財務諸表
(その1)
( 負 債 の 部 )
( 純 資 産 の 部 )
預
金
積
金
当 座 預 金
普 通 預 金
貯 蓄 預 金
国
債
通 知 預 金
定 期 預 金
定 期 積 金
当 座 借 越
そ の 他 の 預 金
未 決 済 為 替 借
未 払 費 用
給 付 補 填 備 金
未 払 法 人 税 等
前 受 収 益
払 戻 未 済 金
職 員 預 り 金
そ の 他 の 負 債
そ の 他 負 債
賞 与 引 当 金
現
金
預
け
金
有
価
証
券
貸
出
金
そ の 他 資 産
有 形 固 定 資 産
繰 延 税 金 資 産
前 払 年 金 費 用
債 務 保 証 見 返
資 産 の 部 合 計
貸 倒 引 当 金
社
債
株
式
割 引 手 形
手 形 貸 付
証 書 貸 付
当 座 貸 越
未 決 済 為 替 貸
全 信 組 連 出 資 金
前 払 費 用
未 収 収 益
そ の 他 の 資 産
建
物
土
地
建 設 仮 勘 定
無 形 固 定 資 産
ソ フ ト ウ ェ ア
その他の無形固定資産
(うち個別貸倒引当金)
その他の有形固定資産
役 員 賞 与 引 当 金
退 職 給 付 引 当 金
役員退職慰労引当金
睡眠預金払戻損失引当金
偶 発 損 失 引 当 金
再評価に係る繰延税金負債
債 務 保 証
負 債 の 部 合 計
出
資
金
資 本 剰 余 金
普 通 出 資 金
資 本 準 備 金
利 益 剰 余 金
組 合 員 勘 定 合 計
その他有価証券評価差額金
土 地 再 評 価 差 額 金
評価・換算差額等合計
純 資 産 の 部 合 計
負債及び純資産の部合計
利 益 準 備 金
その他利益剰余金
特 別 積 立 金
(経営基盤強化積立金)
当期未処分剰余金
資 産 除 去 債 務
資産の部
(単位:千円)
( 資 産 の 部 )
(単位:千円)
借
用
金
譲 渡 性 預 金
科
目
負債及び純資産の部
2,787,657
266,870,398
11,087,159
528,506,650
2,808,774
7,765,709
2,935,124
1,272,961
812,569,738
△11,497,991
10,241,859
34,868
810,432
2,147,458
56,492,109
452,276,098
17,590,983
37,191
1,151,300
36,769
987,269
596,243
2,120,989
4,977,222
10,530
30,501
2,792
11,455
19,046
656,967
(△5,249,239)
第66期
(平成30年3月31日現在)
931,419,027
3,025,820
350,484,803
10,235,283
562,431,342
4,072,137
7,749,878
2,248,414
951,927
△9,822,007
9,532,366
22,355
680,562
1,734,851
59,662,680
485,205,882
15,827,927
85,978
2,416,300
28,488
1,008,471
532,899
2,260,873
4,978,680
37,705
18,659
19,046
3,720
1,188
509,137
(△3,824,992)
第67期
(平成31年3月31日現在)
科
目
609,425,903
6,957,645
105,287,200
345,389
415,523
472,205,841
23,186,419
1,027,883
147,200,000
233,029
41,000
324,460
260,472
18,000
48,329
847,391
1,272,961
767,937,596
3,266,048
104,844
623,396
16,387
1,350,649
600,049
139,421
158,532
205,514
42,564,672
94,101
1,973,367
2,067,468
44,632,141
812,569,738
19,399,140
83,052
19,399,140
83,052
23,082,480
7,700,000
15,382,480
12,000,000
(10,000,000)
3,382,480
67,252
147,200,000
5,000,000
第66期
(平成30年3月31日現在)
645,430,339
8,266,193
114,857,385
357,966
346,278
496,840,550
23,048,485
1,713,480
227,000,000
237,347
44,900
299,317
283,523
16,000
58,436
847,391
951,927
883,128,247
2,959,064
151,074
590,749
14,607
986,196
617,501
101,392
181,442
248,540
46,317,105
306
1,973,367
1,973,673
48,290,779
931,419,027
20,011,144
83,052
20,011,144
83,052
26,222,909
10,500,000
15,722,909
12,000,000
(10,000,000)
3,722,909
67,559
227,000,000
5,000,000
第67期
(平成31年3月31日現在)
貸借対照表
損益計算書
剰余金処分計算書
1.記載金額は、千円未満を切り捨てて表示しております。なお、以下の注記
については表示単位未満を切り捨てて表示しております。
2.その他の経常費用には、債権売却損2,786,398千円が含まれております。
3.出資1口当たりの当期純利益 93円95銭
(単位:千円)
(単位:千円)
(単位:千円)
(注)
第67期
( )
平成30年4月 1日から
平成31年3月31日まで
15,107,123
14,445,807
470,318
141,639
49,357
1,081,713
179,901
901,811
127,277
127,277
20,438
16,336,553
ー
第66期
( )
平成29年4月 1日から
平成30年3月31日まで
14,673,487
14,045,168
426,734
147,901
53,683
1,161,354
177,745
983,608
51,325
51,301
31,345
15,917,512
23
経
常
収
益
資 金 運 用 収 益
貸 出 金 利 息
預 け 金 利 息
借 用 金 利 息
有価証券利息配当金
その他の受入利息
役 務 取 引 等 収 益
受入為替手数料
その他の役務収益
そ の 他 業 務 収 益
譲渡性預金利息
外国通貨売買益
その他の業務収益
そ の 他 経 常 収 益
420
ー
株 式 等 売 却 益
その他の経常収益
経
常
費
用
資 金 調 達 費 用
預 金 利 息
給付補填備金繰入額
その他の支払利息
役 務 取 引 等 費 用
支払為替手数料
その他の役務費用
科
目
3,997,734
1,126,369
9,372
2,861,992
158
5,434,936
158
10,650
5,424,444
998,443
ー
722,644
1,721,087
3,703,356
19,553
3,722,909
10,650
4,349
2,636,918
2,660,653
147,662
5,445,234
ー
4,176,818
2,430,244
10,560
1,728,580
61
4,844,338
61
5,190
4,839,208
1,362,394
△511
95,834
1,458,228
3,380,979
2,012
3,382,480
5,190
13,131
2,571,698
2,649,687
139,495
5,360,881
7,433
経
常
利
益
特
別
損
失
税 引 前 当 期 純 利 益
法 人 税 等 調 整 額
法 人 税 等 合 計
当 期 純 利 益
繰越金(当期首残高)
当 期 未 処 分 剰 余 金
法人税、住民税及び事業税
そ の 他 業 務 費 用
その他の業務費用
経
費
人
件
費
物
件
費
税
金
そ の 他 経 常 費 用
固 定 資 産 処 分 損
貸倒引当金繰入額
貸 出 金 償 却
その他の経常費用
科
目
固 定 資 産 処 分 益
特
別
利
益
土地再評価差額金取崩額
その他資産償却
20,018
950,579
941,218
7,505
887
503,719
118,555
385,163
10,901,617
867
101
31,345
1,025,635
1,011,274
8,942
849
496,706
119,915
376,790
11,073,174
1,229
3,339
4,349
13,131
( )
( )
第66期
平成30年4月 1日から
第67期
平成31年3月31日まで
平成29年4月 1日から
平成30年3月31日まで
当 期 未 処 分 剰 余 金
計
繰 越 金 ( 当 期 末 残 高 )
出 資 に 対 す る 配 当 金
科
目
利
益
準
備
金
(注)記載金額は、千円未満を切り捨てて表示しております。
第67期
(平成30年4月1日から平成31年3月31日まで)
3,722,909
35,398
3,687,510
587,510
年3%
3,100,000
第66期
(平成29年4月1日から平成30年3月31日まで)
3,382,480
19,553
3,362,927
562,927
年3%
2,800,000
財務諸表
(その1)
( 負 債 の 部 )
( 純 資 産 の 部 )
預
金
積
金
当 座 預 金
普 通 預 金
貯 蓄 預 金
国
債
通 知 預 金
定 期 預 金
定 期 積 金
当 座 借 越
そ の 他 の 預 金
未 決 済 為 替 借
未 払 費 用
給 付 補 填 備 金
未 払 法 人 税 等
前 受 収 益
払 戻 未 済 金
職 員 預 り 金
そ の 他 の 負 債
そ の 他 負 債
賞 与 引 当 金
現
金
預
け
金
有
価
証
券
貸
出
金
そ の 他 資 産
有 形 固 定 資 産
繰 延 税 金 資 産
前 払 年 金 費 用
債 務 保 証 見 返
資 産 の 部 合 計
貸 倒 引 当 金
社
債
株
式
割 引 手 形
手 形 貸 付
証 書 貸 付
当 座 貸 越
未 決 済 為 替 貸
全 信 組 連 出 資 金
前 払 費 用
未 収 収 益
そ の 他 の 資 産
建
物
土
地
建 設 仮 勘 定
無 形 固 定 資 産
ソ フ ト ウ ェ ア
その他の無形固定資産
(うち個別貸倒引当金)
その他の有形固定資産
役 員 賞 与 引 当 金
退 職 給 付 引 当 金
役員退職慰労引当金
睡眠預金払戻損失引当金
偶 発 損 失 引 当 金
再評価に係る繰延税金負債
債 務 保 証
負 債 の 部 合 計
出
資
金
資 本 剰 余 金
普 通 出 資 金
資 本 準 備 金
利 益 剰 余 金
組 合 員 勘 定 合 計
その他有価証券評価差額金
土 地 再 評 価 差 額 金
評価・換算差額等合計
純 資 産 の 部 合 計
負債及び純資産の部合計
利 益 準 備 金
その他利益剰余金
特 別 積 立 金
(経営基盤強化積立金)
当期未処分剰余金
資 産 除 去 債 務
資産の部
(単位:千円)
( 資 産 の 部 )
(単位:千円)
借
用
金
譲 渡 性 預 金
科
目
負債及び純資産の部
2,787,657
266,870,398
11,087,159
528,506,650
2,808,774
7,765,709
2,935,124
1,272,961
812,569,738
△11,497,991
10,241,859
34,868
810,432
2,147,458
56,492,109
452,276,098
17,590,983
37,191
1,151,300
36,769
987,269
596,243
2,120,989
4,977,222
10,530
30,501
2,792
11,455
19,046
656,967
(△5,249,239)
第66期
(平成30年3月31日現在)
931,419,027
3,025,820
350,484,803
10,235,283
562,431,342
4,072,137
7,749,878
2,248,414
951,927
△9,822,007
9,532,366
22,355
680,562
1,734,851
59,662,680
485,205,882
15,827,927
85,978
2,416,300
28,488
1,008,471
532,899
2,260,873
4,978,680
37,705
18,659
19,046
3,720
1,188
509,137
(△3,824,992)
第67期
(平成31年3月31日現在)
科
目
609,425,903
6,957,645
105,287,200
345,389
415,523
472,205,841
23,186,419
1,027,883
147,200,000
233,029
41,000
324,460
260,472
18,000
48,329
847,391
1,272,961
767,937,596
3,266,048
104,844
623,396
16,387
1,350,649
600,049
139,421
158,532
205,514
42,564,672
94,101
1,973,367
2,067,468
44,632,141
812,569,738
19,399,140
83,052
19,399,140
83,052
23,082,480
7,700,000
15,382,480
12,000,000
(10,000,000)
3,382,480
67,252
147,200,000
5,000,000
第66期
(平成30年3月31日現在)
645,430,339
8,266,193
114,857,385
357,966
346,278
496,840,550
23,048,485
1,713,480
227,000,000
237,347
44,900
299,317
283,523
16,000
58,436
847,391
951,927
883,128,247
2,959,064
151,074
590,749
14,607
986,196
617,501
101,392
181,442
248,540
46,317,105
306
1,973,367
1,973,673
48,290,779
931,419,027
20,011,144
83,052
20,011,144
83,052
26,222,909
10,500,000
15,722,909
12,000,000
(10,000,000)
3,722,909
67,559
227,000,000
5,000,000
第67期
(平成31年3月31日現在)
貸借対照表
損益計算書
剰余金処分計算書
1.記載金額は、千円未満を切り捨てて表示しております。なお、以下の注記
については表示単位未満を切り捨てて表示しております。
2.その他の経常費用には、債権売却損2,786,398千円が含まれております。
3.出資1口当たりの当期純利益 93円95銭
(単位:千円)
(単位:千円)
(単位:千円)
(注)
第67期
( )
平成30年4月 1日から
平成31年3月31日まで
15,107,123
14,445,807
470,318
141,639
49,357
1,081,713
179,901
901,811
127,277
127,277
20,438
16,336,553
ー
第66期
( )
平成29年4月 1日から
平成30年3月31日まで
14,673,487
14,045,168
426,734
147,901
53,683
1,161,354
177,745
983,608
51,325
51,301
31,345
15,917,512
23
経
常
収
益
資 金 運 用 収 益
貸 出 金 利 息
預 け 金 利 息
借 用 金 利 息
有価証券利息配当金
その他の受入利息
役 務 取 引 等 収 益
受入為替手数料
その他の役務収益
そ の 他 業 務 収 益
譲渡性預金利息
外国通貨売買益
その他の業務収益
そ の 他 経 常 収 益
420
ー
株 式 等 売 却 益
その他の経常収益
経
常
費
用
資 金 調 達 費 用
預 金 利 息
給付補填備金繰入額
その他の支払利息
役 務 取 引 等 費 用
支払為替手数料
その他の役務費用
科
目
3,997,734
1,126,369
9,372
2,861,992
158
5,434,936
158
10,650
5,424,444
998,443
ー
722,644
1,721,087
3,703,356
19,553
3,722,909
10,650
4,349
2,636,918
2,660,653
147,662
5,445,234
ー
4,176,818
2,430,244
10,560
1,728,580
61
4,844,338
61
5,190
4,839,208
1,362,394
△511
95,834
1,458,228
3,380,979
2,012
3,382,480
5,190
13,131
2,571,698
2,649,687
139,495
5,360,881
7,433
経
常
利
益
特
別
損
失
税 引 前 当 期 純 利 益
法 人 税 等 調 整 額
法 人 税 等 合 計
当 期 純 利 益
繰越金(当期首残高)
当 期 未 処 分 剰 余 金
法人税、住民税及び事業税
そ の 他 業 務 費 用
その他の業務費用
経
費
人
件
費
物
件
費
税
金
そ の 他 経 常 費 用
固 定 資 産 処 分 損
貸倒引当金繰入額
貸 出 金 償 却
その他の経常費用
科
目
固 定 資 産 処 分 益
特
別
利
益
土地再評価差額金取崩額
その他資産償却
20,018
950,579
941,218
7,505
887
503,719
118,555
385,163
10,901,617
867
101
31,345
1,025,635
1,011,274
8,942
849
496,706
119,915
376,790
11,073,174
1,229
3,339
4,349
13,131
( )
( )
第66期
平成30年4月 1日から
第67期
平成31年3月31日まで
平成29年4月 1日から
平成30年3月31日まで
当 期 未 処 分 剰 余 金
計
繰 越 金 ( 当 期 末 残 高 )
出 資 に 対 す る 配 当 金
科
目
利
益
準
備
金
(注)記載金額は、千円未満を切り捨てて表示しております。
第67期
(平成30年4月1日から平成31年3月31日まで)
3,722,909
35,398
3,687,510
587,510
年3%
3,100,000
第66期
(平成29年4月1日から平成30年3月31日まで)
3,382,480
19,553
3,362,927
562,927
年3%
2,800,000
貸借対照表の注記
記載金額は、千円未満を切り捨てて表示しております。
なお、以下の注記については、表示単位未満を切り捨てて表示しております。
有価証券の評価は、満期保有目的の債券については移動平均法による
償却原価法(定額法)、その他有価証券のうち時価のあるものについては事
業年度末の市場価格等に基づく時価法(売却原価は主として移動平均法
により算定)、時価を把握することが極めて困難と認められるものについては
移動平均法による原価法または償却原価法により行っております。
なお、その他有価証券の評価差額については、全部純資産直入法により
処理しております。
土地の再評価に関する法律(平成10年法律第34号)に基づき、事業用の土
地の再評価を行っております。
なお、評価差額については、当該評価差額に係る税金相当額を「再評価に
係る繰延税金負債」として負債の部に計上し、これを控除した金額を「土地再
評価差額金」として純資産に計上しております。
再評価を行った年月日 平成10年3月31日および平成13年3月31日(旧広
島第一信用組合分)
当該事業用土地の再評価前の帳簿価額 1,502百万円
当該事業用土地の再評価後の帳簿価額 4,323百万円
同法律第3条第3項に定める再評価の方法
土地の再評価に関する法律施行令(平成10年政令第119号)第2条第4
号に定める地価税法(平成3年法律第69号)第16号に規定する地価
税の課税価格の計算の基礎となる土地の価格を算定するために、国税
庁長官が定めて公表した方法により算定した価格に合理的な調整を行って
算出しております。
同法律第10条に定める再評価を行った事業用土地の決算期における時価の合
計額と当該事業用土地の再評価後の帳簿価額の合計額との差額 2,054百万円
有形固定資産の減価償却は、定率法(ただし、平成10年4月1日以後に取
得した建物(建物附属設備を除く)並びに平成28年4月1日以後に取得した建
物附属設備及び構築物については定額法)を採用しております。
また、主な耐用年数は次のとおりであります。
建 物 10年∼50年
その他 3年∼20年
無形固定資産の減価償却は定額法により償却しております。なお、自社利用
のソフトウェアについては、当組合内における利用可能期間(5年)に基づいて
償却しております。
貸倒引当金は、予め定めている償却・引当規程に則り、次のとおり計上して
おります。
正常先債権および要注意先債権に相当する債権については、一定の種類
毎に分類し、過去の一定期間における各々の貸倒実績から算出した予想損
失率に基づき引当てております。破綻懸念先債権に相当する債権について
は、債権額から担保の処分可能見込額および保証による回収可能見込額を
控除した残額に、過去の一定期間における貸倒実績から算出した予想損失
率を乗じる方法により、必要と認める額を引当てております。実質破綻先債権お
よび破綻先債権に相当する債権については、債権額から担保の処分可能見
込額および保証による回収可能見込額を控除した残額を引当てております。
全ての債権は、予め定めている資産の自己査定基準に基づき、資産査定を
実施しており、その査定結果により上記の引当てを行っております。
賞与引当金は、職員への賞与の支払いに備えるため、職員に対する賞与
の支給見込額のうち、当事業年度に帰属する額を計上しております。
役員賞与引当金は役員への賞与の支払いに備えるため、役員に対する賞
与の支給見込額のうち、当事業年度に帰属する額を計上しております。
退職給付引当金は、職員の退職給付に備えるため、当事業年度末における
退職給付債務および年金資産の見込額に基づき、必要額を計上しております。
数理計算上の差異については、各発生年度の職員の平均残存勤務期
間内の一定年数(10年)による定額法により按分した額をそれぞれ発生の
翌期から損益処理しております。過去勤務費用については、その発生時にお
ける従業員の平均残存勤務期間以内の一定年数(10年)による定額法によ
り按分した額を費用処理しております。
当組合は、確定給付型の制度として、確定給付企業年金制度、退職一時
金制度および厚生年金基金制度を設けております。そのうち、厚生年金基金
制度については複数の信用組合により設立された全国信用組合厚生年金
基金に加入しております。
なお、当組合は、複数の信用組合により設立された企業年金制度(総合型
厚生年金基金)を採用しております。当該企業年金制度に関する事項は次
のとおりです。
(1)制度全体の積立状況に関する事項(平成30年3月31日現在)
年金資産の額 367,961百万円
年金財政計算上の数理債務の額と
最低責任準備金の額との合計額 308,451百万円
差引額 59,510百万円
(2)制度全体に占める当組合の掛金拠出割合
(自平成29年4月1日 至平成30年3月31日) 1.569%
(3)補足説明
上記(1)の差引額の主な要因は、年金財政計算上の過去勤務債務
残高 23,811百万円及び別途積立金 83,321百万円であります。本制
度における過去勤務債務の償却方法は期間14年の元利均等償却
であり、当組合は当期の計算書類上、特別掛金98百万円を費用処理
しております。
なお、特別掛金の額はあらかじめ定められた掛金率を掛金拠出時の
標準給与の額に乗じることで算定されるため、上記(2)の割合は当組合
の実際の負担割合とは一致しておりません。
役員退職慰労引当金は、役員への退職慰労金の支払に備えるため、役員
に対する退職慰労金の支給見込額のうち、当事業年度末までに発生している
と認められる額を計上しております。
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
睡眠預金払戻損失引当金は、負債計上を中止した預金について、預金
者からの払戻請求に備えるため、将来の払戻請求に応じて発生する損失を
見積り必要と認める額を計上しております。
偶発損失引当金は、信用保証協会の責任共有制度による負担金の将来
における支出に備えるため、将来の負担金支出見込額を計上しております。
所有権移転外ファイナンス・リース取引のうちリース取引開始日が平成20年
4月1日前に開始する事業年度に属するものについては、通常の賃貸借取引に
準じた会計処理によっております。
消費税および地方消費税の会計処理は、税込方式によっております。
有形固定資産の減価償却累計額 5,522百万円
有形固定資産の圧縮記帳額 2,478百万円
貸出金のうち、破綻先債権額は 594百万円、延滞債権額は 6,564百万円であります。
なお、破綻先債権とは、元本または利息の支払いの遅延が相当期間継続
していることその他の事由により元本または利息の取立てまたは弁済の見込
みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部
分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人税法施行令
(昭和40年政令第97号)第96条第1項第3号のイからホまでに掲げる事由また
は同項第4号に規定する事由が生じている貸出金であります。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権および
債務者の経営再建または支援を図ることを目的として利息の支払いを猶予
した貸出金以外の貸出金であります。
貸出金のうち、3か月以上延滞債権額は 369百万円であります。
なお、3か月以上延滞債権とは、元本または利息の支払いが約定支払日の
翌日から3か月以上遅延している貸出金で破綻先債権および延滞債権に
該当しないものであります。
貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は 5,291百万円であります。
なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建または支援を図ることを
目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その
他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞債権
および 3か月以上延滞債権に該当しないものであります。
破綻先債権額、延滞債権額、3か月以上延滞債権額および貸出条件緩和
債権額の合計額は 12,819百万円であります。
なお、17.から 20.に掲げた債権額は貸倒引当金控除前の金額であります。
貸借対照表に計上した有形固定資産のほか、営業用車両等についてリー
ス契約により使用しています。
手形割引により取得した商業手形の額面金額は、 1,734百万円であります。
担保に提供している資産は、次のとおりであります。
担保に提供している資産 預け金 227,000百万円
担保資産に対応する債務 借用金 227,000百万円
上記のほか、公金取扱い、為替取引および日本銀行歳入復代理店取引の
ために預け金7,105百万円を担保として提供しております。
出資1口当たりの純資産額 1,206円59銭
金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品に対する取組方針
当組合は、預金業務、融資業務および市場運用業務などの金融業務
を行っております。このため、金利変動による不利な影響が生じないように、
資産および負債の総合的管理(ALM)をしております。
(2)金融商品の内容およびそのリスク
当組合が保有する金融資産は、主として事業地区内のお客さまに対する
貸出金であります。また、有価証券は、主に債券であり、満期保有目的
で保有しております。
これらは、それぞれ発行体の信用リスクおよび金利の変動リスク、市場
価格の変動リスクに晒されております。
一方、金融負債は主としてお客さまからの預金であり、流動性リスク
に晒されております。
(3)金融商品に係るリスク管理体制
①信用リスクの管理
当組合は、信用リスクに関する管理諸規程に従い、貸出金について個別
案件ごとの与信審査、与信限度額、信用情報管理、保証や担保の設定、問
題債権への対応など与信管理に関する体制を整備し運営しております。
これらの与信管理は、各営業店のほか審査部により行い、また、定
期的に常勤理事会等を開催し審議・報告を行っております。
さらに、与信管理の状況については、審査部がチェックしております。
有価証券の発行体の信用リスクに関しては、総合企画部において、
信用情報や時価の把握を定期的に行うことで管理しております。
②市場リスクの管理
( ⅰ )金利リスクの管理
当組合は、ALMによって金利の変動リスクを管理しております。市
場リスクに関する規定および要領において、リスク管理方法や
手続等の詳細を明記 しており、常勤理事会において決定された
ALMに関する方針に基づき、常勤 理事会等において実施状況の
把握・確認、今後の対応等の協議を行っております。
日常的には総合企画部において金融資産および負債の金利や
期間を総合的に把握し、ギャップ分析や金利感応度分析等によりモ
ニタリングを行い、月次ベースで常勤理事会等に報告しております。
( ⅱ )価格変動リスクの管理
有価証券を含む市場運用商品の保有については、市場リスク
管理方針に基づき、常勤理事会等の監督の下、市場リスク管理
規程に従い行っております。
このうち、総合企画部では、市場運用商品の購入を行っており、
事前審査、投資限度額の設定のほか、継続的なモニタリングを
通じて、価格変動リスクの軽減を図っております。
また、保有している株式は、政策投資目的で保有しているも
のであり、取引先の市場環境や財務状況などをモニタリング
しております。
これらの情報は総合企画部を通じ、常勤理事会等において
定期的に報告しております。
11.
12.
13.
14.
15.
16.
17.
18.
19.
20.
21.
22.
23.
24.
25.
(ⅲ)市場リスクに係る定量的情報
当組合において、主要なリスク変数である金利リスクの影響を
受ける主たる金融商品は、「預け金」、「有価証券」のうち債券、
「貸出金」、「預金積金」であります。当組合では、これらの金融
資産および金融負債について、『協同組合による金融事業に関
する法律施行規則第69条第1項第5号ニ等の規定に基づき、自
己資本の充実の状況等について金融庁長官が別に定める事
項(平成19年金融庁告示第17号)』において通貨ごとに規定さ
れた金利ショックを用いた時価の変動額を市場リスク量とし、金
利の変動リスクの管理にあたっての定量的分析に利用しており
ます。当該変動額の算定にあたっては、対象の金融資産および
金融負債を固定金利群と変動金利群に分けて、それぞれ金利
期日に応じて適切な期間に残高を分析し、期間ごとの金利変動
幅を用いております。
③資金調達に係る流動性リスクの管理
当組合は、ALMを通して、適時に資金管理を行うほか、資金調達
手段の多様化、市場環境を考慮した長短の調達バランスの調整な
どによって、流動性リスクを管理しております。
(4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がな
い場合には合理的に算定された価額が含まれております。当該価額の
算定においては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提
条件等によった場合、当該価額が異なることもあります。
なお、金融商品のうち貸出金の「時価」には、「簡便な計算により算
出した時価に代わる金額」を記載しております。
金融商品の時価等に関する事項
平成31年3月31日における貸借対照表計上額、時価およびこれらの差額は、
次のとおりであります。
なお、時価を把握することが極めて困難と認められる非上場株式等は、次
表には含めておりません((注2)参照)。
また、重要性の乏しい科目については記載を省略しております。
(*1)預け金、貸出金、預金積金の「時価」には、「簡便な計算により算出した
時価に代わる金額」を記載しております。
(*2)貸出金に対応する一般貸倒引当金および個別貸倒引当金を控除し
ております。
(注1)金融商品の時価等の算定方法
金融資産
(1)預け金
満期のない預け金については、時価は帳簿価額と近似していることから、
当該帳簿価額を時価としております。満期のある預け金については、市場
金利で割り引くことで現在価値を算定し、当該現在価値を時価とみなし
ております。
(2)有価証券
株式は取引所の価格、債券は取引所の価格または取引金融機関から
提示された価格によっております。
(3)貸出金
貸出金は、以下の①∼②の合計額から、貸出金に対応する一般貸倒
引当金および個別貸倒引当金を控除する方法により算定し、その算出
結果を簡便な方法により算出した時価に代わる金額として記載して
おります。
①破綻懸念先債権、実質破綻先債権および破綻先債権等、将来キャッ
シュ・フローの見積りが困難な債権については、それぞれの貸借対
照表の貸出金勘定に計上している額(貸倒引当金控除前の額)。
②①以外の債権については貸出金の期間に基づく区分ごとに、元利
金の合計額を市場金利で割り引いた価額。
金融負債
(1)預金積金
要求払預金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿
価額)を時価とみなしております。定期預金の時価は、一定の金額帯お
よび期間帯ごとに将来キャッシュ・フローを作成し、元利金の合計額
を一種類の市場金利で割り引いた価額を時価とみなしております。
(2) 借用金は、一定の金額帯および期間帯ごとに将来キャッシュ・フロー
を作成し、元利金の合計額を一種類の市場金利で割り引いた価額を時
価とみなしております。
(注2)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおり
であり、金融商品の時価情報には含まれておりません。
(*1)非上場株式および組合出資金については、市場価格がなく、時価を
把握することが極めて困難と認められることから時価開示の対象と
はしておりません。
26.
(1)
(2)
(3)
(1)
(2)
預け金(*1)
有価証券
満期保有目的の債券
その他有価証券
貸出金(*1)
貸倒引当金(*2)
金融資産計
預金積金(*1)
借用金
金融負債計
百万円
350,484
9,554
347
562,431
△9,822
552,609
912,996
650,430
227,000
877,430
1,222
1,176
−
65,077
67,476
900
△48
851
百万円
差 額
351,706
10,731
347
617,686
980,472
651,330
226,951
878,281
百万円
時 価
貸借対照表計上額
27.
28.
29.
30.
31.
32.
33.
34.
35.
賃貸等不動産関係
賃貸等不動産の総額に重要性が乏しいため、記載を省略しております。
有価証券の時価、評価差額等に関する事項は次のとおりであります。これら
には、「国債」「社債」「その他の証券」が含まれております。以下 31.まで同様で
あります。
(1)売買目的有価証券に区分した有価証券はありません。
(2)満期保有目的の債券
【時価が貸借対照表計上額を超えるもの】
【時価が貸借対照表計上額を超えないもの】
(注)時価は当事業年度末における市場価格等に基づいております。
(3)子会社・子法人等株式および関連法人等株式はありません。
(4)その他有価証券
【貸借対照表計上額が取得原価を超えるもの】
【貸借対照表計上額が取得原価を超えないもの】
(注)貸借対照表計上額は、当事業年度末における市場価格等に基づく
時価により計上したものであります。
当期中に売却した満期保有目的の債券はありません。
当期中に売却したその他有価証券は次のとおりであります。
売却額 0 百万円 売却益 0 百万円
その他有価証券のうち満期があるものおよび満期保有目的の債券の期間
毎の償還予定額は次のとおりであります。
金銭の信託の取扱いはありません。
消費貸借契約等により貸付けている有価証券はありません。
当座貸越契約および貸付金に係るコミットメントライン契約は、顧客から
融資実行の申し出を受けた場合に、契約上規定された条件について違反が
ない限り、一定の限度額まで資金を貸付けることを約する契約であります。
これらの契約に係る融資未実行残高は、32,931百万円であります。この
うち原契約期間が1年以内のものまたは任意の時期に無条件で取消可能な
ものが 32,931百万円あります。
なお、これらの契約の多くは、融資実行されずに終了するものであるため、
融資未実行残高そのものが必ずしも当組合の将来のキャッシュ・フロ−に影響
を与えるものではありません。これらの契約の多くには、金融情勢の変化、債権
の保全、その他相当の事由があるときは、当組合が実行申し込みを受けた
融資の拒絶または契約極度額の減額をすることができる旨の条件が付けら
れております。また、契約時において必要に応じて不動産・有価証券等の担保
を徴求するほか、契約後も定期的に予め定めている当組合内手続きに基づき
顧客の業況等を把握し、必要に応じて契約の見直し、与信保全上の措置等
を講じております。
繰延税金資産および繰延税金負債の主な発生原因別の内訳は、それ
ぞれ以下のとおりであります。
国 債
合 計
差 額
△2
1,176百万円
時 価
208
10,731百万円
貸借対照表計上額
百万円
211
9,554
株 式
株 式
合 計
差 額
差 額
45
△45
0
百万円
百万円
取得原価
132
214
347
百万円
百万円
取得原価
貸借対照表計上額
貸借対照表計上額
百万円
百万円
178
169
347
債 券
国債
社債
合 計
1年超5年以内
1,140
1,140
−
1,140
百万円
1年以内
百万円
1,100
1,100
−
1,100
5年超10年以内
百万円
200
200
−
200
10年超
百万円
7,113
7,091
22
7,113
貸倒引当金損金算入限度額超過額
退職給付引当金損金算入限度額超過額
賞与引当金
減価償却超過額
未払事業税
その他
評価性引当額
2,138
83
65
23
61
234
2,607
△345
2,261
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
繰延税金資産
繰延税金資産小計
繰延税金資産合計
繰延税金負債
資産除去債務費用
その他有価証券評価差額金
繰延税金負債合計
繰延税金資産の純額
百万円
百万円
百万円
百万円
12
0
12
2,248
国 債
社 債
小 計
差 額
1,179
0
1,179
百万円
時 価
10,500
22
10,522
百万円
貸借対照表計上額
百万円
9,321
22
9,343
333
2,490
2,823
百万円
貸借対照表計上額
区 分
合 計
非上場株式 (*1)
組合出資金
財務諸表
(その2)
貸借対照表の注記
記載金額は、千円未満を切り捨てて表示しております。
なお、以下の注記については、表示単位未満を切り捨てて表示しております。
有価証券の評価は、満期保有目的の債券については移動平均法による
償却原価法(定額法)、その他有価証券のうち時価のあるものについては事
業年度末の市場価格等に基づく時価法(売却原価は主として移動平均法
により算定)、時価を把握することが極めて困難と認められるものについては
移動平均法による原価法または償却原価法により行っております。
なお、その他有価証券の評価差額については、全部純資産直入法により
処理しております。
土地の再評価に関する法律(平成10年法律第34号)に基づき、事業用の土
地の再評価を行っております。
なお、評価差額については、当該評価差額に係る税金相当額を「再評価に
係る繰延税金負債」として負債の部に計上し、これを控除した金額を「土地再
評価差額金」として純資産に計上しております。
再評価を行った年月日 平成10年3月31日および平成13年3月31日(旧広
島第一信用組合分)
当該事業用土地の再評価前の帳簿価額 1,502百万円
当該事業用土地の再評価後の帳簿価額 4,323百万円
同法律第3条第3項に定める再評価の方法
土地の再評価に関する法律施行令(平成10年政令第119号)第2条第4
号に定める地価税法(平成3年法律第69号)第16号に規定する地価
税の課税価格の計算の基礎となる土地の価格を算定するために、国税
庁長官が定めて公表した方法により算定した価格に合理的な調整を行って
算出しております。
同法律第10条に定める再評価を行った事業用土地の決算期における時価の合
計額と当該事業用土地の再評価後の帳簿価額の合計額との差額 2,054百万円
有形固定資産の減価償却は、定率法(ただし、平成10年4月1日以後に取
得した建物(建物附属設備を除く)並びに平成28年4月1日以後に取得した建
物附属設備及び構築物については定額法)を採用しております。
また、主な耐用年数は次のとおりであります。
建 物 10年∼50年
その他 3年∼20年
無形固定資産の減価償却は定額法により償却しております。なお、自社利用
のソフトウェアについては、当組合内における利用可能期間(5年)に基づいて
償却しております。
貸倒引当金は、予め定めている償却・引当規程に則り、次のとおり計上して
おります。
正常先債権および要注意先債権に相当する債権については、一定の種類
毎に分類し、過去の一定期間における各々の貸倒実績から算出した予想損
失率に基づき引当てております。破綻懸念先債権に相当する債権について
は、債権額から担保の処分可能見込額および保証による回収可能見込額を
控除した残額に、過去の一定期間における貸倒実績から算出した予想損失
率を乗じる方法により、必要と認める額を引当てております。実質破綻先債権お
よび破綻先債権に相当する債権については、債権額から担保の処分可能見
込額および保証による回収可能見込額を控除した残額を引当てております。
全ての債権は、予め定めている資産の自己査定基準に基づき、資産査定を
実施しており、その査定結果により上記の引当てを行っております。
賞与引当金は、職員への賞与の支払いに備えるため、職員に対する賞与
の支給見込額のうち、当事業年度に帰属する額を計上しております。
役員賞与引当金は役員への賞与の支払いに備えるため、役員に対する賞
与の支給見込額のうち、当事業年度に帰属する額を計上しております。
退職給付引当金は、職員の退職給付に備えるため、当事業年度末における
退職給付債務および年金資産の見込額に基づき、必要額を計上しております。
数理計算上の差異については、各発生年度の職員の平均残存勤務期
間内の一定年数(10年)による定額法により按分した額をそれぞれ発生の
翌期から損益処理しております。過去勤務費用については、その発生時にお
ける従業員の平均残存勤務期間以内の一定年数(10年)による定額法によ
り按分した額を費用処理しております。
当組合は、確定給付型の制度として、確定給付企業年金制度、退職一時
金制度および厚生年金基金制度を設けております。そのうち、厚生年金基金
制度については複数の信用組合により設立された全国信用組合厚生年金
基金に加入しております。
なお、当組合は、複数の信用組合により設立された企業年金制度(総合型
厚生年金基金)を採用しております。当該企業年金制度に関する事項は次
のとおりです。
(1)制度全体の積立状況に関する事項(平成30年3月31日現在)
年金資産の額 367,961百万円
年金財政計算上の数理債務の額と
最低責任準備金の額との合計額 308,451百万円
差引額 59,510百万円
(2)制度全体に占める当組合の掛金拠出割合
(自平成29年4月1日 至平成30年3月31日) 1.569%
(3)補足説明
上記(1)の差引額の主な要因は、年金財政計算上の過去勤務債務
残高 23,811百万円及び別途積立金 83,321百万円であります。本制
度における過去勤務債務の償却方法は期間14年の元利均等償却
であり、当組合は当期の計算書類上、特別掛金98百万円を費用処理
しております。
なお、特別掛金の額はあらかじめ定められた掛金率を掛金拠出時の
標準給与の額に乗じることで算定されるため、上記(2)の割合は当組合
の実際の負担割合とは一致しておりません。
役員退職慰労引当金は、役員への退職慰労金の支払に備えるため、役員
に対する退職慰労金の支給見込額のうち、当事業年度末までに発生している
と認められる額を計上しております。
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10.
睡眠預金払戻損失引当金は、負債計上を中止した預金について、預金
者からの払戻請求に備えるため、将来の払戻請求に応じて発生する損失を
見積り必要と認める額を計上しております。
偶発損失引当金は、信用保証協会の責任共有制度による負担金の将来
における支出に備えるため、将来の負担金支出見込額を計上しております。
所有権移転外ファイナンス・リース取引のうちリース取引開始日が平成20年
4月1日前に開始する事業年度に属するものについては、通常の賃貸借取引に
準じた会計処理によっております。
消費税および地方消費税の会計処理は、税込方式によっております。
有形固定資産の減価償却累計額 5,522百万円
有形固定資産の圧縮記帳額 2,478百万円
貸出金のうち、破綻先債権額は 594百万円、延滞債権額は 6,564百万円であります。
なお、破綻先債権とは、元本または利息の支払いの遅延が相当期間継続
していることその他の事由により元本または利息の取立てまたは弁済の見込
みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部
分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人税法施行令
(昭和40年政令第97号)第96条第1項第3号のイからホまでに掲げる事由また
は同項第4号に規定する事由が生じている貸出金であります。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権および
債務者の経営再建または支援を図ることを目的として利息の支払いを猶予
した貸出金以外の貸出金であります。
貸出金のうち、3か月以上延滞債権額は 369百万円であります。
なお、3か月以上延滞債権とは、元本または利息の支払いが約定支払日の
翌日から3か月以上遅延している貸出金で破綻先債権および延滞債権に
該当しないものであります。
貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は 5,291百万円であります。
なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建または支援を図ることを
目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その
他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞債権
および 3か月以上延滞債権に該当しないものであります。
破綻先債権額、延滞債権額、3か月以上延滞債権額および貸出条件緩和
債権額の合計額は 12,819百万円であります。
なお、17.から 20.に掲げた債権額は貸倒引当金控除前の金額であります。
貸借対照表に計上した有形固定資産のほか、営業用車両等についてリー
ス契約により使用しています。
手形割引により取得した商業手形の額面金額は、 1,734百万円であります。
担保に提供している資産は、次のとおりであります。
担保に提供している資産 預け金 227,000百万円
担保資産に対応する債務 借用金 227,000百万円
上記のほか、公金取扱い、為替取引および日本銀行歳入復代理店取引の
ために預け金7,105百万円を担保として提供しております。
出資1口当たりの純資産額 1,206円59銭
金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品に対する取組方針
当組合は、預金業務、融資業務および市場運用業務などの金融業務
を行っております。このため、金利変動による不利な影響が生じないように、
資産および負債の総合的管理(ALM)をしております。
(2)金融商品の内容およびそのリスク
当組合が保有する金融資産は、主として事業地区内のお客さまに対する
貸出金であります。また、有価証券は、主に債券であり、満期保有目的
で保有しております。
これらは、それぞれ発行体の信用リスクおよび金利の変動リスク、市場
価格の変動リスクに晒されております。
一方、金融負債は主としてお客さまからの預金であり、流動性リスク
に晒されております。
(3)金融商品に係るリスク管理体制
①信用リスクの管理
当組合は、信用リスクに関する管理諸規程に従い、貸出金について個別
案件ごとの与信審査、与信限度額、信用情報管理、保証や担保の設定、問
題債権への対応など与信管理に関する体制を整備し運営しております。
これらの与信管理は、各営業店のほか審査部により行い、また、定
期的に常勤理事会等を開催し審議・報告を行っております。
さらに、与信管理の状況については、審査部がチェックしております。
有価証券の発行体の信用リスクに関しては、総合企画部において、
信用情報や時価の把握を定期的に行うことで管理しております。
②市場リスクの管理
( ⅰ )金利リスクの管理
当組合は、ALMによって金利の変動リスクを管理しております。市
場リスクに関する規定および要領において、リスク管理方法や
手続等の詳細を明記 しており、常勤理事会において決定された
ALMに関する方針に基づき、常勤 理事会等において実施状況の
把握・確認、今後の対応等の協議を行っております。
日常的には総合企画部において金融資産および負債の金利や
期間を総合的に把握し、ギャップ分析や金利感応度分析等によりモ
ニタリングを行い、月次ベースで常勤理事会等に報告しております。
( ⅱ )価格変動リスクの管理
有価証券を含む市場運用商品の保有については、市場リスク
管理方針に基づき、常勤理事会等の監督の下、市場リスク管理
規程に従い行っております。
このうち、総合企画部では、市場運用商品の購入を行っており、
事前審査、投資限度額の設定のほか、継続的なモニタリングを
通じて、価格変動リスクの軽減を図っております。
また、保有している株式は、政策投資目的で保有しているも
のであり、取引先の市場環境や財務状況などをモニタリング
しております。
これらの情報は総合企画部を通じ、常勤理事会等において
定期的に報告しております。
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(ⅲ)市場リスクに係る定量的情報
当組合において、主要なリスク変数である金利リスクの影響を
受ける主たる金融商品は、「預け金」、「有価証券」のうち債券、
「貸出金」、「預金積金」であります。当組合では、これらの金融
資産および金融負債について、『協同組合による金融事業に関
する法律施行規則第69条第1項第5号ニ等の規定に基づき、自
己資本の充実の状況等について金融庁長官が別に定める事
項(平成19年金融庁告示第17号)』において通貨ごとに規定さ
れた金利ショックを用いた時価の変動額を市場リスク量とし、金
利の変動リスクの管理にあたっての定量的分析に利用しており
ます。当該変動額の算定にあたっては、対象の金融資産および
金融負債を固定金利群と変動金利群に分けて、それぞれ金利
期日に応じて適切な期間に残高を分析し、期間ごとの金利変動
幅を用いております。
③資金調達に係る流動性リスクの管理
当組合は、ALMを通して、適時に資金管理を行うほか、資金調達
手段の多様化、市場環境を考慮した長短の調達バランスの調整な
どによって、流動性リスクを管理しております。
(4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がな
い場合には合理的に算定された価額が含まれております。当該価額の
算定においては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提
条件等によった場合、当該価額が異なることもあります。
なお、金融商品のうち貸出金の「時価」には、「簡便な計算により算
出した時価に代わる金額」を記載しております。
金融商品の時価等に関する事項
平成31年3月31日における貸借対照表計上額、時価およびこれらの差額は、
次のとおりであります。
なお、時価を把握することが極めて困難と認められる非上場株式等は、次
表には含めておりません((注2)参照)。
また、重要性の乏しい科目については記載を省略しております。
(*1)預け金、貸出金、預金積金の「時価」には、「簡便な計算により算出した
時価に代わる金額」を記載しております。
(*2)貸出金に対応する一般貸倒引当金および個別貸倒引当金を控除し
ております。
(注1)金融商品の時価等の算定方法
金融資産
(1)預け金
満期のない預け金については、時価は帳簿価額と近似していることから、
当該帳簿価額を時価としております。満期のある預け金については、市場
金利で割り引くことで現在価値を算定し、当該現在価値を時価とみなし
ております。
(2)有価証券
株式は取引所の価格、債券は取引所の価格または取引金融機関から
提示された価格によっております。
(3)貸出金
貸出金は、以下の①∼②の合計額から、貸出金に対応する一般貸倒
引当金および個別貸倒引当金を控除する方法により算定し、その算出
結果を簡便な方法により算出した時価に代わる金額として記載して
おります。
①破綻懸念先債権、実質破綻先債権および破綻先債権等、将来キャッ
シュ・フローの見積りが困難な債権については、それぞれの貸借対
照表の貸出金勘定に計上している額(貸倒引当金控除前の額)。
②①以外の債権については貸出金の期間に基づく区分ごとに、元利
金の合計額を市場金利で割り引いた価額。
金融負債
(1)預金積金
要求払預金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿
価額)を時価とみなしております。定期預金の時価は、一定の金額帯お
よび期間帯ごとに将来キャッシュ・フローを作成し、元利金の合計額
を一種類の市場金利で割り引いた価額を時価とみなしております。
(2) 借用金は、一定の金額帯および期間帯ごとに将来キャッシュ・フロー
を作成し、元利金の合計額を一種類の市場金利で割り引いた価額を時
価とみなしております。
(注2)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおり
であり、金融商品の時価情報には含まれておりません。
(*1)非上場株式および組合出資金については、市場価格がなく、時価を
把握することが極めて困難と認められることから時価開示の対象と
はしておりません。
26.
(1)
(2)
(3)
(1)
(2)
預け金(*1)
有価証券
満期保有目的の債券
その他有価証券
貸出金(*1)
貸倒引当金(*2)
金融資産計
預金積金(*1)
借用金
金融負債計
百万円
350,484
9,554
347
562,431
△9,822
552,609
912,996
650,430
227,000
877,430
1,222
1,176
−
65,077
67,476
900
△48
851
百万円
差 額
351,706
10,731
347
617,686
980,472
651,330
226,951
878,281
百万円
時 価
貸借対照表計上額
27.
28.
29.
30.
31.
32.
33.
34.
35.
賃貸等不動産関係
賃貸等不動産の総額に重要性が乏しいため、記載を省略しております。
有価証券の時価、評価差額等に関する事項は次のとおりであります。これら
には、「国債」「社債」「その他の証券」が含まれております。以下 31.まで同様で
あります。
(1)売買目的有価証券に区分した有価証券はありません。
(2)満期保有目的の債券
【時価が貸借対照表計上額を超えるもの】
【時価が貸借対照表計上額を超えないもの】
(注)時価は当事業年度末における市場価格等に基づいております。
(3)子会社・子法人等株式および関連法人等株式はありません。
(4)その他有価証券
【貸借対照表計上額が取得原価を超えるもの】
【貸借対照表計上額が取得原価を超えないもの】
(注)貸借対照表計上額は、当事業年度末における市場価格等に基づく
時価により計上したものであります。
当期中に売却した満期保有目的の債券はありません。
当期中に売却したその他有価証券は次のとおりであります。
売却額 0 百万円 売却益 0 百万円
その他有価証券のうち満期があるものおよび満期保有目的の債券の期間
毎の償還予定額は次のとおりであります。
金銭の信託の取扱いはありません。
消費貸借契約等により貸付けている有価証券はありません。
当座貸越契約および貸付金に係るコミットメントライン契約は、顧客から
融資実行の申し出を受けた場合に、契約上規定された条件について違反が
ない限り、一定の限度額まで資金を貸付けることを約する契約であります。
これらの契約に係る融資未実行残高は、32,931百万円であります。この
うち原契約期間が1年以内のものまたは任意の時期に無条件で取消可能な
ものが 32,931百万円あります。
なお、これらの契約の多くは、融資実行されずに終了するものであるため、
融資未実行残高そのものが必ずしも当組合の将来のキャッシュ・フロ−に影響
を与えるものではありません。これらの契約の多くには、金融情勢の変化、債権
の保全、その他相当の事由があるときは、当組合が実行申し込みを受けた
融資の拒絶または契約極度額の減額をすることができる旨の条件が付けら
れております。また、契約時において必要に応じて不動産・有価証券等の担保
を徴求するほか、契約後も定期的に予め定めている当組合内手続きに基づき
顧客の業況等を把握し、必要に応じて契約の見直し、与信保全上の措置等
を講じております。
繰延税金資産および繰延税金負債の主な発生原因別の内訳は、それ
ぞれ以下のとおりであります。
国 債
合 計
差 額
△2
1,176百万円
時 価
208
10,731百万円
貸借対照表計上額
百万円
211
9,554
株 式
株 式
合 計
差 額
差 額
45
△45
0
百万円
百万円
取得原価
132
214
347
百万円
百万円
取得原価
貸借対照表計上額
貸借対照表計上額
百万円
百万円
178
169
347
債 券
国債
社債
合 計
1年超5年以内
1,140
1,140
−
1,140
百万円
1年以内
百万円
1,100
1,100
−
1,100
5年超10年以内
百万円
200
200
−
200
10年超
百万円
7,113
7,091
22
7,113
貸倒引当金損金算入限度額超過額
退職給付引当金損金算入限度額超過額
賞与引当金
減価償却超過額
未払事業税
その他
評価性引当額
2,138
83
65
23
61
234
2,607
△345
2,261
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
繰延税金資産
繰延税金資産小計
繰延税金資産合計
繰延税金負債
資産除去債務費用
その他有価証券評価差額金
繰延税金負債合計
繰延税金資産の純額
百万円
百万円
百万円
百万円
12
0
12
2,248
国 債
社 債
小 計
差 額
1,179
0
1,179
百万円
時 価
10,500
22
10,522
百万円
貸借対照表計上額
百万円
9,321
22
9,343
333
2,490
2,823
百万円
貸借対照表計上額
区 分
合 計
非上場株式 (*1)
組合出資金
財務諸表
(その2)