U.D.C.る28.35る:る15.779.9.002.る8
抗生物質製造廃水処理装置
Design
ofWaste
TreatmentPlant
for Antibiotics
Wastes口.、■耶
‖】SaShiIてabe内
容
梗
概
批【二物貿製造廃水処理装掛こついては日本ではまだその実施例がない。明治製菓株式会祉妃柄_L場に馴与装 置を納入するに際し,設計諸元を明らかにするために処坪法について検討した。 本廃水ほその性状からみて′ト物処理が最適であると考えられた。勺三物処理は人別して活性スラッジ払散布 炉床法,メタン醗酵法およぴそれF)の滋土合方式がある。今臥よ廃水の希釈に使用し得る雑廃水が多量にあるこ と,敷地に制限のあることから活性スラッジ法を採用した。 処理実験から処理装置の中心となる曝気椚の容積は1,000m3であることが求ガ)られた。処理装熟ま抑1138 年1n月に`ぷ成し,以後良好な処理成績をあげている。l.緒
口 約50年前活性スラッジ法が下水処理に応用されて以来(1),下水処 理については数多くの資料が発表されている。家庭からの排水が主 体となっている下水はだいたい同質なものと見なしてよく,したが って ̄F水処理設備の計画に際しては共通した下水処理の基準を過関 することができる。 工場廃水ほその性質が製■冒■や,製造工程によって異なってくる。 それゆえ工場廃水を下水と混合処理する場合ほ,条件によっては下 水処理の基準を適用できるが,工場廃水を単独で処理する場合は下 水処理の基準をそのまま適用することはできない。工場廃水の処理 装置を製作するに際しては,その処理の可能性についてよく検討す ることが必要である。 抗生物質,特にペニシリン,ストレプトてイシソの製造廃水処理 に関してはアメリカにおいてよく研究されている。 Heukelekian氏(2)ほメタン醗酵法によi)BOD除去率80%を得て いる。Hilgart(3),Br叩n(4),Liontas(5),Pitts〔6),Tompkins代ら(7) は散布炉床法により,Mann氏(8)は活性スラッジ法により,Muss 灯9)は散布炉床・活性スラッジ両法の併用によりBOD除去率90% 以上を得ている。Dryden氏(10)らは抗生物質・ビタミソ・コルチゾ ソの混合廃水を活性スラッジ法により処理してBOD除去率91%を 得ている。Howe氏(11)は廃水を捕性スラッジ法で処理したのら,塩 素処理し,散布炉恥こかけ,最後に掩曝気してBOD除去率90、95% であったと報告している。Mckinney氏〔12)はペニシリソ製造廃水を 活性スラッジ法で処理しCOD除去率95%,BOD除去率99%以上 であることを報告している。Molof氏(13)ほ廃水を散布炉床にかけ たときのBOD負荷は1・5kg/m3/dayであるが,耐生スラッジ法で は2kg/m3/dayであると報告している。 今回,抗生物質製造廃水処理装置を作製するに際し廃水処押法に ついて研究を行なった。 ペニシリン,ストレプトマイシソ,カナマイシソの製造廃水をそ れぞれ単独または況介して活性スラッジ法により処理実験を行なっ た結果,COD除去率82・4%,BOD除去率99.4%,COD負荷ほ平 均1・66kg/ma/dayであることがわかった。この練熟こ基づいて処 理基準を求め,装置を作製した。 (1)用語と記号の説明 (i)活性スラッジ法 弟1図に活性スラッジはの基本形式を示す。おもな処理設備は曝気槽と沈由没池である。曝気槽では
生物的に分解されやすい有磯物を含む廃水が,活性スラッジと 日立製作所亀有工場 稚水 曝1t珊 ;J人i■ノミてラ・/J 沈坦‡池 処J=こ 1ミ刺スラノン 第1図 活性スラッジ召この某本形式 総称される微生物群によって分解されて,それ以上分解されな い(すなわち腐敗しない)安定な形になる。次に沈殿池で,析 性スラッジは沈降し,清澄になった上澄液は処排水として放流 される。沈降した活性スラッジの∵部は曝気槽中の活性スラッ ン濃度を一定に保つために返送する。また,活性スラッジは生 物であるから増殖する。したがって過剰になった活性スラッジ は余剰スラッジとして廃棄する。 (ii)BOD(Biochemicaloxygendemand) 生物化・‡州勺摂 表要求量と訳されている∩水中に含まれている有機物琵が打㌔も 性徴生物によって酸化分解され′安定な無棟酸化物やガス附こな るまでに要する酸素量のことで,普通20℃で5日間析蒸した際 の醸素消費量をppmで表わすっ BODの値ほ僻敗性有機物質の多寡む/六し,下水やす†健脚馴( の汚染の度合を知るのに役だつ。 (iii)COD(Chemicaloxygen demand) 化′、邦勺酸素要求 量と訳されている。水中に含まJLている酸化されやすい物矧こ より消費される垂クロム酸カリウムまたは過てンガン酸カリウ ムの量から消費された酸素の量をppmで表わす。 有機物中の炭素と水素は酸化剤により酸化されるので,COD の値は水の有機性汚染の度合を示す。 本鞘ではJISK-0101-1960工業用水試除法の過てンガン僧カ リウム酸性100℃30分加熱の方法を用いた。 2. 処二哩方法 廃水水質 廃 水 量(平均) 処理水水質廃水処理装置の計画要目
枯件スラッジ法 務l表に示す 180111B/day COD 20ppnl以下 BODlOppIllll下3.抗生物質の製造工程と廃水の出所
本報で扱う抗与卜物賀のうち,ストレプトマイシン,ペニシリンにつ いてその製造系統図(1壬)を舞2,3図に示し廃水の出所の概略をホす。ー57¶
1818 昭和39年11月 第1-メ壬 〃Uヽノ 水 水 =発
項す堤
通非汁枇巾乍CR〃 ‥〓 廃 水 観 光・-・-・士朗馴
p比視…遊芸00訂
培養基 調較タンク 消抱油 滅備タンク 空ミミろ過器 冷† 却 水 々ノ ン々′ シ ー ド ′、U 4 0∩ 2 仁U ハU 爪U 2 1 5 2 6 仁U 5 -+ 6 n) 3 .2 u⊥ l nU 仁U 2 6 6 ハU -, , 9 2 3 6 りJ 2 叫⊥ ユHへ シュ・7醸 朗ろ別 空;t冷却侍 コンプしリサ 空 フ1 蛸一 タ空気ろ過器 ン ク[∵
固・彬物‥ 緩衝液 遠 00606092錦90000030 ・婿5.2.,7 .〇.67,6,2 色 褐方 , 7 ハリ 6 7 6 2 ) 2 I 7 2 5 5 2 2 1 1 1 2 〔U ハリ 4 たじ 史U ハリ O 7 6 7 ごり 0り 2 りJ 7 3 0 2 4 (i l埠′ぺ(】】H=1(11 第4周 S了・ 廃 水 明 臭 結L結附議タンク 貯 蔵 タ ン ク Amberlite 土水溶解タンク バスケット 遠心分線横 1トレイヤマイ シン俺醸患 接触還元 培養基 詞懸タンク 消泡油 滅菌タンク て乍′一iろ過器 (同一--一棟附 溶解タンつ 無菌ろ過 無菌操作 プヒドロストレナ トマイシン癖塩 バスケット j垂心分艶犠 水村山脂】拾 .けイオン〃人枚 1トレプトマイ 机鴨′卜溶液 無≠別操作 氾仙人‖タンク 無機不純物 ヾ㌢柑昨偲ヽ「叶結構
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第2L瑚 ストレゾトてイシソ替り生糸統lズ† シーードタンク ・A t¶ 却 水 空1も冷却織 般終濃厚液タンク 無 南 緯 作 空1もろ.;朋註 桔盛タンク 7 ロス与川▲却タ ‖調細山タンク ろ液食タンク 柳川酸プチル 続 醸 檀紙柚rll器 ・埴心■V牡餞土
ノヽ ぺ 丁・ソ L 逆心1}粧慌 唖縮小倒器 i■谷 解 タ if占/ 含ク バスケット 遠心分醍機 プロカイン ペニシリンC 混タクでナ;
メ タノーール 酢酸カり1▲7く、 バスケ・ノト 遠心分離機 ペニシリンG かJウム塩 第3図 ペニ シリ ン 拳法道 糸統阿 ペニシリソの上㍍由にほN.R.R.L.榊也またほStoneFarre11析地 にフ工二′L酔恨またはフェニ′L円棚蛮7-7イドを掠加したものが多く †l ̄jいられる′、ストレプトてイシソの蛸地は峯那賀会計の秘僻となって いるので明仁Jかでないっ こ′れ[〕の拙也や,州tl・柄尊皇の終 ̄【二柁にお いて用いられる射h--などが,抽出l見 過心利雄機,純良機などの行 李皇道桝ウニ附ヨから転出され処鼎の対象となる。このほかに冷糾†j水 や作業川水傭;キ詩の洗浄水その他)が排出される「しかしこれらの排 水ほけ号糾萱が低いので処鞘すべき海水の希釈水として使用できる〔 遠心分秒器 nU nU ハリ 只じ 亡U 4 (婆キぺ宜nO〕 川0 80 60 40 20 (婆鞍小竹盤□OU 祈46巻 打ヲ11シラー1 1川) 鮒 60 川 加 (㌔∴サパ浬ユ○〕 り 4 6 曝′`i日引il王肘 第5L実1∬`・l一 席 水 2 4 6 曝気時間(h) 第7図 571+几・廃 水 4.処 三哩実
験 抗′卜物質鮎告廃水が処叶叶拒かかか,またそのfl捕f を求める を行な/)た。 5001111の三内フラスコに廃水と析性スラッジの混 斤旅300nllを入力し,25℃でロータリシェーカ(阿転 数160rpm,円転半径35mlll)により振とう曝気し, 了甲殻即ちにとにCODの減少量を求めた〔 氾令液は海水に活性スラッジを掠加しスラッジ濃檻 5、6%とした〔第2表に紀州女の組成を示す〔処理結果を第4∼9 図にホす〔処桝結果からCOD!帥守を求めると舞3表のようになる。 上述のバッチ実験によr)抗′ト物既拳法造廃水の処理可能なことがわ かったので,さF〕に5口関連航して第4表にホすCOD負荷になる ように廃水をfが満子し地坪実験を才一f・な・-,たりその結果を弟5表および 舞る表にホすへ 連続処即実牧よりバッチ実験により求められたCOD負柳〕亥当 なことがわかる〔楢川
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拙、/卜 ハリ nU ‖ 只U nU (‖) ▼LUl ∴サ㌧1盤〇〇U 20 2 4 6 曝シも時間(b) 祈8凶 ∬A才一ll月二廃 水 (婆峯叫盤□OU nU O2ミ
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l.92 謀‡4J・逼 迫綻姓町人験の条什 ≠二 7 8 9 10 11 12 海 水 l 稀 釈 ヰ三 川い Sll Kユ】 l)(て S・1ヰP(1 Ⅰ(lI一卜P17 Srr+K†I+-P(・、 第5衷 ri与独廃水の処即効㌍ COI)㌣=1Jf (′kg/day/1T13) l.8 1.2 l.6 1.2 1.6 2.7 廃 水I ST Kll l P(J 分抑壬川F
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水 処 理装
置
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ー59-3りり 250 200 150 ∈ 去、100 二■妄7(〉 二ヾ6(1 与1ド5t) 4〔) 30 ∩ 川 ・2()・30・50・78 7 6 】 1 2 3 4 5 67891【) B(〕上Jt/乱川 第1(=ギ1BOD負荷旨と乍気態の関係 し喋気概の0コ吸収効率を10%とt_たJ弟「㌻)1820 =/卜札139王事二11月 希釈水ボン ̄・,21′一T OV-CH l.25m2.ノー血inノ1乍.5m-5.5川・■
憲駁緊
海水貯槽400m3 /二て16.8m X鞍6n】γ深 ̄き5mロ ̄▼
日 2丁こf BLS一り1r-CH O.125mて1ノhin〉く8mYl.5い1・r 曝ニt槽1,000mユ /二て21Ⅶ γ横12mX深さ5I¶ ノ+--1■ノ/'ロロ 4了こi 22.5mJ′hin′5m小三1り(車=、-′3q川「 汚泥_;1主i萱一丁ン ̄727Lr Bl+S-OV-Rト1 0.281¶ミ1/血in、・′9.5m2,2kll・r 0.4klV の○
肘允水 立評
論
沈殿槽 200mヨ 郎至8,5m)ご探き4m ′t‡f†ヱ.ドンフ1ナi Bt。S-nV-RH O.14m紬in〆8mメ2.2kⅥ「 央空脱水健 こヽ、 丘==コ;\脱水汚泥 ベルトコ ンペヤ 節11【ズ†憺水処fF!装挺1フローシート 第121瑚 機 械 等 内 部 (3)沈 力投 構 沈矧曹の容掛土〈H成するスラッジ′の沈降性,最大廃水量および 水l醐売上■L荷を助基して200nl:うとした〔 沈暇槽には片アーム式の汚泥かき男三め機を. ̄設けて,沈降したス ラッジノ〕ノ亡仝排除を・図った。る.廃水処理装置の仕様
焼バく池上‥11与矧筐の仕様をフローシートとして第11図にホす: 第12図こ原廃水ポンプ,希釈水ポンプなどを示す。第13図は朽 i心iミンブ・汚泥返送ポンプ(左側),ルーツプロワ(右側)および共乍 脱水槻(仁使方)であるっ また第14図は廃水貯槽である(廃水貯槽 の後プブに見えるタンクiこほ号製造⊥程巾咤出されるl頓性およびアルカ リ性液が,】二場内で,いったんアノしカリ性に転換されて送られてく るのを小和するための硫酸を入れてある〔この中和操作は二段式〟) pH凋淋こより日朝的iこ完全に行なわれる(また,廃水貯槽の左側 しこ曝気管が見えるが,これほ貯槽中で廃水が腐敗するのを防止する ための ̄州壬f曝気を行なうためのものである。 第15図ほ曝気槽(後方)および沈殿槽(前方)を示す。 第46巻 第11号 第13国 儀 械 室 内 部抗諾芸
第14図 廃 水 貯 槽 第15図 曝気槽および沈殿槽7.結
口 (1)抗生物質(ストレゾト\′イシン,カナマイシン, ンノ製造廃水の活性スラッジ法による処理実験の結果, (平均)1.6lくg/m3/dayであった。 ペニシリ CO工)負荷 (2)いずれの廃水も連続処理可能であり,特に処理効果に妨害 を及ばす凶子は見出されなかった。処理水は無臭・透明であった。抗
工じ物
質
尊皇
造
廃
平均除去率はCOD84.3%,BOD99.4%,抒遊物97.8%であった。 (3)処月〔実験結果に基づいた廃水処稚装i2三亡の各機器の什様につ いて述べた。 (4)木I尭水処二恥矧柑・よ昭不「138年10仰ごノ亡成し,ijは続いて析 件スラッジの依析および馴養を行なったのち処理を開始した。月エ イ仁艮女fな処理成紡をあけている。 終.わりに実験に種々ご似什をいただいた二】二実技術あ三醗障研究所小 野博七および同研究所第3都の終位ならびに廃水処背王装躍の完成に ご指導,ご激励を£削っった明治製胞株式会什の各位己・こ探.妊の謝意を 表わす次第である∩ 参 考 文 献 (1)Arden,E.,and Loclくett,W.1'∴`0Ⅹidation of Sewage witllOut the
I,J.Soc.Sllem.Ind.Lond.,33,523 J.Inst.Sew.Purif.,3,175(1954) (2)H.tIeulくelekian:Ind.Eng.CIlelllリ 特許舞416155号 `Exl〕erillュentS On the Aid of Filters,”Part (_1914)Reprintedin 1412,1553(1949)
>く
フ 345678910 5 6 1 1 水 処 A.A.Hilgart J.M.Brown: J.A.Liontas H.W.Pitts: +当!装
置
1821 Sewage andInd.Wastes,22,207(1950) SeⅥrage andInd.Wastes,23,1017(1951) Sewage andInd.Wastes,2る,310(1954) Sewage andInd.Wastes,27,970(1955) L.B.Tomplくins:Sewage andInd.Wastes,29,1161(1957) U.T.Mann:Sewage andInd.Wastes,23,1457(1951) D.L.Muss:Sewage andInd.Wastes,23,486(1951) F.E.Dryden et al:BiologicユITreatmentofSew昭eand IndustrialWastes,VolunleI.Aerobic Oxidation,Ed.by B.J.McCabe,F.S.C.and W.W.Eckenfelder,Jr.p.360 (1956)Reinhold Pub.Corp.R.H.1一.Howeニ Biotec.and Bioengリ 4,161(1962)
R.E.Mckinney:Biotec.and Bioeng.,4′181(1962) A.H.Molof:Bi()teC.and Bioengリ 4,197(1962) 別冊化学工業ソロセスフローシl一ト N〔).7,lI/川1135て卜12ノJ, 化学工業社 太宰,小野:未発ノ三 山・1■+,橋本:水協止,No.286,July,`14(1958)