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中央環境審議会水環境部会瀬戸内海環境保全小委員会 ( 第 1 回 ) 1. 開会 2. 議題 (1) 瀬戸内海環境保全小委員会の設置について (2) 瀬戸内海環境保全基本計画と答申との比較について (3) 今後の進め方について 3. 閉会 配付資料 資料 1 瀬戸内海環境保全小委員会委員名簿 資料

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中 央 環 境 審 議 会

水 環 境 部 会

瀬戸内海環境保全小委員会(第1回)

議事録

平成25年7月31日

環境省水・大気環境局 水環境課 閉鎖性海域対策室

参考資料1

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中央環境審議会水環境部会 瀬戸内海環境保全小委員会(第1回) 1.開 会 2.議 題 (1)瀬戸内海環境保全小委員会の設置について (2)瀬戸内海環境保全基本計画と答申との比較について (3)今後の進め方について 3.閉 会 配付資料 資料1 瀬戸内海環境保全小委員会委員名簿 資料2 瀬戸内海環境保全基本計画の変更について(諮問、付議) 資料3 瀬戸内海環境保全基本計画と中央環境審議会答申「瀬戸内海における今後の目 指すべき将来像と環境保全・再生の在り方について」との比較 資料4 瀬戸内海環境保全基本計画変更のスケジュール(案) 参考資料1 中央環境審議会水環境部会の小委員会の設置について 参考資料2 瀬戸内海環境保全基本計画の概要 参考資料3 瀬戸内海環境保全基本計画 参考資料4 瀬戸内海における今後の目指すべき将来像と環境保全・再生の在り方について (答申)の概要 参考資料5 瀬戸内海環境保全基本計画フォローアップ(平成20年6月)

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午前9時58分 開会 【西田室長補佐】 定刻より少しだけ早いのですけれども、委員の皆様方、お集まりいただき ましたので、ただいまから中央環境審議会水環境部会第1回の瀬戸内海環境保全小委員会を開 会いたします。 委員の皆様におかれましては、お忙しい中ご出席をいただきまして、まことにありがとうご ざいます。 さて、本日の出席状況でございますが、現在のところ委員23名の方々の中、19名出席をい ただいているところでございます。 それでは、まず、議事に先立ちまして、小林水・大気環境局長からご挨拶を申し上げます。 【小林水・大気環境局長】 おはようございます。水・大気環境局長小林でございます。 本日は大変ご多忙の中、また遠方よりもご出席を賜りまして、まことにありがとうござい ます。また、日ごろから水環境行政全般あるいは海洋環境の問題につきまして、各委員の先生 方にはさまざまなご指導をいただいております。またご協力もいただいておりますこと、この 場をおかりいたしまして、改めて御礼を申し上げます。 きょうは瀬戸内海環境保全小委員会の第1回ということでございまして、これはご承知の とおりでございますが、中央環境審議会もいろいろな部会の再編がございまして、水環境部会 と瀬戸内海の部会は統合されまして、昨日も、水環境部会の中で環境基本計画の点検という大 変幅広いテーマをご一緒に進めていただいているところでございます。そういう中にありまし て、瀬戸内海の環境につきましては小委員会ということで、また新たにスタートしていくとい うことで、さまざまなご指導、ご審議をいただければと思っておりますので、どうぞよろしく お願い申し上げます。 瀬戸内海の環境につきましては、瀬戸内海環境保全特別措置法がございます。そのもとで 歴史的にも大変先進的な、あるいはほかの海域も引っ張るような取り組みがされてきたと承知 をしております。各地方公共団体の連携組織も、ほかの地域に先立ってしっかりしたものがで きましたし、研究所の組織もあるということで、そういう意味ではモデル的な、あるいは他の 海域にも影響力がある地域だというように認識をしております。 そういう中で、水質総量削減計画、あるいは埋め立ての抑制、その他さまざまな対策を行 ってまいりまして、それについてかなり成果を上げてきたと考えておりますが、昨今では生物 多様性というような新しい課題がありましたり、あるいは海洋環境についての人々の見方とい うのも非常に多様化していると感じております。また、栄養塩の適正管理はどうあるべきかと

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いうようないろいろな問題提起もございまして、そういう意味で、また新たなニーズ、これに 対応ということも必要になっているかなと考えているところでございます。 まだまだ瀬戸内海の環境も、これまでの努力がありましてもいろいろな問題を抱えている 状況にございますので、これを保全・再生していくということで、まだまださまざまな取り組 みが必要である、あるいはより広い視野に立った検討も必要であろうかと認識しているところ でございます。 そういう中で、昨年10月には中央環境審議会から「瀬戸内海における今後の目指すべき将 来像と環境保全・再生の在り方について」という大変幅広な答申もいただいたところでござい ます。この審議に当たりましても、ここにいらっしゃる多くの先生にいろいろご指導いただき まして、御礼を申し上げたいと思いますが、この答申を踏まえまして、瀬戸内海の環境保全の、 いわばマスタープランであります基本計画をぜひ改訂をしていきたいと考えているところでご ざいまして、それに向けての調査・審議をお願いしたいということでございます。 今日は第1回目でございますので、論点はどんなものがあるのか、あるいはどんな進め方 をしていくかということについて方向性を示すようなご審議をいただければありがたいと考え ているところでございますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 【西田室長補佐】 それでは、本日は第1回の委員会となりますので、初めに、委員をご紹介 させていただきたいと思います。大塚先生から座席順にお名前のみご紹介させていただくこと とさせていただきます。 まず、大塚直委員でございます。 鷲谷いづみ委員でございます。 長屋信博委員でございます。 足利由紀子委員でございます。 池道彦委員でございます。 岩崎誠委員でございます。 大久保賢治委員でございます。 工代祐司委員でございます。 田中宏明委員でございます。 岡田光正委員でございます。 西村修委員でございます。 藤井智康委員でございます。

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細川恭史委員でございます。 松田治委員でございます。 本仲純子委員でございます。 柳哲雄委員でございます。 山田真知子委員でございます。 横田雅弘委員でございます。 鷲尾圭司委員でございます。 なお、本日、沖陽子委員、常盤百樹委員、中瀬勲委員につきましては欠席とのご連絡をいた だいております。また、白山義久委員につきましては、30分ほどおくれて来られるとのご連絡 をいただいております。 続きまして、環境省側のご紹介をさせていただきたいと思います。 小林水・大気環境局長につきましては、先ほどご紹介をさせていただきました。 右に参りまして、名倉閉鎖性海域対策室長でございます。 飛ばしまして、私の右側に閉鎖性海域対策室の係長の一木でございます。 私は、本日司会を務めさせていただきます、閉鎖性海域対策室の室長補佐をやっております 西田でございます。どうぞよろしくお願いします。 それでは、お手元の資料を確認させていただきたいと思います。 まず、議事次第、配席図、その次に、資料1としまして、瀬戸内海環境保全小委員会委員名 簿、資料2としまして、瀬戸内海環境保全基本計画の変更について(諮問、付議)、資料3と しまして、瀬戸内海環境保全基本計画と中央環境審議会答申「瀬戸内海における今後の目指す べき将来像と環境保全・再生の在り方について」との比較、資料4としまして、瀬戸内海環境 保全基本計画変更のスケジュール(案)、それから、参考資料1としまして、この小委員会の 設置について、参考資料2としまして、瀬戸内海環境保全基本計画の概要、参考資料3としま して、その本体、参考資料4としましては、瀬戸内海における今後の目指すべき将来像と環境 保全・再生の在り方について(答申)の概要、参考資料5としましては、瀬戸内海環境保全基本 計画のフォローアップ、これは平成20年6月に瀬戸内海部会におきまして行われたものでござ います。 それから、各委員のお手元には、瀬戸内海の環境保全という資料集、瀬戸内海における在り 方についての答申の本体、瀬戸内海の環境の保全に関する府県計画、そして、化学的酸素要求 量、窒素含有量及びりん含有量に係る総量削減基本方針を資料としてご用意してございます。

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こちらの4冊については毎回必要に応じて使わせていただきたいと思っておりますので、委員 会終了後は、お席に置いておいていただければと思います。 以上となります。不足等ございましたら事務局までお申しつけください。よろしいでしょう か。 本日の会議は、中央環境審議会の運営方針に基づき、公開とさせていただいております。 それでは、委員長のご紹介をさせていただきたいと思います。 本小委員会の委員長に関しましては、中央環境審議会運営規則に基づき、水環境部会長が指 名することとなっております。水環境部課会の部会長でもあられる岡田委員に本小委員会の委 員長を務めていただくこととなってございます。岡田委員長におかれましては、どうぞよろし くお願いしたいと思います。 なお、プレスの方々は、これ以降の写真撮影等はお控えいただきますようよろしくお願いい たします。 それでは、この後の議事の進行につきましては岡田委員長にお願いしたいと思います。岡田 委員長、よろしくお願いいたします。 【岡田委員長】 本小委員会の委員長を務めさせていただきます、岡田でございます。よろし くお願いいたします。 委員の皆様方におかれましては、大変ご多用の折ご出席をいただきまして、誠にありがとう ございます。 この委員会の目的は基本計画を調査・審議するということになっています。後で出てまい りますが、今の基本計画というのは平成12年のものです。ですから、もう13年くらい経ってお ります。当然というのは言い過ぎかもしれませんが、そのときに議論に参加された方は、多分 ほとんどいらっしゃらないと思います。瀬戸内海も新しいニーズ、先ほど局長のご挨拶にござ いました新しいニーズ、新しい考え方が求められるようになっております。新しい委員の皆様 方で、ある意味では、昔にとらわれず、必要なことは残すことが必要だと思いますが、昔にと らわれずいろいろな新しい考え方を入れていただいて、よりよい今のニーズ、もしくは近い将 来のニーズに合った基本計画となっていくことを願っております。ぜひよろしくご指導・ご鞭 撻のほどをお願いして、最初のご挨拶にかえさせていただきます。よろしくお願いいたします。 それでは、本日は12時の終了を目途に議事を進めさせていただきます。 早速ですが、議事に入りたいと思います。 最初の議題、お手元にございますように、小委員会の設置についてとなっております。4月

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8日付で環境大臣から中央環境審議会会長に対し、瀬戸内海環境保全基本計画の変更について の諮問がなされました。本小委員会は、この諮問を受けた調査を行うために水環境部会に設置 されたものでございます。 それでは、最初に、この諮問の内容と背景につきまして、事務局からご説明をお願いいたし ます。 【一木審査係長】 それでは、議事1ということで、瀬戸内海環境保全小委員会の設置につい てということで、ご説明させていただきます。 資料2をご覧いただけますでしょうか。これは瀬戸内海環境保全基本計画の変更について ということでございまして、環境大臣から中央環境審議会会長への諮問書になっております。 内容に関しましては、瀬戸内海環境保全特別措置法の第3条で、瀬戸内海の環境の保全に関す る基本となるべき計画、瀬戸内海環境保全基本計画のことですけれども、その計画を策定しな ければならないという規定がございます。その次の第2項では、基本計画の変更については、 中央環境審議会の意見を聞かなければならないという規定に基づきまして、計画の変更につい て貴審議会の意見を求めるというものでございます。 4月8日に諮問をさせていただきまして、2枚目にありますとおり中央審議会から水環境 部会へ付議されたものでございます。 1枚目の裏側をご覧いただきまして、諮問理由でございます。 平成24年10月30日の貴審議会からの答申「瀬戸内海における今後の目指すべき将来像と環境 保全・再生の在り方について」では、今後の瀬戸内海の目指すべき将来像として、「庭」 「畑」「道」に例えられる多面的価値・機能が最大限に発揮された『豊かな瀬戸内海』である とし、それを実現するための環境保全・再生の基本的な考え方として、きめ細やかな水質管理、 底質環境の改善、地域における里海づくり、科学的データの蓄積及び順応的管理のプロセスの 導入などが必要であるとの提言がなされた。また、それらの推進方策の一つとして、瀬戸内海 環境保全基本計画の見直しが必要であるとの提言がなされた。 今回の諮問は、この答申を踏まえ、瀬戸内海環境保全基本計画の変更について、貴審議会の 意見を求めるものであるということでございます。 続きまして、参考資料1をご覧いただけますでしょうか。 3にありますとおり、本小委員会は、この諮問を受け、基本計画、埋め立て等についての基 本的な方針、その他法の施行状況の点検及びその結果に基づく所要の措置に関する事項につい て調査審議を行うため、水環境部会に設置されたものでございます。

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以上で、瀬戸内海環境保全小委員会の設置についての説明を終わらせていただきます。 【岡田委員長】 ありがとうございました。それでは、ただいまのご説明に関しましてご質問 等ございますか。 よろしいですね。それでは、次に参りたいと思います。 続きまして、二つ目の議題、瀬戸内海環境保全基本計画と答申との比較について、事務局か らご説明お願いいたします。 【名倉閉鎖性海域対策室長】 それでは参考資料も使いながら、今回のバックボーンとなる基 本計画、それから答申につきましてご説明をさせていただきます。 まず、参考資料2をご覧いただけますでしょうか。参考資料2は、瀬戸内海環境保全基本計 画の概要ということになっております。 1番目に計画の性格というのが書いております。今も説明がございましたように、瀬戸内 海環境保全特別措置法で瀬戸内海の環境保全に関しましては規定がされておりますけれども、 その中の第3条におきまして、政府は、瀬戸内海が、わが国のみならず世界においても比類の ない美しさを誇る景勝地として、また、国民にとって貴重な漁業資源の宝庫として、その恵沢 を国民がひとしく享受し、後代の国民に継承すべきものであることにかんがみ、瀬戸内海の環 境の保全上有効な施策の実施を推進するため、瀬戸内海の水質の保全、自然景観の保全等に関 し、瀬戸内海の環境の保全に関する基本となるべき計画を策定しなければならないというふう になっておりまして、政府が基本的な計画を定めると言っているものでございます。 この計画の中身は後でご説明させていただきますけれども、水質総量削減の実施ですとか 藻場・干潟等の保全とか回復とか海砂利採取や埋立てにおける配慮等の諸施策の実施に当たっ ての規範となるというものになっております。 この基本計画は政府が定めるものでございますけれども、それに基づきまして、追って関係 府県、関係府県というのは大阪府等の13府県になりますけれども、それらの知事が本計画に基 づいて、当該府県の区域において府県計画を定めて施策を推進していくということになってお ります。つまり基本計画で基本的なところを定めまして、その具体的なところは、それぞれの 府県における府県計画を定めて施策が推進されるということになっております。 府県計画につきましては、委員のお手元にございます府県計画をまとめた冊子をお配りして おりますけれども、この中に13の府県の府県計画がおさめられております。ちょっと細かくな りますので、それぞれについては触れませんが、後でご参照いただければと思います。 それから、参考資料2の2番に計画の範囲というのがございまして、先ほども申し上げまし

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たように、計画の範囲としましては、例えば水質の保全とか自然景観の保全といったようなこ とについて定めるということになっております。 参考資料2の一番下に区域の図がございますけれども、対象となる区域につきましては、こ の特措法の中で瀬戸内海と呼んでおる区域、その下の図でいきますと緑の一点鎖線で囲まれた 海が、この特措法でいう瀬戸内海となっております。それぞれ陸域も含めて保全をしていくと いうことになっておりますので、瀬戸内海に注ぎ込むような陸域、必ずしも注ぎ込むところで あれば全部入るというわけではございませんで、関係の深いところとなっておりますけれども、 そういった陸域については対象区域として、この赤い線で囲まれている区域が対象区域になる ということでございます。したがいまして、この区域を要する府県が府県計画を定めるという ことになっております。 裏側を見ていただきまして、この基本計画の策定の経緯でございますけれども、この法律に つきましては、初め昭和48年に臨時措置法というものができまして、その後、昭和53年に特別 措置法ということで改訂されたのですけれども、その際に基本計画が閣議決定されたというこ とになっております。その後、平成6年に一部変更というのがございまして、平成12年に全部 変更が行われまして、先ほど委員長のご挨拶にもございましたように、平成12年以降変わって いないということもございまして、今回変更する運びになっているということでございます。 4番のところで、前回の改訂からこれまでの経緯がございますけれども、平成12年12月に基 本計画の変更が中環審で答申されたということでございまして、同月に基本計画が閣議決定さ れております。後で申し上げますけれども、基本計画自体には数字的なものは書いてはござい ませんけれども、それぞれの府県計画の中では水質総量削減の数字、この県では発生負荷量を 何トン以下にするというようなことが書かれておりまして、総量削減の基本方針が策定されれ ば、府県計画は改めて策定されて、そういった数字を盛り込んだものになっているというもの でございます。 第5次、第6次の水質総量削減の基本方針に対応した府県計画の変更というのはされまし て、平成20年6月の中央環境審議会の瀬戸内海部会で、基本計画のフォローアップというのを 取りまとめております。これは後でご紹介させていただきます。 それから、平成23年6月には、第7次の水質総量の基本方針が策定されまして、これも後で 申し上げますけれども、昨年の10月でございますけれども、「瀬戸内海における今後の目指す べき将来像と環境保全・再生の在り方について」の中環審の答申が出されたというものでござ います。

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この府県計画の変更につきましては、今回予定をしております基本計画の変更を踏まえて、 第7次の水質総量の基本方針も踏まえた形で府県計画を変更していただくということを想定し ております。 それから、参考資料3でございますけれども、これが現行の基本計画の全体版でございます。 まず、第1というところに序説というのがございまして、1番目に計画策定の意義というの がございます。2番目に計画の性格というのがございまして、3番目に計画の範囲というのが 定められております。 第2のほうで計画の目標というのがございまして、計画の目標の1.が水質保全等に関する 目標というのが(1)から(5)まであります。2番で自然景観の保全に関する目標が定めら れておりまして、これも(1)から(5)までが定められているということになっております。 それから、第3で目標達成のための基本的な施策というのがございまして、1番に水質汚濁 の防止というのがございまして、(1)で水質総量規制制度等の実施ということで、これにつ いては(ア)から(オ)までが定められている。(2)で有害化学物質等の規制及び把握等と いうのが定められております。(3)で油等による汚染の防止というのがございまして、 (4)では水質汚濁の防止についてのその他の措置というのがございます。 時間の関係で、それぞれ細かくはご説明できませんので、目次だけのご紹介になることをご 容赦ください。 ページをめくっていただいたところに、2番で自然景観の保全というのがございまして、 (1)自然公園等の保全、(2)緑地等の保全、(3)史跡、名勝、天然記念物等の保全、 (4)散乱ごみ、油等の除去、(5)で自然景観についてのその他の措置が書かれてございま す。 次のページに行っていただきまして、3番としまして浅海域の保全等というのがございまし て、(1)で藻場及び干潟等の保全等というのがございます。(2)自然海浜の保全等という のがございます。 4番では、海砂利採取に当たっての環境保全に対する配慮というのが書かれております。 5番では、埋立てに当たっての環境保全に対する配慮というのが書かれておりまして、ペー ジをめくっていただいて、6番のところで廃棄物の処理施設の整備及び処分地の確保、7番で 健全な水循環機能の維持・回復、8番で失われた良好な環境の回復、9番で島嶼部の環境の保 全、10番で下水道等の整備の促進。 次のページに移りまして、11番で海底及び河床の汚泥の除去等がございまして、12番で水

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質等の監視測定、13番で環境保全に関する調査研究及び技術の開発等、14番で環境保全思想の 普及及び住民参加の推進というのがございまして、最終ページに行きまして、15番で環境教 育・環境学習の推進、16番が情報提供、広報の充実、17番が広域的な連携の強化等、18番が海 外の閉鎖性海域との連携、19番が国の援助措置というのが書かれているというのが計画の全体 でございます。 先ほど概要のところで申し上げたフォローアップにつきまして若干説明させていただきま すと、参考資料5になりますけれども、平成20年6月に中環審の瀬戸内海部会でこの基本計画 のフォローアップというのをしております。 1ページでは、フォローアップの経緯とか、フォローアップの進め方というのが書かれて おりまして、2ページのところでは、瀬戸内海の環境保全に関する最近の動き、当時の最近の 動きというのが5ページのところまで書かれております。 6ページから施策の進捗状況ということで、具体的な評価とか課題につきましては、7ペ ージからずっと27ページまで、それぞれの各関係省庁、関係府県等でやっている施策について フォローアップをしているということになります。 28ページから瀬戸内海の現況ということで、当時の瀬戸内海の現況が書かれておりまして、 それが44ページまで書かれているということでございます。 評価として、45ページのところから基本計画に掲げる目標の評価というのが書かれている という形でございまして、最後の51ページのところで、まとめとか今後の課題を書いていると いうことになっております。 平成20年のときは、こういう形でこの基本計画のフォローアップをしたというものでござ います。 一方で、昨年、中審議で答申を出していただきまして、この答申につきましては、参考資 料4をご覧いただきますと昨年の答申の概要というのがございます。お手元に答申の本体をお 配りしておりますけれども、答申の本体のページを1枚めくっていただきますと、参考資料4 と同じ図が出てまいりまして、その後、答申について本体が載せられてございます。時間の関 係で、この答申の概要、参考資料4の図を使って説明させていただきます。この答申につきま しては、この委員の中にもかかわっていただいた方が多数いらっしゃいますけれども、必ずし も皆様ということではありませんので、かいつまんで、ざっとご説明させていただきます。 参考資料4を見ていただきますと、この答申は第1章から第4章までの4章構成になってお ります。第1章のところでは現状と課題ということでまとめられておりまして、瀬戸内法の理

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念というのが書かれていると。瀬戸内法の理念というのは、先ほど申し上げました瀬戸内法の 第3条に書かれているようなものが理念としてあるというものでございます。先ほどの諮問理 由のところにもありましたように、瀬戸内海の3つの価値というのを「庭」「畑」「道」とい うものであらわしておりまして、景観とか憩いの場とか生物の生息場としての価値を「庭」と いうことであらわしておりまして、高い生物生産性を「畑」ということであらわしております。 ヒトとモノが行き交う海の道というのを「道」という言葉であらわしておりまして、瀬戸内海 にはこうした3つの価値があるのであろうということであらわしております。 これまでの施策の経緯でございますけれども、瀬戸内海は昭和40年代には瀕死の海と言われ たような状況でございまして、年間300回に及ぶような赤潮が発生して水産被害が発生してい たとか、大規模な重油流出事故が発生してございました。 先ほど申し上げましたように臨時措置法ができたのが昭和48年、今の特措法になったのが 昭和53年でございますけれども、瀬戸内法が制定をされまして、環境保全基本計画、今ご説明 をさせていただいています基本計画を策定したりとか、総量削減の実施をしたりとか、埋立て の基本方針を定めたりというような対策をとってきたというものでございます。 平成12年にはこの基本計画を改定しまして、保全型施策を充実したりとか、失われた良好な 環境の回復について盛り込まれたというものでございます。 その後どうなってきたかというのが、その下の環境の変遷と課題というところでございます けれども、水質については一定の改善を見てございますけれども、ただ現在、赤潮ですとか、 逆に貧栄養ではないかと言われるような海域ごととか季節ごとに抱える課題が出てきていると。 底質につきましては、底質の悪化や海底の改変に一定の歯止めがかけられているのではないか という一方で、湾奥などでは汚濁物質が蓄積しているとか、埋立てによって消失した藻場・干 潟の再生ですとか、未利用地をどう活用していくかというのが課題としてあるとか、景観とし ましては、島嶼景観が劣化しているとか、自然海岸が人工護岸化しているとか、漂流・漂着ご みの問題がある。新たな課題といたしまして、生物多様性とか、生物生産性が劣化していると か、海水温の上昇によって漁業への影響があるのではないかというようなことが課題として上 げられていると。 一方で、右側に行きまして、新たな流れといたしまして、環境基本計画が策定されたとか、 生物多様性についての基本法とか戦略が策定されてきたとか、海洋基本法が制定されてきたと いうような、新たな流れを踏まえてどうしていくかというものでございます。 答申の第2章では、今後の目指すべき将来像ということで、豊かな生態系サービスを将来に

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わたって享受して、生物が生息していけるように3つの多面的価値、「庭」「畑」「道」のよ うな価値とか機能が最大限に発揮された『豊かな瀬戸内海』、湾・灘の規模で海域の状況や特 性に応じた『豊かな海』を目指すべき将来像としていこうということで、望ましいイメージと しましては、その右側にありますような美しい海とか、多様な生物が生息できる海とか、賑わ いのある海というのを目指していこうということになっております。 第3章で、環境保全とか再生の基本的な考え方というのを示しておりまして、湾・灘ごとと か、季節ごとの状況に応じたきめ細やかな水質管理が必要なのではないかとか、土砂の供給と か、負荷量削減を組み合わせたような底質環境の改善が重要であるとか、3番として、沿岸域 における良好な環境の保全・再生・創出が必要ではないか、4番としては、自然景観とか文化 的景観の保全も図っていかないといけないのではないかとか、5番として、共通的な事項とし て地域における里海づくりの重要性ですとか、あと、これは一つ目のきめ細やかな水質管理に 関連するのですけれども、科学的データの蓄積を図っていかないといけないとか、きめ細かに 水質管理をするにしても、実際にやりながらそれをフィードバックさせていくというような順 応的管理のプロセスの導入を図らないといけないのではないかというのが、基本的な考え方と して示されたというものでございます。 第4章で、その具体的な施策の展開ということが指摘されておりまして、今の1番に関係し ましては、栄養塩と生物多様性とか生物生産性との関係に関して知見を集積していくとか、目 標を設定していくとか、濃度レベルの管理とかを図っていけないかどうか、2番としまして、 新たな環境基準項目への対応のことですとか、底質改善の対策とか、窪地対策の推進について とか、3番では、藻場・干潟・砂浜・塩性湿地等の保全・再生・創出とか、海砂利採取ですと か、海面埋立の厳格な規制とか代償措置、未利用地の活用、環境配慮型構造物の導入というこ とがうたわれたりしております。また、4番目としましては、瀬戸内海に特有な景観の保全と か、エコツーリズムを推進していくとか、海とのふれあいを創出していこうというようなこと が言われております。 左下のその他の重要な取組ということで、気候変動への適応、海洋ごみ対策、持続可能な 水産資源管理の推進、沿岸防災と環境保全との調和ですとか、あと、推進方策としまして、こ の瀬戸内海の関係の計画とか法制度の点検見直しの必要性、評価指標の設定とか、それぞれの 主体の役割の明確化とか、幅広い主体の参画・協働の促進、国内外への情報発信の充実とか、 環境教育・学習の推進、モニタリング調査・研究、技術開発の推進などといったことが在り方 として示されたというものでございます。

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今ご説明を差し上げましたような基本計画、それと在り方の内容につきまして、大体どう いうところにどういうことが書かれているのではないかというのをまとめてみましたのが、資 料3になります。これは事務局側で現在の基本計画、それから、在り方の答申の内容につきま して、大体こういうことが書かれているのに、こういうことが対応しているのではないかとい うのをまとめてみたものでございます。 上からいきますと、第1の序説で計画策定の意義とか、性格とか、範囲について書かれてお りますけれども、在り方の答申、右側でいきますと、第2章の目指すべき将来像の第1節に 『豊かな瀬戸内海』というのがございまして、生態系サービスの享受と生物が健全に生息して いる状態に保全する必要性とか、「庭」「畑」「道」の価値機能が最大限に発揮される『豊か な瀬戸内海』の実現が書かれているのが、ある程度対応関係にあるのではないかと考えており ます。 それから、第2の計画の目標につきましては、水質の保全とございますけれども、在り方の 答申では『豊かな瀬戸内海』のイメージとしまして、美しい海とか多様な生物が生息できる海 ということが書かれてございます。また水質保全の中で、基本計画では動植物の生息環境等の 保全というのが書かれておりますけれども、在り方の答申では、繰り返しになりますけれども、 多様な生物が生産できる海と書かれております。基本計画で自然とのふれあいの場の保全とい うのがございますけれども、在り方のほうでは賑わいのある海がうたわれてございます。それ から、基本計画で自然景観の保全として書かれているところについては、在り方のほうでは美 しい海ということが言われているというものでございます。 1ページ目の一番下は、基本計画のところは空白になっておりまして、在り方のほうは、第 3節の海域に応じた『豊かな海』ということで、海域ごとの状況とか特性の考慮ですとか、 「庭」「畑」「道」の価値の強化とか、大阪湾についてはもう少し細かいスケールでの考慮が 必要なのではないかということは、在り方のほうでは触れられておりますけれども、基本計画 のほうでは余り対応するところはないのではないかということで空欄にしておるものでござい ます。 めくっていただきまして、2ページ目でございますけれども、基本計画の中で、第3という ところで計画の目標を実現するための基本的な考え方が書いているところにつきましては、そ れぞれ在り方のほうでは、第3章の環境保全・再生の在り方ということで、第1節のところで は環境保全・再生の基本的な考え方で、科学的データの蓄積とか順応的管理のプロセスの導入 とか言われておりますし、その下に行きまして、湾・灘ごととか、季節ごとのきめ細やかな水

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質管理とか、土砂供給とかにも着目した底質環境の改善とか、その下に行きまして、沿岸域の 良好な環境保全・再生・創出のことですとか、その下に行って、里海づくりといったようなこ とが書かれているというものでございます。 その次のページ以降、それぞれ施策ベースのものになっておりますけれども、基本計画の中 で、第3としまして、目標達成のための基本的な施策、最初、水質汚濁の防止について書いて おりますけれども、在り方の答申の中では新たな環境基準項目への対応のことですとか、栄養 塩濃度レベルと生物多様性・生物生産性との関係の知見の集積とか目標の設定とか、栄養塩濃 度レベルの管理といったことが書かれております。 基本計画のところでは自然景観の保全として書かれていることに対応するのではないかとい うのは、在り方のほうでは藻場・干潟・砂浜・塩性湿地等の保全・再生・創出のことですとか、 瀬戸内海に特有な景観保全のこととか、海洋ごみ対策のことが対応するのではないかと考えて おります。 それから、基本計画で浅海域の保全等に対応するのは、繰り返しになりますけれども、在り 方のほうでは藻場・干潟・砂浜・塩性湿地等のことについて書かれておりますし、海砂利採取 について、在り方の中で記載もございます。 埋立てについての配慮につきましても、在り方のほうでも規制とか代償措置のことが言わ れていたり、未利用地の活用、それから、環境配慮型構造物の導入などに触れられているとい うものでございます。 それから、基本計画の廃棄物について書かれているところは、在り方の中では、海洋ごみ 以外について特段の記載はありませんけれども、埋立てについての配慮などの記載があるとい うことでございます。 それから、めくっていただきまして、4ページ目でございますけれども、基本計画の健全な 水循環のことは、在り方の中では栄養塩濃度レベルの管理のことなどが対応するのではないか と考えております。 また、失われた良好な環境の回復の件では、かなり繰り返しになりますけれども、藻場・ 干潟・砂浜・塩性湿地の件、未利用地のこと、環境配慮型構造物のこと、海とのふれあいの創 出などが対応するのではないかと。 それから、その下、島嶼部の環境の保全については、在り方の中ではイメージはございま せんけれども、多島美の景観のことなども触れられております。 それから、下水道整備の促進のところでは、在り方のほうでは栄養塩濃度レベルの管理と

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いうことで、下水処理場などの負荷量管理の事例を積み重ねていく必要性などについて触れら れております。 また、基本計画の中では海底とか河床の汚泥の除去等というのがございますけれども、在 り方のほうでは底質改善対策とか窪地対策の推進というのがございますし、海洋ごみ対策など についても触れられているというものでございます。 それから、水質等の監視測定の件では、在り方のほうでは栄養塩濃度レベルの管理ですと か、モニタリング・調査・研究・技術開発の推進などが対応するのではないかといっておりま す。 最後のページに行っていただきまして、基本計画の中で調査研究とか技術の開発については、 在り方の答申では気候変動への適用のこととか、モニタリング・調査・研究、技術開発の推進 といったようなことが書かれております。 また環境保全思想の普及とか住民参加の推進に対応するのは、在り方のほうではエコツーリ ズムの推進とか、より幅広い主体の参画とか連携があるのではないかと思っております。 また環境教育かと環境学習の推進につきましては、在り方のほうでも同様の項目が盛り込ま れております。 情報提供とか広報の充実につきましては、国内外への情報発信の充実というのがございます。 17番で広域的な連携の強化とかでは、繰り返しになりますけれども、より幅広い主体の参画 とか連携についてふれられていると。 海外の閉鎖性海域との連携については、在り方のほうでも国内外への情報発信の充実とい うのが言われていると。 国の援助措置というところでは、在り方のほうでは特段の記載はございません。 一方で、現在の基本計画に盛り込まれていないようなことで、在り方に盛り込まれている こととしましては、持続可能な水産資源管理の推進のこと、沿岸防災と環境保全との調和のこ と、それから、評価指標の設定のこととか、役割の明確化といったことが盛り込まれてござい ます。 在り方につきましては、望ましい将来像ということで必要性とか重要性について触れられ ているということでございますけれども、基本計画につきましては、先ほど来説明させていた だいておりますように、この基本計画に基づいて府県計画が定められて、実際の施策に結びつ いていくものということで、かなり現実的な面も考慮しないといけないということになります ので、そのあたりをどう考えていくかということになるのではないかと考えております。

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かなり長くなりまして恐縮ですけれども、資料3の関係は以上でございます。 【岡田委員長】 どうもありがとうございました。それでは、ただいまのご説明に関するご意 見、ご質問をお願いいたします。本日は特に第1回ですので、細かいことでも、基本的なこと でも結構ですから、ご質問、ご意見等をいただければありがたいと思います。 それと、今日は、この在り方答申の取りまとめに当たって委員長をお務めいただいた松田先 生もいらっしゃいますので、何かありましたら事務局プラス松田先生にお答えいただけるかと 思います。ご質問等ある方は名札を立てていただければありがたいと思います。 では、長屋委員からお願いいたします。 【長屋委員】 この基本計画の検討を進める場合の、今ご説明のありました在り方答申との関 係を教えていただきたいと思います。2年前の環境大臣からの諮問を受けて、いろいろな環境 変化に応じた対応の在り方等についての答申が出されました。私は、松田委員長初め、この小 委員会の皆さん方で、内容としてはすばらしい答申をつくっていただいたと思います。これを しっかりとベースにして、基本計画が検討されていくというふうに考えてよろしいのかどうか。 そうであれば、その中で、これは基本計画には盛り込めない、または足りないということ があると、こういう検討の仕方もあると思うが、今後の検討の進め方についてお考えがあれば お伺いします。 【名倉閉鎖性海域対策室長】 ベースになりますものは、現段階で考えられますものは現行の 基本計画、それから昨年の答申で出された在り方がベースになるのではないかと考えておりま す。先ほど申し上げましたように、今後の施策展開に当たっては、基本計画に基づいた形で府 県計画が定められて、実際の施策が展開していくと考えますと、実際に、誰が何をできるかと いうことも考えないといけないのではないかと考えております。 一方で在り方については、必ずしも誰が何をするということをきっちり割り当てているわ けではございませんので、必要性とか重要性について触れたものではないかと考えております ので、後で今後の進め方というのはご説明させていただきますけれども、現状は誰が何をして いるかとか、今後、誰が何をしていこうとしているかということを含めて考えまして、基本計 画というのは見直されていくことになるのではないかと。ただ、そのときの考えのベースとな るのは、現状の計画であり、在り方の答申で指摘された必要性なり重要性なりを見ていくとい うことになるのではないかと考えております。 【長屋委員】 要望としては、この在り方答申の考え方なり、その内容を是非基本計画に盛り 込んでいただきたい。そういうご要望をしておきます。

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【岡田委員長】 ありがとうございました。 では、鷲尾委員、どうぞ。 【鷲尾委員】 水産大学校の鷲尾ですけれども。 この在り方の検討に加わらせていただきまして、昨年のことではあるのですが、その後い ろいろ考えまして、二つほど論点を加えていただきたいものがございます。一つは、実は響灘、 私どもの目の前ですけれども、海上風力発電施設をつくる計画が上がってきております。これ は、今、山口県の環境アセスメントにかかっているのですけれども、海岸から500メートルな いし1,000メートルあたりのところに20基まとめてつくるという計画が上がっております。 言ってみれば、埋立てではないのですけれども、かなりの範囲の海面を占有するという事例 になってまいります。ここは夕日のきれいな景観美のあるところで、それを眺めに来る人たち もいるのですけれども、こういう景観変更が生ずる例というのは、これまでなかったことなの ですね。例えば、瀬戸内海の多島美のところに橋を架けるときに景観論争もあったかと思いま すが、便益、ベネフィットが割と地元に直結するということがあって理解された面も多いので はないかと思いますが、発電の場合、便益というのは当該地域とは違うところに行ってしまい ますので、そのあたりの合意形成、あるいは景観として、これは見方によれば文化的景観と言 えるかもしれないのですけれども、その辺の理解のとり方というのは、全く新しい問題が出て きたのではないかと思いますので、その辺の論点をぜひ加えていただきたいと思います。 それともう一つ、TPP絡みで漁業への影響はないのかということを勉強させてもらった中 で、実は農業の側なのですが、2000年からこちら、窒素肥料の使用量が3分の1、30%ダウン しております。これは減反とか耕作放棄が始まっているという面もありますけれども、肥料を たくさん使う野菜類の生産が中国へ移転してしまっている。ですから、中国での使用量が非常 に大きくなっている分、我が国の窒素肥料使用量が減っている。これが、従来の都市化した、 あるいは工業化した地域から出てくる負荷とは違う面的な負荷という点で、大幅な削減が起こ ってしまっている。これが瀬戸内海にも影響を及ぼしているのではないかということで、今調 べ始めているところです。 そういう意味で、総量規制という形で進んできておりますけれども、場所によっては、そう いう窒素栄養分の大幅な減少の中で、畑としての価値というのが、瀬戸内海では施肥ができな いできております。この際、畑としての賑わいを考える場合には、漁業においても肥料を投入 する施肥という考え方も、限定的ではあっても考慮する余地があるのではないか。この2点を ちょっと論点として加えられないかと思いました。

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【岡田委員長】 ありがとうございました。今の点、事務局で何か情報はありますでしょうか。 鷲尾先生、今の響灘の話は、環境アセスメントが済んでいるのですか。 【鷲尾委員】 まだ方法書の段階で、県に計画が上がって、県が関係市町村に意見を求めてい る段階です。下関市が方法書についての意見答申を山口県に上げている頃だと思います。 【岡田委員長】 そうするとこれからですね。ありがとうございました。 【柳委員】 北九州はもう始まっているのですか。 【鷲尾委員】 北九州は1基、まさに実験的なレベルでのことが始まっておりますけれども、 あそこは工業地帯の港湾区域内でやっておりますので、港湾計画の中に位置づけられればいい かと思いますが、このたびの件は一部漁港区域、それと一般海面が対象になっておりますので、 そういう水面利用のルールがないところなのですね。その点で、新たな考え方が必要になるの ではないかと思いました。 【岡田委員長】 ありがとうございました。では、今のご指摘の点は第何節に入るか、また事 務局で検討していただいて、次の議論の対象にしていただければと思います。 では、細川委員、どうぞ。 【細川委員】 「基本計画の範囲」の議論を今日するのだと思います。ご説明いただいた平成 24年の中央環境審議会の答申に対して附帯の意見がついているようで、「放射性物質による環 境汚染についても留意すること」とされています。付帯の意見については、この場ではどのよ うに扱うのでしょうか。 【名倉閉鎖性海域対策室長】 放射性物質に関しましては、先般、法律の改正がされまして、 水質汚濁防止法など、これまで適用除外になっていたのですけれども、その適用除外がなくな りまして、具体的にそのモニタリング等々につきましては、どういうところでどういうふうに 測っていくというような検討は別途されております。別途されておるというのと、瀬戸内海特 有の問題というよりは、全国的にどういうふうにしていくかという問題であろうと考えている ところでございます。 【小林水・大気環境局長】 若干補足させていただきます。放射性物質は原子力基本法の体系 に委ねてまいりまして、環境の世界では扱ってきませんでした。今回、水質汚濁防止法あるい は大気汚染防止法、環境アセスメントもそうなのですが、視野に入れていくということになり ました。 これはどういうふうに扱っていくかというのは、しっかりした検討が必要かなと思っており まして、今、法律上直ちに取り組まなければいけないのは、モニタリングをどうしていくかと

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いうことであります。これ自体も、今、福島を中心に東北では、環境省でも水質あるいは底質 など測っておりますが、大気なども含めて、全国的にどう見ていくかというのはかなり議論も 要りますし、ある程度実施しながら見ていかなければいけない部分はあるかと思っております。 そういう意味で、環境のほうからも見ていくということですから、もし必要な論点があれば 視野に入れていただいてもよろしいかと思いますが、水環境行政全体でどういうふうにしてい くかというのは、まず実態をはかるというところから始めまして、それから、実際に排出源の 規制をどうするかという部分になりますと、これはご承知のように三条委員会の独立委員会と しての原子力規制委員会ができておりまして、まずはそちらが専門的な立場で見ていくという ことでありますので、そこら辺を見守りながらやっていくのかなと考えているところでありま す。 【長屋委員】 今のご発言があったものですから、お話をさせていただきたいと思います。今、 局長からお話がありました規制委員会の委員長が、除染をしてもトリチウムがとり切れないの ですけれども、そのトリチウムの魚への蓄積性を明らかにした上で、これを海へ放水すること はやむなしというふうなご発言をされたと、マスコミで報道されています。規制庁に、今その 辺の問い合わせをしておるところでございますが、もしもそういうことが国の考え方として示 されていくのであれば、これは福島だけの問題ではなくて、他の海域にも関係する問題でござ いますので、これについて、もしも国のそういう新しい考え方といいますか、そういうものが 出てくるのであれば、環境省の他の審議会の場面かもしれませんけれども、是非しっかりとし た議論をお願いしたいと思います。 【岡田委員長】 ありがとうございました。では、よろしいですね。 では、田中委員、どうぞ。 【田中委員】 瀬戸内の話で、今日話していただいた以前の基本計画、それから答申ですか、 この二つ、まだ十二分には理解してないところがあるので、今日はいろいろな情報をいただい て、どうもありがとうございます。 古い計画のほうのイメージが、今度新しく答申を受けた中でいろいろ広がってきているのは よくわかりました。古いほうの、私は水質関係に興味があるのですが、もともと総量規制を主 に議論をするようなイメージだったものから、今回少し枠がいろいろ広がって、新しい水環境、 これは水質以外のものまでいろいろ取り込もうという形に広がってきているので、これも同じ 方向だなという感じはしています。 ただ幾つか、議論の中で少しまだ漏れているところもあるのかなという気がしています。例

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えば、新しい問題で生物の多様性の話が書いてあるのですが、ここで当然、溶存酸素の低いゾ ーンが、特に大阪湾は非常に広がっていて、これが夏場はすごく問題になっているわけですよ。 場合によっては、DOの低いものが川まで上ってくるのです。そこで大問題が起こってきて。こ れは当然ターゲットにすべきなのですが、同時に、ここ10年間の中で今急激に項目数が増え始 めているのは、生物の多様性もある程度守りながら、基準として新たに定められている水生生 物の基準、これは海域、それから海域の中でも産卵の場とか、あるいは稚魚が育つ特別区域と いうのですか、そういうところまで含めた沿岸のいろいろなところについての配慮をかなり追 加し始めているのですよ。 ところが、それ以外についての記述は、ここの中でも余り書かれていないし、それから従来 のものも余り定められていないということもあってかと思うのですが、議論されていない。新 たにいろいろな施策を打ち出しているのだけれども、そういうものが大きな、いろいろな排出 の基準とかいろいろなものに縛りをかけ始めているのですが、そこの部分の議論が余り書かれ ていないのはどういうことかなと、ちょっと疑問があります。 二つ目は、これは前からの計画の中に書かれているのですが、快適な安全な水辺をつくると いう、人が利用するという立場ですよね。これは極めて重要になり始めて、要するに水辺がき れいになってきたら、水質がきれいになってくると人が戻り始めているわけですね。いろいろ な形でレクリエーションに使うなり、当然水産は先ほどから議論があるようにいろいろされて いるわけですが、その議論が水質の話になると途端に、先ほどの総量規制に関わるようなもの の話に絞られてしまうのです。 例えばごみ散乱の問題、あるいは新しい項目として、今、環境審議会でも検討されています が大腸菌群、大腸菌、これらについての実態の話がほとんど何も書かれていない。こちらのレ ポートの中には、水浴場についての基準値がどうか、あるいはCODがどうで基準を満たして いるのかいないのか、こういう議論が中心なのですが、今日インターネットで2ちゃんねるを 見ていまして、大阪湾付近の海水浴場で、一般の人々がどういうところに興味があるのかと見 てみたら、水質とキーワードを入れますと、本当にきれいになっているのだけれども、日本の 中のベストの海水浴場がどういうところで、ワーストがどうなのというのを議論しているので すよ。何とその中で瀬戸内はワーストに近い。実態的なデータをベースにしてやっているわけ ではないのですけれども、幾つか出ていまして、二色浜とか、りんくう南浜ですか、芦屋浜と か須磨とか、岡山の渋川も同じでしたね。そういうようなところが汚いというコメントがわぁ ーと書かれているのですよ。

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そういうことに対して、ここの理論の中では望ましい水辺をつくりたいと書いてあるのだけ れども、どういうフォローアップをされているのか。データが山のようにたまっているはずな のだけれども、余りそこの部分が議論されていない。こういうところが、理想で書かれている 話と、実態的に今まで我々が瀬戸内についての評価をしているところとのギャップがあるので はないかなという感想を持っています。 実は、私の研究室が滋賀県にあります。滋賀県の琵琶湖の一番出口のところです。ここは、 我々は流域全体、流域圏としているのですけれども、琵琶湖・淀川水系、それから大阪湾まで つながるというイメージでやっているのですが、ここも瀬戸内法の問題なのかもしれないです けれども、漏れているのです、滋賀県、それから三重県。淀川の水系の7割は琵琶湖から出て います。琵琶湖でどういうことが起こるか、あるいは琵琶湖をバイパスしていろいろな対策も 今やっているのですけれども、負荷量なんかはね。少なくても、そういうものについての情報 はどうなっているのか。あるいはそういうところが、流域全体という言葉が書かれているのだ けれども、概念の中で漏れているのです。 確かに、瀬戸内全体としては大した問題ではないかもしれないけれども、そこでさまざまな 負荷量の削減を行っている問題、あるいは逆に、下流側に流さないといけないような問題、こ ういうところが議論として漏れているのではないか。そういう印象を受けています。 それから、最近、下水道サイドも、私はかかわっているのですが、瀬戸内で、最近ちょっと 言われているのは、ここの新しいレポートの中にも少し書かれているのですけれども、栄養塩 の管理が部分的には行き過ぎているのではないかという意見があって、それが事実かどうかも よくわからないところがあると思うのですが、規制に対応するために非常に大きなエネルギー をかけて下水道サイドは高度処理をやっているのですけれども、それに対して、いや、そうい うことはやめてくれという意見も、場合によっては出てきている。それは恐らく季節性の問題 が非常に高いと思うのですが、従来のものを減らしていけば環境はよくなってくるのだという 考え方だけではなくて、新しい資源としての供給としての陸域側の役割というものも、新しい 概念として求められているところがあるので、そこの部分の議論もきちんとわかる範囲で、わ からなければ、さらに科学的な議論を進めるためのデータ収集をやっていただきたい。その辺 が、今までお話を聞いていて、私の思っているところで少し漏れているところがあるとしたら、 そういうところかなとちょっと思いました。 【岡田委員長】 ありがとうございました。では、今、可能な範囲でコメントがあればお願い します。

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【名倉閉鎖性海域対策室長】 水浴場関係につきましては、環境保全の資料集の中で幾つか触 れられているところがございまして、22ページに水浴場の水質の判定の基準等の情報はござい ます。この中で、判定基準で糞便性の大腸菌群数についてどういうふうに決まっているかとい うことはございますし、23ページに、どういう水浴場があるか、それから24ページでは、日本 の快水浴場、快いという意味の水浴場の百選の情報はございます。あと、詳細な情報につきま しては、同じものの後ろのほうの括弧書きの8ページ以降で、主要な海水浴場についての名前 とか海水浴場名とか場所とか、あと、水質の状況がどうであるかという情報は盛り込まれてお るところでございます。 それから、ちょっと上流のほうの滋賀とか三重のところにつきましては、先ほど説明の中で 申し上げましたように、必ずしも流域が全部、今回の対象地域に入っているわけではございま せんで、そのつながりが深いところ、琵琶湖は湖沼法で対象となっているので、この海域の区 分からは抜いているのではないかなと思うのですけれども、そういうことで、今回は対象区域 となっていないというようなものでございます。 あと、先ほどの栄養塩の管理等につきましては、恐らくまた次回以降、各省の取り組み、各 県の取り組みとかでご紹介させていただく中で、私どもでやっているヘルシープランの取り組 み等についてもご紹介させていただくことになろうかと思っております。 【岡田委員長】 一番最初の田中先生ご指摘の水生生物の話。新しい水生生物保全のための基 準。 【松田委員】 私のほうから。 【岡田委員長】 では、松田先生、お願いします。 【松田委員】 今、田中先生からお話がありました生物関係の指標をどうするかということは、 この在り方方針の議論に私は加わったのですけれども、そこでもかなり話題になった点です。 つまりものすごく大雑把に言うと、だんだん大きな変化というのは、瀬戸内海は従来、水質管 理中心主義といいますか、そういう感じだったのですけれども、それは依然として重要だけれ ども、それプラス生物多様性とか、生物絡みの豊かな海ということですので、そうすると、新 しい施策を打って5年、10年後に、本当に生物多様性がどうなったのかということを評価した り判定するには、ぜひ指標や判定基準といいますか、生物絡みのシステムが必要なことは当然 だと思います。ただし、在り方というのはあくまで抽象的に書いてあるので、それを今度こち らの委員会で基本計画にどのように具体化していくかという中で、ぜひ、私個人としては具体 化していただきたいと思います。

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この在り方の中では、例えば生物多様性に関する知見の集積、目標の設定とか、それから推 進方策の中で、いわば新たな評価指標の設定とか、それからモニタリングや調査・研究の在り 方とか、一応かなり抽象的な感じでは入っているのですけれども、特に現行のシステムでは、 瀬戸内海全般についていえば、生物的なデータベースの蓄積は非常に乏しいわけです。大体、 長年続いているのは、いわば漁獲統計であって、漁獲統計は人間が利用する魚だけですので、 一般の生物などについては長期的、広域的なデータベースがないわけですね。それを瀬戸内海 の中でどうやっていくかということは、これからかなり大きな問題で、ただ、生物の種類は海 底によっても違いますし、一律に、例えばどこかが全部調べるとかいうことはなかなか難しい のだと思うのですね。そうすると、湾・灘ごとの管理ということが出ているかと思いますが、 地域ごとにいろいろなそれぞれ仕組みを工夫したり、あるいはボランティアとか学校教育だと か地域住民の参加型で生物指標データをつくっていくとか、そういうことと兼ね合わせていく 必要があるのかなと思っています。 【田中委員】 特に水質面では、先生が言われるように、そのエリアを非常に大事に守ってい こうということをされるわけだから、それで、類型指定にもちょっと関わっていたのですけれ ども、そこにどういう生物がいるかということをいろいろ調べて、どこで産卵されるかという ところまで、かなり詳しく、瀬戸内の場合、類型に当たってのベースに基づいて議論されたの ですよね。当然、瀬戸内の中のあるエリアだけ守るというわけではなくて、それが当然そこで の生物の量を維持していくための重要な場であって、お互いにリンクしていると。そういう視 点から、恐らく水質的にも、そういうエリアを守ろうという方向に来ているわけです。 それは、恐らく常に全てのポイントが守れていないというのは余りなくて、局所的にちょっ と高いとかということになっているところは結構あると思うのですが、陸域側でそういう規制 が新たにかけられるという部分が出てくるので、そういうことが、単に規制でやられているか らやっているのだというのではなくて、瀬戸内全体が一体的なものとして、こういう生物を守 る、あるいは先ほども少しお話ししたような水辺を守って、より快適で安全な水辺利用ができ るというところを生み出していくという、そのプロモーションをもうちょっとやるべきなので はないか。 先ほど言われたように、確かに、糞便性大腸菌、これは大体海水浴場のオープン前にやる のですよね。それを測っている。ところが、その情報だけで終わっている。ところが大腸菌群 なんかはいろいろなところで測られていて、しかも川からの影響を受けて、取水の後、水域側 では少し上がるケースも場合によってあるいはあるわけです。水辺といっても、海水浴場だけ

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で水辺を使っているのではなくて、ヨットをされたり、あるいはサーフィンされたり、あるい は潮干狩りで水辺の近くに子供たちが集まっているわけです。そういうところが一体どういう 状況になっているかという情報もまとまっていないというのが、ある意味では、今、理想を求 めている割には、せっかくデータがあるのに理解もしてないというのは、ちょっとおかしな感 じを受けたのです。 【岡田委員長】 ありがとうございました。では、今の点はよろしいですね。 では、白山委員どうぞ。 【白山委員】 ありがとうございます。遅くなって、申しわけございませんでした。 2点、私も、この在り方にも関わっていたのですけれども、そのときちょっと抜けている なと思った点が1点。それから、先ほどの鷲尾委員の施肥というコメントについてなのですけ れども。 その施肥の問題とか、あるいは風力発電の大規模開発とか、どちらかというと非常に大規 模な海域への影響、人間活動という感じですよね。今の基本計画とか在り方というのは、どち らかというと受け身というのでしょうか、いろいろ変わってしまって、その現状をモニタリン グして認識してと、そういうところが強いわけですが、施肥をしようというのはもっと積極的 で、海域のあるべき姿をイメージして、そこにどうやって持っていくか、非常に積極的な関わ り方で、その場合に、やってみてというのではなくて、もう少し、いわゆる生態系モデルとか、 しっかりと、こうやればこうなるだろうということに関する予測というのでしょうか、そうい うところまで踏み込めるかどうかということについて、少ししっかりと議論をすべきなのでは ないかなと。必ずしもやるべきでないという意味ではなくて、そういう少しスタンスをしっか り議論すべきかなと思っております。 それからもう一つは、私も入れるべきかどうか、在り方では余り考えなかった。ヘジテー トして積極的に申し上げなかったのですけれども、気候変動というところで多くの人が考える のは水温とか、そっちのほうばかりなのですが、実は海洋ではいわゆる酸性化という大きな問 題があって、沿岸域ですと、特に陸水の影響で酸性化が外洋域よりも大きな問題になり得ます。 それで、在り方のときには余り視点として入れてなかったのですけれども、これを入れること も少し検討していただいたほうがいいかもしれませんということをコメントしたいと思います。 【岡田委員長】 ありがとうございました。今の点はよろしいですね。 では、鷲谷先生、どうぞ。 【鷲谷委員】 答申に、もしかしたら私も議論に参加させていただいたのかもしれませんけれ

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出典:第40回 広域系統整備委員会 資料1 出典:第50回 広域系統整備委員会 資料1.

施設名 所在地 指定管理者名 指定期間 総合評価 評価内容. 東京都檜原都民の森 檜原村

廃棄物の再生利用の促進︑処理施設の整備等の総合的施策を推進することにより︑廃棄物としての要最終処分械の減少等を図るととも

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2013年3月29日 第3回原子力改革監視委員会 参考資料 1.