[環境省ニュース]化学物質環境実態調査の今後の展開について
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(2) 2 3 6. 環 境 省 ニ ュ ー ス. 図1. 支援事業を含む黒本調査と関連化学物質施策との関係図. 表1. 化学物質環境実態調査体系の新旧対照表 ―. 今後の化学物質環境実態調査検討体系. ―. 平成14年度 化学物質環境汚染実態調査検討体系. ―. 中央環境審議会 化学物質評価専門委員会. ―. 中央環境審議会 化学物質評価専門委員会. ―. 調査結果の評価. ―. 調査結果の評価. ― ―. 初期環境調査 検討会. ―. モニタリング・ 暴露量 調査検討会. POPs 対策 検討会. ―. 内分泌攪乱 化学物質 問題検討会. 内分泌攪乱 化学物質 問題検討会. モニタリング・ 初期環境調査・ 暴露量 詳細環境調査 調査検討 検討作業部会 作業部会. POPs 対策 検討会. ―. 調査結果. ―. 調査結果. ―. 分析法. 調 査 結 果. 内分泌攪乱 化学物質各種 検討作業部会 内分泌攪乱 化学物質 環境調査検 討作業部会. ―. 調査結果. 調 査 結 果 調 査 結 果. ― ― ―. 内分泌攪乱化学 物質における環 境実態調査. (1)初期環境調査 (2)詳細環境調査 (3)暴露量調査 (4)モニタリング調査 分析法. POPs モニタリング 検討作業部会. 分析法検討作業部会(水系) 調 分析法検討作業部会(大気系) 査 分析法検討作業部会(LC!MS) 結 分析法開発対象物質 果. POPs モニタリング 事業. 化学物質環境汚染 実態調査 物質選定検討会. ―. 化学物質環境汚染 実態調査 物質選定検討会. 調査結果. 化学物質環境実態調査. ―. 分析法開発対象物質. ―. 分析法検討会(水系) 分析法検討会(大気系) 分析法検討会(LC!MS). ―. 調 査 結 果. ―. POPs モニタリング 事業. ―. POPs モニタリング 検討会. ―. 調 査 結 果. (1)初期環境調査 (2)暴露量調査 (3)モニタリング調査. ―. 内分泌攪乱化学 物質における環 境実態調査. 化学物質環境実態調査. ―. 内分泌攪乱 化学物質 環境負荷量 調査検討会. 調 査 結 果. ―. 調 査 結 果. 調 査 結 果. ―. 4 8─. 全国環境研会誌.
(3) 化学物質環境実態調査の今後の展開について. 具体的にはまず,調査対象物質数を大幅に拡充. 2 3 7. る(表 1 参照)。. することを予定している。それとともに調査の目. さらに,ELISA 法等の生物測定法等を用いた化. 的を精査し,これまでは3つの調査体系,すなわ. 学物質の簡易モニタリングを黒本調査の中で,ス. ち,「初期環境調査」,「暴露量調査」および「モ. クリーニング調査として位置付けることを視野に. ニタリング調査」として実施していたものを,今. 入れた検討を開始することも併せて予定している. 後は「初期環境調査」を細分化して,新たに「詳. ところである。. 細環境調査」を4つ目の調査体系として立ち上げ 対応することとしている。また,POPs 条約に対. おわりに. 応するために,血液,母乳等の生体試料を「モニ. 地方環境研究機関の協力があってこそ初めて円. タリング調査」の調査媒体として拡充する。. 滑な黒本調査が実施されるものである。平成17年. さらに特定の河川あるいは地域における詳細な. 度からは黒本調査をさらに拡充させ,その強化を. 情報の収集の観点からは,環境中の化学物質濃度. 図ることとしているところであり,今後とも地方. レベルを推計手法を用いて調査することで対応す. 環境研究機関との連携を密にとりながら,黒本調. ることを予定している。. 査を実施していくこととしているので,引き続き. 分析法開発等調査についても,新規化学物質や 既存の分析法ではリスク評価の観点からは分析感. ご協力のほどよろしくお願いいたしたい。 (保健専門官. 吉田 佳督). 度が不充分な化学物質について,環境中に存在す る化学物質をリスク評価のデータとして耐え得る. ―参 考 文 献―. だけの検出下限が得られる分析法を開発するとと. 1) 平成1 5年度版 化学物質と環境 (黒本調査結果) 平成 1 6年3月 環境省環境保健部環境安全課 2) 吉田佳督 環境技術実証モデル事業としての「化学 物質簡易モニタリング技術」 資 源 環 境 対 策 Vol.4 0 No.9 (2 0 0 4. 8) p.4 8―5 3. もに,LC!MS でなければ測定し得ない不揮発性, 高極性および熱分解性の化学物質を対象とした分 析法開発についても,地方環境研究機関との連絡 を密にとりながら積極的に対応することとしてい. Vol. 29. No. 4(2004). ─4 9.
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