Rhein anthroneの瀉下作用機序に関する研究

39 

全文

(1)

Title

Rhein anthroneの瀉下作用機序に関する研究(

Dissertation_全文 )

Author(s)

八木, 照世

Citation

京都大学

Issue Date

1991-06-29

URL

https://doi.org/10.11501/3057484

Right

Type

Thesis or Dissertation

Textversion

author

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の潟下作用機序に関する研究

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自次 緒 論 一一一 --第 1 . マ ウ ス に お け るrheinanthroneの 漉下 作 用と そ の 作 用 機序一----. 5 第l節 盲 腸 内 投与 したrheinanthroneの 鴻下 活性 一---. 5 第

2

節 Rheinanthroneの鴻下作 用 に 及 ぼ すprostaglandinE2措抗 藁 及 びindolethacinの 効 果 一---.11 第3節 大 腸 組 織 内PGE様 物 質生成 に 及 ぼ すrheinanthroneの 効 果 ー・・・・-.16 第

4

節 大腸 組 織内で生成 促 進 す るPGの 同 定 骨 一

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2

第5節 大 腸 内 輸 送 に 及 ぼ すrheinanthrone並 び にindolethacinの 効 果

.

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2

9

第6節 結 腸内陸 液 量 及 び 結 腸内Na+、r膜 輸送に 及 ぼ すrheinanthrone 並 び にindolethacinの 効 果・・・・・・・・・・・・・・・・・・ーー,・・・・・・一----.32 第 7節 結 腸内粘 液 分 泌 に 及 ぼ すrheinanthrone並 び にindolethacinの 効 果 ・"・・・・・・・・"一---一"・・・・一---・帽・ 39 第8節 結 腸 内 粘 液生合 成 に 及 ぼ すrheinanthrone並 び にindolethacin の 効 果 ---一・・・・“・ー・・・・・・・・・・・・・・・帽---.42 第9節

/

J

、括---一一---.45 第2j軽 ラ ッ ト に お け るrheinanthroneの 鴻下作 用 と そ の 作用機序一・・・・

.

4

6

第1節 盲 腸 内 投 与 し たrheinanthroneの 鴻下活 性 ---.

4

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第2節 Rheinanthroneの 漉下作 用 に 及 ぼ すindoaethacinの 効 果

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第3節 大 腸 組 織 内PGE様 物 質 生 成 に 及 ぼ すrheinanthroneの 効 果

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節 大 腸 内 輸 送 に 及 ぼ す

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の 効 果 ・-53 第

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節 結 腸 内 腔 液 量 及 び 結 腸 内

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膜 輸 送 に 及 ぼ す

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の効果・・・・・・・・0・"・・・・・一---

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節 結腸内粘液分~.に及ぼす rhein

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の 効 果 ・・・ー・・・幽・・ー・・・・・・・・・・"・・・・・・"・ー・・・・一一---

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3

緒 論 第

3

j院 総 括 ・・・・・・・・一一---一----一---一一-.

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世 界 的 に 広 く 緩 下 剤 と し て 用 い ら れ て い る セ ン ナ 、 大 賞 の 共 通 主 鴻 下 成 分 の

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は 、 天 然 の プ ロ ド ラ ッ グ の 一 種 で 、 か つ て 多 く の 研 究 者 が 推 定 し た よ う に 本 来 の 配 結 体 の 形 で 作 用 す る の で は な く 、 経 口 投 与 後 ほ と ん ど 分 解 吸 収 さ れ ず に 消 化 管 経 由 で 大 腸 に 到 達 し 、 主 と し て 腸 内 薗 の 作 用 に よ り 加 水 分 解 さ れ て

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となっ た 後 、 還 元 さ れ て 真 の 活 性 代 謝 物 質 の

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と な り 、 そ こ で 鴻 下 作 用 を 発 現 す る と い う 事 実 を 佐 々 木 ら

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は マ ウ ス を 用 い た 実 験 で 明 ら か に し て い る 。 謝 辞 ・・・・・・・"・・・・・・・ー・・・幽・…・・・・・幽・---一---

6

7

発表論文目録一一---一---一一---ー・・・・ー・・・"・一一---

6

8

HO 0 OH OOH . 1 且 よ

」 出

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..._"".、< Y'COOH OOH - - -.考文献・・・・・一

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ラ ッ ト に つ い て は

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られにより

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の 実 厳 に お い て 通 常 ラ ツ ト の 盲 腸 内 容 物 と

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及 び

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したところ、

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(5)

及 び B、 引 き 続 い て rheinanthroneに代謝・分解されるのに対し、 無菌ラ ッ ト で は 盲 腸 内 容 物 と sennosideA及 び Bを incubateし で も 代 謝 ・ 分 解 き れ な い こ と か ら 、 ラ ッ ト に お い て も sennosideA及 び Bは 腸 内 菌 の 作 用 で 代 謝 ・ 分 解 さ れ rheinanthroneを 生 じ る こ と が 示 さ れ た 。 ま た 、 桑 野 ら は ラ ッ ト に お い て も マ ウ ス と 岡 栂 に 腸 内 菌 の 作 用 で 生 成 す るrheinanthrone がsenno-side Aの 最 終 活 性 代 謝 物 質 で あ る こ と を 明 ら か に し て い る3)。 一般 に 鴻 下 作 用 の 発 現lま 腸 管 運 動 な ら び に 腸 管 内 腔 液 量 の 変 化 に 起 因 す る と 考 え ら れ て い る が 、 rheinanthroneの 作 用 に つ い て は Hardcastleら“がヒ ト の 結 腸 運 動 を バ ル ー ン 法 で 摘 記 す る 実 厳 で 、 セ ン ナ エ キ ス を 直 接 結 腸 内 に 注 入 し で も 情 動 は 促 進 き れ な い が 、 エ キ ス と 糞 便 を incubateし た も の 又 は エ キ ス と 糞 便 か ら 分 障 し た 大 腸 菌 の 培 養 液 と を incubateし た も の を 注 入 し た と き は 、 い ず れ も 鑓 動 を 促 進 し 、 合 成 品 の rheinanthroneに よ っ て も 同 様 の 鏑 動 運 動 が 起 こ る こ と を 示 し て い る 。 佐 々 木 ら の 研 究 で は マ ウ ス に お け る senno -side Aの作用犠序について、 sennosideA は 大 腸 内 輸 送 を 促 進 す る が 小 腸 内 輸 送 に 対 し て は 影 響 を 及 ぼ さ な い こ と を 証 明 し て い る 。 ラ ッ ト に つ い て は Leng申 Peschlow

(

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)

引 が 盲 腸 内 に rheinanthroneを 投 与 し た と き 大 腸 内 輸 送 を 促 進 す る こ と を 報 告 し て い る 。 こ れ に 対 し て 水 貯 留 作 用 に つ い て 、 Lellensら

(

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4

6)

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7)) rheinanthroneな ら び に rheinが ラ ッ ト 結 腸 に お い て 同 程 度 に 水 及 び Nat の 頓 収 を 促 進 す る が 、 sennoside類 に は そ の よ う な 効 果 は ま っ た く 認 め ら れ な い と 報 告 し て い る 。 こ れ ら の 成 績 は 腸 管 運 動 や 腸 管 内 腔 液 量 の 変 化 に つ い て 断 片 的 に 網 べ ら れ た も の で あ っ て 、 鴻 下 作 用 と の 直 接 の 関 連 を 明 ら か に し た も の で は な い 。 一方 、 油 脂 性 下 剤 の ヒ マ シ 油 に よ る ラ ッ ト の 下 痢 が 、 PG生 合 成 阻 害 薬 で あ る 各 種 の 非 ス テ ロ イ ド 性 抗 炎 症 薬 で あ る 程 度 抑 制 さ れ る 事 実8)別 、 aloinや phenolphthaleinが ラ ッ ト 結 腸 内PGE様 物 質 生 合 成 を 促 進 す る 事 実1e)11>さらに ヒ マ シ 油 の 作 用 物 質 ricinoleicacid

1

2

1

又はbisacodi

1

、phenolphthalein

1

3)

の よ う な フ ェ ノ ーJレ 性 下 剤 に よ る 結 腸 の 水 分 泌 が prostaglandin(PG)生 合 成 阻 害 藁 の indolethacinの 皮 下 注 射 に よ っ て 抑 制 さ れ る と と も に PGEの放出も 抑 制 さ れ る と い う 事 実 な ど 、 膨 張 性 下 剤 を 除 く 各 種 下 剤 の 鴻 下 作 用 発 現 に PG が 関 与 す る 可 能 性 が 示 唆 さ れ て い る 。 SennosideA及 び B( Beubler ~ Juan

1

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1

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、 セ ン ナ ポ ッ ド 抽 出 物(Beubler~ Kollar 1985)lA)、セ ン ナ 錠(Cohen

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、セ ン ナ(Capassoet al

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)

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が ラ ッ ト 結 腸 内 PGE様 物 質 生 成 を 促 進 し 、 こ れ が 鴻 下 作 用 に 関 与 す る 可 能 性 が示さ れ た。しか し 、 下 痢 発 現 時 に PGE様 物 質 の 生 成 が 促 進 さ れ て い る か 否 か 、 及 び 、 こ の 生 成 促 進 が indole -thacin等 PG生 合 成 阻 害 薬 で 抑 制

l

さ れ た 時 に 鴻 下 作 用 も 抑 制 さ れ る か 否 か は 明 ら か に さ れ て お ら ず 、 PG生 成 促 進 と 鴻 下 作 用 発 現 と の 対 応 は 明 確 に は 証 明 さ れていない。 また、 indonethacinが セ ン ナ ポ ッ ド エ キ ス の ラ ッ ト 結 腸 に お け る 水 及 び 電 解 質 分 泌 作 用 を 抑 制 し(Beubler~ Koller 1985)lA)、sennosideの 大 腸 内 輸 送 促 進作用を部分的に抑制すること(Leng-Peschlow

1

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8

6

)

引 な ど sennoside類 の 鴻 下作用機序として、 PG類 と の 関 係 を 示 す い く つ か の 報 告 が あ る 。 し か し 、 こ れ ら の PGに 関 連 す る 報 告 も 下 痢 現 象 と の 関 連 を 直 接 証 明 す る も の で は な く 、 鴻 下 作 用 機 序 は 十 分 に 解 明 さ れ て い な い 。 したがって、 sennosideAの 最 終 活 性 代 謝 物 質 で あ る rheinanthroneの作 用 部 位 で あ る 大 腸 に お い て 鴻 下 作 用 機 序 を 追 究 す る こ と は sennosideAの 鴻 下 作 用 発 現 を 解 明 す る だ け で な く 、 セ ン ナ 、 大 賞 の 臨 床 応 用 に 寄 与 す る と こ ろ が 大きいと考えられる。 本 研 究 で は 、 鴻 下 作 用 の 検 定 に一般 的 に 用 い ら れ て い る が 、 種 差 の あ る 可 能 性 も 示 唆 さ れ て い る マ ウ ス 及 び ラ ッ ト を 用 い て rheinanthroneを 盲 腸 内 に 導 管 を 通 じ て 直 接 投 与 し 、 作 用 部 位 の 大 腸 に お い て そ の 鴻 下 作 用 を 調 べ 、 PGの ー

2

-

向 。

(6)

関 与 を 中 心 に 作 用 機 序 を 検 討 し た 。 そ の 結 果 、 マ ウ ス に お け る rheinanthroneの 鴻 下 作 用 犠 序 は 主 と し て 結 腸 内

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2の 生 成 及 び 放 出 促 進 を 介 し た 大 腸 内 輸 送 促 進 と 結 腸 内 粘 植 生 合 成 ・ 分 泌 促 進 を 中 心 と し た 結 腸 内 陸 植 貯 留 で あ る が 、 ラ ッ ト に お い て は 鴻 下 発 現 の 要 因 で あ る 大 腸 内 輸 送 促 進 、 結 腸 内 腔 液 貯 留 い ず れ に お い て も

P

G

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2 の 介 在 は 部 分 的 で 他 の 作 用 機 序 も 関 与 す る と 結 論 し 、 間 動 物 関 に は rheinanthroneの鴻 下 作 用 機 序 に お け る

P

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2 の 寄 与 の 程 度 に 種 差 の あ る こ と が 明 ら か に な っ た 。 第 1章 マウスにおけるrheinanthroneの 鴻 下 作 用 と そ の 作 用 機 序 第 1節 盲 腸 内 投 与 し たrheinanthroneの 漉 下 活 性 Rhein anthroneは 大 腸 に お い て sennosideAよ り 代 謝 生 成 さ れ る こ と が 明 らかになっている1) の で 、 マ ウ ス に 盲 腸 内 導 管 手 術1引 を 施 し 、 導 管 を 通 し て 作 用 部 位 の 大 腸 に rheinanthroneを直接投与し、鴻下作用を調べた。 [実験方法] 1 . 試 料 及 び 試 薬

1

.

試 料 (1) rhein anthrone 1)原 料 rheinの 調 製 Sennoside A粉末{日本粉末薬品)1 gを 5% NaHC03 溶 液 40・1に漕解し、 15 % H202溶 液 40・1を 加 え て 水 浴 上 で2時間加熱還流した後、 10% HCl 50 ・1を加えて更に 1時間加熱還流した。冷後、 ether100・1で2回 抽 出 し 、 水 層 中 の 不 溶 物 は 水 層 を 除 い た 後 更 に ether100・1で1回 抽 出 し 、 先 の ether 抽 出 物 と 合 わ せ て 問 量 の 水 で 洗 浄 後 、 etherを 留 去 し 、 組 rheinを得た。こ れ を 少 量 の pyridineで洗浄後、 pyridineで 4- 5回、 aceticacidで1 - 2回 再 結 晶 し 、 更 に 少 量 の ethanolで 洗 浄 後 檀 黄 色 粉 末 約 25.gを得た。 本 品 は 即 315-320

t

である(文献・p320

t

18) )。 2) rhein anthroneの 調 製 Auterhoffらの方法18)により rheinから調製した。 rhein100・gを ace -tic acid 40・1に 漕 解 し 、 泊 浴 中(120 - 130

t

)

で 還 流 下 40% SnC12 -HCl

(7)

溶 液 20d を2時 間 に わ た っ て滴加した。 更 に 1時 間 加 熱 還 流 し 、 冷 後 析 出 し た 黄 色結 晶 を ろ 取し、 aceticacidで 再 結 品して 黄色針状結品約 50・gを 得た(収率 53%。) 本 品 を0.1% p-nitrosodilethy1aniline-pyridine溶 液19)と反応させる と 緑 色 を呈する。これを試料溶液として、 silicage1の 薄 層 板(Merck社 Silica -ge1 60 No 5721)及 び 展 開溶 媒 (ethy1 acetate-・ethan01-H20 100:17:13) を 用 い た 薄 層 ク ロ マ ト グ ラ フ ィ _28】を行うと Rf値 0.7に 緑 色 の ス ポ ッ ト を 包めた。 本 品 は ・p266- 270t (deco・p.) (即 文 献 288t19) )UV

^

~:~H n・(10ge ):264 (4.15)、290 (4.08)、364(3.99) 、 IRν 日~ CI-1: 2800- 3200(08)、 1710(COOH)、1656(CO)、Ana1.Ca1cd. for C15HI805:C,66.67:H,3.73、Found: C,66.48:H,3.63

こ れ ら の デ ー タ は文献18)記震 の デ ー タ と よ く 一 致 する こ と 、 及 び 薄 層 ク ロ マ ト グ ラ フ ィ ー の 結 果 よ り 本 品 を rheinanthroneで あ る と 確 認 し た。 融点は1(p-21(ヤマト科学)、 IRスペクト Jレは DS-301Infrared spectro-photoleter (日本分光)及び IR-420Spectrophotoleter (島津担作所)、 UV ス ペ ク ト ル は 323Recording spectrophotoleter (目立製 作 所)を用いて 測 定 した。

2

.

試 薬 (1)prostag1andin E2 (フナコシ) 3. 試 料 植 な ど の 開 銀 Rhein anthroneは 2% lfaH

3 溶 液 に 投 与 直 前 に 漕 解 し た。PGE2 は O.1・1

-

6

-の ethan01に 溶 解し、 0.18・1の 0.1

%

Na8C03 漕 植 を 加 え 、 精 製 水 で 5・1 に希釈した。 な お 、 こ れ ら の vehic1e溶 植 を 盲 腸 内 投 与 し で も 鴻 下 作 用 は 全 く認められ な かった。 II.実験 動 物 マ ウ ス は Jc1: ICR雌 性 、 体 重 25- 35g (日本クレア)を用いた。動物は、 固 形 飼 料 (MF、 オ リ エ ン タ ル 酵 母 ) で 飼 育 し 、 飼 育 及 び 実 験 は 22 - 25 tの 部屋で行った。

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.

鴻 下 試 験 ス テ ン レ ス 製 の パ ッ ト の 上 に 纏 紙 を 敵 き 、 そ の 上 2.5c・の と こ ろ に 1匹 ず つ 摘障 で き る ス テンレス金網 担 の ケー ジ を の せ て マ ウ ス を 入 れ 、 実験中 も 水 及 び飼料は自由に与えた。 1. 盲腸内導 管手 術17)

マウスを sodiu・pentobarbita1(Pitlan Moore、1.6 - 2.2・g/匹 、 腹 腔 内注射)で 麻 酔 し、腹 部 を正中線 に 沿 っ て 切 開 し、盲腸先場部を腹 腔 外 に 取り 出し、でき る だ け小 さ く 切 開 し て 切 開 口 よ り外 径 約 1IIのポ リエチレン細管 (ヒピキ 本 舗、Fr.No.3)を盲腸 内 に 約 1c・伸入し、切開部で結繋後、

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I

I

腔 内におさめた。 ポ リ エ チ レ ン細 管 の 他 端 は 皮下 を 通 し て 背 部 の頭 部 近 く ま で 導 き 、 背 部 皮 下 を 貫 通 し て 体 外 へ 1 .5c・ 程 度 露 出 し た 。 開 腹 部 の 腹 筋 と 皮 膚 は そ れ ぞ れ 縫 合 結 繋 し 、 さ ら に 背 部 の ポ リ エ チ レ ン 細 管 貫 通 部 で 皮 膚 と 縫 合 し 、 ポ リ エ チ レ ン 細 管 を 固 定 し た(Fig. 2)。 実 厳 に は 手 術 後3日 以 降 の マ ウ ス を 用 いた。 ー守ー

(8)

Small Intestlne Caecum

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試 料 投 与 方 法 試 料 投 与 は 注 射 器 を 用 い て ポ リ エ チ レ ン 細 管 ( 導 管 ) 内 に ま ず 水 を

0

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0

5

l / 匹 注 入 し 、 導 管 が 通 じ て い る こ と を 確 か め た 後 、 試 料 を 5

l

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体 重 注 入 し 、 更 に 導 管 内 に 残 っ て い る 試 料 植 が 完 全 に 注 入 さ れ る よ う 水

0

.

0

5

1/

匹を 注入した。 3. 下 痢 の 判 定 方 法 マ ウ ス の 糞 便 は 通 常 金 網 か ら 下 の 漉 紙 上 に 落 ち る 。 正 常 な マ ウ ス の 糞 便 は 油 紙 上 に し み を つ け な い が 、 水 分 の 多 い 糞 便 の 場 合 に は 漉 紙 に し み が つ く の で こ の 便 を 下 痢 便 と み な し 、 下 痢 陽 性 と 判 断 し た 。 観 察 は 試 料 投 与 後6時間行った。 4. 鴻 下 活 性 鴻下活性は次のように表わした。 (1)鴻下準 試 料 投 与6時 間 以 内 の 下 痢 陽 性 動 物 数 / 実 験 動 物 数 (2)鴻 下 作 用 発 現 所 要 時 間 試料投与後、下痢便が初めて排池されるまでの時聞を測定し、

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を6時 間 と し て 平 均 値 土 標 準 誤 差 で 表 わ し た 。 (3)下 痢 の 強 度 排 池 さ れ た 糞 便 の 状 態 を

0-4

5

段 階 に ス コ ア ー 化 し た21)。

0=

排便なし、もしくは漣紙にしみをつけない正常使。

1=

漉紙の裏面からしみが確認できる膨潤使。 2 =便の周囲の漉紙にしみがつくような軟便。

3=

便の形がない泥状使。 4ロ粘液便。 [結果及び考察]

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に示すように、

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を 導 管 を 通 じ て 盲 腸 内 に 直 接 投 与 す る と 、 用 量 依 存 的 に 作 用 が 増 強 し 、

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に相当する

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以 上 の 投 与 量 で ほ と ん ど 全 例 の マ ウ ス に 投 与 後 約

2

0

分 で 特 徴 的 な 粘 液 性 の下痢を誘発した。

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に よ る 下 痢 は 一 過 性 で 、 鴻 下 効 果 は

1

-2時間持続した。 各 種 下 剤 の 鴻 下 作 用 発 現 に PGE類 の 生 成 及 ぴ 放 出 が 関 与 す る こ と が 示 唆 さ れ て い る の で 比 較 実 験 と し て 、 PGE2 を

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と同様にマウス盲腸内 に投与すると、

0

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の投与量で

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2

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切 に よ っ て 誘発される下痢と同程度の粘液性下痢を誘発した。

(9)

したがって、 rheinanthroneの マ ウ ス に お け る 鴻下 作 用 発 現 には PG類の関 与する可能性が考えられる。 Table 1 Purgative activityofrhein anthrone ad

inistered intracaecally Ti.e to onset of Dose Incidenceof Mean diarrhoea(Iin) {・g/kg) diarrhoea

diarrhoeascore lean土 s.e.l. 1.56 0/9

360 3. 12 4/10 1.5 299.4土 33.8 6.24 9/10 3.6 53.6土 32.5 12.48 9/9 4.0 12.2土1.3

Occurrence of diarrhoeawasobserved for 6 h after rhein anthrone adlinistration.

*

Incidence of diarrhoea: the nu

berof diarrhoeal anilals/total nUlber of test anilals -10 -第2節 Rheinanthrone の鴻下作用に及ぼす PG~ 措抗藁及rJ indo.ethacin の 効果 緒言で述 べ た よ う に ヒ マ シ 泊やジフェノーJレ性下剤、ならびにセンナ製剤に よる鴻下作用発現に PGの 放 出 が 関 与 し て い る 可 能 性 が 示 唆 さ れ て い る 9)1") 11)12)13)14)15)16)0 Rhein anthroneの鴻下作用発現に PGが関与 するなら ぱ PGの措抗薬あるいは、 生 合 成 阻 害薬 で 前 処 置 す る と 鴻下作用発現が抑制さ れるはずである。 そこで、 rheinanthrone又iまPGE2の 盲 腸 内 投 与 の 前にさ まざまな経路で PGE2措 抗藁である SC-1922022) 23)又は poliphloretinphos -phate(PPP)23印刷、 あるいは PG生 合 成 阻 害藁 indolethacinを投与し、 rhein anthrone又は PGE2の鴻下 効果 に ど の よ う な 影 響 を 及 ぼ す か 観 察 した。

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C-N-N ー C ー CH~

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Fig.3 SC-19220

-

1

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(10)

[実験方法

1

1 . 試 料 及 び 試 薬

1

.

試 料 (1)rhein anthrone 第 1節と同梯のものを用いた。 2. 試 薬 (1)SC-19220(アメリカ、 Searle社 よ り 供 与 ) (2) poliphloretinphosphate (スウェーデン、 LEO社 よ り 供 与 ) (3)indolethacin(和光純薬) そ の 他 の 試 薬 は 第 l節と同様のものを用いた。 3. 試 料 植 な ど の 銅 製 Rhein anthrone及 び PGE2 の 試 料 は 第 1節と同様に調製した。 SC甲 19220及 ぴ indolethacinは Tween80 (Sig

a)1摘で懸濁し、 10

l

/

kgの 投 与 量 と な るように精製水で希釈した。 PPPは 10

l/kgの 投 与 量 と な る よ う に 精 製 水 に 溶解した。

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.

実験 動 物 マ ウ ス は 第 1節と同様のものを用いた。

m

.

鴻 下 試 験 第 l節と同様に行った。 VI.統 計 的 評 価 Cut off tileを6時 間 と し て 得 ら れ た 結 果 は 平 均 値 土 揮 準 誤 差 で 表 わ し 、 有 意 差 は M ann-Whitneyの ト 検 定 を 用 い て 検 定 し た 。 [結果及び考察〕 Table 2 Effect of SC-19220, PPP and indolethacin on rhein anthrone or PGE2 induced diarrhoea a)Rheinanthrone

Pretreatlent Route Incidence of Tile to onset of diarrhoea(

in) diar

rhoea lean 土 s.e.1. None 9/10 58.2土 33.8 SC-19220 p.o. 0/10 360

1.p. 1/10 325.1土 34.9

1. c. 5/10 193.9土 55.4 PPP p.o. 8/10 130.6土 42.8 1.p. 6/10 166.6土 52.7 1. c. 6/9 133.9土 56.7 Indolethacin p.o. 1/10 337.4土 22.6

1.p. 0/10 360

1. c. 4/10 191.8土 56.1

(11)

bl PGE2 Pretreatlent Route Table 2に 示 す よ う に 、 経 口 又 は 腹 腔 内 投 与 で 前 処 置 す る と SC-19220は、 rheinanthroneに よ る 下 痢 を 強 力 に 抑 制 し 、 6時 間 以 内 に は ほ と ん ど 漉 下 作 用 の 発 現 を 認 め な か っ た 。 し か し 、 盲 腸 内 投 与 に よ っ て SC骨 19220を作用させ た 場 合 に は 、 半 数 の マ ウ ス で は 対 照 群 と 同 じ rheinanthroneの 漉 下 効 果 が 発 現 し 、 他 の 投 与 方 法 に 比 べ て 弱 い 抑 制 効 果 し か 示 さ な か っ た 。 こ の よ う に 、 措 抗薬 が 粘 膜 側 か ら 作用 し て も 、 rheinanthroneの 鴻 下 作 用 が 抑 制 き れ な い と いうことから、 rheinanthroneの 作 用 は 大 腸 管 腔 内 の 粘 膜 表 面 で 発 現 し 、 そ れを SC-19220が 抑 制 す る の で は な い と 考 え ら れ る。 問 機 に 、 盲 腸 内 投 与 し たPGE2に よ り 鶴 発 さ れ る 下 痢 に 対 し で も 、 経 口 及 び 旗 腔 内 投 与 し たSC-19220は 強 い 抑 制 効 果 を 示 し た が 、 盲 腸 内 投 与 で は ほ と ん ど 抑 制 効 果 を 示 さ ず 、 粘 膜 表 面 でPGE2に 対 す る 措 抗 作 用 を 発 現 す る の で は な い こ と が推定される。 PPPは経口又は 腹 腔 内 投与 で 前 処置すると rheinanthroneの漉下 作 用 発 現 所 要 時 間 を 延 長 し 、 鴻 下 率 を わ ず か に 低 下 さ せ た が 、 PGE2 に 対 し て は ほ と ん ど影響を与えず、 SC喧 19220と比べて弱い抑制作用しか示さなかった。 また、 盲 腸 内 投 与 で は SC-19220と 同 様 にrheinanthrone、PGE2 いずれに対しても 抑制

l

効果を示さなかった。 Indolethacinは 経 口 又 は 服 腔 内 投 与 で 前 処 置 す る と rheinanthroneによ る下痢 を 強 力 に 抑 制し、 ほほ全動物で抑制j効 果 は 6時間以 上 持 続 した。しかし、 盲 腸 内 投 与 で は 他 の2経 路 と 比 べ て 弱 い 抑 制 効 果 し か 示 さ な か っ た 。 ま た 、 盲 腸 内 投 与 し た PGE2 に よ り 誘 発 さ れ る 下 痢 に 対 し て 、indolethacinは経口又 は 腹 腔 内 投 与 で 前 処 置 し た 場 合 に下痢 の 発 現 を 遅 延 さ せ た が 、 盲 腸 内 投 与 で は、 ほとんど抑制効果を示さなかった。 したが っ て、rheinanthroneが管腔内の 粘 膜 表 面 で PGを生成し、鴻下作用を誘発する可能性は低いと考えられる。 以上、 PGE2措 抗 藁 のrheinanthroneの鴻下作用に対する抑制l効 果 に 強 弱 は Incidenceof Tiletoonset of diarrhoea{

inl diarrhoea

ean 土 s.e. 1. None SC-19220 PPP Indo

ethacin 9/10 54.9土 34.2 p.o. 0/10 360

i.p. 1110 328.0土 32.0

1.c. 8/10 86.6土 45.9 p.o. 9/10 50.8土 34.4 1.p. 8/10 91. 2土 45.1 1.C. 10/10 18.1土 5.6 p.o. 8/10 107.5土 43.8 1.p. 7/10 123.2土 51.1 1.c. 10/10 26.5土 6.5

Diarrhoeawas observed for 6 h after rhein anthrone ad

inistration. SC-19220{100

o/kolwasad

inistered30

in{p.o.l,15

in{i.p.

1

or 10

in{intracaecal,i.c.

1

before rhein anthroneor PGE2・ PPP(100

o/kolwasad

inistered60

in(p.o. " 30

in(i.p.) or 10

in (i.c.)beforerheinanthrone or PGE2・ Indolethacin(3

o/ko)was adlinistered 90

in(p.o. ,) 15

in(i.p.) or 10

in(i.c.

1

before rhein anthrone or PGE2・ • P < 0.01co

paredwith treatlent with rhein anthrone or PGE2 alone. -14申 EU - - &

(12)

あるが、いずれも経口又は腹腔内投与で

r

h

e

i

na

n

t

h

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e

の鴻下作用を抑制す ること及び、 PG生 合 成 阻 害 薬

i

n

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l

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c

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n

の前処置により

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i

n

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h

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n

e

の構下作用が抑制されることから、 PGが

r

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e

i

na

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n

e

の鴻下作用発現に なんらかの関与をしていることは明白である。 第 3節 大腸組織内PGE織 物 質 生 成 に 及 ぼ す

r

h

e

i

n

a

n

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n

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の効果 前節の結果より、

r

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e

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n

e

の 鴻 下 作 用 発 現 に PGE類の介在が示唆さ れた。 そこで、

r

h

e

i

na

n

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h

r

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n

e

を盲腸内に投与し、下痢発現時に大腸組織内 で PGE顕 の 生 成 が 促 進 す る の か ど う か 調 べ た 。 大 腸 組 織 内 PGE類生成量はラ ット胃底援本を用いた生物学的検定法16)25)26)で胃底の収縮に基づいて定量 した。その際、胃底収縮を誘発する PG類 以 外 の 要 因 を 除 去 す る 目 的 で 副 交 感 神経遮断藁の

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、α -

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adrenaHne

受容体遮断薬の

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lI

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、 さ ら に 内 因 性 の PGによる収縮を防止 する目的で

i

n

d

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l

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t

h

a

:

c

i

n

を測定系に添加した。この条件で標品の PG類の胃 底収縮作用について調べると、 PGE 類のみが収縮作用を示し、 PGD

2

、 PGF2~ 、 6

-

k

e

t

o

P

GF1()(は 収 縮 作 用 を 示 さ な か っ た 。 し か し 、 本 法 で は PGE1、向島、 PGE3 を個別に定量することは不可能であるので、 PGE2による収縮を指標に、 PGE様 物質として定量した。 [実験方法] 1 .試料及び試薬 1. 試料

(

1

)

r

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e

i

n

a

n

t

h

r

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n

e

第 1節と同様のものを用いた。 2. 試薬

(

1

)

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(スイス、

8

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(

2

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(ナカライテスク)

(5)

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6

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E

3

(フナコシ)

(

8

)

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n

D2 (フナコシ) (9)

p

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F2~ (フナコシ)

(

1

0

)

6

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-

p

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l

a

n

d

i

n

F

1O (フナコシ) そ の 他 の 試 薬 は 第

1

節、第

2

節と同様のものを用いた。 3. 試料液などの調製

R

h

e

i

n

a

n

t

h

r

o

n

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、PG類及び

i

n

d

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h

a

c

i

n

の試料は第

1

節 、 第 2節 と 同 様 に 調製した。その他のものは糟鑓水に漕解した。

u

.

実験動物 マウスは第 1節 と 同 樽 の も の を 用 い 、 第 1節と同織の盲腸内導管伸入手術を

(13)

施 し た 。 ラ ッ ト は マ ウ ス と 同 様 に 飼 育 し た Jcl:SD雄 性 、 体 重 180 - 300 g (日本クレア)を用いた。 回.大腸組織内PGE様 物 質 生 成 量 の 生 物 学 的 定 量 1. 抽出 Rhein anthroneを マ ウ ス の 盲 腸 内 に 投 与 し 、 下 痢 発 現 直 後 に ehterによっ て 死 亡 さ せ た 。 対 照 群 に は vehicle(2% NaHC03 溶液}を同様に投与し、 rhein anthroneに よ る 下 痢 発 現 の 平 均 時 間 に 上 記 の 方 法 で 死 亡 さ せ た 。 直 後 に 大 腸 を摘出して盲腸と結腸以下にわけ、 O.01% indo

ethacin含 有 の 生 理 食 塩 水 中 で 内 容 物 を 洗 い 出 し 、 た だ ち に 70% ethanol 10

1の 入 っ た 重 量 既 知 の 秤 量 瓶 に 浸 し て 酵 素 を 失 活 さ せ た 後 秤 量 し 、 そ の 秤 量 差 か ら 組 織 重 量 を 求 め た 。 70 % ethanolは傾漉した後、窒素ガスt-通気して取り除いた。 PGE織物質の抽出は Capassoの方法16】に従った。それぞれの組織は ethyl acetate10

1と Sorensenの 0.1M citrate . HCl績 衝 植 で pH3.0に調整 した Irebs-Henselei t液・(1:1)5

1の 混 液 中 で ホ モ ジ ナ イ ズ し 、 遠 心 分 隊 (11000g、5

t

、5分)した。 水層を ethylacetate 5

1でさらに抽出し、 先 ほ ど の ethylacetate層 と 合 わ せ て 窒 素 気 流 下 で 減 圧 撮 縮 し PGE梯物質を 含む残留物を得た。 Irebs-Henseleit液調担法 0.90 % NaCl溶 液 100

1 1.15% ICl溶 液 4

1 1. 22% CaC12 漕液 3

1 2.11% IH2P04 漕 液 1

1 3.82% MgS04溶 液 1

1 -18 -1. 30 % NaHC03溶 液 21

i を混合し、 無 水 glucoseを 11につき 1gの割合で加えた。

2

.

生 物 学 的 定 量 法16)25)26) 前 記 の よ う に し て 得 た PGE織 物 質 含 有 の 残 留 物 を Irebs-Henseleit植に溶 解して試料漕液とし、 PGE様 物 質 の 定 量 を 行 っ た 。 ラ ッ ト 胃 底 の 切 片 を 5%二 酸化炭素含有酸素の通気下、 37

t

に加温した Irebs四Henseleit液中につるし、 ア イ ソ ニ ッ ク ト ラ ン ス デ ュ ー サ ー を 接 続 し て 試 料 液 に よ る 問 底 の 収 縮 を 記 録 し た ( 装 置 : 多 用 途 監 視 シ ス テ ム 、 日 本 光 電 製 ) 。 こ の と き 、 次 の よ う な 組 害 剤 を添加し、 PGE様 物 質 以 外 に よ る 胃 底 の 収 縮 を 防 止 し た 。 atropine sulphate O. 1μg/

l phenoxybenzaainehydr

hloride 0.5μg/

1 (土)propranololhydrochloride 0.2μg/

l lethysergide hydrogen chloride O. 1μg/

l pyrilaline laleate O. 1μg/

i indo

ethacin 0.2μg/

l (添加量は遊雌塩基の重量 で 表示) 療 品 と し て PGE2 を 用 い 、 収 縮 高 に 基 づ く 検 量 線 よ り 、 生 成 量 を 算 出 し 、 組 織 gあ た り の PGE2相当量で表わした。 明.統計的評価 得 ら れ た 結 果 は 平 均 値 土 原 準 誤 差 で 表 わ し 、 有 意 差 は Studentのt-検定 を用いて検定した。 -19

(14)

-[結果及び考察]

T

a

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l

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3 P

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+ 1.

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+ 1.

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.

T

a

b

l

e

3

に示すように結腸では

P

G

E

様物質の生成量は約

2

惜に場加し、

v

e

-h

i

c

l

e

(

2

%

N

a

H

C

0

3溶 液 ) 投 与 群 に 対 し 有 意 な 生 成 促 進 が 包 め ら れ た が 、 盲 腸では生成促進は認められなかった。 また、

i

n

d

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l

e

t

h

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n3

g

/

k

g

r

h

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i

n

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n

t

h

r

o

n

e

投与の

9

0

分 前 に 経 口 投 与 で 前 処 置 す る と 、 結 腸 に お け る 生 成 促 進 は 有 意に抑制され、藁物無処置群よりも低い値を示した。 一方、

i

n

d

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h

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2

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0

3 溶 液 ) 投 与 群 に お い て も 大 腸 各 部 位 の

P

G

E

織 物 質 生 成 を抑制し、

r

h

e

i

na

n

t

h

r

o

n

e

による

P

G

E

様物質生成促進を抑制するだけでなく、 生理的な

P

G

E

様物質の生成も抑制することがわかった。

I

n

d

o

l

e

t

h

a

cin

の生理 的な

PG

生成抑制効果を差しヲ│いても、

r

h

e

i

na

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t

h

r

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e

P

G

E

様 物 質 生 成 促 進作用は

i

n

d

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l

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t

h

a

c

i

n

前処置により

9

2

%抑制されていると考えられる。な お、

r

h

e

i

na

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t

h

r

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n

e

の作用に対する

i

n

d

o

l

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t

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a

c

i

n

の 抑 制

l

効 果 は 次 式 に よ り 算 出した。 RA投与群に対する

I

n

d

の効果

-Vehicle

投与群に対する

I

n

d

の効果 X

1

0

0

(%) RAの効果 RA:

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これらの事実は、

i

n

d

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l

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i

n

によって

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h

e

i

na

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t

h

r

o

n

e

の 鴻 下 作 用 が 抑 制 されることと考え合わせると、

P

G

E

様物質の生成促進念介して

r

h

e

i

na

n

t

h

r

o

n

e

の鴻下作用が発現することを示唆するものである。 また、

r

h

e

i

na

n

t

h

r

o

n

e

の 作用部位は盲腸でなく主として結腸であると考えられる。

(15)

第4節 大 腸 組 織 内 で 生 成 促 進 す るPGの 問 定 Rhein anthroneの 盲 腸 内 投 与 に よ り マ ウ ス 結 腸 組 織 内 で 生 成 が 促 進 さ れ る PGE類は、生 物 学 的定量 法 で は 個 別 に 定 量 す る こ と が 不 可 能 な た め PGE2 を撮 準 品 と し て 定 量 し た が 、 そ の 種 類 は ま だ 同 定 さ れ て い な い。PGの同定には GC ISIIIが 最 も 適して い る と い う 報 告27)が あ る の で、こ の 結 腸 組 織 内 で 生 成 促 進 した PGE様 物 質 に つ い て GC/SIMによる検索28)を行った。 [実験方法] 1 .試料及び試薬 1. 試 料 (1)rheinanthrone ~1 節と同様のものを用いた。

2

.

試 藁 第

l

節 第

3

節と問機のものを用いた。 3. 試薬などの調製 ~1 節~第 3 節と同様に欄製した。

n

.

実厳動物 マ ウ ス は 第1節 と 同 様 の も の を 用 い 、 第 1節 と 同 犠 の 盲 腸 内 導 管 伸 入 手 術 を 施した。 ー

2

2

-m

.

PGE様物質のガスクロマトグラフィ ー質 量 分 析 法 に よ る 確認 1. PGE様 物 質 の 抽出

Rhein anthroneをマウス盲腸内に投与し、 下痢発現直後に etherによ って 死亡させた。対照群には vehic1e(2 % Na8C03漕植)を盲腸 内 投与し、 rhein anthroneによる下痢発現の平均時間に上記 の 方 法 で 死亡させた。直後に結腸を 摘 出 し、0.001兎indo.ethacin含 有 の 生 理 食 塩 水 中 で 内 容 物 を 洗 い 出 し、ただ ちに 70% ethano1 10・1の 入 っ た 重 量 既 知 の 秤 量 瓶 に 浸して 酵 素 を 失 活 さ せ た 後 、 秤 量 し、そ の 秤 量 差 か ら 組 織 重 量 を 算出した。結腸組織を70% ethano1 中でホモジナイズ して遠心分 雌(11000g、5

t

5分}後、 Kiyo・iyaらの方法 29)に従って PGE様 物 質 を 抽 出 し た。遠 心 分 融 後 の上澄 植 を 精 製 水 で 希 釈し てethano1温度を 15% とし、1N 8C1で p8を 3.0に調整した。この溶液を あ ら か じ め ・ethano1及 び 820で 洗 浄 し た Bond-E1utCI8 に吸着させ、 820 20・1、15% ethano1 20・1、benzen20・1を順次流した後 ethy1 acetate -・ethano1(9:1}で PGE様 物 質 を 漕 出 さ せ た 。 最 後 の ethy1acetate-・ethano1 溶 出 液 は 窒 素 気 流 下 減 圧 撮 縮 乾 固 さ せ た。 2. ガスクロマトグラフイーのための PGE様 物 質 の 誘 導 化30) ガスクロマトグラフィーを行うために PGE様物質の暢導化を行った 。減圧 温 縮 乾 国 さ せ た PGE様物質に、 100μlの 5・gl・10-・ethy1hydroxy1a・ine hydroch1oride -pyridine溶液を加え 38

t

で1時間反応させた。 溶 媒i玄室 素気流下、 38

t

の水浴上で 加 温 、 除 去 し 、 残 留 物 は 窒 素 気 流 下 乾 燥 さ せ た。 次 に、30μlの acetonitri1e、10μlの 35% pentaf1uorobenzylbr・o・ide申 acetonitrile糟液、 10μlの N,N-di-isopropy1ethyla・ineを加え、 40

t

で15分 間 反 応 さ せ た。過 剰 の 試 薬i玄室素気流下 40

t

減圧で除去した。残 留 物 に 2・1の飽和食塩水を加えて benzene2・1で 抽 出 し た 後、benzene1 .1で抽 -23司

(16)

出した。 Benzene抽 出 液 を 合 わ せ て 11の sodiu・su1phate,anhydrousで脱 水し、 0.5.1まで温縮した。 Ethy1 acetate及 び benzeneで 洗 浄 後 hexane 中 で 保 存 し た silicalle1を 充 填 し た カ ラ ム (0.6X 5 c・)にこの benzene抽 出液を吸着させた。 10・1の ethylacetate-benzene (1 :9)溶液を流した後、 30・1の ・ethano1-ethy1acetate (1:99)漕 液 で PGE様物質誘導体を漕出し、 窒 素 気 流 下 減 圧 渡 縮 乾 聞 し た 。 残 留 物 に100μlの N,O-bls四 triaethy1slly1-trif1uoroaceta.ideを加え、 一 夜 室 温 で 反 応 さ せ た 後 窒 素 気 流 下 60

t

で 減 圧温縮乾回した。

3

.

確 包 この残留物を hexaneに 溶 解 し て 試 料 と し 、 ガ ス ク ロ マ ト グ ラ フ ィ ー ( 装 置 島樟 GC-9A、 カ ラ ム : fused silica capillary co1u.n (0.33•• X 25・、 fil.層 : 0.5μ・、島津キャピラリーカラム CBP1-S25-050)、 注 入 量 :5μl、 ス プ リ ッ ト 比 : 15: 1、 カ ラ ム 温 度 : 250

t

、 イ ン ジ エ ク タ ー 温 度 :280

t

、 メ イ ク ア ッ プ ガ ス 及 び キ ャ リ ア ー ガ ス : 窒 素 流 速 50al/・in、 検 出 器 :ECD) 及 び ポ ジ テ イ プ イ オ ン マ ス ス ペ ク ト ロ メ ト リ ー 29) (装置: JEOL JMS由 DX303 ガスクロマトグラフーマススペクトロメーター、 JEOL JMS-DA 5000データシ ス テ ム 、 日 本 分 光 製 。 試 料 は solvent1ess-injectorで 注 入 、 キ ャ リ ア ー ガ ス :ヘリウム 流 速 50・1/・旬、イオン源温度:220

t

、 そ の 他 の 条 件 は 前 記 と 問機)を行った。 VI.統 計 的 評 価 ピ ー ク 高 さ に つ い て 得 ら れ た 結 果 は 平 均 値 土 標 準 誤 差 で 表 わ し 、 有 意 差 は Studentのt-検定を用いて検定した。 [結果及び考察〕 まず、 rhein anthrone盲 腸 内 投 与 に よ る 下 痢 発 現 直 後 の 結 腸 組 織 よ り 抽 出 した PGE様 物 質 に つ い て ECDを 用 い た ガ ス ク ロ マ ト グ ラ フ イ ー で 検 討 し た と ころ、 rheinanthrone投 与 に よ っ て retentionti.e (tR)30.8分 及 び 35.1 分 付 近 の2つ の ピ ー ク が vehic1e投与群と比べ有意に増大した。 これらの2 つ の ピ ー ク の tRを 様 品 の 各 種 PGの tRと比較すると PGE2又は PGE3 に相 当 し た 。 ま た 、 そ れ ぞ れ の 2つ の ピ ー ク は 、 誘 導 化 の 段 階 で 生 じ た syn-及 び anti-形に基づく31>と考えられた。 PGEt に相当する tRのピークは vehic1e 投与群とrheinanthrone投 与 群 の 聞 に 有 意 な 差 は 包 め ら れ な か っ た (Tab1e4、 Tab1e 5)

Tab1e 4 Co

parisonof retention ti.es of PGs

PG Retention ti.e(.in)

PGEt 33.66 38.27

PGE2 30.81 35.08

PGE3 30.89 35.11 PGD2 30.56 33.45

(17)

Table 5 Height of the chr

0

atographypeak corresponding to PGE¥. PGE2 and PGE3

Peak height(

V) Retention tile PGE1 PGE2 and PGE3

(・in) 33.66 38.27 30.81-30.89 35.08-35.11

Vehicle 0.46土 0.130.53土 0.09 0.67土 0.08 0.78土 0.21

(

2

%

H

a

H

C

0

3

)

Rhein anthrone 0.60土 0.08 0.53土 0.06 1. 68 土 0.23

2.08土 0.05

Each value is the lean土 s.e.

.of5 experilents.

• p < 0.05 and •• p < 0.01co

paredwith the respective vehicle groups,

Table 6 The peak hight ratio of each ion peak

Retention tile 705 674 615 584 27.9 0.03 0.20 0.13 0.31 PGE2 32. 0 0.09 1. 00 0.70 0.85 ー26

-Mouse colonic extract 27.9 0.07 0.50 0.25 0.84 32.0 O. 09 1.00 0.73 0.88 次 に 、 こ れ ら の ピ ー ク に つ い て 詳 細 に 検 討 す る た め GC/SIMの測定を行った。 標 品 の PG弘、 PGE3誘 導 体 の GC/MSの測定を行ったところ、 PGE2 の 場 合 ・/z 705に分子イオンピークが、・/z674、615、584にフラグメントピークが、 PG

E

3

の 場 合 ・/z703に分子イオンピークが、・/z688、672、634、544にフラグ メ ン ト イ オ ン ピ ー ク が 得 ら れ た 。 そ の 結 果 を も と に 、 標 品 お よ び rheinanth-rone投 与 後 の マ ウ ス 結 腸 組 織 か ら 得 ら れ た PGE織 物 質 の 暢 導 体 を ・/z 705、 674、615、584(PGE2)、・/z688、672、634、544(PGE3) についてそニターした。 結 果 は Fig.

4

に 示 す と お り で 、 マ ウ ス 結 腸 組 織 抽 出 物 で は PGE2 を対象とし た・/z705、674、615、584に つ い て そ ニ タ ー し た 場 合 に 、 原 品 と一致する tR 27.9、32.0分にピークが認められた。しかし、 PGE3 を対象としてそニターし た・/z688、672、634、544で は 標 品 の tR32分 付 近 の ピ ー ク が マ ウ ス 結 腸 組 織 抽 出 物 で は 包 め ら れ な か っ た 。 し た が っ て 、 rheinanthrone投与によって 結 締 組 織 で 生 成 が 促 進 し て い る PGは PGE2 だけと考えられ、 PGE3 である可 能性は低いと考えられる。 さらに、これら 2つ の ピ ー ク の 高 さ の 比 と 原 品 の PGE2 によるピーク高さの 比を比較すると、 Table6に示すようにtR32.0分 の ピ ー ク で は 両 者 の 比 が ほ ぼ一致した。 tR27.9分 の ピ ー ク は 僚 品 よ り も 高 い 比 率 を 示 し た 。 こ れ は GC-SIMで PGE2 に つ い て モ ニ タ ー し た 際 に tR30分にみられるピークとともに、 PGD2 あ る い は 不 純 物 の 混 在 に 基 づ く も の と 考 え ら れ る 。 し か し 、 ECDを用い たガスクロマトグラフィーの結果、 rheinanthrone投与により、 PGD2 に相当 す る ピ ー ク が 増 大 し て い な い こ と か ら PGD2 の生成は増加していないといえる。 以上の結果から、 rheinanthroneに よ り マ ウ ス 結 腸 内 で 生 成 促 進 さ れ た PG E様 物 質 が PGEt、PGE3ではなく PGE2 であることが確定した。

(18)

-R

t

ntlontlm. (mln) 25 30 PGE2 Mou.. colon PGE3 Mou.. colon m/z 705 (X20) 674 615 (X2) 584 (X2) 705 (X21) 674 (X2) 615 (X4) 584 (X3) 688 (X 16) 672 (X5) 634 544 688 (X42) 672 (X24) 634 544

F

i

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4

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1

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~5 節 大 腸 内 繍 送 に 及 ぼ す

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h

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e

並 び に

i

n

d

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e

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n

の 効 果 第

1

節 か ら 第4節において、

r

h

e

i

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a

n

t

h

r

o

n

e

P

G

E

2 の 生 成 促 進 を 介 し て 溜 下 作 用 を 発 現 す る こ と を 明 ら か に し た 。 鴻 下 作 用 発 現 に は 腸 の 運 動 性 と 腸 管 内 腔 液 量 の 変 化 が 関 与 す る と 考 え ら れ て い る が 、 マ ウ ス に お い て

r

h

e

i

n

a

n

t

h

-r

o

n

e

P

G

E

2の 介 在 に よ っ て 腸 の 運 動 性 、 腸 管 内 腔 液 量 い ず れ に 影 響 を 及 ぼ して鴻下作用を発現するのか検討した。 腸 の 運 動 性 を 検 討 す る1つ の 手 段 と し て、作用部位の大腸の輸送速度を調べた。

R

h

e

i

na

n

t

h

r

o

n

e

を 盲 腸 内 に 投 与 し た 直 後 に マ ー カ ー の

B

a

S

0

4

水 照 濁 液 を 盲 腸 内 に 注 入 し 、 マ ー カ ー を 含 む 白 色 便 が 最 初 に 排 池 さ れ る ま で の 所 要 時 聞 を 測 定 し 、 輸 送 速 度 の 指 標 と し た 。 [実験方法] 1 . 試 料 及 び 試 薬 第

1

節 、 第

2

節と同様のものを用い、費電

l

節 、 第

2

節と同様に調製した。 11.実 厳 動 物 マ ウ ス は 第 1節 と 同 様 の も の を 用 い 、 第 1節 と 同 様 の 盲 腸 内 導 管 挿 入 手 術 を 施した。

m

.

大 腸 内 輸 送 時 間 の 測 定1)

R

h

e

i

n

a

n

t

h

r

o

n

e

又は

v

e

h

i

c

1

e

である

2X

H

a

H

C

0

3溶 液 を 盲 腸 内 に 投 与 し た 直 後 に マ ー カ ー と し て

2

0

X

8

a

S

0

4

水 懸 濁 液

0

.

1

1/

匹 を 導 管 よ り 盲 腸 内 に 注 入し、

B

a

S

O

,4の混じった白色便が排池されるまでの時聞を測定した。白色便排 他 率 は 投 与 後6時 間 以 内 の 白 色 便 排 池 動 物 数 / 全 実 験 動 物 数 で 表 わ し た 。

(19)

VI.統 計 的 評 価

Cut o

f

f

t

i

l

e

6

時 間 と し て 得 ら れ た 結 果 は 平 均 値 土 原 準 誤 差 で 表 わ し 、 有 意 差 は M a

n

n

-

i

t

n

e

y

u

-

検定を用いて検定した。 〔結果及び考察]

R

h

e

i

n

a

n

t

h

r

o

n

e

を 盲 腸 内 投 与 し た 直 後 に マ ー カ ー の

B

a

S

0

4

を盲腸内に注入 し 、 最 初 に 自 色 便 が 排 池 さ れ る ま で の 時 聞 を 観 察 し 、 排 他 が 促 進 さ れ る か ど う か 調 べ た 。 そ の 結 果 、 白 色 便 は 下 痢 を 伴 っ て 排 池 さ れ 、 そ の 排 池 ま で の 時 聞 は

T

a

b

l

e

7

に示すように

v

e

h

i

c

l

e

投 与 群 の

1

0

2

分 が

r

h

e

i

na

n

t

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e

投与によっ て

2

0

分 に 有 意 に 短 縮 さ れ 、

r

h

e

i

na

n

t

h

r

o

n

e

に 大 腸 内 輸 送 促 進 作 用 が 包 め ら れ た。

S

C

-

1

9

2

2

0

又は

i

n

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l

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t

h

a

c

i

n

を経口投与で前処置すると、

r

h

e

i

na

n

t

h

r

o

-n

e

の大腸内輸送促進作用は有意に抑制され、

6

時 間 以 内 に は 約 半 数 し か 白 色 便 を排池しないほどの抑制

l

を受けた。

S

C

-

1

9

2

2

0

及 び

i

n

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l

e

t

h

a

c

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n

v

e

h

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l

e

投 与 群 の 大 腸 内 輸 送 も 有 意 に 抑 制 し 、 正 常 輸 送 を 強 く 抑 制 す る と 推 定 さ れ た 。

R

h

e

i

n

a

n

t

h

r

o

n

e

投 与 群 に 対 し て 示 し た 抑 制 効 果 も こ の 正 常 輸 送 の 抑 制 に 基 づ く 部分が大きいかも知れない。

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P

P

v

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e

投与群、

r

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n

e

投 与 群 い ず れ に 対 し で も 有 意 な 影響を 及 ぼ さ な か っ た 。 対 照 実 厳 と し て 盲 腸 内 投 与 し た

PGE

2

r

h

e

i

na

n

t

h

r

o

n

e

同 様 の 大 腸 内 輸 送 促 進 作 用 を 示 し た が 、 こ の 促 進 作 用 は

i

n

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l

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t

h

a

c

i

n

によって抑制きれなかった。 以 上 の 結 果 よ り 、

r

h

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i

na

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t

h

r

o

n

e

の 鴻 下 作 用 発 現 に は 大 腸 内 輸 送 促 進 作 用 が関与することが明らかになった。滴下作用の場合と同様に、

2

つの

PGE

2桔 抗薬の抑制j効果には差があるが、

i

n

d

o

l

e

t

h

a

c

i

n

による抑制効果と総合すると、

r

h

e

i

n

a

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r

o

n

e

の大腸内輸送 促 進 作 用 に は 少 な く と も 部 分 的 に

P

G

E

2が 介 在 すると考えられる。

-

3

0

-Table 7 E

f

f

e

c

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o

f

S

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-

1

9

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3

1

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