Appeon Developer ユーザ ガイド
Appeon
®5.1 for PowerBuilder
®日本語版
FOR WINDOWS改訂:2007 年 7 月 9 日
Copyright © 2000-2007 by Appeon Corporation. All rights reserved.
このマニュアルは、新版のエディションまたはテクニカル ノートに記載されるまで、 現行の Appeon ソフトウェアと継続するリリースに対応します。このマニュアルに記 載されている内容は将来予告なしに変更されることがあります。このマニュアルに 記載されているソフトウェアはライセンス契約に基づいて提供されるものであり、 無断で使用または複写することはできません。 このマニュアルの内容は Appeon Corporation の書面による事前の許可無く、電子的、 機械的、手作業、光学的、またはその他のいかなる手段によっても複製、転載、翻 訳することを禁止します。
Appeon、Appeon のロゴ、Appeon Developer、Appeon Enterprise Manager、AEM、 Appeon Server および Appeon Server Web Component は Appeon Corporation の商標また は登録商標です。
Sybase、Adaptive Server Anywhere、Adaptive Server Enterprise、iAnywhere、
PowerBuilder、Sybase Central および Sybase jConnect for JDBC は、Sybase, Inc.の商標 または登録商標です。
Java、JDBC および JDK は Sun, Inc.の商標または登録商標です。
このマニュアルに記載されている上記以外の会社名および製品名は、それらの会社 およびその関連会社の商標または登録商標です。
政府による使用、複写、開示は、国防総省の契約に関して DFARS 52.227-7013 の細 目(c)(1)(ii)に明記されている制約事項およびその他の政府機関の契約に関して FAR 52.227-19(a)-(d) に明記されている制約事項に従います。
Appeon Corporation, 1/F, Shell Industrial Building, 12 Lee Chung Street, Chai Wan District, Hong Kong.
1 はじめに ... 1
1.1 対象読者 ... 1 1.2 このマニュアルの内容 ... 1 1.3 関連マニュアル ... 3 1.4 不明な点がある時 ... 52 イントロダクション ... 6
2.1 概要 ... 62.2 PowerBuilder 中の Appeon Developer ツールバー ... 7
2.3 Appeon Developer による Web アプリケーションの開発 ... 8
3 使用前の準備 ... 10
3.1 Appeon for PowerBuilder のインストール ... 10
3.2 アプリケ-ションのデータベース接続の設定 ... 10 3.3 Appeon Server の起動 ... 10
4 Appeon Developer の設定... 12
4.1 概要 ... 12 4.2 Appeon Developer 設定ウィザードの使い方 ... 12 4.2.1 基本設定を行う ... 14 4.2.2 PBL ファイルを選択する ... 15 4.2.3 配布設定を行う ... 16 4.2.4 DB 型を選択する ... 17 4.2.5 トランザクション オブジェクトを宣言する ... 18 4.2.6 イメージ ファイルを選択する ... 20 4.2.7 INI ファイルを選択する ... 21 4.2.8 DLL/OCX ファイルを選択する ... 22 4.2.9 コマンドラインを設定する ... 23 4.2.10 言語オプション ... 24 4.2.11 ログ モードを指定する ... 25 4.2.12 サマリー... 26 4.3 設定ツールの使い方 ... 26 4.3.1 アプリケーション プロファイルの設定 ... 27 4.3.2 データベース型のプロファイルの設定 ... 51 4.3.3 サーバ プロファイルの設定 ... 54 4.3.4 配布プロファイルの設定... 63 4.3.5 コネクション キャッシュ プロファイルの管理 ... 665 UFA ツールの使い方 ... 70
5.1 概要 ... 70 5.2 アプリケーションの機能解析 ... 715.2.2 UFA ツールにアクセスする ... 74 5.2.3 機能解析の実行 ... 75 5.3 UFA レポートの使い方 ... 78 5.3.1 未サポート機能の修正 ... 78 5.3.2 UFA レポートの操作 ... 81 5.3.3 UFA レポートの制限 ... 89 5.4 ヘビー ウィンドウ レポートの使い方 ... 91 5.4.1 ヘビー ウィンドウの測定方法 ... 91 5.4.2 ヘビー ウィンドウレポートの読み取り ... 92 5.4.3 ヘビー ウィンドウの軽量化 ... 92
6 PowerBuilder アプリケーションの配布 ... 93
6.1 概要 ... 93 6.2 配布の性能 ... 93 6.2.1 フル配布の配布時間 ... 94 6.2.2 インクリメンタル配布の配布時間 ... 94 6.3 配布プロセス ... 94 6.3.1 PowerBuilder アプリケーションの準備 ... 94 6.3.2 配布の設定 ... 95 6.3.3 PowerBuilder アプリケーションの配布 ... 1007 Appeon Web アプリケーションのデバッグ ... 106
7.1 概要 ... 106 7.2 Appeon デバッガでデバッグできるスクリプト ... 106 7.3 デバッグ処理の紹介 ... 107 7.4 Appeon デバッガを起動する ... 108 7.4.1 Appeon デバッガでの表示 ... 109 7.5 ブレーク ポイントの設定 ... 110 7.5.1 ブレークポイントを設定できるコード行... 110 7.5.2 ブレークポイントの設定方法 ... 111 7.6 アプリケーションをデバッグ モードで実行する ... 113 7.7 ブレークポイントの位置でアプリケーションを調べる ... 113 7.7.1 変数と式の特殊なハンドル ... 113 7.7.2 ウォッチ ビューに変数または式を追加する ... 114 7.7.3 変数または式の値を変更する ... 115 7.7.4 式を再設定する ... 116 7.7.5 コール スタック ビューでコンテキストを調べる ... 116 7.7.6 アプリケーションのステップ単位の実行... 117 7.8 コードの修正とデバッグ処理の停止 ... 1178 ランタイム レポートの生成と使用 ... 118
8.1 概要 ... 118 8.2 ランタイム レポートの生成 ... 1188.2.2 Web デバッグ レポートの設定 ... 120 8.2.3 Web パフォーマンス ランタイム トレーシング レポートの設定 ... 123 8.2.4 ランタイム レポートの生成 ... 124 8.3 ランタイム レポートの使用 ... 125 8.3.1 ランタイム レポートへのアクセス ... 125 8.3.2 Web デバッグ レポートの使い方 ... 126 8.3.3 Web パフォーマンス ランタイム トレーシング レポートの使い方 ... 128
9 Web アプリケーションの実行 ... 131
9.1 概要 ... 131 9.2 要件 ... 1319.2.1 管理者権限を持つ Windows アカウント(Appeon Xcelerator 配布のみ) ... 131 9.2.2 Internet Explorer の設定 ... 131 9.2.3 言語設定の要件 ... 138 9.2.4 ポップアップ禁止のソフトウェアを無効にする ... 139 9.3 Web アプリケーションへのアクセス ... 139 9.3.1 Web アプリケーションの URL ... 139 9.3.2 Web アプリケーションの実行 ... 140 9.4 Appeon データウィンドウ メニュー ... 141 9.4.1 Appeon データウィンドウメニューの有効化 ... 142 9.4.2 HTML データウィンドウの Web データウィンドウ メニュー ... 142 9.4.3 イメージ データウィンドウの Web データウィンドウ メニュー ... 154
10 インフォメーション マネージャの使用 ... 157
10.1 概要 ... 157 10.2 レポートとログの表示 ... 15811 Web アプリケーションのパッケージ化とインストール ... 160
11.1 概要 ... 160 11.2 Web アプリケーションのパッケージ化 ... 161 11.2.1 パッケージする内容 ... 161 11.2.2 重要な要件 ... 161 11.2.3 パッケージ化の操作方法... 161 11.3 Web アプリケーションのインストール/アンインストール ... 169 11.3.1 インストール前の注意点... 169 11.3.2 アプリケーションをインストールする ... 169 11.3.3 アプリケーションをアンインストールする ... 17812 Web アプリケーションの配布削除 ... 185
12.1 概要 ... 185 12.2 配布削除の手順 ... 185 12.2.1 配布プロファイル モードによる配布の削除 ... 18613 Code Insight 機能による開発 ... 193
13.1 概要 ... 193 13.2 Code Insight のアクティブ化 ... 194 13.2.1 Code Insight の設定 ... 194 13.2.2 Code Insight の使用 ... 196 13.3 Code Insight によるコーディング ... 19714 Appeon Enterprise Manager の起動 ... 200
14.1 要件 ... 200
14.2 Appeon Enterprise Manager の起動 ... 200
15 Appeon for PowerBuilder ヘルプ ... 203
16 拡張のツールキット ... 205
16.1 DLL/OCX ファイルのパッケージ ... 205 16.1.1 概要 ... 205 16.1.2 DLL/OCX ファイルをパッケージする ... 205 16.1.3 DLL/OCX ファイルのインストール/アンインストール ... 211 16.2 Appeon サイレント インストーラ ... 217 16.2.1 概要 ... 217 16.2.2 サイレント インストーラのフォルダ構造を作成する ... 21716.2.3 Appeon Server、EAServer または Web アプリケーションのインストレー ション プログラムをコピーする ... 219
16.2.4 コンフィグレーション ファイルをカスタマイズする ... 220
16.2.5 インストレーション CD を焼く ... 228
16.2.6 Appeon サイレント インストーラを実行する(エンド ユーザへのみ)229 16.2.7 Appeon Server、EAServer または Web アプリケーションをインストール する ... 229
17 テクニカル サポート ... 231
1 はじめに
1.1 対象読者
このマニュアルは、Appeon Developer を使用する PowerBuilder 開発者を対象として います。
1.2 このマニュアルの内容
このマニュアルは全部で 17 章に分かれています。 第 1 章:はじめに このマニュアルについての一般的な紹介です。 第 2 章:イントロダクション Appeon Developer の概要です。 第 3 章:使用前の準備 Appeon Developer を使用する前に必要な手順を説明します。 第 4 章:Appeon Developer の設定 Appeon Developer の設定を説明します。 第 5 章:UFA ツールの使い方 PowerBuilder アプリケーションに非サポート機能解析の実行方法を説明しま す。 第 6 章:PowerBuilder アプリケーションの配布 PowerBuilder アプリケーションが Web へ配布する手順を説明します。 第 7 章:Appeon Web アプリケーションのデバッグAppeon デバッガで Appeon Web アプリケーションをデバッグする方法を説 明します。
Web デバッグ レポートと Web パフォーマンス トレーシング レポートの設 定手順を説明します。 第 9 章:Web アプリケーションの実行 配布済み Web アプリケーションの実行手順を説明します。 第 10 章:インフォメーション マネージャの使用 レポートとログ ファイルの参照方法を説明します。 第 11 章:Web アプリケーションのパッケージ化とインストール Web アプリケーションのパッケージ ツールの操作方法を説明します。 第 12 章:Web アプリケーションの配布削除 Appeon Web アプリケーションの削除方法を説明します。 第 13 章:Code Insight 機能による開発
Appeon の Code Insight 機能の使い方を説明します。 第 14 章:Appeon Enterprise Manager の起動
Appeon Developer から Appeon Enterprise Manager の起動する手順を説明しま す。
第 15 章:Appeon for PowerBuilder ヘルプ
Appeon ヘルプの操作方法を説明します。 第 16 章:拡張のツールキット Appeon が提供した拡張ツールキット(DLL/OCX ファイル パッケージ ツー ルおよび Appeon サイレント インストーラ)の使い方を説明します。 第 17 章:テクニカル サポート テクニカル サポートを受ける場合に必要となるファイルの一覧をリストし ます。
1.3 関連マニュアル
Appeon では Appeon 製品とその機能をより良く理解するために、次のマニュアルを 提供しています。
『Appeon デモ アプリケーション チュートリアル』
Appeon デモ アプリケーションについて説明しています。Appeon デモ アプリケ ーションには「Appeon Sales Application」、「Appeon Code Examples」、
「Appeon ACF Demo」が提供されており、PowerBuilder アプリケーションを Web 化する Appeon の機能を体験することができます。
『Appeon Developer ユーザ ガイド』(または Appeon ヘルプにおける『Appeon Developer ユーザ ガイド』)
Appeon 5.1 により提供される Appeon Developer ツールバーの使用方法を説明し ます。
Appeon ヘルプにおける『Appeon Developer ユーザ ガイド』は『Appeon Developer ユーザ ガイド』の HTML 版です。
『Appeon Server コンフィグレーション ガイド』
Appeon Server ステータス モニタの設定方法、Appeon Server とデータベース サー バの接続方法、および Appeon Server と Appeon Web アプリケーションを保守す るための AEM の設定方法を説明します。
『Appeon サポート機能ガイド-Appeon Xcelerator 版』(または『Appeon 機能ヘ ルプ-Appeon Xcelerator 版』)
Appeon 5.1 でサポートされ、Web アプリケーションに変換可能な PowerBuilder 機能の詳細と、Appeon Xcelerator 配布オプションの使用方法、および未サポー ト機能について説明します。
『Appeon 機能ヘルプ- Appeon Xcelerator 版』は『Appeon サポート機能ガイド -Appeon Xcelerator 版』の HTML 版です。
『Appeon サポート機能ガイド-Pure-JavaScript 版』(または『Appeon 機能ヘル プ-Pure-JavaScript 版』)
Appeon 5.1 でサポートされ、Web アプリケーションに変換可能な PowerBuilder 機能の詳細と、Pure-JavaScript 配布オプションの使用方法、および未サポート 機能について説明します。
『Appeon 機能ヘルプ-Pure-JavaScript 版』は『Appeon サポート機能ガイド- Pure-JavaScript 版』の HTML 版です。
『Appeon インストレーション ガイド』
Appeon for PowerBuilder 日本語版のインストール方法について説明しています。 『Appeon マイグレーション ガイド』 Appeon による Web 化の手順と、これらの手順を構成するステップに関連する 様々なトピックを完全な図解入りで説明しており、また、チュートリアルでは 小さな PowerBuilder アプリケーションを Web に配備するプロセスを一通り体験 することができます。 『Appeon パフォーマンス チューニング ガイド』 Appeon により Web 化されたアプリケーションのパフォーマンスを向上させる ための、PowerBuilder アプリケーションの修正方法について説明しています。 『Appeon トラブルシューティング ガイド』 製品のインストレーション、Web 配布、AEM、Web アプリケーションの実行 等に関するトラブルシューティングについて説明しています。 『Appeon の紹介』
Appeon 5.1 for PowerBuilder 日本語版に含まれるすべてのドキュメントについて 説明します。
『Using the PowerBuilder Foundation Class Library with Appeon Pure-JavaScript』 (または『 Appeon-compliant Framework Reference for Pure-JavaScript』)
Appeon の Pure-JavaScript 配布によって Web に変換する際にサポートされる PowerBuilder PFC 機能と未サポート機能の詳細を説明します。
『Appeon-compliant Framework Reference for Pure-JavaScript』 は『Using the PowerBuilder Foundation Class Library with Appeon Pure-JavaScript』 の HTML 版 です。
『Appeon 新機能ガイド』
Appeon 5.1 for PowerBuilder 日本語版の新機能および変更された機能を説明しま す。
1.4 不明な点がある時
Appeon ソフトウェアがインストールされているサイトには、Sybase のサポート契約 を結んでいる Sybase サポート センタまたは Sybase に認定されたサポート パートナ ーとの連絡担当の方(コンタクト パーソン)を決めてあります。マニュアルやオン ライン ヘルプでは解決できない問題があった場合には、その担当の方を通して Sybase のサポート センタまたは Sybase に認定されたサポート パートナーまでご連 絡ください。Sybase サポート センタの Web サイトhttp://www.sybase.com/supportに2 イントロダクション
2.1 概要
Appeon Developer は、Appeon for PowerBuilder 日本語版の 1 つのコンポーネントであ り、PowerBuilder の機能を拡張し、PowerBuilder の技術だけを使用して、新規または 既存の PowerBuilder アプリケーションを Web アプリケーションへ変換することがで きます。
Appeon Developer は 、PowerBuilder IDE 内で PowerBuilder から Web への変換を可能 にする一連のツールを提供しています。これらのツールは PowerBuilder を開く度に 自動的にロードされ、PowerBuilder IDE 内のツールバーを介してアクセスできます。
図 2-1:Appeon Developer のツールバー
Appeon Developer は、 PowerBuilder アプリケーションの PBL(ソースコード)を解 析することによって、対応する HTML、JavaScript および XML ファイルを生成しま す。Appeon Server により配布された後に、生成済みのファイルは元の PowerBuilder アプリケーションと同じように動作できる Web アプリケーションを構成できます。 ユーザは標準的な Microsoft Web ブラウザを開き、インターネットやイントラネット またはエクストラネット上にあるオリジナルの PowerBuilder アプリケーションの Web バージョンにアクセスできます。
2.2 PowerBuilder 中の Appeon Developer ツールバー
すべての Appeon Developer ツールは米国政府の定めたセクション 508 に対応してい ます。 Appeon Developer ツールバーのユーザ インターフェースを図 2-2 に示します。 図 2-2:Appeon Developer ツールバー Appeon Developer ツールバーには 15 のボタンがあります。各ボタンの機能を次の表 に説明します。 テーブル 2-1:Appeon Developer ツールバーの機能説明 ボタン 名前 機能設定ウィザード Web に変換するための Appeon Developer を迅速に簡易設定す るウィザードです。
設定 Web に変換するための Appeon Developer の設定および管理を 行います。
解析 配布前にアプリケーション ソース コード内の未サポート機 能を解析します。アプリケーション全体の解析、オブジェク ト レベルでの解析または継承階層を含むの解析も行います。 Code Insight PowerBuilder アプリケーション開発時に、Appeon によりサポ
ートされる機能を識別し開発を容易にします。
配布 PowerBuilder アプリケーションから Web への変換および配布 プロセスを行います。
実行 配布された Web アプリケーションを Internet Explorer で実行 します。
Appeon デバッガ Appeon Web アプリケーションのデバッグを行います。 トレース設定 Appeon Web アプリケーションの実行パフォーマンスを調整 するために、取得する情報を設定します。 デバッグ設定 Appeon Web アプリケーションをデバッグするために、取得 するデバッグ情報を設定します。 インフォメーシ ョン ログとレポートを管理します。 パッケージ インストールするためにアプリケーション ファイルをパッケ ージします。
配布削除 Web サーバおよび Appeon Server から配布済みの Web アプリ ケーションを削除します。
AEM Appeon Enterprise Manager (AEM) を起動します。 ヘルプ サポートされている PowerBuilder 機能の検索、ブラウズ、印 刷、コピーと貼り付けを行います。 バージョン情報 Appeon のバージョン情報を表示します。 Code Insight、デバッグ設定、トレース設定およびインフォメーションを除き、 Appeon Developer ツール バー上にある他のツールは同時に 1 つのみ起動できます。 これは、Appeon Developer プロセス間の衝突を防止するためです。
2.3 Appeon Developer による Web アプリケーションの開発
新しい Web アプリケーションの開発、または既存 PowerBuilder アプリケーションの Web へのマイグレーションを行う場合、通常、Appeon Developer では、解析、修正、 自動配布の 3 つの作業を行う必要があります。
Appeon for PowerBuilder 日本語版を使用して新しい Web アプリケーションを開発す る場合、最初のステップは PowerBuilder アプリケーションの新規作成になります。 これについては、『Appeon マイグレーション ガイド』の「第 2 章:Appeon for PowerBuilder による Web RAD 開発」を参照してください。Appeon のコーディング スタイルに沿った新規アプリケーションでは、解析と修正作業が簡単になります。 Appeon のコーディング スタイルの詳細は、『Appeon 機能ヘルプ-Appeon
Xcelerator 版』または『Appeon 機能ヘルプ-Pure-JavaScript 版』を参照してください。 タスク 1 - 解析
Appeon Developer によって拡張された PowerBuilder IDE を使用して、アプリケー ション PBL にある未サポートの PowerBuilder オブジェクトと機能を解析します。 アプリケーションの構造に関する一般的なガイドラインは『Appeon 機能ヘルプ -Appeon Xcelerator 版』または『Appeon 機能ヘルプ-Pure-JavaScript 版』の「基 本要件とアーキテクチャ要件」セクションにあります。解析を行う前にアプリケ ーションがこれらの要件を満たす必要があります。 タスク 1 が完了すると、解析レポートが生成され、アプリケーションにある未サ ポートの PowerBuilder オブジェクトとコードがハイライトで表示されます。 タスク 2 - 修正 このステップでは、標準 PowerBuilder プログラミングを使用して、Web アプリ ケーションの実行を妨げる未サポートの PowerBuilder オブジェクトとコードに回 避策を適用するかまたは削除します。『Appeon 機能ヘルプ-Appeon Xcelerator
版』または『Appeon 機能ヘルプ-Pure-JavaScript 版』は PowerBuilder サポート機 能に関する情報とこれらの機能を実装するコード例を提供して、このプロセスの 作業を支援します。 PowerBuilder アプリケーションをフル構築して、PowerBuilder アプリケーション のコード内にバグが無くアプリケーション機能が正常に動作することを確認しま す。 タスク 2 が完了すると、PowerBuilder アプリケーションの Web への自動変換が準 備できたことになります。 タスク 3 - 自動配布 配布ボタンを押すことにより、Web で実行できる PowerBuilder アプリケーショ ンの正確な複製が生成され、n-Tier アーキテクチャへ自動配布されます。この Web アプリケーションには標準的な Internet Explorer の Web ブラウザを使用して アクセスできます。
Web 変換の詳細情報については、『Appeon マイグレーション ガイド』を参照して ください。
3 使用前の準備
3.1 Appeon for PowerBuilder のインストール
『Appeon インストレーション ガイド』に従って、Appeon Developer と Appeon Server が正しくインストールされたことを確認します。
Appeon Developer が開発用 PC にインストールされていることを確認します。
Appeon Server が Sybase EAServer にインストールされていることを確認しま す。以降は Appeon Server をインストールした EAServer のマシンを Appeon Server と呼びます。
EAServer 以外の Web サーバ(例:Apache)を使用する場合、Appeon Server Web Component が Web サーバにインストールされていることを確認します。
開発用 PC、Web サーバ、Appeon Server、およびデータベース サーバがすべ
てのシステム要件を満たしていることを確認します。詳細情報については 『Appeon インストーレション ガイド』を参照してください。
3.2 アプリケ-ションのデータベース接続の設定
Appeon Developer によって配布する PowerBuilder アプリケーションに対して、次の データベース接続の設定を行う必要があります:
1. PowerBuilder アプリケーションが使用するデータベースと Appeon Server および JDBC ドライバのインタフェースを設定します。詳細については、データベース ベンダーの提供する説明書をご参照してください。 2. Appeon Server に接続キャッシュを作成します。各データベースの詳細な設定手 順については『Appeon Server コンフィグレーション ガイド』を参照してくださ い。 3. PowerBuilder アプリケーションのトランザクション オブジェクトと Web アプリ ケーションのデータベース接続のために新しく作成された接続キャッシュのマッ ピングを設定します。『Appeon Server コンフィグレーション ガイド』を参照し、 このマッピングは PowerScript を使用して動的に設定することができます。ある いは、このマッピングを Appeon Developer または AEM で静的に設定することも できます。
3.3 Appeon Server の起動
Appeon Developer と Appeon Server は Web アプリケーションの配布中に相互にやり とりします。Web アプリケーションは 1 つ以上の Web サーバと 1 つ以上の Appeon Server へ配布されます。そのため、配布を行う前に Appeon Server が実行されている
ことを確認します。EAServer を Web サーバとして使用する場合、EAServer/Appeon Server のみを起動します。別の Web サーバを使用する場合、Web サーバおよび Appeon Server を起動する必要があります。
EAServer をサービスとして起動すると、Appeon の PDF 印刷が動作しません。その ために、Windows ショートカットから EAServer を起動することを常に推奨していま す:
Windows の[スタート]メニューから[プログラム|Appeon 5.1 for PowerBuilder| Appeon Server|Jaguar]を選択します。
4 Appeon Developer の設定
4.1 概要
Appeon Developer の設定は、アプリケーションを PowerBuilder から Web に変換する プロセス全体に使用される重要な設定です。Appeon Developer の設定はどの PowerBuilder アプリケーションを Web 化するか、どんな形式で配布するかを決定し ます。 ツールバーの他の機能を使用する前に、次の作業を行う必要があります: 1. 各 PowerBuilder アプリケーションに対してアプリケーション プロファイルを設 定します。アプリケーション プロファイルは、たとえば、PowerBuilder アプリケ ーションを構成する PBL ファイル、配布オプション、データベース型など、ア プリケーションに関する情報を Appeon Developer に提供します。 アプリケーション プロファイルを設定する際に、アプリケーションに使用する データベース型のプロファイルを設定します。このプロファイルにより、 Appeon Developer は正確なデータベース構文を生成します。
2. 少なくとも 1 つの Web サーバ プロファイルと 1 つの Appeon Server プロファイル を設定します。これらのプロファイルにより、Appeon Developer は Web サーバ と Appeon Server への配布が使用可能になります。
3. 少なくとも 1 つの配布プロファイルを設定し、少なくとも 1 つの Web サーバ プ ロファイルと 1 つの Appeon Server プロファイルを含めます。このプロファイル により、Appeon Developer は Web アプリケーションの配布先を確定できます。
Appeon はアプリケーションを簡単に設定できるために[設定ウィザード]( )を
提供しています。ウィザードにより、アプリケーション プロファイル、データベー ス型プロファイル、Appeon Server プロファイル、Web サーバ プロファイル、コネク ション キャッシュ プロファイル、およびトランザクション オブジェクト マッピン グが作成できます。ウィザードに作成したすべてのプロファイルを[設定]ツール ( )で変更することができます。[設定]ツールでは、パフォーマンス設定、解 析オプション、Web サービス プロファイルやランタイム設定などの詳細設定も行う ことができます。
4.2 Appeon Developer 設定ウィザードの使い方
Appeon Developer 設定ウィザードにある設定内容は[設定]ツールと同じようです から、このセクションでは主要な設定だけを説明しています。詳細な説明は、セク ション 4.3「設定ツールの使い方」を参照してください。Appeon Developer ツールバー上で[設定ウィザード]ボタン( )をクリックして、 Appeon Developer 設定ウィザードを起動します。
Appeon Developer 設定ウィザードの最初のページでノートと要件を読んでください。 (図 4-1)[次へ]をクリックして続けます。
4.2.1 基本設定を行う 基本設定はアプリケーションの配布に本質的に必要な設定です。これにアプリケー ション プロファイルの名前、Web URL、ファイルの生成モードおよび配布オプショ ンが含まれます(図 4-2)これらの詳細情報は、「設定ツールの使い方」の「基本設 定」セクションを参照してください。 図 4-2:アプリケーションの基本設定 ステップ 1 - アプリケーション プロファイル名を指定します。 アプリケーションのプロファイル名は、PowerBuilder アプリケーションを Web 化す る際に PowerBuilder アプリケーションを識別するのに使用されます。 ステップ 2 - アプリケーションの Web URL 指定します。 ここで指定されたテキストは、配布された Web アプリケーション ファイルを格納 する、Web サーバの Web ルート下に作成されるフォルダの名前になります。 ステップ 3 - Web ファイルの生成モードを選択します。
4.2.2 PBL ファイルを選択する PowreBuilder アプリケーション ソース コードのバージョン情報と格納場所を指定し ます(図 4-3)。 図 4-3:PBL ファイルの選択 アプリケーション PBL ファイルの追加を行うには、次の方法のいずれかの方法使用 します: 方法 1:ワークスペースと PBT ファイルを選択して PBL ファイルを自動的に追加し ます。詳細な手順は次のとおりです: ステップ 1 - ワークスペースを選択します。ドロップダウン リストからワ ークスペースを選択するか、またはその隣のボタンをクリックしてワークス ペースを選択します。 ワークスペースが選択されると、それに含まれるすべての PBT ファイルが [PBT 一覧]に追加されるようになります。 ステップ 2 - PBT ファイルを選択します。 PBT ファイルが選択されると、それに含まれるすべての PBL ファイルが [PBL 一覧]に追加されるようになります。
必要な PBL ファイルが追加されていない誤りを避けるために、この方法を推奨 します。 方法 2:ワークスペースと PBT ファイルを指定しないで、PBL ファイルを追加しま す。 [ファイルを追加]をクリックして、1 つ以上の PBL ファイルを追加します。 設定ツールではこの方法しか利用できません。詳細な手順については、セク ション「基本設定」を選択してください。 4.2.3 配布設定を行う
配布プロファイルは、指定された Web サーバと Appeon Server を 1 つのグループと して関連付けて Web 配布に使用します(図 4-4)。
図 4-4:Appeon Server と Web サーバの選択
ステップ 1 - 既存の配布プロファイルを選択します。
配布プロファイルを作成または変更するには、設定ツールで行う必要があります。
詳細な手順については、セクション 4.3.4「配布プロファイルの設定」を参照してく
ださい。
ステップ 2 - チェックボックスを選択して、Appeon Server(s) と Web サーバを配布 プロファイルに含めます。
作成されたすべての Appeon Server プロファイルと Web サーバ プロファイルがリス トされています 。1 つ以上の Appeon Server と 1 つ以上の Web サーバを選択する必 要があります。
必要な Appeon Server プロファイルまたは Web サーバ プロファイルがない場合、 [追加]ボタンをクリックしてこれを追加します。Appeon Server プロファイルの作
成方法については、セクション 4.3.3.b「Appeon Server プロファイルの設定」を参照
してください。Web サーバ プロファイルの作成方法については、セクション 4.3.3.c 「Web サーバ プロファイルの設定」を参照してください。
ステップ 3 -[次へ]をクリックして続けます。
[次へ]がクリックされると、ウィザードは Appeon Server および Web サーバとの 接続をテストします。接続成功の場合、配布プロファイルが保存されるようになり ます。 4.2.4 DB 型を選択する アプリケーションが 1 つ以上のデータベースと接続する場合、アプリケーションの 配布中にデータベース型を選択する必要があります。 図 4-5 に示すように、データベース型の[使用済み]カラムを選択することによっ て、アプリケーションに使用されるデータベース型を選択します。 図 4-5:データベース型
データベース型が設定されていない場合([設定済み]カラムが“いいえ”になっ ている)、これを選択してから[編集]ボタンをクリックしてこのプロファイルを 作成する必要があります。データベース プロファイルの作成方法については、セク
ション 4.3.2「データベース型のプロファイルの設定」を参照してください。
4.2.5 トランザクション オブジェクトを宣言する
アプリケーションが Web へ配布されるとき、Appeon Server は PowerBuilder アプリケ ーションで定義されたトランザクション オブジェクトを使用しないで、その代わり にコネクション キャッシュを使用してデータベースの接続をハンドルしています。 そのために、PowerBuilder アプリケーションに使用されるトランザクション オブジ ェクトを Appeon Server に作成された適切なコネクション キャッシュと関連付ける 必要があります。
Appeon Developer と AEM の両方で、トランザクション オブジェクトとコネクショ ン キャッシュ間のマッピングを作成、変更または削除することができます。
図 4-7 に示すように、[追加]ボタンをクリックして、アプリケーションにトラン ザクション オブジェクトとコネクション キャッシュ間のマッピングを作成します。 図 4-7:トランザクション オブジェクトの追加 ステップ 1 -[トランザクション オブジェクト]テキスト ボックスにアプリケーシ ョンに使用されるトランザクション オブジェクトの名前を入力します。 ステップ 2 -[データベース型]リスト ボックスからデータベース型を選択します。 ステップ 3 -[コネクション キャッシュ]テキスト ボックスにコネクション キャ ッシュの名前を指定します。このコネクション キャッシュはトランザクション オブ ジェクトが接続するデータベースと接続する必要があります。 コネクション キャッシュがこのアプリケーション配布ですべての Appeon Server に 存在していることを確認します。コネクション キャッシュが存在していない場合、 セクション 4.3.5「コネクション キャッシュ プロファイルの管理」に記述される手 順に従ってコネクション キャッシュを作成してください。コネクション キャッシュ を作成した後、[選択済み]カラムをクリックしてコネクション キャッシュをトラ ンザクション オブジェクトを関連付けるようになります。
4.2.6 イメージ ファイルを選択する [参照]をクリックして、Web アプリケーションに使用されるイメージ ファイルの 格納先を指定します。[サブフォルダを含む]を選択して、指定ディレクトリ下の サブフォルダを配布します(図 4-8)。 イメージ ファイルに関する詳細な情報は、セクション「イメージ ファイルの配布」 を参照してください。 図 4-8:イメージ ファイルの選択
4.2.7 INI ファイルを選択する PowerBuilder アプリケーションでユーザ プリファレンスが含まれる初期化(INI)フ ァイルを使用する場合、INI ファイルを指定する必要があります。そうすると、 Appeon がこのファイルをアプリケーションに配布できます。 [追加]をクリックして 1 つ以上の INI ファイルを追加します。または[ディレク トリを追加]をクリックして、ディレクトリにあるすべての INI ファイルを追加し ます(図 4-9)。 INI に関する詳細な情報は、セクション「INI ファイルの配布」を参照してください。 図 4-9:INI ファイルの選択
4.2.8 DLL/OCX ファイルを選択する アプリケーションにカスタム ユーザ DLL/OCX ファイルを呼び出す必要がある場合、 ここでこれらのファイルを指定して Web サーバに配布する必要があります。或いは、 Appeon により提供される DLL/OCX ファイルのパッケージ ツールでこれらのファイ ルをパッケージしてクライアントにインストールします。Pure-JavaScript 配布には、 DLL/OCX ファイルのパッケージ ツールのみが使用できます。詳細な手順は、第 16 章「拡張のツールキット」を参照してください。 [ファイルを追加]または[ディレクトリを追加]をクリックして DLL/OCX ファ イルをテーブルに追加します。ファイルがクライアントへダウンロードされた後自 動的に登録される必要がある場合、[自動登録]カラムをチェックしてください (図 4-10)。ファイルを自動的に登録しないことを選択すれば、これがダウンロー ドされたとき手動で登録することができます。 DLL/OCX ファイルに関する詳細な情報は、セクション「外部の非システム DLL/OCX ファイルの配布」を参照してください。 図 4-10:DLL/OCX ファイルの選択
4.2.9 コマンドラインを設定する アプリケーションでコマンドラインを使用する必要がある場合、図 4-11 に示すよう に、コマンド ライン引数オプションを有効にしてください。 ステップ 1 -[アプリケーションにコマンドライン引数が必要である]オプション をクリックして、コマンドラインの使用を有効にします ステップ 2 -[引数の入力または確認ダイアログの表示]オプションを選択して、 [既定のコマンド引数]にデフォルトの引数を入力します。これは Appeon Developer ツールバーからアプリケーションを実行する場合のみに作用できます。詳 細な情報は、セクション「コマンド ライン引数の指定」を参照してください。 図 4-11:コマンド ラインの設定
4.2.10 言語オプション 図 4-12 に示すように、[システム プロンプトの言語]リストボックスから言語を選 択します。 システム プロンプトとメッセージには、Appeon Web アプリケーションを実行する ときに表示されるエラー メッセージ、情報メッセージ、警告、注意、およびダイア ログが含まれます。 図 4-12:システム プロンプトの言語
4.2.11 ログ モードを指定する ログの書き込みモードは、配布ログと機能解析ログを含めて、Appeon Developer に より生成されるログ ファイルの内容を決定します。 [Appeon Developer ログ モード]グループ ボックスからモードを選択します。詳細 な情報は、セクション「Appeon Developer のログの書き込みモードの指定」を参照 してください。 図 4-13:ログの書き込みモード
4.2.12 サマリー 設定をレビューします。[完了]をクリックして設定を完了します(図 4-14)。 [今すぐアプリケーションを配布する]オプションを選択すると、Appeon 配布ウィ ザードが起動されてアプリケーションを配布することができます。詳細な情報は、 第 6 章「PowerBuilder アプリケーションの配布」を参照してください。 設定が完成された後、アプリケーションが設定ツールの[アプリケーション プロフ ァイル]タブに追加されます。設定ツールによって、アプリケーションの設定管理 したり変更できます。詳細な方法は、セクション 4.3「設定ツールの使い方」を参照 してください。 図 4-14:サマリー ページ
4.3 設定ツールの使い方
設定ツールでは、既存のアプリケーション プロファイル、データベース型プロファ イル、Appeon Server プロファイル、Web サーバ プロファイルおよび配布プロファイ ルを変更したり、アプリケーション プロファイルにおけるパフォーマンス設定や解 析オプションなどの詳細設定を指定することができます。4.3.1 アプリケーション プロファイルの設定 設定ツールには「アプリケーション プロファイル」タブがあります。このタブで、 Appeon Developer の設定ウィザードにより指定されたアプリケーション情報を変更 したり、次の詳細設定を行うことをできます: コンポーネント プロファイルを追加する デフォルトのアプリケーション プロファイルを指定する アプリケーションの生成モードを選択する アプリケーション プロファイルを削除する アプリケーションのランタイム パフォーマンスを向上させる 解析オプションを指定する ランタイム設定を指定する Web サービス プロファイルを設定する 4.3.1.a 「アプリケーション プロファイル」タブ ページ Appeon Developer ツールバーの[配置]( )ボタンをクリックすると、図 4-15 に 示す[Appeon Developer の設定]ウィンドウが表示され、デフォルトで[アプリケ ーション プロファイル]タブが表示されます。 図 4-15:Appeon Developer の設定ウィンドウ
アプリケーション プロファイルまたはコンポーネント プロファイルを追加する 設定ツールは、コンポーネント プロファイルを作成する追加オプションを提供して います。アプリケーション プロファイルを作成、またはコンポーネント プロファイ ルの作成を確認するには、テーブル 4-1 を参照してください。 テーブル 4-1:アプリケーション プロファイルまたはコンポーネント プロファイルの追加 設定対象 適用する配布オプション 設定方法 分散データウィンドウ が含まれる分散アプリ ケーション以外の PowerScript アプリケ ーション
Appeon Xcelerator と Pure-JavaScript 詳細情報については、セクショ ン「基本設定」を参照してくだ さい。 [App.を追加]をクリックし て、アプリケーション プロファ イルを追加します。 どんなタイプのアプリケーショ ンでも、どの配布オプションを 使用するかに関わらず、アプリ ケーション プロファイルの作成 が必要です。 分散データウィンドウ が含まれる分散アプリ ケーション Pure-JavaScript 1) [App.を追加]をクリックし て、分散アプリケーションのク ライアント アプリケーションに 対してアプリケーション プロフ ァイルを追加します。 2) [Comp.を追加]をクリック して、分散アプリケーションの サーバ アプリケーションに対し てコンポーネント プロファイル を追加します。
Appeon Xcelerator [App.を追加]をクリックし て、クライアント アプリケーシ ョンのアプリケーション プロフ ァイルを追加します。 ノート:コンポーネント プロフ ァイルの作成は必要ありませ ん。 コンポーネント プロファイルは[基本設定]タブと[DB 型]タブの設定のみで、 アプリケーション プロファイルの設定より簡単です。
デフォルトのアプリケーション プロファイルを指定する どのアプリケーション プロファイルをデフォルトのアプリケーション プロファイル として使用するかを指定するには、[デフォルト]ラジオボタンを選択します。 デフォルトのアプリケーション プロファイルで定義される PowerBuilder アプリケー ションが、未サポート機能の解析、PowerBuilder から Web への変換、ランタイム レ ポートの設定と生成、アプリケーションのパッケージ化、およびアプリケーション の配布削除の対象アプリケーションとして扱われます。 生成モードを選択する Web ファイルの生成モードを指定するには、[モード]リストボックスをクリック します。モードを変更した場合、変更された設定を有効にするためにアプリケーシ ョンのフル配布を行う必要があります。 テーブル 4-2:Web ファイルの生成モード モード 説明 適用する場面 PS/JS デバッグ デバッグ使用を目的として、暗号化されていな い JavaScript ファイルを生成します。 参照し易いように、PowerBuilder ソース コード は、JavaScript ファイル内にコメントとして提供 されます。 Web アプリケーシ ョンのデバッグ階 段とテスト階段 JS デバッグ デバッグ使用を目的として、暗号化されていな い JavaScript ファイルを生成します。 JavaScript ファイル内に PowerBuilder ソース コー ドは提供されません。 Web アプリケーシ ョンのデバッグ階 段とテスト階段 暗号化 暗号化された JavaScript ファイルを生成します。 実運用階段 アプリケーション プロファイルを削除する 選択されたアプリケーション プロファイルを削除するには、[削除]ボタンをクリ ックします。デフォルトのアプリケーションは削除できません。 アプリケーション プロファイルを削除した後、開発マシンにあるアプリケーション プロファイルの一時フォルダを削除してください。このフォルダの名前はアプリケ ーション プロファイルの名前と同じです。アプリケーションが Appeon Xcelerator に より配布された場合、この一時フォルダは \AXProject
フォルダ内に作成され、Pure-フォルダと \JSProject フォルダは Appeon Developer のルート ディレクトリ(例: C:\Program Files\Appeon\Developer5.1\)に配置されます。アプリケーションが 2 つ の配布方式により配布されたことがある場合、\AXProject フォルダと \JSProject フ ォルダの両方を削除してください。 4.3.1.b アプリケーション プロファイルの設定 [アプリケーション プロファイルの設定]ウィンドウには、PowerBuilder から Web に変換するために必要なアプリケーション情報を指定する 6 つのタブがあります。 詳細はテーブル 4-3 に示します: テーブル 4-3:アプリケーション プロファイルの設定 タブ 設定説明 変更を有効にする操作 基本 設定 Web 配布パス、配布オプション、およびアプリケーショ ン ソース コードの位置を指定します。 詳細の操作については、セクション「基本設定」を参照し てください。 アプリケーションのフ ル配布またはインクリ メンタル配布を行いま す。 DB 設定 アプリケーションに使用するデータベースの型を指定しま す。 詳細の操作については、セクション「DB 設定」を参照し てください。 アプリケーションのフ ル配布またはインクリ メンタル配布を行いま す。 追加 ファ イル アプリケーションに使用する INI ファイル、イメージ フ ァイル、および DLL/OCX ファイルを指定します。 詳細の操作については、セクション「追加ファイル」を参 照してください。 アプリケーションのフ ル配布またはインクリ メンタル配布を行いま す。 ラン タイ ム設 定 アプリケーションの実行モード、アプリケーション ファ イルの格納先および会社情報を指定します。 詳細の操作については、セクション「ランタイム設定」を 参照してください。格納先および会社情報を指定します。 アプリケーションのフ ル配布またはインクリ メンタル配布を行いま す。 その 他の 設定 コマンド ライン引数、アプリケーション言語、ランタイ ム パフォーマンス、解析オプションおよびログの書き込 みモードを指定します。 詳細の操作については、セクション「その他の設定」を参 照してください。 アプリケーションのフ ル配布を行います。
Web サー ビス プロ ファ イル Web サービスの WSDL ファイル、サービス名およびポー ト番号を指定します。 詳細の操作については、「Web サービス プロファイル」 を参照してください。 アプリケーションのフ ル配布またはインクリ メンタル配布を行いま す。 基本設定 [アプリケーション プロファイル]タブの[App.の追加]または[編集]をクリッ クすると、図 4-16 に示す[アプリケーション プロファイルの設定]ウィンドウが表 示されます。 [基本設定]タブでは、配布オプション、Web URL、アプリケーションの PBL ファ イルのバージョンおよび PBL ファイルの場所を選択できます。 図 4-16:基本設定 プロファイル名 ―― アプリケーションのプロファイルは、PowerBuilder アプリケー ションを Web 化する際に PowerBuilder アプリケーションを識別するのに使用されま す。これは、Appeon Server 上の appeondb データベースが、Appeon Web アプリケー
ションのデータウィンドウ構文、プロファイル、およびレジストリ情報を識別する のにも使用されます。
プロファイルの名前にはダブルバイト文字(例えば、中国語、韓国語、日本語)、 および特殊文字(例えば、\、/、:、*、?、"、<、>、または | )を使用できません。 配布オプション―― Appeon は PowerBuilder アプリケーションの配布方法として、 Pure-JavaScript 配布と Appeon Xcelerator 配布の 2 種類の配布方式を提供しています。
テーブル 4-4:配布オプションの設定 配布オプション 利点 使用場合 Pure-JavaScript 多くの PowerBuilder 機能と 85% の 標準 PFC 機能をサポートしていま す。 1) 新しい Web アプリケーション の開発 2) 小さなまたは中規模の大きくな いアプリケーションの Web への 変換
Appeon Xcelerator 1) JavaScript によりサポートされな いクライアント/サーバの機能を Appeon でサポート可能にします。 2) Appeon Web アプリケーションの 実行時パフォーマンスを PowerBuilder クライアント/サーバの レベルまで大幅に向上します。 3) 変換プロセスを少ない作業で行う ことができます。 大きくて複雑なクライアント/サー バ型のアプリケーションの変換
Web URL ―― Appeon Web アプリケーションの URL です。この URL には英文字、
アンダースコア(“_”)、および数字の組み合わせを使用できます。
ここで指定された URL は、配布された Web アプリケーション ファイルを格納する ために、Web サーバの Web ルート下に作成されるフォルダの名前になります。 アプリケーションの Web URL を Web サーバの Web ルート内の既存のフォルダ名に 設定することは、次の 2 つの理由から避けてください。(1) Web アプリケーションが Web ルート下の既存のフォルダを Web URL として使用する場合、アプリケーショ ンの大量の Web ファイルがそのフォルダに配布され、フォルダを本来の目的に使
用することが難しくなる。(2) Web アプリケーションが Web サーバまたは Appeon Server によってリザーブされているフォルダを使用する場合、アプリケーションが 削除されるとき Web サーバまたは Appeon Server のいくつかの重要なファイルがリ プレースされるか削除される可能性がある。
Appeon、classes、docs、images、ir、wst、WEB-INF のフォルダ名は Web サーバまた は Appeon Server によってリザーブされているフォルダであり、アプリケーションの Web URL として使用することは避けてください。
アプリケーション プロファイルの Web URL が変更でき、異なるバージョンの Web ファイルを Web サーバに格納してクライアントからアクセスできます。しかし、 Appeon は直近に相応の Web フォルダに生成された Web ファイルに基づいて、ラン タイム レポートの設定、アプリケーションのパッケージ化、およびアプリケーショ ンの配布削除を行います。 アプリケーションの PBL ファイル―― PBL バージョンの選択およびアプリケーシ ョン PBL ファイルの追加を行うには、次の 3 つの方法のいずれかの方法を使用しま す: [追加] ボタンをクリックし、アプリケーション ターゲット ファイル (*.pbt)を選択します。 アプリケーション ターゲットを使用して PBL ファイルを追加することによ って、ターゲットにあるすべての PBL ファイルがアプリケーション PBL リ ストへ自動的に追加されます。同じ PBL ファイルを 2 回を追加するミスを 避けるために、この方法を推奨します。 [追加]ボタンをクリックし、アプリケーション ライブラリ ファイル (*.pbl)を選択します。 同時に複数の PBL ファイルを追加できます。複数の PBL ファイルを選択す るには〔Ctrl〕キーを押しながらファイルをクリックします。 PBL のパス リストをコピーし(Ctrl+C)、[アプリケーションの PBL ファイ ル]フィールドに貼り付けます(Ctrl+V)。 DB 設定 「DB 設定」タブでは、図 4-17 に示すようにアプリケーションに使われるデータベ ース型およびトランザクション オブジェクトを設定できます。データベース型を設
定するとき、アプリケーションに実際に使用しているデータベースを設定する必要 はありません。しかし、トランザクション オブジェクトを指定するとき、アプリケ ーションに実際に使用しているトランザクション オブジェクトを設定する必要があ ります。 データベース型の用途 PowerBuilder SQL ステートメントは、アプリケーションが接続するデータベースか らデータを検索する前に、正確なデータベース構文に変換される必要があります。 データベース型の設定により、Appeon Developer は正しいデータベース ドライバ型 を適用して、PowerBuilder SQL ステートメントの正しいデータベース構文を生成で きるようになります。 アプリケーションへのデータベース型の設定 [DB 設定]タブで、アプリケーションに使用するデータベース型を選択します。 図 4-17:DB 型
テーブル 4-5: DB 型の設定 カラム 説明 使用済み アプリケーションに使用するデータベース型を選択するには、[使 用]チェックボックスを選択します。複数のデータベース型を選択で きますが、[設定済み]と表示されたデータベースのみ選択が可能で す。 サポートのデー タベース型 Appeon によりサポートされているデータベース型がすべてリストさ れています。 設定済み このカラムは[DB タイプのプロファイル]タブ内の[設定済み]カ ラムと同じです。データベース型が設定されたかどうか示します。 望むデータベース型の[設定済み]カラムが[いいえ]の場合、この データベース型を使用する前に[設定]ボタンをクリックし、プロフ ァイルを設定する必要があります。一度、データベース型のプロファ イルが設定されると、このタブと[DB タイプのプロファイル]タブ 内の[設定済み]カラムが[いいえ]から[はい]に変わります。 トランザクション オブジェクトとコネクション キャッシュを指定する [追加]または[編集]をクリックして、トランザクション オブジェクトを設定し たり、対応するコネクション キャッシュを指定したりすることができます。詳細な 方法は、セクション 4.2.5「トランザクション オブジェクトを宣言する」を参照して ください。 追加ファイル “追加ファイル”は、PowerBuilder アプリケーションの実行に必要であり、INI ファ イル、イメージ ファイル、および DLL/OCX ファイルを含めてアプリケーション ソ ースコード以外のファイルを示します。
図 4-18:[追加ファイル]タブ INI ファイルの配布 PowerBuilder アプリケーションがユーザ設定を含む初期化(INI)ファイルを使用す る場合、Appeon がこのファイルを配布するためにこのタブ内に INI ファイルを指定 する必要があります。 [追加]ボタンをクリックし、INI ファイルを [INI ファイルの配布]リストボック ス内に追加します。 Appeon での INI ファイルのサポートについて 配布プロセスにおいて、指定された INI ファイルは XML ファイルに変換されて Appeon Server に配布されます。XML ファイルは INI ファイルの代替として動作し ます。クライアントが初めて配布されたアプリケーションを実行するとき、Appeon Server 内で XML ファイルのコピーが作成され、クライアントのプロファイル情報を 維持します。 引き続き行われるアプリケーション アクセスで、クライアントが正しいプロファイ ル情報を使用するためには、クライアント側のブラウザで Cookie の使用を有効に設 定する必要があります。Cookie の使用が無効な場合、クライアントからアプリケー
ションにアクセスするたびに Appeon Server で新しい XML ファイルのコピーが作成 されます。この新しいコピーには元の INI ファイルの情報のみ含まれます。
使用されなくなった XML ファイルは、Appeon Enterprise Manager (AEM) で削除でき ます。Appeon Server における XML ファイルの維持については、『Appeon Server コ ンフィグレーション ガイド』の「自動クリーンアップ」セクションを参照してくだ さい。 イメージ ファイルの配布 [参照]ボタンをクリックし、Web アプリケーションに使用するイメージ ファイル が含まれているフォルダを指定します。イメージ ファイルのパスを指定しない場合、 アプリケーション PBL ファイルのパスがイメージ ファイルのデフォルトのパスとし て設定されます。 PowerBuilder は次の 2 種類以外のイメージ ファイルをサポートしています: Run-length encoded (RLE) 型のイメージ ファイル、および
Windows metafile (WMF) 型のイメージ ファイル
指定フォルダにあるすべてのイメージ ファイルは、Web サーバの %Web Deployment Path%\images フォルダに配布されます。%Web Deployment Path% は Web アプリケ ーション ファイルの格納フォルダを示します。イメージ ファイル名がデータベース に格納されるかまたは動的に作成される場合、Web 上でイメージ ファイルの表示に 失敗することがあります。これを解決するには、イメージ ファイルを %Web Deployment Path%\images フォルダに直接コピーする必要があります。ファイル名に は小文字のみを使用するように注意してください。ファイル名に大文字を使用する と、Web アプリケーションのファイル ロードに失敗することがあります。 外部の非システム DLL/OCX ファイルの配布 アプリケーションがカスタム ユーザ DLL/OCX ファイル(このタブ内では非システ ム DLL/OCX ファイルと呼ばれる )を呼び出したい場合、これらのファイルを[追 加ファイル]タブでこれらのファイルを Web サーバへ配布することができます。ま たは、Appeon が提供される DLL/OCX ファイルのパッケージング ツールによって、 ファイルをパッケージして、次にすべてのクライアント の %SystemRoot%\system32\AppeonPlugin フォルダにインストールすることができま す。ここで、%SystemRoot% は Windows のインストール ディレクトリを示します (例えば、C:\WINNT)。Pure-JavaScript 配布に対しては、DLL/OCX ファイル パッ
ケージ ツールのみを利用できます。その詳細な使い方は、第 16 章「拡張のツール キット」を参照してください。 配布が必要な DLL/OCX ファイルを指定するには、[DLL/OCX ファイルの配布]グ ループ ボックス内の[オプション]ボタンをクリックし、図 4-19 に示す [DLL/OCX ファイルの配布]ダイアログ ボックスで DLL/OCX ファイルを選択し ます。 図 4-19:DLL/OCX ファイルの配布 テーブル 4-6 には[DLL/OCX ファイルの配布]ダイアログ ボックス内の項目を説 明します。 テーブル 4-6:[DLL/OCX ファイルの配布]ダイアログ ボックス 項目 説明 登録 実行時にファイルがクライアントにダウンロードされたとき、 そのファイルを自動的に登録するかどうかを選択します。 自動的に登録しない場合、ファイルがダウンロードされたとき に手動で登録する必要があります。 ファイル名 追加されたファイルをリストします。カラムのヘッダをクリッ クすると、ファイルをアルファベット順で表示できます。 フル パス ファイルの絶対パスを表示します。
テーブル 4-7 には [DLL/OCX ファイルの配布]ダイアログ ボックスの使い方を説 明します。 テーブル 4-7:[DLL/OCX ファイルの配布]ダイアログ ボックス 行う作業 説明 ファイルの追加 [追加]ボタンをクリックし、標準の[ファイルを開く]ダイアロ グ ボックスが表示されます。ローカル マシンからファイルを選択で きます。 ファイルの削除 単一のファイルまたは複数のファイル(〔Ctrl〕または〔Shift〕キー を押すことにより)を選択し、[削除]ボタンをクリックします。 選択されたファイルがリストから削除します。 設定の保存 [OK]ボタンをクリックします。 Appeon はこれらのファイルを一時フォルダにコピーし、配布プロセ スが実行されるときに Web サーバへ配布します。 配布済み DLL/OCX ファイルの Web 上での動作について
Web アプリケーションで配布済み DLL/OCX ファイルを正しく呼び出すには、Web アプリケーションの最初の実行時に DLL/OCX ファイルが正しくダウンロードされ、 クライアントにインストールされることを確認する必要があります。
Appeon Enterprise Manager (AEM) では、ファイルの自動または手動のダウンロード とインストールを行うツールを提供しています。このファイルはクライアント の %SystemRoot%\system32\AppeonPlugin フォルダに保存されなければなりませ ん。%SystemRoot% は Windows のインストレーション フォルダを示します(例: C:\WINNT)。詳細の操作については、『Appeon Server コンフィグレーション ガイ ド』を参照してください。 ランタイム設定 [ランタイム設定]タブ(図 4-20)は Appeon アプリケーションの Web での起動方 式を決定します。
図 4-20:ランタイム設定 [実行モードの選択を許す]- このオプションによって、狭いバンド幅にも利用可 能なダウンロード モードが提供されています。バンド幅によって、アプリケーショ ンが実行時に次のモードを選択できます: 今すぐ実行する - アプリケーションが直後に実行され、必要なファイルがダウ ンロードされます。[実行モードの選択を許す]オプションが選択されていない 場合、[今すぐ実行する]モードがデフォルトに選択されるようになります。 ダウンロードした後に実行する - ファイルがクライアントへダウンロードされ た後にアプリケーションを実行します。これは、狭いバンド幅を利用するユーザ に推奨されています。 [Web アプリケーションを終了するとき、IE ブラウザを閉じる]- このオプション を選択すると、Web アプリケーションを終了するとき Internet Explorer ウィンドウが 自動に閉じられることができます。
[アプリケーション ファイルの格納先]- ダウンロードされたアプリケーション ファイルを次の場所に格納することを選択できます:
IE キャッシュ – ファイルが IE キャッシュにダウンロードされます。IE キャッシ ュがクリアされた後、アプリケーションの再実行時にファイルが再度ダウンロー ドすることができます。 [Windows ユーザ プロファイルのフォルダ]- 手動で削除されない限り、ファ イルがユーザ プロファイルのフォルダ %systemdrive%\Documents and Settings\%username%\Application Data\appeon に永久に保存されます。これは推 奨の格納先です。 [カスタマイズ情報]- アプリケーションが実行されるとき、会社とアプリケーシ ョンの名前がダウンロード ページに表示されます。これらの名前を必要によって変 更できます。 その他の設定 「その他の設定」タブには、コマンド ライン引数、アプリケーション言語、ログの 書き込みモード、ランタイム パフォーマンスおよび解析オプションの設定がありま す。 図 4-21:[その他の設定]タブ コマンド ライン引数の指定