日本助産学会誌 J. Jpn. Acad. Midwif., Vol. 25, No. 1, 57-66, 2011
*長崎県立大学看護栄養学部看護学科(Nagasaki Prefecture University Nursing Nourishment Faculty)
2010年6月5日受付 2011年3月15日採用
資 料
双子をもつ父親の気持ちと育児の現状,求める支援
Current state of feelings and of child care of fathers
who have twin, requested support
渡 邉 佳 子(Yoshiko WATANABE)
*島 田 友 子(Tomoko SHIMAD)
* 抄 録 目 的 本研究では,多胎児の中の双子に焦点を当て,父親の気持ちや育児の実際について把握し,父親の視 点から求める支援を明らかにすることを目的とする。 対象および方法 生後4・5か月の双子を養育する父親を対象に,半構成的面接法を行った。得られたデータの逐語録 を質的帰納的に分析した。 結 果 妊娠期から分娩期における父親の気持ちとして,【初めて双子と聞いたときの気持ち】,【妊娠期から分 娩期における気持ち】,【初めて対面したときの気持ち】の3つのカテゴリーが抽出され,それぞれに位置 づく9つのサブカテゴリーが抽出された。育児期のおける父親の気持ちとして,【育児の楽しさ】,【育児 の大変さ】,【育児の疲労】,【育児不安・ストレス】,【戸惑い】,【育児の心配】の6個のカテゴリーが抽出 された。また15のサブカテゴリーが抽出された。父親の育児の現状として,【育児に取り組む理由】,【育 児で心がけていること・工夫】,【心配や不安への対処法】,【妻と夫の相互支援】,【育児書や育児雑誌の 活用状況】の5個のカテゴリーが抽出され,それぞれに位置づく17のサブカテゴリーが抽出された。父 親への必要な支援として,【入院中の家族への丁寧な対応】,【対象が望む伝承への工夫】,【育児支援体制 充実に向けた情報提供の工夫】の3つのカテゴリーが明らかになった。また13のサブカテゴリーが抽出 された。 結 論 父親は育児の楽しさを感じていたが,反面育児の大変さや戸惑いなど,ネガティブな気持ちを表出し ていた。父親への必要な支援として,特に双子の父親の気持ちや現状を理解し,丁寧な対応で,伝承・ 伝達・提供を考慮した看護の重要性が示唆された。 キーワード:双子,双子の父親,育児,生後4・5か月In the present study, the focus is applied to twin in multi embryo, and it actually attaches and feelings and the child care of father are understood, after that, it aims to clarify the support requested from father’s aspect.
Subject and method
Half structural interview method was done for father who brought up the twin for months of 4,5 after one’s birth. The detailed minutes of acquired data was analyzed in the qualitative induction.
Results
Three categories of {feelings when hearing the twin for the first time}, {feelings at the birth period from the pregnancy period}, and {feelings when meeting for the first time} are extracted from the pregnancy period as father’s feelings at the birth period, and nine subcategories to be positional have been extracted respectively. Six categories of {happiness of the child care}, {Of a child is taken care very much}, {tiredness of the child care}, {un-easy child care and stress}, {It is puzzled}, and {worry of the child care} have been extracted as feelings of father who can put the child care period. Moreover, the subcategory of 15 has been extracted. Five categories of {reason to work on the child care}, {attitude by the child care and device}, {action method to worry and uneasiness}, {wife and husband’s mutual coverages}, and {use situation of the child-rearing manual and the child care magazine} are extracted as a current state of the child care of father, and the subcategory of 17 has been extracted respectively. Three categories of {polite action on a family in hospital}, {device to the legend for which the object hoped}, and {device of the dissemination for the child care support system enhancement} were clarified as necessary support to father. Moreover, the subcategory of 13 has been extracted respectively.
Conclusion
On the other hand, negative feelings such as serious of the child care and puzzled were expressed though fa-ther felt the happiness of the child care. Feelings and the current state of twin fafa-ther were especially understood as necessary support to father, and the importance of nursing that considered the legend, transmission, and the offer was suggested in polite correspondence.
Key words: twin, father of twins, child care, 4-5 months post-birth
Ⅰ.は じ め に
平成20年の厚生労働省による人口動態調査におい て,双子の出生数は全出生数の約1.0%を占めてい ることが報告されている。近年では,不妊治療の普 及や周産期医療の進歩に伴い,双子や三つ子などの 多胎児の出産が増加傾向にある(尾前・谷・安代他, 2006;佐藤・宮崎,2002)。双子や三つ子の出産はと てもうれしい反面,母親はその育児に対して不安や ストレスを抱えやすい(服部,2007a;尾前・谷・安代 他,2006)。また,経済的問題や長期母子分離,発達 遅延による育児の戸惑いなど,母親は様々な要因で育 児困難感を抱きやすく,心身の負担や疲労が大きい という状況は,未だに存在する問題である(嶋松・高 山,2004)。更に,多胎児家庭における育児問題とし て,人手不足の問題があることが明らかになってい る(横山・中原・松原他,2004)。単胎児の育児に関す る研究は多く報告されているが双子や三つ子の育児に ついては,単胎児ほどはなく少ない状況にある。加え て,育児の情報が多胎児の育児では少ないために育児 に対する不安や困難さがあると考えられる。双子の父 親に焦点をあてた研究はさらに少なく,文献調査を行 った結果では,松谷(1999)の報告に双子の父親は何 らかの家事・育児を行っているが,睡眠時間や自分の 時間の減少などにより,ストレスを感じていることが 報告されている。また実際に一緒の生活が開始される 退院時は,不安な気持ちになることも報告されている (松谷,1999)。北岡・杉原(2002a)は,双子の父親は 子どもの成長を楽しみにしている反面,父親としての 責任や負担を感じていたと報告しているが,父親の気 持ちや父親へのアプローチに主眼を置いた研究は少な い。双子の母親は単胎児の母親よりも育児不安や負担 感が強いことが明らかになっている(服部,2002)。で は,双子の父親も母親と同様に,育児不安や負担感が 強いのではないのだろうか。また,双子の父親に対し て,医療職者としてどのような支援を行っていく必要 があるのだろうか。本研究では,多胎児の中の双子に 焦点を当て,父親の気持ちや育児の実際について把握 し,父親の視点から求める支援を明らかにすることを 目的とした。双子をもつ父親の気持ちと育児の現状,求める支援 とともに,調査の概要,目的,プライバシーの保護, データの活用法,同意撤回の自由,研究結果を発表す る際には匿名性を厳守することについて書面と口頭で 説明し,両者から同意を得た。面接は多忙な対象者の 負担が少ないように希望される場所で行うように配慮 した。面接内容の録音記録や逐語録については調査者 の責任の下に管理した。 5.データ分析方法 面接終了後に聞き取り内容を文字におこした。下記 の手順で,質的帰納的に分析した。1)双子をもつ父親 の育児の現状や気持ちについて,一つ一つの記述を, 質的研究法を実践している母性看護学の専門家を含む 研究者3名で繰り返し読み,記述内容を検討しサブカ テゴリーを形成した。2)サブカテゴリーについて研究 者3名で繰り返し読み討議し,意味の類似性に沿って カテゴライズし,目的に沿ってカテゴリーを形成した。 3)抽出されたカテゴリーについて研究者全員で合意 が得られるまで,1)から3)の分析手順を繰り返し討 議し確認した。
Ⅲ.結 果
1.対象者の概要 2名から研究参加の同意が得られた。対象者の概略 は表1に示す。対象者はA市とB市の4か月児健康診 査に訪れた双子を養育する父親である。職業は会社員 で育児休業制度は活用していない。2事例とも早産で 分娩様式は帝王切開であった(表1)。以下,カテゴリー を【 】でサブカテゴリーを[ ]で記す。 また,図1に双子をもつ父親の気持ちと育児の現状, 求める支援の概要図を示した。 2.妊娠期から分娩期における父親の気持ち 妊娠期から分娩期における父親の気持ちとして, 【初めて双子と聞いたときの気持ち】,【妊娠期から分 娩期における気持ち】,【初めて対面したときの気持 ち】の3つのカテゴリーが抽出された。 【初めて双子と聞いたときの気持ち】は,父親が自 分の子どもが双子であると初めて知ったときの心境に 関連した思いであり,[喜び],[驚き],[大変],[一緒 にいたい]の4つのサブカテゴリーが含まれた。 【妊娠期から分娩期における気持ち】は,[二人とも 五体満足で無事に生まれてほしい]と[妻を支える]いⅡ.研 究 方 法
1.対象 研究対象者(以下,対象者)は,平成21年度にA市 とB市の4か月児健康診査に訪れた4か月から5か月の 双子を養育する父親である。母親の育児不安の時期は 退院から1か月,手助けが欲しかった時期は生後4か 月とする先行研究を基にして産後早い時期の対象群を 探した結果(橋本・宮田・下井他,2008),A市とB市 の4∼5か月の対象者に協力が得られた。両市の協力 を得て対象者に研究協力の確認を行い,面接日と場所, 時間を決定した。面接日時と場所は,対象者の意向に 合わせて行った。なお,A市とB市は同様に多胎支援 へのサポートを具体的に取組みはじめた段階である。 2.データ収集方法 対象者の4か月児健康診査日に出向き協力を依頼し, 対象者の同意を得た上で後日,インタビューガイドを 用いて半構成的面接を行った。インタビューガイドは, 1. 出産・育児について,2. 子どもに対する気持ち,3. 父親に対する育児支援についてという質問項目で構成 された。これらの質問の理由としては,父親に対して 必要な支援を明らかにできると考えたからである。面 接の日時・場所の設定と確認をし,後日面接を行っ た。対象者が児のこと気にせずに話せることを意図し て,面接にはインタビュアーとベビーシッターの役割 を兼ねる研究協力者の2人で訪問した。面接回数は1 人1回で,面接時間は40分∼60分程度で対象者の承諾 を得て録音を行った。面接内容は①双子の出産・育児 について②子どもに対する気持ち③支援についてであ る。また,質問紙より対象者と妻の年齢・職業,家族 構成,児の人数・年齢,里帰り分娩・立ち会い出産の 有無,周囲からの支援状況,一日の平均労働時間,仕 事による疲労感の程度,育児休業制度・産休制度の利 用の有無,育児サークル・育児学級や育児に関する知 識の有無,医療従事者に対して望む支援,対象者の一 週間の状態,一週間の一日の生活の様子を把握した。 3.データ収集期間 2009年8月に面接を実施した。 4.倫理的配慮 面接調査にあたっては,対象者へ依頼時にその家族う2つのサブカテゴリーが含まれた。【初めて対面した ときの気持ち】は,双子の出産後,父親が双子と初め て対面したときの心境に関連した思いであり,[自分 に似ている],[五体満足でよかった],[二人の見分け がつかない]の3つのサブカテゴリーが含まれた。 3.育児期における父親の気持ち 育児期における父親の気持ちとして【育児の楽し さ】,【育児の大変さ】,【育児の疲労】,【育児不安・ス トレス】,【戸惑い・困惑】,【育児の心配】の6つのカテ ゴリーが抽出された。 【育児の楽しさ】は,父親が育児の中で感じている 快の感情であり,[育児に楽しさを感じる],[成長が 目に見えて分かるときのおもしろさ]の2つのサブカ テゴリーが含まれた。[育児に楽しさを感じる]の例 では,「子ども達と妻の笑顔が一番である」(事例2)が 挙げられる。[成長が目に見えて分かるときのおもし ろさ]の例では,「目に見える形で段階的に成長して行 く双子の姿を見ていると楽しい」(事例1)が挙げられ る。【育児の大変さ】は,父親が今までの育児の中で体 験した育児の大変さとその内容に関連した気持ちであ り,[育児のきつさ],[退院後すぐの大変さ],[二人同 時に泣く],[二人同時進行の育児]の4つのサブカテゴ リーが含まれた。[育児のきつさ]の例では,「生後3ヶ 月頃の育児は本当にきつかった」(事例1)が挙げられ る。【育児の疲労】は,父親が育児を通して感じている 疲労の有無や程度に関連した気持ちであり,[育児に よる疲れはあまり感じない],[疲れていると表出でき ない],[疲れの自覚はないが,疲労蓄積]の3つのサブ カテゴリーが含まれた。【育児不安・ストレス】は父親 が育児の中で感じている不安やストレスに関連した気 持ちであり,[一時期ストレスが溜まった],[退院早期 の不安]の2つのサブカテゴリーが含まれた。 【戸惑い・困惑】は,父親が育児の中で実際に体験し た戸惑いや困惑に関連した気持ちであり,[子どもが 泣いている理由が分からない],[子どもの哺乳量が分 からない]の2つのサブカテゴリーが含まれた。[子ど もが泣いている理由が分からない]の例では,「生後4 ∼5ヶ月の時期は急成長してくる時であるため分から ないことが多々ある」(事例2)や「実際に子どもが泣い ている時は,どのようにすればよいか分からず,自分 はあまり手助けになっていないと感じる」(事例1)が 挙げられる。【育児の心配】は,父親が現在感じている 心配や悩みに関連した気持ちであり,[双子の成長に 面接時期 産後5か月 産後4か月 年齢 夫:60代,妻:30代 夫:30代,妻:30代 在胎週数 36週 36週 分娩様式 帝王切開 帝王切開 出産時の立ち会い なし なし 妊娠の経緯 不明 自然妊娠 双子の出生体重 2100g台,2000g台 2700g台,2800g台 家族構成 核家族 拡大家族 里帰り期間 なし なし 職業 対象者:無職,妻:正社員 対象者:正社員,妻:専業の主婦 周囲の援助者の有無 いる(妻方の両親) いる(義母) 一日の平均労働時間 なし 8時間以上10時間未満 仕事による疲労感 少しだけある 多少はある 育児休業制度 利用していない ※機会があれば育児休業を取得してみたい 利用していない※機会があれば育児休業を取得してみたい 産休制度 利用していない 利用していない 育児サークルや育児学級について 知っている 知らない 育児に関する知識や情報を得る方法 メディア(テレビ・雑誌など) 友人・知人、家族、メディア(テレビ・ 雑誌など) 体調(ここ一週間の状態) 好調,とても幸せである 好調,とても幸せである 一日の生活の様子 (ここ一週間の状態) 0∼9時:育児全般を対象者が行う。妻には寝てもらう。 9∼17時:外出(妻が育児を行う) 17∼24時:妻と協力しながら、主に対 象者が育児を行う 仕事に行く前に1∼2時間程度、双子と のふれあいの時間を設けている。 日中:仕事 帰宅後:育児
双子をもつ父親の気持ちと育児の現状,求める支援 関する心配],[妻の仕事復帰後に関する悩み]の2つの サブカテゴリーが含まれた。 4.父親の育児の現状 父親の育児の現状として,【育児に取り組む理由】, 【育児で心がけていること・工夫】,【心配や不安への 対処法】,【妻と夫の相互支援】【育児書や育児雑誌の活 用】の5つのカテゴリーが抽出された。【育児に取り組 む理由】は,父親がなぜ育児に取り組んでいるのかに 関連した現状であり,[我が子である],[協力して行う もの]の2つのサブカテゴリーが含まれた。【育児で心 がけていること・工夫】は,父親が育児の中で心がけ ていることとその行動に関連した現状であり,[子ど ものことを優先],[子どもがリラックスできるように する],[家族で協力],[一人プラスαの力で],つま り人的協力による安全の確保を心がけること,[育児 時間の確保],[自分にできることを見つけ実践],[哺 育への工夫]の7つのサブカテゴリーが含まれた。[一 人プラスαの力で]の例では,「双子を育てるときは3 人,三つ子なら4人というように,育児には1人プラ スαで必要である」(事例2)が挙げられる。【心配や不 安への対処法】は,父親が育児での心配や不安に対し てどのように対処しているのかということに関連した 現状であり,[誰にも頼らず自分で解決],[医師に尋ね る],[友人に聞く]の3つのサブカテゴリーが含まれた。 【妻と夫の相互支援】は,妻から実際に受けていた支 援の具体的内容や反対に夫から妻への支援に関連した 現状であり,[妻の夫への工夫],[育児全般],[妻の精 神面のケア]の3つのサブカテゴリーが含まれた。[妻 の夫への工夫]は,例えば夫が眠れるように妻が環境 を整え,工夫してくれていた。【育児書や育児雑誌の 活用】は,父親が育児書や育児雑誌を活用する時期や その内容に関連した現状であり,[育児の段階に合わ せて活用],[探索して読む]の2つのサブカテゴリーが 含まれた。 5.父親への必要な支援 父親への必要な支援として,【入院中の家族への丁
育児の現状
【妻と夫の相互支援】 ・妻の夫への工夫 ・育児全般 ・妻の精神面のケア 【心配や不安への対処法】 ・誰にも頼らず自分で解決 ・医師に尋ねる ・友人に聞く 【育児の大変さ】 ・育児のきつさ ・家に帰ってすぐの 時期が一番大変 ・二人同時に泣く 【育児不安・ストレス】 ・一時期ストレスが溜まった ・育児不安やストレスはあま りない 【戸惑い・困惑】 ・子どもが泣いている理由が分 からない ・子どもの哺乳量がわからない 【育児の楽しさ】 ・育児に楽しさを感じる ・成長が目に見えて分か るときのおもしろさ 【育児の心配】 ・双子の成長に関する心配 ・妻の仕事復帰後に関する 悩み 【育児の疲労】 ・育児による疲れはあまり感 じない ・疲れていると表出できない 【育児で心がけていること・工夫】 ・子どものことを優先 ・子どもがリラックスできるようにする ・家族で協力する ・一人プラスαの力で・育児時間の確保 ・自分にできることを見つけ実践・哺育への工夫 【育児に取り組む理由】 ・我が子である ・協力して行うもの 【育児書や育児誌の活用】 ・育児の段階に合わせて活用 ・探索して読む 【育児支援体制充実に向けた 情報提供の工夫】 ・参加できる場や時間の工夫 ・育児サークルや育児に関す る制度や情報提供の必要性 【対象が望む伝承への工夫】 ・環境整備の必要性・伝承の必要性 ・はじめて父親・母親になる方への 具体的な説明の必要性・丁寧な対 応が必要 ・家庭での具体的方法の指導 【入院中の家族への丁寧な対応】 ・医療識者からの声かけの必要性 ・質問しやすい環境の提供・その人に合わせた 配慮 ・双子を見てすぐに区別できるような工夫 ・子どもへの丁寧な対応の必要性 ・医療者からの説明の必要性双子をもつ父親の気持ち
父
親
求める支援
図1 双子をもつ父親の気持ちと育児の現状,求める支援が抽出された。 【入院中の家族への丁寧な対応】は入院中の父親の 医療職者との関わりや父親が受けた援助に関連した支 援であり[医療職者からの声かけの必要性],[質問し やすい環境の提供],[その人に合わせた配慮],[双子 を見てすぐに区別できるような工夫],[子どもへの丁 寧な対応の必要性],[医療者からの説明の必要性]の 6つのサブカテゴリーが含まれた。【対象が望む伝承へ の工夫】は,父親が医療職者に対して求めていること に関連した支援であり,[環境整備の必要性],[伝承の 必要性],[初めて父親・母親になる方への具体的な説 明の必要性],[丁寧な対応が必要],[家庭での具体的 方法の指導]の5つのサブカテゴリーが含まれた。[伝 承の必要性]の例では,「自分たちだけが知っている知 識を,看護師側からもう一つ外に出してもらいたい」 (事例1)や,「例えば,授乳後排気をさせなかったらど うなるかなどについて,プリントを出してくれると, もっと育児しやすくなるのではないか」(事例1)が挙 げられる。【育児支援体制充実に向けた情報提供の工 夫】は,父親の育児サークルや育児学級についての知 識と参加状況に関連した支援や父親が周囲の地域住民 から受けた援助の有無,国や都道府県・市町村の支援 状況に対して感じたことや希望に関連した支援であり, [参加できる場や時間の工夫],[育児サークルや育児 に関する制度や情報提供の必要性]の2つのサブカテ ゴリーが含まれた。[参加できる場や時間の工夫]の例 では,「今は双子の育児で忙しいため,育児サークル や育児学級は1年後くらいに考えてみようと思う」や 「育児サークルや育児学級に参加する機会があれば参 加したいが,双子が小さい間は手がかかるため参加で きない」(事例1)が挙げられる。
Ⅳ.考 察
1.育児期における父親の気持ち 父親は【育児の楽しさ】を感じていた。二人育てる ことの楽しさやおもしろさ,不思議な存在とも捉えて いた。反面【育児の大変さ】では,父親は双子の育児 が同時進行であることや双子が同時に泣くことに関し て大変さを感じていた。大髙・山本(1998)によると, 母親は「双子を同時に授乳する方法」「二人の授乳時間 のズレに対する工夫」「二人が同時に泣いたときの対 多かったと報告している。また,北岡・杉原(2002b) は,母親だけでなく,父親も仕事への影響や育児負担 を訴えており,妊娠期より夫婦への育児に関する具体 的な情報を提供したり,保健指導・相談を密にし,物 心両面での準備を整えておくことの必要性を述べてお り,母親だけでなく父親に対しても双子の特性を考慮 した育児方法や対処法などについて具体的に指導する 必要があると考える。 【戸惑い】や【育児の心配】では,父親は,双子が家 に帰ってすぐの時期は双子の哺乳量,現在は子どもの 啼泣時の対応に関して戸惑いを感じていた。父親は家 に帰ってすぐの時と生後3か月頃が特に大変だったと 語っており,また,子どもが急成長してくる生後4∼ 5か月の時期は,父親にとって分からないことが多々 あるとのことから,父親に対しての支援体制作りも 重要である。西原・服部(2006)の研究では,単胎児 と比較すると,双子の母親は児の年齢が高くなるにつ れて子育てに困難を感じているものが多かったと報告 している。また,育児期間の父親の心配と困難として, 双子が同時に話しかけてきたときの対応や片方が風邪 をひけばもう片方も風邪をひいてしまうこと,時間も 経済的負担もすべて2倍かかることなども報告されて いる(Tomiyasu, Takebayasi, Haku et al., 2007)。これ らのことから今後,児の年齢が高くなるにつれて父親 の育児困難感も高まる可能性がある。双子の発達段階 における夫婦の戸惑いや心配を具体的に把握し,それ に沿った支援を行っていく必要があると考える。 西原・服部・小林他(2006)は,双子の母親の育児 不安は双子が0歳の時点から高く,2歳時点ではさらに 明確に高くなっていたと述べている。また,富安・山 下・古留他(2007)は,父親は妻と子どもたちに対し て妊娠期から育児期までの様々な不安を抱えていたと 報告している。対象者は,現在は育児による【育児不 安・ストレス】をほとんど感じていなかった。しかし, 双子の退院後早期には父親もストレスが溜まり,不安 を抱えた時期があったと推察する。双子の母親には妊 娠期から家族を対象とした個別な看護介入が必要であ り(服部,2007a),特に育児期には母親の心身の負担 を軽減するような援助が望まれると報告されている (服部,2007b)。したがって,母親を中心に育児不安 や心身の負担を軽減していくようなケアを行いながら, 夫に対しても心身への支援や配慮を行っていく必要が双子をもつ父親の気持ちと育児の現状,求める支援 あると考える。そのような時期に父親が自分の時間を 持つことができるように工夫したりストレスが軽減で きるように支援することも必要である。 【育児の疲労】では,父親自身は育児による疲れは あまり感じていなかったが,育児や仕事による疲労が 蓄積していることが推察された。また,たとえ疲れを 感じていても,妻が自分の仕事中に育児をしてくれ ていることを考えると,疲れているとは表出できる 状況ではないことが明らかになった。また,北岡・杉 原(2002b)は双子の育児に追われている母親は日々の 睡眠不足や疲労感を訴えており,ゆっくり過ごす時間 もないという実態であると報告している。双子の場合, 育児にかかる絶対量が多くその分負担も大きいことが 明らかになっている(北岡・杉原,2002b)。これらの ことから,母親だけでなく父親自身に自分の疲労の程 度に気づいてもらうことや,疲れを表出することがで きるような場をつくるなどして,父親の疲労や負担感 を軽減していく必要があると考える。 2.父親の育児の現状 父親は双子が生まれた時から育児に積極的に参加し ていた。また,今回の研究の対象者は,どちらも育児 に参加することは当たり前のことであると考えており, 育児参加への意識が高い状態であった。しかし,横山 ・中原・松原他(2004)は多胎児の母親は,育児協力 者がいない者が単胎児の母親に比べて有意に多く,夫 からの協力が得られる者も6割程度であったと報告し ている。したがって,今回の対象者のように育児参加 への意識が高い人ばかりではなく,中には意識が低 い人もいることが推察される。谷野・小野・朝比奈他 (2007)は単胎の父親の場合ではあるが,父親として の自覚を高め,育児参加を促すためには産前からの継 続的な育児指導が有効であると報告している。横山・ 中原・松原他(2004)は,多胎児にとって最も身近で, 毎日の生活を共にする父親の育児協力は大変重要な役 割を担うものであり,父親の育児協力の必要性につい て妊娠中から強調していく必要があることを述べてい る。父親,特に育児参加意識が低い人に対しては産前 から育児指導を行い,父親の育児協力の必要性を父親 自らが感じ,父親自身の育児参加に対する意欲を高め ていくような関わりが必要であると考える。 【妻と夫の相互支援】としては[妻の夫への工夫], [育児全般],[妻の精神面のケア]の3つのサブカテゴ リーがあり,今回の結果においては,父親は育児に自 ら積極的に取り組んでいた。おむつ交換や沐浴,授乳 など育児全般や家事に取り組んでおり,自分のできる ことを見つけて積極的に行い,非常に家事育児に対し て協力的であった。服部(2007b)は,単胎児と双子の 父親の家事育児行動の比較の結果,双子の父親の方が 全般的に家事育児行動には協力的であったことを報告 している。また,妻への育児ストレスの緩和など,妻 への精神面にも気を配っている様子であった。【育児 で心がけていること・工夫】としては,仕事が終わっ たらすぐに帰宅したり,双子で母乳の必要量が2倍で あるにもかかわらず,混合栄養でも双子の両方に母乳 が行き渡るようにしたりというような工夫がなされて いた。以上より,父親には妻への心配りや双子のこ とを優先させるといった行動がみられ,家事育児に も非常に協力的で,父親役割を十分果たしており,父 親は双子の育児において欠かせない存在であると考え る。また,今回の対象者は,協力しながら育児を行う ことの大切さを述べており[一人プラスαの力で]を サブカテゴリーとした。横山・中原・松原他(2004) は,多胎児の母親が育児をする上で問題に感じていた ことは人手不足であり,多胎児家庭では深刻であった と報告している。これらのことから,夫婦以外の育児 サポート人材は必須であると言える。したがって,多 胎児の場合は祖父母などの家族の協力はもちろんのこ と,育児協力者の必要性の認識を夫婦に促すことや早 期からの家族に対する関わりや働きかけが重要である と考える。 【心配や不安への対処法】としては,自分で解決し たり,医師や友人に尋ねたりしている状況であった。 また,【育児書や育児雑誌の活用状況】としては,妊娠 期における活用が多く,現在はあまり活用していなか った。しかし,分からないことがあれば,インター ネットや育児書,育児雑誌などを活用していた。また, 父親に対する育児情報の不足感も抱いていると推察さ れた。加藤・緒方・高橋(2006)は,双子の母親の初 産事例では,初めての育児そのものへの不安に加え, 双子の育児に関する情報不足により戸惑いが大きかっ たと報告しており,父親の場合も多胎児の育児情報の 不足が戸惑いや育児困難感につながることが考えられ る。したがって,今後は多胎児に対する支援をさらに 充実させ,多胎児に関する育児情報の普及に努めてい く必要があると考える。 今回の対象者は,育児休業制度を利用していなかっ たが,どちらも機会があれば育児休業の取得を希望し
る調査」では,父親が育児休業を活用することは現実 的には難しいことが報告されている。国民生活白書 (2006)でも,育児の負担は多くの場合妻に偏っており, その要因の一つとして夫の長時間勤務をあげることが でき,夫が物理的に育児を負担できないゆえに,負担 が妻に集中する傾向にあると報告している。また,現 在不況に伴う失職者が大勢いるような状況であり,た とえ父親が育児休業の取得を希望していたとしても, それができない状態であることが推察される。さらに, 子育てに関する地域や社会の支援状況に対して8割弱 が不十分であると感じており,子育ては社会全体で 支える必要があると述べている(国民生活白書,2006)。 多胎児のようにさらに育児負担の大きい家庭では,特 に父親が育児に参加できるような育児時間や育児休暇 など社会体制の整備と普及は,早急に解決すべき課 題であろう(服部,2007b)。そのような体制を整えて, 父親も積極的に育児に参加できるように社会全体で取 り組んでいくことが大切である。 3.父親への必要な支援 父親は医療職者から特に支援は受けておらず,分か らないことがあれば,父親の方から看護師などに質 問するという状況であり【入院中の家族への丁寧な対 応】が求められる。[双子の扱いの粗雑さ]では,冷た い対応や事務的に扱う気遣いの不足が挙げられた。医 療者がドアを開ける動作や日常生活で体験しない音に 父親は,敏感な反応を示していた。ナイチンゲール (1860/1983)は,「不必要な物音とか,心の中に何か期 待をおこさせるような音は,患者に害を与える音であ る」と述べている。看護師は音に対する注意や配慮を 忘れてはならない。また,当たり前のことであるが, 看護師はただ業務をこなすだけでなく,心のこもった ケアを心がけ,事務的な対応にならないように気をつ けていく必要があると考える。丁寧で思いやりのある ケアを行い,家族が不信・困惑に陥らないようにする ことが大切である。また,[その人に合わせた配慮]と しては,面会時間の優遇があった。特に,遅くまで仕 事をしている父親に対しては,そのような配慮が必要 である。このように,医療職者は父親に対して,個々 に応じた対応を行っていく必要があると考える。 医療職者へ求める支援として【対象が望む伝承への 工夫】が考えられる。[備品の常備][今までの経験や知 った。また,矢野・小池(2001)は医療職者に対する 母親の希望として,精神面のケア,育児経験者の紹介, 具体的・現実的な指導,乳児健診時の配慮等を報告し ており,父親の希望と重なる点があることが明らかに なった。医療職者はこれらを踏まえた上で支援をして いく必要がある。まず,病院の備品は不足することが ないように,常に揃えておく必要があると考える。次 に,看護師が今まで経験したことや自分たちだけが知 っている知識を看護師側から表に出し,父親に対して 提供していく必要がある。具体的には,育児における 注意点や実施しやすい方法,赤ちゃんの抱き方のアド バイス,授乳後どのようにすれば吐きにくいのか,排 気をさせなかったらどうなるのか,授乳時や離乳食に なったときの注意点などについて,プリントにまとめ て渡してほしいという要望があった。また,双子の家 族が家庭に帰った後のことも見据え,家庭で沐浴を行 う際に腰を痛めない方法など,家庭でのやり方や工夫 についても指導してほしいという要望があった。この ように,医療職者にとっては当たり前のことでも父親 にとってはそうではなく,分からないことや知りたい ことがたくさんあるという状態であったため,支援が 必要であると考える。特に双子は特殊なため,双子の 父親の場合,双子の育児に関して分からないことや知 りたいことが単胎児の父親と比べると多いのではない かと推察される。 父親の中には,自分から看護師に質問したくてもで きないという人がいることも予想される。したがって, 看護師は父親からの質問を待つという受け身の姿勢で はなく,看護師側から父親に積極的に関わっていき, 支援をしていくという姿勢が必要であると考える。父 親に対して様々な情報や知識を提供することは,父親 の育児知識や育児参加に対する意識を高め,育児技術 の向上にも繋がるのではないかと考える。次に,初め て父親になる人への援助として,自分の子どもが生ま れる前に一度赤ちゃんを抱くことができる機会をつく った方がよいという意見があった。特に初めての人は 赤ちゃんを抱くことが恐いと感じ,上手く抱くことが できないことも推察できるため,事前に赤ちゃんを抱 く練習をすることは効果的であり父親の自信にもつな がると考える。例えば,妊娠期に夫婦で参加できる育 児学級を行い,その中で赤ちゃん抱っこ体験などを取 り入れ,赤ちゃんを抱くことができる機会をつくると
双子をもつ父親の気持ちと育児の現状,求める支援 よいのではないかと考える。松谷(1999)は,双子の 育児指導は両親に行った方が良いとし,父親への積極 的な介入は,母親の気持ちを高めることに繋がるので はないだろうか。また,育児サークルや育児学級につ いては,父親はこれらに関する知識はあるが,参加し たことはなく,実際には参加が不可能な状況であるこ とが明らかになった。父親は機会があれば参加したい と考えているが,双子の育児の大変さから,特に双子 が小さい間は参加できないと述べていた。服部・布原 ・名和(2006)も,多胎児の母親は産後も2人の育児に 追われ,外出は容易ではなく,多胎児サークルにも参 加したくても参加できない状況であると報告している。 しかし,父親は母親や双子には育児サークルや育児学 級が必要だと考えており,それらに関する情報提供を 望んでいた。先行研究では,多胎児の父親は多胎児の 出産の経験のある他の両親からのサポートを要求し ていたことも報告されている(Tomiyasu, Takebayasi, Haku et al., 2007)。多胎児サークルは父親同士の情報 交換や体験・感情の共有,交流の場になる。そのた め,母親や双子だけでなく,父親も多胎児サークルや 育児学級に参加できるように支援していく必要がある のではないかと考える。また,父親は社会福祉などの 育児に関する制度の情報提供も望んでいた。服部・布 原・名和(2006)は妊娠中からインターネット等には あがってこないような,その地域の情報を提供してい く必要があると述べている。さらに,双子の場合は何 でも2倍かかり,ミルクやおむつ代など経済的負担も 単胎児の家庭と比較すると大きい。そのため,父親は ある程度質が良く価格も安い育児用品に関する情報の 提供を望んでいた。これらについての情報提供は,双 子の家庭の経済的負担の軽減に繋がることが予想され る。以上より,父親に対して育児サークルや育児学級, 育児に関する制度,地域の情報,良質で低価格な育児 用品などの情報を提供していく必要がある。また,各 地域の保健師などの専門職者が関わることで,双子の 家族が育児サークルや育児学級などに参加できるよう 支援していくことも必要ではないかと考える。 4.研究の限界 本研究の結果は,4・5か月の双子を養育する父親2 名の思いや気持ち,育児の現状,支援状況などから導 き出されたもので,対象者数も少なかったことから, 全ての双子の父親に共通していることではないと言え る。また,先行研究から出産早期の支援の必要性を考 慮して対象者を探したが今回は見つからなかった。今 後,4∼5か月より早期の事例を重ね,必要な支援を追 及していきたい。様々なニーズや思いを持つ対象者を 追加することにより,新たに双子の父親に必要な支援 内容が見出される可能性がある。今後も,双子の父親 のニーズを把握し,父親の思いに耳を傾けながら個々 に応じた支援を行っていく必要があると考える。
Ⅴ.結 論
1 ) 妊娠期から分娩期における父親の気持ちとして, 【初めて双子と聞いたときの思い】,【妊娠中の思い】, 【初めて対面したときの思い】の3つのカテゴリーと それぞれに位置づく9つのサブカテゴリーが抽出さ れた。 2 ) 育児期における父親の気持ちとして【育児の楽し さ】,【育児の大変さ】,【育児の疲労】,【育児不安・ ストレス】,【戸惑い】,【育児の心配】の6つのカテゴ リーが抽出された。また15のサブカテゴリーが抽 出された。父親は【育児の楽しさ】を感じていたが, 反面【育児の大変さ】などネガティブな気持ちが抽 出された。 3 ) 父親の育児の現状として,【育児に取り組む理由】, 【育児で心がけていること・工夫】,【心配や不安へ の対処法】,【妻と夫の相互支援】【育児書や育児雑誌 の活用】の5つのカテゴリーが抽出され,それぞれ に位置づく17のサブカテゴリーが抽出された。 4 ) 父親への必要な支援として,【入院中の家族への 丁寧な対応】,【対象が望む伝承への工夫】,【育児支 援体制充実に向けた情報提供の工夫】の3つのカテ ゴリーが抽出された。また13のサブカテゴリーが 抽出された。双子の父親の気持ちや現状を理解し, 丁寧な対応で,伝承・伝達・提供を考慮した看護の 重要性が示唆された。 謝 辞 本研究への参加を快く承諾し,貴重なご意見を下さいま した参加者の皆様に,心よりお礼申し上げます。また,情 報を提供していただき,ご協力くださいました各病院,保 健所,保健センターの皆様に深謝いたします。 引用文献 服部律子(2002).乳児期の双子を持つ母親に関する分析 と考察̶育児の大変さとその支援について̶.ペリネ政と育児サークルが協働で行う多胎児支援.岐阜県立 看護大学紀要,7(1),29-35. 服部律子(2007a).双子の母親の育児不安に影響する要因. 母性衛生,48(1),38-46. 服部律子(2007b).双子の母親の精神健康度に関与する要 因の分析.母性衛生,48(1),142-151. 橋本廣子,宮田延子,下井勝子,山田小夜子(2008).3歳 児検診から見た育児不安と育児支援̶不安の時期と育 児支援から̶.岐阜医療科学大学紀要,2,33-38. 加藤志保,緒方京,高橋弘子(2006).さまざまな人と母 親の工夫で支えられた双子の育児.愛知母性衛生学会 誌,第24号,57-63. 北岡英子,杉原一昭(2002a).双子育児の実態と育児支援 に関する研究(第1報)̶双子と単胎児の母親の比較を 中心にして̶.小児保健研究,61(5),661-668. 北岡英子,杉原一昭(2002b).双子育児の実態と育児支援 に関する研究(第2報)̶母親の希望サポートの分析を 中心にして̶.小児保健研究,61(5),669-676. 厚生労働省(2006).国民生活白書.http:// www5.cao.go. jp/seikatsu/whitepaper/h18/10_pdf/01_honpen/index. html[2011.02.07] 松谷涼子(1999).双子を持つ父親の気持ちと育児や家事 への参加状況.日本助産学会誌,12(3),84-87. Nightingale, F. (1860)/槇ます監修(1983).ナイチンゲー ル著作集第一巻.第2版,219-220,東京:現代社. 西原玲子,服部律子,小林葉子,早川和生(2006).母親 の育児不安と双生児の精神運動発達との関連性の検 討̶双生児と単胎出生児との比較から.日本公衛誌, 田小百合他(2006).双生児を育てる母親の生活実態 の検討.藍野学院紀要,19,59-66. 大髙恵美,山本捷子(1998).双子をもつ家族への育児支 援̶看護職の双子の育児に関する情報提供の実態か ら̶.母性看護,29,118-121. 佐藤たみ子,宮崎豊子(2002).双子の両親の育児支援̶「双 子・三つ子の親の交流会と一時預かり」の参加者の意 見を通して̶.母性看護,33,135-137. 嶋松陽子,高山知美(2004).双子を養育する母親の育児 困難感とその要因.保健科学研究誌,1号,35-40. 谷野祐子,小野恵美,朝比奈七緒,大塚志乃ぶ,森谷美智 子,藤井美穂子他(2007).父親に対する育児指導が 母子退院1ヶ月後の父親の育児参加に与える影響.母 性衛生,48(2),90-95. 富安俊子,山下早苗,吉留厚子,森本知佐子,大町福美, 梶原恭子(2007).多胎児をもつ父親の体験.周産期 医学,37(11),1475-1479.
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