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Microsoft Word - (最終)H28資金管理方針

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Academic year: 2021

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平成28年3月 茨 城 県 財 政 課

平成28年度資金管理方針

1 資金収支 (1)基本的考え方 資金管理は,日々の資金収支から年間のキャッシュフローを勘案した信憑性の高 い資金水準表に従って行う。 平成28年度も,従前と同様,各部局との情報共有により正確な資金収支の把握 に努めながら,より効率的な資金管理を行うこととする。 (2)見通し 現時点において見込まれる資金不足は,4月下旬~5月の退職手当や出納整理期 間中の事業費確定に伴う支出等に起因するものである。この資金不足については, 見積合わせで行う期間借入を中心に調達する方針である。 その後,6月初旬の法人二税及び自動車税等の県税収入によりプラスに回復し, 12月初旬には法人二税等の収入によりプラスのピークとなる。その後,期末勤勉 手当や事業費の確定に伴う支出等により水準が低下していくが,3月末までプラス 水準で推移する見込みである。 なお,6月以降,歳入の下振れ等により資金不足となる場合には,当座借越を中 心として調達を行うほか,必要に応じ県債の前倒し発行により対応し,適正な資金 水準の確保に努める。

(2)

2 資金運用 (1)基本的考え方 公金の保全を最優先し,かつ有利な方法により運用を行う。 運用方法は,資金の種類や運用可能な期間を考慮し,預金,債券及び繰替運用と する。 (2)歳計現金等(歳計現金,歳計外現金,運用基金) ア 預金 歳計現金等の支払準備金については,その資金的性格から,指定金融機関にあ る当座預金または普通預金にて保管する。 また,歳出予算の執行に支障がない相当の運用期間が見込める場合は,定期性 預金により運用する。なお,日本銀行の金融緩和により国債による運用が困難な 状況にあることから,より長い期間の資金収支の把握に努め,定期性預金による 運用を積極的に行う。 預金先について,金融機関からの引合いにより決定しており,ペイオフに対処 するため,預金額は原則として証書県債債務の範囲内としているところであるが, 預金のウエイトが増していることから,競争性の確保及びリスクを考慮しつつ, 預金枠及び預金先の拡大について検討する。((3)積立基金と共通) イ 債券 国債による運用が可能な場合には,2週間程度の運用について,債券現先等に より運用を実施する。 (H27実績:平均利回り 0.046%)

(3)

(3)積立基金 ア 預金 数ヶ月から1年程度の運用が可能な基金については,定期性預金を中心とした 運用とする。 積立基金の状況推移(定期預金分) 年度 平均運用利率 積立額 運用利子 H25実績 0. 190% 186,725百万円 257百万円 H26実績 0. 201% 188,721百万円 319百万円 H27実績 0. 162% 175,428百万円 239百万円 イ 債券 数ヶ月程度の運用については,運用期間及び金利環境等に応じて,債券現先 による運用を実施する。 県債管理基金については,10年程度の長期運用が可能であるため,引き続き, 債券の購入により運用を実施する。 また,債券市場の金利状況を見ながら,平成25年度から開始した県債管理 基金の10年債ラダーの早期完成及び果実運用型基金等の債券購入による運用 を検討する。 積立基金の状況(債券長期運用分) 年度 運用利率(平均) 年度末運用額 運用利子 H25 0.816% 1,999,139千円 12,115千円 H26 0.717% 3,997,913千円 23,960千円 H27 0.639% 5,997,913千円 35,505千円 ウ 繰替運用 歳計現金の資金水準が一定期間マイナスと見込まれる期間においては,必要な 範囲において積立基金からの繰替運用を検討する。

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3 資金調達 (1)基本的考え方 年度内の支払資金が不足する場合においては,一時借入による対応を基本とする が,資金の不足する期間や金額に応じ,県債の早期発行による対応も検討する。 その際には,将来の金利負担の抑制に十分配慮しながら対応することとする。 (2)一時借入 支払資金の不足期間と不足額に応じ,当座借越,預金見合いの借入れ,期間借入 及び繰替運用による調達手法を選択することにより,一時借入金利子の縮減に努め る。 ア 当座借越 一時的な資金不足時に,指定金融機関との当座勘定借越契約に基づき借入する。 預金担保の有無により借入利率が異なるため,できる限り指定金融機関への預金 担保の範囲内で借入を行う。 イ 預金見合いの借入れ 金融機関から,預金額の範囲内で金銭消費貸借契約証書による借入れを行う。 借入利率は,預金と同利率とし,低利率のものから適用する。 ウ 期間借入 3営業日以上の資金不足期間が見込まれ,当座借越及び預金見合いの借入れに よる手法より低い利率が期待できる金利環境にある場合においては,期間借入を 実施する。

(5)

複数の金融機関による入札方式(見積り合わせ)により,借入先及び借入利率 を決定する。 エ 繰替運用 不測の資金水準の悪化により一時借入金の議決最高額(1,500億円)を超 える恐れがある状況においては,一時借入金の抑制を図るため,積立基金からの 繰替運用の活用を検討する。 また,金融機関からの借入利率が運用利率を上回ると見込まれる場合は,効率 的な資金調達を図るため,積立基金からの繰替運用を検討する。 なお,繰替運用の利率は,積立基金を同期間預金運用するとした場合に見込ま れる平均金利を適用する。資金の内部相殺となるため,対外的な支払金利を抑え る効果がある。 一時借入金の状況推移 年度 借入日数 平均借入利率 借入利子 H25実績 41日 0.090% 1,373千円 H26実績 49日 0.128% 4,144千円 H27実績 42日 0.109% 2,775千円

(6)

(3) 県債 県債の資金については,長期で安定的な公的資金と,公的資金に比べ発行時期と 償還年限を比較的柔軟に決められる民間資金を組み合わせて発行することで,資金 水準の調整と金利の平準化を図る。 なお,民間資金については,引き続き発行形態・償還方法の多様化の研究・検討 を進めていく。 ア 市場公募地方債 ・共同発行市場公募地方債(10年債) 発行額は,平成27年度と同額の300億円とする。発行時期については,発行 時期の平準化の観点から年度前半を中心に発行を計画。 * 共同発行市場公募地方債は,36 の地方公共団体が共同して発行する債券。平成 15 年 4 月から発行。 ・住民参加型市場公募地方債(大好きいばらき県民債)(5年債) 発行額は,平成27年度と同額の100億円とする。発行回数についてはこれま でと同様に年3回とし,発行時期については9月,12月,5月の発行を基本に計 画。 * 住民参加型市場公募地方債は,平成 14 年 4 月から発行。 県民および県内に事業所がある法人が購入可。 ・全国型個別公募地方債 資金調達の多様化を目的として,平成元年度より平成14年度まで実施していた 個別公募地方債の発行を平成24年度に再開した。また,従前のシンジケート団方 式に加え,平成27年度は新たに主幹事方式も実施。発行時期は,平成27年度と 同様の8月(シンジケート団方式・5年債)及び1月(主幹事方式・10年債), 発行額は各100億円,計200億円を基本に検討する。

(7)

(単位:億円) H29 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 個別公募 - - - - 100 - - - - 100 - - - - 200 共同発行 60 60 60 60 - - 30 - - - 30 - - - 300 住民公募 - - 35 - - 35 - - - - 30 100 計 60 60 60 60 100 35 30 - 35 100 30 - - 30 600 H28 (出納整理期間) * シンジケート団方式:20 社程度の銀行・証券会社等を介し調達する方式。安定的な調達が可能。 主幹事方式:2 社程度の証券会社を介し調達する方式。中央投資家等の取込みが可能。 市場公募地方債発行予定表 イ 銀行等引受地方債 金利の変動リスクを分散するため,発行時期の平準化を図ることとし,月100 億円から200億円程度の発行とするが,金利予約の実施を含め,金利動向に応じ て柔軟に対応する。3月に借換えが集中するため,事業費の確定に伴う新規発行額 の調整は4月と5月で実施。 発行形式については,全国的に資金調達の多様化が進む中で証券発行比率が増加 している背景を考慮し,本県においては,概ね,証券2:証書1の発行比率を目途 としながら証券発行にかかる手数料のコスト削減を図る。 また,平成26年度から開始した,県外の金融機関等を対象とするシンジケー ト・ローンについても,引き続き実施を図る。 発行市場別発行予定表(全会計) (単位:億円) 区分 銀行等引受 市場公募 縁故債 共同発行 住民参加型 全国型 H26 実績 2,539 300 100 100 H27 実績(見込) 2,369 300 100 230 H28 見込 1,619 300 100 200 ※銀行等引受債には,平成 26 年度から開始したシンジケート・ローン 100 億円を含む 平成28年2月の日本銀行のマイナス金利導入により,一段と金利が低下してお り,平成28年度も,日本銀行による大量の国債買入れの継続を背景に金利上昇は 限定的なものになると推測される。

(8)

景気回復による金利上昇の動きが始まる前に,金利上昇リスクを回避するため, 引き続き超長期債(20年債以上)を積極的に発行することとし,長期・超長期債 と短期債の発行バランスを図りながら償還年限の最適化を図る。 【償還年限期間】 短期・中期債(10年債未満):長期・超長期債(10年債以上) = 1:1 ウ 公的資金 公的資金には,財政融資資金,地方公共団体金融機構資金があるが,原則として 事業完了後の借入れとなるため,3月及び5月の借入れを予定。 エ フレックス枠 昨今の調達手段の多様化及び急激な市場環境の変化に迅速に対応するために,予 め,資金調達予定額の一部(300億円)をフレックス枠として別枠で設定する。 超長期債の増額発行を図るとともに,定時償還公募債などの新たな調達手法につ いて,市場レートを踏まえた上で,その導入について検討していく。 4 出資団体の資金調達 出資団体による資金調達は,可能な限り県の損失補償を伴わない形で行われるよ うに調整していくとともに,引き続き出資団体の資金調達コスト削減と運用の効率 化が図られるよう指導していく。

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