市政記者クラブ 様 名古屋市感染症発生動向調査（平成 30 年７月分患者発生状況）について 本市では、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」に基づき、感染 症発生動向調査を実施しています。 感染症発生動向調査とは、感染症のまん延防止を図るため、感染症に関する情報の収集、 分析及び提供等を行う事業であり、その一環として、毎月、感染症発生件数等について情報 提供を行っています。 １ ７月の感染症発生状況（報告のあった疾病のみを記載） （診断日で集計） 疾 病 名 平 成 30 年 ７ 月 昨年同月 ◆一類感染症 （発生なし） ０件 ０件 ◆二類感染症 ・結核 46 件 45 件 ◆三類感染症 ・腸管出血性大腸菌感染症 ３件 ５件 ◆四類感染症 ・Ａ型肝炎 ・レジオネラ症 ５件 10 件 ０件 ５件 ◆五類感染症（全数把握疾病） ・アメーバ赤痢 ・カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症 ・急性脳炎 ・劇症型溶血性レンサ球菌感染症 ・後天性免疫不全症候群 ・ジアルジア症 ・侵襲性インフルエンザ菌感染症 ・梅毒 ・破傷風 ・百日咳※ ・風しん ５件 ２件 ２件 １件 ５件 １件 ２件 16 件 １件 10 件 １件 ３件 ３件 １件 １件 ４件 ０件 １件 19 件 ０件 －件 ０件 ◆五類感染症（定点把握疾病：第 27 週～第 30 週（７月２日～７月 29 日分）） ・報告数の多い疾病は、①感染性胃腸炎（679 件：前月期比 0.77 倍）②ヘルパンギ ーナ（646 件：前月期比 3.31 倍）③Ａ群溶血性レンサ球菌咽頭炎（264 件：前月期 比 0.58 倍）の順となっています。 ※平成 30 年１月１日から、百日咳が五類感染症の定点把握疾病から全数把握疾病へ追加されました。 平成 30 年８月 14 日（火） 健康福祉局健康部感染症対策室 担当（結核以外）：上野、兵道 （結核）以外：黒田、大﨑 電話：972-2631（結核以外） 電話：972-2633（結核）
２ トピックス 《梅毒 ～昨年を上回るペースで発生しています～》 本市における平成 30 年７月末時点の梅毒の患者報告数は 144 件（速報値）です。これは、 過去 10 年で最多の報告数だった昨年同月末（111 件）を上回るペースとなっています。ま た平成 27 年以降の傾向として、女性では 20～30 代の報告数が全年代の約 76%を占めていま す。 妊娠している人が梅毒に感染すると、胎盤を通して胎児に感染し、死産、早産、新生児死 亡、奇形等が起こることがあるため（先天梅毒）、特に注意が必要です。 主な感染経路は、感染部位と粘膜や皮膚との直接の接触（性的接触）です。性的接触があ る場合は、コンドームを使用しましょう。感染していても症状がない場合があり、感染に気 づかないこともあるため、保健センターや医療機関で検査を受けましょう。また、梅毒は終 生免疫が得られず、一度治っても再び感染することがあるため、パートナーと一緒に検査・ 治療をすることが大切です。皮膚や粘膜に異常があった場合は、性的接触を控え、早めに医 療機関を受診しましょう。 市内の保健センターでは、平日昼間ＨＩＶ検査の受付時間内に、あわせて梅毒検査を無 料・匿名で実施していますので、感染が心配な方は、検査を受けるようにしましょう。 詳しくは本市公式ウェブサイトをご参照ください。 名古屋市 梅毒検査 検索 （URL ; http://www.city.nagoya.jp/kenkofukushi/page/0000085808.html）
年齢別報告数内訳 ※平成 27 年から平成 30 年７月末までの本市における患者報告数から算出。 ３ 病原体分離情報（平成 30 年７月検査分） （1） 平成 30 年 5 月 15 日発症、平成 30 年 5 月 16 日に市内医療機関を受診し、上気道炎 と診断された南区在住、2 歳、男児の検体（咽頭拭い液）から、呼吸器感染症などを引 き起こすことが知られているヒトライノウイルス A 群を遺伝子検査法により検出・同定 しました。 （2） 平成 30 年 5 月 9 日発症、平成 30 年 5 月 17 日に市内医療機関を受診し、気管支炎と 診断された瑞穂区在住、3 歳、女児の検体（咽頭拭い液）から風邪様症状を呈すること が知られているヒトメタニューモウイルス B1 型を遺伝子検査法により検出・同定しま した。 （3） 平成 30 年 5 月 24 日発症、平成 30 年 5 月 29 日に市内医療機関を受診し、扁桃炎と 診断された東区在住、0 歳 1 ヶ月、男児の検体（咽頭拭い液）から呼吸器感染症などを 引き起こすことが知られているヒトライノウイルス A 群を遺伝子検査法により検出・同 定しました。 （4） 平成 30 年 6 月 4 日発症、平成 30 年 6 月 4 日に市内医療機関を受診し、ウイルス性 心膜炎と診断された南区在住、9 歳、男児の検体（咽頭拭い液）から呼吸器感染症など を引き起こすことが知られているヒトライノウイルス A 群を遺伝子検査法により検 出・同定しました。
（5） 平成 30 年 5 月 27 日発症、平成 30 年 5 月 29 日に市内医療機関を受診し、感染性胃 腸炎と診断された港区在住、0 歳 10 ヶ月、男児の検体（便）から嘔吐、吐き気、下痢 など食中毒様症状を引き起こすことが知られているノロウイルス GII 型を遺伝子検査 法により検出・同定しました。 （6） 平成 30 年 6 月 1 日発症、平成 30 年 6 月 4 日に市内医療機関を受診し、脳脊髄炎疑 いと診断された昭和区在住、11 歳、男児の検体（便）から呼吸器感染症などを引き起 こすことが知られているヒトライノウイルス A 群を遺伝子検査法により検出・同定しま した。 （7） 平成 30 年 6 月 6 日発症、平成 30 年 6 月 7 日に市内医療機関を受診し、不明熱と診 断された昭和区在住、0 歳 9 ヶ月、男児の検体（咽頭拭い液）から呼吸器感染症などを 引き起こすことが知られているヒトライノウイルス C 群を遺伝子検査法により検出・同 定しました。 （8） 平成 30 年 6 月 12 日発症、平成 30 年 6 月 13 日に市内医療機関を受診し、急性扁桃 炎と診断された中川区在住、1 歳、男児の検体（咽頭拭い液）から急性呼吸器感染症や 咽頭結膜熱を起こすことが知られているアデノウイルス 1 型を遺伝子検査法により検 出・同定、細胞培養法により分離・同定しました。 （9） 平成 30 年 6 月 15 日発症、平成 30 年 6 月 15 日に市内医療機関を受診し、不明発疹 症と診断された港区在住、0 歳 1 ヶ月、女児の検体（咽頭拭い液、尿、便）から夏かぜ や発疹症をおこすことが知られているコクサッキーウイルス B5 型を遺伝子検査法によ り検出・同定しました。 病原体の検出、分離・同定については、名古屋市衛生研究所微生物部で実施しています。
名古屋市感染症発生動向調査情報（週報)
第27週～第30週（7月2日～7月29日）
Ｒ Ｓ ウ イ ル ス 感 染 症 イ ン フ ル エ ン ザ ( 鳥 イ ン フ ル エ ン ザ 及 び 新 型 イ ン フ ル エ ン ザ 等 感 染 症 を 除 く ) 咽 頭 結 膜 熱 A 群 溶 血 性 レ ン サ 球 菌 咽 頭 炎 感 染 性 胃 腸 炎 水 痘 手 足 口 病 伝 染 性 紅 斑 突 発 性 発 し ん ヘ ル パ ン ギ ー ナ 流 行 性 耳 下 腺 炎 急 性 出 血 性 結 膜 炎 流 行 性 角 結 膜 炎 細 菌 性 髄 膜 炎 （ イ ン フ ル エ ン ザ 菌 、 髄 膜 炎 菌 、 肺 炎 球 菌 を 原 因 と し て 同 定 さ れ た 場 合 を 除 く ） 無 菌 性 髄 膜 炎 マ イ コ プ ラ ズ マ 肺 炎 ク ラ ミ ジ ア 肺 炎 （ オ ウ ム 病 を 除 く ） 感 染 性 胃 腸 炎 （ 病 原 体 が ロ タ ウ イ ル ス で あ る も の に 限 る ） イ ン フ ル エ ン ザ に よ る 入 院 患 者 千種 14 - 1 37 24 15 7 - 5 56 4 - - 163 東 1 - 3 7 14 3 9 1 5 41 - 84 北 2 - 5 29 83 2 8 1 7 36 3 - - - - 1 1 - 1 179 西 21 - 33 34 88 5 41 4 9 143 - - 3 381 中村 23 - - 12 65 - 6 - 1 8 - - 2 117 中 - - 2 2 29 3 2 - 2 6 - 46 昭和 1 - 1 6 38 1 - - - - 1 - - - - 3 - - - 51 瑞穂 - - - 1 - - 1 - - - 2 熱田 2 1 1 3 1 - 2 - 1 11 - - - 22 中川 5 1 9 18 22 1 33 - 3 86 2 - - 1 - - - 181 港 - - - 16 112 17 5 - - 34 3 187 南 45 - 6 14 26 2 5 - 1 13 1 - - 113 守山 1 - 7 23 43 11 29 7 13 28 4 166 緑 2 - 1 10 32 1 6 - 3 23 - - - 78 名東 11 - 11 35 34 4 5 3 13 112 8 - - 236 天白 - - - 18 68 4 2 3 2 48 - - 1 146 合計 128 2 80 264 679 69 161 19 65 646 26 0 6 0 0 5 1 0 1 2,152 前月 38 6 126 454 886 75 45 13 67 195 18 0 2 0 0 1 0 0 0 1,926 前月比 3.37 0.33 0.63 0.58 0.77 0.92 3.58 1.46 0.97 3.31 1.44 - 3.00 - - 5.00 - - - 1.12 昨年同月 84 17 134 308 775 87 1,389 14 74 235 26 0 19 0 1 2 0 0 0 3,165 注： は、報告する医療機関がないことを表す。平成30年
小児科・インフルエンザ定点報告 (70医療機関） 眼科定点報告 （11医療機関） 基幹定点報告 （3医療機関） 合 計名古屋市感染症発生動向調査情報（月報） 平成30年7月
性 器 ク ラ ミ ジ ア 感 染 症 性 器 ヘ ル ペ ス ウ イ ル ス 感 染 症 尖 圭 コ ン ジ ロ ー マ 淋 菌 感 染 症 メ チ シ リ ン 耐 性 黄 色 ブ ド ウ 球 菌 感 染 症 ペ ニ シ リ ン 耐 性 肺 炎 球 菌 感 染 症 薬 剤 耐 性 緑 膿 菌 感 染 症 合 計 千種 3 - - 2 5 東 北 1 1 - - 2 - - 4 西 2 4 - - 6 中村 4 1 - 2 7 中 18 4 5 12 39 昭和 8 2 4 4 - 1 - 19 瑞穂 - - - - 0 熱田 中川 14 2 7 8 - - - 31 港 6 4 1 - 11 南 1 - - - 1 守山 緑 2 - 1 1 4 名東 3 - - - 3 天白 5 3 2 3 13 合計 67 21 20 32 2 1 0 143 前月 73 32 12 32 2 0 0 151 前月比 0.92 0.66 1.67 1.00 1.00 - - 0.95 昨年同月 58 21 18 35 25 2 0 159 注 は、報告する医療機関がないことを表す。 週報分 2,152 月報分 143 合 計 2,295 性感染症定点報告 （15医療機関） 基幹定点報告 （３医療機関） 7月分患者報告数7 月の一～三類感染症発生状況 (診断日で集計) - - - -- - - -- - - -- - - -- - - -- - - -- - - -- - - -- - - -- - - -- - - -- - - -- - - -- - - 1 - 1 6 6 (1) 3 15 (4) 58 (8) 37 (12) - - - 2 - - - -3 (0) 16 (4) 64 (8) 46 (13) 注１ 一～三類感染症を診断した場合は直ちに届出が必要。 注２ （ ）内は無症状病原体保有者の再掲。以下同じ。 腸管出血性大腸菌感染症の内訳 2 7 (2) 40 (3) 28 (9) 1 2 11 (3) 2 - 1 (1) - -- - - 1 - 1 (1) 1 (1) -- - 1 1 - - 1 -- 1 - -- - - 1 - - 1 -- - 3 (1) 3 (2) 3 - 1 (1) 3 (0) 15 (4) 58 (8) 37 (12) 合 計 O１１１ O１１５ O１２１ O１２８ O１４５ 型 不 明 O１５７ O２６ O２８ O６３ O９１ O１０３ 患 者 数 患 者 数 患 者 数 患 者 数 菌 型 平成30年7月 平成30年計 平成29年計 平成28年計 合 計 パラチフス 腸チフス 腸管出血性大腸菌感染症 細菌性赤痢 三 類 感 染 症 コレラ 鳥インフルエンザ （H7N9） 鳥インフルエンザ （H5N1） 中東呼吸器症候群 （病原体がベータコロナウイルス属ＭＥ ＲＳコロナウイルスであるものに限る。） 重症急性呼吸器症候群 （病原体がベータコロナウイルス属ＳＡ ＲＳコロナウイルスであるものに限る。） ジフテリア 結核 次ページ参照 二 類 感 染 症 急性灰白髄炎 ラッサ熱 ペスト 南米出血熱 痘そう クリミア・コンゴ出血熱 一 類 感 染 症 エボラ出血熱 マールブルグ病 患 者 数 患 者 数 患 者 数 患 者 数 平成30年 疾 病 名 平成30年7月 平成30年計 平成29年計 平成28年計
平成30年7月 総数 うち喀痰塗抹検査陽性者数 総数 うち喀痰塗抹検査陽性者数 総数 うち喀痰塗抹検査陽性者数 総数 うち喀痰塗抹検査陽性者数 千種 4 1 3 16 6 8 29 8 9 26 11 5 東 0 0 0 3 2 2 14 4 4 10 7 7 北 5 3 0 26 11 6 47 17 15 38 16 10 西 4 2 0 14 7 7 32 14 9 19 7 9 中村 2 1 0 17 5 7 42 14 7 51 20 9 中 7 2 0 26 8 4 26 7 29 14 8 昭和 1 1 2 11 4 7 25 5 7 18 5 7 瑞穂 0 0 0 9 1 3 8 4 2 24 9 9 熱田 1 0 0 6 3 2 11 3 7 19 7 6 中川 3 0 0 22 6 4 37 14 7 58 18 15 港 2 2 0 21 5 5 30 7 11 37 9 10 南 2 0 0 16 5 6 37 17 7 42 20 22 守山 0 0 0 16 8 11 27 11 11 37 13 7 緑 4 2 1 16 5 6 18 9 13 31 15 8 名東 2 2 0 11 5 2 16 5 9 21 5 7 天白 2 1 1 18 8 7 20 6 11 34 11 8 全市 39 17 7 248 89 87 419 145 132 494 187 147 ※ 平成29・30年の数値は暫定値です。（平成28年の数値は確定値です。） 活動性結核 （別掲） 無症状病原体 保有者 活動性結核 （別掲） 無症状病原体 保有者 活動性結核 （別掲） 無症状病原体 保有者 活動性結核 （別掲） 無症状病原体 保有者
結核 新登録患者発生状況（月報）
保健セン ター名 平成30年7月（※） 平成30年計（※） 平成29年計（※） 平成28年計四類感染症（44疾病） (診断日で集計) Ｅ型肝炎 - 1 2 4 Ａ型肝炎 5 11 3 -オウム病 - - - 1 つつが虫病 - 1 - -デング熱 - - 6 5 マラリア - 1 - -レジオネラ症 10 29 28 28 合 計 15 43 39 38 注１ 四類感染症を診断した場合は直ちに届出が必要。 注２ 44疾病のうち、過去３年に報告のあった疾病のみを記載。 五類感染症全数把握（24疾病） (診断日で集計) アメーバ赤痢 5 21 27 29 B型: 1 B型: 5 B型: 3 - C型: 1 -- - -カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症 2 29 37 24 急性脳炎※ 2 9 19 18 クロイツフェルト・ヤコブ病 - - 5 7 劇症型溶血性レンサ球菌感染症 1 9 15 6 無症候性ｷｬﾘｱ: 5 無症候性ｷｬﾘｱ: 36 無症候性ｷｬﾘｱ: 34 無症候性ｷｬﾘｱ: 53 ＡＩＤＳ: 12 ＡＩＤＳ: 17 ＡＩＤＳ: 20 - その他: 1 その他: 1 ジアルジア症 1 1 2 -侵襲性インフルエンザ菌感染症 2 10 10 12 侵襲性髄膜炎菌感染症 - - 3 3 侵襲性肺炎球菌感染症 - 50 68 41 水痘(患者が入院を要すると 認められるものに限る。) - 5 6 5 早期顕症梅毒: 13 早期顕症梅毒: 99 早期顕症梅毒: 115 早期顕症梅毒: 104 晩期顕症梅毒: 5 晩期顕症梅毒: 4 晩期顕症梅毒: 1 先天梅毒: 1 -無症候梅毒: 3 無症候梅毒: 40 無症候梅毒: 75 無症候梅毒: 43 播種性クリプトコックス症 - 3 3 8 破傷風 1 1 2 3 バンコマイシン耐性腸球菌感染症 - 1 - -百日咳 10 39 検査診断例: 1 検査診断例: 2 - 検査診断例: 4 - - -検査診断例: 20 検査診断例: 1 検査診断例: 1 - - -修飾麻しん: 1 - -合 計 46 394 451 386 注２ 24疾病のうち、過去３年に報告のあった疾病のみを記載。 注３ 平成30年１月１日から、百日咳が五類感染症の定点把握から全数把握へ追加。 疾 病 名 平成30年7月 平成30年計 平成29年計 平成28年計 患 者 数 患 者 数 備 考 患 者 数 患 者 数 患 者 数 疾 病 名 平成30年7月 平成30年計 平成29年計 平成28年計 ウイルス性肝炎 (Ｅ型肝炎及びＡ型肝炎を除く。) -後天性免疫不全症候群 5 備 考 患 者 数 患 者 数 患 者 数 梅毒 16 注１ 五類感染症全数把握(侵襲性髄膜炎菌感染症、麻しん及び風しんを除く)を診断した場合は７日以内に届出が必要。 風しん 1 麻しん -※ ウエストナイル脳炎、西部ウマ脳炎、ダニ媒介脳炎、東部ウマ脳炎、日本脳炎、ベネズエラウマ脳炎及びリフトバレー熱を除く。
参考資料 感染症の類型及び定義（感染症法） 類型 定義 一類感染症 （７疾病） 感染力、罹患した場合の重篤性等に基づく総合的な観点から みた危険性が極めて高い感染症 二類感染症 （７疾病） 感染力、罹患した場合の重篤性等に基づく総合的な観点から みた危険性が高い感染症 三類感染症 （５疾病） 感染力、罹患した場合の重篤性等に基づく総合的な観点から みた危険性が高くないが、特定の職業への就業によって感染症 の集団発生を起こし得る感染症 四類感染症 （44 疾病） 人から人への感染はほとんどないが、動物、飲食物等の物件 を介して感染するため、動物や物件の消毒、廃棄などの措置が 必要となる感染症 五類感染症 （全数：24 疾病） （定点：24 疾病） 国が感染症の発生動向の調査を行い、その結果等に基づいて 必要な情報を国民一般や医療関係者に情報提供・公開していく ことによって、発生・まん延を防止すべき感染症 新型インフルエンザ 等感染症 （２疾病） 【新型インフルエンザ】 新たに人から人に伝染する能力を有することとなったウイル スを病原体とするインフルエンザであって、全国的かつ急速な まん延により国民の生命及び健康に重大な影響を与えるおそれ があると認められるもの 【再興型インフルエンザ】 かつて世界的規模で流行したインフルエンザであってその後 流行することなく長時間が経過しているものが再興したもので あって、全国的かつ急速なまん延により国民の生命及び健康に 重大な影響を与えるおそれがあると認められるもの 指定感染症 （該当なし） 既知の感染症の中で上記一～三類及び新型インフルエンザ等 感染症に分類されない感染症において一～三類に準じた対応の 必要が生じた感染症（政令で指定） 新感染症 人から人に伝染すると認められる疾病であって、既知の感染 性と症状等が明らかに異なり、その伝染力及び罹患した場合の 重篤度から判断した危険性が極めて高い感染症 （平成 30 年７月 31 日時点）
