(雑誌抄録)膀胱結核患者に現はれし「オルトホルム」疹

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日本泌尿器科學會雑誌、第二十四巻

 第一號︵昭和十年一月︶

膀胱結核患者に現はれし﹁オルトホルム﹂疹       田村一、八木節子  腎臓膀胱結核の一例に際し，勝胱注入剤として一〇％﹁オ ルトホルム﹂肝油を連日使用し十三日を経て、磯疹、難聴、 嘔吐を來せるもの及び蜀鏑田。巨軍法に依って、﹁オルトホ ルム﹂に回する、先天性特異質を誰明せる各一例を得。  其等の血清を以て、他動性過敏症惹起試験を行へるに軍曾 蔚三け苧囚騨言2三法及︾巳岩。。氏法に成巧し、二例共略同一 の結果を得たり。

腎臓結核患考に於ける赤血球沈降蓮度に就て

       渡 利 丈 夫  腎結核患者一一四例︵内片側腎結核患者七十六例、爾側腎 結核患者三十八例︶に就て、 毒①珠9σq器昌氏法により赤血球 沈降速度を観察し、本疾患者に於ては一般に沈降速度は完進 ぜるを認めたり。    抄    録

重複鍮尿管霧雪により生じたる且大なる嚢腫

の噸倒        中 原  義 那  五歳の男子、腎臓一極より出て、膀胱輸尿管其の他何れの 部分にも開口しない、不完全重複輸尿管が櫨張して亘大なる 嚢腫を作った一例で、是によりて欝欝より出たる輸尿管は墜 迫され、排尿障碍を起し高度の腎臓水腫より更に腎臓膿腫を 形成するに至ったものである。

第二號︵昭和十年二月目

陰蕾癌殊に棘細胞癌に就て

       山 田 菊 雄  五十四歳の男子、陰董癌の一例にして、病理組織⋮學的所見 より、棘細胞癌なる事を諮明し、根治的手術後一年以内に再 稜を來せるものである。

腎摘後に獲生したる皮下氣腫の二例

第五巷

永 光銀之助

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