• 検索結果がありません。

Timeless beauty, comfort, craftsmanship, and sustainability are so deeply ingrained in all our furniture works that only sight and touch are required

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "Timeless beauty, comfort, craftsmanship, and sustainability are so deeply ingrained in all our furniture works that only sight and touch are required"

Copied!
119
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)
(2)

Timeless beauty, comfort, craftsmanship,

and sustainability are so deeply ingrained

in all our furniture works that only sight

and touch are required to understand and

fall in love with them.

Knud Erik Hansen CEO and owner

(3)

E VERY PIECE

COMES WITH A STORY

カール・ハンセン&サンが製造販売するのは、家具だけではありません。 一切の妥協を許さないクラフトマンシップ、考え抜かれたデザイン、デンマークが誇る伝統的な製作技術、そし て、なによりも家具に対する深い愛情を感じることができるはずです。弊社の製品はすべて腕の良い職人たちの 手を通し、一つずつ丁寧に製作されています。サスティナビリティーに優れたデンマークの森林、そこから採れ る素晴らしい木材、デザインの経緯や時代背景など、私どもの家具には様々なドラマとストーリーが凝縮されて います。そうした数々のストーリーが製品と共に継承されていくことを考えて家具を製作しています。

(4)

CR AF TING MODERN DESIGN

FOR OVER A CENTURY

カール・ハンセン&サンにとって名作と言えるのは、これまでに培った 高い技術と最高級の素材で製作される、シンプルで美しく、機能を備 えた製品です。 100年以上に渡り、高い技術とクラフトマンシップで新しいビジョン に満ちたデザインを世に送り出すことで知られてきました。 その歴史は1908年、家具職人カール・ハンセンが自身の小さな工房 をデンマークのオーデンセに開設した時に始まりました。それ以来、 弊社の信条となってきたのは、妥協の無いクラフトマンシップへの こだわり、そして新しいデザインを追求してやまない優れたデザイナー との協働。この二つが弊社の歴史を支えてきました。 そして、弊社の発展には、世界的な家具デザイナーの一人、ハンス J. ウェグナーとの長年に及ぶ信頼関係が大きく影響しています。 協働がスタートしたのは1949年。カール・ハンセン&サンの二代目の 社長だったホルガー・ハンセンが、当時まだ無名だったデザイナーに 社運を託した時に始まりました。ウェグナーは、名作として知られる Yチェアをはじめ、数々の名作デザインをカール・ハンセン&サンから 発表。 まさにこれは、斬新なデザインと妥協をしない製作技術が手を組むこ とによって成し遂げられる偉業の証しといえます。 1950年代、デニッシュモダンを国際舞台に押し上げる大きな原動 力となったウェグナー。そしてそれは弊社にとっても同様です。現在 においても最も偉大なデザイナーであり、ベストセラーデザイナーで す。世界中で名作と称され、コレクターアイテムとなっているウェグ ナーデザイン。そして、ウェグナーのビジョンは弊社の大事なDNAと なっています。 今日もカール・ハンセン&サンは、ウェグナーデザインをもっとも 数多く生産する家具メーカーとして、ハンス J.ウェグナースタジオと 密接に仕事をしています。

(5)

PASSIONATE

CR AF TSMANSHIP

長年に渡りカール・ハンセン&サンはデニッシュモダンの名作と 呼ばれる家具の継承を重視してきました。しかし同時に、今日の デザイン界で大きな影響力をもつ新進デザイナーとの共同作業にも 着手。コレクションをより充実したものにしています。 最終的に私どもが目指すものは:アイコニックな名作と呼ばれる モダンデザインをカール・ハンセン&サンのブランドの商品として 発表していくこと。 ハンス J. ウェグナー、オーレ・ヴァンシャー、フリッツ・ヘニン グセン、コーア・クリント、モーエンス・コッホ、そしてポール・ ケアホルム。私どもはミッドセンチュリーを代表する数多くのデン マーク人デザイナーの家具を製作しています。デザイナーのビジョ ンをより忠実に再現するために、各デザイナーのご遺族やデザイン 事務所と密接な連携を続けています。

(6)

TR ADITIONAL VALUES

IN TODAY’S CONTE X T

一方、新しい世代のデザイナーとも仕事をしています。モダンなスペー スに斬新な輝きをもたらすシンプルさ、機能性、クラフトマンシップと いった、デニッシュモダンの核となるビジョンを継承するデザイナーた ちです。 コラボレーションの基本にあるのは、デザインから製作に至るまで一 貫した、相互の信頼関係。またコレクションに新しい一面を加えるこ とも共同作業を決定する大事な要素です。かつて新しいデザインの創 造に情熱を捧げた巨匠デザイナーたち、そして、それを継承する新しい クリエイターたち。デザイナーデュオ ストランド・ヴァス、デザイナー トーマス・ボー・カストホルム、マルチアーティスト ナヤ・ウッソン・ ポポフ。こうした次世代のクリエイターとの協働が弊社に新しいモダン クラシックを生み出すチャンスを与えると信じています。 カール・ハンセン&サンは、また、日本の建築家 安藤忠雄、そしてオー ストリアのデザイナートリオ イーオスと国境を越えたコラボレーショ ンにも着手。自分たちのオリジナル性、技術の限界への挑戦、技術と サスティナビリティーの共存とあらゆる角度から検討した、素晴らし いデザインで弊社のコレクションに新しい一面を加えています。 2002年創始者カール・ハンセンの孫、クヌッド・エリック・ハンセン が、トップに就任。これを機にカール・ハンセン&サンはその知名度を より国際的なものにしていきました。現在カール・ハンセン&サンの 家具は、世界各国で愛用されています。 現在弊社は、ニューヨーク、ロサンジェルス、東京、ロンドン、ミラノ、 オスロ、そしてコペンハーゲンにショールーム、フラッグシップストア を開設。さらに米国、日本、香港には自社オフィスを設立しています。 グローバル展開に力を注ぐ一方、最高級の家具を世に送り出すとい う、一世紀に渡り守られてきた弊社の使命感は全く変わっていませ ん。デンマークに最新設備を導入した生産設備を持ち、今日もより 質の高い家具を作り出す努力を日々重ねています。品質を支えるのは 最新設備だけではありません。私どもでは伝統的な職人技術と最新 技術を組み合わせることによって、次世代へと受け継がれていくタイム レスなモダンデザインを製作しています。 製作の開始から、インテリアの一部として人々の賞賛を浴びるその時 まで、一貫して私どもの基本にあるのは、創始者やデザイナーの意思 を継承する、真っすぐな家具への取り組みとサスティナビリティーへ の配慮です。 T今日カール・ハンセン&サンの家具は、有名建築家の建造物をはじ め、様々な空間で使用されています。世界的に名の知れたレストラン でも多く導入されています。また、政界の大物たちが集う国際会議の 場、空港、ホテルでも多くの人々が利用しています。そしてリゾートや 創造性に満ちた文化施設では空間に華を添え、人々を惹きつける役割 を果たしています。スポーツ関連施設や医療施設も例外ではありませ ん。温かい人間味あふれる空間を演出するのに役立っています。さら に、第一線で活躍する建築家やインテリアデザイナーの作品を紹介す る出版物にもたびたび掲載され、世界的に活躍する写真家やライター がカール・ハンセン&サンの家具を記事にしたり、写真を掲載したりし ています。 コレクションの多くは、ニューヨークのメトロポリタン美術館や MOMAなどの美術館で、デニッシュモダンを人々に伝える役割も果た しています。

(7)

HONEST &

SUSTAINABLE

カール・ハンセン&サンの基本は、優れたデザイナーとのコラボ レーションと選び抜かれた素材。デザイナーのオリジナルビジョン に敬意を払い、全力でそれを支える努力をしています。 優れたデザインとサスティナビリティーを考慮した生産体制は、 もはや切り離して語ることができません。こうした思想は私たちが 仕事をともにするすべてのデザイナーに共通しています。 そしてそれは製作現場においても同様です。弊社では常に働く職人 の健康、作業場の安全性を配慮。またご使用いただくお客様のこと を考慮し、素材の安全性、環境への配慮に全力を注いでいます。

(8)

MODERN ORIGINALS

CASES

家具に使用される木材はサスティナビリティーに優れた森林から伐採 されたものを長年の仕事で信頼を培った製材所を通して購入してい ます。端材は作業場の暖房へとリサイクル。貴重な木材を無駄なく使 用しています。それはペーパーコードも同様。持続可能な森林から伐 採された木材を原料とする、生物分解性のある素材です。椅子張りに 使用される皮革やファブリックもサスティナビリティーを考慮した鞣し 工房・生産業者から供給されています。 資源を保護するために弊社では日々、生産技術の改善に取り組み環 境に配慮した物流方法を模索しています。年間の消費燃料を削減す る、エネルギー効率に優れた最新設備への投資をはじめ、私どもでは 可能な限り無駄なものを排出することなく、弊社の伝統に恥じないク ラフトマンシップ溢れる、高品質な家具を生産できるよう努めていま す。 カール・ハンセン&サンは、優れた家具を製作する 私どもの情熱にご賛同頂ける 世界中の皆様に家具をお届けしています。

(9)

Neuendorf House

A VACATION HOME IN MALLORCA

Six Gallery

A DESIGN GALLERY IN MILAN

Nobis Hotel

A HOTEL IN COPENHAGEN

STORIES

今日カール・ハンセン&サンの家具は、有名建築家の

建造物をはじめ、様々な空間で使用されています。

世界的に名の知れたレストランでも多く導入されています。

また、政界の大物たちが集う国際会議の場、空港、

ホテルでも多くの人々が利用しています。

そして、リゾートや創造性に満ちた文化施設では空間に

華を添え、人々を惹きつける役割を果たしています。

スポーツ関連施設や医療施設も例外ではありません。

温かい人間味あふれる空間を演出するのに役立って

います。さらに、第一線で活躍する建築家やインテリア

デザイナーの作品を紹介する出版物にもたびたび掲載され、

世界的に活躍する写真家やライターが、カール・ハン

セン&サンの家具を記事や写真を掲載しています。

カール・ハンセン&サンの家具が使用された、世界各地のさまざまな空間をご覧ください。 建築、色彩、テクスチャ、そして光に呼応し、それぞれの場で人々を惹きつける魅力的な 空間を創り上げています。いずれも目を見張るような感動に溢れたスペースです。

(10)

Nobis Hotel

A HOTEL IN COPENHAGEN

かつての王立音楽院がエレガントなホテルとなって甦りました。 改装を担当したのは著名な建築家 Gert Wingårdh

Photography by SOLK Photography

コペンハーゲンの中心に1903年建立されたランドマークともいえ る建物。

Nobis Hospitality Groupのホテル開発責任者のラルフ・タレーン 氏は、各ホテルには記憶に残るだけの印象的な個性と独自の雰囲気 がなければならないと考えています。 ホテルの開発にまず大事なのはその立地。心に残る逸話や、海が見 える、名所が近くにある、特徴的な建造物であるといった何か特別 な個性を持っていることが大事だとタレーン氏は言います。それら の観点によると、ノービス・ホテル・コペンハーゲンはまさに完 璧な立地。Hans Christian Andersen Boulevardから少し入った 街の中心に位置するほか、彫刻とウィンターガーデンで知られたグ リプトテーク美術館が隣接しています。しかし、何よりもタレーン 氏をはじめ同社が建設を決定した要因は、目を見張るような美しい 入り口の階段。この階段をみた瞬間に「絶対にここにホテルを開業 する」と決めたと、タレーン氏は言います。

(11)

Ralf Thalén

NOBIS HOSPITALITY GROUP BUSINESS

DEVELOPMENT MANAGER

ラルフ・タレーン氏はイビザで旅行業界に入り、妻と共に故郷である スウェーデンにレストランを開業したのち、Nobis Hospitality Group で15年間、開発を担当しています。ノービス・ホテル・コペンハーゲン は、同社の7番目となるホテル。「おもてなし」がずっと彼の仕事のキー ワードとなってきました。タレーン氏が重要視するのは、ホテルの持つ ストーリーとデザイン。さらにスタッフとサービスの質がホテルの基盤 となると考えています。これをクリアしていればあとはあまり重要でない とさえ断言しています。 ホテルの内装は、世界各国のデザインの影響が見受けられます。4階 部分から下を照らす神秘的な i-RAINはフランス製。イタリア製の家 具が多くを占めるラウンジ、廊下のアンティーク照明はフィンランドや ノルウェーから取り寄せています。一方、ホテルがある土地の特徴を 反映することも重視。 コペンハーゲンで宿泊客を出迎えるということだけでなく、クリーン でシンプルな、デニッシュモダンの世界にいざなうことも忘れていませ ん、とタレーン氏は語ります。 こうしたコンセプトを受け、ホテル内に開業した印象的な新レストラン Nielsでお客様を迎えるのはカール・ハンセン&サンのエンブレイス・ チェア。 他の家具は、この素晴らしい使用感を持つ椅子に合わせてデザインさ れています。そして、客室には、ラウンジチェアCH25が、日常を忘れさ せてくれる陽だまりの中に置かれています。豪華なスイートにはホテル 用に特別に製作されたウェグナーのダイニングテーブルCH338、その 周りには、オーク材のCH20 エルボーチェアが使用されています。 ラグ、デスク、照明など、数多くの製品がこのホテル用に特別に製作さ れました。そして一般の人にはほとんど気づかれない、細部にも美しい 配慮が施されています。例えば、漆喰装飾。職人により丹念に復元さ れ、歴史的な伝統の重みをホテルに与えています。元の建物に合わせ てデンマークの鍛冶職人が手作業で仕上げた、地下へ続く階段の手す りと見事に調和しています。 77室の客室の多くに使用されているのが木材、大理石、そして皮革。 いずれも美しいだけでなく、品格と耐久性を備えた素材です。そして、 経年変化。タレーン氏が言うインテリアの「最後の5パーセント。」  これこそが、ホテルに真の雰囲気、味、そして個性を創り出す最後の要 素なのです。

(12)

モダンでフレンドリーなノービス・ホテル・コペンハーゲン。全館 5500㎡の内装には質の高い天然素材が使用され、温もりとタイムレス な雰囲気を創り出しています。五感でくつろぎを体験できる空間です。

(13)

Six Gallery

A DESIGN GALLERY IN MILAN

斬新なアイデア、絶え間ない流行、そして若いデザイナーの熱意。 これに応えるために誕生した、

刺激溢れるギャラリーとデザインスペースです。

Photography by Alberto Strada

新しい創造性を刺激する都市、ミラノ。若いデザインナーたちが、そ の創造性を発揮できる場が次々と誕生しています。2017年秋に、起 業家 Mauro Orlandelliがオープンしたシックス・ギャラリーもその一 つ。Fanny Bauer GrungとDavid Lopez Quincocesがキュレー ションしています。ギャラリーは、長い間廃墟となっていたダルセーナ 地区の16世紀の修道院跡にあります。そのギャラリーと共に、レスト ラン、ビストロ・シージエム、 Quincoces-dragò & Partners建築事 務所、個性豊かなフラワーショップなども入った創造性溢れるアーテ ィスティックな場所になっています。伝統的な地域であるサンタンブ ロージョと、ボヘミアンなエリアとして知られるティチネーゼの間で す。近くには、家族連れや会社帰りの人でにぎわう公園にも隣接して います。こうした両極性こそがシックス・ギャラリーが求めるもの。彼 の求める美学はこうした不変な遊び心にこそ潜んでいるのです。常に 新しいものが並び、日々変化する空間。今日、きれいに展示されていた ものが、次の日には全く違うものになっていることも。売れてしまえば 別のモノを展示していきます。これこそがシックス・ギャラリーの日常 です。

(14)

Fanny Bauer Grung

and David Lopez Quincoces

ARCHITECTS AT QUINCOCES-DRAGÒ & PARTNERS AND CURATORS AT SIX GALLERY

仕事でも私生活でもパートナーであるFanny Bauer GrungとDavid Lopez Quincoces。Fannyはノルウェー人ですが、生まれてからずっ とイタリアに暮らしています。彼女のデザインに対する興味は北欧の DNAかもしれません。Davidは、ミラノ在住15年ですが、出身はスペ イン。アーティストとエンジニアの両親のもとに生まれました。その キュレーションやワークスペース同様、彼ら自身もクリエイティブで ハイブリッドな二人です。 新旧のモノが交差し、様々なスタイルが互いに刺激するミックス感。 流動的で滞留することのない空間こそがギャラリーの根底にあるコン セプトですが、そのセレクションは、ランダムに行われているわけでは ありません。歴史とリサーチこそが、彼らが自由に操ることのできるツ ール。Fannyにとって重要なのは、一貫性があること。モノが一緒にな ることで、その集合体が全体として意味を持つことです。「現在はすご いスピードで変化し、様々な流行が生まれています。こうした中で私た ちは、全てのモノを通じて一つのビジョンを見出すべきだと考えていま す。」. 二人の仕事場からは、アーチが美ししいギャラリーの中庭が見えま す。ここにコーア・クリントのサファリチェアが二脚。そして、その周り を囲むのは、緑がまぶしいヤシの木や名も知れない様々なモノたち。 「モノたちがお互いに会話をする」シーン、これが二人のお気に入りの スタイル。受け継いできた伝統に溢れるカール・ハンセン&サンの家具 も、この場所に置かれた様々モノたちに、大きな影響を与えていると Fannyは考えています。 植物は、天窓から注ぎ込む光のように空間に配置されています。緑豊 かな植物は装飾だけのためではありません。FannyとDavidは植物を 空間の間仕切りとしても使用。植物が生き生きとしてエネルギーを空 間に与えると二人は考えています。 植物を使用することで壁を作り仕切ることが不要になるほか、植物を 配置することで空間にある種の線を引くことも可能です。新しい観点 からモノを見つめる姿勢の好例です。こうした新しい視点こそが、シッ クス・ギャラリーの魅力。何度も訪れてみたくなる新鮮な刺激に満ち た空間です。

(15)

躍動的で刺激に溢れたデザイン界の新名所、シックス・ギャラリー。常に変 化と多様性に満ちています。モダンデザインはもちろん、伝統的なモノや植 物まで包み込む斬新なセンスとセレクション。16世紀に建てられた修道院跡 にさりげなくコーディネートされています。

(16)

Neuendorf House

A VACATION HOME IN MALLORCA

海と山々に囲まれたマヨルカ島に建つ4ベッドルームの別荘。 都会の喧騒から逃れる隠れ家です。

Photography by Richard Bryant and Mari Luz Vidal

Neuendorf Houseは、ドイツ人アートディーラーが所有する 別荘。1987年から1989年にかけて建造され、その翌年に完成 しました。設計を担当したのは世界的な建築家ジョン・ポーソン。 自然界の美とその内に秘めた可能性を建築に取り入れることで 知られています。その典型が、Neuendorf Houseです。赤みのある オレンジ色の土を地面からレンダリングに至るまで用いています。 それが大胆で印象的な効果を創り出しています。 日にさらされたテニスコートのクレイ、そして外壁を覆う滑らかな テラコッタ。周囲を覆う土の色を、建築プロジェクト全体に使用 し、よりグラフィカルが効果を演出、そのフォルムをより洗練され たものにしています。また、光がこの建築の大きな要素なっていま す。「建築とは、光によって一つにまとめる集合体である。」と唱 えたル・コルビュジエ同様、ポーソンは光を建築における重要な基 盤と考えています。同じように重要視されているのが、色彩と テクスチャー。視覚に、触覚にと、控えめながら重要な役割を果たし ています。

(17)

John Pawson

THE ARCHITECT OF NEUENDORF HOUSE ミニマルな建築で知られる建築家、ジョン・ポーソン。彼が建築家にな ることを決めたのはデンマークのデザイン誌 Mobilia。18歳の時、こ の雑誌に出会い、建築、デザインの道に進むことを決意したと言いま す。「このインテリア誌に掲載された驚嘆に値する純粋主義者の数々 の作品、全てを好きになりました。」 Neuendorf Houseは、そのポーソンが初めて手掛けた総合建築プ ロジェクト。クラウディオ・シルベストリンと共同で設計デザインを担 当しました。将来がかかったプロジェクトであったことから、二人は時 間と労力を惜しまず、自分たちのアイデアを細部に至るまで検討。満 足がいくまで追求しています。建物の立地条件と彼らが強く推した、 全体の雰囲気が設計デザインの基盤となりプロジェクトは進められま した。 Neuendorf Houseの大きな特徴となっているのが、内部と外部の 関わり方。外部の空間においても、インテリア(内部)に求めらる美し いプロポーションを創り出すために、従来の建築に見られる建物の内 部、外部という概念を取り除いています。内部と外部の融合には家具 も大きな役割を果たしています。 ポーソンは家具を最小限に抑え、内外の境界を越えて自由に配置。どこ であろうと、各スペースでの役割を認識し、見事に機能するように配置 しています。 例えば、CH24 / Yチェアは、建物内部に使用される一方、30メートル のプールを見渡すセミオープンのリビングにも配置されています。ポー ソンにとって壁であっても、テーブルであっても、空間に存在するのは すべて建築の一部。良くも悪くも、空間の質に何らかの影響を与える 要素なのです。こうしたことから、ポーソンは設計の初期の段階から 使用する家具を念頭に置いています。空間に負けない存在感を持ちな がら、視界の邪魔にならない家具を選択しています。 そして、ポーソンが常に強い探求心をもっているのが素材。「指定でき る一番幅広の板材は何か、手に入る最も薄い石板は何か…」と、常に 素材の限界には余念がありません。採石場、森林、製材工場へも時間 を惜しむことなく自ら出向き、各素材の可能性と限界を熟知している 熟練の職人とのみ仕事を共にしています。 外部からわかるものも、わからないものも全く差がない、Neuendorf House。ここでは通常存在する様々な制約や制限とは全く無縁に見え ます。光と影が創り出すユニークなコントラストを、地中海の美しい光 の中で体験できる建築です。

(18)

建物、家具、そして自然が一体となったNeuendorf House。全体を覆う アースカラー、そして自然を彷彿させるテキスチャーと素材が内と外を美 しく融合する、洗練された空間を創り出しています。

(19)

CHAIRS

Imagining in Chairs

PAGE 34

LOUNGE CHAIRS

Dancing in Lounge Chairs

PAGE 96

COFFEE TABLES

Connecting at Coffee Tables

PAGE 158

TABLES

Sharing at Tables

PAGE 76

SOFAS & DAYBEDS

Relaxing in Sofas

PAGE 138

BOOKCASES & CABINETS

Creating in Bookcases

PAGE 174

DESKS

CHILDREN’S FURNITURE

RUGS

PAGE 182

OUR DESIGNERS

PAGE 196

ILLUSTRATED GUIDE

PAGE 207 ANNUAL BOOK OF

(20)

Imagining in Chairs

CLARISSE DEMORY

Creative Director

PARIS

椅子は4本脚の私のパートナー。

自分で吟味して手に入れて、自分なりの使い方を考えます。

私にとって椅子は、テーブル、ブックスタンド、飾り棚、そして洋服掛けにもなりうる存在です。

常に自分の直感に従って仕事をするクラリス・ドゥモリ。自分の中に、インテリ ア、写真、フォルム、色彩と膨大な情報が無意識にインプットされていると信じ ているからです。彼女にとっての仕事とは、これらの情報を再構築していくこと です。歴史的な要素にも敬意を払い、その歴史のある建物のリサイクルにも積極 的。制約や制限があったとしても新しく建てる代わりに、改築を選ぶことも少な くありません。クラリス曰く、自分自身で決定しなくても、こうした制約や制限 が自然にフォルム、色彩、素材を決定し、自分が考えもつかなかった、そのモノ の魂ともいえる個性や美しさを創り出していく。「過去の遺産こそが何がモダン かを私たちに教えてくれると思います。歴史のあるモノは、まさに無限の情報の 宝庫。これに対して私たちデザイナー、アーティストは常に敬意を払うべきだと 思います。」 家具において、クラリス・ドゥモリは面白いビジョンを持ってい ます。例えば、彼女にとって椅子とは座るという機能を持つ以上のモノ。それぞ れにユニークな個性と使い方があると考えています。お気に入りの椅子は、キッ チンチェア。コーヒーを飲む、メールをチェックする、ブリオッシュを食べる、 iPhoneやラジオのスイッチを入れる。朝のルーティンに欠かせないのがこの椅子 なのです。「私は、良い意味で生きることに強欲なのです。朝起きてまず私の脳 裏に浮かぶのは、今日も私を台所で待っているキッチンチェアなのです。」

(21)

CH327 DINING TABLE TABLETOP + LEGS Oak, soap

CH24 WISHBONE CHAIR 1X FRAME Beech, olive green SEAT Natural paper cord 1X FRAME Beech, red brown SEAT Natural paper cord 2X FRAME Oak, soap SEAT Natural paper cord

CH24

WISHBONE CHAIR

Yチェアとして知られるCH24。ハンス J. ウェグナーがカール・ハンセン&サンのために初めてデザインした

椅子の一つです。1950年の発表以来、途切れることなく生産されています。

デニッシュモダンを代表する軽快で彫刻的なフォルム。 時を超えて愛される逸品 それまでに無かった新しいフォルムをもつCH24は、まさにデニッシュモ ダンの代名詞。名作として世界各国で高い人気を誇っています。明代の 椅子に座るデンマーク商人の肖像画。この明代の椅子がデザインの起源 となっています。 一体となったアームと背もたれ。ウェグナーはCH24のデザインにおい て、それまでの椅子デザインに見られなかった斬新な試みをしていま す。そしてこの曲木製のアームに安定性と心地よい使用感を与えるの が、印象的なY字形の背もたれ。この形状からYチェアと呼ばれるように なりました。 素晴らしい使用感と使い勝手、そして特徴的なラインを描く美しいフォ ルム。椅子に求められる機能性と同時に見た目の美しさも満たす椅子だ と多くの人が評価するCH24。まさに、デニッシュモダンの真髄と言えま す。 CH24の完成に必要な製作工程は100以上。しかもそのほとんどが職 人の手を通して行われています。座面にペーパーコードを張る作業 は、熟練した職人でも1時間を要する重要な工程。1脚あたり、120メー トルの強度と耐久性に優れたペーパーコードが使用されています。

(22)

CH24 WISHBONE CHAIR FRAME Walnut, oil SEAT Natural paper cord CH327 DINING TABLE TABLETOP Walnut, oil LEGS Oak, oil

(23)

CH23

CH23 DINING CHAIR 2X FRAME Oak, oil BACK Walnut, oak, oil SEAT Natural paper cord 1X FRAME Oak, soap SEAT Natural paper cord

CH327 DINING TABLE TABLETOP Oak, oil LEGS Oak, oil

クリーンなライン、洗練されたスタイル、オーガニックなフォルム。

1950

年にデザインされたダイニングチェア、CH23。ハンス J. ウェグナーの初期の作品ですが、

すでに独創的なデザインへのアプローチとクフラフトマンシップがよく表れたデザインです。

木工技巧に溢れるディテール 木材を熟知したウェグナーらしい、素材の温もりを形にした名作です。 クラフトマンシップが映える埋め木が美しい、曲げ木技術を応用した 背もたれ。ダブルで張られた美しいペーパコード、そして、この椅子に 安定性を与えている後脚のデザイン。一見すると何も変哲のないシン プルな椅子ですが、よく見るとディテールに凝っていることがわかりま す。 CH23は1950年、ウェグナーがカール・ハンセン&サンにデザイン した最初の椅子コレクションの一つ。CH22 ラウンジチェア、 CH24 Yチェア、CH25 ラウンジチェア、そしてCH26 ダイニング チェアと同時にデザインされました。. 芸術的なフォルム、オーガニックなライン。斬新なデザインというばか りでなく、モダン家具デザインに新しい風を吹き込んだ椅子です。 カール・ハンセン&サンは、CH23を2017年に復刻。再びコレクショ ンに加えました。ウェグナーが追求した美しさとフォルムを、オリジナ ル図面に基づき忠実に再現しています。

(24)

CH23 DINING CHAIR FRAME Oak, oil SEAT Natural paper cord CH23 DINING CHAIR 1X FRAME Walnut, oil SEAT Natural paper cord

(25)

CH26

CH26 DINING CHAIR 1X FRAME Oak, oil BACK Walnut, oil SEAT Natural paper cord 1X FRAME Oak, oil SEAT Natural paper cord

1X FRAME Walnut, oil SEAT Natural paper cord 1X FRAME Oak, black SEAT Black paper cord

1950

年、カール・ハンセン&サンのために、最初のラウンジチェアをデザインしたハンス J. ウェグナー。

ラウンジチェアのイメージをもとに、シルエットが美しいダイニングチェアも同時にデザインしていました。

しかし、図面だけで当時は製作には至りませんでした。

曲線が美しいオーガニックなフォルム、最高品質の天然素材 秀逸なクラフトマンシップ、そして優れた耐久性 カール・ハンセン&サンとの協働がはじまった1950年、ウェグナーは 木製のラウンジチェア CH22をデザイン。後に伝説となる最初の 一連のデザイン・シリーズの椅子です。 この時、ウェグナーはこのラウンジチェアをもとにダイニングチェアを デザイン。図面は残されていたものの、試作品も製作されず、世に紹介 されていませんでした。 カール・ハンセン&サンは、ハンス J. ウェグナーデザイン事務所との密 接な協働の下ウェグナーが遺した手書きのスケッチに忠実にこの椅子 を再現。2016年ついに同系のデザインであるラウンジチェア CH22と 共に発表しました。オーガニックなフォルム、印象的な背、白木素材、 ペーパーコード張りの座と、ラウンジチェア CH22を彷彿させるダイ ニングチェアとなっています。ダイニングチェアとして、デスク用の 椅子として、長い時間使用するシーンに適した椅子と言えます。

(26)
(27)

CH88

CH88 DINING CHAIR 3X BACK Oak, oil SEAT Sif 90 leather LEGS Stainless steel 2X BACK Beech, white SEAT Canvas 124 LEGS Stainless steel CH327 DINING TABLE TABLETOP Oak, oil LEGS Oak, oil

木材とスチール、技巧に富む異素材の組み合わせ。多目的に使用できるCH88は、様々な素材を探求した、

ウェグナーデザインの典型と言える椅子の一つです。

木材とスチールの巧みな組合せ ウェグナーのデザイン当初からのカラーパレット 木製の家具で知られるウェグナーですが、常に新しい素材に挑戦し、 素材の持つ可能性を追求していました。その一つがCH88です。また、 このデザインでは、見過ごしされがちなウェグナーの色に対する稀有 な才能も発揮されています。 CH88は、1955年にスウェーデンで開催されたH55 (ヘルシンボリ国 際博覧会) に出展するため、ウェグナーがデザインしました。当時は脚 にカラーリングを施したプロトタイプが製作されたに過ぎませんでし た。そして、2014年、ウェグナーの生誕100年を記念してカール・ハン セン&サンはCH88を復刻。 2015年には、ウェグナー自身のカラー・セレクションによるカラーバ ージョンが発表されています。 多目的に使用できる柔軟な機能性とシンプルでエレガントなフォルム。スタッ キングも可能です。自然素材である木材と工業製品であるスチールを美しく融 合したCH88。ミニマルなフォルムながら、独特の温かみ持つ、ウェグナーなら ではのセンスが光る椅子となっています。緩やかな曲線を描く楕円形の木製 の座面や曲木材を用いた背もたれ。それとは対照的な直線的なスチール製の フレームで支えられています。また、背もたれの先端は自然に肘を置くことを考 慮した、機能的な形状となっています。

(28)

CH338 DINING TABLE TABLETOP + LEGS Oak, oil

CH88 DINING CHAIR 2X BACK Oak, oil SEAT Fjord 821 LEGS White powder-coated steel 1X BACK Beech, black SEAT Clara 188 LEGS Black powder-coated steel

(29)

PK1 DINING CHAIR 3X FRAME Black powder-coated steel SEAT + BACK Black flag halyard PK52 PROFESSOR TABLE TABLETOP Oak, oil FRAME Black-lacquered steel

PK1

高い機能性と極限まで突き詰めたシンプルなフォルム。ケアホルムは 妥協をしない家具デザイナーとして知られ、同世代のモダニズムの中 核をなすデザイナーとして高い評価を受けていました。 ケアホルムの妥協の無いアプローチ。素材の特徴を活かし洗練された フォルムを創り出す、研ぎ澄まされたセンス。PK1は、ケアホルムの才 能が存分に発揮された好例です。 シンプルを極めたミニマルなフォルムを持つPK1ですが、優れた家具 職人の技術により実現した複雑な構造の椅子と言えます。フレームは スチール、座と背には55メートルのフラッグハリヤードが使用され、 素晴らしい座り心地を生み出しています。この2つの素材の合体が作 り出す軽快なビジュアル。モダンな空間はもちろん、クラシックなイン テリアにも適した椅子となっています。

優雅でシンプルさを極めたPK1。ポール・ケアホルムが1955年に発表した最初のダイニングチェア。

ケアホルムのデザイナーとしての基盤となったデザインです。

ケアホルムが追求した無駄をそぎ落とした究極のフォルム 際立つディテールの美しさと機能性

(30)

CH20

ELBOW CHAIR

CH20 ELBOW CHAIR FRAME Oak, oil SEAT Thor 307 leather CH338 DINING TABLE TABLETOP Oak, oil LEGS Oak, oil

スタッキングができる、ハンス J. ウェグナーのエルボーチェア。

1956

年にデザインされ、試作品第1号が製作されながら、その複雑な工程から当時は商品化されませんでした。デ

ザインから半世紀近い時を経て復刻されました。

オフィスやプライベートで。 半世紀ぶりに復刻したウェグナーの名作です。 2005年、カール・ハンセン&サンの発表と同時に、エルボーチェアは 世界各国で大きな反響を集め、その年のニューヨークICFFエディター 賞に輝いています。 エルボーチェアの大きな特徴は印象的な曲木製の背もたれ。一枚の 無垢材から製作され、背を支えると同時に、アームレストとしても機能 する形状になっています。 これにより、様々な座り方ができる椅子となっています。座のフォルム は曲線を描く背の形状を反映したもの。脚の上部にまるで浮いて見え るようにデザインされています。 優れた耐久性と長時間の使用に耐える使用感。さらにスタッキングが 可能となっています。ダイニングチェアやデスク用の椅子として最適で す。

(31)

CH33 DINING CHAIR 1X FRAME Beech, black SEAT Beech, black

1X FRAME Beech, petrol green SEAT Beech, petrol green 1X FRAME Beech, grass green SEAT Beech, grass green CH318 DINING TABLE TABLETOP Oak, soap LEGS Stainless steel

CH33

目を引く、オーガニックなフォルムとクリーンなライン。発表当時と変わらず魅力的な時代を超越した

ハンス J. ウェグナーの名作です。

無駄を省くことから生まれた優雅なフォルムと至極のコンフォート 日常を特別な時間に変える一脚 ウェグナーがカール・ハンセン&サンのために、1957年にデザインし たデニッシュモダンの定番。発表から10年間のみ生産されていました が、2012年、再び復刻されました。ナチュラルの他に、ウェグナー自 身のカラー・セレクションによるカラーバージョンも追加されています。 豊富な色からお選び頂けます。 軽快で美しいシルエット。ウェグナーならではの意匠が随所に見られ るデザインとなっています。 各部分のエッジは丸く面取りすることで、柔らかいオーガニックな印象 を強調。テーパー脚は、椅子を軽快に見せるほか、クロス部分を太くす ることで、椅子に荷重を支えるだけの十分な強度を与えています。 50年代、60年代のデザインによく見られるクリーンなシルエットと 人間的な温かみを持つ木製フレーム。コンテンポラリーな空間に最適 な椅子です。

(32)

CH36 / CH37

CH36 DINING CHAIR 2X FRAME Oak, white oil SEAT Natural paper cord CH37 DINING CHAIR 1X FRAME Oak, black SEAT Black paper cord

幾何学的かつクリーンなラインが映える、ハンス J. ウェグナーのダイニングチェア CH36とCH37。

使用感に優れた美しい椅子です。

実直なクラフトマンシップと細部へのこだわりが映える 機能的で無駄のない美しさ 幾度もの検討を重ね、シンプルさと機能を追求したハンス J. ウェグ ナーによる1962年のデザイン。シェーカー家具の簡素な美しさと高い 職人技巧に影響を受けています。 椅子の巨匠といわれる、ウェグナー。シェーカー家具の影響を受けなが ら、自身の持ち味をこのチェア CH36とアームチェア CH37にも反映して います。 下に向かって細くなるテーパー脚のディテールが、この椅子を優雅で軽快なも のにしています。背もたれは、上部と下部のカーブを微妙に変えることで、より 背のサポートを強化しています。そして、繊細な印象を与えるフレームとペーパ ーコードを施した美しい座面。いずれも世代を超えて、いつまでも心地よく使 用できる耐久性を考慮し製作されています。

(33)

CH327 DINING TABLE TABLETOP Walnut, oil LEGS Oak, oil CH29 SAWBUCK CHAIR FRAME Beech, black SEAT Thor 301 leather

CH29

SAWBUCK CHAIR

1952

年、ハンス J. ウェグナーが、カール・ハンセン&サンのためにデザインしたソーバックチェア。

木挽きや木工職人に使用されてきた、伝統的な木挽き台がヒントとなったデザインです

伝統的な道具、木挽き台をヒントに生まれた軽快でモダンなフォルム そして、高い機能性 ソーバックチェアの特徴的な構造は、強度に優れるばかりでなく、 通常の椅子よりも少ないパーツで構成されています。しかも、フレーム の制約を受けず全面を幅広くとることが可能です。自然に傾斜した背 と相まって優れた使用感を創り出す構造です。 CH29は、1970年代半ばに生産が一時中止されましたが、その20年 後、ハンス J. ウェグナーの娘 マリアーネ氏の提案により復刻。 そのシンプルな構造とユニークな美しさから、発表と同時に好意的に 市場に受け入れられました。

(34)

CH46 / CH47

CH47 DINING CHAIR 1X FRAME Oak, black SEAT Natural paper cord CH46 DINING CHAIR 1X FRAME Oak, black SEAT Black paper cord

1X FRAME Oak, soap SEAT Natural paper cord

ハンス J. ウェグナーのCH46とCH47はシェーカー家具の影響を受けたデザインの一つです。

オーガニックな素材を用いながらも、無駄をそぎ落とした、凛としたフォルムを持つ椅子となっています。

職人が創り出す自然な曲線が映える、ウェグナーのクラシック 座るほどに素晴らしい使用感が実感できる一脚です。 1965年にデザインされたこの二つの椅子は、エントランス、ダイニン グルーム、待合室、そして会議室に至るまで置く場所を選びません。 機能性とシンプルな美を兼ね備えたウェグナーデザインの典型と言え ます。 アームチェア CH46、アームレスチェア CH47 に共通する穏やかに傾 斜するフレーム。全体としてダイナミックな印象を与えるデザインとな っています。彫刻的な背のデザインとペーパーコード張りの座面が相 まって、素晴らしい使用感を創り出しています。

(35)

E005 EMBRACE CHAIR FRAME Oak, oil SEAT + BACK Remix 123 EDGING Natural E015 LOUNGE CHAIR FRAME Oak, oil SEAT + BACK Clara 983 EDGING Black

E005

EMBR ACE CHAIR

カール・ハンセン&サンとEOOSの協働により生まれた2015年のデザイン。

大胆で斬新。機能に優ることはもちろん、あらゆる空間で彫刻的な存在感を持つ椅子です。

職人技巧を駆使したモダンなフォルム 包み込むような究極のコンフォートを体験して下さい。 オーストリアのデザイントリオ EOOSのモダンで卓越したセンス、 そしてカール・ハンセン&サンの誇る、高いクラフトマンシップによる 素晴らしい使用感。この二つを融合したのがこのエンブレイス・チェア です。 考え抜かれたシルエットを持ちながらも、リラックス感に満ちた椅子。 この要求を満たすためにEOOSは、伝統的ともいえるシンプルな白木製 フレームとモダンなクッションを組み合わせています。 脚から背まで伸びる木製フレームは、上部のクッション部分から単に 伸びた脚というよりも、椅子全体のシルエットを引き締める役割を 果たしています。アーム、背、脚の3つのパーツが、伝統的なフィンガー ジョイントで接合された背の部分には、この椅子にこめられた職人 たちのクラフトマンシップがよく表れています。 そして、優しく包み込むようなクッション。背と左右のアームの三方向 に、座面を囲むように配置されています。クッションがフレームを包 み、椅子の上部が浮いているような 印象を創り出しています。

(36)

E005 EMBRACE CHAIR 2X FRAME Oak, black SEAT + BACK Hallingdal 126 EDGING Black 1X FRAME Oak, black SEAT + BACK Fiord 981 EDGING Black PK52 PROFESSOR DESK TABLETOP Oak, oil LEGS Black-lacquered steel

(37)

KK96620

FA ABORG CHAIR

KK96620 FAABORG CHAIR FRAME Mahogany, lacquer BACK French cane SEAT Black goat hide

コーア・クリントが、代表作フォーボーチェアをデザインしたのは1914年。

1915

年に開館したフォーボー美術館の開館式典で発表されました。

アートを鑑賞するために作られたこの椅子もまた芸術品 人生に喜びをもたらす、芸術と美を愛するすべての人に贈る名作です。 デニッシュモダンの最初の名作として、国際的な評価を受けるフォー ボーチェア。この椅子をきっかけに、デンマークデザイン界は新しい 時代に大きく一歩を踏み出しました。1950年代に大きく花開く、 デニッシュモダンの基盤を作ったデザインと言えます。 まだ新進デザイナーだったクリントは、フォーボーチェアのデザインに おいて、まず要求されたすべての要素を細かく検討。展示品の前に座 り、じっくりと鑑賞できるよう、軽量で移動が簡単なことが要求されて いました。そして、クリントは要求を見事に満たす椅子をデザインしま した。 無駄のないフォルム、素材と構造の融合。それまでになかった斬新な 椅子ですが、古典デザインへの敬意とモダニズムが一つになった、クリ ントらしいデザインと言えます。優雅なフォルムにみるクリントの稀有 なバランスとプロポーション感覚。建築と家具デザインを分け隔てる ことなく、両方で一つと捉えるクリントの思想もこの椅子によく表れて います。

(38)

MK99200 FOLDING CHAIR SEAT + BACK Natural canvas LEGS Beech, oil MK98860 FOLDING TABLE TABLETOP + LEGS Oak, oil

MK99200

FOLDING CHAIR

1932

年発表のモーエンス・コッホのフォールディングチェア。

伝統的なディレクターズチェアへのオマージュとしてデザインされました。

必要に応じて広げたり、閉じたり 優雅なフォルムと精密な機能に優れた折りたたみ椅子です。 コッホは、教会に配置するエキストラ椅子のデザインコンペ用にこの 椅子をデザイン。優れた折りたたみ機能、モダンな外観を追求し、伝 統的な折りたたみ椅子をリデザインしています。しかしながら、当時は 斬新なデザインとしか認識されず、生産には至りませんでした。 ところが、1960年代に入るとこの椅子にデザイン関係者が注目。話題 を集めたことで、本格的な生産が開始されました。 シンプルなフォルムと素晴らしい使用感。さらに、この椅子は座ること で安定感が増すという、ユニークな構造を持っています。スペースに 制約のある空間に適したフォールディングチェア。今でもデザインに関 心を持つ人々に高い人気を誇っています。簡単に折りたたみができる、 独創的なコッホの折りたたみ機能。来客用の椅子としても最適です。 座ることによってより安定感が増すという、ユニークな構造をもつこの フォールディングチェア。空間の制約と優れた機能性とのバランスを 追求した非凡なフォルムで、長年に渡り多くの人々を魅了してきました また、来客用の椅子に最適なフォールディングチェア。優雅な椅子で あるばかりか、コッホの手によるシンプルな折りたたみ機能により、 簡単に折りたたむことが可能となっています。

(39)

RED CHAIR SERIES

KK47510 MEDIUM RED CHAIR LEGS Walnut, lacquer SEAT + BACK Red goat hide KK37581 LARGE RED ARMCHAIR FRAME Walnut, lacquer SEAT + BACK Black goat hide

1927

年から1933年にかけてコーア・クリントが発表したレッドチェアシリーズ。

デンマーク工芸博物館、およびバルセロナ万博のデンマーク館という重要な場所で使用されたことから、

国際的な注目を集めた椅子です。

高みを目指してデザインされた名作シリーズ デンマークの首相や政治家を支えてきた一脚です。 クリントは、人々に長い間愛されてきた古典デザインは、モダンデザイ ンにも通じるという信念を持っていました。レッドチェアシリーズの開 発にあたりクリントは、チッペンデールをはじめいくつかの伝統的な 英国の椅子を研究。この成果をもとに優れた使用感と新しいモダンな センス溢れる構造を追求しました。 最初にデザインされたのはシリーズの中で最も大きい、レッドチェア。 コペンハーゲンの工芸博物館用にデザインされ、1929年に開催され たバルセロナ万博のデンマーク館でも使用されました。 続いてクリントは、この大きなレッドチェアのアーム付きバージョンを、 当時のデンマーク首相、トーバル・スタウニングの国会議事堂にある 執務室用の椅子としてデザインしました。続いて小さめのレッドチェ アをテーブルと使用するダイニングチェアとしてデザインしています。

(40)

v

CH56 / CH58

CH56 BARSTOOL SEAT Sif 92 leather LEGS Walnut, oil FOOTREST Stainless steel

シンプルで機能的なハンス J. ウェグナーのバースツール、1985年にデザインされました。

無垢材、皮革、スチールの組合せが見事に調和したバースツールです。

モダンでシンプル、そぎ落とされたフォルム 多目的に使用できるバースツール、移動も簡単です。 オーガニックなシルエット、心地よい革張りのシート。発表から30年 以上たった今でも人が集うキッチンやカウンターに最適なバースツー ルです。 サイズは2種。高めのバーカウンター用のCH56と低めのCH58。

(41)

Sharing at Tables

FREDRIK BERSELIUS

Chef and Owner of Aska restaurant

NEW YORK

テーブルの周りに座って食事を取るという行為は単純ですが、

そこには温もりがあります。 パンを分け合い、季節の味覚を味わう。

人生の瞬間を分かちあう貴重な時間です。

完璧なバターナイフ、簡単に空間を縦横できる部屋、見たいものだけにフォーカ スする照明。 フレデリク・ベルセリウスは、優れたデザインのほとんどが人々に見過ごされて いると、常日頃感じています。建築をはじめ、文字フォント、雑誌、お皿、テー ブルなど、ベルセリウスのデザインへの関心は、彼のルーツである北欧に大きく 影響されています。「デザインは機能性と美しさ。同時にストーリーを語るもの でなければなりません。それが私たちの体験にニュアンスを与え、喜びと落ち着 きをもたらすのです。簡単に言うとデザインが創り出すその空気感がこれらを招 き入れると言えます。」 レストラン Askaを訪れる客は、まず始めに料理の素材、それらの味と香りを 体験します。さらに彼らを取り巻くすべてのモノが、その体験をさらに高める 役割を果たしています。食を通して人々をつないでいく、これはスウェーデンに 育ったフレデリックのビジョンです。人を引き寄せる空間を創ることで知られる 北欧の人々。レストランのすべての要素が意味と目的を持ち、ストーリーを語っ ているとフレデリックは考えています。

(42)

CH339 DINING TABLE TABLETOP + LEGS Oak, oil

CH24 WISHBONE CHAIR FRAME Beech, black SEAT Natural paper cord CUSHION Loke 7150 black NUP004 WOODLINES RUG White with black lines

CH337 / CH338 / CH339

ハンス J. ウェグナーによる、優雅な無垢材製のダイニングテーブルシリーズ。

1962

年のデザインです。

巨匠ウェグナーが丹念にデザインしたテーブルシリーズ あらゆるダイニングスペースにぴったり 日常使いから、お客様を招いたパーティまで、あらゆる場面に対応す るダイニングテーブル。サイズは3種、いずれも使用する人数に応じて 容易にサイズを変更できる伸長式です。 テーブルを構成するのは、楕円形の天板と下方に向かい細くなるテー パー加工が施された丸脚。 幾何学的な直線とオーガニックな曲線の美しいバランス。そして、ディ テールへのこだわりが、このテーブルを完成されたものにしています。 同じものが二つと存在しない天板のユニークな木目が、このテーブル をより個性的で特別なものにしています。

(43)

CH327

CH327 DINING TABLE TABLETOP + LEGS Oak, white oil

CH36 DINING CHAIR FRAME Oak, white oil SEAT Natural paper cord

1962

年に発表された、ハンス J. ウェグナーのテーブル。

この偉大なるデザイナーの斬新なビジョンを実現するためには、優れた職人技巧が

いかに不可欠であるかを証明した好例です。

デリケートで大胆なウェグナーのアプローチ ディテールの美しさが素晴らしいなテーブルです。 面取り加工により、フレームから浮いたように見える天板。 これがテーブルのイメージをより軽快なものにしています。 フォルムの美しさに思わず見とれてしまうダイニングテーブル CH327。 ワーキングデスクとしても会議用テーブルとしてもご使用いただけます。

(44)

CH002 DINING TABLE TABLETOP + LEGS Beech, oil

CH88 DINING CHAIR 1X BACK Beech, black SEAT Clara 188 LEGS Black powder-coated steel 1X BACK Beech, white SEAT Remix 682 LEGS Stainless steel

CH002 / CH006

ミニマルなフォルムと多機能性。

ハンス J. ウェグナーのビジョンが映える1982年に発表されたダイニングテーブルシリーズ。

多くの機能が要求される、都会の住空間でフレキシブルに活躍するテーブルです。

フォルムと機能性の見事なバランス 簡単にそしてエレガントに、場のニーズに応えるテーブルシリーズです。 ディテールと機能へのこだわり。ウェグナーデザインの典型と言える テーブルです。 様々な空間での使用を考慮し、サイズとフォルムの変更を可能にする 機能性に富んだデザインとなっています。 キッチンなどに適した小ぶりのCH002、そして大きめのCH006。いずれ も来客に応じて大きさを変えられる、伸長板が天板の両端に装備され ています。無垢材を使用していることから、ウェグナーがデザインした 様々なダイニングチェアと使用できます。また、これに合わせる椅子の デザインによってイメージを大きく変化させるテーブルです。

(45)

PK52

PK52A STUDENT DESK TABLETOP Gray laminate FRAME Black-lacquered steel PK1 DINING CHAIR FRAME Stainless steel SEAT + BACK Natural flag halyard

ケアホルムは、この家具シリーズの開発にあたり、伝統的な職人技巧 と工業技術を合体することにその回答を見出しました。木工職人とし ての経験と家具デザイナーとしての知識をフルに活用し、木材と スチールを優雅に融合しています。 このデスクはデニッシュモダンに大きな意味を持つばかりか、 のちに世界的なデザイナーとなったケアホルムの基盤となった デザインです。 モダンで多機能性を備えたPK52プロフェッサーデスク。人々が集うダ イニングテーブルとしても最適です。リバーシブルで使用できる天板の 素材は、オレゴンパイン材かオーク材の突板、またはブラック& グレーのラミネート加工となります。空間のデザインに合わせた 使い分けが可能です。さらに、オフィスやスタジオのワーキング テーブルとしても最適です。 直線的なラインを美しく駆使することで知られた、ケアホルムならではの無駄を極限までそぎ落とした、 シンプルでミニマルなデザインのデスク

1955

年、ポール・ケアホルムがデンマーク王立芸術アカデミー用にデザイン。

彼のデザイナーとしての基盤となった製品です。

(46)

CH388

CH388 DINING TABLE TABLETOP Oak, oil FRAME Stainless steel CH24 WISHBONE CHAIR FRAME Beech, steel blue SEAT Natural paper cord

1960

年代に発表された数多くのデザインに見られる、ハンス J. ウェグナーの実験的な試み。

その斬新なビジョンを体現するのが、1960年に発表されたこのCH388です。

高いデザイン性と熱いクラフトマンシップ デザインに興味のある誰をも虜にする空間の主役です。 ウェグナーは無垢材の天板と個性的なステンレススチール製の脚を 融合。シンプルでダイナミックなテーブルを作り上げました。 インダストリアルに見える足元が、天板を引き締めて見せています。 ミニマルなイメージ、美しい構成、そして、新しい可能性を秘めた斬新 な構造。 発表から半世紀を過ぎた今日も、色褪せることのない普遍的なモダン さを持つテーブルです。 円形天板の素材は、オーク材またはホワイトラミネート。 固定式の天板と伸張式天板の2種からお選びいただけます。 伸張式の天板は、中央部を開いて伸長版を装着することで、用途に 合わせサイズを容易に変更することが可能です。

(47)

CH318

CH318 DINING TABLE TABLETOP Oak, soap LEGS Stainless steel

CH33 DINING CHAIR 1X FRAME Beech, petrol green SEAT Beech, petrol green 1X FRAME Beech, black SEAT Beech, black

1X FRAME Beech, grass green SEAT Beech, grass green

1960

年にデンザイされた、エレガントなテーブル CH318。シンプルな美しさと異素材の絶妙な組み合わせ。

ハンス J. ウェグナーらしいこだわりが映えるテーブルです。

明解なラインとフォルム 天板を走る落ち着いた木目が多様な空間を彩ります。 特質と性格を見極める、ハンス J. ウェグナーの木材に対する深い造詣。 それをもとに素材の持ち味を存分に引き出した、ウェグナーならでは のユニークなデザインを発表してきました。 木材とスチールを組み合させた長方形のテーブル、CH318もその 一つです。ウェグナーは天板の表面を調和のとれた、落ち着いたもの にするために、テーブルの長さに合わせ木取りした広葉樹材を選択。 脚との接合部分にはステンレススチール製のフレームを用い、軽快で 安定性のある構造に仕上げています。デニッシュモダンの傑作の一つ と言えるCH318。 サイズは2種。 ダイニングテーブル、ワーキングデスク、会議用テーブルとしての使用 に適した製品。ウェグナーがデザインした、数々の椅子との使用にも 最適なテーブルです。

(48)

CH322 DINING TABLE TABLETOP Oak, soap LEGS Stainless steel

CH88 DINING CHAIR BACKREST Oak, oil SEAT Thor 301 leather LEGS Stainless steel

CH322

1960

年デザインのダイニングテーブル CH322。

木材とスチールという、ハンス J. ウェグナーが探求した、異素材の組合せから生まれたデザインの一つです。

職人技巧に裏付けされた天然素材の耐久性 あらゆる用途と空間に適した美しいテーブルです。 ウェグナーの、素材に対する深い理解と造詣が如実に表れたCH322 機能性を追求し創り出される美しいフォルムにも、ウェグナーの稀有な 才能が見られます。 彫刻的なフォルムを持ったCH322。モダンな空間を彩る多機能性を 備えたテーブルです

(49)

CH334 / CH335 / CH336

CH334 DINING TABLE TABLETOP Oak, oil LEGS Stainless steel

1962

年、ハンス J. ウェグナーはテーブルの傑作をいくつか発表しています。

その一つが現在も高い人気を誇る、この印象的なテーブルシリーズ。

多様な機能性とモダンな新しい美しさを追求し生まれたデザインと言えます。

あらゆるシーンに映えるテーブルシリーズ 使い方は無限です。 素材の探求、様々な要求に対応できる機能をもつ製品を追求したハン ス J. ウェグナー。その典型と言えるのがこのテーブルシリーズです。 楕円形の天板は、ラミネートまたは美しい仕上げを施した無垢の木材製 インダストリアルでありながら優雅にデザインされた、ステンレス スチール製の脚。この絶妙なコンビネーションが、テーブルを完璧な ものにしています。 サイズは3種。いずれも伸長式となっています。カジュアルな朝食に も、フォーマルなディナーにも適したダイニングテーブルです。また、 ウェグナーの他のテーブル同様、会議用テーブルとしても最適です。

(50)

SH900

E X TEND TABLE

SH900 EXTEND TABLE TABLETOP + LEGS Oak, oil LEAVES Black, honeycomb

新世代の機能主義が追求した伝統素材と新素材の融合 大胆なフォルムが印象的です。 ミニマルなイメージ、美しい構成、そして新しい可能性を秘めた斬新な 構造、エクステンドテーブルは、まさに新世代のデニッシュモダンを 代表するデザイン。力強く、クリーンなライン、スタイリッシュで高い 安定性を誇るテーブルです。 エクステンドテーブルのもっと大きな特長は、今までなかったシンプル で斬新な折り込み式の伸長機能。予めビルドインされたブラックの伸 長板を取り出すことで、天板を容易に伸長することが可能です。

2007

年、新しいフォルムと構造を追求するストランド+ヴァスが、

前世代の巨匠デザイナーへのオマージュとして発表したテーブル。

(51)

Dancing in Lounge Chairs

ELENA HEATHERWICK

Photographer

LONDON

私は必要性や空間を埋める目的で椅子を購入したことがありません。

自分の人生に何らかの意味があると感じ、

長い間付き合っていけると思える椅子だけを購入しています。

エレーナ・ヘザーウィックにとって、光やテキスチャーはダンスするように絡み 合うもの。暗い壁から明るい壁へ移動し、そして物体、テキスチャー、色彩を 多様に照らし出していきます。こうした要素を凝縮したのが、彼女の写真作品。 テーブルに置かれた食べ物であれ椅子に座った人のポートレートであれ、こうし た要素が作品を創り上げています。エレーナは、リアリティーに過剰にフォーカ スした作品にあまり関心がありません。彼女が写真に焼き付けたいのは、周囲を 囲む雰囲気やムード。被写体となった人が、「これがまさに私です。」と言って いるような作品です。こうしたポートレートを撮るためには、被写体の人柄を 知り、周囲の雰囲気や空間に溢れる光のアングルを把握しなければなりません。 場所が気に入らなければ、椅子をあちこち移動し、ここぞと思うスポットを探し ます。ある意味椅子が空間を再構築し、最適な写真を創り上げると言えます。 彼女の言葉を借りると「椅子があるから写真になる。」とも言えます。

(52)

CH07 SHELL CHAIR FRAME Smoked oak, oak oil BACK + SEAT Hallingdal 600 LEGS Oak, oil

CH07

SHELL CHAIR

フォルムの追求が生み出した、究極のプロポーションとバランス ウェグナーデザインを代表する逸品です。 1963年の発表当時、その前衛的なデザインから業界で大きな注目を 集めたシェルチェア。 しかし、その独創的デザインは一般的には受け入れられませんでし た。市場での批判的な意見を反映し、1960年代に数台しか製作されな かったCH07。ところが、1998年、カール・ハンセン&サンが復刻する と、すぐに大きな反響を呼びました。広げた羽のようなフォルム、先端 にむかってテーパーのついたアーチを描く脚。椅子がまるで浮遊する ような軽快さを与えています。 そして、この椅子の要ともいえる緩やかなカーブを描く成形合板製の 座面と背もたれ。張地が施され、この椅子に優れた使用感を与えてい ます。一枚の合板から一体に成形された2本の前脚、そして、別々に製 作される後ろ脚。目を見張る美しいフォルムと安定性を持つユニーク な椅子となっています。 椅子はどこから見ても美しく、裏表があってはならない。ウェグナーが 信条とするこの概念を見事に体現したのがシェルチェアです。

今ではハンス J. ウェグナーの代表作として知られる、独創的な名作シェルチェア。

発表から数十年後に満を持して発表された逸品です。

(53)

CH4 45

WING CHAIR

CH445 WING CHAIR BODY Canvas 794 LEGS Stainless steel CH446 FOOTSTOOL SEAT Canvas 794 LEGS Stainless steel

シンプルなデザインを裏付けるクラフトマンシップ 空間を彩る、コンフォートに優れた一脚です。 ビーチの無垢材を用いたフレームをベースした、張地のラウンジチェ ア。脚は、職人の手により美しく仕上げたステンレススチールが用い られています。ドラマチックで、彫刻的な目を見張るシルエット。素材 とフォルムに深い造詣を持つウェグナーの典型的なデザインと言えま す。 この椅子におけるウェグナーの洗練された才能が、随所に見ることが できます。例えば、様々な姿勢で座ることを考慮した背と座のフォル ム。 背と肩、そして、首と頭を心地よくサポートするようデザインされてい ます。脚は前方を少し高くすることで、この椅子に心地よい理想的な 傾斜をつけています。 1960年にデザインされましたが、当時はわずかしか生産されませんで したが、2006年、カール・ハンセン&サンにより、ウェグナーのオリジ ナル図面を元に復刻されました。 ウィングチェアには、使用感をさらに高めるフットスツール CH446が あります。

ハンス J. ウェグナーのウィングチェア。

ウェグナーの才能と美的センスが座るものを魅惑的な世界に誘います。

TABLE AND SEAT OVERVIEW TABLE AND SEAT OVERVIEW 4 seats CH002 0 CH006 0 OK52A 0 CH334 0CH337 0 CH338 02 seatsCH002 0 6 seats CH318 / 190  0 CH322 0 8 seats CH318/190 1CH318/240 0CH322 1 CH327/190 1CH327/248 0SH900 010 seatsCH318 / 190 2CH318 / 240 1CH322 2

参照

関連したドキュメント

Furthermore, the following analogue of Theorem 1.13 shows that though the constants in Theorem 1.19 are sharp, Simpson’s rule is asymptotically better than the trapezoidal

In the study of dynamic equations on time scales we deal with certain dynamic inequalities which provide explicit bounds on the unknown functions and their derivatives.. Most of

This class of starlike meromorphic functions is developed from Robertson’s concept of star center points [11].. Ma and Minda [7] gave a unified presentation of various subclasses

2 To introduce the natural and adapted bases in tangent and cotangent spaces of the subspaces H 1 and H 2 of H it is convenient to use the matrix representation of

·The infant carrier is only allowed to be used in combination with the child seat in the vehicle and only in rearward-facing orientation. ·Please keep any parts removed in a safe

We remind that an operator T is called closed (resp. The class of the paraclosed operators is the minimal one that contains the closed operators and is stable under addition and

Our goal in this short note is to give a quick proof of a stronger result, which immediately generalizes to partially resolve a conjecture of Gica and Luca on equation (1)..

Some natural operators transforming functions, vector fields, forms on some natural bundles F are used practically in all papers in which problem of prolon- gation of