管理番号;ES2.1.001-02
環 境 方 針
基本理念
当社は地球環境の保全が、人類共通の課題であるとの認識のもと、
地球環境との共生・調和を配慮した企業活動をあらゆる分野で展開
し、かつ、環境保全活動を自主的・積極的に推進し、持続的に成長・
発展する社会の構築を目指します。
行動指針
1.環境経営システムを構築、運用、維持し、環境への取組を積極的に
推進します。
2.事業活動に伴う環境への負荷を低減するため、以下の項目に取組
ます。
(1)CO2排出量の削減
(2)廃棄物排出量の削減
(3)総排水量(水使用量)の削減
(4)化学物質使用量の削減
(5)グリーン購入の推進
(6)環境にやさしい製品の開発設計・製造
3.事業活動に関連する環境の法規制・条例・協定等を遵守します。
4.環境方針を達成するため、環境活動目標を設定し継続的活動を
推進します。
5.環境活動レポートを公表し、社会とのコミュニケーションを図りなが
ら環境調和を図り、広域的な社会貢献をします。
2010年12月 1日 改訂
株式会社 亀屋工業所
代表取締役
4.環境方針
8-1.環境活動実績
○
119%
2,416
2,869
合計
◎
188%
1,230
2,307
地下水(メータ値)
×
47%
1,186
562
上水(40Ф)
総排水量
(水使用量)
(m3
)
3
◎
146%
48,206
70,352
合計
◎
130%
46
60
有害産業廃棄物
×
―
190
0
廃油
×
18%
1,790
324
木くず
○
―
0
0
ガラスくず
◎
182%
2,660
4,847
金属くず(産廃)
◎
298%
10,190
30,368
廃プラスチック
×
99%
10,680
10,527
一般ごみ(可燃ごみ)
○
107%
22,650
24,226
ダンボール
廃棄物排出
量(㎏)
2
○
113%
452,640
512,110
合計
◎
298%
26,494
78,956
廃プラスチック
×
―
551
0
廃油
○
102%
38,094
38,937
ガソリン
×
15%
318
49
LPG
○
114%
6,030
6,883
灯油
1-2
○
102%
381,152
387,285
電気使用量
二酸化炭素
排出量(
Kg-CO
2)
1-1
評価
達成率
実績値
目標値
取組項目
2012年度実績
2012年度目標
環境活動目標
8-2.環境活動実績
○
102%
46品目
グリーン購入品目数
の拡大(45品目以上)
グリーン購入の推進
5
○
100%
3件
取組件数3件以上
環境にやさしい製品の開発設計・製造
6
◎
―
使用量 588㎏
(2011年度は861㎏)
化学物質の適正な管
理(定期的な確認)
化学物質使用量の削減
4
評価
達成率
実績値
目標値
取組項目
2012年度実績
2012年度目標
環境活動目標
9-1. 環境活動の取組結果の評価
目標に対し達成率は113%であった。
・電気使用量については、冬期・夏期節電活動を展開し、室温の厳守、不要な照明の消灯、OA機器の省エネを徹底
させ使用量を削減できた。 また、年末に省エネタイプのエアコン(4台)・成形機(2台)を入替えた。
・灯油は、目標値は達成できたが、防寒対策として適切に石油ストーブを配置したため設置台数が゙増え、前年の使用
量より多く消費してしまった。 灯油は、石油ストーブにのみ使用されている。
・LPGは、給湯器と応接室の来客時暖房用として使用されたがCO2排出量の割合は非常に小さい。
・ガソリンはアイドリングストップやエコドライブなどの啓蒙教育、エコ車への入替えなどにより達成率102%であった。
・廃プラスチックは、資源リサイクル業者の意向により循環資源から焼却処分へ移行したものがあり、前年度と比較
するとCO2排出量としては増えてしまった。
水使用量は達成率119%であった。
・上水は年初のクーリングタワーのバルブトラブルにより多量に浪費されたが、地下水はトイレ施設の集約や製品試験
の減少により使用が削減され、トータルでは達成率119%となった。これからも節水教育と漏水チェックを継続したい。
総排水量(水使用量)削減
廃棄物排出量は、146%の達成率となった。
・ダンボールについては、上海亀屋からの部品の納品が増え、結果としてダンボールが増えている。
梱包箱の通い箱化や日本亀屋での再利用をさらに検討しなければならない。
・一般ごみの中の発泡トレイと樹脂シートを循環資源として利用できるようにしたが、ごみも内容物をさらに分析し
ごみの発生をもっと抑制する必要がある。
・廃プラスチックは、さらに分別を進めているが市場の価格の変動により循環資源とし利用されないものもあった。
成形金型を新規作成するときに粉砕材の発生する比率を小さくし廃プラの発生を抑えるよう十分に検討する必要が
ある。
廃棄物排出量削減
二酸化炭素排出量削減
9-2. 環境活動の取組結果の評価
化学物質の削減
環境にやさしい製品の開発設計・製造
グリーン購入の推進
化学物質については、使用量が減っており(前年比-30%)適正に管理されている。
・ジクロロメタンを含有している洗浄スプレー(金型用)を指定化学物質を含まない金型洗浄剤に切替え、ジクロロメタン
の使用を0に出来た。
・注型液(EF-316)を使用していたいくつかの製品の内、一部の製品は注型液を使わなくても良いように改良したこと
により化学物質の総使用量は減少している。
・今後とも新製品の開発時に使用材料が安全であるかMSDSでチェックし、また、有害な化学物質を含有している材料
は安全なものに代替し使用量を削減していきたい。
グリーン購入については、購入品の品目拡大を目標値45品目として活動し、結果として46品目を達成できた。
・2012年度の文具、事務用品のグリーン商品購入数は、298品(生産副資材を含む)中62品で品目数としては46品目
あった。
・文具、事務用品の購入時に必ずカタログなどでグリーン商品であるかの確認を行なうよう徹底させ、グリーン商品の
品目数を増やしたい。
環境にやさしい製品の開発設計・製造については、3件取組んだ。
・新製品の開発時に製品開発環境アセスメントを実施し、製品の小型・軽量化、長寿命化、消費電力の低減など15項
目について評価した。
・資材の調達、製造や輸送段階などの環境負荷を広く捉え削減に取組みたい。
10.本年度の取組推進項目
・エアコン設定温度を厳守し、使用電力量を削減する。
・成形機を効率よく稼動し、電力量を抑える。
・休憩時の照明・OA機器などの節電を徹底する。
・生産効率を上げ、以って、電力量を削減する。
・職場の集約化を進める事により電力量の削減を図る。
・省エネ設備の導入計画を立て、計画的に電気使用量を削減する。
・節水意識の高揚を図る。
・漏水の点検を実施する。
総排水量(水使用量)削減
・廃プラなどの分別を徹底し、資源のリサイクル化を促進する。
・電子化によるペーパーレス化を促進し、廃棄物の発生を抑える。
・場内不良低減を図り、廃棄物の発生を抑える。
廃棄物排出量削減
二酸化炭素排出量削減
その他
・啓蒙教育を推進する。
・ウォームビズ、クールビズの運動を実施する。
当社における主な環境関連の法規制は、下表の通りです。
関連法規の遵守状況の確認は、4回/年実施しており、違反はありませんでした。
また、過去3年間にわたり関係
当局 からの指摘及び、訴訟などもありませんでした。
遵守
第1種特定製品廃棄を廃棄する場合は、回収依頼書を交付
フロン類回収破壊法
9
遵守
エネルギー使用の合理化に努める(原油換算1500Kl以下のため努力義務)
省エネルギー法
8
遵守
指定化学物質の年間使用量調査済み;
①第一種・第二種区分②排出量・移動量の把握③届出(規定量以下のため不要)
PRTR法(化管法)
6
遵守
PCB廃棄物あり(高圧コンデンサ1台);①県への保管状況届出(H23.6.14) ②日本
環境安全事業に廃棄処理依頼済み
PCB廃棄物特別措置法
5
遵守
製品開発時は廃棄物質の抑制仕様;新製品開発時に設計環境アセスメント実施
循環型社会形成推進基本法
7
遵守
非届出業者としての取扱い上の規則 (盗難防止、地下浸透防止、誤飲防止など)
毒物劇物取締法
4
遵守
火災・下水・騒音・振動・公害防止など対応済み
日立市条例
10
遵守
RoHS;顧客要求の覚書には同意済み、実施中
協定他その他同意した要求
11
遵守
特定施設あり;①届出済み②自主測定済み(規制基準値以下)
振動規制法
3
遵守
特定施設あり;①届出済み②環境測定済み(規制基準値以下)
騒音規制法
2
遵守
①産業廃棄物マニフェスト管理(業者への交付、県への交付等状況報告書の提出)②
廃棄物保管施設の表示設置済み③委託先の現地確認 (2013年実施予定)
廃棄物処理法
1
評価
当社の対応
主な適用法規
NO
11.環境関連法規等の遵守状況
12.代表者による全体評価と見直し
○経営者からの指示
1.環境方針
変更の必要性は無い。同じ方針で良い。
2.2013年度の環境目標について
CO2、廃棄物、水の削減を継続し、削減率は09年比10%減とする。 化学物質については、定期的な確認を通して適正な
管理を行うこと。 グリーン購入の推進は、11年比6品目増の48品目以上とする。 また、環境にやさしい開発設計・製造は、
3件以上/年とする。
3.環境マネジメントシステムに影響を及ぼす可能性のある変更
変更の必要性は無い。 継続して運用していく。
4.その他
同じ生産でも少ない工数や少ない電気で行なうことが環境に貢献しているという意識付けも必要で、それが従業員全体の
レベルアップにつながる。来年も一生懸命環境改善活動に取組み、経営に寄与していただきたい。
環境マネジメントレビューを開催(2012年12月19日実施)し、経営者による全体の評価と見直しを行なった。
報告や指示については、以下の通りであった。
○環境管理責任者からの報告
1.環境活動目標の達成状況
・環境目標(CO2,廃棄物、排水)は、達成できる見込みである。 化学物質の削減については、ジクロロメタンの使用
を0に出来た。また、注型液を使用しないよう一部の製品は改良を進め、総使用量は減少している。 グリーン購入
については、目標を達成した。 環境にやさしい製品の開発設計・製造は、3製品について取組み達成した。
2.顧客からの情報及び社外クレームの状況
・外部からの苦情の受付は無かった。近隣住民との交流を深め、要望などを吸い上げていきたい。
3.環境負荷の把握と環境への取組
・CO2排出量では、購入電力が約87%を占めている。7~9月に夏期節電活動を行ない室温28℃以上を徹底した。
省エネエアコンと電動成形機の老朽化に伴う入替(12月末予定)を進めており、来年度の電気使用量の削減効果に
反映できると思われる。 廃棄物については、ダンボールが54%、一般ゴミが25%を締めている。ダンボールは上海
亀屋から納送される部品の梱包箱が多い。 水使用量については、クーリングタワーとトイレで大部分を占めている。
4.環境マネジメントシステムに影響を及ぼす可能性のある変更
・環境方針、環境マニュアル、EMS推進委員会などの変更は無かった。