ダ
ル マキ
ー
ル
テ
ィの
認
識
論
小
考
宮
坂
宥
勝
序
説
ダル マ キール ティ の 認識論小考ダ
ル マ キ ー ル テ ィ の生
涯
と生
存
年
代
⇔訂
円 詈 ”固
謡
の呼
称サ ン ス ク リ ッ ト で は
U
訂
旨
飴
同 目FU
ゲ 霞 日爵
鐸
首毘
斜 内 同 螽 ( 一 般的
呼 称 ) 、国
鐸
団冨
砕
(言
。 汀 餌訂
鎚 αq毛
邑
℃ 9 灯 臼 富8
ξ
舘
扈
91苳
且
菅 ( ミ )堕留
゜。 叶 壁斷
霽 (訂
昼
。訂
αqo 目 冒 γ即
餌B
餌 忌訂
畠町
。a
山 餌 日 智 鶚 ( ∪霞
く蠹
邑
ぎ
ご く彎
蒔
費
缶 ( ミ ) 》 チ ベ ッ ト 名 はO
げ 。 αq 。。 −ξ
一 αQ 昼 αq 。。 −冨
層 漢 訳名
で は 法 称 (南
海 寄 帰内
法伝
、 大 唐 西 域 求法
高
僧伝
) 。伝
説 プ ト ン 仏
教
史
、 タ ー ラ ナ ー タ 仏教
史 、 パ ク サ ン ジ ョ ン サ ン 史 な ど を 総合
す る と 、 ダ ル マ キ ー ル テ ィ は南
イ ン ド のO
駐 q αq・ αq 帥207
窪
(O
口母
日 90 じ領
の 出 身 で 父 は バ ラ モ ン で あ る 。 ナ ー ラ ン ダ ー の ダ ル マ パ ー ラ に つ く 。経
典
真 言陀
羅 尼 五 百部
を 学 び 、 の ち 尿 く 鴛 霧窪
p の 弟 子 と な っ て ℃ 鎚 日 餌冨
器 日9B
捧
を研
究
し、 そ の批
評 的註
解
書 で あ る 勺 富 日思
p畠
三訂
を つ く る 。外
道 の 図 賃 ヨ 似邑
斜 囚 畧鑑
9碧
冨
層 菊 卿 げ β冓
卑 冒 ら と 論戦
し て か つ 。後
年
、東
イ ン ド の カ リ ン ガ 地方
に 一 僧 院 を 建 立 し 、 こ の 地 で な く な る 。NII-Electronic Library Service 智山学報 第十 一輯
史
実 チ ベ ッ ト 訳 別 頌 奥
書
に は 「 南 方 地 方 の 家系
に 生 れ 」 と あ る 。 ま たO
昼
叫 日 卑 嘗 領 の出
身 で あ る こ と は、 ダ ル マ キ ー ル テ ィ の 呼 称 ℃ き鼻
⊆。 。舞
鑓 。 o 畠 旨 帥 皀 層 ℃ 鼠 ヨ 餌 且ぎ
。跨
騫 。紀
鋤 日 。 ご一 か ら み て、 古 く か ら の 伝 承 で あ る こ と が 知 ら れ る 。 ℃ < ° に お い て デ ィ グ ナ ー ガ ∪ 貫鼠
αq 的 を 乞鴇
冨
く ド2
団 91鴇
く甃
ぼ な ど と よ び、 尿 く 母 霧穹
四 の 説 を 批 判 す る揚
合 に は 鋤 畠 疉 苗 曽 と い っ て い る 。 プ ト ン お よ び デ プ テ ル グ ン ポ で は ダ ル マ キ ー ル テ ィ の論
理 学 上 の師
が 一 響 髯 器 Φき
で あ っ た と い う イ ン ド 以 来 の 伝 承 を伝
え て い る 。 嵐 く 母 霧窪
Φ の 断 片 が 諺 目 $ β の = Φ 言 ぽ ロ臼
竹 蔚 口 お よ び ダ ル マ キ ー ル テ ィ の ω爵
く舞
屮 に た い す る 国 霞髱
訂
αq 。 目 ぼ の 註 解書
中
に 見 出 さ れ る の で、 こ れ に よ っ て 、 か れ の 実在
性 を 確 か め る こ と が で き る 。 ダ ル マ キ ー ル テ ィ の 直弟
子 がO
〈 Φ コ 砕 鋤 げ民
匹 露 で あ る こ と は 諸 伝 の 一致
す る と こ ろ で あ る 。 生 存年
代
従来
、 次冖 の諸
説
が お こ な わ れ て い る 。 目 ピ ω 零 げ9
げ 艮 ωξ
ー
ダ ル マ キ ー ル テ ィ が護
法U
訂
H ヨ咢
巴 m に就
学 し た と き 、 護 法 は 非 常 な 老 齢 に 達 し て い た 。護
法 は く 器 ロ び ⇔巳
プ ニ の 弟 子 で あ る 。 QD . ρ < 貳 団 叫 び ず 口 超 ⇒ 聾1
》 陰 ∪ ° GQ 〜 O 幻 倒 げ 巳 ⇔ ω 98 ⊃ ζ 受 餬 団 ⇔ コ p・1
> 噸 ∪6
卜∂ζ
P ゲ Φ ロ 氏 同 山 厂 賃 ∋ 画 噌 ⇔ 〉 ; ∪ 幽 卜⊃ O 〜 OO ( ω ロ 犀 ゴ 巴 m 岳 Qoき
αq げ 卑 訟〉 ° ∪ ° b。 O 〜 O 説 を 承 認 す る ) 一゜
OO
昌 島ー
〉 ° ∪ 矗 α O宇
井
博 士Il
》
’P
肆 。。 〜 刈 G。 〔 東 洋 の論
理 b◎ G。 b。 頁 〕 金 倉 博 士f
七 世紀
中葉
( 〉 . ∪ ° 留 O ) 〔 印 度 精 神 文化
の 研 究 ω お 頁 〕中
村
元博
士−
玄 奘 入 竺 と 義 浄 離 竺 の 中 間、 そ の前
後 。 一 2 一 N工工一Electronlc Llbraryダル マ キ ールテ ィ の認識論小考 目 『 ω
8
ゲ 奠 げ 算 のξ
を は じ め 西洋
諸 学者
はす
べ て ダ ル マ キ ー ル テ ィ の師
を護
法 で あ る とす
る 。 し か し 宇 井博
士 に よ る と、護
法 の 年代
は 〉 . ∪ ’ 芻 O 〜 α H で あ る 。 し た が っ て、 ダ ル マ キ ー ル テ ィ と の 年代
的 差 異 が あ ま り に も は な は だ し く な り、護
法 を ダ ル マ キ ー ル テ ィ の師
と す る こ と は ほ と ん ど 不 可 能 で あ る 。 し た が っ て、 こ れ は む し ろ 両者
の 思想
的連
関 の 方 面 か ら 問 題 を 追 求 し て み る こ と が 必 要 で あ る と 思 わ れ る ( 後 述 ) 。 、 玄奘
は ダ ル マ キ ー ル テ ィ に 全 く 言 及 し て い な い 。中
国資
料
で は 、 す で に 宇井
、 金倉
両 博 士 ら が 指 摘 さ れ た よ う に 南 海 寄帰
伝
に 法 称 の名
を 伝 え て い る が、 そ れ と 之 も に 大唐
西 域 求 法高
僧
伝 中 の 無 行 に 関 す る次
の 記 事 も 注意
せ ら れ る 。 復 往 二 羝罹
荼寺
一去
γ斯
両 駅、彼
有 二 法 匠 一 善解
二 因 明 「 屡在
二芳
筵一習
二陳
那 法 禰 之 作一 、莫
不 漸 入 二 玄 関 一頗
開・ 一 幽鍵
一 。義
浄 は 》 °P
謡
よ り 十年
間
ナ ー ラ ン ダ ー寺
に 学 び、 こ の 間、 無 行 に 会 っ て い る の で、 す で に 入 竺中
の無
行
が 法 称 の作
品
を 学 習 し て い た と す れ ば、 と く に初
期
の作
品 で あ る 勹 < . は 》 儚P
雪
O年
頃
に は す で に世
に お こ な わ れ て い た こ と は確
実 で あ る 。 次 に ミ ー マ ー ン サ ー 諸 学 者 ら の 年代
か む み よう
。 ダ ル マ キ ー ル テ ィ はd
亀
巻
冨訂
冨 (}
U
° 芻 O 〜 OO ) を批
判
し て い る が 、 そ の 逆 は 認 め ら れ な い 。 ダ ル マ キ ー ル テ ィ の 国 ロ ヨ 鋤巳
⇔ に た い す る 積極
的 関係
は 見 出 し え な い 。 た だ 餌 冥 騨 ま で も 〉 αq 四 ヨ 露 に含
め る ク マ ー リ ラ ー 派 の 説 を 批 判 し 、bd
冨
昼
冨
臥 の ス ポ ー タ 説 を 予想
し て 反 駁 し て い る 。 ω 虐匪
巴魯
に よ れ ば留
旨穹
富 げ訂
時 酋 の 諏§
餌 旺巨
叫 9 。。 91 は ℃ζ
第 一章
の 構成
に も と つ い て つ く ら れ た と い わ れ、 そ の註
解者
の 〉 犀 巴羃
訂
薺 》 °U
’ざ
O 〜ミ
O (宇
井博
士 ) で あ る が、 ω 四 ヨ 山 巨 p げ訂
酔 陶 が 》 °U80
年
代
で あ る と す れ ば、 問 題 が 残 る 。 以 上 に よ っ て 玄 奘 が イ ン ド を 去 っ た鋭
U
°自
を 考慮
に 入 れ て、 》 ° ∪ °罐
O 、 か ら 》 °U
凾爵
O の 中 間 に お い て. な さ れ た と み た い 。NII-Electronic Library Service 智山学報第十門 輯 詩 人 と し て の ダ ル マ キ ー ル テ ィ ダ ル マ キ ー ル テ ィ に 帰 せ ら れ る 仏
涅
槃 讃 、吉
祥 金 剛 荼 迦 常愛
讃 が チ ベ ッ ト 蔵 経 に 収 め ら れ て い る 。 こ れ ら の 作者
が 仏教
論 理 学者
の ダ ル マ キ ー ル テ ィ と 同 人 か 異 人 か は し ば ら く お く と し て も現
に ロ臣
⇔ 鐔 α 餌 芻 の ω巴
鼻
臥 犀 胃觜
日 旨 靉 ( 〉 °U
. 崗 09 に 一 詩 、O
ぽ 母 日 o欝
H 鎖 系 統 の仏
教
論 理 学 者 〉蹇
づ 計 く 贄穿
穹
餌 の 詩 化 集U
げ螽
昌
巴 。訂
に 二 詩 が 見 え て い る 。 そ の う ち 、 冖 詩 は ℃ < ° の巻
末 ( チ ベ ッ ト 訳 別 頌 に あ り、路
け に は欠
) お よ び プ ト ン の 仏教
史
に も 転 載 さ れ て い る 。N工工一Electronlc Llbrary Servlce ニ
ダ
ル マ キ ー ル テ ィ の諸
著
作
七部
作中
、 勺 く . 量評
釈 が 主 著 で 比 較的
初期
の 作 で あ る 対 比 す る と 次 の 通 り で あ る 。弓
蕁 日 畧 黠 塑 目 自80
髯
〕 (2
螢 ヨ 器冨
缶色
o 醇 ) σ1 レ」 ω N) ト・ζ
》 O 印 ω ニ ヨi
幻畧
匙 ○ 昌 αQ 覧巻
飢 冨 αq−
O
。。 げ 螢 昌 σp 覧 ユ o ロ σq 覧昌
o 留 σqI
O
霽 口 冨 ぼ鴨
号
コ α需
ー
日 ゜。 ず 缶 昌 ω 巴饗
−
冖 冨 αq σq8 畠ー
( 国 響 閏 「 餌 O 芝 巴 ぎ Φ 同 の 説 ) 。 デ ィ グ ナ ー ガ の ℃ ω ゜集
量 論 の 章 と 〔 ℃ 冨 日 91 痙 く 母 三訂
〕 勺 蠢 擘 倒 眉 po 。 匡 飢 ぼ 勺 騫 信 舘 螢 ω ぐ 91 洋 ぽ 91 昌 自 日9
四 り 缶 『 餌 艮 げ 鋤 ロ 已 β 四 昌 鋤 ( 』 画 口 ) 貰 現 行 の ℃ < ° は] ≦穹
o 冨 些碧
譽
融 昌 の も の を 除 き 他 は す べ て oD 〈 酵 臣 餬 ロ ロ ヨ 9。 口 鋤 が第
三章
に な っ て い る が、 本来
の 順 序 は 上 記 の 通 り で あ る 。 勹 ω ゜ の第
四章
以 下 も ダ ル マ キ ー ル テ ィ は 評 釈 す る 予定
で あ っ た か ど う か 明 ら か で な い が 、 犀 Φ9
一 4 一ダルマ キール ティ の認識 論小考 に つ い て は = o 且 ぽ
巳
〜 陣它
訂
に つ い て は留
目霽
巳
訂
冨 艮 訂 釧 噺 肆 凶 に つ い て は ぐ 口留
曙
戯巻
を 書 い て い る の で 、 そ の 欠 は 扁 応補
わ れ て い る わ け で あ る 。 プ ト ン が 七 部 作 は す べ て 勺 銛 臼曾
霧 9 ヨ蔘
8
旨 の評
釈
で あ る と の べ て い る の も、 か ’ ・ . よう
な意
味 に お い て 理解
す. る こ ど が で き る 。 弓 く ° と 他 の 諸作
品 と の関
係
著
作
順
位 は 勺 建 日9
零
91 目 旺訂
“Z
愚
膨
げ ぎ費
” 勺 慝 ヨ 似髭
く巨
誇 p。 髯 で あ る (津
き
毛 巴 一 ロ 臼 説 ) 。 ℃ ψ を多
年研
鑚 し た の ち ℃ < ° を 著 わ し た こ と は 勹 く曽
頭 の 一 頌 が こ れ を 示 し て い る 。U
ザ 胃 日 o蕾
冨 に よ る と 、 勹 富 日 倒 觜 鼠 旺 曾醸
⇔ は ℃ < ° の 註 解 書 で あ る 。 三量
評
釈
に た いす
る諸
註
解
書
な ら. び に こ の系
統
に属
す
る他
の 小品
ダ ル マ キ ー ル テ ィ の 学 派 に 属 す る論
理 学 関係
の作
品 は イ ン ド、 チ ベ ッ ト に お け る も の を あ わ せ て 百 近 く 現 存 す る 。 こ の 学 派 は ス チ ェ ル バ ッ キi
→ 『 ω9
げ 鶴 げ ⇔ 誘ξ
の 分類
に よ る と 、 一 ) 〈 Φ巳
騫 ぴ ロ亀
臣 の 言 語学
派、中
&殴
訂
話 σqξ
$ の宗
教
学
派 、 ∪ ゲ 曽 日 o 暮 母 螢 の哲
学
々 派 と な る が 、 勹 く ° の研
究
は前
二 系 統 に お い て お こ な わ れ た 。 な お 勺 髯 冒 螢訂
蠢 σq ロ 只 螢 は ∪ げ 胃 日 o け 霽 霽 を 引用
し て い る 。 ( 一 )Uo
<穹
時 ⇔ げ 口 鎚自
ー
Qっ 帥 犀 団 踏 げ 苣 山き
一ー
ζ
餌 ロ o 冨 曄 勢 昌 缶 昌 臼 昌 ( ご ( b。 ) 勺 貯 冒 鋤訂
霽窄
℃ 貯ll
あ
Oq 鋤撃
冥 9 ( 閑 餌 鼠唱
営 o )ー
旨 ロ 餌 .寶
日 四 ユ (11
磯 p 日 騨 一 ) 菅il
あ
讐
犀 母 口蠧
印 匹 鎖 巽 ゜ 妾冒
ヨ 縛 一 と 団 帥 日 蘭 比 を 別 人 と し て取
り あ つ か う む き も あ る が 、 全 く 同 一 人 で あ 惹 。尊
東
北 目 録Z
ρお
b。 ω の 著 者 不 明 の 作 品 を留
爵
胃畧
β。 昌留
の 作 と 認 め る 。 ほ か に く巨
件巴
Φ <PU
冨
同 巨 。 # 胃 餌 も 七部
に 註 し た と 伝 え ら れ る が 、 著作
は 現存
し な い 。 智 ヨ思
の 弟 子 冒碧
撒 憾邑
嘗 p の 作 品 も 残 っ て い な い 。NII-Electronic Library Service 智山学報第十一輯
ダ
ル マ キー
ル テ ィ の認
識
論
一仏
教
論
理学
派
に おけ
るダ
ル マ キ ー ル テ ィ の位
置
ダ ル マ キ ー ル テ ィ の 思 想 的 位 置 に た い す る 従 来 の 見解
∪ 蒔温
αQ ⇔ 〜 ∪ ゲ 理 ヨ群
同註
の 仏 教 に お け る い わ ゆ る 論 理 学 派 の 呼 称 に つ い て チ ベ ッ ト で は空
αq の冨
言 こ ω げ 耳雪
α一q ゜。 Φ 已 ω 房 帥 日冨
11Z
団碧
碧
¢ 緻 ゜。冨
く ご鼠
冨
く 鋤 臼 つ と よ び、 イ ン ド で は ω響
富 鑓 犀 牲 鋤 の 頃 か ら ω 91 犀 融 甼 く ご轟
ロ螽
曲 昌 と よ び な ら わ し て い る 。 ダ ル マ キ ー ル テ ィ の 思 想 的 位 置 に つ い て2
温
冒 ぼ ロ音
を中
心 と し た 揚合
、Z
鴇
旨
ぴ ぎ牙
算
倒 嵐 ℃冨
且 ( ∪ ぼ 贄8
。夛
冨 唱 冨 臼冨
の 序 文 に よ る と竃
帥 一 げ螽
臼 昌 の作
と い う 従 来 の 見解
は 否定
さ れ て い る ) お よ びU
霞 く ¢紅
邑
骨 帥 は ω 国 ロ 爲畧
畝訂
と な し 、 < 餬 o 窃嚇
二巨
珍 缶 (Z
< 目 日 し991
臣
角 く o ( ω 贄 く註
し ら も ま た、 こ れ に 同 じ で あ る 。 QQき
蒟 ロ9
$ 髯 。。 臥 山 匡 で は ダ ル マ キ ー ル テ ィ は 自 ら を≦
冒 斷蠧
・ < 閾鋒
の追
従者
で あ る と い っ て い る 。 ヴ ェ ー ダ ー ン タ 諸 学 者 も ま たダ
ル マ キ ー ル テ ィ を 批判
す る 際 に は≦
旨碧
9 < 91 留 と し て 取 り あ つ か 杁 て い る 。 目F
ω8
げ の浮
鉾 ωξ
は ω 餌 舞 鐵 ロ 鼠訂
・遷
αq9 母 器 ま た は 団 。 αQ 穹 理 ⇔ − 臣 自 言畧
鉱訂
。。 と よ び 、 西 洋諸
学 者 は こ れ に し た が っ て い る 揚 合 が多
い 。 最 近 で は オ ラ ン ダ の 』°Oo
口紆
が そ う で あ る 。 ( 羽 田 野伯
猷博
士 に よ れ ば、 目 『 ω8
財 雪審
富ξ
の こ の 呼 称 は蒙
古
の 黄 帽 派 に な ら っ た も の で あ る 、 と い う 。 ) →F
ω8
げ 臼 げ 鉾 ゜。ξ
は ダ ル マ キ ー ル テ ィ を QQ 節 葺 感 葺 騨 国 受 o σq 馴 畠 富 ω に含
め る が 、 こ の 派 の特
徴 は 次 の 三点
に 要 約 さ れ る と 思 わ れ る 。 ω論
理 学 者 は ω p 三 缶疑
訂
−苫
σq 餌 。 理 霧 の 混成
学 派 と 妥 協 し て、 そ れ を 確 立 し た 。 ω 〈 巴 帥 訂 巷P
す 鴛 斜 母 冖訂
町
ぐ 綴舞
鼠 を 説 く点
で デ ィ グ ナ ー ガ 学 派 は 、 あ る 程度
ま で ω 暫 ロ 爲響
島訂
−螽
島 昌 あ る 。ω
皀
蒟 口 画 算 穹蘯
亀
臣 に つ い て み た 場 合 、 デ ィ グ ナ ー ガ 、 ダ ル マ キ ー ル テ ィ は、 か れ ら 自 身 の 見解
で は 、 か れ 一6
一 N工工一Electronlc Llbraryダル マ キ ール ティ の認 識論 小考 ら は 瑜 伽 行 派 で あ る に も か か わ ら ず 、
経
量 部 と し て現
わ さ れ る 。 ゆ え に、 か れ ら は の p 醇 N畧
臨訂
虫 o αQ 餬 6 騨 p °。 と よ ば れ る 。 →7
ω8
『 融 簿 ゜。尊
の こ の所
論
は い う ま で も な く デ ィ グ ナ ー ガ 、 ダ ル マ キ ー ル テ ィ を 一括
し て 取 り あ つ か っ て い る も の で あ る 。 幣 く ’ よ り み た ロ ,髯
目 ” 冠 円 識 の 思想
的 位 置 矛盾
の な い 認識
は に 穹 臣 餌ζ
督 課算
凱 に も と つ く ( 勹 く ° H ° ω ) と、 ダ ル マ キ ー ル テ ィ は い う 。中
観 ス ヴ ァ ー タ ン ト リ カ 派 は 霞 臣 9。 町 熔 馴 鐙 犀 氏 を排
撃 す る 。 ダ ル マ キ ー ル テ ィ は こ れ を 世俗
と し て 容 認 す る 。 そ こ に経
量 部 よ り 唯識
へ 転換
す る契
機
が あ り 、 ま た 宗教
学
派
が中
観 プ ラ ー サ ン ギ カ 派 と 結 合 し て ゆ く 遠 因 が 認 め ら れ る 。 勺 く . 以 後 の 作 品 で あ る 層2
巻
同緋
冒 ロ β が 経 量部
、 ω 国 鼻響
轡
富 冨 ゜。 達臣
一 が 唯 識 派 の 立 場 を と っ て い る の も 、 ℃ < 凾 に 胚 芽 が み ら れ る わ け で あ る 。 ダ ル マ キ ー ル テ ィ は 古 瑜 伽行
派 の ア ー ラ ヤ 識 的 な 一 味 蘊 を、 し た が っ て ま た細
意識
の存
在 を 認 め な い か わ り に 、色
心 互 熏 説 を 強 調 し て い る 点 は経
量 部 中 で も 国 自8
理 巴 倒 雷 の 説 と 一致
し、}
∪ ° 蔭 の Qo巳
倒 鼠 の枝
末経
部
の そ れ に よ ら な い こ と が 判 明 す る 。 こ と に 一切
存
在
の刹
那 滅 と中
陰 有 を 説 く 点 は経
部
よ り さ ら に 遡 っ て有
部
と 同 じ 見解
を 示 し て い る も の で あ る 。 こ の こ と は ダ ル マ キ ー ル テ ィ の 魁昌
缶 説 が 》 。。畧
αq 詳 く 霧 口訂
昌臣
ロ ら の 古 楡 伽 行 派 の そ れ で な く、 ま た護
法 の第
八 阿頼
耶識
を 説 か な い こ と と あ わ せ考
え る な ら ば、 重視
す べ き こ と が ら で あ る 。 二量
論
り髯
目 餌髯
の 性格
と そ の 構造
ダ ル マ キ ー ル テ ィ の中
弩
9
薗 に 関 す る規
定
は 次 の 通 り で あ る 。 ω ℃戮
舅 91据
は経
験
と 矛 盾 し な い 認識
で あ る 。 こ の 揚合
、無
矛 盾 の根
拠
と な る も の は 、 母 臣 餌町
ぐ 繖艮
瓢 で あ る 。NII-Electronic Library Service 智山学報第十一輯
弓
屋
巨魯
曽 は未
知 の 対 象 を 明 ら か に す る も の で あ る 。 以 上 の 二 つ の 規 定 は2
冨
旨 ぴ ぎ曾
に は 認 め ら れ な い 。 認 識 形 而 上学
℃ 冨 旨 p螽
色
亀
ぼ ・擂
旨
。冨
畠
( −ー 属§
9
巴
舞
簷
餌 も 。 ) は ℃ oQ . の帰
敬 頌 に た い す る 評 釈 で あ り、 そ の 頌 に 箕 帥 日 9尽
− びま
鼠旨
( 量 の 具現
者
の た め に ) と あ る の は 、 世 尊 が 上 記 の ℃ 屋 日 鋤 雷 の 二 つ の規
定 を 具 備 し た存
在
者
で あ る か ら で あ る と せ ら れ る 。 そ こ で さ ら に 世尊
が 蹼 p ヨ 倒 昼 で あ る こ と は慈
悲 性、教
師 性、 善 逝性
、 救護
性 に論
拠 が も と め ら れ る 。N工工一Electronlc Llbrary Servlce
三
直
接
知
覚
の問
題
舘
さ
葵
二鴇
欝 評 自 の 概念
規 定 勺 冨 ヨ 91担
の う ち の 崗 帥 蔓時
超 の 定 義 を考
察 す る に あ た り 贄 些 p ぼ 甘 線舞
口 の 概念
規定
を す る こ と が 必 要 で あ る 。 こ の 語 は 内外
の 学 者 に よ っ て 見 解 が 一致
し な い が、 筆者
は ∪ Φ く Φ 口 融 p げ邑
山冨
国鼕
駅
旨
の 解釈
に し た が っ て 真 実 の 作 用 が 可 能 な も の と解
す
る 。 因 象 ロ欝
葺
屮 以 後 は、 あ る種
の行
為 の 遂 行 の意
味
に 用 い る 。 と こ ろ で、 こ の よ う な 胃 浮 餌ぼ
督 口 鐙 犀 江 の 二 義 性 は実
は ℃ <. 目 α に も と め ら れ る 。 こ の 語 に つ い て 、 ψ じd °U
器碧
管 9 は 》 ° ∪ 戞 〜 HO に 毘婆
沙
師
経 部 で 用 い て い た 用 語 と す る が、 》U
. 艀 の く 簿 昌 p垢
蠧
の 窰冨
巻
匪
理髯
に す で に 9。 昌冨
評 二 同勘
曽 詈霞
爵
” が存
在
を 規 定 す る 概 念 と し て 使 用 さ れ て い る点
に 注意
し な け れ ば な ら な い 。 そ れ が 畔 p 〈髯
を 指 す の に た い し て ダ ル マ キ ー ル テ ィ に よ れ ば 刹 那 滅 の 個 物 ( <饗
犀9
を 意味
す る相
違 は あ る に せ よ 、 こ の よ う な 事情
に 留 意 す る な ら ば、 目 『 ω 什竇
霞 ぴ 讐 のす
が 胃 臣跳
身
鍬跨
ユ を経
量 部 に固
有
な も の と 断 ず る 説 は 、 な お問
題 の 余 地 を 残 し て い る も の と い わ な け れ ば な ら な い 。 < 網 曽 即 自 そ の 他 の 概 念 に つ い て葦
時
菖 は 文法
学
派 、 ニ ヤ ー ヤ 学 派 の 用 語 で あ っ た が 、 <鳩
犀 鼠 冂 贄 什冨
町
好 諫跨
け言
汀碧
屮灯
と す る の は経
量部
的 な解
一8
一ダル マ キール テ ィ の認識論小考
釈
に よ る も の で あ り 、 識 の行
相
( 倒 犀 響 ) と し て の く饗
犀 臥 ( 。 h 勹 ぐ 「 目 α 亀 V と い う 考 え か た は 、唯
識
的
な 解 釈 を 示 す も の で あ る 。 °・ く 巴 餌 汀繕
斜 も・ 蝉 目謬
醤
賦 犀 切鴛
餌 の オ リ ジ ナ ル は ア ビ ダ ル マ に あ る が 、 。。 〈 巴跳
髯8
巨 霞 臣 蝉 可 帯 驤 。 犀 昌 と し た 点 は デ ィ グ ナ ー ガ と も 異 な る 点 で あ る 。 し か も ぎ臣
閤
H
且
鼠
轟
と解
し て く こ鼠
富
と く管
鎚
鉾奉
と の関
係
性
を 認 め る こ と に よ っ て 甘 倒蠧
と 霞 臣 9 と の関
係
は否
定 さ れ る 。 騨 は訂
(11
僧臣
罸
憙
緯臣
) を く ご 潴髯
と し て識
に内
在
化
せ し め て い る と こ ろ に経
量
部
と 唯 識 と の共
通 点 が あ る 。直
接
知 覚 の 定 義ー
デ ィ グ ナ ー ガ と の対
比−
無分
別 の鮒
念 は 感官
よ グ 生 ず る が、 こ れ は 対 象 よ り 無分
別 の 認識
が 生 ず る と す る 経部
的
実
在
論 の 認識
論 に 対抗
し て 主張
さ れ た も の で あ る 。 層註
− β。 汀航
の 語 義 上 、 色 の観
念 は 感 官 よ り 生 ず る と す る 。 こ の揚
合 の 感 官 と 色 と は く ご鼠
⇒ ⇔ と く曽
団 讐奉
と の 関 係性
に お い て い わ れ る も の で あ る 。Z
器旨
げ ド砦
の定
義
で接
げ
響
巵 日 の 一語
を 加 え た 理由
は 剛 く ° に お け る爵
墨 三 。 の 用 法 を検
討
す る こ と に よ っ て 、 こ れ を 明 ら か に す る こ と が で き る 。D
げ 貯畧
鼠 は 感 官 と意
と の 二 種 の直
接
知覚
に お い て認
め ら れ る 。 助普
遍 が 真 実 の対
象
( 贄 爵 p $ 洋 く 帥 ) と さ れ る限
り、 そ れ は げ ゲ 品 ロ 富 で あ る 。 助推
理 に よ る 認識
は げ年
習
富 で あ る 。 こ れ ら の う ち助
、 鋤 は訂
甘 四鼠
它
仙訂
日 の 一 語 に よ っ て除
去 さ れ る け れ ど も、 対象
に 関 し て 四 昌冨
(1
寄 ぐ 撒 m臣
) を 欠 ぐ と こ ろ の 、 鋤 の似
而 非 な る無
分
別的
認識
を排
除
す
る た め に は 、 さ ら に 、 四 げげ
畧
富 日 の 由語
を 必 要 と す る 。 こ の 推 定 は ∪ 霞 く訂
巳
嘛 霽 の次
の こ と ば に よ っ て 確 証 さ れ る 。 旨 節 げ訂
謬
$冨
畠
召邑
巨
鼠 犀泣
工
轂髭
・ 〈旨
話
8
冨
身
ゆ 屆 昏 四 日 kぎ
ぢ碧
鋤”它
仙冨
σq聾
g
四 ぢ 言8
自 巨 倒蠧
巳 H 舘 時 冖冨
ヨ 達 N ( ∪匿
H 日 o 叶 叶 葭巷
卒
時寓
・ ,瘴
= b。 心 〜 b。 窃 ) げ訂
邸 三 卿 を単
に知
覚
判 断 ( 簿穿
饗
螽 ω 叫髯
) の 誤謬
と み るU
剛碧
卿鵯
の 立 場 に 立 っ て こ れ を 解 す る と 、 m耳
感 三 四 日 は訂
ゼ 四冨
它昏
p ロ の タ た ウ ト ロ ギ ー に す ぎ な い 。 か く み る と、 ⇔ げ年
習
3
ヨ を 必 要 と し た の は ダ ル マ キ ー ル テ ィ がNII-Electronic Library Service 智山学報 第十 一輯 貰 臣 螢 霞 ぐ 撒 p 犀 凱 の 概 念 を 導 入 し た か ら で あ る こ と が 知 ら れ る 。
Z
愚
団 9 び ぎ 勉 ロ で p ぴ 馘9
富 ヨ の 】 語 を 加 え た の は、直
接
知
覚
の 定 義 を厳
密
な も の に し た こ と で あ り 、 同 時 に そ れ は 乞愚
巻
び ぎ曾
が ℃ < ° 以 後 の 作 で あ る こ と を 傍 証 す る 一 っ の 材 料 を 提 供 し て い る 。 無 相 唯識
派 お よ び 中 観 派 か ら す れ ば 、 一 切 の 認 識 は錯
乱 で あ る 。 そ れ め え 中 観 プ ラ ー サ ン ギ カ 派 の 立 揚 を 究極
と す る 旨 冒肄
費 餌 σq ロ 層 寅 が 帥 げ ゲ 轟 葺 山 ヨ の 】 語 は 必要
な し と し た こ と が 理解
さ れ る が 、 な お 、D
の意
味 の びげ
畧
欝 は成
唯識
論 中枢
要 に 伝 え る 三 類境
中 の独
影 境 に 相 当 す る 。 す で に 直接
知 覚 の 定義
が確
立 さ れ た の で、 次 に 三種
の 分 別 的 認 識 と 似 而 非 な る 無分
別 的 認 識 と を も っ て 、 誤 ま っ た直
接 知 覚 と す る 。 こ の 四 種 の 似 而非
な る直
接 知覚
の 分類
は ダ ル マ キ ー ル テ ィ の 創 見 で あ っ て ∪ ゲ 舞 日 。 叶 $ 冨 の も の で は な い 。 ダ ル マ キ ー ル テ ィ が似
而 非 な る直
接 知覚
を 有分
別 的 な も の と 無 分 別 的 な も の と の 二 種 と し た点
が、 デ ィ グ ナ ー ガ と は 異 っ て い る 。 <9
器窓
臥巨
珍 櫛 が無
分 別 と 有 分 別 と の 二 種 の 直 接 知覚
を 明 確 に し た の も、 ダ ル マ キ ー ル テ ィ に刺
戟
さ れ た 結 果 で あ る と 考 え ら れ る 。 直 接 知 覚 の 種 類 ダ ル マ キ ー ル テ ィ は デ ィ グ ナ ー ガ と 同様
にD
冒獸
冒
− 買 卑鴇
訂 9勿
日 卿暴
ω 甼 隅 。 鋤 ゜。毒
器 日 く 号 ロ 甼 肩 。の
団 o αq こ 鼠 鍔− 胃 。 の 四 種 を 認 め る 。 し か し 、 そ の解
釈 の点
で 両者
は 若 干 異 な っ て い る 。D
崗 ⇔ 亭跨
超 と い い、 思 冨 亭i
超旨
と よ ば な い わ け が ℃ ω ゜ H °爵
ー
げ に 示 さ れ て い る 。 ダ ル マ キ ー ル テ ィ も ま た こ れ を 踏 襲 し、 そ の ゆ え ん を 論 証 し て い る 。識
は 極微
の 積 集 を 対象
と す る と い う経
量部
、 ア ド ダ ル マ の 説 を 退 け る 点 も 両者
に 土 ハ 通 し て い る 。 か つ 対 象 か ら 認識
が 生 ず る こ と を 認 め な い と こ ろ に唯
識
の 立 場 が 表 明 さ れ て い る 。 さ ら に極
微 説 に 関 し て も 明 瞭 に 実在
論者
(靈
雪 o・ 謡 島 目 ) で な く て 唯 識 論者
(且
轂暴
−温
臼 ロ ) の 立 場 を と る。 勿 意 の 直 接 知覚
の 働 き に は 色 等 の 対象
の 知覚
と 貧 な ど の自
証
と が あ る 。 後 者 は 別 説 さ れ る 。 ダ ル マ キ ー ル テ ィ は 、 一 10 一 N工工一Electronlc Llbraryダル マ Se 一ル ティ の 認識論 小考
意
の直
接
知覚
を 感 官 よ り 生ず
る識
と い う 等無
間 縁 に も と つ い て 生 じ、 か つ感
官
の直
接
知
覚
で 把 捉 さ れ る も の と は 別 の対
象
を 把捉
す る と し て 、詳
述
す る、 こ の 学 説 は 円即
ω 零 げ 臼 げ 馨 。。す
に よ っ て 従 来2
愚
旨
ぽ ロ α 暮闘惹
音
唱 p9 < 碧 舘冨
昌 ヨ 汰 富 のZ
< →Jbu
一 。土
αq ψ に 関 説 す る も の が指
摘 さ れ た に と ど ま っ て い た が、 実 は ダ ル マ キ ー ル テ ィ の ,創
見 な の で あ る 。 こ れ を ゆ 仁 亀 圧 琢 目 o αq ド 所 載 の 図 表 で 示 し て み る と次
の 通 り で あ る 。 s▼aj置互血ak 齪ika kriyza svasattttkala kpapa 1 ” 一2
一 犀2
◎ 暫 ” 呂 鰹 巨 9 A ,齟卩■・噛indriyajiltin B …… 血o▼ij遡瓜a k穿a4a2 C・……3a ▼ikalpaka・三…隠請a papa 3 ,NII-Electronic Library Service 智山学報第十一輯 ち な み に ヴ ァ イ シ ェ ー シ カ
学
派 の直
接 知覚
の 揚合
に は 一 定 の 対 象存
在 よ り観
念
が 生 ず る の で 、 次 の よ う に な る 。 亅nanaOA sthirabh 蓋va1
2
・B
i
\
次
1’ , 、、 巳 、、 、 匿 、 、 N ・ ・ 。D
s 、 、 、 、 、q 、 、 亀 b 、 づ ’所
分 別 の普
遍 が 個 物 に も と づ き 、 し か も 直接
的
に は 意識
( 昌 P 四 PO 〈 こ 口 餌 口 ) な ど が 内 的 原 因 で あ る と 説 か れ る の も 、 上 記 の 認 識構
造
論 に 立脚
し て い る 。 鋤 自 証 の 直接
知覚
に 関 し て は デ ィ グ ナ ー ガ と 同 じ 見解
を と り 、 ヴ ァ イ シ ェ ー シ カ 、 サ ー ン キ ヤ 毘婆
沙 師 の 説 を 退 け て い る 。 亠12
一 N工工一Electronlc Llbraryダル マ キール ティ の認 識論 小考
の
ヨ ー ガ 行者
の 直接
知覚
に お い て は師
の 教 示 ( 正 理 門論
の教
分
別 ) が 退 け ら れ る 。 そ れ は 餌 σq 蝉鬱
の か た ち に お い て と ら え ら れ る も の だ か ら で あ る 。 ヨ ー ガ 行者
の直
観 は意
識 の 働 き の特
殊 な 揚 合 で 、具
体的
に は 四 聖 諦 の 修習
や 不 浄 観 を 指 す 。 そ れ は色
等
を質
料 因 と し な い も の で あ る 。i
竃dtiyajfi
議夐a yogiji napravtttivijEana
NII-Electronic Library Service 智山
学
報第十一輯 上 記 の 所論
は ヨ ー ガ行
者
の直
観 を意
の直
接
知覚
と す る経
部説
を受
け つ い だ も の で は あ る が、 こ の経
量 部 が 有部
に た い し て 意 の 直 接 知 覚 の対
象 は零
巴時
超 昼 を 質料
因 と す る と い う 見 解 を と っ た こ と が 瑜 伽 行派
の 立 揚 か ら 再 批判
さ れ た こ と を 示 し て い る 。 か く し て 、 ア ビ ダ ル マ の第
六意
識 は純
粋 意 識 の 相 続 (11
転
識 め 原 因 と な る も の ) に 還 元 さ れ た わ け で あ る 。 こ の問
題 は ア ー ラ ヤ 識 に 関 す る ダ ル マ キ ー ル テ ィ の 所 論 に お い て、 さ ら に明
確
化
さ れ る 。 以 上、 直接
知 覚 は 要約
す れ ば 、 二 種 と な り、 そ の内
容 表 示 は 、 左 表 の 通 り で あ る 。N工工一Electronlc Llbrary Servlce
℃ 壁 曙 巴 肉 留
1
1
ぎ 紆 ぞ ε 蠢蠧
(11
冒 時 貯 普 & 鮎 窪11
団 巳 ユ 饗 日 讐 六 11 ぎ 腎 ぞ 民 冨 ) ヨ サ コ リ ゆ ゆコ 賢 肆 憾 卑1
り 蜀2
山 厨 学 く 馨 匡 ー 日穹
。・ 一1
< 二 竅 扈1
団 o σq こ 映 画 昌 9・ 冒 鋤 曙肆
留1
ー ピ1
卜Q . 乙 娼 践 団− 母 臣 舘 慥1
ー ロ ヒ コ ロ 』 ロ 05 帥 凵 oゆ 餌 ぢ ≦ 画 窪 鼠 σq 叫 臼・ 蔵 餌 昌 騨11
ω 〈 餌 帥 ロ ヨ く 山 四 目 9 − 話 巴 肆 留 鼠 叶 日 岸 只 冂 ω ぐ 帥 旨 召 ・ ) 曽 昏 冨 話 ( ” 〈 ⇔ 00一 く 餬 げ ゲ 91 ω 餌 )i
1
ロ昏 く 国 墨 日 ぐ 巴 帥 づ p ー 「 ↓ 旨 倒 昌 餌 ロ ロ げ ぽ 的 盡 ー1
1
(BU ヨ煎△・eKele = )Bu【旦
gFI
△・IP
添△BJd ← eu ヨ9 「1
△= euyg 「「
直 接 知
覚
の 異 解 と そ れ に た い す る 反 駁 ダ ル マ キ ー ル テ ィ は 感 官 よ り 生 ず る観
念
を有
分 別 と す る 説 を批
判 し て い る か ら 、 < 餌 。 霧冨
鼠 の 所説
の 二 種 の 直接
知覚
説
が 当 時 す で に お こ な わ れ て い た こ と が 示 唆 さ れ る 。 ま た 、 。。 く 巴 ⇔ 首 鴛 口 は 語 に よ っ て表
示 さ れ る 対象
を あ ら わ す と す る ミ ー マ ー ン サ ー の 説 お よ び 無分
別 に し て 語 の 働 か な い 直接
知覚
を 愚者
の 観 念 に た と え、 分 別 の 定義
に 反 対 す る ω畧
訂
蕁 ω 〈雪
ぎ ら σ説
を批
判 す る 。 こ れ は ω畧
田 睡 厨ぎ
も 問 題 に し て い る が、 こ の ω畧
厨
蠢 ω <畧
冒 が 入 正 理論
の 著者
と 同 人 か 否 か は し ば ら く 置 く と し て も 、 ダ ル マ キ ー ル テ ィ 以前
の 人 で あ る こ と が こ れ に よ っ て確
か め ら れ る 。 四普
遍
の考
察
普 遍 の 性 格 と そ の 構 造普
遍 は 内 的諸
原
因 に も と つ い て概
念 的 に構
成 さ れ た も の で 、 主観
的存
在 に す ぎ な い 。 し か し、 そ の 根 底 に は 僧 詳訂
可 ぐ 騾艮
鼠 と し て の個
物 が な け れ ば な ら な い 。 こ の 説 は と く にU
Φ 〈8
酔筈
民
き
凝 閑 国 日 巴 缶 叭討
ら に 継 承 さ れ て い る 。 こ の際
の 語 の協
約 ( 霽罠
鼻
゜。 9。 日亀
p
旨
α 匡 )説
は勿
論
、経
量部
に 由 来 す る 。 考轡
個
物
は箜
次的
な も の で 、 語 は 第 二 次 的 な も の と し て、 そ れ に付
託 さ れ る と い う 説 は 、 唯 識 三 +環
国§
巴 ・簿
識 の →芻
成
唯識
論
な ど で は ニ ヤ↓
・ ヴ ァ イ シ ェ↓
カ の所
説 と し て 退 け ら れ て い る が 、 ・ れ も ダ ル マ†
ル テ ・ 初 に よ っ て 採 用 さ れ 主 張 さ れ て い る 。 こ の ダ ル マ キル
テ ィ の 立 場 は 、 経 量 部 に よ る も の で は な い か 、 と 推 測 さ れ る ・ 岼 な お 、普
遍 は 三 種 (存
在
非
存在
そ の 両者
に わ た る も の ) に わ か れ る ・ ζ れ も 目 下 の と こ ろ ダ ル マ キ ー ル テ ・ ト似 創 説 と み る べ き で 、 む ろ ん 国 贄
葛
訂
αqo 日 冒 の も の で な い 。 マ ルア ポ ー ハ
b
冒 o冨
ダ ア ポ ー ハ論
は デ ィ グ ナ ー ガ の創
唱 で あ る 。 ダ ル マ キ ー ル テ ィ は こ れ を 祖 述 し な が ら ニ ヤ ー ヤ ・ ヴ ァ イ シ ェ ー シ カNII-Electronic Library Service 智山学報第十一輯 を 対 破 す る 。 か れ は デ ィ グ ナ ー ガ の ア ポ ー ハ を
肯
定 的 否 定 と解
し、単
純
否
定 と み な い 。 普 遍 の 異解
と そ れ に た い す る 反 駁普
遍 と個
物
と の 区 別 、 無 区 別 に関
す る ニ ヤ ー ヤ ・ ヴ ァ イ シ ェ ー シ カ お よ び サ ー ン キ ヤ の 異 解 を 反 駁 す る 。個
物 は直
接
知 覚 に よ り普
遍 は類
推 に よ っ て 知 覚 さ れ る も の で あ り、個
物 は 他 に よ ら な い が 普 遍 は 個 物 に も と つ い て え ら れ る と い う の が ダ ル マ キ ー ル テ ィ の 見解
で あ る 。 こ の 場合
の個
物 は 無 論 母 臣町
蔓 課跨
畝 と し て の そ れ で あ る 。N工工一Electronlc Llbrary Servlce
五
量
果
ダ ル マ キ ー ル テ ィ は 舘 浄 餌 町 ぞ 線算
鉱 を 認 識 の 下 部 構 造 と し て 認 め る の で、 第 二次
的 な 意味
に お い て訂
同鼕
5 と 犀 p 冨 言 を 認 め 、 そ の た め に ℃ 蕁 臼9
斜 ℃ 蕁 ヨ Φ 団P
嘗
巴 餌 の 確 立 を 是 認 し、 そ の 点、中
観 派 ス ヴ ァ ー タ ン ト リ カ 派 で 世俗
有
と し て そ れ を容
認 す る 立 場 に 近 い 。自
証 説 を と り な が ら も、 ダ ル マ キ ー ル テ ィ は経
験 的 分 野 に お い て 犀 母 牾 缶 員訂
蕁暴
を積
極 的 に と り あ げ て い る の で、 そ の点
、 経 量 部 的 で あ る と い わ な け れ ば な ら な い 。 六唯
記
識
性
一 16 一唯
記識
性 を め ぐ る 経 量 部 と の 対 論 ℃ < ° に お い て ダ ル マ キ ー ル テ ィ は 明 白 に 唯 識 論者
の 立 場 か ら 経 量 部 を批
判
し、 論 理 学 の 面 で も 本質
的
に は ( あ る い は 究 極 的 に は ) 唯 識 説 に 立 脚 し て い る 態 度 を 明 ら か に し て い る 。 こ れ を約
言 す れ ば、 か れ は 自 証 説 ( ω奉
器 封 く巴
穹
< 91 辞 ) を と っ て、経
量 部 の 対象
証 知 説 ( 胄 爵 卑− ω p99 < o 留 づ 卑 く&
餌 ) を 、 ど こ ま で も 退 け て い る 。 こ の 際、 ダ ル マ キ ー ル テ ィ の 唯識
説 の 論 拠 は、 し ば し ば く 窃 二 げき
鼻
⊆ の唯
識 二 十 頌 に も と め ら れ る が、 。。 < 黯 四 ヨ < 留冨
す な わ ち識
有 は デ ィ グ ナ … ガ の 所 論 に よ る も の で あ る 。 し か も ダ ル マ キ ー ル テ ィ は 】 識 ( パ p < ご茜
p 四 あ る い は 一 心 Φ訂
o葺
⇔ )説
を 根 本的
立場
と し 、 ス テ ィ ラ マ テ ィ ω 冖 ぽ 冨憙
口 の 一 分 説 と 同 じ 見解
を 表 明 し て い る 。ダル マ キール テ ィの認識論小考
唯
記識
性 の 確 立中
観
ス ヴ ァ ー タ ン ト リ カ派
( 切訂
螽
く オ舞
四 ) か ら 自 証論
者
の 代表
と 目 さ れ る蛍
σq コ 国 σQ の 唯識
説
( 山 口博
士 ) は 、古
来
三分
説 で あ る と い わ れ て い る (成
唯識
論
) 。 と こ ろ で ダ ル マ キ ー ル テ ィ が そ の 三 分説
の単
な る祖
述 者 で あ る か ど う か は ま だ 明 ら か に さ れ て い な い 。 ℃ < ° で自
証 を め ぐ り 唯識
派 と経
量 部 と の 対 論 が な さ れ て い る こ と は す で に の べ た が 毘 婆 沙 師 も ま た 自 証説
に 反 対 す る 。 ダ ル マ キ ー ル テ ィ は デ ィ グ ナ ー ガ の線
に そ っ て自
証 説 を祖
述 す る が、 さ ら に相
見 二 分 の 否 定態
に お い て識
の 一 分 を た て 、 ま た識
の 二 性 の 顕現
が 空 性 で あ る と い う意
味
に お い て 一 切 法 の 空 ・無
自
性
を 主 張 し、U
碍鼠
σq ⇔ を } 歩 進 め て い る 。 そ れ ゆ え、 こ れ は む し ろ 無 相唯
識 を 代表
す る 弁中
辺論
の所
説 と軌
を 」 に す る と こ ろ に 到達
し て い る も の で あ る 。 事 実 、≦
げ ぴ o 亭 。 p巳
郊 は ダ ル マ キ ー ル テ ィ が 観 念 の 行 相 を 無相
( 巳 巴障
騨 ) と す る 立 揚 を 無 相 論的
と 批 評 し 、 さ ら に 勺 冨 」蟲
訂
冨 σq 口 冥P
は 識 は 識 の様
態 と し て 空 で あ る か ら 、 一切
法空
は 正 理 で あ る 旨 を の べ 、 さ ら に 、 か れ は こ の 空性
の意
味 は冒
鑑
『遷
巨 穿 甼 団 。 σq 魁 。 騨 甼 び弾
愚
同 臣零
鋤訐
出亀
即 に よ っ て 理解
せ し め ら れ る 、 と 明 言 し て い る 。 ダ ル マ キ ー ル テ ィ は゜ 心 識 と し て の 一 心 (舞
薗蹄
邑
を説
き 心 性 本浄
説
に お い て は と く に 心 と 垢 と の 相 応 を説
く ( 成 実 論 所 見 の )相
応論
者
の 立揚
を と っ て い る 。 こ こ に も ダ ル マ キ ー ル テ ィ と経
量部
と の密
接 不 可分
な 関 係 を認
め る こ と が で き る 。 勺話
甘 倒 肘年
m σq亳
鼠 がO
穹
店 鑓 断 詈 一 の プ ラ ー サ ン ギ 派中
観
哲 学 に も と つ い て 勺 く ° を 註解
し て い る の も、 デ ィ グ ナ ー ガ の 三分
か ら 一 分 へ 、 さ ら に 識 空 を 指 向す
る ダ ル マ キ ー ル テ ィ そ し て か れ が経
量 部 説 を多
分
に 取 り 入 れ て い る と こ ろ に 、 置 似 昌ξ
曽 巨 貯 ” ・ 己。瞿
母 帥畧
貯
、9 の伝
統 を 負 う て、冨
毘
『 頴巨
節 餌 党 。 αq ぎ 理 卑 び導
旨
昌冨
之 斷費
が 形 成 さ れ て ゆ く 契 機 を 見出
す こ と が で き る 。唯
識
学 上 に お け るO
冨
舅
9 監 周 諏 の 唯識
ー
ア ー ラ ヤ 識 の 問 題i
ダ ル マ キ ー ル テ ィ は 古 瑜 伽 行派
の 笹亀
⇔鼠
冒ぎ
卑 を 放 棄 し て 、 一 心 ( ¢訂
。 捧 弾 ) の相
続 に お い て 六識
を 建 立 し て い る (U
Φ 〈8
酔 p げ 自亀
9
。 そ れ ゆ え、 ダ ル マ キ ー ル テ ィ は 鑑 9 矯 暫 の 語 を 用 い る げ れ ど も、 そ れ は 蔵 識 と し て の 阿頼
耶NII-Electronic Library Service 智山学報第十一輯
識
で は な く 、単
な る 意 識 ( 日 p 昌 o 〈 こ 口穹
Q ) を意
味
し、 そ れ が転
識 ( 眉 冨 虞 旺・ ≦ 冒ぎ
卑 ) を 生 ず る 原 因 と な る 。 こ れ は経
部
が 転 識 を 外 界 物 に も と め る 立 揚 ( 金 倉 博 士 、〃 外 教 の 文
献
に み え る 経 部 説 ” 参 照 ) と も 異 な る 。 ダ ル マ キ ー ル テ ィ は 心 性 本 浄説
を と り 、 し か も 心 と 垢 と が 相 応 す る と い う経
量 部 の 所 説 を と る こ と に よ っ て 、第
入 阿頼
耶識
と 染 汚意
と の 問 題 が 処 理 さ れ て い る 。 ヨ ー ガ 行者
の 直 接 知覚
が 意 識 ( ヨ 螢 ] PO < 』 コ ⊆D 凵 口 塑 ) に お い て と り あ つ か わ れ 、 そ こ で 四 聖 諦 の 知 見 が論
じ ら れ る の も、 そ の た め で あ る 。 七自
証
の
証
明
ダ ル マ キ ー ル テ ィ は 既 述 の 如 く、 一 往 デ ィ グ ナ ー ガ の自
証 説 を 祖 述 し、自
証 の 証 明 に あ た っ て 記憶
と 再 認識
の 問題
を と り あ つ か っ て い る 。 こ の よ う な意
味 に お け る 記憶
説 は 識 有論
者 の も の で あ る に せ よ 、 チ ャ ン ド ラ キ ー ル テ ィO
碧
時跨
圃 同 鼠 の 入 中 観 論ζ
巴 国冨
B
聾
倒 く 卑 騨 餌 に よ れ ば 、 経 量部
の 説 を 】類
の 人 ぴ と が か り た も の と せ ら れ る ( 山 口 益 博 士 ) か ら 、 こ こ で も ダ ル マ キ ー ル テ ィ と経
量 部 と の 密接
な 関 係 を 見 出す
こ と が で き る。 三他
の諸
学
派
・哲
学
思
想
にた
いす
るダ
ル マ キー
ル テ ィ の批
判
一 18 一N工工一Electronlc Llbrary Servlce
一
仏
教
諸
学
派
に た いす
るダ
ル マ キ ! ル テ ィ の批
判
・ 仏 教 論 理学
者
が察
螽 犀 母 缶− げ&
穿
一・ 〈思
一 口 と よ ぶ と こ ろ の 毘 婆 沙師
の 言 語哲
学 を 、 ダ ル マ キ ー ル テ ィ は 経 量 部 の 立場
に 立 っ て批
判
し て い る 。 そ の 批 判 の 焦 点 は 倶舎
論 に 「 名 は 生 等 の 四相
の 如 く 所 詮 の義
と 倶 に 生 ず 」 と あ る も の で あ る。 毘婆
沙
師
は 名 等 を 各 別 に 実 体 あ る 実 有法
と す る が、 ダ ル マ キ ー ル テ ィ は そ れ を仮
法 と し て 鐙 ぴ留
( 語 ) に 還 元 さ れ る も の と す る 見解
を 支 持 し 、経
部 説 に 同意
す る 。 な お 、 こ の 問 題 を と り あ つ か う に あ た り ダ ル マ キ ー ル テ ィ は 唯識
二 十 頌 の 唯 識 説 も 依 用 す る の で 、 そ こ の第
一 六 頌 に た い す る≦
ヨ
註
奉
の 釈 疏 中 に お け る 刹 那 滅 論 者 も ダダル マ キール テ ィ の 認識 論小 考 ル マ キ ー ル テ ィ に つ な が る 経 量
部
一 派 を 指 す こ と が 判 明 す る ( 憎 く . に は 倶 舎 論分
別 根 本 品 に お け る 名 句 文 論争
が 重 ね て く り か え さ れ て い る 。 ) ダ ル マ キ ー ル テ ィ の 中 観 派 へ の 積 極 的 な 批 判 は 認 め ら れ な い が 、 一切
に p 陣 『鋒
ぐ 驤跨
葺 を 認 め な い 中観
論
者
を 論破
し て い る 。 こ れ はζ
餌爵
巻
旨跳
鍵 匪 器 似 召 σq 目聾
餌 に 舘 汗 。 汀 ぐ 鴃肄
鉱 を 世俗
中 の実
世
俗 ( げ げ O 叶 OQ ゆ ⇔ 臼 く 「 凱 ) と す る も の と符
合
す る も の で あ る 。 そ の書
で は 鴛 爵 四 霞為
樹 犀 口 を 排撃
し て い る の で、 そ・ れ を請
弁 造 と す る こ と は、 な お検
討 の 余 地 が あ る よ う に 思 わ れ る。 ( ζ 帥爵
団 p 日 帥邸
汗 鷂 餌 ぢ αq 邑聾
騨 は、 ダ ル マ キ ー ル テ ィ 以後
、 ス ヴ ァ ー タ ン ト リ カ 派 の い ず れ か の学
匠 の著
作 と す べ き で あ ろ う 。 ) ジ ュ ニ ヤ ー ナ ガ ル バ の 「 二 諦 分 別 註 」 ( 東 北 乞9G
。 G。 G。 b。 ) で は 鴇 ぢ 眞 阜 芻 亳 口 を夢
言
冨 と び 『 肆 ロ の 二 種 に 分 け て 、 後 者 を 〃 唯 事 ( 畠 舞 口 − 目 肆邑
は 顕 現 せ る 通 り の も の で あ っ て 実 義 と し て 作 用 す る 功 能 あ る も の ( 費 跨葬
騨 甼 砂 葵 冖 ご で あ る 〃 と す る ( 長 沢 実 導 「 ジ ュ ニ ヤ ー ナ ガ ル バ の 仏 教 学 」 福 井 博 士 頌 寿 記 念 東 洋 思 想 論 集 歹 曲 卜。 ) 。 長 沢 博 士 も 中 観 義 集 を 清 弁 造 で な い と し て、 そ れ を ジ ュ ニ ヤ ー ナ ガ ル バ に 継 承 さ れ た バ ヴ ィ ヤ の 著 作 で あ る と い わ れ る ( 同 書 即 戯 ω H 註 ( ら。 『 ) ) 。 と こ ろ で ジ ュ ニ ヤ ー ナ ガ ル バ と バ ヴ ィ ヤ に お け る 霞 汗 p す ぢ 詠 餘 餓 の 概 念 は ダ ル マ キ ー ル テ ィ の そ れ を 採 用 し て い る も の で あ る 。 そ れ ゆ え 、 ジ ュ ニ ヤ ー ナ ガ ル バ を 中 観 瑜 伽 行 派 と み る と し て も 、 そ れ に は 経 量 部 が 媒 介 と な っ て い る こ と は 否 め な い 。 二哲
学
諸
派
に た いす
るダ
ル マ キ ー ル テ ィ の批
判
ミ ー マ ー ン サ ー 学 派 ヴ ェ ー ダ 聖 典 の非
人 為性
⇔冨
霞
耘 Φ冒
宕 餌 を徹
底的
に 批 判 す る 。 語 が髢
霞
磊
薯
畧話
で あ る とす
る ダ ル マ キ ー ル テ ィ の 主 張 は 、 経 量 部 の 協 約 説 に も と つ い て な さ れ て い る 。 な お 餌 σq 餌 目 ( 聖教
量 ) に 信頼
す べ き 人 の語
(9
鈷 ) を 含 め る 説 に関
説 し て い る が、 こ れ は 従 来 ク マ ! リ ラ の バ ー ッ タ 派 で 認 め て い る と せ ら れ る も の で あ る 。文
法 学 派 ヴ ェ ー ダ 聖典
の 非 人為
性巷
碧
黯 器携
零 船 の 問 題 に関
連 し て 切 ぴ 母 叶魯
践
の ス ポ ー タ 説 を 批判
す る 。 ω 口 ぴ訂
αqq 窟 四 の 短 篇紛
96
竝 ロ 汀 餌 ( 日尹
) は、 こ の ダ ル マ キ ー ル テ ィ の所
論 に も と − つ い て 述 作 さ れ た も の で あ る 。従
NII-Electronic Library Service 智 山学報第十一輯 来 ス ポ ー タ の 直 接 知
覚
説 は く Φ 鎚畧
$ の シ ャ ン カ ラ の 紹介
す る と こ ろ と さ れ て い る ( 伊原
照
蓮 氏、 〃 ス ポ ー タ と 現 量 ” ) が 、 そ れ は す で に ダ ル マ キ ー ル テ ィ が と り あ げ て 批 判 し て い る も の で あ る 。 ニ ャ ー ヤ学
派世
尊
の 喝 団 ヨ 曾饗
に 関連
し て 款奉
簽 が 批判
さ れ て い る 。 こ れ も Qo ぞ 卑 信者
の有
神 論 を 仏教
論 理学
派 で と り あ げ た最
初
の も の で あ り、中
観
派 に お け る 破神
論
と 対 比 し て 興 味 あ る 無神
論的
議 論 を 展 開 し て い る 。 o げ げ 自。 ¢ 冥 p の 訣 く 餌 蠧 げ プ 畧 σqp ℃ 且 杤 91 や 幻 p 口 ⇔ 写 目 江 の 小 品 は、 こ の ダ ル マ キ ー ル テ ィ の論
説
に 立 脚 し て 、 そ の 論 理 を 発 展 さ せ て い る も の で あ る 。 、 ヴ ァ イ シ ェ ー シ 力 学 派こ の 派 は ニ ヤ ー ヤ 学 派 同 様 に 各 所 で 散 発 的 に
批
判 さ れ て い る が 、有
分
判 の ( 句 義 の ) 直 接 知覚
を 世俗
有
と し てー
す な わ ち普
遍i
批撃
し て い る の は、 デ ィ グ ナ ー ガ、紛
葺 母 口。 汀討
博 内 帥 日 巴 p °。 同 冨 ら の ヴ ァ イ シ ェ ー シ カ の 句 義 批判
と と も に 一 環 を な す も の で あ る 。 サ ー ン キ ャ学
派
四 目 浄
涛
身
盟欝
芦 す な わ ち 刹 那 滅 の 存在
を 第 一 義 有 とす
る 立 揚 か ら 、 因中
有 果論
. 肩 餌穿
四憙
を 破 し て い る 。 ジ ャ イ ナ教
デ ィ ガ ン バ ラ派
こ の 部 分 は す で に 金
倉
博 士 に よ っ て と り あ げ ら れ て い る (印
度
精 神 文化
の研
究
) が、 簿 詈匿
町 蔓 駄嬰
二 な る個
物 概 念 を 確 立 す る 立 揚 か ら 、 空衣
派 の 主 張 す る 蓋 然 説 ( Gっ巻
匹螽
匿
) を 批判
し て い る 。 そ れ は 二態
論 者 の 主 張 で あ っ て 、 こ の 説 は ま た 〉 く 巴 o 匠 冨 響 贄 卿 の註
す る般
若 灯論
に 紹介
さ れ る も の と 一致
す る ( 野 沢静
証
) 。 チ ャ ー ル ヴ ァ ー 力物 質 よ り 観 念 が 生 ず る と い う 唯 物 論
者
の 主 張 が 色 心 互 熏、 色 心 不 二 を 説 く経
量 部 の 立 揚 か ら批
判 さ れ て い る 。 直 接 知覚
の み を 唯 一 の 隕 餬 ヨ 曾髯
と す る唯
物 論者
の 説 を 二 量 説 の 立揚
か ら 反 駁 す る 。 非 存在
は 直接
知覚
さ れ る か 、類
推 さ れ る か と い う こ と が 問 題 の 焦 点 に な る 。 以 上、 諸学
派 を 批 判 し て い る ダ ル マ キ ー ル テ ァ は 唯 識 説 を 表 面 に 出 さ ず に、舘 穿
爵
臨愚
鐙 犀 口を 容 認 す る
経
量 部 的 立揚
を と っ て い る の が 、 特 徴 的 で あ る 。 と く に他
の哲
学
々 派 の 認 識 論 が い ず れ も 認識
論
相 形 而 上 学 あ る い は 形 而 上学
的 認識
論 で あ る 点 が 、 吟味
批 判 さ れ て い る。 一20
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