1
論 文1
UDC :699.
8ア2 日本 建 築 学 会 構 造 系論 文報 告 集 第 404 号・
1989 年 10月外
壁 仕
上
材 料
の
汚
染
の
促 進 試
験方法
建築 物外 壁 仕上 材料
の汚 染
の評価方 法
に関
す る研 究 (
そ の3
)
正 会 員橘
高
義
典
* 1.
序前 報]}で は , 降 雨に よ る外 壁 仕 上材料の汚染を評 価す る ための屋 外 暴 露 試 験 方 法 を考案
・
実施 し,
各種 材料の 汚 染の特 徴を 明 らか に し た。
本 報では,
材 料の汚 染に及 ぼ す流下懸 濁雨水の影 響を詳 細に把 握 する と ともに,
そ れらの作 用 を短 期 間に再現する降 雨 汚 染 促 進 試 験 方 法の 概 要な ら びに促 進 試験 結 果と屋 外 暴 露 試 験 結 果との関連 性につ いて述べ る 。 な お,
外 壁 材 料の汚 染に関 する試 験 方 法に は近 藤2) の もの等が あるが,
屋 外 暴 露 試 験 結果と 十分 な相関性の得ら れ る 試験 方法 は確 立さ れて い な い。
2.
研 究の範囲本 研 究で は塵
壌
等の付 着によ る材 料表面の米
学 的な変 化を汚 染と定 義する3,。
具体 的に は,
色 差 計に より測定 され る材 料 表 面の側 色 値 を 測 定物理 量 と す る。 ま た,
本 研 究で対 象 としてい る雨 水の流下部に発生す る汚染の発 生 要 因に は,
流下 雨水 中の汚染物 質の付 着の ほ かに飛 来 粒 子の付 着, 材 料 表 面の化学 的変色・
劣化等が, ま た,
付 着 物 質に関して は粘 土粒 子, 細砂,
鉱 物 等の無 機 質系 物 質な ら びに藻 類, 真菌類 等に代表さ れ る微生物が挙げ られる])。
こ の よ う な要因の多様さ が外壁面の汚染を複 雑に して い る 原 因 と 考 え ら れ る が,
これ らすべ て を複 合 的に評 価する試 験 方 法の確 立は最 終的な目標と し,
本 報 で は基 礎 的 段 階 とし て,
特に主 要な要 因で あ る降雨 水に 含ま れる無 機 質 微 粒 物 質の付 着による材 料 表 面の変 色に 着 目し,
そ れ ら を 短期 間に促 進する試 験 方 法を確 立する こと と し た。 ま た,
取 扱 う外 壁 仕上材 料の表 面 色は無 彩 色系と し た。3.
屋外暴 露試験 促 進 試 験 結 果と実 際 との近 似 性 を検 討す る た め に, 塵 埃を含ん だ降 雨 水の流 下に よる材 料の表 面 色の変 化 を屋 外 暴 露 試 験によ り把 握す ることを目的と す る。
3.
1 暴 露 試 験 方 法 暴 露 試 験 方 法は前報1) で考案し た方法と する (図一
1 >。 本 法はパ ラペ ッ ト下 部壁面に発 生す る流 下 状の汚 染 を再 現す る も ので あ り,
堆積 塵 埃 を含ん だ降雨 水が試 料 表 面 に均一
に流下 す る よ うに してあ る。
試料の暴 露状態は以 下の 2種と し た。1
) 降雨 時 暴露 塵 埃を含ん だ降 雨 水の流下作用単独によ る材 料の変 色 を把 握 する こと を意 図し, 試 料は降雨時の み暴 露 する。
すな わち, 降雨 開 始 を感 知 機に よ り感知する と同 時に試 料暴露 台に取 り付ける。 降雨 終 了後,
試 料 を取り込み暴 露 場 所 側の暗 室 内 (外 気と 温 湿度 条 件が ほ ぼ同じ)に保 管 する。
2 )常 時暴露 上 記1)の比 較 試 料と し て, 降雨 時 以 外の諸 因 子に よ る変 色の程 度を把 握 することを 意 図し,
試料は降 雨 時 以 外に も暴 露 台に取り付けて お く。
た だ し,
深 夜 間で の降 雨 時 暴 露 試 料の設 置 作 業は困 難 で あ るため,
夜 間の暴 露は行わ な い こと とし た。
すな わ ち,
常 時 暴 露の暴 露 時 間は午 前9:00か ら午 後6:00ま で と し夜 間は暗 室 内に保管し・
た。 ただ し,
降 雨が夜 間 も 継 続 する場 合に は両 暴 露とも継 続させ る こととし た。
また, 比 較の ため常 時暗室内保管も行っ た。 暴 露 場 所は東 京 都目黒 区, 東京工業大学 建築 棟 (5階 建 )の屋 上で あり,
試 料 面は北向と し た。
実施 期 間は 1984 年 6月 17日 よ り1984 年 12月 15日まで の約 24週 間で ある (8/13〜8
/19,10
/28〜11
/4は行なっ て い な い )。 3.
2 試 料建 築 物 外 壁 材 料の中か ら
,
材 質・
表面
性 状の差異を考 OO °o*
宇 都 宮 大 学 助 手・
工博 (1989年4月10日原 稿 受 理,
1989年7月3日採用決定} 6008NL
傾 斜 板a 且0
°
=…一
a, 試 料 a 331
串
尋
。 a「 傾斜板 断 面 側面断面 図単位 :mm 図
一
1 暴 露 試 験 方 法表
一
1 試 料 No.
記 号 租 順 衷面 形状 表面の 主 な材質 1EF 合成鮒館エマ ルシ ヨン系 仕上塗 材 平 滑 ア ク リル 樹鮪等 (樹 脂 曾 有 串2邸》 2SlF 合成樹 脂エマ ルシヨ ン系 仕上塗材 平 滑 無機 質 窩5》子 シ リ カ等 3CLI セ メント系薄 付け仕上塗材 砂 壁 状 セメ ン ト水和 物 等 4ELI 合成樹 脂エマ
ルシヨ ン系 薄 付 け仕 上堕材 砂 壁 状 ア ク リル樹脂 等 5EL 可 とう系薄 付け 仕 上塑材 ゆず肌状 ア ク リ ル田躪 等 (樹脂 含有串70匹} 6ALC 気泡コ
ン ク リー
ト (ALC ) 気 池 凹 自 状 セメ ント水和拘 尋 7TILE 磁器 貿 タ イル 〔施柚1 平 滑 C・
S−
A系を主 成分 とす 弓窟 晶ガ ラス質 8MOR40 モ ルタ ル (鋼図 犁枠によ り作 図} 平 滑 腎!C三
嫗 S!伊2.
0 9MOR80 モル タ ル 〔鋼製 型枠に よ り作 黝 甲 滑 刷κ=
8嘔 s!c=
2.
o 仕上塗材の下地は 石綿スレー
ト飯 慮し代 表 的な 9 種の材料を実験 試 料 とした。 試 料の概 要 を表一
1に示す。
試料表 面の色 は付 着 物 質の色 相 等 を 明 確にする た め無 彩色に統一
し た。
仕上塗材での下 地材料は石 綿ス レー
ト板とし,
仕 上 材 を塗 布 後,20
℃, 60%RH
の恒 温 恒 湿 室に て 1カ月 以 上気 中養 生を行っ た。
使 用し た顔 料は変 態 色の影 響を な るべ く避け る た め無 機 質 系と し た。 試料寸 法は14 cmX 20cm (幅×高 さ)と し た。 モ ル タル 板 (MOR
40,
MOR
80
)の使 用 材 料は,
普 通ボル ト ラン ドセメ ン ト, 標準砂 とし,
コ ン ク リー
ト曲げ試験用型枠の中に仕切 り をつ け,
10cm ×20 cm ×2cm
の供試 体 を作 製し た。
調合は
,MOR40
がWIC ;
40%,
MOR
80
がw
/C =80
% であ り
,SIC
はい ずれ も2.
o.
と し た。 打 設 2日後に 脱 型し,20
℃,60
%R .H .
の恒 温 恒 湿室に て 28 日水 中 養 生,
以 後1
週以上気 中養生 とし た。
型 枠の底 面により 成 型され る面を暴 露 面と し た。
3.
3 試 料 表 面の側 色 試 料 表 面の測 色は 1週 間ご と に行っ た。
す な わ ち6 日 間 (月一
土曜日 )の 暴露 期間の後,
試 料 を20℃,
60% R.
H,
の 恒温 室に約40時間放置 し乾 燥さ せ,
そ の後各 試 料 表 面の 三刺激 値X
,y
,Z
を測 定 面 積 2cm φの測色 色差計 (H 本電 色6R−
2000DP ,
刺 激 値直読法,
O
°−45
° 法,C
光 源)に よ り測 定 し た。
測 定 点は縦方向に3cm
間隔に4
点, 横 方 向に3cm
間 隔に3
点,
合計12
点と し た。 凹 凸材料の測 定 時に は測 定 部 全 体を暗幕で覆い外 部の光の影 響 を な るべ く避け た。
3.
4 降 雨に よ る汚染に関与す る主な環 境 因子の測 定 促 進 試 験 条 件 と 外 的 因 子の負荷量との関 係 を考 察 する た めに, 以下の諸因 子に関し測 定を行っ た。
。
試 料 面へ 流 下する雨水 暴 露台に 図一2
に示す流 下水の捕 集 器 を取 付け,
暴露 台傾斜板上 面か ら流 下 する 雨 水 (以 下,
流 下 雨 水と呼ぶ)をメ ス シ リンダー
に集め た。 捕 集 幅は10cm と し た。
暴 露 開 始 後 30分ご とに流 下 雨 水の総量,
流 下雨水 中に含 まれる塵 埃 量を測 定し た。一
一
側 面 断 面 図 1o0mm諜
璽
… ン幹干
コ 正 面 図 図一
2 流下 水 捕 集 器 LOOmm 一一
「 受 水 面 o (200XLOO囗
【
ロ
) o 目 Eoo騨
o 0 メス シリンダー
…r塵
1
側 面断 面図 正 面 図 図一
3 壁 面 雨 量計 雨 水 中の塵 埃 量の 測定は降 下 ばい じん 量の 測 定 方 法 (JIS
Z 2381,))に従 っ た。
捕 集 幅 当た りの雨 水の流 下 量の総 量を総 流 下 水量 (cc /cm ), 捕 集 幅 当た りの 流 下 雨 水 中に 含ま れ る不溶 解 性の 塵 埃 量を流 下 塵 埃量 (mg /cm )と定 義 し た。。
試 料 面へ 到 達 する雨水 暴露台に図一
一
3に示 す 壁 面 雨 量 計 を 取り付 け,
試 料面に到 達す る雨 水の総 量 を 30分ご とに測 定 し た。・降水 量
雨 量 計により暴 露 場所の降水量 を測 定し た。 ま た
,
約300m
離れ た場 所で の転 倒マ ス型自動雨 量計測器に よる 10分ご との降 水デー
タ を参照 し た。
。 降 下ばい じん量JIS
Z 238141に従い,
暴 露 期 間 中の 降 下ばい じ ん量を ディポジッ トゲー
ジで測 定し た。 3.
5 暴 露 試 験 結 果お よ び考 察 3,
5.
1
試 料の測 色結果 降 雨時暴露な らびに常 時 暴 露に おける暴 露 前 後の側色、
結 果を表一
2に示す。
各 試 料につ い て Y一
刺 激 値お よび 色度 座ec
x,
yの平均値y
,X
, 雪 を示し た。 ま た,
図一
4にY
の変化 率Y
/y
。の経時 変 化 を示 し た、
, 表一
2 測 色結 果 降 雨 時 屡 露 稱 時 暴 露 網o 記 号 竒 弼 前 孱 露 役 (2q 週 ) 器 露 前 愚露 復 (24 適 ) v田
π oy囿
v2.
紀2喟
y2■
マo 」〜o鬮
サ梱
72.
マ2‘
馳 4 1 2EFs 【F85.
581.
2.
326.
332、
334.
3396L675.
5.
32B.
矧.
333.
鎚 85.
580.
8332’
黝 騫
6L677.
1.
餓9、
332,
33荊 3コ7 3CLI 田.
4,
331.
33857,
4.
336.
3ら267.
5.
331.
33852.
6、
33413
母 ELI7q.
9.
332,
33了 59,
1.
3弓3.
346 了5,
3.
332.
33760、
5、
343 1,
345 5EL83.
3.
332.
33862.
0,
333,
腮7 朋,
0.
332,
33560・
51.
333.
3訂 6ALC60,
6.
320.
32549.
5.
3273z96L2.
320,
33052.
9.
327.
330 7Tl しE75.
4.
き10.
32171.
5.
311、
322了5.
7.
310.
321了o.
了.
311 1,
321 8MOR4035.
7.
325.
33135.
o、
325、
33138.
0,
325,
33136,
1,
327.
332 9MOR 駐o37,
1.
3罰,
33237,
8.
325.
33137.
o.
駿6,
33138.
4.
323、
329LO0
.
90.
8O.
7 【.
00.
91.
00.
90.
8LO0.
90.
81.
0 E£ o・
9 [ ) O.
8LOo.
9o.
81、
00.
91.
00.
91.
00.
90.
804812162024 測 定 週 (weeks ) 図一
4 y!Yoの変化各 試料の測色値の変化は
Y
につ い て明確
な 差が み ら れ る。
髭、 雪につ い ては,ELI ,
ALC
が若 干 変 化し て い るほ か は各 試 料とも大き な変化は な く, 表面色の変 化は 明度の変 化が支 配 的で あるとい え る。y
の変 化はEF ,
ELI ,
EL
等の ア ク リル樹 脂エ マ ル ショ ン系材 料,ALC
等で大き く な る傾 向にある。3.
5,
2 降 雨 時 暴 露と常 時暴 露との関係 図一
4の経 時 変 化よ り降 雨 時 暴露 と 常 時 暴 露で のy
/Y
。の変 化 を 比 較 すると,
CLI
,
ALC を除く と各試料と も大き な差は見 られ な い。 ま た,
降雨時お よび常 時 暴 露 24週で の Y/Y。,.
X,
g
の対応結果 を 図一
5〜
7に示す。
両者は45
°
の傾き線 上にあり, 表 面 色の変 化の程 度は ほ ぼ同じとみ な せ る。
す なわち, 本 常 時 暴 露の範 囲で は,
降 雨時 以 外の変 色 要 因の影 響は少な く,
降 雨 水の流下に よ る変色が卓越 し ている といえ る。
CLI
お よびALC
におい て,
降 雨 時 暴 露よ りも常 時暴 露の 方 がy
の低下 が小さい。
こ れ は,
両 者と も表面 強 度が低いた め,
常時暴露で は種々 の劣化 因 子 (紫外 線,
熱等が考え ら れ る)に より表 面 劣 化が起こ り,
y の 変 化 要 因と な る付 着 物 質が降雨時に除去 さ れ るこ と が主た る原 因と思わ れ る。 3.
5.
3 降 雨時暴 露 試料の測 色 値の変化因子 降 雨 時 暴 露試 料 表面の顕微 鏡 観 察 結果 よ り, 概 して合 成樹脂 系 材料表 面に は黒 色 粒子 (最 大 径20
μm 程 度) の 付着,
また,
無 機 質 系 材 料 表 面に は黒 色 粒 子に加え粘 土 粒 子 と 思 わ れ る茶 褐 色 粒子 (最 大 径20μm 程 度 〉の 付 着が み られ る。
それ らの外 観は降下ばい じん の顕 微 鏡 写 真に含 まれる粒 子 と 類 似 することに より,
雨 水に よっ て流された粒 子 状 物 質が試 料 面に付 着 し色の変 化 を もた ら し てい る と考え ら れ る。
また, 顕 微 鏡 観 察の範 囲に お いて本暴露 期 間では各 材 料の表 面 と も微 生 物の繁 殖は認 め ら れ な かっ た。
降雨 時 暴 露試料の測色値の変化要因と し て は,
雨水流 下によ る粒 子付着の ほ かに酸性雨に よ る変色が あ げ ら れ る。
そこで,
暴 露 試 験に用い た もの と 同一
の試 料を 酸 性 V/Vo 常 時 暴 露 (24週 ) Ll 1.
0 0.
9 0.
8 0.
7 0.
6 1.
1 螽 § LO靉
o.
9鬘
0.
88 \0.
71 >・
0.
6 図一5
降 雨 時 暴 露 と 常 時 暴 露 との 対応 (y/Y。〉.
35 霤.
34 邑 階.
33 聾.
32JX.
31.
30
.
3D.
31.
32.
33.
34.
35 又 降 雨時 暴露 (24週 ) 図一
6 降雨 時 暴露と常 時 暴 露との 対 応 (x).
36 35 謎 お(
璽 葛)
盥 囃霧
rx.
32.
31.
31.
32.
33.
34.
35.
36 y 降 雨時 暴露 〔24週 ) 図一7
降 雨 時 暴露と常時暴 露との 対 応 〔シ)表
一
3 環境因 子の測定結果 m閃
齟
●
「
oじ
o m
o
扇
励
mmhr
o● k05 !2009:
日D05 20 09:
3035.
巴T5
.
45.
45.
oo.
噌 q.
54L.
5L70L7 0.
o0.
D5 23 09:0006 23 09’
002.
zz 瓩 4 5o 〜 ■.
定 L 929 57 匚 0o.
L5 ■』 o.
匹 o.
z05 25 07’
OD06 25 07’
OO26 02 828.
83g o3 0L 7178 7249 72 』D4 竃 o o0.
307 5 05’
37 0 9鹽
o1 79940 96 055264 72 877 0O O0 7.
4 7o7 2O O407 /llO9 ;00O L量09
’
oo3 5 323 50 5L55 7o oo 07!L4 12’
3D07 /14 L2’
302L 23 89 652.
712 02 D49 53go 13 37 幽2 [ 0 60 D O07 4鹽
540.
7 呂 88 亘 521 31 7507 z3 日o 置5 90 0D 507 28 08’
007 23 Q&’
009 置 g o2 794 20 3l l97 6604 84 5z20 5o oD 908 !2艮OO:0008 /2021 :00 国5.
023.
315.
0lo9.
25.
o1.
& 92.
D596、
82.
6323.
匚 0.
2D.
og o5 L5’
5009 05 L5’
5016 2 】5.
3B.
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92.
547.
8744.
67.
3530 50 31 4 3’
OOo8622.
35 03 525 0769.
50 823L 30 2 1309 L6 3鹽
O O20 35 23 3L25.
60 20 4L5 0784.
50 4匚 31 70 0 09 ’L9 監3’
400 3’
o19 32 29 7135 310 亘 465 0850 62 0933 82 13 15 正O L1 00;
0 o 2 6672 9 0 884 50 8035 7 17 監O l7 D9;OO 置O L7 09「
0 o3750 545 0050■
35 6Q 6 置3 10 L9 08’
OO10 19 0’
OO 2983 9 oo 7 4 623 2011 L4 22’
00 7 45 928 211 7 B n 24 U’
2011 24 H【
074 E ■ o 1 3 5 0 038 22 12 01 L7’
3012 7 9 6 05 39 23 0,
23 5 6■
● o5 臼8 8 ■■
39●
●
99 ウ不 明韓
o隔 開 蛤 後10分 雨の性 状を想定し たPH =
4 (暴 露 場 所の 降 雨 水の PH はほぼ 4であっ た)の硫 酸 水 溶 液に 3カ月 間 浸し,
そ の 変色 を見た とこ ろ有意 な 差 は 認 め ら れ な かっ た。 また,
降 雨 時の み の暴 露で は紫 外 線に よ る変 色・
劣 化の影 響は 少な いと考え ら れ る。
以 上よ り, 今 回 選 定し た試 料な ら びに暴 露の範囲にお いて,
降 雨 時 暴 露 試 料の測 色 値の変 化 を もた ら し ている 主 要 因は流 下 雨 水 中の無 機 質 微 粒 物 質の付 着とみな して よ い と考え る。
3.
6 環 境 因 子の測 定 結 果 環 境 因子の測 定デー
タを総 括し て表一
3に示す。
表 中 での降 雨強度は転 倒マ ス型 雨 量計の デー
タ,
壁 面 雨 量 強 度は,
壁 面 雨量30
分 間の デー
タで最 大の もの を示し た。 降 水量 と総 流下水 量との 関係を 図一
8に示す。
両 者は ほ ぼ 比例関係にあ る とい え る。
両者の原点回帰 直 線の傾 き よ り,・
降 雨水に対す る総流 下水量 の 比率 (受 水 面 相 当 流れ長さ)を求め る と62,
lcm と なる。 こ の値は暴 露 台 傾 斜 板の奥 行き (60cm )に ほ ぼ等しい こと よ り, 傾 斜 板 上へ 降っ た雨 水の全 量が試料面へ 流 下し ている と考 え ら れ る。 降雨 終了時か ら次の降 雨 開 始 時まで の日数 (無 降 雨 日 数 ) と流 下 塵 埃 量 との関 係 を 図一
9に示す。
無 降雨期間 が長い ほ ど,
そ の後の降 雨 時の流 下 塵 埃 量は多く な る 傾 向が ある。 こ れ は,
無降 雨 期 間が長い ほど傾 斜 板 上 面へ 堆積す る物 質 量 が増 すため と考え ら れ る。 流 下雨水の塵埃濃 度 (不 溶 解 性の塵埃の重 量/流 下 雨 水の容 積 )の降 雨 開 始 後の変 動を図一10
に示す。
初期 に高 濃 度の雨 水が流 下し徐々 に低濃 度に な る傾 向が あ る。
こ れ は, 初 期の雨 水に より傾 斜 板上の堆 積 物質 が 収 集さ れ流 下し てい ること, 降 雨 水 中の汚 濁 物 量は降 雨初 期に多い こと5)・
61 など が 原 因 と 考え られ る。
暴 露 期 間 中の 不 溶 解性 降下 ばい じん量の 平 均は 3.
9 g/m2・
month で あっ た。 こ の値よ り, 本 暴露 期 間での傾 斜 板 上の堆 積 塵 埃 量 を 求め,
流下塰 埃量 を 推 定す ると135.
6
mg /cm と な り , 流 下 塵 埃 量の実 測 値 58.
4mg /cm よ りも大き くな っ た。 こ の差 分は傾 斜 板 上に付 着し てい 励(
冒 \ 8)
噌 1団 竃 100 団 15 O(
冒 \ 留)
ト 5 ●/
ノ
/°
一一一
一一一
一
一
一
一
一
一
一
F D to 岌) 馴〕 4D 降 水 量 (皿m) 図一
8 降 水 量 と総 流 下 水量 との関 係 ● ● ● ● ●一
・ ●●
の ● ■盒
゜ ’、
● ● ● ●_
且
_
_
_
_
_
_
_
」
_
_
_
_
_
_
_
L DO5 監Ol52D ゐ 3D 無 降 雨 日 数 (days) 図d9 無 降 雨日数と流下塵 竢.
量 との関係 6 4 2 0 0 0(
魯
)
慧
蠶
o m 引} fi〔1 聞 流 下水 皿 (ce/cm) 図
一
10 塵 埃濃 度の変 動 る未 流下物 質量 と 思わ れ る。
図一
4 にお け る降雨 時 暴 露で の各 試 料の Y/Y。値の各 週 ご と の変 化と環 境因 子 との関 係は,Y
/y
’
。の変 動が小 さ く,
バ ラ ツキ も あ る た め 明確な 傾向は抽 出でき なか っ た。 また,
横な ぐ りの降 雨に よ る洗浄効果につ い て は, 壁 面 雨 量 強 度が最 大で も17週の1.
Omm
/h
と小さ く,
同 週のYIV
。の変 化 を見て も顕 著な変 化は見ら れ ない ことよ り,
無 視で きる もの と考え る。一
18
一
4.
汚 染 促 進 試 験方 法の検討 本節では, 塵埃を含ん だ降 雨水の流下による汚染を短 期間に再 現す る降雨汚染促 進 試 験 装 置 を試 作し, 材料表 面の測 色 値に関し降 雨 時 暴 露 試 験 結 果と良い相 関性 が 得 られ る試 験 条件を明 らか にする と と もに, 促 進 試 験 条 件 と環境因子 との関係 を考 察す ることを目的と す る。
4.
1 予 備 的 検 討 予備 的に以下の方 法で促 進 試 験 を行っ た と ころ, 暴 露 試 験 結 果 と十 分な相関は得ら れ な かっ た。
1 )汚 染 物 質の代 替 物 として 関 東ロー
ム (試 験 用 ダス ト8 種,JIS
Z
8901 )とカー
ボンプ ラック (カラー
ブ ラッ ク)を 選定し,
そ れ ら を各種混合比 で懸濁 さ せ た懸 濁 水 中に試 料を浸し その後 乾燥さ せ る サ イクル を繰り返 し た。2
) 上 記1)と同様の懸 濁 水 を試 料 表 面に流 下さ せ その後 乾 燥さ せ る サ イク ルを繰 り返し た。 3)暴 露 場 所 の沈 降塵埃を収 集し懸 濁水とし て上 記2 )と 同様の流 下 実験を行っ た。1
)お よび2
)の実験に おい て促進 試料と暴露試料と の表 面 状 態の相 違 点は次の と お りで あっ た。
暴 露 試 験で は有機 系材料の表面に は概して黒色 微 粒 子が, ま た, 無 機 系 材料表 面には黒 色粒子のほかに茶 褐 色微 粒 子の付 着 が見られ る の に対し, 促 進 試 験で は,
すべ て の試 料に黒 色粒子の付着が起こ る。
この こ とは側 色結果に も大き な 差異をも た ら す。
材 質に よっ て黒 色 物 質の付 着に A 「 差異が生 じ る理 由には以 下 が 推 定 でき る。 す な わ ち,
汚染物 質 中に 疎 水 性の黒 色 物質 (燃焼 生 成 物の カr ボンブラッ ク等 が 推 定で き・
る )が含ま れ て お りη,
それが流 下 水に流 され材 料 表 面に到 達する 際に, 有 機 系 材 料に は付 着し やす い が,
無 機 系 材 料 等の親 水 性材料 表 面に は それ ら は洗い流さ れ付着 しづ らい。 逆に無 機 系 材 料表面に は親 水 性 物 質であ る褐色粒 子 (土。
粒 子 等が推 定でき る〉が付着し や すい。
その た めに有 機 系 材 料に は 主に黒 色 粒 子が, 無 機 系 材 料に は 主に茶 褐 色 粒子の付 着が観 察され る も の と思わ れ る。
実 験で用い た 懸濁水で は疎 水 性の物 質の使 用が 困難なために暴露と促 進で相 違 点 が生じ たと考え ら れる。
ま た,
実 際の沈 降塵 埃 を使 用し た 3)の実 験 結 果に関して は次の 相 違 点が指 摘できる。 先ほ どの実 測 結 果 (図一10
)か ら 明 ら か な よ う に,
暴 露試料に は降 雨 開始時に高濃度の懸 濁 水 が 流 下 し 徐々 に低 濃 度 と なる ため,
初 期の 雨 水 流 下は主に粒子の 運 搬および付 着 作 用と な る が,
そρ後の雨 水 流 下は付 着 粒子の洗 浄 作 用とな る こと が 予想さ れ る。
し た が っ て,
単一
濃 度の懸 濁 水の流 下で は 十分な再現に は ならな い。
以 上を総括す る と,1
)汚染物 質に疎水 性の黒 色 物 質 を 使 用す る。
2) 実 際の負 荷に近い条 件, す な わ ち,
塵 埃の散布・
堆積に加え て水 滴 散 布を行い, 試料面厂塵 埃 を 流 下さ せ る。
等が暴露 試料と近似す る促進試料を得る た めの必要条件と考え る。
4.
2 降雨 汚 染 促 進 試 験装置の 概 要 前 述し た考 察よ り,
試作す る降 雨 汚 染 促 進 試 験 装 置は,
な るべ く実際に近 似した負荷条件を再 現 する こと と し,
人 工 降 雨 装 置に塵 埃 発 生 装 置 を組み合わ せる もの とし た。 そ の概 要 を図一
11お よ び写 真一
1に示 す。 人工降 雨 装 置は既 報S)で作 製し た もの を使 用し た。
本 降 雨 装 置は 実際の降雨水 滴と類似した落下水滴を数 段 階につ い て得 られ るもので あ る。
塵埃 発 生 装置 は,
一
定 量の 塵 埃 を安 定かつ多量に散布 でき る もめと し,
圧縮空 気によっ て粉末を飛散さ せ る方 法と し た。
塵埃 発生 装置は, 塵埃供給 機 (三共 電 業製PB −
1)お よび 塵 埃 散 布 機 (三 共 電 業 製MFOV −1
)よ り成る。 試料は,
暴露試 験と 同様,
凹 凸ビニー
ル製の傾斜板の 水 滴 発 生 装 置 250 100250 水滴 分散装 置 塵 埃 発 生 装 噴 出叢
ZOO00 婁一
傾斜板 排風口 室 膩料 § 一 A・
」 B−
B’
断 面 図 単位二mm 図一
11 降 雨 汚 染 促 進 試 験 装 置fB
一 L.
,
B,
A−
A’
断面 図 写真一
1 降雨汚染促 進 試 験 装 置の外 観一 19 一
端 部に縦に設置す る
。
傾斜板上 面に塵 埃 を 吹 付け堆積 さ せ, 水滴 散布によ り塵 埃を含ん だ懸 濁 水 を試料面に均等 に流 下させ るもので あ る。
4.
3 試 験 条 件の検 討本 装 置の試 験 条 件に は降 水条 件
,
汚 染 物 質の散 布 条 件, 汚 染 物 質の種 類 等があり, いずれの条件も多種の水 準 が.
設 定でき る。
実 際の条 件で は水 準の 異なっ た負荷が複 雑 に絡み合い作 用してい る もの と考え ら れ る が,
降雨 時 暴 露 試 験の範 囲では各 試 料の測 色 値は降 水 負 荷の増 加に伴 い減 少して いること,
多 種の条 件を設 定す る促 進 試 験 方 法は効 率 的で な い こと な ど より,
本 促 進 試 験は同一
負 荷 条 件 を繰り返 す もの と した。 そ して促 進 試 験によ る試料と降 雨 時 暴 露の試 料との表 面 状 態お よ び 測 色 値 が 近似す るこ と を前 提とし,
今まで の基 礎 的な測 定結果お よ び実験結果を念 頭に お き,
試 行 錯 誤 的に多種の試験を行い,
試験条 件を以下の ように設 定し た。
・試 料の設 置 方 法 試料設 置 台の傾 斜板の奥行き は20cm
と し,
落 下 水 滴の有 効 受 水 面 積は試 料の単 位 幅 当 た り20cm とし た。
また,
試 料の角 度は水 平 面に対 し て85
°
と し た。 この理由は以 下に よ る。予 備 実 験の結 果, 試 料を垂 直にする と平 滑 材 料におい て流 下 水の流れ方 が一
ヵ所に偏りやす く,
均一
な流 下が得に くい。
実際の 暴 露で は横な ぐり の降 雨 水 滴 も多少含 まれ るた め流下の生 じ る場 所が分 散し や すい。
し た がっ て,
促 進 試験に おい て は試 料 をや や傾け るこ とに よ り 均一
な 流下を得るこ と とし た。
・
降 水 条件 降水条件は,
本暴露結果な ら び に実際 の 降雨に お い ても 発生 頻度 が 高 く 平 均 的 な降雨条 件と考 えら れ る並 雨 (装 置の降 水 強 度=
約 10mm /h
)と し た。・
1サ イクル の試 験 条 件 予 備 的 検 討の結 果よ り,
流 下水の塵埃 濃 度は初 期に高く,
徐々 に減 少する ことが 望ま しい こ と より,
試 験開 始 後5分 間は汚 染 物 質の散 布 と降 水を行い,
あ と の10
分 間は降 水だ けの作 用と した。 その後,
乾燥 過 程を加え促 進 試 験の 1サ イク ルと する。
。塵埃 発生部 条 件 塵 埃の供 給 量 , 吹 出し 口 の位置 等は,
降 水の流 下に伴 う塵 埃の試 料 面へ の流 下 がな るべ く均一
かつ 効 率 的に な るよ う, 試 料 面の測色 値の横方 向 の バ ラツキ を基に検討し図一
11 中お よび表一
4に示す値 と した。
・汚染 物 質の種 類 汚 染 物 質はその性状が実際の降下 ばい じ んに近 似して いること,
促 進 試 験 後の試 料 が暴 露 試 料の状 態と類似す ること,
など を条 件に多 種の粉 体を取 捨選択すると と も に,
暴 露 場所の降 下ばい じん ならびに暴 露 試 料の付 着 物 質と照 合し,
以 下の もの を選 定した。
1 )JIS
Z 8901試 験 用ダス ト12種,
カー
ボンブ ラッ ク (フ ァー
ネスブラ ッ ク),
粒 径0.
03〜
O,
2μm :記一
20
一
表一
4 試 験 条 件 降水 条件 水滴落 下 問隔 iL5sec 汾散 部 金 網 痴鮖 .
2mm−
0.
6m旧 (」i
降水 強度 i艮0瞰m/hr 塵 埃発 生 部1250m8
/mIn騾
鵲
. ll6m/sec 排風 口 風 速 ヨ1,
4田!s (3点 平 均 試料 部 傾斜板 長 さ」
2
°・・・
傾 斜板 角 度 10°
試 料設 置 角 度.
85°
試験 条 件離
間謹
(1cycle) 物 質散布時間1初 期5分 間 降氷 時 間 15分間 表一5
汚 染 物 質の調 合 条 件 (%〉 カー
ボ ン ブ ラック 記 号 かボ ン 含有率 FB CB 50器 50竃 C−
2.
52,
51.
25 [ L25 C−
5.
05,
02.
502,
50 C−
7.
57.
53.
753,
75 C・
1010.
05,
00 5.
OO 土 粒 子 YO.
KR ,;
警
膿
71.
3 } 23.
7 69.
41
23.
1 67.
51
22
.
5 号FB
2
>Color
black
FW
200,
カー
ボンブラッ ク,
粒 径O,
002− O.
028
μm , ホルベ イン工 業 株 式 会 社 製 造 : 記 号CB
3)Yellow
Ochre
No .
69−
Z34,
天 然 黄 土, 主 成 分 FeaOs :20.
7% At,O
, :13.
8
%,
SiO2
:54,
0
%,CaCOa
:0.
4%,
ホル ベイン工業株式 会社 製造:記 号YO 4>JIS
Z 8901試 験 用ダス ト8種,
焼 成 関 東ロー
ム, 中 位 径 8μm,
分 布 指 数0,
77
:記 号KR
1)お よ び 2)に よ り 黒色微 粒子 を代 替し,
3),
4 >に よ り土 粒 子 等 を 代 替 する もの である。
カー
ボンブラ ッ ク に2
種類を 選定し た 理由は, 予 備 的 検 討で の考 察に基づ い た ものであり, 1)が疎水性,2
)が親 水 性の カー
ボン プラ ックである。
4.
4 促 進 試 験の実 施 促 進 試 験に よ る試 料 表 面の変化は汚 染 物 質 中の カー
ボ ン ブラッ クの 含有率に よっ て異な るこ.
と よ り, 表一・
5
に 示す 4種の調 合 条 件 を設 定 し促 進 試 験 を実施し た 。 試 料 は暴 露試験に用い たもの と同 種の 9種 とし た。 促 進 試 験 1サ イクル ご とに各 試科を20DC,
60%Rh
の恒温恒湿 にて24
時 間 乾 燥さ せ測 色 を暴 露 試 験 と 同 様に12
点にっ い て行っ た。
y
の初 期 値か らの 変 化率y
/y
。と試験サ イク ル と の 関 係の一
例を 図一
12に示 し た。 有 機 系 材 料で あ るEF
では, カー
ボン の含有率が高い ほ ど そのy
の変 化は大 き くな る。
逆にSIF ,
ALC
等の 無機系 材 料で はカー
ボ ン含有
率の低い条件ほ どy
の変 化は大 きく な る。
これ は,
疎 水 性の カー
ボンブラック が,
有 機 系 材 料に は付 着1
.
o 0.
8、
巓 聒 拯 0,
4 L 0.
L O.
0.
0.
L α o 卜 \ メ 0.
0 O.
cycIe 図一
12 試 験サイク ル と y/Y。との関係 Y/マ0の対 応桔 果 0.
2 0 2.
5 5.
0 7.
5 10、
0 [% ] カー
ボン含有率 図一
13 カー
ボン含 有 率 と 相 閧 係 数との関 係 〔γ/v。) 1.
2 1,
0 鵬 鵬…
瞳 嗤 回.
聖.
踵 0,
4 V/Vo の 対 応 結 果 1 2 試 験サ イ ク ル 図一
15 試 験サイクルと原 点 回 帰 係 数との関 係 (y/y。
) 1.
0 o,
8 曄 0.
6 o.
A 色 差の対応 結 果 0.
2 0 2.
5 5,
0 7.
5 10.
0 〔%) カー
ボン含 有 率 図一
14 カー
ボン含 有 率と 相関係数と の関 係 (色 差 )ノ
’
’
、
、
’ / \ ’「
f’
−’
’
’・
、
ワ 0 3cycle ロ 2cycle凸
lcycle 1.
2 L.
0 掻 o、
8 回 榧1「
0,
6 0.
4 0・
20 色差の対応 結 果 図一
16 1 試 験 サ イ クル 試 験サイクルと原 点回帰係 数 との関 係 (色 差 ) し や す く無 機 系 材 料に は付 着し に く い傾向がある ためと 考え られる。
こ のよ う な材 質による付 着 物 質の差 異の傾 向は暴 露 試 験および予 備 試 験で も 考 察 さ れ たこ とで あ り,
選 定 し た汚 染 物 質の妥 当性が考 察で き る。
4.
4 促 進 試 験 結 果と暴 露 試 験 結 果との関 係 促 進 試 験 (4調 合 条 件,1〜3
サ イクル )と降 雨 時 暴 露 試 験24週で の 各試料の平均色を 比較し た。 こ こ で は Y/y。および色 差につ いて回 帰 分 析を行い両 者の相 関 性 を検 討 した。 色 差は,
試 験 前 後の試料のY ,
X,
Z
の平 均 値をハ ン ター
の色 差 式に代 入し求 めた。 y/Y。につい て は,
初 期 値 を0とする ために各 値か ら 1を減じた値につ い て回 帰 分析を行っ た。
各 条 件での相 関 係 数 を図一
13,
14に,
原 点 回 帰 係 数 を 図一
15,
16に示 す。 こ の結 果よ り,
カー
ボン含 有 率7.
5 %の試 験 条 件で 3サ イク ル の場 合に相 関 係 数 r が最も 高く な り,
原 点 回 帰 係 数 αも1に近 くなっ た。 その値 はYIYo
で r=
=
O,
97,
α=1.10,
色 差で r=0.94,
a=
1ユ5と な っ た。 図一
17,
18に暴 露 試 料と促 進 試 料の対 応 結 果を示す が 両 者は良い対 応関係に あ る。 試 料の外 観も促進と暴露で は近 似し ており,
降 雨時暴 露 試 験と ほ ぼ類似す る促 進 試 験 条 件が明 らかになっ た と い え る。 促 進 試 料のY
/ マoL1
1.
0
0.
9
0.
8
0.
7
0嚠
6
0 98
7
1 00
0
0 卜 \ 卜 e 算 篇 贈 嘴 促 進繖 ;C−
T.
5弓
3cycle m竪
゜ 暴esx験・降醗 2媚 ●−
MOR40 ●−
TlLE SIF r=O
」937
CL1 EV ● ALC ‘ ●ELlEF ● 0
.
6
図一
17 暴露 試 料と促 進試料の Y/Y。
の対 応 結 果20
15 9 藝 10 掣5 促進試験:C
−
7.
5−
3cycle 暴 露試験:降雨時24週 EF ●’
AL % E冒
● EL MOR40TIか
・ ・FCLIM
。、。r
・
0.936
図一18
00
510
・
15
20 暴 露試料の色 差 暴 露試 料 と促 進 試 料の色 差の対応結果一 21 一
4.
5
促 進試験 条 件と環 境 因子と の関 係 各 条 件の対応での原 点 回帰 係 数の計 算 結 果を図一
15, 図一
16 に示 す。
試 験サ イ クル が増す ほ ど原 点 回 帰 係 数 は直線 的に大き く な る。
これ は,
試験サイクル の増 加に 伴い試 料の色の変 化が大き く な り,
暴 露 試 料に近づ くた めと考えられ る。
暴 露 と促 進 との相 関 が高く, 原 点回帰係 数の値が ほ ぼ 1を示す 場合に は, 暴 露 試 料と 促 進 試料の変化は同 程 度 と みなせ る。 そ の時の促進試 験のサイクル 数は,
暴 露 試 験で各試 料が受け た汚 染 負 荷量に相 当 する指 標と考え る こ と がで きる。.
図一
16の色 差で の対 応 結 果 をみ る と, 先ほ どの カー
ボン 7.
5%−
3サ イク ルと 降 雨 時 暴 露24週の対 応では 原 点 回 帰 係 数は 1を 上回っ て お り,
原点回帰 係数 が 1と な る 試験 条 件は約2.
5サイク ル で ある。
ま た, 屋外暴 露 表一
6 暴 露 試料と促 進 試料と の財応結 果 促進 繖 サ イ クル←
.
.
] ・ 2 降 雨時暴 露実 施週 9 20一
一
71
「
一
.
.
F一
一
一
一
一
一
幽
,
〒
「
一
一
.
.
・
一
.
一
一一
一
一
一
一
一
一
τ
一一
一
一
一
一
一
一
一
一
流 下 圃 埃 量 積 算 値 ( ノom ) 23.
150.
4 流 下 水 量 積 算 値 (cc /c皿) 696.
31180.
3 促進と暴 露の 色差の対 応結 果1
■
「
n一
.
,
「
.
τ
「
.
.
■
.
齟
一
一
「
一
一
1一
了
尼
冒
罰
r−一
一
一
.
一
一
「
一一
一
一
一
一
一
一
一
一
原点回帰係 数 a 1.
001’
0.
952 相関係 数r O.
8210.
914 15 05 面 e 藝 脆 製 哩 oo 促 進 諷 験 ;C
−
7.
5一
互cycle 暴露試 験:降雨峙9週 o ● Φ o Φ a 司.
001 0 r噐
o.
82■ 5 10 暴露 試 料の色 差 15 図一
19 暴露試料と促進試料の色差の対応結 果’
董5 10e 掣 5 0 0 5 10 15 暴 露 試 料の色 差 図一20
暴 露 試 料と促進試 料の色差の対 応 結 果 促 進試験:C−
7.
5−
2じycle 暴 露試験:降雨時20週 o Φ o0 ● ● ● a昌
o,
952r己
0.
9且4一
22
一
試験で の汚染の負荷量 と して は,
流 下塵埃 鍛の積 算が妥 当と考え る。 そこ で,
促 進 試 験1
サ イクル に相 当 する流 下塵埃量 を計算す る と, 降雨 時 暴 露24
週で の流 下 塵 埃 量の 総 量58.
4mg /cm を2,
5サ イクル で 割 り,
約 25 mg /cm・
cycle と な る。
次に, 求め た相 当負荷量の妥当性を検討す る、,
まず,
促 進 試 験 1,
2サ イクルの負 荷に相 当す る降 雨 時 暴 露試 験で の暴 露 期 間 を表一
3の環境因 子の測定結果よ り求 め る。 す な わ ち, 促進 試験1
サイク ル に相 当す る流下 塵 埃 量 は1cycle
x25
mg /cm・
cycle =25
mg /cm で あり,
そ れに近い流 下 塵 埃量の 積 算 値を持つ 週は23,
1 mg /cm の 第9
週 目 と な る。 同様に2
サイクル で は2
サ イク ル ×25 mg /c皿・
cycle=
・
50 mg /cm より,
積 算値 50.
4rn.
g/cm の 第20
週 目と な る。 そ れ ら の 週での降 雨時暴 露 試料の 色差 測 定 結 果と促 進 試 験で の色 差 測 定結果 との対応 を 表一
6お よび.
図一
19,
20に示す。
両 者と も原 点 回 帰 係 数は ほ ぼ][で あり,
相 関 係 数 も 高い。
し た がっ て, 求め た相 当負 荷 量 〔25
mg /cm・
cycle )は妥 当と言え, 暴 露 試 験で の 流 下 塵 埃 量の負 荷 量か ら, それ に相 当する促 進 試 験で の試 験サイ ク ル を設 定 するこ とが 可 能 とな る。
以 上,
降 雨 時 暴 露 試 験 結 果と高い 相 関の得ら れ る促 進 試 験条件が明ら かにな る と ともに, 本 試験 条 件と環 境 因 子 と の関 係 が明確に なっ た。5.
汚染の程度を表 す 物 理 里 としての色 差の妥 当 性 今までは汚 染の程 度 を表 す物 理 量 とし て色の変化 をと り あ げ検討して き た が,
これは人 間の視 覚 判 断に よ る汚 染の程 度が試料の平 均的な色の変化と対 応 関 係に あ る と の仮定に基づ くもの であ る。 特に汚 染 物 質に茶 褐 色等の 有 彩 色 を含む 場合には, 色 差の計算 値が 感覚量 と良い対 応 関 係にあると推 察で き る。
なお, 合 成 高分 子系床仕上 材 料の汚れ の評 価に お いて既に平均 色 差と感 覚量 との相 関 性が明ら かに されて い る9}。
そこで, 外 壁 材料の汚 染 につ い ても検 討 すること とし, 官 能 検 査によっ て得ら れ る試 料の汚 染の程 度の尺度値と色 差 値との関 係を求め た。
5,
1 官 能 検 査の概 要 官能検 査手法は, ランダム に配 置し た試 料 を汚れて い る順に並 び 変え て も ら う順位 法と し た。 検査試 料は,
前 節で の 降 雨 時暴 露 試料 (24週〉と促 進試 料 (促 進 条 件 c−
7.
5%−
3 cycle )それ ぞ れ8
枚 ずつ の 2グルー
一
プと し た (モ ル タル はMOR
40
の一
種のみ と し た〉。 本検査で は未 汚 染 試 料との比 較によ り汚 染 程 度を判断 するこ と と し,
各 試 料の下に は未 汚 染 状 態α)同種 試 料を 並べ た。
試 料 間お よび試 料の回り は.
マ ン セ ル表 示 N ;7.5
の無 彩 色の帯でマ ス クし た。
判 断 する試料の大き さ は95
×130mm で ある。
各 試 料は,
外 壁 面 を想 定し た 垂 直板に フックを介し掛け, ほ か の試料との並び替えが自表
一
7 感 覚尺度 値お よ び色差1
感覚尺度値 色 差 No,
試 料 暴露 促 進 暴 露 促進 1EF 18。
013.
214.
217,
2 2SIF8.
62
。
03
.
45
.
53CLI11
.
36
.
16.
56
.
8
4ELI16.
38.
59.
911.
4 5EL 13.
5110。
712.
610。
8 6ALC8.
34,
97.
61L3 7TILE0.
90
.
92
.5
.
4
.
6i
8MOR4D6.
74.
03.
05.
8 表一
8 各 対 応で の相 関 係 数 暴露 試 料 促進 試 料 色 差 感 覚 尺 度 暴露 試 料 感覚 尺 度 0.
8760,
905 促進 試 料 色 差0.
9130
,
875
由に行 え る よ うに し た。
検 査 板 は RC 造 5階建て建築 物の北側で常に 日陰となる壁 面に 配 し た。 試 料 中心部の 高さ は地 上1、
5m
とし た。
検 査は試 料か ら1.
5m 離れ た位置か ら立 位で行うこと と し,
未汚染 状 態と 比較し た 場 合に汚染の程 度が大きい順に試料を並 び替え て も ら う こ とに した。
検 査 員は宇 都 宮 大 学の学 生 20名 (21〜
Z4 才 )とし た。 検査の間の試料 面で測 定 した 照 度 は10000
− 20
OOO
lx
の範囲で あっ た 。 各 試 料の順 位 値か ら尺 度 構 成 理 論に より感 覚 尺 度 を構』
成し た。
検 査お よび尺 度の有 意 性を検 査する ために カイ 2乗 検 定 を行っ た結 果,
暴 露 試 料 がX
’=110
, 促 進 試料 がX2=
41で,xi
(7,
0.
Ol)=
18に比 較し て大きい こと よ り, 検 査員の判 断の一
致 性は高く, 構成さ れ る 尺度も 有意と なっ た。 各試料の尺度 値お よ び未汚染試料と汚 染 試料との色 差を表一
7にま と めて示す。
こ こ で の色 差と は未汚染試料お よ び 汚染試料のxyz
の 12点平 均 値を,
ハ ンター
の色 差 式に代入 し求ま る値と し た。
5.
2 対 応 結 果 各 試 料の感 覚尺度およ色 差の対 応に おける相関係数 を 表一
8にま とめて示した。 促 進 試 料, 暴 露 試 料 と も, 感 覚 尺 度と色 差との相 関 係 数は高く,
汚 染 程 度と色 差 との 間に相 対 的な対 応関係が あ ること が 本 検 査 方 法・
試料の 範 囲で確 認で き た。
ま た, 表Ls 中に おい て暴 露 試 料と 促 進 試 料の感 覚尺度で の対 応も相関が高く,
促 進 試 験 方 法の妥 当性が再 度 確認 さ れ た といえ る。
6.
結 塵 埃を含ん だ降雨 水の流 下に よる材 料 表 面の汚 染 を短 期 間に再 現 する降雨 汚 染 促 進 試 験 装 置 を試 作 し,
降雨 時 暴 露 試 験 結 果と良い相 関の得ら れ る促 進 試 験条 件が明ら か になっ た。
また, 試 験 条 件 と汚 染 因子の負 荷量 と の関 係が 明 らか になった。
今後の課題と し て, 地 域性の評価, 降雨以 外の 因子に よ る汚 染の試 験 方 法の確 立 等 が 挙 げら れ る。
謝 辞 御 指 導い ただ き まし た仕入豊 和 先 生 (東 京工 業 大 学名 誉 教 授・
神 奈 川 大 学 教 授 )に感 謝 致 し ます。
また,
実験 に御 協 力い ただい た栗 田 邦 男 氏 (菊 水 化 学工業 株 式 会 社 ),
藤 本 光一
氏 (フ ロ ン ビル ホー
ム株 式 会 社〉に感 謝 致 しま す。 参 考 文 献 1) 橘 高 義典,
上村 克 郎.
小 西 敏正 :屋 外 暴 露に よる外 壁 仕 上 材 料の汚染一
建築物 外 壁 仕 上 材料の汚 染の評 価 方 法に 関す る研 究 (そ の 2>−
t 日本 建 築 学 会 構 造 系 論 文報 告 集,
第393号,
pp.
1−
7,
1988.
11 2)近藤 重 之 助 :材 料設計に 関 す る 研究一
その 12,
ほこりに よる汚 染および除 染 試 験 方 法一,
日本 建 築 学 会 大 会 学 術 講演梗概集,
pp.
229−
230,
1970.
9 3) 橘 高 義 典 :建 築 物 外 壁 面の汚 染の調 査およ び基 礎 的 考 察一
建築 物 外壁仕上材 料の汚 染の 評価方法に関す る 研究 (そ の 1)一,
日本建 築学会 構 造 系 論 文 報 告 集,
第370号,
pp.
11〜
18,
1986.
12 4)JIS
Z2381屋 外 暴 露 試 験方法通 則 5)越 川 康 夫,
村 川三郎 :収 集 雨 水 汚 濁 防 止 を 目 的と し た初 期 雨 水 排 除 量の検 討 雨 水の水 質 性 状と有 効 利 用に関す る研 究 そ の 1:日本 建 築 学 会 計 画 系 論 文 報 告 集,
第 350 号,
pp.
8−
17,
1985.
4 6}羽 田守 夫,
松本順一
郎:秋 田 市にお ける降 水の水 質 と 負 荷 量の季 節 変 化にっ いて,
土 木 学 会 論 文 報 告 集,
第340号,
pp.
117−
126,
1983.
12 7}上 村克 郎,
橘 高 義 典,
石 本徳 三郎 :外 装 仕 上 塗 材の表 面 に付 着す る汚 染 物 質につ い て,
日本 建 築 学 会 大会 学 術 講 演 梗 概 集,
pp.
695−
696,
1987.
10 8) 橘高義 典:降雨試験 装置の試作一
建築材料の劣化試 験 方 法に関する研 究一,
日本 建 築 学 会 構 造 系 論 文 報 告 集,
第 388号,
PP.
1−
8,
1988,
6 ) 9 小野英 哲,
馬 場 浩,
吉岡 丹 :一
合 成 高分 子系 床 仕 上 材 料のよ ご れの評 価 指 標お よ び評 価 方 法の提 示一,
合 成 高 分 子系床仕 上材 料の よごれの評 価 方 法に関す る研 究 (そ の 3), 日本 建 築 学 会 構 造 系 論 文 報 告 集, No.
356, pp.
9〜
15,
1985.
10一
23
一
SYNOPSIS
UDC:699. 872
ACCELERATING
TEST
METHOD
FOR
SOILING
ON
FINISHING
MATERIA]LS
OF
EXTERNAL
WALLS
-Study
on an evaluatien methodfor
the soiling onfinishing
materialsof external
building
walls(Part
by Dr.YOSHINORI Krl]SUTAKA, ResearchAssoc.of
nomiya
Uniy,
,
Member of A.I.J.
Thi$ paper
describes
theaccelerating testmethod forthesoiling causedby
flowingrain containingdirt.
1)
The
color changes of materials causedby
flowing
rain containingdirt
were observedby
rainyday
exposuretest
And
theinfluence
offlowing
rain on soiling was clarified.2)
An
apparatusfor
accelerating thesoilingproce$$
causedby
flowingrain containingdirt
wasdeveloped
andappropriate testing conditions of the apparatus were clarified
based
on thesimilarity of theresu][ts to theposed materials,
3)