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核磁気共鳴装置(NMR)を用いた有機化合物の帰属技術の修得(2) 利用統計を見る

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Academic year: 2021

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(1)

核磁気共鳴装置(NMR)を用いた有機化合物の帰属技

術の修得(2)

著者

森田 俊夫

雑誌名

技術報告集

5 (1999年度)

ページ

31-34

発行年

2000-04

URL

http://hdl.handle.net/10098/7559

(2)

核磁気共鳴装置 (NMR) を用いた有機化合物の帰属技術の修得 (2

)

第二技術室化学部則技術班森田俊子) l.緒言 毛海らはアシルポリメチルベンゼン類を無水酢酸中、発煙硝酸で反応させると、アシル基のオ ルト位メチル基に側鎖ニトロ化された化合物を与えることを見い出し、その側鎖ニトロ化物からの 新規化合物の合成を行ってきた。 1) ペンタメチル安息香酸エステル類(

1

)を側鎖ニトロ化し、 次に触媒量のパラジウム炭素を用いる種々の還元反応を行うと、相当する N- ヒドロキシフタルイ ミジン類 (3 )を与えた012) しかし、 2-ニトロメチルー3,4,5,6-テトラメチル安息香酸フェニル(

2

c

)

を触媒量のパラジウム炭素を用いギ酸カリウムで、反応を行ったところ、相当する 3 は生成せず、 N­ ヒドロキシテトラメチルフタルイミド (4 )が得られた。(図式 1 )そこで、今回はその生成物の m尽による構造解析を試みた。 2. ペンタメチル安息香酸フェニル(

1

c) のニトロ化反応と側鎖ニトロ化物( 2c) の塩基 Pd-C

,

HCOOK斤-120 1 1

…ァv

NOH OR1. HN03

y

u

d

3 AC20 1 N02

マ亡

。 a: R1=Me 2 b: R1=Et c: R1=Ph 11 ,NOH 図式 1 4 n d O

(3)

存在下での反応 lc を無水酢酸中、発煙硝酸で反応させたところ、相当する 2c を与えた。その N乱1Rを示す。(図

1

)

図 l

lH-NMR

D

a

t

a

o

f

2

c

i

n

COCl3 」、 自 e 4 2 o PPM 2ppm 付近に 4 本のメチルプロトン、 5.5p卯1 付近にメチレンプロトン、及び 7ppm 付近に芳香環 プロトンシグナルが確認され、 2c と同定した。 2c を触媒量のパラジウム炭素を用いギ酸カリウムで煮沸し、反応終了後、希塩酸水溶液にあけ 沈殿物をろ取した。その l刷版を示す。(図 2) 図 2

lH-NMR

D

a

t

a

o

f

4 回 DMSO-d6 A 10 s 自 4 2 日 PPM n L nδ

(4)

5.5ppm 付近に見られるメチレンシグナルは消失し、対称性を持つメチルプロトン及びlO.5ppm 付近の N- ヒドロキシプロトンのみが確認できる単純なシグナルとなった。次に、 2c をアセトン 中トリエチルアミンで反応を行い、同様に処理し沈殿物を単離した。 その JH_陥1Rは上記のと同 一で、あったO さらに、℃陥1Rを測定し、その NMR を示す。(図 3) 図 3

J

3

C

_

N

M

R

D

a

t

a

o

f

4

in

DMS

O-d

6

150 100 50 o PPM シグナルは 6 本でありここでも対称性を示すこと例月らかである。 さらに 165ppm にカルボニル

竹久OH

、、

OH HNOa

N

a

2

C

O

a

A

C

2

0

T

N0

2

NOH

5 6

7

?

\、、

H

+

1 1

NOH

。 図式 2 8 4 -33 ー

(5)

炭素のシグナルが確認された。 この生成物はペンタメチル安息香酸を発煙硝酸/無水酢酸でニトロ化し、炭酸ナトリウム水溶液 で中和、そしてエタノール中、煮沸すると得られたテトラメチルフタルイミドと一致した。 lal (図 式 2) さらに、 4 を塩酸存在下、エタノール中で煮沸すると、 8 が得られた。 1) 謝辞 今回の報告内容は日常研修で、行ったものであり,費用は日常研修費をあてました。費用措置をし ていただきました関係各位に厚くお礼申し上げます。また,派遣先(有機合成研究室)の畠中 稔 教授,高橋一朗助紛受並びに松本一嗣助手に日常研修の機会を頂きお礼申し上げます。 使用機器 NMR JMN-LA5∞ 日本電子 参考文献等 *)

e

-

mail moritぽß)acbio.釦kui-u.ac.jp.

1

)

a) T. Keumi

,

T. Mori

ta,

1. αg.αem.,

51

,

3

4

3

9

(

1

9

8

6

)

.

b) T. Keumi

,

T. Mori

ta,

1. αg.αem., 54,

4

0

3

4

(1

9

8

9

)

.

c) 毛海敬,森田俊夫,日本化学会誌, 199(1991). d)森田俊夫,日本化学会誌,

8

0

9

(1

9

9

5

)

.

2)

a) 林美香,卒業論文(1992 年度)

.

b)森田俊夫、日本化学会第 70 春季年会講演予稿集

pll04(1

9

9

6

)

.

参照

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