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目次 第 1 章はじめに 第 2 章フランチャイズ企業とは 第 3 章先行研究 第 4 章分析対象 第 5 章第 1 分析 [ フランチャイズ企業と非フランチャイズ企業の財務データ比較 ] 第 6 章第 2 分析 [ フランチャイズ利用企業の収益性に影響を与える項目の選出 ] 第 7 章第 3 分析

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卒業論文

外食業におけるフランチャイズ企業の収益性要因

千葉大学 法経学部 経済学科 大鋸ゼミナール

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2 目次 第1章 はじめに 第2章 フランチャイズ企業とは 第3章 先行研究 第4章 分析対象 第5章 第1分析[フランチャイズ企業と非フランチャイズ企業の財務データ比較] 第6章 第2分析[フランチャイズ利用企業の収益性に影響を与える項目の選出] 第7章 第3分析[フランチャイズ利用企業の収益性格差について] 第8章 結論 第9章 参考文献 第10章 付録

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3 第1章 はじめに 本研究は、フランチャイズ・ビジネスに着目して、フランチャイズ利用企業と非利用企 業の財務データから各々の特徴を抽出し、収益性に影響を与えているか否かを示し、フラ ンチャイズ・ビジネスが好ましいかどうか分析を行った。 フランチャイズとは、以下のように定義づけられている。事業者(フランチャイザーま たは本部・本部企業と呼ばれる。)が、他の事業者(フランチャイジーまたは加盟店・加盟 社と呼ばれる。)との間に契約を結び、自己の商標、サービス・マーク、トレード・ネーム、 その他の営業の象徴となる標識、及び経営のノウハウを用いて同一のイメージのもとに商 品の販売その他の事業を行う権利を与え、一方、フランチャイジーはその見返りとして一 定の対価を支払い、事業に必要な資金を投下してフランチャイザーの指導および援助のも とに事業を行う両者の継続的関係をいう1。フランチャイザーとフランチャイジー両者にメ リット・デメリットが存在するが、システムをうまく活用すればメリットの方が大きいと 言われている。現にフランチャイズ・ビジネスはアメリカからシステムを導入後、確実に 増加して.いる。フランチャイズ・ビジネスを取り入れている業種は様々である。コンビニ エンストアなどの小売業、ファーストフードやレストランなどの外食業、学習塾や不動産 などのサービス業が挙げられる。本研究に関しては、分析上においていくつか利点のある [外食業]に絞ってフランチャイズ・ビジネスの優位性を示していく。 2001 年から 2011 年にかけて外食業におけるフランチャイズ・ビジネスのチェーン数は 12.5%増加している。(図 1)しかし近年においては東日本大震災や食中毒事件などの影響 により家庭内の外食傾向が下落したため、売上高は減少し、店舗数は横ばいの傾向である。 一方で外食業ではラーメン・焼きとり・丼ものなどの新規ビジネスも活発であり毎年参入 してきている。この様にフランチャイズ・ビジネスの利点のひとつとして、少ない資本で の事業展開を可能とするために多くのビジネスチャンスを得ることができるが、廃業率の 高さも同時に明らかになっている2。そのため直営展開ではなくフランチャイズ展開を選択 することが、事業の成功に繋がるとは必ずしも言えない。本論文ではフランチャイズ利用 企業が存在する一方で、あくまで直営店方式にこだわる企業も存在する点を利用して、フ ランチャイズ利用企業と非利用企業の財務データから各々の特徴を抽出し比較した後、収 益性に影響を与えている要因を交絡項を用いて回帰分析を行い、最後にフランチャイズ企 業のみに着目し、その企業内の格差を利益率を基準に財務データを比較した。結果として は、分析結果をまとめると、フランチャイズ・ビジネスは非フランチャイズ・ビジネスと 比較して大きな収益格差は見込めなかった。また、フランチャイズ企業の収益性に影響を 与えている要因は利益率からみると正の要因として、自己資本比率・総店舗数であり、負 の要因として設立経過年数である。また実際の売上高からみると、FC 企業と非 FC 企業に 1 (社)日本フランチャイズチェーン協会 HP 統計資料より引用 2 小本恵照 2004 「フランチャイズ・ビジネスの存続状況とその決定要因」『ニッセイ基 礎所報』 Vol. 35 pp47-75

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4 は総店舗数と年平均店舗数に差があるといえる。総店舗数についてはFC 企業を選択した方 が売上高に対する正の影響が鈍く、年平均店舗数についてはFC 企業が売上高に対して負の 傾きである。つまり、フランチャイズ企業の継続運営が必ずしも良好であるとは限らない といえる。そのためフランチャイズ企業を利用し続けていくためには本部側が常に環境変 化に対応し継続的なノウハウやシステム開発が必要であり、同様に加盟店側もそれに応じ た事業経営が必要とされ、経営・販売努力を怠ることなく営業していかなければいけない。 また、投資費用を考慮して店舗展開が必要であり、本部の緻密な経営計画が重要となる。 本研究の構成は第2章でフランチャイズ・ビジネスについて概要を示し、第3章で先行 研究を示す。第4章で分析対象を示した。第5章でフランチャイズ企業と非フランチャイ ズ企業の財務データを比較した。次に第6章でフランチャイズ利用企業の収益性に影響を 与える項目の選出の分析を行った。最後に第7章においてフランチャイズ利用企業内での 収益性格差を比較した。そして第8章において結論と今後の課題を記した。 第2章 フランチャイズ企業とは フランチャイズ企業の定義は第1章で述べた通りである。フランチャイズ・ビジネスは フランチャイザー、フランチャイジーの両方にメリット・デメリットが存在し、うまく利 用することでメリットの面をおおきくすることができるといわれている。 (社)日本フランチャイズチェーン協会によるとフランチャイザー側にとってのフランチ ャイズ利用のメリットはいくつか挙げられる。 ① 多額の資金や人材を必要とせず、急速な多店舗展開や広い地域に展開が可能である。 ② 店舗レベルでの高い販売意欲の維持が可能である。 ③ フランチャイジーが保有する地域ネットワークの活用が可能である。 ④ 店名、店舗デザイン、商品構成、販売方法の統一により消費者に対する販売促進や 高い信頼度が期待できる。 ⑤ ロイヤリティ3や加盟金を徴収することにより安定した経営ができる。 以上のような点が挙げられる。一方でデメリットも以下のように羅列できる。 ① フランチャイジーに対しての命令権がない。(あくまでも、アドバイス・要望) ② 競争力のあるノウハウやシステムの維持や継続的なノウハウ開発が必要であり、その ための資金や人材が必要になる。 ③ 一部のフランチャイジーの本部依存や自助努力欠如などの発生により、全体のイメー ジダウンに繋がる。 ④ 不振フランチャイジーの発生に対する経費と労力が必要となる。 3 ロイヤリティとはフランチャイジーがフランチャイザーに支払う対価のことである。その 金額は業種や企業によりさまざまであり、金額の算出方法も様々である。

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5 ⑤ フランチャイジー指導のための人員・経費を必要とする。 またフランチャイジー側にもいくつかメリットが挙げることができる。 ① 独自に開業する場合に比べて危険度が低い。 ② 価格メリットによる競争力の発揮が可能。 ③ チェーンの知名度・イメージを活用できる。 ④ 個人経営と比較して小資本で開業できる。 ⑤ 安定した商品・サービスを販売することができる。 以上のような点が挙げられる。一方でデメリットも以下のような点が存在する。 ① 加盟金やロイヤルティが必要。 ② 本部への依頼心が強くなり、経営・販売努力を怠る場合がある。 ③ チェーン店で不良店がでるとその影響で他店のイメージダウンになる。 ④ フランチャイザーが弱体化するとその影響でフランチャイジーの経営も弱体化する。 よって両者のメリット・デメリットをうまく補うことでフランチャイズ・ビジネスは収益 を上げていく。そうすることでフランチャイズ利用企業と非利用企業に大きな収益性格差 も生じないと考えられる。もし、フランチャイズ利用企業と非利用企業に収益性格差が生 じていると仮定するならば、フランチャイズ利用の判断に何らかの誤りがあるか、利用す る点は是としてもフランチャイズ・ビジネスの運用に何らかの問題があったかということ が考えられる。以上の問題はなくとも、企業成長の段階により格差が生じることはある。 つまり、フランチャイズでは初期段階ではフランチャイズを開始するための最低限のコス トがかかる。そのため加盟店が一定の数を超えないと規模の経済性が働かないという点で ある。 以上のようにフランチャイズ・ビジネスには様々なメリット・デメリットが存在し、収 益性格差が生じる要因がいくつも潜在していると考えられる。 第3章 先行研究 小本(2006)は 2006 年の財務データに基づきフランチャイズ・ビジネスの特徴を明らかに する研究を行った。その際、同業種に属しながら、フランチャイズを利用する企業が存在 する一方で、あくまでも直営展開にこだわる企業が存在するという事実を利用したのが研 究のポイントである。そのためフランチャイズ利用企業と非利用企業の財務指標の比較を 行う中でフランチャイズの利用の有無が企業の収益性に影響を与えているか否かを検証し た。結論はフランチャイズ利用企業の資本収益性はフランチャイズ非利用企業に比べ劣っ ており、その理由は主として売上高利益率にあることが判明した。また資産回転率や在庫 処理に関しても劣っており有効な資産活用の面でも課題があると述べている。しかしフラ ンチャイズ利用の是非については、フランチャイズ利用企業間でも大きな収益格差がある

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6 ことを考えるとシステムの利用に問題があるとは言い切れず、むしろフランチャイズ・シ ステムの運用に問題があり、そこから低収益性が生まれているとも理由づけている。 上記の研究では2006 年のデータを用いて検証を行っているが、日々情勢は変化している。 国内のネットワークの大きさも変化していることで以前よりも広い規模のフランチャイズ 展開を得ていると考えられる。事実、第1章でも述べたように2001 年から 2011 年にかけ て外食業におけるフランチャイズ・ビジネスのチェーン数は12.5%も増加している。その ため財務データの動向もフランチャイズ利用企業は2006 年当時よりも変化していると考え られる。そういった観点から直近のデータを用いて検証することでフランチャイズ利用企 業の増加したことが良好な流れの材料であるかどうか、そして最終的に現在の情勢にフラ ンチャイズ・ビジネスは適しているか否かを分析した。 第4章 分析対象 本研究は、フランチャイズ・ビジネスに着目して、フランチャイズ利用企業と非利用企 業の財務データから各々の特徴を抽出し、収益性に影響を与えているか否かを示し、フラ ンチャイズ・ビジネスが好ましいかどうか分析を行った。 今回財務データを主としてフランチャイズ企業と非フランチャイズ企業の比較を行う。 各々の経営比率は、業種の特性によって様々であり大きく異なる。そのため本論文では外 食業に分析対象を絞ることとし、業種間の違いによる影響を除外することとした。また外 食業は、①株式公開企業が多く分析対象となるサンプル規模が大きい、②コンビニエンス・ ストア業界などと異なり、フランチャイズ利用企業とフランチャイズ非利用企業がほぼ同 数存在するといった分析上の利点もある。 分析対象企業に関しては、現在上場している外食産業をフードビジネス研究所のデータ をもとにリストアップする。ここから株式公開企業83 社をピックアップした。またフラン チャイズ企業と非フランチャイズ企業の判別については、日経MJ が実施した「第 38 回日 本の飲食業調査」(2012 年 5 月 30 日)をもとに行った。「第38 回日本の飲食業調査」には、 外食産業の売上高 250 位までの企業が掲載されている。掲載情報は社名、業態、本社、決 算期、売上高、店舗数であり、売上高と店舗数に関してはフランチャイズ店と直営店で内 訳がなされている。上記でピックアップした企業を日経MJ と比較して FC 内訳がとれる企 業を選別し、83 社すべて残った。また、財務データは Yahoo!ファイナンスをもとに 2011 年度の決算数値を用いた。この中には分析に必要なデータが入手できない企業と、ROE の 値が-100%を超える異常値とみられる数値をもつ企業が存在するため、当該企業を分析対 象から除いた。結果として、最終的な分析対象企業は80 社(うちフランチャイズ企業は 42

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7 社)となった(表2)4。よって標本数は80 である。 第5章 第1 分析[フランチャイズ企業と非フランチャイズ企業の財務データ比較] 5-1 分析方法 第1の分析はフランチャイズ企業と非フランチャイズ企業の主要な財務データを比較す ることを目的とする。主要な財務指標の平均および中央値をフランチャイズ企業と非フラ ンチャイズ企業の各々で算出し、両者の企業間に統計的な有意な格差が存在するか否かを 示す。比較に用いた財務指標は自己資本利益率(ROE)、総資本利益率(ROA)、売上高利 益率、総資本回転率、自己資本比率、総店舗数、設立経過年数、年平均店舗数である。 企業の安定性を示す指標として自己資本比率を用い、収益性を示す指標として自己資本 利益率、総資本利益率、売上高利益率を用い、活性度として総資本回転率を用いた。また 設立経過年数は2012 年度での経過年数を示す。年平均店舗数は総店舗数を設立経過年数で 除して求めた。 5-2 分析結果 フランチャイズ企業と非フランチャイズ企業の財務指標を比較した結果は、表2のとお りである。まず平均において、フランチャイズ企業の方が総店舗数、年平均店舗数が圧倒 的に多いことがみてとれる。かつ収益性を表す3指標(自己資本利益率、総資本利益率、 売上高利益率)も非フランチャイズ企業より高い平均が得られ、全体的に財務データから はフランチャイズ企業に良好な結果がみてとれた。一方で総資本回転率、自己資本比率の 平均においてはフランチャイズ企業と非フランチャイズ企業間で大きな差はみられなかっ た。また、t 検定を行ったところ帰無仮説が有意水準5%で棄却されたのは総店舗数、年平 均店舗数のみであった。 中央値からは総店舗数をみてみると、フランチャイズ企業は平均と比べ約 135 店舗少な く、非フランチャイズ企業も約95 店舗少ない。これらの数値はある一定の数の企業が大き く店舗数を有し、平均値の底上げをしていると考えられた。そのため総店舗数の標準偏差 が大きく広がっていた。 したがって、一見平均をみてみると大きな格差がみられるが、中央値・標準偏差を考慮 すると両者に大差はないと判断できる。そこで次章でより詳しくフランチャイズ企業と非 フランチャイズ企業の収益における格差の要因を回帰分析で抽出する。 4 今回はフランチャイズ・ビジネスとは関連の薄い「集団給食」に分類される企業を除外し た。

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8 第6章 第2分析[フランチャイズ利用企業の収益性に影響を与える項目の選出] 6-1 分析方法 第2の分析ではフランチャイズ展開を選択することが、収益性に影響を与えているか否 かを第1分析で用いたデータを使って検証し、どの項目が大きく収益性に影響を与えてい るかを抽出することが目的である。売上高利益率を被説明変数とし、かつ新たに被説明変 数を利益率によるものではなく、商品・製品・サービス販売など、企業の本業から得られ た代金の総額をあらわす売上高も被説明変数の項目に加えた。フランチャイズ企業を1、非 フランチャイズ企業を 0 とするダミー変数を説明変数に含めた回帰分析を行う。フランチ ャイズへの加盟の有無以外で、収益性に影響を与えると考えられる変数も説明変数として 含める。内容としては、自己資本比率、総資本回転率、総店舗数、設立経過年数、年平均 店舗数である。 以下のようにモデルを設定する。 R = 𝛼0+ 𝐷𝛼1+ (𝛽10+ 𝐷𝛽11)𝑋1+ (𝛽20+ 𝐷𝛽21)𝑋2+ ⋯ + (𝛽50+ 𝐷𝛽51)𝑋5+ 𝜀 = 𝛼0+ 𝐷𝛼1+ 𝛽10𝑋1+ 𝛽11𝐷𝑋1+ ⋯ + 𝛽50𝑋5+ 𝛽51𝐷𝑋5+ 𝜀 但し、 D=FC 企業は 1、非 FC 企業は 0 R=売上高利益率 or 売上高 α=切片 β=係数 𝑋1=総資本回転率 𝑋2=自己資本比率 𝑋3=総店舗数 𝑋4=設立経過年数 𝑋5=年平均店舗数 ε=誤差項 である。 これらの回帰分析結果から導かれた係数が統計的に有意であるか検定を行う。 6-2 分析結果 分析の結果は表3-1、3-2に示した。本研究において有意水準5%としたので標本数 80、説明変数が 11 から自由度 69 と求められ棄却限界は 1.994945415≒1.995 となる。 まず表3-1より売上高利益率に関してみていく。切片ダミーに対するt値は-2.220 で 棄却域である|t|>1.99 を上回っている。また対する係数は-9.341 であり、FC企業の 選択は収益性に対してマイナスの影響を与えていると考えられる。また設立経過年数に対 するt値は-3.234 であり同様に棄却域を上回っている。係数は-0.125 であり、わずかな がらFC企業は設立経過年数が経るほど収益性に負の傾向が生じると考えられる。

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9 次に表3-2より売上高に関してみていく。総店舗数に対するt値は 5.252 であり、棄 却域を上回り、係数が230.653 である。総店舗数ダミーに対するt値は-3.126 であり、同 様に棄却域を上回り、係数が-140.317 である。つまり、売上高からみると総店舗数が増加 するほど直接的に利益につながるのは非FC企業であるといえる。これはFC企業は本部 経費だけではなく、店舗数を増加するほど同時に加盟店に対する費用も増加するため非F C企業よりも利益に対する比例幅が鈍くなると考えられる。 以上より、FC企業の収益性に対しての大きな要因は総店舗数であるといえる。しかし、 上記の分析は自由度修正済み決定係数や、説明変数の有意性をみても全体的にあてはまり がよいとは言えない結果になった。そこで多重共線性の可能性を考え、各項目の相関を算 出し表4にまとめた。 次に6-1 の分析をふまえ、説明変数の項目ひとつひとつをフランチャイズ・ビジネスの 収益に影響を与えているか否かを次節で分析した。 6-3 分析方法 項目ごとに交絡項を用いることが適当であるか否かを、分析していく。切片ダミーのみ 残して1項目ずつ交絡項を加え回帰分析を行った。 以下のようにモデルを設定する。 R = 𝛼0+ 𝐷𝛼1+ 𝛽1𝑋1+ 𝛽2𝑋2+ ⋯ + (𝛽50+ 𝐷𝛽51)𝑋5+ 𝜀 = 𝛼0+ 𝐷𝛼1+ 𝛽1𝑋1+ 𝛽2𝑋2+ ⋯ + 𝛽50𝑋5+ 𝛽51𝐷𝑋5+ 𝜀 但し、 D=FC 企業は 1、非 FC 企業は 0 R=売上高利益率 or 売上高 α=切片 β=係数 𝑋1~𝑋4=総資本回転率、自己資本比率、総店舗数、設立経過年数、年平均店舗数のうち4項 目 𝑋5=𝑋1~𝑋4に含まれなかった項目 ε=誤差項 また上記とは別に交絡項をすべて取り除き、切片ダミーのみを残して回帰分析も行った 結果が、表5-1と表6-1である。 6-4 分析結果 まず売上高利益率に関してみていく。表5-1より切片、切片ダミーが棄却できない。 自己資本比率に対するt値は3.283 で棄却域を上回っている。また対する係数は 0.059 で ある。また設立経過年数に対するt値は-3.355 であり同様に棄却域を上回っている。係数 は-0.087 である。表5-2~5-6から各々交絡項に対しての結果をみると、総じて交絡

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10 項に対してt値が棄却域を上回らなかった。そのためFC企業、非FC企業を区別する必 要性はない、つまり両者の収益性は売上高利益率に関して大きな差はないと判断した。 そこで、売上高利益率について交絡項をはずし回帰分析を行った結果が表7-1である。 ここからどの企業においても収益性に正の影響を与えるのは、自己資本比率・総店舗数で あり、負の影響を与えるのが設立経過年数であるといえる。 次に売上高に関してみていく。表6-1よりまず切片ダミーに対するt値が‐3.336 であ り棄却域を上回っている。自己資本比率に対するt値は-2.429 で棄却域を上回っており、 対する係数は-476.542 である。また総店舗数に対するt値は 12.154 であり同様に棄却域 を上回っている。係数は115.603 である。よって自由度修正済み決定係数も 0.691 になり 比較的あてはまりのよい結果となった。表6-2~6-6から各々交絡項に対しての結果 をみると、表6-4の総店舗数ダミーを加えた場合・表6-6の年平均店舗数ダミーを加 えた場合がダミーのt値が棄却域を上回っている。表6-4より総店舗数に対する係数が 200.856 であり、総店舗数ダミーに対する係数が-113.158 である。ここからFC企業を選 択した方が売上高に対しての影響力は鈍くなると考えられる。同時に収益性の正の要因に 携わっているともいえる。また表6-6より年平均店舗数に対する係数が 2611.280、年平 均店舗数ダミーに対する係数が-2702.928 である。ここからFC企業が年平均店舗数を増 加させるほど、売上高に対して負の傾きを与えるといえる。 結果として、売上高利益率に関してみるとFC 企業と非 FC 企業にはおおきな差はないと いえる。一方、売上高に関してみると、FC 企業と非 FC 企業には総店舗数と年平均店舗数 に差があるといえる。総店舗数についてはFC 企業を選択した方が売上高に対する影響が鈍 く、年平均店舗数についてはFC 企業が売上高に対して負の傾きである。よって FC 企業の ほうが劣っていると判断した。 ここまでフランチャイズ企業と非フランチャイズ企業を比較して収益性の要因を分析し てきた。最後にフランチャイズ企業の中での格差に関して分析していく。 第7章 第3分析[フランチャイズ利用企業の収益性格差について] 7-1 分析方法 最後の分析として、フランチャイズを利用している企業間の間で収益性に格差が生じて いないかを示すことを目的とする。そこからフランチャイズ利用企業のうち収益性が低い 企業の特徴を検証する。方法としてはフランチャイズ利用企業をROE の平均値をもとに2 グループに分割し、財務比率の格差の有無を検討する。

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11 7-2 分析結果 フランチャイズ利用企業をROE の大きさをもとに、2つのグループにわけ、主要な財務 指標の違いを見たものが表8である。t 検定を行ったところ帰無仮説が有意水準5%で棄却 されたのは総資本利益率、売上高利益率、総資本回転率であった。結果として収益性を表 す指標が高くなるのは尤もであるが、かつFC 比率を大きく占める企業であり、設立経過年 数が低いほうがROE は良好という結果であった。FC 比率に関してはフランチャイズ・ビ ジネスのメリットでもある店名・店舗デザイン・商品構成・販売方法の統一により、消費 者に対する販促効果や高い信頼度につながり広い地域に展開する事が出来ているというこ とが示すことができる。 また設立経過年数が低い方がROE は良好という点に関しては、逆をいうと設立経過年数 が長い方がROE は不良ということである。これは第2分析でも述べたフランチャイズ・ビ ジネスのデメリットを示しているといえる。 第8章 結論 以上、フランチャイズ・ビジネスに着目して、フランチャイズ利用企業と非利用企業の 財務データから各々の特徴を抽出し、収益性に影響を与えているか否かを示し、フランチ ャイズ・ビジネスが好ましいかどうか分析を行った。 分析結果をまとめると、フランチャイズ・ビジネスは非フランチャイズ・ビジネスと比 較して大きな収益格差は見込めなかった。また、外食業のフランチャイズ企業の収益性に 影響を与えている要因は利益率からみると正の要因として、自己資本比率・総店舗数であ り、負の要因として設立経過年数である。また実際の売上高からみると、FC 企業と非 FC 企業には総店舗数と年平均店舗数に差があるといえる。総店舗数についてはFC 企業を選択 した方が売上高に対する正の影響が鈍く、年平均店舗数についてはFC 企業は売上高に対し て負の傾きである。つまり、フランチャイズ企業の継続運営が必ずしも良好であるとは限 らないといえる。そのためフランチャイズ企業を利用し続けていくためには本部側が常に 環境変化に対応し継続的なノウハウやシステム開発が必要であり、同様に加盟店側もそれ に応じた事業経営が必要とされ、経営・販売努力を怠ることなく営業していかなければい けない。また、投資費用を考慮して店舗展開が必要であり、本部の緻密な経営計画が重要 となる。 今後の課題としては、今回はストック部門の財務指標を主として比較したがフランチャ イズ・ビジネスは短期間での急速な店舗展開がメリットのひとつでもあることから財務指 標を比較する際に流動的な財務指標も用いると、フランチャイズ企業の収益性の要因の指 摘につながるのではと考えた。またフランチャイズ企業を選択する上でかかる費用も説明 変数に加えることで収益性に与える要因を得ることが可能ではないかといえる。

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12 第9章 参考文献 ・小本 恵照 2006 「フランチャイズ・ビジネスの経営分析」『年報経営分析研究』pp18-25 ・『日経 流通新聞(2012 年 5 月 30 日)』 ・有限会社フードビジネス総合研究所 2010 『外食上場企業総覧 2010』 ・一般社団法人 日本フランチャイズチェーン協会 (http://www.jfa-fc.or.jp/) ・フードビジネス総合研究所 (http://www.fb-soken.com/index.htm) ・Yahoo!ファイナンス (http://finance.yahoo.co.jp/)

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13 第10章 付録 図1 フランチャイズチェーン推移(外食部門) (社)日本フランチャイズチェーン協会HP 統計データより作成 3500000 3600000 3700000 3800000 3900000 4000000 4100000 4200000 46000 48000 50000 52000 54000 56000 2001 年 2002 年 2003 年 2004 年 2005 年 2006 年 2007 年 2008 年 2009 年 2010 年 2011 年

フランチャイズチェーン推移(外食産業部門)

店舗数 売上高(百万)

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14 表1 分析対象企業一覧 フランチャイズ企業 アークランドサービス、アトム、安楽亭、壱番屋、エーピーカンパニー、王将フードサー ビス、大戸屋ホールディングス、家族亭、グルメ杵屋、幸楽苑、ココスジャパン、コロワ イド、さかい、三光マーケティングフーズ、ジョイフル、大庄、WDI、テンアライド、ド トール日レスホールディング、日本ケンタッキーフライドチキン、 日本マクドナルドホールディングス、ハイデイ日高、ハチバン、B-R サーティワンアイス クリーム、フジオフードシステム、松屋フーズ、ペッパーフードサービス、物語コーポレ ーション、マルシェ、モスフードサービス、吉野家ホールディングス、ワイズテーブルコ ーポレーション、ワタミ、ワイエスフード、リンガーハット、イートアンド アスらポートダイニング、ヴィアホールディングス、サンマルクホールディングス、ジー テイストスターバックスコーヒージャパン、ゼットン 非フランチャイズ企業 ハブ、丸千代山岡家、あみやき亭、一六堂、うかい、梅の花、カッパ・クリエイト、カル ラ、かんなん丸、木曽路、きちり、銀座ルノアール、クリエイトレストランツホールディ ングス、くらコーポレーション、グローバルダイニング、元気寿司、サイゼリヤ、サガミ チェーン、サトレストランシステムズ、サンデーサン、 ジェイプロジェクト(ジェイグループホールディングス)、JB イレブン、ゼンショー、ダイ ナック、ダイヤモンドダイニング、銚子丸、東天紅、東和フードサービス、トリドール、 フレンドリー、フジタコーポレーション、ブロンコビリー、フライングガーデン、ホリイ フードサービス、ライフフーズ、精養軒、東京一番フーズ、ひらまつ、ジーネットワーク ス、ロイヤルホールディングス 表2 主要財務比率の比較 項目 平均 中央値 標準偏差 FC 企業 非 FC 企業 FC 企業 非 FC 企業 FC 企業 非 FC 企業 自己資本利益率 6.68 3.90 7.84 6.24 17.93 12.84 総資本利益率 3.31 1.88 3.55 2.53 4.34 5.04 売上高利益率 1.93 0.98 1.93 1.56 3.14 3.63 総資本回転率 1.62 1.48 1.48 1.46 0.52 0.44 自己資本比率 46.50 47.18 44.40 43.20 20.74 20.43 総店舗数 607.69 197.47 472.00 101.00 581.69 302.60 設立経過年数 31.79 30.03 33.50 29.00 13.96 17.12 年平均店舗数 30.89 8.25 11.18 4.09 68.26 11.41

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15 表3-1 売上高利益率の回帰分析 回帰統計 重相関 R 0.590 重決定 R2 0.348 補正 R2 0.242 標準誤差 3.064 観測数 80 係数 標準誤差 t P-値 切片 4.428 2.920 1.517 0.134 切片ダミー -9.341 4.207 -2.220 0.030 総資本回転率 -1.471 1.342 -1.096 0.277 総資本回転率ダミー変数 3.221 1.700 1.894 0.062 自己資本比率 0.043 0.025 1.737 0.087 自己資本比率ダミー変数 0.059 0.037 1.580 0.119 総店舗数 0.001 0.005 0.209 0.835 総店舗数ダミー変数 -0.001 0.005 -0.115 0.909 設立経過年数 -0.125 0.039 -3.234 0.002 設立経過年数ダミー変数 0.099 0.056 1.768 0.082 年平均店舗数 0.027 0.139 0.193 0.848 年平均店舗数ダミー変数 -0.033 0.139 -0.239 0.812

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16 表3-2 売上高の回帰分析 回帰統計 重相関 R 0.915 重決定 R2 0.837 補正 R2 0.810 標準誤差 26712.795 観測数 80 係数 標準誤差 t P-値 切片 -20312.579 25460.932 -0.798 0.428 切片ダミー 47452.678 36682.916 1.294 0.200 総資本回転率 10990.973 11700.369 0.939 0.351 総資本回転率回転率ダミ ー -18681.031 14823.598 -1.260 0.212 自己資本比率 -96.593 217.705 -0.444 0.659 自己資本比率ダミー -340.504 326.864 -1.042 0.301 総店舗数 230.653 43.921 5.252 0.000 総店舗数ダミー -140.317 44.886 -3.126 0.003 設立経過年数 61.195 337.338 0.181 0.857 設立経過年数ダミー -32.555 487.048 -0.067 0.947 年平均店舗数 -961.100 1209.663 -0.795 0.430 年平均店舗数ダミー 862.579 1212.288 0.712 0.479

(17)

17 表4 各項目の相関係数 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩ ⑪ ⑫ ⑬ ⑭ ⑮ ① 100% ② 6% 100% ③ 10% 77% 100% ④ 13% 68% 95% 100% ⑤ 13% 9% 15% 14% 100% ⑥ 1% 18% 13% 10% 14% 100% ⑦ 7% 13% 14% 13% 90% 46% 100% ⑧ 3% 7% 30% 30% -2% -31% -16% 100% ⑨ 22% 11% 31% 31% 83% -7% 65% 39% 100% ⑩ 80% 9% 21% 24% 39% -4% 29% 22% 54% 100% ⑪ 53% 6% 20% 22% 58% -4% 45% 27% 69% 90% 100% ⑫ 7% -29% -27% -29% 6% -37% -2% 14% 6% 7% 9% 100% ⑬ 18% -6% 7% 8% 84% 2% 70% 0% 71% 38% 53% 40% 100% ⑭ 32% 8% 11% 12% 22% -5% 14% 18% 34% 53% 51% -25% -2% 100% ⑮ 23% 6% 9% 11% 29% -6% 21% 20% 40% 50% 55% -22% 5% 99% 100% ①売上高②自己資本利益率③総資本利益率④売上高利益率⑤切片ダミー⑥総資本回転率 ⑦総資本回転率ダミー⑧自己資本比率⑨自己資本比率ダミー⑩総店舗数⑪総店舗数ダミー ⑫設立経過年数⑬設立経過年数ダミー⑭年平均店舗数⑮年平均店舗数ダミー

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18 表5-1 交絡項をなくした場合の回帰分析結果(売上高利益率) 回帰統計 重相関 R 0.524 重決定 R2 0.275 補正 R2 0.215 標準誤差 3.118 観測数 80 係数 標準誤差 t P-値 切片 0.119 2.021 0.059 0.953 切片ダミー 0.710 0.777 0.914 0.364 総資本回転率 0.306 0.805 0.380 0.705 自己資本比率 0.059 0.018 3.283 0.002 総店舗数 0.002 0.001 1.922 0.059 設立経過年数 -0.087 0.026 -3.355 0.001 年平均店舗数 -0.013 0.009 -1.512 0.135 表5-2 総資本回転率の交絡項のみ加えた場合の回帰分析結果(売上高利益率) 回帰統計 重相関 R 0.530 重決定 R2 0.281 補正 R2 0.211 標準誤差 3.127 観測数 80 係数 標準誤差 t P-値 切片 1.289 2.529 0.510 0.612 切片ダミー -1.109 2.478 -0.447 0.656 総資本回転率 -0.444 1.261 -0.352 0.726 自己資本比率 0.061 0.018 3.346 0.001 総店舗数 0.002 0.001 2.008 0.048 設立経過年数 -0.092 0.027 -3.431 0.001 年平均店舗数 -0.013 0.009 -1.557 0.124 総資本×ダミー 1.179 1.524 0.773 0.442

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19 表5-3 自己資本比率の交絡項のみ加えた場合の回帰分析結果(売上高利益率) 回帰統計 重相関 R 0.543 重決定 R2 0.294 補正 R2 0.226 標準誤差 3.097 観測数 80 係数 標準誤差 t P-値 切片 0.651 2.042 0.319 0.751 切片ダミー -1.621 1.816 -0.893 0.375 総資本回転率 0.611 0.828 0.738 0.463 自己資本比率 0.035 0.025 1.419 0.160 総店舗数 0.001 0.001 1.353 0.180 設立経過年数 -0.079 0.026 -3.004 0.004 年平均店舗数 -0.013 0.009 -1.505 0.137 自己資本比率×ダミー 0.052 0.037 1.418 0.160 表5-4 総店舗数の交絡項のみ加えた場合の回帰分析結果(売上高利益率) 回帰統計 重相関 R 0.527 重決定 R2 0.277 補正 R2 0.207 標準誤差 3.134 観測数 80 係数 標準誤差 t P-値 切片 -0.135 2.089 -0.065 0.949 切片ダミー 1.003 0.961 1.043 0.300 総資本回転率 0.290 0.810 0.358 0.721 自己資本比率 0.061 0.019 3.295 0.002 総店舗数 0.002 0.002 1.438 0.155 設立経過年数 -0.086 0.026 -3.318 0.001 年平均店舗数 -0.013 0.009 -1.454 0.150 総店舗数×ダミー -0.001 0.002 -0.522 0.604

(20)

20 表5-5 設立経過年数の交絡項のみ加えた場合の回帰分析結果(売上高利益率) 回帰統計 重相関 R 0.542 重決定 R2 0.293 補正 R2 0.225 標準誤差 3.099 観測数 80 係数 標準誤差 t P-値 切片 0.830 2.075 0.400 0.690 切片ダミー -1.288 1.645 -0.783 0.436 総資本回転率 0.284 0.800 0.355 0.724 自己資本比率 0.060 0.018 3.381 0.001 総店舗数 0.001 0.001 1.452 0.151 設立経過年数 -0.110 0.031 -3.567 0.001 年平均店舗数 -0.008 0.009 -0.929 0.356 設立経過年数×ダミー 0.066 0.048 1.376 0.173 表5-6 年平均店舗数の交絡項のみ加えた場合の回帰分析結果(売上高利益率) 回帰統計 重相関 R 0.530 重決定 R2 0.280 補正 R2 0.210 標準誤差 3.127 観測数 80 係数 標準誤差 t P-値 切片 -0.360 2.124 -0.170 0.866 切片ダミー 1.164 0.983 1.184 0.240 総資本回転率 0.267 0.809 0.330 0.742 自己資本比率 0.062 0.019 3.358 0.001 総店舗数 0.001 0.001 1.326 0.189 設立経過年数 -0.083 0.026 -3.143 0.002 年平均店舗数 0.027 0.053 0.504 0.616 年平均店舗数×ダミー -0.039 0.052 -0.757 0.451

(21)

21 表6-1 交絡項をなくした場合の回帰分析結果(売上高) 回帰統計 重相関 R 0.846 重決定 R2 0.715 補正 R2 0.691 標準誤差 34082.716 観測数 80 係数 標準誤差 t P-値 切片 27142.945 22096.091 1.228 0.223 切片ダミー -28596.535 8492.983 -3.367 0.001 総資本回転率 2440.742 8801.419 0.277 0.782 自己資本比率 -476.542 196.157 -2.429 0.018 総店舗数 115.603 9.512 12.154 0.000 設立経過年数 29.595 281.865 0.105 0.917 年平均店舗数 -141.553 93.555 -1.513 0.135 表6-2 総資本回転率の交絡項のみ加えた場合の回帰分析結果(売上高) 回帰統計 重相関 R 0.848 重決定 R2 0.719 補正 R2 0.692 標準誤差 34058.692 観測数 80 係数 標準誤差 t P-値 切片 9833.132 27553.484 0.357 0.722 切片ダミー -1684.946 26992.998 -0.062 0.950 総資本回転率 13526.587 13739.495 0.985 0.328 自己資本比率 -503.579 197.702 -2.547 0.013 総店舗数 114.153 9.605 11.885 0.000 設立経過年数 111.406 292.240 0.381 0.704 年平均店舗数 -134.956 93.700 -1.440 0.154 総資本回転率×ダミー -17439.218 16604.880 -1.050 0.297

(22)

22 表6-3 自己資本比率の交絡項のみ加えた場合の回帰分析結果(売上高) 回帰統計 重相関 R 0.847 重決定 R2 0.718 補正 R2 0.691 標準誤差 34121.059 観測数 80 係数 標準誤差 t P-値 切片 23361.768 22504.175 1.038 0.303 切片ダミー -12037.707 20006.682 -0.602 0.549 総資本回転率 273.023 9124.693 0.030 0.976 自己資本比率 -305.890 270.921 -1.129 0.263 総店舗数 118.676 10.098 11.752 0.000 設立経過年数 -25.998 288.658 -0.090 0.928 年平均店舗数 -142.630 93.668 -1.523 0.132 自己資本比率×ダミー -371.528 406.333 -0.914 0.364 表6-4 総店舗数の交絡項のみ加えた場合の回帰分析結果(売上高) 回帰統計 重相関 R 0.911 重決定 R2 0.830 補正 R2 0.814 標準誤差 26476.771 観測数 80 係数 標準誤差 t P-値 切片 -1631.315 17650.768 -0.092 0.927 切片ダミー 4527.145 8120.133 0.558 0.579 総資本回転率 660.294 6842.015 0.097 0.923 自己資本比率 -209.410 157.092 -1.333 0.187 総店舗数 200.856 14.249 14.096 0.000 設立経過年数 82.774 219.096 0.378 0.707 年平均店舗数 -97.121 72.954 -1.331 0.187 総店舗数×ダミー -113.158 16.171 -6.998 0.000

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23 表6-5 設立経過年数の交絡項のみ加えた場合の回帰分析結果(売上高) 回帰統計 重相関 R 0.846 重決定 R2 0.716 補正 R2 0.688 標準誤差 34275.153 観測数 80 係数 標準誤差 t P-値 切片 24700.952 22943.986 1.077 0.285 切片ダミー -21734.531 18188.929 -1.195 0.236 総資本回転率 2516.007 8852.866 0.284 0.777 自己資本比率 -481.749 197.641 -2.437 0.017 総店舗数 116.841 9.994 11.691 0.000 設立経過年数 111.491 342.171 0.326 0.745 年平均店舗数 -156.941 100.740 -1.558 0.124 設立経過年数×ダミー -225.870 528.597 -0.427 0.670 表6-6 年平均店舗数の交絡項のみ加えた場合の回帰分析結果(売上高) 回帰統計 重相関 R 0.897 重決定 R2 0.805 補正 R2 0.786 標準誤差 28359.774 観測数 80 係数 標準誤差 t P-値 切片 -6024.607 19259.854 -0.313 0.755 切片ダミー 2793.918 8911.329 0.314 0.755 総資本回転率 -249.772 7338.310 -0.034 0.973 自己資本比率 -232.169 168.602 -1.377 0.173 総店舗数 90.868 8.996 10.100 0.000 設立経過年数 289.154 238.793 1.211 0.230 年平均店舗数 2611.280 482.400 5.413 0.000 年平均店舗数×ダミー -2702.928 467.447 -5.782 0.000

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24 表7-1 売上高利益率の回帰分析 回帰統計 重相関 R 0.516 重決定 R2 0.266 補正 R2 0.217 標準誤差 3.115 観測数 80 係数 標準誤差 t P-値 切片 0.153 2.019 0.076 0.940 総資本回転率 0.434 0.792 0.548 0.586 自己資本比率 0.058 0.018 3.226 0.002 総店舗数 0.002 0.001 2.327 0.023 設立経過年数 -0.084 0.026 -3.274 0.002 年平均店舗数 -0.012 0.009 -1.459 0.149 表7-2 売上高の回帰分析 回帰統計 重相関 R 0.819 重決定 R2 0.671 補正 R2 0.648 標準誤差 36385.467 観測数 80 係数 標準誤差 t P-値 切片 25766.623 23584.946 1.093 0.278 総資本回転率 -2711.480 9252.983 -0.293 0.770 自己資本比率 -426.503 208.808 -2.043 0.045 総店舗数 105.591 9.645 10.947 0.000 設立経過年数 -82.254 298.812 -0.275 0.784 年平均店舗数 -161.497 99.676 -1.620 0.109

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25 表8 ROE の良否による財務諸表の相違(対象:FC 利用企業) 項目 平均 中央値 分散 良好 不良 良好 不良 良好 不良 FC 比率 42.66 35.95 48.21 27.44 1029.40 934.72 総資本利益率 6.14 0.20 6.15 1.54 9.29 14.00 売上高利益率 3.75 -0.07 3.06 0.91 5.21 8.98 総資本回転率 1.75 1.47 1.67 1.31 0.30 8.98 自己資本比率 44.97 48.19 43.80 48.25 518.78 416.61 総店舗数 603.18 612.65 426.00 512.00 456750.63 277741.82 設立経過年数 28.64 35.25 28.50 39.00 202.24 203.67 年平均店舗数 25.85 36.44 16.44 10.78 605.26 10039.84 N 22 20

参照

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