「平成28年度使用義務教育諸学校(中学校)の教科用図書(文部科大臣の検定を経た
教科用図書)研究資料」
7
教科
数学
学習指導要領の目標
【数学の目標】
数学的活動を通して,数量や図形などに関する基礎的な概念や原理・法則について
の理解を深め,数学的な表現や処理の仕方を習得し,事象を数理的に考察し表現する
能力を高めるとともに,数学的活動の楽しさや数学のよさを実感し,それらを活用し
て考えたり判断したりしようとする態度を育てる。
[第1学年の目標]
(1) 数を正の数と負の数まで拡張し,数の概念についての理解を深める。また,文
字を用いることや方程式の必要性と意味を理解するとともに,数量の関係や法則
などを一般的にかつ簡潔に表現して処理したり,一元一次方程式を用いたりする
能力を培う。
(2) 平面図形や空間図形についての観察,操作や実験などの活動を通して,図形に
対する直観的な見方や考え方を深めるとともに,論理的に考察し表現する能力を
培う。
(3) 具体的な事象を調べることを通して,比例,反比例についての理解を深めると
ともに,関数関係を見いだし表現し考察する能力を培う。
(4) 目的に応じて資料を収集して整理し,その資料の傾向を読み取る能力を培う。
[第2学年の目標]
(1) 文字を用いた式について,目的に応じて計算したり変形したりする能力を養う
とともに,連立二元一次方程式について理解し用いる能力を培う。
(2) 基本的な平面図形の性質について,観察,操作や実験などの活動を通して理解
を深めるとともに,図形の性質の考察における数学的な推論の必要性と意味及び
その方法を理解し,論理的に考察し表現する能力を養う。
(3) 具体的な事象を調べることを通して,一次関数について理解するとともに,関
数関係を見いだし表現し考察する能力を養う。
(4) 不確定な事象を調べることを通して,確率について理解し用いる能力を培う。
[第3学年の目標]
(1) 数の平方根について理解し,数の概念についての理解を深める。また,目的に
応じて計算したり式を変形したりする能力を伸ばすとともに,二次方程式につい
て理解し用いる能力を培う。
(2) 図形の相似,円周角と中心角の関係や三平方の定理について,観察,操作や実
験などの活動を通して理解し,それらを図形の性質の考察や計量に用いる能力を
伸ばすとともに,図形について見通しをもって論理的に考察し表現する能力を伸
ばす。
(3) 具体的な事象を調べることを通して,関数
y
=
ax
2について理解するとともに,
関数関係を見いだし表現し考察する能力を伸ばす。
(4) 母集団から標本を取り出し,その傾向を調べることで,母集団の傾向を読み取
る能力を培う。
〈文部科学大臣の検定を経た教科用図書一覧〉
発行者
書名
使用
判型
ページ数
番号
略称
学年
2
東書
新編
新しい数学1
1
B5
296
新編
新しい数学2
2
B5
238
新編
新しい数学3
3
B5
282
4
大日本
新版
数学の世界
1
1
B5
316
新版
数学の世界
2
2
B5
250
新版
数学の世界
3
3
B5
306
11
学図
中学校数学
1
1
B5
312
中学校数学
2
2
B5
265
中学校数学
3
3
B5
312
17
教出
中学数学1
1
B5
326
中学数学2
2
B5
254
中学数学3
3
B5
300
61
啓林館
未来へひろがる数学1
1
B5
276
未来へひろがる数学2
2
B5
216
未来へひろがる数学3
3
B5
274
104
数研
中学校数学1
1
B5
284
中学校数学2
2
B5
230
中学校数学3
3
B5
288
116
日文
中学数学1
1
B5
308
中学数学2
2
B5
246
中学数学3
3
B5
288
項目 観点の具体 2 東書 新編 新しい数学 1 ① 数量や図形についての基礎・基本や知識・技能 ① 全学年で巻末に学び直しができるよう、前学年 の確実な習得を図るために、教材や学習活動がど までの内容をコンパクトにまとめた「ふりかえり 内 のように取り上げられているか。 コーナー」が設けられている。各例題の次に「た 容 しかめ」問題が設けられている。 の 特 徴 ② 数量や図形について習得した知識・技能を基に、 ② 言語活動を促すために、自分で考え友達と伝え ・ 見通しをもち筋道を立てて考え、表現する力を育 合う「学び合いのページ」が設けられている。ま 表 成するために、言語活動がどのように取り上げら た、ノートの書き方の例を示した、「数学マイノ 現 れているか。 ート」が設けられている。 ③ 様々な学習場面や社会生活に数学を活用できる ③ 「活用の問題」が章末問題に出題されている。 能力を身に付けさせるために、他教科との関連や また巻末の「学びをいかす」「社会とつながる」「数 実生活の場面への活用、探究的な活動がどのよう 学をひろげる」「教科とつながる」の中でも取り に取り上げられているか。 上げられている。 ④ 我が国や郷土の伝統や文化と数学の関わりや、 ④ 平面図形のしきつめ模様として日本の伝統模様 数学の発展に尽くした我が国や他国の先人の業績 である麻の葉模様やさまざまな模様が紹介されて 等がどのように取り上げられているか。 いる。また、関孝和や建部賢弘などの数学者や全 国にある算額が紹介されている。 ⑤ 生徒の実態に応じたきめ細やかな指導を行うた ⑤ 側注の「ちょっと確認」には学習のヒント、「も めに、補充的な学習や発展的な学習がどのように っと練習」には補充問題が掲載されている。節末 取り上げられているか。 の「基本の問題」には補充問題、「数学のまど」 には発展問題が掲載されている。 ⑥ 学習意欲を高め、自主的・自発的に学習する態 ⑥ 節末に「基本問題」、章末に「基本問題A・応 度を育成するために、家庭学習で扱える教材や学 用問題B」が掲載されている。巻末に「学びのつ 習活動がどのように取り上げられているか。 ながり」として、既習事項のまとめと問題、該当 学年の問題が設けられている。 2 ① 目標や生徒の発達段階に照らして、各単元の構 ① 誤答の例示や間違いの理由を説明させる問題が 成・配列及び分量に、どのような特徴があるか。 くり返し設けられている。また、2次方程式の解 構 法は平方根の考えによる解き方から導入される構 成 成となっている。 ・ 配 列 及 び 分 量 3 ① 表紙、目次、巻頭・巻末の資料、挿絵、写真、 ① 巻末の資料で数学と社会とのつながりや他教科 図表、文字表記、レイアウト等に、どのような特 とのつながり、数学パズル、数学の歴史、数学を 使 徴があるか。 切りひらいた日本人などが取り上げられ紹介され 用 ている。 上
項目 4 大日本 数学の世界 11 学図 中学校数学 1 ① 章末の「まとめの練習」では、設問ごとに学び ① 全学年の巻頭において、「数学で使われる考え 直しができるように、章中のページ数が示されて 方」コーナーが設けられている。章はじめに「ふ 内 いる。毎時間の学習の手がかりとなる問題がペー りかえり(既習事項確認)」ページが設けられてい 容 ジの左上部に設けられている。 る。 の 特 ② 毎時間の終わりに言語活動を促すために、「説 ② 話し合い活動を促すために、「伝える」の問い 徴 明しよう」「表現しよう」「深めよう」が設けられ が繰り返し設けられている。また、学習における ・ ている。また学んだことをきっかけに研究し、そ ノートの使い方や、レポートのまとめ方、発表の 表 の内容を伝えるためのレポートのまとめ方が示さ 仕方が示されている。 現 れている。 ③ 章末の「研究をしよう」「レポートを書こう」「発 ③ 章末の「深めよう」、巻末の「さらなる数学へ」 展もっと数学」で探求的な活動が促されている。 で探求的な活動が取り上げられている。章末問題 章中の「○○の利用」、章末の「挑戦しよう」「社 の中に「活用の問題」が設定されている。巻末資 会にリンク」で活用の問題が取り上げられている。 料で活用の問題が取り上げられている。 ④ 章はじめに、その章に関連した日本や世界の写 ④ 巻頭において関孝和や吉田光由などが功績とと 真が掲載されている。第1学年の裏表紙の見返し もに紹介されている。また、相似な図形や平面図 に、折り紙を使った遊びとして「星形多面体」の 形の学習の関連において、熊本城や五稜郭など、 作り方が紹介されている。 日本各地にある建造物が紹介されている。 ⑤ 側注の「思い出そう」には学習のヒント、「プ ⑤ 側注の「ふりかえり」には既習事項がまとめら ラス・ワン」には発展問題が掲載されている。節 れている。節末の「確かめよう」には補充問題が 末の「練習」の「A」には補充問題、「B」には 掲載されている。章中や章末の「クローズアップ 「A」の類題が掲載されている。 発展」には発展問題が掲載されている。 ⑥ 章末に「章末問題」と「いろいろな問題」が掲 ⑥ 家庭学習用の「計算力を高めよう」が掲載され 載されている。巻末に「Mathful」で数学の歴史、 ている。巻末に復習問題とともに「課題学習・自 身近な事柄や他教科とのつながりが扱われ、問題 由研究」が設定され、自主的に学習できるよう取 も設定されている。 り上げられている。 2 ① 全学年で、章末に計算練習問題が見開き2ペー ① 新しい節の学習前には、学習内容の系統性を明 ジ設けられている。正負の数の乗法の導入が左右 確にした吹き出しのコメント課題が設けられた構 構 対応する形で数の規則性をもとに取り上げられて 成になっている。正負の数の乗法の導入が見開き 成 いる。 2ページに収められている。 ・ 配 列 及 び 分 量 3 ① 第1学年の本文の文字は他の学年の文字より大 ① 小口に各章がわかるように位置を変えて2色で きく表記されている。項目ごとの学習内容が、見 色づけされている。目次で既習事項との関連が示 使 開きの2ページで完結するようなレイアウトで構 されている。大切な性質や定義には、「重要」の 用 成されている。 見出しがつけられている。 上 の 便 宜
項目 観点の具体 17 教出 中学数学 1 ① 数量や図形についての基礎・基本や知識・技能 ① 全学年で、章はじめと章末には「学習する前に」 の確実な習得を図るために、教材や学習活動がど 「学習のまとめ」のページが設けられている。内容 内 のように取り上げられているか。 ごとに学び直しができるよう、関連ページが明記 容 されている。 の 特 徴 ② 数量や図形について習得した知識・技能を基に、 ② 章中には、言語活動を促すための補助発問がく ・ 見通しをもち筋道を立てて考え、表現する力を育 り返し吹き出しで示されている。章末には学習し 表 成するために、言語活動がどのように取り上げら たことをふり返り、書き方の例を参考にノートに 現 れているか。 まとめるよう促されている。 ③ 様々な学習場面や社会生活に数学を活用できる ③ 章末の「数学の広場」「ジャンプ」、巻末の「自 能力を身に付けさせるために、他教科との関連や 由研究」で探求的な活動が取り上げられている。 実生活の場面への活用、探究的な活動がどのよう 章中の「みんなで数学」で活用の問題が取り上げ に取り上げられているか。 られている。 ④ 我が国や郷土の伝統や文化と数学の関わりや、 ④ 日本で独自に発達した数学として和算が紹介さ 数学の発展に尽くした我が国や他国の先人の業績 れている。また、「数学ミニ事典」において章に 等がどのように取り上げられているか。 関連する話題とともに、日本や世界の数学者が紹 介されている。 ⑤ 生徒の実態に応じたきめ細やかな指導を行うた ⑤ 側注の「もどって確認」には学習のヒントが掲 めに、補充的な学習や発展的な学習がどのように 載されている。節末の「基本のたしかめ」には補 取り上げられているか。 充問題、「チャレンジコーナー」には発展問題が 掲載されている。 ⑥ 学習意欲を高め、自主的・自発的に学習する態 ⑥ 巻末に興味関心を引く課題として「自由研究」 度を育成するために、家庭学習で扱える教材や学 「考える力をアップしよう」、難易度の異なる課 習活動がどのように取り上げられているか。 題として「たしかめの補充問題」「実力アップ問 題」が設定されている。 2 ① 目標や生徒の発達段階に照らして、各単元の構 ① 章末の練習問題に評価の観点が示されている。 成・配列及び分量に、どのような特徴があるか。 また前学年の既習事項の復習問題も取り上げられ 構 ている。ページ下部に「数学メモ」が設けられて 成 いる。 ・ 配 列 及 び 分 量 3 ① 表紙、目次、巻頭・巻末の資料、挿絵、写真、 ① 章末に空欄記入式の学習のまとめが設定されて 図表、文字表記、レイアウト等に、どのような特 いる。巻末のさくいんは、数学用語の横に英語訳 使 徴があるか。 が記載されている。全領域の用語、定義・定理が 用 2色で色分けされ統一記載されている。 上
項目 61 啓林館 未来へひろがる数学 104 数研 中学校数学 1 ① 章末の「基本のたしかめ」問題のページ側注に ① 全学年の巻頭に「クイックチャージ」「ドリル は、ふりかえりのための関連ページとともに、定 でチャージ」の既習事項確認ページが設けられて 内 着したかどうかを自己評価するチェック欄が設け いる。例題や節末の問題に内容を簡潔に示した見 容 られている。 出し文が表記されている。 の 特 ② 言語活動を促すために、「みんなで話しあって ② 活動を伴った学習ができるように、「見つけよ 徴 みよう」「自分のことばで伝えよう」の欄がくり う」「活用しよう」「伝えあおう」の問題が設けら ・ 返し設けられている。また、全学年の巻頭に学習 れている。また、章末に言語活動を促した「やっ 表 の進め方として、話し合いや発表時のポイントが てみよう」が設けられている。 現 示されている。 ③ 別冊の「自由研究に取り組もう」で探求的な活 ③ 章末や章中の「やってみよう」「発展」で探求 動が取り上げられている。章中の「身のまわりへ 的な活動が取り上げられている。章中の「○○の ひろげよう」、巻末の「ひろがる数学」「数学を通 利用」、巻末の「知識を活用しよう」で活用の問 して考えよう」、別冊の「学びをいかそう」で活 題が取り上げられている。 用の問題が取り上げられている。 ④ 正の数・負の数において我が国の様々な日本一 ④ 和算書『算法新書』に掲載されている問題を現 についての値が取り上げられている。空間図形に 在のことばに直して取り上げられている。資料の おいて日本にある様々な形をした建造物が紹介さ 整理の具体例として奈良市の鹿せんべい飛ばし大 れている。 会が取り上げられている。 ⑤ 側注の「ふりかえり」には学習のヒントが掲載 ⑤ 側注の「ふりかえり」には学習のヒントと関連 されている。節末の「練習問題」には補充問題、 ページが掲載されている。節末の「確かめよう」 章末の「章末問題」には発展問題、「千思万考」 には補充問題、「考えよう」には発展問題が掲載 には特に難易度のある問題が設定されている。 されている。 ⑥ 巻末の「力をつけよう」には、自主的に取り組 ⑥ 巻末の「ぐんぐんのばそうチャレンジ編」には、 むことができる「くり返し練習」、身に付けた力 章ごとに補充問題として「確認しよう!」が設定 をさらに伸ばすための「まとめの問題」が取り上 され、発展問題として「深めよう!」が設定され げられている。 ている。 2 ① 正負の数の計算の導入について、加法は数直線 ① 章はじめには、身近な事柄を取り上げ、空欄記 上の移動、乗法は数の規則性をもとに取り上げら 入や操作、説明等を行う課題が設定されている。 構 れている。2次方程式の解法は平方根の考えによ 1次関数の導入は比例や変化の異なる課題問題で 成 る解き方から導入されている。 構成されている。 ・ 配 列 及 び 分 量 3 ① 別冊資料「MathNaviブック」に数学広場や章末 ① 巻頭の「この教科書の使い方」で、数学的活動 問題等の解答が掲載されている。第1学年の巻末 に当たる内容であることが明示されている。巻末 使 に「教科書で使われるアルファベットと筆記体」 の「数学探検」では、数学の学習内容を身近な事 用 が紹介されている。 柄に活用した例が取り上げられている。 上 の 便 宜
項目 観点の具体 116 日文 中学数学 1 ① 数量や図形についての基礎・基本や知識・技能 ① 各章はじめに「次の学習を学ぶために」のページ の確実な習得を図るために、教材や学習活動がど が設定されている。章末には「章のくり返し練習」 内 のように取り上げられているか。 のページが設定され、側注に振り返りのための関 容 連ページが掲載されている。 の 特 徴 ② 数量や図形について習得した知識・技能を基に、 ② 表現する力を育成するために、各章末に「説明 ・ 見通しをもち筋道を立てて考え、表現する力を育 できるかな?」の問題が設けられている。側注に 表 成するために、言語活動がどのように取り上げら 「考えよう」「話し合おう」「やってみよう」が示 現 れているか。 され、言語活動を行うよう促されている。 ③ 様々な学習場面や社会生活に数学を活用できる ③ 章末の「深める数学」、巻末の「数学レポート 能力を身に付けさせるために、他教科との関連や をかこう」で探求的な活動が取り上げられている。 実生活の場面への活用、探究的な活動がどのよう 章末の「生活への利用」、巻末の「数学研究室」 に取り上げられているか。 で活用の問題が取り上げられている。 ④ 我が国や郷土の伝統や文化と数学の関わりや、 ④ 黄金比について葛飾北斎の作品が紹介されてい 数学の発展に尽くした我が国や他国の先人の業績 る。また、平面図形のいろいろな模様について、 等がどのように取り上げられているか。 香川県の讃岐かがり手まりなど全国の伝統工芸品 が紹介されている。 ⑤ 生徒の実態に応じたきめ細やかな指導を行うた ⑤ 側注には学習のヒントとして「ふりかえり」、 めに、補充的な学習や発展的な学習がどのように 補充問題として「チャレンジ」が設定されている。 取り上げられているか。 節末の「基本の問題」には基本的な内容の補充問 題が掲載されている。 ⑥ 学習意欲を高め、自主的・自発的に学習する態 ⑥ 巻末の「数学マイトライ」に、難易度の異なる 度を育成するために、家庭学習で扱える教材や学 学習ができる3つのコーナー「数学研究室」「力 習活動がどのように取り上げられているか。 をのばそう」「ステップアップ」が設けられてい る。 2 ① 目標や生徒の発達段階に照らして、各単元の構 ① 巻末の発展学習の問題では「問題A」「問題B(活 成・配列及び分量に、どのような特徴があるか。 用)」は、全国学力状況調査類似の形式が取り上げ 構 られている。1次関数の導入は比例や変化の異な 成 る課題問題で構成されている。 ・ 配 列 及 び 分 量 3 ① 表紙、目次、巻頭・巻末の資料、挿絵、写真、 ① 小口に各章がわかるように位置を変えて色づけ 図表、文字表記、レイアウト等に、どのような特 されている。「基本の問題」「章のたしかめ」には 使 徴があるか。 評価の観点が表記されている。全領域の用語、定 用 義・定理が2色で色分けされ統一記載されている。 上
「平成28年度使用義務教育諸学校(中学校)の教科用図書(文部科大臣の検定を経た
教科用図書)研究資料」
8
教科
理科
学習指導要領の目標
【理科の目標】
自然の事物・現象に進んでかかわり,目的意識をもって観察,実験などを行い,科
学的に探究する能力の基礎と態度を育てるとともに自然の事物・現象についての理解
を深め,科学的な見方や考え方を養う。
[第1分野の目標]
(1) 物質やエネルギーに関する事物・現象に進んでかかわり,その中に問題を見い
だし意欲的に探究する活動を通して,規則性を発見したり課題を解決したりする
方法を習得させる。
(2) 物理的な事物・現象についての観察,実験を行い,観察・実験技能を習得させ,
観察,実験の結果を分析して解釈し表現する能力を育てるとともに,身近な物理
現象,電流とその利用,運動とエネルギーなどについて理解させ,これらの事物
・現象に対する科学的な見方や考え方を養う。
(3) 化学的な事物・現象についての観察,実験を行い,観察・実験技能を習得させ,
観察,実験の結果を分析して解釈し表現する能力を育てるとともに,身の回りの
物質,化学変化と原子・分子,化学変化とイオンなどについて理解させ,これら
の事物・現象に対する科学的な見方や考え方を養う。
(4) 物質やエネルギーに関する事物・現象を調べる活動を行い,これらの活動を通
して科学技術の発展と人間生活とのかかわりについて認識を深め,科学的に考え
る態度を養うとともに,自然を総合的に見ることができるようにする。
[第2分野の目標]
(1) 生物とそれを取り巻く自然の事物・現象に進んでかかわり,その中に問題を見
いだし意欲的に探究する活動を通して,多様性や規則性を発見したり課題を解決
したりする方法を習得させる。
(2) 生物や生物現象についての観察,実験を行い,観察・実験技能を習得させ,観
察,実験の結果を分析して解釈し表現する能力を育てるとともに,生物の生活と
種類,生命の連続性などについて理解させ,これらの事物・現象に対する科学的
な見方や考え方を養う。
(3) 地学的な事物・現象についての観察,実験を行い,観察・実験技能を習得させ,
観察,実験の結果を分析して解釈し表現する能力を育てるとともに,大地の成り
立ちと変化,気象とその変化,地球と宇宙などについて理解させ,これらの事物
・現象に対する科学的な見方や考え方を養う。
(4) 生物とそれを取り巻く自然の事物・現象を調べる活動を行い,これらの活動を
通して生命を尊重し,自然環境の保全に寄与する態度を育て,自然を総合的に見
ることができるようにする。
〈文部科学大臣の検定を経た教科用図書一覧〉
発行者
書名
使用
判型
ページ数
番号
略称
学年
2
東書
新編
新しい科学
1
1
B5変型
284
新編
新しい科学 2
2
B5変型
302
新編
新しい科学
3
3
B5変型
326
4
大日本
新版
理科の世界
1
1
B5
280
新版
理科の世界
2
2
B5
304
新版
理科の世界
3
3
B5
328
11
学図
中学校科学1
1
B5
302
中学校科学2
2
B5
312
中学校科学3
3
B5
322
17
教出
自然の探究
中学校理科 1 1
B5
282
自然の探究
中学校理科 2 2
B5
284
自然の探究
中学校理科 3 3
B5
314
61
啓林館
未来へひろがるサイエンス 11
B5
272
未来へひろがるサイエンス 22
B5
280
未来へひろがるサイエンス 33
B5
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項目 観点の具体 2 東京書籍 新編 新しい科学 1 ① 自然の事物・現象についての理解、観察・実 ① 実験の目的、実験の方法、結果の見方、考察のポ 験技能の習得など、基礎・基本の確実な定着を イントという学習の流れがわかりやすく示され、ど 内 図るために、教材や学習活動がどのように取り の課題に対しても同じ流れで学習が展開されている。 容 上げられているか。 「?(課題)」に対する結論が「!(まとめ)」として の 示されている。また、公式や重要事項は「ここがポ 特 イント」欄で強調して示されている。 徴 ・ ② 科学的な見方や考え方が深まるように、観察 ② 生徒が、主体的な言語活動に取り組むことができ 表 ・実験の結果を整理し考察する言語活動がどの るように、「予想しよう」「調べ方を考えよう」「考 現 ように取り上げられているか。 察しよう」などが観察・実験で配置されている。 また「学びを生かして考えよう 話す」など「話す」 「書く」といった指示で、言語活動が示されている。 ③ 理科を学ぶことの有用性を実感させるために、 ③ 「科学でGO!すごい大陸」では、日常生活や社会と 探究的な活動を織り交ぜ、他教科との関連や実 の関連について41のテーマを取り上げている。また、 社会・実生活への活用場面がどのように取り上 「○○(教科名)で学ぶこと」では、他教科との関 げられているか。 連を図り、知識を多元的なつながりの中で定着させ るようにされている。 ④ 我が国の科学技術の実状や、科学の発展に尽 ④ 各巻巻頭の「科学と人の物語」や単元末の「ニッ くした我が国や他国の人の業績等がどのように ポンの科学」などでは、科学に関わる人物や技術が 取り上げられているか。 取り上げられている。また、「科学でGO!歴史大陸」 では32のテーマの科学史が紹介されている。また、 「科学でGO!はたらき大陸」では5つのテーマで、科 学に関係する仕事やその仕事に就いている人物が紹 介されている。 ⑤ 生徒の理解や習熟の状況に応じ、補充的・発 ⑤ 章末チェックでは、基本的な事項が掲載され、自 展的学習が行えるよう、どのように工夫されて 分で補充的な学習を進めることができる記述になっ いるか。 ている。発展では、必修の学習内容と関連が図られ ている。また、巻末のさくいんで発展的な学習内容 の一覧表が記されている。 ⑥ 生徒の興味・関心を考慮し、意欲的な態度を ⑥ 各章の学習の前後に同じ問いかけに答える「befor 育成できるよう、どのように工夫されているか。 e & after」が設けられている。各単元末に科学の読 み物が紹介されている。章末に本文のページも示さ れた「チェック」欄を設け自学自習ができるような 表記となっている。 2 ① 学習内容の習熟を図り、問題解決の能力を育 ① 単元のはじめに「リンクマーク(→)」を使い、 成するために、体系や系統に配慮した単元の配 関連する学習内容について、章、タイトル、ページ 構 列等は、どのように工夫されているか。 を付記し、どこにあるのかを示している。全学年で 成 巻頭の目次の次に探究の流れの例と、この教科書の ・ 使い方についての説明が見開きで示されている。防 配 災については、第1学年では「大地の変化」の各章 列 の終わりに見開き(計6ページ)で災害を取り扱って 及 おり、第2学年では「天気とその変化」の単元の終 び わりに見開き(2ページ)で災害を取り扱い、第3学 分 年の「自然の恵みと災害」につなげている。 量 3 ① 見出しや写真、イラスト、図、本文等のレイ ① 本文中の重要語句は、ゴシック体で示されており、
4 大日本図書 新版 理科の世界 11 学校図書 中学校科学 ① 学習単位ごとに「問い」で基本問題が示され、解 ① 小学校や前学年などの既習事項との関連を確認で 答が次ページに掲載されている。単元末の「まとめ」 きる問題が示されており、学習のつながりをもたせ では、「キーワード」で用語を確認できる形式をと ている。各章の終わりには「学習の確認」が設けら っている。また、密度や濃度などの計算では「例題」 れ、基礎的知識が確認できるような形式をとってい と「解答例」が示されている。 る。 ② 第1学年の各単元のはじめに「私のレポート」「ノ ② 本文中で活用力や表現力を意識させたいものには、 ートの書き方」などを設けている。さらに、書くこ 「活用」マークや「表現」マークが付けられている。 とについても別枠で示されている。「話し合ってみ 「話し合ってみよう」では、観察・実験の課題が示 よう」では、言語活動が行われる場面が設定されて され、その解決の方法や結果の予想を話し合う場面 いる。 が設けられている。 ③ 「やってみよう」で身近な事象と関連する観察、 ③ 各学年の巻頭に「観察・実験の進め方(探求の流 実験を取り上げたり、「くらしの中の理科」では47 れ)」があり、探究の方法が示されている。また、「チ のテーマで、学習内容が日常生活や社会で活用され ャレンジ」では、探究的なものづくりなどを示して ている話題を取り上げたりしている。各単元に「終 いる。学習内容と日常との関連を示すコラムなどに 章」を加え、学習内容と他教科、日常生活との関連 は、「日常とのつながり」がマークで示されている。 で探究できるように取り上げられている。 ④ 「プロフェッショナル」では9のテーマで理科と職 ④ 各単元末には、単元の学習内容と関連した職業と、 業との関連がある話題を取り上げ、キャリア教育の 働く人を紹介する「科学を仕事に活かす」があり、 観点で紹介している。表紙の裏は学年の導入として、 キャリア教育の観点で紹介されている。「科学の歴 近代科学を切り拓いた3人の偉大な科学者を取り上 史」マークをつけ、科学者や科学史についても取り げている。また、第3学年の巻末には科学史もまと 上げられている。 めて示されている。 ⑤ 章末問題では、参照するページが示されており、 ⑤ 計算問題で公式が出てくるところでは、「例題」 補充的な学習において、自分で進めることもできる があり、解き方が示されている。また、「例題」の ような記述になっている。また、「発展」を目次に 後には練習問題として「問い」が設けられており習 も示し、発展的な学習内容が区別されて示されてい 熟の状況に応じて振り返りができるように示されて る。 いる。「活用しよう」では、発展的な内容が取り上 げられている。 ⑥ 巻末の「課題研究・自由研究にチャレンジしよ ⑥ 観察・実験の後のページの中で、「結果例」「考察 う」で、課題研究の方法や自由研究のテーマを示し とまとめ」を示し、実験結果などを家庭で振り返る ている。「Let's go科学館・博物館」や「ジオパー ときに参考になるよう示されている。また、巻末の クを見学してみよう」、「動物園や水族館を見学して 「自由研究」では、研究の進め方を示し、各章にあ みよう」などで各地の施設が紹介されている。 った自由研究を例示している。 ① 単元の配列が、1分野、2分野の区別をなくし、 ① 単元のはじめの、「これまでに学んできたことを 学年ごとに独自の配列になっている。各単元の始め チェックしよう」で既習事項を確認し、次ページの には、「これまでに学習したこと」で既習の学習内 「これから学ぶこと」では、今後の学習内容との関 容を振り返り、「これから学習すること」で単元の 連が示されている。基本操作については,目次で別 見通しが持てるように示されている。全学年で、巻 途示された上で,第2学年の巻末には1年生で,第 頭の目次の次に教科書の使い方が見開きで示されて 3学年の巻末には第1学年,第2学年で学習した基 いる。防災については、第1学年、第2学年とも、 本操作について確認できるよう示されている。防災 コラムや写真での扱いにとどめ、第3学年の「自然 については、第1学年では、コラムと本文で(計6 環境がもたらす災害」でのみ扱われている。 ページ)の扱いがあり、第2学年はコラムで(1ペー ジ)の扱いがあり、第3学年の「自然はどのような 災害や恵みをもたらすか」につなげている。 ① 本文中の重要語句は、ゴシック体で示されており、 ① 本文中の重要語句は、ゴシック体で示されており、 常用漢字を用いるときは初出の漢字にはふりがなが 常用漢字を用いるときは初出の漢字にふりがなが付 付されている。カラーユニバーサルデザインが導 されている。試薬の色の変化などは、写真で示すだ 入されている。基本操作があるページは、ページの けでなく文字でも説明されていたり、線も色の区別
項目 観点の具体 17 教出 自然の探求 中学校理科 1 ① 自然の事物・現象についての理解、観察・実 ① 節末に「要点チェック!」を設け、基礎・基本的 験技能の習得など、基礎・基本の確実な定着を な用語について振り返りができるような記述にして 内 図るために、教材や学習活動がどのように取り いる。観察や実験で使用する器具や装置の操作、必 容 上げられているか。 要となる技能などは、巻末資料の「基礎技能」とし の て本文と区別された囲みのなかで図解されている。 特 徴 ・ ② 科学的な見方や考え方が深まるように、観察 ② 観察・実験の前には「課題」を示し、内容に応じ 表 ・実験の結果を整理し考察する言語活動がどの て「話し合おう」や「考えよう」を設け、課題解決 現 ように取り上げられているか。 に向けて話し合う場面や、個人で考え言語化する場 面を設定している。 ③ 理科を学ぶことの有用性を実感させるために、 ③ 単元扉や章の導入では、日常生活で目にする事物 探究的な活動を織り交ぜ、他教科との関連や実 ・現象を取り上げている。身近なことを科学的に考 社会・実生活への活用場面がどのように取り上 える内容は「生活」や「環境」というマークをつけ げられているか。 て示している。巻末には「理科で使う算数・数学」 のページを設け他教科との関連が示されている。 ④ 我が国の科学技術の実状や、科学の発展に尽 ④ 各学年で「歴史」マークを使い、科学者や科学史 くした我が国や他国の人の業績等がどのように について取り上げている。第3学年の巻末資料では、 取り上げられているか。 科学史やノーベル賞を受賞した日本人科学者が紹介 されている。 ⑤ 生徒の理解や習熟の状況に応じ、補充的・発 ⑤ 単元末には、「要点と重要用語の整理」があり、 展的学習が行えるよう、どのように工夫されて 重要用語や図解でこれまでの学習を確認できる形式 いるか。 になっている。また、その後に練習問題として「基 礎・基本問題」や「活用・応用問題」が用意されて いる。また、学年末には「学年末総合問題」も示さ れている。 ⑥ 生徒の興味・関心を考慮し、意欲的な態度を ⑥ 各単元の最初のページでは、見開きのダイナミッ 育成できるよう、どのように工夫されているか。 クな紙面を使った「単元扉」を設けている。本文中 の随所に「思い出そう」が設けられ既習事項の確認 ができるように示されている。 2 ① 学習内容の習熟を図り、問題解決の能力を育 ① 裏見返しのページでは、当該学年の振り返りと次 成するために、体系や系統に配慮した単元の配 学年での学習内容との関連が示されている。また、 構 列等は、どのように工夫されているか。 それぞれの領域の系統性が視覚的に分かるように、 成 紙面にインデックスを設けている。防災に関しては、 ・ 第1学年「地震による災害と私たちの生活」や「東 配 日本大震災」の特集が4ページにわたって組まれて 列 おり、第2学年では写真とその解説で扱っており、 及 第3学年の「自然の恵みと災害」につなげている。 び 分 量 3 ① 見出しや写真、イラスト、図、本文等のレイ ① 本文中の重要語句は、濃いオレンジ色のゴシック アウトや表現等は、どのように工夫されている 体で示されている。紙面レイアウトでは、観察・実 使 か。 験の手順と結果とが、同一見開き上に配置されない
61 啓林館 未来へひろがるサイエンス ① 別冊のマイノートでは、作図や実験のまとめ、実 験器具の使い方などを本書と関連付けながら確認す ることができる。各章ごとに、用語の確認、観察実 験の確認、要点の確認の3つの確認が示されている。 ② 根拠をもって予想する場面「予想してみよう」、 結果や事実をもとに考える場面「考えてみよう」、 クラス内で話し合い、協働学習する場面「話し合っ てみよう」が設定されている。又、第1学年、第2 学年の巻末資料では「理科における話し合いと発表」 を見開きで示している。 ③ 「活用してみよう」は、学習したことを普段の生 活の中で活用できないかを考えたり、説明したりす る場面がある。「部活ラボ」では、学校生活と理科 を結びつけられるようになっている。第1学年のは じめの探究的な活動の中では、具体的な探究の流れ について示されている。 ④ 「日本の技」で、日本が誇るものづくりの技術に は、自分たちが学習した理科の基本原理が応用され ていることが紹介されている。「科学偉人伝」では 世界や日本での自然科学分野の研究の礎を築いた科 学者の探究する姿や着想が紹介されている。また、 「ノーベル賞の受賞~日本が誇る科学技術~」で日 本人の受賞歴と内容が紹介されている。 ⑤ 別冊のマイノートの記述問題では、解答欄にヒン トとなる用語が配置されている。各章には、「ぶれ いくtime」や「ためしてみよう」などの発展的 な課題が示されている。 ⑥ 「きみも科学者」では、研究の手引きとなる「探究 の道しるべ」、「レポート例」、「テーマ例」が紹介さ れている。付録の青色シートを使って、重要用語を 繰り返し復習できるようになっている。 ① 章の導入や本文中に学習を振り返る場面が取り上 げられている。また、上位学年につながる学習内容 もいくつか取り上げている。第1学年の最初に序章 を設け、小学校理科のような小さな単元を設け、小 学校の学習方法とのつながりを意識した作りになっ ている。防災に関しては、第1学年では、コラムと 本文で(計3ページ)扱っており、第2学年では読み 物で見開きで(2ページ)扱っており、第3学年の「自 然からの恩恵と自然災害」につなげている。 ① 本文中の重要語句は、ゴシック体で示されており、 カラーユニバーサルデザインが導入されている。色 覚特性に も配慮さ れている青色シートが付録にあ り、「学習のまとめ」や別冊のマイノートで利用で きる。本文はすべて見開き中央の先頭から始める ように統一して表記、その周りに図や写真を載せ