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主な施策 事業名実施地区 箇所事業概要 防災集団移転促進事業 ( 従前お住まいの土地等の買取り ) 再掲 防災集団移転促進事業 ( 住宅団地の整備 ) 防災集団移転促進事業 ( 引越し費用補助 ) 再掲 防災集団移転促進事業 ( 住宅建設等利子補助 ) 再掲 がけ地近接等危険住宅移転事業 再掲 住宅

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第2章 生活基盤の再整備

第1節 住宅の整備

1.住居移転の促進

所管課:建設部都市整備課 目的 東日本大震災により発生した津波により、本市においては、沿岸部の家屋が流失し、ま た市内全域においても地震等により家屋が倒壊、被災するなど、多くの住居に甚大な被害 を受けました。 被災された方々が生活を再開するためには、住居の再建を進めていくことが急務であり、 市は防災集団移転促進事業等を活用し、住宅団地の整備及び引越し費用、住宅ローンの利 子相当額に対する補助を行い、家屋の流失等甚大な被害があった地域の住居移転や住宅再 建を進めています。 市が整備する住宅団地においては、平成 26 年 3 月末現在で、市内9か所(細田東・刈 敷田・南ノ入・荒田・狐穴・鷲山・馬場野・明神前・南戸崎)に整備している移転先のう ち、細田東団地の災害公営住宅(戸建て)が 65 戸、災害公営住宅(長屋)が 1 棟 12 戸、 磯部狐穴団地の災害公営住宅(長屋)が 1 棟 12 戸、馬場野山田団地の災害公営住宅(長 屋)1 棟 12 戸とダウ・ケミカル株式会社からの寄贈分 1 棟 12 戸、程田明神前団地の災害 公営住宅(戸建て)が 46 戸、原釜南戸崎団地の災害公営住宅(長屋)1 棟 10 戸が供用開 始されています。また、狐穴住宅団地の宅地分譲(10 区画)が平成 26 年 3 月下旬から始ま っています。上記以外の住宅団地は、平成 26 年度までの完成を目指して進めており、今 後希望者が居住する区画等の決定や住宅団地内の清掃・美化活動等ルール作りの場となる 勉強会において、市は希望者のご意見、ご要望を把握しながら住宅再建を進めていきます。 また、市が整備する住宅団地以外へ移転される方々や現地再建される方々については、 今後も、がけ地近接等危険住宅移転事業や市独自支援事業を活用し、引越費用及び住宅ロ ーンの利子相当額に対する補助を行い、住宅再建を支援していきます。 復興方針(事業全体の内容) 市が整備する住宅団地の用地取得造成及び道路・公園等公共施設の整備 住宅建設・土地購入に対するローン利子相当額の助成 住居の移転(引越し)に対する助成 従前お住まいの土地等の買取り

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- 37 - 主な施策 事 業 名 実施地区・箇所 事 業 概 要 防災集団移転促進事業 (従前お住まいの土地等の 買取り) 【再掲】 災害危険区域 事業内容:移転促進区域内における土地等の買い取り 事 業 費:8 億 8,564 万円(平成 26 年度)(平成 26 年度) 事業面積:約 95ha 事業期間:平成 24 年度~平成 27 年度 防災集団移転促進事業 (住宅団地の整備) 細田東、刈敷田、南 ノ入、荒田、鷲山地 区(5 地区) 事業内容:新たな住宅団地の造成実施地区:細田東、刈敷田、南ノ 入、荒田、鷲山 事 業 費:約 3 億 3,000 万円 (平成 26 年度) 事業期間:平成 23 年度~平成 27 年度 防災集団移転促進事業 (引越し費用補助) 【再掲】 災害危険区域 事業内容:市が整備する住宅団地への引越し費用の補助 上限:78 万円、対象 845 世帯 事 業 費:約 2,500 万円(平成 26 年度) 事業期間:平成 24 年度~平成 27 年度 防災集団移転促進事業 (住宅建設等利子補助) 【再掲】 災害危険区域 事業内容:市が整備する住宅団地への住宅再建の利子補助 上限:708 万円、対象 845 世帯 事 業 費:約 4 億 9,100 万円(平成 26 年度) 事業期間:平成 24 年度~平成 27 年度 がけ地近接等危険住宅移 転事業 【再掲】 災害危険区域 事業内容:災害危険区域から、市が整備する住宅団地以外へ移転す る際の移転費用補助(引越し費用、住宅再建の利子補助) 利子補助上限:708 万円 引越し費用上限:78 万円 事 業 費:6 億 7,500 万円(平成 26 年度) 事業期間:平成 24 年度~平成 27 年度 住宅再建事業補助 (引越し費用補助) (市独自支援) 【再掲】 市内全域 事業内容:災害危険区域外(半壊以上)の方等が対象となる引越し費 用補助 上限:78 万円 事 業 費:約 3,400 万円(平成 26 年度) 事業期間:平成 24 年度~平成 27 年度 住宅再建事業補助 (住宅建設等利子補助) (市独自支援) 【再掲】 市内全域 事業内容:災害危険区域外(半壊解体、大規模半壊以上)の方が対 象となる住宅再建等利子補助 上限:200 万円(全壊)、100 万円(大規模半壊、半壊解体) 事 業 費:約 1 億 4,200 万円(平成 26 年度) 事業期間:平成 24 年度~平成 27 年度 課題(事業実施上の課題等) 現在、市では被災された方々が早期に住宅再建できるよう、住宅団地の整備を進めてい いますが、昨今の各被災地で進められている復興事業等により、建設資材が不足しており 資材の調達に不測の時間を要し、また作業員や技術者等の人材不足により、人材の確保も 困難となっており、造成の進捗に遅れが生じています。 また、従前お住まいの土地においては、全体の買取計画約 95ha のうち、平成 26 年 1 月末現在で約 70ha を買収しているところですが、未だ未相続地や既に亡くなった方が設 定した抵当権付き土地等、未契約となっている土地が約 25ha あります。 今後の方針(今後の事業展開予定) 地区別勉強会等により、被災地住民の意見や要望等を把握し、市の基本的方針のもと、 可能な限り住民要望に沿えるよう努めるとともに、できるだけ早い時期に、新たな住宅団 地の造成工事を終了し、被災地住民が一日でも早く恒久的住宅で生活できるよう努め、被 災した住宅の早期再建を進めます。 従前お住まいの土地等の買い取りが可能となった土地については、迅速に契約を進める よう努め、移転者への支援については、引き続き、住居の移転費用や住宅建設(補修)・土

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2.災害公営住宅の整備

所管課:建設部建築課 目的 震災直後、避難所から応急仮設住宅へと移り住み、仮住まいでの生活が始まりました。 応急仮設住宅は、いずれは無くなる仮住まいであることから、被災者は恒久的に暮らせ る生活の場を得る必要があります。 再建につながる手法は、①自身で住む場所を求め自宅を建設する自力再建という方法、 ②災害危険区域から移転することに伴う、防災集団移転による公的な分譲区画を求め、自 宅を建設する方法、③民間の借家借間(アパート等)に入居する方法、そして、前述3つ の方法により恒久的に暮らせる生活 の場を得る事ができない方のために、 ④整備された災害公営住宅に入居す る方法の4通りが考えられます。 災害公営住宅は、恒久的に暮らせ る生活の場を得る事ができない方の セーフティネットの役割を担いつつ、 全ての被災者が仮住まいである応急 仮設住宅等から恒久住宅へ入居でき ることを目指し、その受け皿として 整備するものであります。 復興方針(事業全体の内容) 災害公営住宅(相馬井戸端長屋、一戸建(平屋・2階建)、アパート型住宅)の建設 主な施策 事 業 名 実施地区・箇所 事 業 概 要 災害公営住宅整備事業 刈敷田地区 事業内容:一戸建 70 戸(平屋 40 戸・2 階建 30 戸)、アパー ト型 36 戸の建設 事 業 費:約 19 億 1,500 万円 事業期間:平成 26 年 3 月~平成 27 年 1 月 南ノ入地区 事業内容:一戸建 28 戸(平屋 16 戸・2 階建 12 戸)の建設 事 業 費:4 億 2,214 万円(平成 26 年度) 事業期間:平成 26 年 6 月~平成 27 年 3 月 荒田地区 事業内容:一戸建 51 戸(平屋 33 戸・2 階建 18 戸)の建設 事 業 費:7 億 6,681 万円(平成 26 年度) 事業期間:平成 26 年 6 月~平成 27 年 3 月 鷲山地区 事業内容:一戸建 56 戸(平屋 34 戸・2 階建 22 戸)の建設 事 業 費:8 億 5,858 万円(平成 26 年度) 事業期間:平成 26 年 6 月~平成 27 年 3 月 相馬市復興住宅被災者取得 支援基金 細田地区 明神前地区 鷲山地区(一部) 事業内容:災害公営住宅の一部払い下げに関し、被災者の費 用負担が、建設費の半分程度で済むように、国の 認める払い下げ価格との差額を、市独自の補助制 度により補助するための基金を創設 事 業 費:現時点で 5 億 5,000 万円の積立予定 事業期間:平成 29 年度~ 程田明神前住宅団地

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- 40 - 課題(事業実施上の課題等) 災害公営住宅の整備については、入居希望者による勉強会を開催し、入居希望者の要望 を最大限反映しながらの整備を心がけていますが、被災者の諸事情による変更も念頭に置 きながら計画を進める必要があります。 また、被災地における一斉工事の需要による、資材や作業員の確保に伴う工期の延長等 に対応する必要があります。 その他に、災害公営住宅の整備により、市が管理する市営住宅が倍増することでの管理 運営業務の増加などの課題があります。 今後の方針(今後の事業展開予定) 災害公営住宅は、自立再建ができない方のためのセーフティネットの役割を担いつつ、 いずれ無くなる応急仮設住宅の受け皿として、一日でも早く整備することが求められてい るため、施工業者との綿密な打ち合わせを行いながら、工事進捗や予算の変更に対応して いきます。 入居する方の住み よい団地形成のため にも、今後も入居希望 者との勉強会を通じ、 可能な限り、要望を反 映しながら整備にあ たっていきます。また、 当面の間は、新しい住 宅団地については、既 存の行政区とは独立 した特別区の扱いと し、応急仮設住宅での マネジメント体制を 引き継ぎ、コミュニティーの形成に努めていきます。 相馬井戸端長屋においては、高齢者や独居者など、共同生活が妥当と思われる世帯に対 し、入居をすすめ、孤独化、孤立化を防ぐよう努めていきます。 災害公営住宅の整備に伴い、将来倍増する市営住宅の管理の問題を解決するためにも、 希望者には、決められたエリアにおいて、市営住宅の払い下げを行います。 その払い下げ価格については、被災者の負担が過大にならないよう、市独自の補助制度 を新設して対応します。 相馬井戸端長屋(細田東住宅団地) (H25.12.12)

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第2節 生活基盤の再整備

1.避難道路の整備

所管課:建設部土木課 目的 東日本大震災の津波により市沿岸部においては、壊滅的な被害を受け、交通網が断たれ たことにより、避難所への移動や支援物資の輸送等において、非常に困難な状況となりま した。 震災直後においては、道路が通行できるようになるまで期間を要したため、避難した住 民は孤立する状況となり、市職員が夜間、徒歩による物資輸送(食品や生活用品)等による 対応を行いました。 これらの状況を踏まえ、東日本大震災による津波、地震で著しい被害を受けた本市沿岸 部地域の円滑かつ迅速な復興と、津波が発生した場合に、被害の及ばない安全な地域への スムーズな移動のため、避難道路の整備を行います。 加えて、地域住民の生活の安全性、利便性の向上を図り、地域経済産業の早期回復に資 するものとなるよう、迅速な整備を実施します。 復興方針(事業全体の内容) 避難道路の整備(25 路線) 主な施策 事 業 名 実施地区・箇所 事 業 概 要 防災・震災対策道路整備事業 東部 86 号線 (原釜地区) 事業内容:延長=599.4m、幅員=6.0m 事 業 費:1 億 3,000 万円 事業時間:平成 24 年度~平成 26 年度 東部 113 号線 (尾浜地区) 事業内容:延長=202.5m、幅員=6.0m 事 業 費:4,100 万円 事業時間:平成 26 年度~平成 26 年度 東部 116 号線 (尾浜地区) 事業内容:延長=251.9m、幅員=6.0m 事 業 費:4,100 万円 事業時間:平成 24 年度~平成 26 年度 東部 298 号線 (法定外道路) (尾浜地区) 事業内容:延長=314.1m、幅員=6.0m 事 業 費:8,900 万円 事業時間:平成 24 年度~平成 26 年度 東部 123 号線 (原釜地区) 事業内容:延長=735.8m、幅員=6.0m 事 業 費:1 億 2,000 万円 事業時間:平成 24 年度~平成 27 年度 東部 471 号線 (柏崎地区) 事業内容:延長=1,400m、幅員=6.0m 事 業 費:3 億 1,200 万円 事業時間:平成 24 年度~平成 27 年度 東部 226 号線 (法定外道路) (原釜地区) 事業内容:延長=239.6m、幅員=5.0m 事 業 費:7,500 万円 事業時間:平成 24 年度~平成 26 年度 東部 316 号線 (原釜地区) 事業内容:延長=231.6m、幅員=6.0m 事 業 費:5,700 万円 事業時間:平成 24 年度~平成 26 年度

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- 42 - 日下石石上線 (岩子地区) 事業内容:延長=2,000m、幅員=10.0m 事 業 費:16 億 924 万円 事業時間:平成 24 年度~平成 31 年度 東部 327 号線 (岩子地区) 事業内容:延長=662.8m、幅員=6.0m 事 業 費:1 億 4,000 万円 事業時間:平成 24 年度~平成 26 年度 東部 339 号線 (岩子地区) 事業内容:延長=50m、幅員=6.0m 事 業 費:1,100 万円 事業時間:平成 24 年度~平成 26 年度 東部 338 号線 (岩子地区) 事業内容:延長=250m、幅員=6.0m 事 業 費:4,200 万円 事業時間:平成 24 年度~平成 26 年度 百槻和田線 (岩子地区) 事業内容:延長=1,536.7m、幅員=7.0m 事 業 費:2 億 8,900 万円 事業時間:平成 24 年度~平成 27 年度 法定外道路 (岩子地区) 事業内容:延長=250m、幅員=6.0m 事 業 費:5,100 万円 事業時間:平成 24 年度~平成 26 年度 東部 328 号線 (岩子地区) 事業内容:延長=1,500m、幅員=6.0m 事 業 費:3 億 7,900 万円 事業時間:平成 24 年度~平成 27 年度 東部 320 号線 (岩子地区) 事業内容:延長=230m、幅員=6.0m 事 業 費:3,900 万円 事業時間:平成 24 年度~平成 26 年度 東部 519 号線 (磯部地区) 事業内容:延長=320m、幅員=6.0m 事 業 費:6,000 万円 事業時間:平成 24 年度~平成 26 年度 東部 520 号線 (磯部地区) 事業内容:延長=120m、幅員=6.0m 事 業 費:2,500 万円 事業時間:平成 24 年度~平成 26 年度 東部 521 号線 (磯部地区) 事業内容:延長=1,400m、幅員=8.0m 事 業 費:2 億 4,500 万円 事業時間:平成 24 年度~平成 26 年度 東部 462 号線 (法定外道路) (磯部地区) 事業内容:延長=2,000m、幅員=6.0m 事 業 費:3 億 7,500 万円 事業時間:平成 24 年度~平成 27 年度 金草線 (磯部地区) 事業内容:延長=1,880.0m、幅員=6.0m 事 業 費:3 億 7,000 万円 事業時間:平成 24 年度~平成 27 年度 東部 491 号線 (磯部地区) 事業内容:延長=440.0m、幅員=6.0m 事 業 費:8,600 万円 事業時間:平成 24 年度~平成 26 年度 東部 501 号線 (磯部地区) 事業内容:延長=696.5m、幅員=6.0m 事 業 費:3,500 万円 事業時間:平成 24 年度~平成 27 年度 鹿島前迫線 (蒲庭地区) 事業内容:延長=763.0m、幅員=6.0m 事 業 費:1 億 4,800 万円 事業時間:平成 24 年度~平成 26 年度 鹿島前迫線 (蒲庭地区) 事業内容:延長=863.9m、幅員=6.0m 事 業 費:2 億 3,300 万円 事業時間:平成 24 年度~平成 26 年度 課題(事業実施上の課題等) 避難道路の整備については、道路用地の取得及び補償に時間を要し、工事が予定通り進 まないことが懸念されます。 また、一部整備箇所については、国や県など関係機関事業との調整・連絡が必要となる ため、関係機関との連携を密にとり、工期遅延など支障が生じないよう協議を行っていく

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- 43 - 必要があります。 その他、共通の課題である、被災地における建設関係工事の需要量増加による、資材や 作業員不足に伴う、工事金額の増額や工期の延長等に対応する必要があります。 今後の方針(今後の事業展開予定) 平成 24 年度から事業を開始しており、初年度に測量設計委託を実施し、さらに概略設 計時に地元説明会を行い、地権者の同意を得た後、用地、補償交渉を進め、用地取得後、 速やかに工事に着手します。 平成 25 年度まで 4 路線の工事着手となっていますが、平成 26 年度中に全路線の工事着 手を目指しています。

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2.磯部コミュニティセンターの利活用

所管課:生涯学習部中央公民館 目的 東日本大震災により発生した津波により、旧磯部公民館は 1 階内部が大破する等使用不 能となり、取り壊しました。 これに代わる施設として、シンガポール赤十字社からの寄付金により、磯部中学校南側 に磯部コミュニティセンターを建設し、平成 25 年 7 月に完成して業務を開始しました。 磯部コミュニティセンターは、出張所・公民館の機能に加え、防災倉庫・屋根裏倉庫・ ソーラーシステムや非常用自家発電装置を備え、地域の交流拠点と防災拠点の機能を併せ 持った施設です。 この施設を利活用していくことにより、磯部地区の復興に向け中核的な施設としての役 割を担っていきます。 復興方針(事業全体の内容) 地域の文化活動や各種行事の開催 地域住民の交流の場としての利用の促進 地区住民による自主防災活動の促進 非常時の避難・食料提供の場としての機能維持 主な施策 事 業 名 実施地区・箇所 事 業 概 要 磯部公民館管理運営事業 磯部コミュニティセンター他 事業内容:各種教室等の実施、公民館だよりの発行、 教育関係機関や各種団体との連携、非常 用設備・備蓄の点検・維持 事 業 費:272 万円(平成 26 年度) 事業期間:平成 25 年度~ 課題(事業実施上の課題等) 地域住民の多くが各応急仮設住宅や借り上げ 住宅等に分散したり、旧公民館利用者で地区外 に転居した場合もあり、多くの人に利用しても らえる事業のあり方の検討が必要です。 応急仮設住宅においては、公民館事業とは別 に生涯学習課で生涯学習講座を実施してきまし たが、この事業との協力連携を検討していくこ とも必要です。 また、定期的な防災訓練の実施について、地 区区長会や狐穴井戸端長屋居住者などと協議を 行うことが必要です。 各地区館合同ハーモニカ演奏会

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- 45 - 今後の方針(今後の事業展開予定) 出張所、公民館の日常業務を適切に執行するとともに、地域の行事の開催場所として、 住民の交流の場としての機能を果たしていきます。 再開した公民館事業を継続するとともに、地域の状況や住民の要望に対応し新たな教室 等の事業を検討・開始していきます。 また、震災により疲弊した地域住民同士の交流復活の足がかりとして、移動学習や磯部 地区在住の新成人による「磯部盆踊り」を開催し、公民館を中心とした新たな地域のコミ ュニティー作りを図ります。さらには、地区住民の健康増進を図るため、老若男女を問わ ず、誰でも参加できる卓球教室や健康講座等を実施します。 災害時に備えた地区防災拠点として利活用を図るため、防災意識を高める取り組みとし て、定期的に地域住民参加の防災訓練を実施します。 磯部コミュニティセンター竣工式(H25.7.13)

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3.公園の整備

所管課:建設部都市整備課 目的 原発事故の影響により、市外へ避難している子育て世代もおり、また、市内の子どもた ちが屋外で遊ぶことをひかえている状況です。 子育て世代等が、運動・遊びを心配なく行わせることができるよう、また、運動機能の 低下が著しい子どもの運動機会を確保するため、都市公園の既存遊具の更新を行うことに よって、相馬市への定住を進めるとともに、子どもの体力向上に寄与します。 また、津波被害等により住宅を失った方々が、今後、新たに造成する住宅団地で生活を 営んでいくことから、公園緑地広場の整備を行い、良好な住環境を創出します。 復興方針(事業全体の内容) 都市公園の既存遊具の更新 新たに造成する住宅団地の公園緑地広場の整備 主な施策 事 業 名 実施地区・箇所 事 業 概 要 公園遊具更新事業 川沼西公園 外 11 事業内容:都市公園の既存遊具の更新 事 業 費:約 3,400 万円(平成 26 年度) 事業期間:平成 25 年度~平成 27 年度 防災集団移転促進事業 刈敷田地区 外 5 事業内容:団地造成に伴う公園緑地広場の整備 事 業 費:防災集団移転促進事業費の内数 事業期間:平成 26 年度 課題(事業実施上の課題等) 業者決定後は業者との連絡調整を密にし、早期完成を目指していくことが必要です。 また、児童が多く集まるという施設の特性上、工事期間中は特に児童への安全の配慮が 必要です。 今後の方針(今後の事業展開予定) 都市公園の既存遊具の更新を平成 27 年度までに行い、併せて老朽化してい る都市公園内のベンチやフェンス等の 施設の修繕・更新を進めていきます。 工事期間中は児童が事故に巻き込ま れないよう、安全面の指導管理を徹底 します。 また、新たに造成する住宅団地の公 園緑地広場の整備を平成 26 年度まで に行い、整備後は安全・安心に遊ぶこ とができるよう、地域住民と一体とな り維持管理をしていきます。 新たに遊具整備を行った川沼西公園(H25.3.29)

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第3節 広域公共施設の整備

1.公立相馬総合病院新病棟の建設(耐震化)

所管課:相馬方部衛生組合 目的 東日本大震災により、相馬地方における中核病院である公立相馬総合病院も大きなの被 害を受け、特に第1病棟の損傷がひどく使用不能となっています。 そのため、総合病院としての必要な機能を有していない状態となっていることから、早 急に機能回復を図る必要があります。 また、南相馬市以南の相双医療圏の医療機関は、東日本大震災に加え、東日本大震災に 伴う東京電力福島第一原子力発電所の事故により大きな被害を受け、南相馬市内の医療機 関においても、完全復旧まで長時間を要する状況にあることから、医療スタッフに被害の 少ない公立相馬総合病院に対し、圏内の拠点病院としての医療提供体制の充実強化が一層 求められています。 そのため、被災した公立相馬総合病院の再建を行うとともに、再建に併せて救急・外来・ 手術・透析療法等の機能を充実させ、 当地方を含めた相双医療圏における 災害拠点病院としての機能の充実強 化を図ります。 復興方針(事業全体の内容) 新病棟の改築 主な施策 事 業 名 実施地区・箇所 事 業 概 要 新病棟改築事業 新沼字坪ヶ迫地内 事業概要:新病棟の改築及び用地取得、外構工事 事 業 費:32 億 8,000 万円(全体事業費) 事業期間:平成 24 年度~平成 28 年度 課題(事業実施上の課題等) 事業の期間が平成 28 年度までの長期のため、工事期間における患者、来院者への配慮 が必要です。また工事期間中における仮設道路等、周辺環境にも配慮が必要です。 今後の方針(今後の事業展開予定) 早急な改築に努め、総合病院としての必要な機能を有する、相馬市・新地町の中核病院 のみならず、相馬地方を含めた相双医療圏における災害拠点病院としての機能の充実強化 を図ります。 工期期間における患者、来院者への安全確保はもちろんのこと、来院の際のルート案内、 駐車場の変更など、工事の進捗状況により、必要な情報を広く周知していきます。 また長期工事に伴う近隣住民から理解と協力を得ながら、工事を進めてまいります。 公立相馬総合病院 新病棟イメージ図

参照

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