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目 次 1. アースウォッチ ジャパンからのメッセージ 主 任 研 究 者 からのメッセージ 集 合 解 散 時 刻 及 び 場 所 交 通 案 内 宿 泊 食 事 持 参 装 備 品 スケジュール 調

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Academic year: 2021

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アースウォッチ・ジャパン

調査プログラム解説書 2016

八ヶ岳の森の掃除人ヤスデの調査

橋本みのり 大東文化大学環境創造学部環境創造学科 専任講師

チーム 1 5 月 20 日(金)~5 月 22 日(日)2 泊 3 日

チーム 2 6 月 17 日(金)~6 月 19 日(日)2 泊 3 日

募集人数:各回 最少 2 人、最大 5 人

認定特定非営利活動法人 アースウォッチ・ジャパン

〒113-8657 東京都文京区弥生 1-1-1 東京大学大学院農学生命科学研究科 フードサイエンス棟 4階 Tel. 03-6686-0300 Fax 03-6686-0477

e-mail: [email protected] URL: http://www.earthwatch.jp

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目次 1. アースウォッチ・ジャパンからのメッセージ ... 3 2. 主任研究者からのメッセージ ... 3 3. 集合・解散時刻及び場所、交通案内 ... 4 4. 宿泊、食事 ... 4 5. 持参装備品 ... 5 6. スケジュール ... 6 7. 調査地について ... 7 8. 調査の目的・意義 ... 7 9. ボランティアの作業 ... 8 10. 研究成果の応用 ... 8 11. 安全確保の為の予定変更について ... 9 12. 医療機関 ... 9 13. 調査中の危険や留意点について ... 9 14. 傷害保険 ... 10 15. 研究者の紹介 ... 10 16. 参考書籍、文献、用語の説明など ... 10 17. ご協力のお願い ... 11 18. 情報の取り扱いについて ... 11 情報の取り扱いについて ・ この調査プログラムから得られる経験や知識、写真、動画などは、参加者の家族や友人、ローカルメディア、 フォーラム等で共有することはできます。(もちろん肖像権などには十分なご配慮をお願いします) ・ しかし、調査の間に収集・共有された全ての情報、特に科学的データやレクチャー時に研究者が使用したスラ イドなどは、研究者の知的財産となることをご理解ください。 ・ 論文への使用や自らの利益、第三者の学問やビジネスへの使用のために、主任研究者の許可なしに、これらの 情報を盗用・公開することを禁止します。 ・ 特に調査現地の人たちに取材したデータや、フィールドで収集した科学的なデータは、主任研究者の知的財産 となることを理解し、その扱いには厳重に注意をしてください。 ・ 主任研究者は、科学的なデータや特定の研究に関連した情報を共有することに対して制限を加える権利を持っ ています。もし参加者が学術上有益なデータやその関連情報を使用・公開する場合は、必ず書面で許可を得る か、アースウォッチを通して主任研究者に確認してください。 ・ 希少生物の捕獲を防止するために、撮影した写真を公開する場合には GPS による位置情報を削除するほか、撮 影場所が分かるような情報は公開しないなどのご配慮をお願いします。 ・ アースウォッチは、調査プログラムに関連して撮影した写真及び提供いただいた写真の利用についての権限を 有しています。

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1. アースウォッチ・ジャパンからのメッセージ ボランティア参加者各位 このたびは、アースウォッチ・ジャパンが主催する国内調査プログラムへお申込みいただき、ありが とうございます。 世界各地の海で、熱帯雨林で、草原で、数多くの研究者が長く、そして地道な調査に取り組んでいま す。アースウォッチは、このようなフィールドと一般市民をつなぐことによって、自然環境やそこに 生息する生物の変化に対する認識や理解を深め、持続可能な環境を維持するための行動に結びつける ために生まれました。 この「八ヶ岳の森の掃除人ヤスデの調査」は、特異な生態を持つキシャヤスデの生息域を把握する調 査にご参加いただき、森林生態系における土壌動物の役割や、土壌動物の生息域とその周辺での人間 活動の間で生じる問題について学んでいただくプログラムです。 短い期間ではありますが、この調査を通して、自然の多様なつながりや自然と人との関わりについて 実地で学び、そこで得た体験を多くの方と共有していただければ幸いです。 認定特定非営利活動法人アースウォッチ・ジャパン 2. 主任研究者からのメッセージ 土壌動物は、土の中や地表面でひっそりと生活しています。しかし、 それらの多くは有機物を粉砕し、真の分解者である微生物の活性を 高める等、生態系の中で重要な役割を担っています。 一般的な森林では、ヤスデの密度は決して高くはありませんが、ヤ スデの活動は、ミミズと同様に有機物粉砕および微生物活性への影 響があると考えられています。 日本の中部地方には、ヤスデ類の中でも比較的大型で、大発生を起 こす種(キシャヤスデ)が生息しています。この種は幼虫の時期に は土の中で生活し、成虫になる頃地表面に出てきて歩き回るため、 大発生しているように見えるのです。特に八ヶ岳山麓では JR 小海 線の線路上に多くの個体がのぼり、汽車を止めるほどだと 1984 年 頃から話題になりました。 大発生の時期には、一度に大量の落葉を食べるので、土壌への影響も大きいと考えられてきました。 しかし、近年、この種の生息数が減少しているように思われます。以前には高密度で生息していた地域 で全く見られなくなった場所もあり、大発生の話題も少なくなりましたが、その実態はよくわかってい ません。 今回のプロジェクトでは、過去にキシャヤスデの生息が確認されていた地域を中心として、その周辺で のキシャヤスデ生息調査を行うと同時に、生息地や消失地の環境調査を行い、キシャヤスデの生態解明 を行うことを目的としています。 見た目には“気持ち悪い”と思われてしまいがちな生物でも、生態系の中で役割を持っていることを知 っていただくと同時に、環境変化が土壌動物にもたらす影響を調査していきます。多くの方のご参加を お待ちしています。 大東文化大学 環境創造学部 環境創造学科 専任講師 橋本みのり

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3. 集合・解散時刻及び場所、交通案内 集合:初日(金)21 時 10 分 JR中央本線 小淵沢駅 改札口にて集合 ※昼食は済ませて、調査用の服装で集合してください。そのまま調査に向かいます。 ※参加者には、当日の緊急連絡先を記入した調査プログラム解説書を別途お送り致します。 集合場所までのアクセス(参考) 東京近郊からの場合(例) 19:00 新宿発 JR特急あずさ 31 号・松本行 21:04 小淵沢着 ※上記の交通機関および発着時間については、各自が確認して下さい。 解散:最終日(日)16 時以降 JR中央本線 小淵沢駅 改札口にて 帰りの便(ご参考) 17:19 小淵沢発 ― 19:21 新宿着 ※解散時刻は調査の進捗により、変更になることがあります。予約される場合は、遅めの電車の方が安全 です。何卒よろしくお願い致します。 4. 宿泊、食事 宿泊施設・現地拠点: 施設名 信州大学付属アルプス圏フィールド科学教育研究センター 野辺山ステーション 住所 長野県南佐久郡南牧村野辺山ニツ山 462-1 http://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/agriculture/institutes/afc/nobeyama.php ※ 男女に分かれての相部屋となりますので、予めご了承ください。 ※ 大学の宿泊施設ですので、備品はございません。必要な物は全てお持ちください。 ※ お風呂は、温泉に行きます。(入湯料は各自ご負担ください) 食事と現地で発生する費用: 初日は夕食を済ませて集合となりますので、ご注意ください。 ・二・三日目の朝食は前日に、昼食は当日購入します。夕食は、みんなで外食をします。 ・食事は全て研究分担金に含まれます。ただし飲み物は各自でお願いします。 夜の懇親会は、会費を現地で集めさせていただきます。 トイレ:調査開始前、食事時、終了時に公衆トイレに寄ります。 調査中に必要であれば適宜スタッフがお連れしますので、給水量を控えることはしないでください。

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5. 持参装備品 以下に典型的な持ち物をご紹介します。各自の必要にあわせて持参して下さい。 汚れてもよい長袖シャツ・長ズボン 帽子・軍手(園芸用手袋等) 歩きやすい靴 (軽装登山靴、底の 薄いスニーカーなど) 防寒具(フリースなど。夜間は冷え 込みます) 雨具(カッパの上下) 飲み物・水筒 バスタオル・タオル 着替え(予備の着替えを含む) 洗面用具・衛生用品(歯ブラシ等) パジャマ 医薬品(虫刺され・日焼け止め・胃 腸薬など) 健康保険証 携帯電話 救急法の基礎知識(事前配布) 本プログラム解説書と筆記用具 あれば役に立つもの(調査には必ずしも必要ではありません) ウェットティッシュ (手が汚れた時に便利です。) デジタルカメラ 小型リュックかウエストポーチ 【宿泊施設の客室備え付け(参考)】 ※宿泊施設にある備品は、実験所を使う研究者が共有して使用しているものです。そのため、基本 的なアメニティはないものとして、各自でご用意ください。 入浴は温泉に行きますので、シャンプーやドライヤー・ボディソープなどはあります。 ◇持ち物に関する説明  長袖・長ズボン:野外調査では季節に関わらず、長袖・長ズボンが基本です。木の枝や草の葉で肌 が切れますので、体を保護する意味からも必須です。特に、棘のある植物や、枯れ枝・倒木の鋭く とがった部分等もありますので、ズボンは生地のしっかりしたものをおすすめします。汚れたり、 水に濡れてもよいものをお持ちください。  黒い服装は、ハチを刺激することがありますので、なるべく明るい色で、速乾性のあるものをお勧 めします。  防寒具:天候により気温が 10℃以下まで下がることがあります。夜間はかなり冷えますので、必ず 防寒具はお持ちください。重ね着など脱ぎ着での調節が可能なものが便利です。  雨具:野外調査は、少雨であれば実施しますので、雨合羽の上下を持参ください。安い雨具ですと 枝などで破ける可能性があります。しっかりした雨具をご用意下さい。  靴:お持ちであれば登山靴、ない場合は、歩きやすいものをご用意ください。(地下足袋・スニー カー可。ただしジョギングシューズなどソールのクッションが厚いものはお避けください。)足腰 に不安のある方は、なるべく登山靴でお越しください。  帽子:日焼け及び熱中症予防のため帽子は必ず着用ください。首の後ろが隠れる農作業用麦わら帽 子等をお勧めします。  着替え:晴れていても道が濡れていたり、汗をかくこともありますので、上下共に予備でもう一式 着替えを持参すると安心です。  筆記用具:調査に必要な筆記具は研究者が準備します。メモなどをとる場合はご用意ください。  健康保険証:不測の事態に備え、かならずお持ちください。  虫よけ・虫刺され:調査地の森はブヨや蚊などが多いため、虫除け・虫刺されなどの対策を必ずお願 いします。研究者によれば、昔ながらの蚊取り線香の煙が一番効果があるそうです。農作業用に腰に 下げる携帯ホルダーが売られていますので、お勧めです。

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6. スケジュール ※参加者には、当日のスケジュールを記入した調査プログラム解説書を別途お送り致します。 当日の天候などによって変更になることがあります、あらかじめご了承下さい。 □1日目: 時刻 実施内容 21:10 小淵沢駅 改札口に集合 ※あらかじめ夕食を済ませてご集合ください。 21:50 宿泊施設に到着 22:00 顔合わせ、翌日のスケジュール説明、準備、シャワー等 22:30 就寝 □2 日目 時刻 実施内容 7:00 起床・朝食 8:30 調査地へ移動 9:00 調査(途中 昼食・休憩) 15:30 調査終了後、下山 16:30 宿泊場所に到達後、自由時間 17:00 温泉へ移動し、夕食&入浴 20:00 宿泊先に戻り、調査の振り返り・レクチャーなど 22:30 就寝 □3 日目 時刻 実施内容 7:00 起床・朝食・各部屋の掃除 8:30 調査地へ移動 9:00 調査(途中 昼食・休憩) 15:30 調査終了・下山 16:30 頃 小淵沢駅 解散 ※調査時間は、コンディションによっては 16:30 以降に延びる場合もあります。 帰りの時間はある程度の余裕を持って計画してください。 参加者のコメント(昨年のアンケートより抜粋予定) ・ 大して辛くなかった。楽しいだけだったが、軍手では爪の中に土が入ってしまい、怪我をし ていたところが心配だった。園芸用手袋を用意するように指示があればなおよかった。 ・ ヤスデを探す時に地面に膝をつくと楽なので小さな敷物があると良いかもしれない。 ・ 泥だらけになります。着替え、汚れた服を入れる袋など準備されることをお奨めします。 ・ 気候にもよると思いますが、土は結構湿っています。軍手よりも園芸用の手袋をお奨めしま す ・ 調査地内に棘のある植物があったので、肌の露出に注意。帰ってきてみたら、足を怪我して いました。ヒルや小枝でけがをすることを防止するために靴の上のカバーも必要。 ・ 調査地は下草が笹原なので、落とし物をすると捜すのが困難です。 ・ 荷物の整理を入念に。 ・ 集合地の小淵沢駅周辺にコンビニは無かったが、駅舎内に立ち食いそば店、売店に駅弁があ った。(参考情報) ・ 宿舎の暖房が故障していて寒かったことが、少々きつかったですが、何とか風邪もひかずに 済みました。寒さ対策と雨天対策の準備をすること。

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7. 調査地について 調査地は八ヶ岳の麓に位置し、標高 1000m~1500m ほどの高原地帯であり、山麓の森林の季節ごとの変化 を楽しむことができる、一般観光客にも人気の高い地域です。この地域の森は、新緑や紅葉の美しい地 域として知られていますが、アカマツとシラカバが特徴的です。高木層ではアカマツやカラマツが、そ して亜高木層ではリョウブが最も多く、続いてミヤマザクラ、アズキナシも多く見られます。また、低 木層ではサラサドウダンツツジ、ヤマツツジ、レンゲツツジが、さらに草木層には、ミヤコザサが多く 生息しています。 鳥類は 120~130 種ほどが生息しています。この中でシジュウカラ、ヒガラなどのカラ類や、ウソ、ルリ ビタキなどは年中観察することができます。夏にはオオルリ、コマドリ、カッコウが、冬にはベニマシ コ、アトリ、シメなどが飛来します。動物では、シカ、ヒメネズミ、ウサギ、イタチ、テンなどが多く 生息しています。さらに、多種多様な昆虫も確認することができます。 また、夜間には美しい星空が有名です。高原地帯であるため気温がやや低く、特に朝晩は夏季でも 10℃ 程度まで下がることもあります。 8. 調査の目的・意義 新緑や紅葉が美しいことで知られる八ヶ岳山麓には、多種多様な生きものが生息しています。豊かな森 林とその生物多様性を育むために、落ち葉を分解する働きをする土壌動物は重要な役割を担っています。 森の掃除人とも呼べる土壌動物は、大きいものではモグラやミミズ等が穴を掘って生活しており、中型 のものには落ち葉や土の間に生活する昆虫やダニなど、小さなものでは落ち葉表面の水に生活する原生 動物などが含まれます。 この調査で対象とするキシャヤスデも土壌動物の一種で、日本には約 300 種類ほど生息し、そのうち八 ヶ岳山麓は、生息地としては国内最大と考えられ、森林生態系の物質循環に大きく貢献しています。八 年に一度、広範囲にわたって大規模な発生をするキシャヤスデは、1984 年には八ヶ岳山麓周辺で列車の スリップ事故を起こしたことで有名です。しかし近年、その発生の規模が減少していることから、八ヶ 岳森林生態系の物質循環の速度が低下するのではないかと懸念されています。 このプログラムでは、大発生時期を挟んだ三年間を通して、キシャヤスデの生息調査を広範囲で行うこ とで、以下を把握・検証するとともに、八ヶ岳山麓の森林生態系への影響や、人間活動との関わりの変 化をも明らかにしていきます。 ① キシャヤスデ個体群の生息状況把握 キシャヤスデは一世代8年の生活史を持っており、一年に一度、夏に脱皮をする度に成長し、7回の 脱皮を終えた8年目の夏に成虫となります。また、一つの個体群は、単一世代のみで構成されている ため、個体群内の全ての個体が同じように成長していき、成虫になる時期も同調します。今回調査を 行う八ヶ岳山麓周辺では、2016 年夏~2017 年春に現在生息している世代が成虫期となります。 この時期の前後(2015 年および 2017 年)を含む3年間を通して、生息状況の調査および個体数の密 度を調査することで、八ヶ岳山麓周辺のキシャヤスデ個体群の現状を把握します。

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② 成虫期の移動・消滅の有無の把握 ①の現状把握を3年間通して行うことにより、2016 年~2017 年の成虫期に、新たな産卵場所を求 めての移動が起こるか、または個体群密度や堆積有機物(餌資源)量の変化によって、産卵可能個体 が減少・消滅しているのか個体群動態の実態を把握します。 ③堆積有機物の変化による個体群動態への影響の検証 高密度個体群は、成虫期に大量に堆積有機物を摂食することがわかっています。この堆積有機物量 や有機物の質の変化が、個体群動態に影響を及ぼすかを飼育実験により検証します。 ④気象条件による個体群動態への影響の把握 キシャヤスデは冬に5℃以下の低温状態を 120 日以上経験することで夏の脱皮が可能となります。近 年の温暖化傾向により、冬季の気温の変化や夏季の気温上昇が、個体群の縮小に影響していることも 考えられます。過去のキシャヤスデ発生年の気温・地温と現在の状況を比較し、現在の状況が産卵可 能条件および脱皮可能条件と合致しているかを検討します。 9. ボランティアの作業 ① 調査エリアの森林内に、25cm×25cm の正方形を 5 か所設置し、その枠内の土壌を 5cm 堀ります。その 地表面と地中にいるヤスデやその他の生きものを採取し、その種類と個体数を記録します。 ②調査エリアの森林内でライン上を歩きながら、ヤスデの生息を確認し生息場所を記録していきます。 ※調査の方法については事前にガイダンスを行います。また、研究者は調査員が生きものを見分け、記 録するお手伝いをしますので、生きもの関する特別な知識や技能はいりません。どなたでもご気軽にご 参加ください。 10. 研究成果の応用 この調査でキシャヤスデの生息状況を把握することにより、その特殊な生態が明らかになるだけでなく、 土壌動物と気候変動との関連性や、農耕地や列車への被害予測とその対策などについて貢献することが できます。 調査成果は、科学論文として生態学関係の国際誌に発表するとともに、日本語での解説記事や書籍の執 筆、学会での発表やシンポジウム、ニュースレター、ウェブを通して地域や一般の人と情報を共有して いきます。

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11. 安全確保の為の予定変更について ◇やむを得ない事情による調査中止の場合など、実施に関する注意事項◇ 調査は基本的に雨天でも行われます。しかし、台風や雷、集中豪雨など、調査地に入ることがボランテ ィアにとって危険と研究者が判断した場合には、調査チームの安全確保のためやむを得ず野外調査を中 止することがあります。その場合は、研究者の指示に従ってください。皆様のご理解とご協力をよろし くお願いいたします。 ・事前に予想される場合:調査開始以前に発生した台風や強雨の影響で調査が困難になると研究者が事 前に判断できた場合は、調査開始 1 週間前までに中止や予定の変更を事務局からご連絡いたします。 ・直前の予期せぬ天候の変化などの場合:台風の進路の急変など、予期せぬ気象条件により、調査実施 が難しいと研究者が判断した場合は、調査 3 日前までに事務局からご連絡いたします。 ・調査期間中の天候の急変について:そのほか天候の急変など、アースウォッチの管理できない事由に より調査の安全確保が困難になると研究者が判断した場合、調査を早めに切り上げ、データ整理など の他の作業に切り替えることがありますので、研究者の指示に従ってください。 ※上記のような予期せぬ状況により調査が全く実施できなかった場合は、若干の事務手続き費用(ボラ ンティア保険等)を除いた研究分担金の残額をお返しいたします。 (そのほか、詳細は免責承諾書の記載事項もご参照ください。) 12. 医療機関 調査地周辺には、下記の医療機関があります。怪我など万一の場合は、この病院に搬送します。救急箱 は用意致しますが、ご自分の必要な常備薬はご用意をお願いします。配布資料「救急法の基礎知識」に 事前に目を通し、当日も持参してください。 病 院 住 所 電 話 備 考 どんぐりの森 クリニック 長野県南佐久郡南牧村 野辺山 108-3 0267-91-022 5 水曜日・日曜日・祝日 (一部、水・土曜日) 北杜市立甲陽病院 山梨県北杜市長坂町大 八田 3954 番地 0551-32-322 1 土曜日 午前中 (8 時 30 分~11 時 30 分) 救急箱は用意致しますが、ご自分の必要な常備薬はご用意をお願いします。 13. 調査中の危険や留意点について 調査は自然豊かな森の中で行われるため、以下の危険が想定されます。調査前のレクチャーで詳しく説 明致しますが、事前に把握いただきたくお願いします。 ■熱中症:調査は森の中ですので、日射は強くなく過ごしやすいですが、気温上昇時には熱中症の危険 があるため、水分はこまめに摂取してください。 ■滑落:場所によっては、傾斜がややきつい斜面での調査作業がありますので、ちょっとした不注意で 滑落の危険があります。また、強い雨が降り続くと地面が軟弱になりますので、多少ぬかるんでも歩 きやすい靴をご用意下さい。お持ちであれば登山靴、ない場合は、歩きやすい靴をご用意ください。 スニーカーでも構いませんが、ジョギングシューズなどソールのクッションが厚いものはお避けくだ さい。足腰に不安のある方は、なるべく登山靴でお越しください。 ■危険生物について また、スズメバチ類やアブ、ブユなどのほか、トゲのある植物などがありますので、長袖シャツ・長 ズボン、帽子、軍手は必需です。虫よけ・虫刺され対策もお願いします。 ①ツタウルシ:触ると大変腫れ痛いですが、放置しても時間がたてば腫れはひきます。 ②ハチ:特にスズメバチが危険です。目撃したらハチを刺激せずにそっと逃げてください。黒い服装 はハチを刺激することがあります。なるべく明るい服装をお勧めします。 ③ブヨ:刺された場合は、かかずに我慢してください。

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④シカにつくダニ:ダニを媒介するライム病が本州にも来ています。ダニに刺されて、風邪のような 症状(微熱・頭痛など)がおきましたら、医者にダニに刺されたことを告げてください。知らずに抗 生物質を飲んだ場合、ショック症状が起こる場合があります。 万一、ハチの被害にあっても通常は命の危険はありませんが、スズメバチやブヨに刺された場合、体 質によってアレルギー反応が出る場合があります。その場合には、慌てず騒がずに速やかに研究者に 申し出てください。即座に調査を中止し病院にお連れします。 14. 傷害保険 アースウォッチのボランティア活動中に万一発生する傷害(病気は対象となりません)に対して保険 が参加者全員に手配されています。補償(天災Aプラン)の詳細については、下記をご覧ください。 http://www.tokyo-fk.com/document/V1-hokennaiyou.pdf 15. 研究者の紹介 橋本みのり先生 :大東文化大学 環境創造学部 環境創造学科 専任講師 森林土壌中の動物の多様性およびヤスデ類の生態に関する研究に従事。 専門は、土壌動物学(とくにヤスデ類)、環境教育。 ◇調査の体制◇ 16. 参考書籍、文献、用語の説明など 「土の中の小さな生き物ハンドブック 皆越ようせい文・写真」 渡辺弘之監修 2005 文一総合出版 「土壌動物学への招待 ~採集からデータ解析まで~ 日本土壌動物学会編 2007」東海大学出版会 「キシャヤスデ八ヶ岳~霧ケ峰集団の 2000 年の分布及び群雄状況について(短報)」 伊藤雅道、美馬純一、吉田利男、 橋本みのり他4名 2001 Edaphologia(68) 「ピットフォールトラップによるキシャヤスデ成虫の活動調査と活動の季節性」 橋本みのり、金子信博、 伊藤雅道、 豊田鮎 2003 Edaphologia(73)

調査統括・企画・現地運営

大東文化大学 橋本みのり

調査補助

ボランティア

企画調整・広報・

ボランティア各種手続き

NPO 法人アースウォッチジャパン

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17. ご協力のお願い アンケートにご協力ください 本調査参加後、アンケートをお送りしますので、ご意見、ご感想を事務局にお寄せください。今後の 調査運営の向上に役立てさせていただきます。  お写真をお寄せください みなさんがボランティア活動中に撮影した写真を、体験したコメントとともにご提供ください。いた だいたお写真は、アースウォッチの広報に役立てさせていただきます。 18. 情報の取り扱いについて ・ この調査プログラムから得られる経験や知識、写真、動画などは、参加者の家族や友人、ローカルメ ディア、フォーラム等で共有することはできます。(もちろん肖像権などには十分なご配慮をお願い します) ・ しかし、調査の間に収集・共有された全ての情報、特に科学的データやレクチャー時に研究者が使用 したスライドなどは、研究者の知的財産となることをご理解ください。 ・ 論文への使用や自らの利益、第三者の学問やビジネスへの使用のために、主任研究者の許可なしに、 これらの情報を盗用・公開することを禁止します。 ・ 特に調査現地の人たちに取材したデータや、フィールドで収集した科学的なデータは、主任研究者の 知的財産となることを理解し、その扱いには厳重に注意をしてください。 ・ 主任研究者は、科学的なデータや特定の研究に関連した情報を共有することに対して制限を加える権 利を持っています。もし参加者が学術上有益なデータやその関連情報を使用・公開する場合は、必ず 書面で許可を得るか、アースウォッチを通して主任研究者に確認してください。 ・ 希少生物の捕獲を防止するために、撮影した写真を公開する場合には GPS による位置情報を削除する ほか、撮影場所が分かるような情報は公開しないなどのご配慮をお願いします。 ・ アースウォッチは、調査プログラムに関連して撮影した写真及び提供いただいた写真の利用について の権限を有しています。

この調査は、松下幸之助記念財団のご支援を受けて実施されています。

2016/04/28 更新 アースウォッチ・ジャパンが主催する国内調査すべて が、「国連生物多様性の 10 年日本委員会(UNDB-J)」が推奨 する事業として認定を受けています。 ※これは、調査プログラム解説書のweb版です。参加者には、緊急連絡先や 調査スケジュールの詳細が記載された解説書を別途送付致します。 アースウォッチ・ジャパン事務局

参照

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