を取り上げて、話の形式や地域性に注意しつつ、いかに語られてきたかを捉えていく。
伝説を通して、日本の民俗的世界について説明することができる。
他地域の話との比較により、地域性を把握する。
授 業 計 画
岩木川の人柱伝説② 岩木山にまつわる伝説① 岩木山にまつわる伝説② 岩木山にまつわる伝説③
英雄伝説 ヤマトタケル伝説① 担当者名
科目名
ヤマトタケル伝説に関して、その意味を捉えるとともに、地域的展開を説明す る。事前に、授業で扱う伝説について、家族から聞いておくこと。
地域の伝説に関しての発表② 小テストとまとめ
授業の振り返り
入江 英弥
主 題 ガイダンス
岩木川の人柱伝説①
英雄伝説 ヤマトタケル伝説② 英雄伝説 源義経伝説 小レポートの作成と提出
2単位 前期
講義
地域の伝説に関しての発表① 岩木山にまつわる伝説④
対象 学年 1年
民俗学特論
単位数時 間 開講学期授業の 概要
到達 目標
回 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回
小レポート20%、発表10%、小テスト70% 小レポートでは、民俗芸能に関して正確に記述できたかで評価する。小テスト は授業内容をまとめた上で、自分なりの考察ができたかがポイントになる。
テキストは使用しない。適宜プリントを配布する。
毎回、授業に関するコメントを書いてもらい、相互の理解を深めたい。
提出したレポートに基づいて発表を行う。
提出したレポートに基づいて発表を行う。
授業内容を小テストによって確認する。
万歳に関して、歴史的に説明するとともに、ビデオを見ながらその実態を把握す る。事前に配布される資料を読んでおくこと。
万歳の展開に関して、歴史的に説明するとともに、ビデオを見ながらその実態を 把握する。事前に配布される資料を読んでおくこと。
各自が民俗芸能に関して、レポートを作成し、提出する。
事前に、扱う芸能について調べておくこと。
湯立て神楽の展開に関して、歴史的に説明するとともに、ビデオを見ながらその 実態を把握する。事前に配布される資料を読んでおくこと。
田遊びに関して、歴史的に説明するとともに、ビデオを見ながらその実態を把握 する。事前に配布される資料を読んでおくこと。
田遊びの展開に関して、歴史的に説明するとともに、ビデオを見ながらその実態 を把握する。事前に配布される資料を読んでおくこと。
念仏踊りに関して、歴史的に説明するとともに、ビデオを見ながらその実態を把 握する。事前に配布される資料を読んでおくこと。
盆踊りに関して、歴史的に説明するとともに、ビデオを見ながらその実態を把握 する。事前に配布される資料を読んでおくこと。
湯立て神楽に関して、歴史的に説明するとともに、ビデオを見ながらその実態を 把握する。事前に配布される資料を読んでおくこと。
〔キーワード: 民俗芸能・日本文化 〕
日本の代表的な民俗芸能を取り上げて、その特質を考える。
事例に沿いながら、その芸能がいかに伝承されてきたかについて明らかにする。
日本の民俗芸能の展開を説明することができる。
民俗芸能を通して、日本の伝統文化の特質を述べることができる。
授 業 計 画
授業内容(授業時間外の学修を含む) 備考 開講
学期
講義
授業の振り返り 評価
方法 及び 評価 基準 教材 教科書 参考書
留意点
授業の振り返りを行う。
正月の芸能③ 万歳の歴史 正月の芸能④ 万歳の展開 小レポートの作成と提出 地域の芸能に関しての発表① 地域の芸能に関しての発表② 小テストとまとめ
風流と芸能② 踊り念仏から念仏踊り へ
風流と芸能③ 盆踊り 神楽① 湯立て神楽 神楽② 湯立て神楽の展開 正月の芸能① 田遊び 正月の芸能② 田遊びの展開 科目名
担当者名
主 題
入江 英弥
ガイダンス 講義形式と演習形式
踊り念仏に関して、歴史的に説明するとともに、ビデオを見ながらその実態を把 握する。事前に配布される資料を読んでおくこと。
授業 形態
対象
学年 1年 前期
風流と芸能① 踊り念仏から念仏踊り へ
授業内容に関するガイダンスを行う。あわせて、小レポートについ て説明する。
民俗芸能特論
単位数時 間 2単位授業の 概要
到達 目標
回 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回
担当者名
植木 久行
対象
学年 前期
科目名
漢文学特論(漢文学)
単位数 2単位 1年 開講学期授業形態 講義
漢語の基礎知識と語法を広く学んだ後、日本で愛読された、訓点付きの注釈書を読んで、漢詩・漢文に対する理解を深 める。
1,漢語の基礎知識と語法を習得する。2,漢詩文の多様な訓読方式に慣れて、平易な漢詩文を適切に訳せる力を身につ ける。
授 業 計 画
主 題 授業内容(授業時間外の学修を含む) 備考
訓読、辞書 我が国における訓読の変遷と、主要な辞書を解説。
漢文、訓読 漢文、及び句読・訓読の意味を解説。
字体・字形 字体・字形の歴史的変遷を解説。
字義 漢字の多義性(本義・引申義・仮借義)と破読を解説。
字音 呉音・漢音・唐音・慣用音を解説。
音節、四声 音節(声母+韻母)、四声(平上去入)、反切を解説。
語法 語法の概説、偏義複詞、双声・畳韻の語を解説。
小テスト他 小テストの後、榊原篁洲『古文真宝前集諺解大成』に入る。
六朝(東晋)の詩 陶淵明「四時」(『古文真宝前集諺解大成』所収)を読解。
中唐の詩 賈島「訪道者不遇」(『古文真宝前集諺解大成』所収)を読 解。
晩唐の詩① 熊谷立閑『三体詩法備考大成』巻1の冒頭と杜牧「江南春」を 読む。
晩唐の詩② 杜牧「江南春」(『三体詩法備考大成』所収)を続いて読解す る。
志人小説① 秦鼎『世説箋本』徳行篇の2話を読解する。
志人小説② 秦鼎『世説箋本』言語篇・文学篇の各1話を読解する。
まとめ、試験 試験+まとめ
評価 方法 及び 評価 基準
授業への参加度25%、試験(小テスト+最終試験)75%。到達目標1・2に対応して、小テストでは漢語の基礎知 識を問い、試験では漢詩文の読解力を問う問題を出す。いずれも理解度の高さを重点的に評価する。
教材 教科書 参考書
プリントを配付する。
留意点 江戸時代の多様な訓読文に触れる後半には、事前予習の必要性が次第に高まっていく。
授業の 概要
到達 目標
回 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回
留意点 毎時間、コメントを書いてもらい、相互の理解を深める。
振り返り 授業の振り返りを行う。
評価 方法 及び 評価 基準
小レポート30%、発表10%、小テスト60%。レポートは、ヤマトタケルの物語を取り上げて、何か一つ問題点を設定 し、それについて自分なりにアプローチできたかがポイントになる。テストは、授業内容をまとめた上で、自分なりの考 察ができたかを問う。
教材 教科書 参考書
テキストは使用しない。適宜プリントを配布する。
レポートを発表する② 作成したレポートに基づいて、発表する。質疑応答を行い、読みを深め る。
小テストとまとめ 小テストを行い、授業内容を確認する。
レポートの作成 『古事記』のヤマトタケルの物語について、レポートを作成する。
レポートを発表する① 作成したレポートに基づいて、発表する。質疑応答を行い、読みを深め る。
『古事記』のヤマトタケル 東征③ 『古事記』のヤマトタケルの物語を取り上げて、文脈に沿いながら読み解い ていく。受講生は予め当該箇所を読んでおくこと。
『古事記』のヤマトタケル 愛と死 『古事記』のヤマトタケルの物語を取り上げて、文脈に沿いながら読み解い ていく。受講生は予め当該箇所を読んでおくこと。
『古事記』のヤマトタケル 東征① 『古事記』のヤマトタケルの物語を取り上げて、文脈に沿いながら読み解い ていく。受講生は予め当該箇所を読んでおくこと。
『古事記』のヤマトタケル 東征② 『古事記』のヤマトタケルの物語を取り上げて、文脈に沿いながら読み解い ていく。受講生は予め当該箇所を読んでおくこと。
『古事記』のヤマトタケル 西征② 『古事記』のヤマトタケルの物語を取り上げて、文脈に沿いながら読み解い ていく。受講生は予め当該箇所を読んでおくこと。
『古事記』のヤマトタケル 西征③ 『古事記』のヤマトタケルの物語を取り上げて、文脈に沿いながら読み解い ていく。受講生は予め当該箇所を読んでおくこと。
『古事記』のヤマトタケル 大碓と小 碓と②
『古事記』のヤマトタケルの物語を取り上げて、文脈に沿いながら読み解い ていく。受講生は予め当該箇所を読んでおくこと。
『古事記』のヤマトタケル 西征① 『古事記』のヤマトタケルの物語を取り上げて、文脈に沿いながら読み解い ていく。受講生は予め当該箇所を読んでおくこと。
ガイダンス 授業内容に関してガイダンスを行う。レポート、およびテス
トについて説明する。 講義形式と演習形式
『古事記』のヤマトタケル 大碓と小 碓と①
『古事記』のヤマトタケルの物語を取り上げて、文脈に沿いながら読み解い ていく。受講生は予め当該箇所を読んでおくこと。
〔キーワード: 伝承文学・古代文学 〕
伝承に基づく作品を扱って、正確に読み解いていき、その背景にある伝承世界を理解する。特に、『古事記』のヤマト タケル物語を取り上げて、文脈に沿いながら読みを深めたい。
伝承文学の特質を説明できる。
ヤマトタケル物語の特徴を述べることができる。
授 業 計 画
主 題 授業内容(授業時間外の学修を含む) 備考
開講 学期 後期
担当者名
入江 英弥
授業形態 講義科目名
伝承文学特論
単位数 2単位 対象学年 1年授業の 概要
到達 目標
回 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回 評価 方法 及び 評価 基準
小レポート30%、発表10%、小テスト60%。レポートは、『遠野物語』の中から一話を選んで、何か問題点をあげ、そ れについて自らの考えを提示できたかがポイントになる。テストは授業内容をまとめた上で、自分なりの考察ができたか どうかを問う。
教材 教科書 参考書
『遠野物語』 柳田国男 角川ソフィア文庫(すでに持っているものでよい)
留意点 毎回、授業に関するコメントを書いてもらい、相互の理解を深めたい。
小テストとまとめ 小テストを行い、授業内容を確認する。
振り返り 授業の振り返りを行う。
レポートを発表する① 作成したレポートに基づいて、発表する。質疑応答を行い、
読みを深める。
レポートを発表する② 作成したレポートに基づいて、発表する。質疑応答を行い、
読みを深める。
『遠野物語』を読む 「魂の行方」 『遠野物語』に収められた話の意味を背景を考えながら、読み 解いていく。受講生は予め当該箇所を読んでおくこと。
レポートを作成する 『遠野物語』の中から一つ話を選んで、それについてレポート を作成する。
『遠野物語』を読む 「塚と森と」 『遠野物語』に収められた話の意味を背景を考えながら、読み 解いていく。受講生は予め当該箇所を読んでおくこと。
『遠野物語』を読む 「家の盛衰」 『遠野物語』に収められた話の意味を背景を考えながら、読み 解いていく。受講生は予め当該箇所を読んでおくこと。
『遠野物語』を読む 「神女」 『遠野物語』に収められた話の意味を背景を考えながら、読み 解いていく。受講生は予め当該箇所を読んでおくこと。
『遠野物語』を読む 「天狗」 『遠野物語』に収められた話の意味を背景を考えながら、読み 解いていく。受講生は予め当該箇所を読んでおくこと。
『遠野物語』を読む 家の神「ザシキ ワラシ」
『遠野物語』に収められた話の意味を背景を考えながら、読み 解いていく。受講生は予め当該箇所を読んでおくこと。
『遠野物語』を読む 「山の神」 『遠野物語』に収められた話の意味を背景を考えながら、読み 解いていく。受講生は予め当該箇所を読んでおくこと。
『遠野物語』を読む 「神の始め」 『遠野物語』に収められた話の意味を背景を考えながら、読み 解いていく。受講生は予め当該箇所を読んでおくこと。
『遠野物語』を読む 家の神「オシラ サマ」
『遠野物語』に収められた話の意味を背景を考えながら、読み 解いていく。受講生は予め当該箇所を読んでおくこと。
『遠野物語』を通して、地域に根ざした作品の特質について把握する。
授 業 計 画
主 題 授業内容(授業時間外の学修を含む) 備考
ガイダンス 授業内容のガイダンスを行う。また、レポート、およびテス
トの説明を行う。 講義形式と演習形式
担当者名
入江 英弥
授業形態 講義〔キーワード: 遠野物語・地域文学 〕
柳田国男の『遠野物語』を取り上げて、背景を考えながら話の意味を捉えていく。その上で本作品の特質について考え る。
2単位
科目名
地域文学特論
単位数 対象学年 1年 開講学期 前期授業の 概要
到達 目標
回 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回
担当者名
黒瀧 十二郎
科目名
地域史特論
単位数 2単位 対象学年 1年 開講学期 前期授業形態 講義
この講義は、弘前藩政史を概説して、歴史の流れを把握させた後に、弘前藩の町人の生活について述べる。
特に日本文学専攻の学生にとって、地域の歴史的背景を理解させたい。
授 業 計 画
主 題 授業内容(授業時間外の学修を含む) 備考
津軽氏について 津軽氏の出自、為信の登場と津軽領支配 弘前城下について 弘前城下の建設と交通、藩政の展開 藩政改革について 藩政改革と文化の高直り
藩政の動揺について 藩政の動揺と幕末の政局 町人の生活について 町人の生活(衣) 町人の生活について 町人の生活(衣・食) 町人の生活について 町人の生活(食・住) 町人の生活について 町人の生活(住)
町人の生活について 町人の生活(住・日常生活) 町人の生活について 町人の生活(日常生活-金木屋) 町人の生活について 町人の生活(日常生活-生活の諸相) 町人の生活について 町人の生活(日常生活-生活の諸相) 町人の生活について 町人の生活(戸数人別帳の分析) 町人の生活について 町人の生活(戸数人別帳の分析)
留意点 遅刻・欠席をしないこと。
まとめ これまでのまとめ
評価 方法 及び 評価 基準
授業への参加度30%、レポート評価点70%
教材 教科書 参考書
教科書は使用しない。必要に応じてプリント配布。
授業の 概要
到達 目標
回 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回
留意点 受講生の能力発掘と向上
小論文作成 まとめと定期試験
評価 方法 及び 評価 基準
授業への参加率と学習効果:40%、定期試験:60%。多様化するメディアの理解を前提に、情報発信力を試す。発言、
原稿、論文などの構成、論理性に加え、誤字脱字の校正力を試す問題を課す。
教材 教科書 参考書
講師の配布するプリント
講評 講評の基本に基づき、完成した記事、作品を発表し、各人が講 評
近未来の地域メディア 変わらぬ情報価値、多様性をともなう地域メディアの可能性
原稿作成 取材と資料収集をもとに原稿作成
編集、校正 草稿から推敲。見出し、キャッチコピー、レイアウト、デザイ ン
取材と資料収集① 取材アプローチ、インタビュー、撮影、資料収集、情報整理 取材と資料収集② ①の補足、補填。情報整理後の課題と解決法
編集会議シミュレーション② 素材、テーマの選択、集約
企画立案 企画書作成、構成、コンテンツの確立
媒体発行のシステム 地方新聞、地域情報誌などを具体例に、媒体発行までの流れを
追う 校外学習
編集会議シミュレーション① 情報価値の高い媒体発行を想定し、ブレーンストーミング 地域メディアの特色と役割 地域に密着した情報誌、新聞、放送局などを見学し、その現場
から特色と役割を学ぶ。
地域の出版文化 青森県と津軽地方の出版文化と歴史
オリエンテーション 講師の自己紹介と講義内容の説明。マスコミに対する知識と職業観、学びた い、知りたいことなどをプリントに記入。学生の自己紹介。
メディアの変遷 技術革新にともなうメディアの歴史的変遷と広告宣伝との関係。その社会シ ステムと役割。ネット社会の現状と変わりゆく出版形態。
情報が氾濫するネット社会において、情報の精査、整理、企画、編集する力と、地域の特色を理解し、完成度が高く、
グローバルな視野をもった魅力ある情報を発信する力を養う。
また、多様化するメディアを理解し、出版、編集の基本を学び、幅広くメディアを担う人材の育成を図る。
・出版、編集に必要な総合知識を身につけさせ、企画構成、文章、校正に至るリテラシー能力を高める。
・地域メディアの歴史と人物を学ぶ。
・学生が発信したい地域ならではのテーマを学び、情報価値のある媒体を企画。編集会議、企画立案から取材、原稿の作 成と編集の実践を通して、その成果を小論文に反映させる。
授 業 計 画
主 題 授業内容(授業時間外の学修を含む) 備考
開講 学期 前期
担当者名
丸谷 馨
授業形態 講義科目名
地域メディア特論
単位数 2単位 対象学年 1年授業の 概要
到達 目標
回 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回
開講
科目名 単位数 学期
主 題 授業内容(授業時間外の学修を含む) 備考
後期
畠山 篤
2単位
授業形態 演習
日本文学演習Ⅰ(古代文学)
対象学年 1年『万葉集』の概説 『万葉集』の成立・構成・内容を学ぶ。
担当者名
『万葉集』の巻一・二は最も中核的な歌集で、勅撰集ともいわれている。このうち、宮廷の公的な儀礼で歌われた歌を中 心にした巻一の雑歌は、大和王権の中枢になっている。この雑歌を時代的背景に基づいて解釈していく。
1番歌の解釈・背景 天皇の色好みと祭政一致を学ぶ。注釈書を読み比べる(以下、
同じ)。
1 諸説を踏まえて文脈を正確に理解できる。2 当時の政治的な背景、信仰的な背景を踏まえてさらに深い解釈に至る。
授 業 計 画
2番歌の解釈・背景 磨き上げられた国見歌であることを学ぶ。
3、4番歌の解釈・背景 天皇の狩りの意義、弓の弦の音の信仰的な背景を学ぶ。
8番歌の解釈・背景 斉明天皇の出征の船出の歌であることを学ぶ。
13~15番歌の解釈・背景① 大和三山歌の政治的な背景を学ぶ。
13~15番歌の解釈・背景② 大和三山歌の信仰的な背景を学ぶ。 1回目のレポー ト
16番歌の解釈・背景 春秋論の伝統、並びに大和歌と漢詩の融合を学ぶ。
17~19番歌の解釈・背景① 近江遷都の政治的な背景を学ぶ。
17~19番歌の解釈・背景② 近江遷都と大物主の神の関係を学ぶ。
20・21番歌の解釈・背景① 薬狩りの習俗を学ぶ。
20・21番歌の解釈・背景② 万葉の紫(恋の色)の系譜を学ぶ。
『万葉集一』小島・木下・佐竹(小学館)
23・24番歌の解釈・背景 貴種流離を学ぶ。
28番歌の解釈・背景 衣替えの習俗と神山の神衣の神事を学ぶ。
留意点 レポートは、一定のレベルに達するまで添削と再提出を反復する。
まとめ 大和王権の宮廷の大歌を概観する。 2回目のレポー
ト 評価
方法 及び 評価 基準
出席(30%)、毎回の授業評価。レポート(4,000字くらい)2本(35%×2)。レポートの評価基準は、毎年 配布している「作文心得」に基づく。すなわち、書式を守る、題名のつけ方、主題の明示、句読点の位置、段落意識の有 無などである。
教材 教科書 参考書
授業の 概要
到達 目標
回 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回
留意点 大学院の演習であるから、発表(資料作成を含む)と質疑の両方について、相当程度に高度なものが要求されるのは当然 である。
総括討論;20世紀の日本文学 担当教員を交えて、まとめとしての討論を行う。
評価 方法 及び 評価 基準
1発表・質疑応答の内容50% 2 学期末のレポート(4000〜5000字程度)50%
両者を合算して評価する。レポートの評価基準;概ね過去の研究史を整理できれば60点、小説について自分独自の意見 を述べることができれば70点、小説と文化の両方についてある程度の意見を述べることができれば80点以上、小説と 文化の両方について独創的な研究とみなせるレベルに達した場合90点以上とする。すなわち、評価に当たって最も重視 するのは独創性である。
教材 教科書 参考書
小説本文については、岩波書店『荷風全集』、筑摩書房『決定版太宰治全集』、新潮社『決定版三島由紀夫全集』。この うちで実際に使用する巻と、他版型で使用可能なものを教室で指示する。
三島由紀夫「豊穣の海」(4) 院生による発表 三島由紀夫「豊穣の海」(5) 院生による発表 三島由紀夫「豊穣の海」(2) 院生による発表 三島由紀夫「豊穣の海」(3) 院生による発表 太宰治「人間失格」(4) 院生による発表 三島由紀夫「豊穣の海」(1) 院生による発表 太宰治「人間失格」(2) 院生による発表 太宰治「人間失格」(3) 院生による発表 永井荷風「濹東綺譚」(4) 院生による発表 太宰治「人間失格」(1) 院生による発表 永井荷風「濹東綺譚」(2) 院生による発表 永井荷風「濹東綺譚」(3) 院生による発表
導入 対象とするテクスト、判型の確認等
永井荷風「濹東綺談」(1) 院生による発表
《昭和期の文学》小説の方法という点で昭和期を代表する小説作品(「濹東綺談」1937、「人間失格」1948、「豊穣の 海」1965-1971)とそれに対する分厚い研究論文群を精読する。
対象作品が発表された当初の評価だけではなく、時代と文化の状況の中で、テクストがどう読み替えられて今日に至って いるか、研究史を整理することで理解する。最終的には、2018年以降に可能な読み方とはどういうものであるか、小説方 法と文化の両面について参加各人が明確な意見を持つようになる。
授 業 計 画
主 題 授業内容(授業時間外の学修を含む) 備考
開講 学期 後期
担当者名
井上 諭一
授業形態 演習科目名
日本文学演習Ⅳ(近・現代文学)
単位数 2単位 対象学年 1年授業の 概要
到達 目標
回 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回
対象
学年 1年 開講 学期 後期
担当者名
藁科 勝之
授業形態 演習科目名
日本語学演習(日本語学)
単位数 2単位[キーワード:江戸時代の言語文化、江戸語、上方語、地域語]
テーマ:歴史言語における規範・標準と、変異 ―近世の江戸と、北奥・津軽のことば―
中央は、地方をどのようにみていたか、
地方は、中央を、また地方をどのようにみていたか。
具体的な資料を探索し、言語・表現の位相から双方の見方を明らかにしていく。
(1)近世における地方語文献、資料の分布、様相を知る。
(2)近世における、地方語の資料を読むことによって、その実態を知る。
授 業 計 画
主 題 授業内容(授業時間外の学修を含む) 備考
はじめに 演習の進め方
江戸時代語―上方と江戸― 上方文化と江戸文化について(江戸時代の文化と言語概観)
地方語文献・資料について(1) (1)日本各地における地方語関係資料(関係文献等探索) プリント配付 地方語文献・資料について(2) (1)北奥関係資料(関係文献等探索) プリント配付 地方語文献・資料について(3) (1)津軽関係資料(参考文献等の読解) プリント配付 同時代における参考文献、資料について近世の辞書、随筆その他(関係資料探索) プリント配付 受講生による課題と提示 各自のテーマ、調査対象資料の提示 分担・割り当て 受講生の発表(第1回) 発表と質疑応答、意見交換(第1回)
受講生の発表(第2回) 発表と質疑応答、意見交換(第2回)
受講生の発表(第3回) 発表と質疑応答、意見交換(第3回)
受講生の発表(第4回) 発表と質疑応答、意見交換(第4回)
受講生の発表(第5回) 発表と質疑応答、意見交換(第5回)
受講生の発表(第6回) 発表と質疑応答、意見交換(第6回)
受講生の発表(第7回) 発表と質疑応答、意見交換(第7回)
まとめ 総括―レポートについて―
評価 方法 及び 評価 基準
授業への参加度40%、期末レポート60%。
平常の授業では、資料の解釈等について、受講生との意見交換をするので、自らの考えを積極的に述べること。
レポートでは、当該問題例または自ら発見した問題例について、それまでの意見交換等を踏まえながら、批判的に記述す る。
教材 教科書 参考書
特定の教科書は用いない。
教材、資料等は印刷、配付する。
参考文献等は、授業時に随時紹介する。
留意点
授業の 概要
到達 目標
回 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回
科目名
民俗芸能演習
単位数 2単位 対象学年 1年 開講学期 後期担当者名
入江 英弥
授業形態 演習〔キーワード: 民俗芸能・日本文化 〕
演習形式により、民俗芸能に関する先行研究を取り上げて、そこから民俗芸能研究の問題点を探る。また、調査方法を 学んだ上で受講者自らが調査報告し、類例との比較を通してその芸能の位置づけを行い、レポートにまとめる。
民俗芸能の調査方法について説明できる。
類例との比較を通してその芸能について自らの見解を述べることができる。
授 業 計 画
主 題 授業内容(授業時間外の学修を含む) 備考
ガイダンス 授業内容のガイダンスを行う。また、レポートについて説明
する。 演習形式
都市の祝祭を考える 祇園祭 「祇園祭り」についての論文を読み、問題点を探る。あらか じめ論文を読んでおくこと。
都市の祝祭を考える 灯籠祭りとねぷた 「灯籠祭り」と「ねぷた」についての論文を読み、担当者が 演習を行う。あらかじめ論文を読んでおくこと。
都市の祝祭を考える ねぷたとねぶた 「ねぷた」についての論文を読み、担当者が演習を行う。あ らかじめ論文を読んでおくこと。
風流を考える やすらい花 「やすらい花」についての論文を読み、担当者が演習を行 う。あらかじめ論文を読んでおくこと。
風流を考える 盆踊り 「盆踊り」についての論文を読み、担当者が演習を行う。あ らかじめ論文を読んでおくこと。
風流を考える 獅子踊り 「獅子踊り」についての論文を読み、担当者が演習を行う。
あらかじめ論文を読んでおくこと。
修験と芸能 花祭り 奥三河の「花祭り」についての論文を読み、担当者が演習を 行う。あらかじめ論文を読んでおくこと。
調査方法を考える 調査方法について具体例を取り上げながら考え、その問題点 を探る。
発表の準備 発表の準備を行う。あらかじめ取り上げる芸能に関する資料 を収集しておくこと。
民俗芸能に関する発表① 課題とする芸能を選んで発表を行う。発表者はあらかじめ資 料を作ること。
民俗芸能に関する発表② 課題とする芸能を選んで発表を行う。発表者はあらかじめ資 料を作ること。
正月の芸能を考える 正月の芸能についての論文を読み、問題点を探る。あらかじ め論文を読んでおくこと。
レポート提出とまとめ まとめを行う。
振り返り 授業の振り返りを行う。
評価 方法 及び 評価 基準
発表20%、レポート60%、平常点20%。発表は、その芸能への理解度によって評価する。レポートは、自分なりの考察 ができたかがポイントになる。平常点は、コメント内容による。
教材 教科書 参考書
テキストは使用しない。適宜プリントを配布する。
留意点 課題としたい民俗芸能を考えておき、できれば実見しておくこと(映像資料でもよい)。
授業の 概要
到達 目標
回
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
開講 学期 通年
担当者名
畠山 篤
授業形態 講義科目名
課題研究Ⅰ
単位数 4単位 対象学年 1年基本資料に基づき、修士論文の執筆を構想し、論文の完成をめざす。
修士論文の執筆に着手できる。
授 業 計 画
主 題 授業内容(授業時間外の学修を含む) 備考 回 主題 授業内容(授業時間外の学修を含む) 備考
執筆にひたすら励む。
課題の探求① 課題をひたすら探求する。 第16回 論文の執筆① 執筆にひたすら励む。
第18回 論文の執筆③ 執筆にひたすら励む。
課題の探求② 課題をひたすら探求する。 第17回 論文の執筆②
課題の探求④ 課題をひたすら探求する。 第19回 論文の執筆④ 執筆にひたすら励む。
課題の探求③ 課題をひたすら探求する。
執筆にひたすら励む。
課題の探求⑤ 課題をひたすら探求する。 第20回 論文の執筆⑤ 執筆にひたすら励む。
第22回 論文の執筆⑦ 執筆にひたすら励む。
主題の探求① 主題をひたすら探求する。 第21回 論文の執筆⑥
主題の探求③ 主題をひたすら探求する。 第23回 論文の執筆⑧ 執筆にひたすら励む。
主題の探求② 主題をひたすら探求する。
執筆にひたすら励む。
主題の探求④ 主題をひたすら探求する。 第24回 論文の執筆⑨ 執筆にひたすら励む。
第26回 論文の執筆⑪ 執筆にひたすら励む。
主題の探求⑤ 主題をひたすら探求する。 第25回 論文の執筆⑩
執筆の方法② どのような構想で書くかをひ
たすら考える。 第27回 論文の執筆⑫ 執筆にひたすら励む。
執筆の方法① どのような構想で書くかをひ たすら考える。
執筆にひたすら励む。
執筆の方法③ どのような構想で書くかをひ
たすら考える。 第28回 論文の執筆⑬ 執筆にひたすら励む。
第30回 論文の執筆⑮ 執筆にひたすら励む。
執筆の方法④ どのような構想で書くかをひ
たすら考える。 第29回 論文の執筆⑭
発表する
評価 方法 及び 評価 基準
1 出席(30%)。2 論文の内容(70%)。評価基準は、関係資料の探索状況、主題・テーマの設定過程、文章表現 の技術、論文作成の技法修得などの達成度である。毎週指導を受ける。
教材 教科書 参考書
執筆の方法⑤ どのような構想で書くかをひ たすら考える。
授業の 概要
到達 目標
回
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
担当者名
顧 偉良
授業形態 講義科目名
課題研究Ⅰ
単位数 4単位 対象学年 1年回 主題 授業内容(授業時間外の学修を含む) 備考 開講
学期 通年
第16回 修士論文執筆 修士論文の展開、論証方法について 修士論文の研究課題に即して、文学史に於ける作品の意義、及び時代背景、そして作品研究の方法論などをめぐって指導 する。
修士論文の完成
授 業 計 画 主 題 授業内容(授業時間外の学修を含む) 備考
修士論文の構想 問題意識、方法について 第17回 修士論文執筆 修士論文の展開、論証方法について 修士論文の構想 問題意識、方法について
修士論文の展開、論証方法について 修士論文の構想 問題意識、方法について 第18回 修士論文執筆 修士論文の展開、論証方法について
第20回 修士論文執筆 修士論文の展開、論証方法について 修士論文の構想 問題意識、方法について 第19回 修士論文執筆
修士論文の構想 問題意識、方法について 第21回 修士論文中間発表 修士論文中間発表 修士論文の構想 問題意識、方法について
修士論文の展開、論証方法について 修士論文の構想 問題意識、方法について 第22回 修士論文執筆 修士論文の展開、論証方法について
第24回 修士論文執筆 修士論文の展開、論証方法について 修士論文の構想 問題意識、方法について 第23回 修士論文執筆
修士論文の構想 問題意識、方法について 第25回 修士論文執筆 修士論文の展開、論証方法について 修士論文の構想 問題意識、方法について
修士論文の展開、論証方法について 修士論文の構想 問題意識、方法について 第26回 修士論文執筆 修士論文の展開、論証方法について
第28回 修士論文執筆 修士論文の展開、論証方法について 修士論文の構想 問題意識、方法について 第27回 修士論文執筆
修士論文の構想 問題意識、方法について 第29回 修士論文執筆 修士論文の展開、論証方法について 修士論文の構想 問題意識、方法について
修士論文の構想 問題意識、方法について 第30回 修士論文提出 修士論文提出 評価
方法 及び 評価 基準
出席30% 論文完成度70%(修士論文の基準で論文の完成度を的確に判断する)
教材 教科書 参考書
研究テーマに応じて指示する。
授業の 概要
到達 目標
回
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
[キーワード:課題発見、調査方法、論証]
課題論文の構想から、執筆、完成まで。
・自分にとっての問題を見出し、課題として設定し、自らの力で解決していく力を養う。
・自説を他者に説明し、論証する方法を修得する。
(1)自らの課題・目的を明確に設定し、表現する。
(2)論証と結論とを、手順を踏んで着実に過不足なく表現する。
(3)課題論文の完成
授 業 計 画
担当者名
藁科 勝之
授業形態 講義4単位
科目名
課題研究Ⅰ
単位数 対象学年 1年授業内容(授業時間外の学修を含む) 備考 回 主題 授業内容(授業時間外の学修を含む)
開講
学期 通年
備考
各章、各節におけるトピッ クセンテンスの設定 はじめに 論文の条件 第16回 論文執筆(3) 用例・データの点検と説明
論文執筆(4)
主 題
第18回 論文執筆(5) 全章執筆に向けて 問題、課題の発見 問題提起とは何か 第17回
課題の発見(2) 調査・研究領域の選択(2) 第19回 論文執筆(6) まとめ 課題の発見(1) 調査・研究領域の選択(1)
同上
課題の発見(3) 調査・研究領域の選択(3) 第20回 補充調査(1) 説明・論証不足の補い
第22回 発表、討論(1) 他者の意見、批判を受ける 先行研究の調査(1)自分の研究の位置づけ(1) 第21回 補充調査(2)
先行研究の調査(3)自分の研究の位置づけ(3) 第23回 発表、討論(2) 同上 先行研究の調査(2)自分の研究の位置づけ(2)
同上
自説の整理 論文において主張する点は何か 第24回 論文補正(1) 発表、質疑等を踏まえて補訂
第26回 論文推敲 論文細部の補正 構想発表 研究の目指すもの 第25回 論文補正(2)
論文の組み立て(2)論文の構成を考える(2) 第27回 注、参考文献の整理 同上 論文の組み立て(1)論文の構成を考える(1)
論文の組み立て(3)論文の構成を考える(3) 第28回 校正 字句、表現の意直し
第30回 総括 最終点検
論文執筆(1) 「目的」の明確化 第29回 成果発表 完成論文を発表し、質疑応答
評価 方法 及び 評価 基準
3分の2以上の出席を条件として、
(1)指導を定期的に受け、その対応を着実に行ったかどうか(30%)
(2)課題論文の完成度(70%)
教材 教科書 参考書
特定の教科書は用いない。
必要な資料は印刷・配付する。
参考書は、随時紹介する。
論文執筆(2) 章立ての具体化