• 検索結果がありません。

Clinical and Immunological Studies on Canine Atopic Dermatitis

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "Clinical and Immunological Studies on Canine Atopic Dermatitis"

Copied!
5
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

Title

Clinical and Immunological Studies on Canine Atopic Dermatitis(

内容の要旨 )

Author(s)

朴, 性俊

Report No.(Doctoral

Degree)

博士(獣医学) 甲第103号

Issue Date

2001-03-13

Type

博士論文

Version

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/2157

※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

(2)

氏 名(本籍) 学 位 の 種 類 学 位 記 番 号 学位授与年月 日 学一位授与の要件 研究科及 び専攻 研究指導を受けた大学 学 位 論 文 題 目 審 査 委 員 朴 性 俊(大韓民国) 博士(獣医学) 獣医博甲第10・3号 平成13年3月13日 学位規則第4粂第1項該当 連合獣医学研究科 獣医学専攻 東京農工大学 ClinicalandI皿munOlogicalSttldies on Canine Atopic Der皿atitis

主査 束京農工大学 教 授 岩 崎 副査 帯広畜産大学 教 授 白 幡 副査 岩 手 大 学 教 授 ・内 藤 副査 東京農工大学 教 授 本 多 副査 岐 阜 大 学,教 授 佐々木 郎一久一美 利敏善美条 論 文 の 内 容 の 要 旨 アトピー性皮膚炎(atopicdermatitis;AD)は多様性の免疫異常による慢性の炎症性皮膚 炎である。近年、ADにおいて、アレルギー機序の中心となるIgE抗体の産生調節機構、IgE抗 体を介した化学伝達物質の遊離機序、その主なエフェクター細胞である肥満細胞や好酸球の 分化・増殖・動員機序、さらに、以上の機序と密接に関係したヘルパーT細胞とそれが産生遊

離するサイトカインなどに関する知見が集積している。そして、その病態形成において、肥満

細胞、好酸球、IgE抗体、T細胞、Langerhans細胞など、それぞれが果たす役割が注目されて いる。 ADの病態はそう痔、掻破、炎症、そう痔の悪循環によって形成されると考えられる。起痔物 質としては、ヒスタミン、ニューロペプチド、オピオイド、サイトカインなどが知られている。皮内に 侵入したアレルゲンは、IgEを介して肥満細胞を脱顆粒させ、種々のケミカルメディェ一夕ー、 サイトカインを放出させる。浸潤したT細胞は、皮膚樹状細胞や単球によって活性化され、 種々のサイトカインを産生する。患者の樹状細胞や単球はIgEを表面に結合しており、その結

呆IgEを介したアレルゲンの抗原提供嘩はきわめて増強している。すなわち、少ないアレルゲ

ン量でも充分な抗原提供が可能であることが示されている。また、皮膚炎の発症にはIgE抗体

およびT細時の関与が示唆され、、様々な観点から研究が行われている。ヘルパーT細胞はそ

れらの産生するサイトカインによってThl型とTh2型の2種類と分類され、Tbl型は主にⅠレ2 とIFN-γを介してIgE産生の抑制に、Th2型は主にIL-4とIL-10を介してIgE産生の増強に

(3)

働く。これら2種類の細胞集団の不均衡がADの病態に関わるものと考えられている。

一方、犬のADに関しては最近、犬用のアレルゲン特異的IgE抗体が作成され、アレルゲン 特異的IgE抗体を介する犬ADの発症機序が明らかになった。しかし、大のサイトカインに対す る抗体の作成が確立されてないため、サイトカインによる犬ADの発症機序はまだ不明な点が 多い。 本研究は、犬のADに対し、まず臨床的側面としてはアレルゲン特異的IgE抗体の測定を 行い、日本における主な感作抗原を調査すると共に、減感作療法に使用することでその有用 性を検討した。また、免疫学的側面としてはIgE抗体産生に関与するり■ンパ球の役割とサイトカ インによる犬ADの発症について検討を行った。 第1章では大のアトピー性皮膚炎にゴ封ナる日本での主な感作抗原を特定するために、アトピ ー犬95例を対象とし、9種類の抗原を用いて皮内試験およびイムノドットストリップによる抗原 特異的IgEの測定を行った。さらに、両試験の間の一敦率、感度、特異性について皮内試験 を基準としてを比較検討した。その結果、日本では室内ダニが主な抗原であることが判明し (皮内試験陽性:69.5%、抗原特異的IgE陽性:48.4%)、これに続いて日本スギ、ヨモギ、草混 合などが特定された。.両試験の間には67.4%から96.8%の一致率を示し、抗原特異的IgEの

感度は皮内衰験と比較して16.7から68.2%であった。特異性は全七の抗原に対して

94.9-100%の高値を示した(平均=98.7)。その上、皮内試験(15例)と抗原特異的IgE測定

(12例)の結果に基づいて27例のアトピー犬に対する減感作療法の有効性を検討した。皮内 試験群では60%(9/15)、抗原特異的IgEの測定群では66.8%(8/12)の症例で、・50%から100% まで症状の改善が認められた。有効性め評価期間中、感作抗原の特定方法による差は認め られなかった。

第2章ではアトピー性皮膚炎の犬に対して主な抗原であるHouse■DustMite(HDM)抗原を

用いてリンパ球刺激試験を行い、これらの結果を比較することによって犬のアトピー性皮膚炎 における細胞性免疫の関与を検討した。 対象は皮内試験あるいは特異的なIgEが陽性を示した20頭のアトピー犬と両試験で陰性を 示した非アトピー犬7頭を用いた。この結果、20頭のアトピー犬の中で13頭が非アトピー犬よ り高いアレルゲン特異的リンパ球増殖反応を示した。また、これらの反応と特異的IgE値との間 に有意な正相関が認められた。 以上の結呆から犬のアトピー性皮膚炎においてもⅠ型およびIV型あれるぎ「の関与や感作

リンパ球による免疫反応が惹起されることが考えられ、これはIgE抗体の産生におけるリンパ球

の関与を示唆していると考えられた。 第3章では犬ADの発症機序と免疫応答において、・ヘルパーT細胞から産生されるサイト カインのインバランスを調べるために、アトピー犬と対照の非アトピー犬について、T細胞の mitogenであるConA刺激による末梢血単核球のサイトカイン産生能をRT-PCR方法から解

(4)

析した。 対象はアトピー犬10頭と非アトピー犬10頭を用いた。PBMCのIFN-γの発現量は非アト ビ⊥犬に比し有意に低値であった。また、アトピー犬のIL・10の発現量は非アトピー犬に比し

有意に高値であった。しかし、IL・2,Ⅰレ4の発現量は両群の間に有意的差は認められなかっ

た。またヾIL-4とIFN-γの発現量の比率を比較したところ、アトピー犬のIL-4/IFN・γ値が非

アトピー犬のIL・4丑FN・γ値に托し有意に高値であった。高いⅠレ4丑アN一γ値はIFN-γの発

現量の低下によるものであっ牢。これらの成績から、アトピー犬ではTbl型細胞の機能抑制が

示唆され、非アトピー犬と比致してm2型サイトカイン産生能がTbl型サイトカイン産生能に

比して優位であることを示し、Tb2型サイトカインの優位が犬ADの発症に関与していることが 示唆された。 審 査 結 果 の 要 旨 アレルギー疾患は近年急増し、今や人口の20-30%が気管支喘息、花粉症、アトピー性

皮膚炎(atopicdermatitis;AD)などが何らかのアレルギー疾患に羅患しているといわれ、これ

まで以上たその病態の解明が求められている。その中でADはアレルギー性鼻炎やアトビー

喘息と同様、ほとんどの患者でダニ、家慶、スギ花粉などのいわゆるアレルゲン特異的なIgE

抗体が血清学的に検出される場合がしばしばである。また、ADの病態を形成するサイトカイン

の解析は詳細に検討されており、いわゆるTh2系のサイトカインのIL-4,Ⅰレ5,IL-10などが重 要な役割を果たしていると考えられている。産生されたTh2系のサイトカインがB細胞を刺激し

てIgEを過剰に産生するという痍序はマウスあるいはヒトではすでに一部証明されている。

一方、犬のADは発症頻度の非常に高い疾患で、すべて疾患の中の10%を占めるとされて いますが、拝みが強く、治療に難渋することがしばしばで、小動物臨床上大きな問題となって

いる。近年、犬用のアレルゲン特異的Ⅰ盛抗体が作成され、アレルゲン特異的IgE抗体を介す

る犬ADの発症機序が明らかになった。しかし、犬のサイトカインに対する抗体の作成が確立さ

れてないため、サイトカインによる犬ADの発症機序はまだ不明な点が多い。

本研究は犬のADに対し、まず臨床的側面として日本における主な感作抗原を調査すると 共に、減感作療法に使用することでその有用性を検討した。またJ免疫学的側面としてはIgE 抗体産生に関与するリンパ球の役割とサイトカインによる犬ADの発症について検討を行った ものである。 1.皮内試験または抗原特異的IgEによって選択された抗原を用いた減感作療法の効果の比 較検討

大のADにおける日本での主な感作抗原を特定するキめに、アトピー犬95例を対象とし、9

種類の抗原を用いて皮内試験およびイムノドットストリップによる抗原特異的IgEの測定を行っ た。.さらに、両試験の間の一致率、感度、特異性について皮内試験を基準としてを比故検討し た。その結果、日本では室内ダニが主な抗原であることが判明し(皮内試験陽性:69.5%、抗原

(5)

特異的IgE陽性:48.4%)、これに続いて日本スギ、ヨモギ、革混合などが特定された。雨読験 の間には67.4%から96.8%の一致率を示し、抗原特異的IgEの感度は皮内試験と比較して 16.7から68.2%であった。特異性は全ての抗原に対して94.9-100%の高値を示した(平均 =98.7)。その上、皮内試験(15例)と抗原特異的IgE測定(12例)の結異に基づいて27例の

アトピー犬に対する減感作療法の有効性を検討した。皮内試験群では60%(9/15)、抗原特異

的Ⅰ虚の卸定群では66.8%(8/12)の症例で、50%から100%まで症状の改善が認められた。有効

性の評価期間中、感作抗原の特定方法による差は認められなかった。 2.犬のアトピー性皮膚炎における皮内試験、IgE抗体測定、リンパ球刺激試験の比較 ADの犬に対して主な抗原であるHouseDustMite(HDM)抗原を用いてリンパ球刺激試験を 行い、これらの結果を比較することによって犬のADにおける細胞性免疫の関与を検討した。 この結果、20頭のアトピー犬の中で13頭が非アトピー犬より高いアレノレゲン特異的リンパ球増 殖反応を示した。また、これらの反応と特異的IgE値との間に有意な正相関が認められた。 以上の結果から犬のアトピー性皮膚炎においてもⅠ型およびIV型アレルギーの関与や感作 リンパ球による免疫反応が惹起されることが考えられ、これはkE抗体の産生におけるリンパ球 の関与を示唆していると考えられた。 3.アトピー性皮膚炎の犬における末梢血単核球サイトカイン動態 サイトカイシによる犬ADの発症機序を調べるために、アトピー犬と対照の非アトピー犬につ

いて、T細胞のmitogenであるCon.A刺激によるPBMCのサイトカイン産生能をRT-PCR方

法からmRNAの琴現を解析した。対象はアトピー犬10頭と非アトピー犬10頭を用いた。PBMC

のIFN-γの発現量は非アトピー犬に比し有意に低値であった。また、アトピー犬のⅠレ10の発 現量は非アトピー犬に比し有意に高値であった。しかし、IL-2,IL-4の発現量は両群の間に有 意的差は認められなかった。また、Ⅰレ4とIFN-γの発現量の比率を比較したところ、アトピー 犬のIL-4/IFN-γ値が非アトピー犬のIL-4/IFN-γ値に比し有意に高値であった。高い IL-4/IFN-γ値桔IFN-γの発現量の低下によるものであった。 以上の研究成果により、アトピー犬ではThl型細胞の機能抑制が示唆され、非アトピー犬と

比較してTh2型サイトカイン産生能がTbl型サイトカイン産生能に比して優位であることを示し、

Tb2型サイトカインの優位が犬ADの発症に関与していることが示唆された。 以上について、審査委員全員一致で本論文が岐阜大学大学院連合獣医学研究科の学位 論文として価値のある内容であるものと霞めた。 学位論文の基礎となる学術論文 1.Park,S.J.,Ohya,R,%mashita,Ⅹ.,Nishifu3i,Ka皿dIwasaki,Tl(2000)Coznparison ofResponsetoImmunotherapybyIntradermalSkinTbstandAntigen・SPeCi旦cIgE inCanineAtopylJoumaloflゐterinaryMedicalScience62,983-988・

参照

関連したドキュメント

*② 陽性または陰性コントロールスワブのアルミパウチを開封 し、開封した抽出用バッファーに浸します。抽出用バッ

2 解析手法 2.1 解析手法の概要 本研究で用いる個別要素法は計算負担が大きく,山

せん断帯の数値解析は、材料の非線形性だけでなく初期形状の非対称性や材料の非均質性

文献資料リポジトリとの連携および横断検索の 実現である.複数の機関に分散している多様な

非難の本性理論はこのような現象と非難を区別するとともに,非難の様々な様態を説明

(JJLC. 2012;52:375-380) KEY WORDS ━━ Thymic cancer, Non-papillary adenocarcinoma, Tubular adenocarcinoma, Sternal lifting method, Endoscopic surgery.. Reprints : Nobuyoshi

少し息抜きをしたい時や趣味に没頭したい時はもちろん、在宅勤務やちょっとした作業をする際のワーキング

部を観察したところ,3.5〜13.4% に咽頭癌を指摘 し得たという報告もある 5‒7)