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青少年の健全育成のためのメンタリング・プログラムに関する考察:

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青少年の健全育成のためのメンタリング・プログラムに関する考察:

米国デラウェア州の事例を中心に

      渡辺かよ子 1.はじめに

 世紀転換期の日本社会では、青少年による非行の深刻化、規範意識や社会性の低下傾向、

不登校、いじめの問題等がさかんに論じられ、種々の青少年健全育成事業の実施と共に、

これらに対応するための新たな方策や提言が、政府や地方公共団体等によって出されてい る1。例えば、スクー・…ルカウンセラーの設置や少年法の改正に引き続き、学校教育への奉仕 活動の導入や教育基本法の改正等も検討され、地域コミュニティにおいても、名古屋市で のトワイライトスクールの試み、「どまつり」の開催等がなされている。しかしながら、青 少年の健全育成のための実証に基礎づけられた信頼できる確固とした方策が見出されてい るとはいいがたい。本稿は、「時代閉塞」の只中にある現在日本の青少年の健全育成に向け た政策提言として、地域コミュニケィにおけるメンタリング・プログラム(mento血g program)とその世代間コミュニケーションを通じた社会改革の検討の必要性を論じるもの

である。

 メンタリング・プログラムとは、アメリカ合衆国を中心に、1980年代末以後、急速に拡 大した青少年の健全育成のための社会運動の一つとしてとらえられる。メンタリングとは、

より成熟した年長のメンター(mentOr)と、青少年や児童等若年のメンティー(mentee ないしはプロテジェprot696)とが、基本的に一対一で、継続的(最短で概ね1年)定期 的に(概ね月3・y4回)交流し、適切な役割モデルの提示と信頼関係の構築を通じて、青 少年の健全育成を支援しようとするものである。

 メンター(MentOr)とは、日本語ではメントル、メントールとも表記され、語源的には ギリシャ神話の英雄オデッセウスの親友、イタケ島の高貴な家柄の老人を意味する。オデ ッセウスはトロイ戦争に出かけて家を留守にした間、後事をメンターに託した。その間メ ンターは、オデッセウスの子息であるテレマコスの保護者兼教師の任を忠実に果たした。

戦争終結後、テレマコスが父親を探す旅にでかけた時には、女神アテナがメンター一一の姿を かりてテレマコスに付き添い、求婚者たちから彼を守り、求婚者殺裁では彼に父を助ける

ように激励した。20年後に父子は再会した。かくして、メンターという言葉は、賢明な人、

信頼のおける助言者あるいは教師を意味する言葉となった2。

 一対一の継続的支援関係としてのメンタリングは、もともとは20世紀初頭のアメリカ合

衆国でのBBBS運動(Big Brothers Big SiSters Movement,日本では通常BBS運動と呼

ばれている)による非行少年少女の更正支援活動として始められ、世界各地で展開されて

きた。こうした伝統的BBBS運動を中心とするメンタリングは、1980年代後半以後、薬物

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中毒、暴力や暴力団への関与、無責任な妊娠、退学・落第、成績不振などの青少年問題に 対応するための民間ボランティアを中心とするより広範な社会運動に転換を遂げ、その有 効性の実証とともに、米国、カナダ、イギリス等において急速な拡大を見せた。現在、米 国においては、2000以上の大小の団体がメンタリング・プログラムを提供しており、そこ では従来の一対一の様式に加え、一一一一対多や学校との連携によるグループ様式をとるもの、

コンピュータ・ネットワークを利用した様式など、多彩なメンタリング・プログラムが展 開されている3。

 上記のような広範な社会運動としてのメンタリングは、日本においてはほとんど知られ ていない。周知のように、日本においても非行少年の立ち直りを支援するためのBBS運動 は献身的に継続されている。しかし、もともと大学生の発意から始まったことを反映して か会員募集の年齢が概ね18歳から30歳とされ4、「ともだち活動」と称されるメンタリン グを行っている会員数は全体の10%5と低調といわざるをえない。米国におけるメンタリン グ運動が、より広義の青少年支援プログラムとして20歳代から50歳代のミドルを中心と

しながら、高校生や大学生の若年層から90歳代のシニアまでメンターとして積極的に活動 している状況とは大いに異なっている。また、職場における人的資源開発としてのメンタ リング制度の導入も試みられてはいるが、あくまでも利潤追求を前提とした企業内活動に とどまるものとなっている6。メンタリングに近い活動としては、近年各地で芽生えている、

引きこもりの児童生徒を中心対象としたメンタル・フレンドがある。

 社会運動としてのメンタリング・プログラムの重要性は、例えば発達における重要な他 者としての1ンター研究の成果からも指摘される。1995年に発表された松田らの日米高校 生の比較研究によれば、重要な他者として日米両国ともに両親を上げているが、日本の高 校生は両親以上に仲間をあげ、しかもその仲間との関係の継続期間が短いことが明らかと なっている7。このことは青年の発達に必要な成熟した他者の役割モデルが欠如したまま成 長していくという点で、多世代・多文化構成体としての民主社会のあり方という視点から 重大な潜在的問題を含んでいるように思われる。メンタリング・プログラムが先行世代の 役割モデルの提示という点で、つまり、中高齢者人材を積極的に活用し、メンター自身に も生きがいを与え、実証された成果を伴う社会運動となっている点で、ポストモダンの時 代における地域コミュニティの再生に重要な示唆を与えているように思われる。

 本稿では、メンタリング・プログラムがなぜ今日のような広範な社会運動となるにいた ったのか、その運用実態はどのようなものなのかを、アメリカ合衆国デラウェア州の事例 を中心に分析したい。

2.メンタリング・プログラムの特徴と興隆の背景

 メンタリング・プログラムは、シングル・ペアレント、 共働き家庭の増加を背景に、深

刻な青少年問題に直面している米国において、非行や犯罪率の低下、自尊心や学業成績の

向上等の目覚しい成果を示し、連邦教育省ならびに連邦司法省8の指導の下、各州政府、財

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団、企業などの協力支援により、今日、全米各地で2000以上のプログラムが提供されてい る。着実な成果を上げることが明らかとなったメンタリング・プログラムに関する現段階 での研究の焦点は、メンターとメンティーとの需給の不均衡への対応、より有効なプログ ラムの工夫といった現実的・技術的な問題に移行している。また、地域コミュニティにお いてメンタリング・プログラムを立ち上げていくための方法と留意点を記した多数のマニ ュアルや、メンターやメンティーとなるための申し込みや誓約様式の雛形などがインター ネット上に公開され、そのノウハウが社会的に蓄積共有されるにいたっている。以下、米 国を中心とするメンタリング・プログラムの概要と特徴、その興隆の背景をまとめておき

たい。

〈メンタリング・プログラムの概要と特徴〉

 広範な社会運動となったメンタリング・プログラムは、それぞれの様式でメンタリング とは何か、その目標とは何かを定義し、メンターの募集を行っている。そこでは、メンタ ーとメンティーの信頼関係の構築、役割モデルの提示、人格の発達等の目標が掲げられ、

メンタリングの定義そのものも多様を極めている。全米各地のメンタリング・プログラム の連携機関の一一一つであるThe National Mentoring Partnershipは、自らの活動の「ともか く」の定義として次のように記している。「メンタ・・一一一とは、保護者とともに、支援、相談、

友情、強化、建設的事例を、青少年に提供する成人である。メンターとはよき聞き手であ り、気遣う人、青少年にすでに内在している強さを顕現させるのを手助けしたいと思って

いる成人である。」(http:〃www. mentOring. org)

 より具体的なメンタリングの実施にいたるまでの過程には、1)メンターならびにメン ティーによる申し込み、2)メンターのスクリーニング(犯罪暦調査などによる不適切な メンターの排除)、3)マッチング(多くは地理的条件や交通手段、趣味、相手への希望等 を考慮した組み合わせがなされる)、4)双方への事前指導訓練(オリエンテーション)、

等が含まれる。メンタリングの開始後は、それを支援する各種の機会、例えば、メンター に対する継続的な指導訓練やコンサルティングを含むモニタリング、メンターの体験を共 有するためのニュースレターの発行や集会の開催、メンターとメンティーがいっしょに参 加できる各種の催しの開催や、スポーツ観戦、コンサート、展覧会等のチケット等(寄付

による)が提供されている。

 今日のメンタリング・プログラムは、地域コミュニケィを基盤とするプtiiグラムと、学 校を基盤とするプログラムの二種類に大別される。前者は伝統的なBBBS運動以来のもの で、メンターはメンティーと自宅を含めた地域のさまざまな場所に出かけたり、食事をと もにしたりしながら、双方の都合に合わせた柔軟なスケジュールでメンタリングを行って いる。一方、後者の学校を基盤とするプログラムでは、メンタリングは学校で放課後など の時間を利用して定期的に学校のスケジュー・一・ルに合わせて行われ、学校以外で会う事は基 本的にはない。学校を基盤とするプログラムでは、地域コミュニティを基盤とするプログ

ラムに比べて、学校教師との連携等、モニタリングがしやすい等のメリットがあるとされ

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る。上記二つの様式に加え、今日ではインターネットやEメールを駆使した様々な様式の メンタリング・プログラムも提供されている9。

 メンタリング・プログラムの特徴としては、それが、1)専門家ではない普通の素人に よる支援・助言活動であること、2)メンターとメンティー双方に新たな出会いと生きが いを与え、メンターの示す役割モデルと善意がメンティーの人生に影響を与えること、3)

メンターとメンティーの関係を、カウンセラーやケースワーカー等の専門家がモニタリン グを行うことによって支援している、等がある。

〈米国におけるメンタリング・プログラムの興隆〉

 上記のようなメンタリング・プログラムが、従来から存在していたBBBS運動に加えて、

なぜ1980年代後半以後にさかんになったのであろうか。Sipeは1995年の時点で以下のよ うに、その興隆の背景を総括しているIo。1970年代から80年代にかけて大人の支援をうけ ることなく成長を余儀なくされている青少年の増加が、多数の研究によって明らかにされ た。すなわち、転居等の地理的移動、貧困地域における失業問題や生育に適した社会機関 の不足、両親の共働き、シングル・ペアレントの家庭の増加を背景に、多くの青少年は絶 望的な孤独感に苛まれながら、自身と同様に混乱した同輩集団の中で社会一般から隔絶さ れた環境で生育し、多くの青少年が自身や社会にとって有害な、あるいは死に至る「貧し い」決断をしている、という。

 1980年代中期および後期に入って、財団による恵まれない子どもたちのためのメンタリ ング・プログラムが興隆してきた。そこには、それまでなされてきた殆どの「伝統的」社 会政策が顕著な成果をあげているとはいえないこと、しかもそのコストが比較的高いこと

に関心が向けられた。退学防止対策としての個別指導や治療的指導、避妊方法の指導、虐 待防止政策としての意思表明スキルの訓練や指導等は、知識や技術を青少年に伝授しえて も、青少年が責任ある一人前の市民に成長していくのを支援する関係性、すなわち青少年 自身が社会の一員として貢献できる自信や資質能力を発展させるような基本的人間関係や 支援を提供していなかったことが明らかになってきた。

 こうしたプログラムに実際に携わってきた教育者や政策担当者は、自身が担当している 青少年にとっては、資金提供に関する諸規則や短期的目標は不適切であることを知ってい た。さらに、成人との支援的関係の発展の有無が、青少年自身が個々のプログラムへの参 加を継続するか離脱するかの決定に際して、きわめて重要な要因となっていることも判明 してきた。成人との関係構築を通じた青少年の支援体制を確立する必要性と、従来の伝統 的なプログラムやサービスの欠陥、両者の間にある真空ともいえるギャップを埋めるため に、企業や財団がメンタリングを即効性があって、安価で、しかも社会的影響力のある方 策として注目しはじめた、という。

 こうしてさかんに提供されるようになったメンタリング・プログラムは、1990年代中期 に以下のような成果が実証された11。

 第一に、メンタリング・プログラムへの参加が、危機的な状態にある青少年の態度や行

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動に重大な観察可能な変化をもたらす、ということがある。これはBBBSによるメンタリ ング・プログラムに参加した青少年と、統制群としてウエイティングリストにあってメン タリングを受けなかった青少年との比較研究に基づくもので、メンタリングを受けた青少 年は後者に比べて、薬物使用が46%、飲酒が27%少なく、暴力行為は3分の1、怠業は2 分の1、という結果が出された。またメンタリングを受けた青少年の自尊心や有能感は、

そうでない青少年よりも高く、友人や保護者ともより積極的なよい関係を築いていること が、男女や人種を問わず、明らかとなった12。これらのプログラムに関わったメンターは、

薬物防止や家族療法カウンセリングのための訓練を全く受けておらず、ただ、これらの青 少年の友人となり、精神的な支援を提供しただけで、多方面においてよき影響を青少年の 人生に刻んだことが実証された。まさに「見知らぬ人の善意」13がこれらの青少年の成長を 支援したのである。

 第二に、効果的なメンタリング関係を特徴づける具体的な実践として、信頼関係の発展、

最初のメンター側のアプローチが以後の関係の継続発展に決定的な要因となることが判明 した。また一般的に信頼関係の発展には、概ね半年間にわたって定期的に会うことが必要 であるということも明らかにされた。

 第三に、最良の成果を生むためのプログラムには、メンターの適正な選考、事前指導訓 練、メンタリング継続に際しての指導支援などが必要とされ、性別や人種といったメンタ ーとメンティーの組み合わせはメンタリングの継続や成果にほとんど影響を与えないもの であることが判明した。また、驚くべきことは、青少年にとってのよきメンターとは、地 位や名声を確立したいわゆる社会的成功者よりも寧ろ、ごく普通の、低賃金や自身の生活 上の問題をかかえながら、思いどおりにはいかぬ人生の清濁を併せ呑みながら誠実に生き ている市民であることが明らかになったのである14。

 これらと同様の成果は、各地域コミュニティが行った多種の方法による調査においても 実証され、以後、いかなる様式のメンタリングがよりよい成果をもたらすのか、いかに多 数のメンターを集めることができるか等、技術的な問題に議論の焦点が移っていっている。

またメンタリングそのものも、伝統的な一対一から、一対多の様式をとるものや、メンタ リングが行われる場所が学校を中心とする様式、インターネットを利用した国際的広がり をもつメンタリング等、多様なメンタリング・プログラムが行われるようになっている。

3.米国におけるメンタリング・プログラムの実際:デラウェア州の事例

 上記のような成果を根拠に、アメリカ合衆国の国内だけで現在少なくとも2000以上のメ

ンタリング・プログラムが提供されている。メンタリング・プログラムとは、どのような

ものなのか。ここでは、デラウェア州におけるメンタリング・プログラムの実際活動をみ

てみたい。デラウェア州を取り上げる理由としては、メンタリング・プログラムの実施に

は、まず身近なところからプログラムを立ち上げていくのが鉄則であるとされ、メンタリ

ング・プログラムそのものがほとんど知られていない日本において、地域コミュニティが

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その実施を構想する際に、小規模でしかも行政の指導力が強い州での実践事例が多くの示 唆を与えると考えられるからである。

 デラウェア州は大西洋とデラウェア湾に面した、最初の独立13州の一つである。広さは 1982平方マイル(全米で49番目、5074平方キロ、ほぼ愛知県の面積と匹敵する)、人口 は約70万人(全米で46番目)、うち73%が都市人口という小さな州である。主要産業は、

化学工業(デュポン社の本社と工場がウィルミントンにある)、食品加工である。州都はド ーバー(Dover)で、ワシントンやフィラデルフィア、ボルチモアなどにも車で2時間とい う位置にある。州の財政はきわめて良好であり、「先見的指導力と優れたサービスの提供に よって、すべてのデラウェアの生徒に最良質の教育を促進する」ことを使命とする州教育 省が、学力水準の向上、情報技術の導入、教育改革への障害となる財源不足や構造の除去、

州教育省の指導力・サービス・コミュニケーションの質的向上を目指して、各種の戦略を 積極的に展開している15。

 現在、デラウェア州の18歳以上のボランティア活動参加者は約28万人と見積もられ、

1998年の総活動時間は5228万時間以上に上ることが報告されている

(http:〃www.creativementOring.orgl)。メンタリング・プログラムはこうしたボランティ ア活動の一環として行われている。

 とはいえ、デラウェア州も、米国の他の州と同様、深刻な青少年問題に直面している。

1999年春に実施された州内の高校生約2000人に実施された調査によれば、過去30日間に 学校に武器を持ってきた生徒が15.8%、喫煙した生徒が32.2%、飲酒した生徒が46.9%、

マリファナ使用者が29.0%と報告され、過去12ヶ月の自殺未遂者は7.5%という数字を

示している16。

〈デラウェア州におけるメンタリング・プログラム〉

 上記のような小規模なデラウェア州において、現在、州レベルでCreative Mentoring はじめ9団体、各カウンティでは6団体がメンタリング・プログラムを提供している。こ れらの中には、BBBS(Big Brother8 Big SiSters of America)の4団体が含まれる。また メンタリング・プログラムを導入している州内の学校は、140校以上に上っている。デラウ ェア州には、他州と同様、前述の二種類のメンタリシグ・プログラム、すなわち地域コミ ュニケィを基盤とするメンタリング・プログラムと学校を基盤とするメンタリング・プロ グラムが行われている。

 BBBSは、地域コミュニティを基盤とするメンタリング・プログラムの代表であり、米 国で最も古い伝統をもつ、最も規模の大きなメンタリング・プログラムを提供している団 体である。Big Brother8運動は、1903年にシンシナチー市の実業家ウェストハイマー

(lrvin E Westhei皿er)が父親のいない家庭の少年を援助しようとしたことに起源があり、

その発意の後を受けて、1904年にニューヨーク市少年裁判所の書記クールター(Erne8t K

Coulter,1871・1952)によって提唱創設された青少年補導に関する社会運動である。 Big

Si8ters運動は1908年にニューヨーク市に創設され、自立的地域支部の連盟がBig SiSter8

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Internatik)naL lnc.となった。両者は1977年に統合されてBBBSとなり、本部はフィラデ ルフィア市におかれている17。BBBS運動は世界に広がり、日本を含めた30力国以上でそ の運動が展開されている。1998年には世界中の個人、NGO、財団、企業、政府などから求 められる情報の需要に対応するために、BBBSI(Big Brothers Big Si8ter8 lnternatiOnal)

が結成された。

 Big BrotherないしはBig SiSterは概ね週2時間から4時間、問題を議論したり、興味 ある場所、例えば野球の試合やコンサート、図書館等に出かけたり、適切な行動基準を確 立するのを手助けする。専門訓練を受けたケースワーカーの監督の下、ボランティアのBig BrotherとBig SiSterが友情と理解に基づく個人的関係を通じて、少年少女とのラポー一ル を築こうとするものである。ボランティアによるこうした個人活動を補うために、BBBS はサマー・キャンプや集団活動、健康増進や職業指導のための機会も提供している。地域 支部は、各地域の固有の条件を勘案しながら、社会諸機関や学校と緊密に協力し、近隣施 設を最大限利用した独自の活動を行っている。

 デラウェア州には州レベルのBBBSと、ケント郡、ニューカッスル郡、サセックス郡の BBBSがあり、6歳から17歳の、通常シングル・ペアレントの家庭の子どもを対象とした メンタリング・プログラムを提供している。

 一方、学校を基盤とするメンタリング・プログラムとして、デラウェア州のメンタリン グに関する各種団体の中心的存在として、最も顕著な成果をあげているのが、Creative MentOring(http:〃www.ereativementoring.orgノ)である(以下、 CMと略)。 CMは学校

を基盤とするメンタリングを48の学校に提供しており、州内外の学校を基盤とする他のメ ンタリング・プログラムの企画や実施の支援も行っている。1998年4Hには31の学校で 645人、1999年12月までに48の学校で1500人のメンターを養成した。さらにCMは、

800人以上の自身以外のプログラムのメンター養成も行ってきた影響力の大きな団体であ

る。

 CMは、ニューカッスル、ケント、サセックス各郡の幼稚園から第8学年(日本の小・中・

高校生に相当する)までの1800人以上の子どもにサービスを提供している。CMの構成員 の72%は女性、28%が男性である。CMが自らをA Prograin of Creative Grandparenting,

Inc.(創造的孫育てプログラム法人)と称しているように、メンターの年齢幅は21歳から 94歳と広範囲にわたり、退職したシニア層が中心となっている。CMは一対一から一対四・

のメンタリングを行っており、その総活動時間はデラウェアの公立学校で年間40,000時 間以上になっている。

 CMのプログラムの目標は、それぞれのボランティアが、一対一の支援関係を必要として

いるデラウェア州内の児童生徒の友人となることを援助することである。その目的は、自

尊心、自信、対人コミュニケーション・スキル、社会的諸価値、達成意欲の増進、学業成

就を援助することによって、子どもたちが成りうるあらゆるものに成るのを援助しようと

するものである。その究極的目的は、子どもたちが自身の独自の特質を見出し発達を遂げ

(8)

ていくことを支援することにあり、メンターこそが子どもたちの人生に、真に違いを生み 出す特別な人間であることが認識される必要があるとしている。

 CMはメンターの志願者に、まず、半同コース(3時間半)の指導訓練を行っている。こ の訓練プログラムには、CMのメンタリング活動がどのような過程を経て行われるのかの説 明、学校を基盤とするメンターの適切ないしは不適切な役割の明確化、メンタリング関係 を成功に導くのに必須のよき傾聴者となるための訓練、メンタリングに際してのコミュニ ケーション・スキルの指導訓練等が含まれている。CMによるこのメンター訓練マニュアル Element8 of E]ffective Mentoring は、1997年のNPOによるメンター訓練教材に与え られるNational Athena Awardを受賞した。 CMにかかわるすべてのメンターは、メン タリングの実際活動に入る前に、この訓練に参加することが義務づけられ、修了者には認 定資格証が与えられている。この訓練プログラムは、月に4〜5回開催され、デラウェア 州以外のメンターも無料で参加できる。

 CMは、上記のメンターの訓練以外に、メンタリングとは何かを紹介する30分程度の短 いセッションも開催して、メンターとなるボランティアの募集に努めている。

 1999年末にCMが教師、保護者、メンター、それぞれに行ったメンティーに関する調査 によれば、メンタリングが子どもの成長にすぐれた効果をもつことが報告されている。例 えば、教師の38%はメンティーがより自信を持つようになったとし、36%が学習態度の向 上、34%が授業参加における向上を認め、また保護者の57%が学習態度の向上、50%がよ り自信を持つようになったとしている。さらにメンター自身も、97%がメンターになって よかったと考え、94%が各々のメンティーと組み合わせに大変満足していると述べている。

また78%のメンターが、自分以外の人間の人生に積極的な影響をあたえることができて自 身をより肯定的に感じることができるようになったとしている。CMの提供するプログラム や支援についても、メンターの98%はそれが提供する援助や支援に、満足ないしは大いに 満足しているとし、89%がその訓練を卓越した、優れたものと評価している。

 CMはインターネット上でそのニュースレターを公開しており、そこには各学校のコーデ ィネーターによる各プログラムの報告とメンターへの感謝、新しいメンターの紹介やメン ター自身の体験エッセイ等が掲載されている。2000年冬のニュースレターの表紙には、次 のような言葉が記されている。「メンターは、澄んだ暗い12月の夜を満たす星のようだ。

彼らの時間と気遣いという贈り物が子どもたちの人生の上に輝き、子どもたちはそれらが そこに確かに存在すること、そしてそれを信じることができるということを知っているか

らである。」18

 ニュースレターには、自身がよきメンターとなり得ているのかと問うメンターのために、

メンタリング・スキルについても、次のような16からなる自己評価項目が紹介されている。

1)よき聞き手であったか。定期的にメッセージ、反省的・共感的な傾聴スキルを用いて

いたか。2)定期的に学校を訪れ、態度において一貫していたか。3)非審判的であった

か。無条件の愛情と受容をメンティーに提供していたか。4)忍耐強くあったか。5)メ

(9)

ンティーが深刻な問題をかかえて自身のところに来るのを安全だと感じていたか。6)求 められた時のみ助言を与えていたか。7)解決法を提示するよりも、むしろメンティーが 自身の問題を解決するのを援助したか。8)(子どもに危害が及ばない場合には)メンティ ーの秘密を守ったか。9)すぺての活動においてより高度な目的を意識的に計画したか。

10)メンティーに普遍的諸価値の模範となったか。11)メンターとしての自身に適切な役 割とそうでない役割を明瞭に識別していたか。12)(メンター契約書により)学校という限 られた場所、時間、活動においてのみ、メンティ・一一一一にかかわるという関与のあり方を誇り に思っているか。13)前もって活動を計画しているか。貴重な学校での時間を最大限有効 に活用しているか。14)学校のコーディネーターやメンティーの教師と連絡を取っているか。

15)メンター認定資格が更新されているか。過去2年以内にメンターの訓練に参加したか。

16)メンタリングは自身の人生に質的違いをもたらしているか19。

 上記のようにlCMはボランティアの募集、訓練、モニタリングを行い、多数のメンタリ ングに関する文献資料やマニュアルなどの提供とともに、デラウェア州の学校を基盤とす るメンタリング・プログラムを積極的に展開している。

〈デラウェア・メンタリング審議会〉

 デラウェア州は、それ以前からメンタリング運動に積極的に関わってきた州知事カー一一パ ー(Carper, Thomas Richard,1947・)の強い指導力の下、1998年に州のメンタリング審議 会(Delaware MentOring Counci1)を発足させた。以下に述べるように、この審議会は、

デラウェア州でメンタリング・プログラムを提供している各種団体の連携機関となってい る。この審議会は、メンタリングがより持続的なものとなるように、その後ろ盾となる機 関の必要性から、カーパー知事が州のすべての区域からの代表者を招集したことにその源

がある20。

 カーパー知事は、1968年にオハイオ州立大学で経済学士、1975年にデラウェア大学で経 営学修士を取得後、デラウェア州の収入役等を経て、1983年から1993年までデラウェア 州選出の国会議員を務めた。1993年からデラウェア州の知事に就任し、1985年と1993年 にはBBBSの募金委員長、1997年には全米知事協会の(副)議長も務めている、民主党の 政治家である21。自身がメンターとしてメンタリング活動を行っているカー一.パー知事の指導 力の下、デラウェア州は全米でも最もメンタリング・プログラムが整備された州の一つに なっており、その中核となっているのが、デラウェア・メンタリング審議会である。

 デラウェア・メンタリング審議会は、デラウェア大学人材教育公共政策学部におかれ、

そのホームペイジ(http:〃www. delawarementOring. orgDには、州知事のメンタリングに対 する熱意と、メンタリングの概要が次のようにわかりやすく説明されている。

 「私はデラウェアのすべての子どもに成功してほしいと思っています。我々の学生・生 徒のある者は、家庭において必要な励ましや注目を受けていません。単に政府のみならず、

我々デラウェアの人民は、それに対して何かができます。私は、ボランティア諸氏にデラ

ウェア中の学校や人生の危機にある若者とともに活動するメンターとして、私の行ってい

(10)

る活動に参加してくださることをお願いします。…  どうか、それを必要としている子ど もたちのためにメンターとして私の活動に加わってください。 知事トム・カーパー」

 「今日、メンタリングは我々がいつも聞いている、聞きなれた言葉となっている。プロ・

バスケットボールの選手は、高校や大学で彼らに助言を与えた(メンタリングを行った)

コーチについて述べている。成功した実業家は、彼らがその分野で活動を開始した時にメ ンターとして尽力してくれた監督者に感謝している。また、自身の人生に決定的な影響を あたえた役割モデルとして、有名人たちに言及している人々もある。

 メンタリングに関するこれらの多様な定義のいくつかを見てみよう。メンタリングとは 何かを描写する多くの異なる様式があるが、それらはすべて一つのことに凝縮される。す なわち、一人の青年とその青年に関心をよせている一人の大人との間にある、積極的で協 力的な関係である。

 学校の教師、自身の拡大家族の一員、スポーツチームのコーチ等と親しくなることを通 じて、メンターを見出す子どももあれば、制度化されたメンタリング・プログラムを通じ てメンターに出会う子どももいる。

 メンタリングは効果がある。メンターのいる子どもたちは薬物に手を染めることが少な く、学校での成績もよい傾向があることを研究が示してきた。数字はうそをつかない。こ れらの統計を見ていただきたい。

 プログラムには多様なタイプがあることも、考えていただきたい。学校を基盤とするプ ログラムでのメンターは、学校で授業が行われている日に、学校で子どもと会うものであ る。一方、地域コミュニティを基盤としたメンターは、メンターの自宅を含めた様々な場 所で夕方や週末にメンティーと会うものである。メンタリング・プログラムはその焦点に よっても異なっている。信頼関係の構築を強調するものもあれば、学力向上により焦点を 絞るものもあり、さらにまたこれら二つを組み合わせるものもある。

 あなたがいかにして、よりメンタリングに関わるようになれるのかを学ぶために、左の リングを使っていただきたい。個人がメンターになって活動を開始したり、また学校や企 業や宗教団体、地域組織が良質のメンタリング・プログラムを開始継続していくように。」

 デラウェア・メンタリング審議会は、上記に続けて、メンタリングが青少年の健全育成 に有効であることを実証した研究結果をしめし、次のようにメンタリング・プログラムの 必要性を訴えている。「デラウェア州は未成年者の逮捕率の上昇、シングル・ペアレントの 家庭や共働き家庭の継続的増加に直面している。デラウェア州の全出生の10%以上が、十 代の母親によるものであり、第9学年に上がった生徒のうち、4年後に実際に高校を卒業 するものは70%のみである。明らかに多くのデラウェア州の子どもたちが、メンターによ る支援と注目を必要としている。あなたが、違いを生み出すその人になることができる。」

 デラウェア・メンタリング審議会は、メンターを必要とするすべての子どもにそれを提

供することを最終目標とし、公立私立の学校や地域での子どもに対するメンタリングの必

要性を主張し、その使命として次の4点を掲げている。1)最良の実践と標準を識別し、

(11)

それを促進する。2)広報活動を行い、メンターの募集を促進する。3)州全域でのメン タリング・プログラムを支援する十分な財源を確保するように働きかける。4)メンタリ ング・プログラムの訓練、技術的援助、評価を提供し、向上をはかる努力を支援する。

 デラウェア・メンタリング審議会のための基金(15万ドル、約1700万円)は、デラウ エア州教育省から提供されている。審議会の委員は各地域コミュニティのボランティアか らなり、現在、デラウェア大学人材教育公共政策学部長Dan Rich、元米国インペリアル化 学会社のJ.K Riegelの二人の議長に、 CMやBBBS、州教育省、州健康社会サービス省、

商工会議所、財団、ボランティア・コーディネーター、企業、学区の代表者等を加えた計 17人がその構成員となっている。審議会はさらに以下の四つの小委員会、すなわち、訓練 委員会、公的関係と募集に関する委員会、財源委員会、最良の実践に関する委員会の四つ の小委員会に分かれ、これらの小委員会にはさらに各地域コミュニティからのボランティ アの代表が加わっている。審議会とこれらの小委員会は、2001年にはそれぞれ年間4回の 会議を予定している。

 2000年6月には、デラウェア・メンタリング審議会はメンタリング・プログラムが安全 で効果的に行われるように、以下の項目からなる基礎的水準を提示した。1)各メンターの 生年月日、犯罪暦査定に関する記載簿の作成。2)子どもとのマッチングの前に、プログラ ムの代表がメンターと会うこと。3)各メンターに関する記載ファイルの作成。申し込みに 身元保証人が含まれている場合には、保証人にも会うこと。4)子どもとの接触に関する守 秘義務と制限に関するプログラムの方針を具体的に記した、各メンターの署名入りボラン ティア同意書の作成。5)各メンターのツベルクリン反応検査の結果と必要な場合にはその 検査確認書のファイルの作成。6)プログラムに応じたメンターの準備教育。準備教育には 政策、メンターの目的と期待を含めたプログラムの概要、スキルの向上発展を含む準備訓 練が含まれる。7)メンターと子どもとの間の定期的で持続的な接触を要求する文書化され たプログラム・ガイドラインを配布すること。8)プログラムの代表とその組み合わせのそ れぞれのメンバー(メンターとメンティー)との定期的接触の制度、さらにプログラムに

よるメンタリングに際しての問題の識別と問題解決のための援助様式を最小限含む、プロ グラムの支援様式を具体的に述べた政策文書を配布すること。9)メンターとメンティーと が親しく知り合うための計画を、適切な場所で設定すること。10)プログラムの目的に対 する適切な評価の実施22。

 2000年5月に開催された「デラウェア・メンタリング・サミット2000 :違いを生み出 すあなたの地域」では、デラウェア・メンタリング審議会が掲げた「メンターを必要とす

るすべての子どもにメンターを」を実現するために、地域発展ネットワークが設立された。

このネットワークは、学校、企業、宗教団体、地域組織、州機関の150人以上の代表から

なり、15の地区に分かれている。各地区はサミットで始まった課題に取り組むために年間

を通して会合を開くことになっている。各地区は新しいプログラムの展開促進や既存のプ

ログラムの支援を通じて、より多くのメンターの募集をはかる方策を決定することになり、

(12)

審議会は文書資料、訓練、技術的援助等を各地区に提供している23。

 またメンターとなるボタンティアに対する支援が職場でも行われている。とりわけ知事 自身がメンターとなり、あらゆる場所と方法でメンタリングの促進を説いて広報活動につ とめている。特筆すべきは、州政府の職員が多数メンターとなっていることであり、州務 省では職員全体の10%にあたる26人が、健康社会サービス省では67人がメンターとなっ ている。2000年秋からは、メンター・モービルが州内を巡回するようになり、メンターの 訓練、情報交換会議の機会を提供している24。

4.おわりに

 以上、米国デラウェア州を中心にメンタリング・プログラムの運営実態を分析してきた。

ここに記された事例はあくまでも多種多彩なメンタリング・プログラムのうちの一つの事 例にすぎないが、深刻化する日本の青少年問題の対策にいくつかの示唆を与えているよう に思われる。

 まず何よりも、メンタリング・プログラムを支えているのが、特別な訓練を受けた専門 職ではなく、ごく普通の市民であるということである。近代化の過程において、専門分化 は社会の進歩のためには必須のものと考えられ、高度な知的訓練を要する専門職は、資格 制度を通じて、知識と市場を独占してきた。しかしながら、このことは重要な社会的意思 決定と関与を一部の人間に委ね、主体としての個人の弱体化を招くという点で、民主主義 体制の根本を揺るがしかねないアキレス腱となってきた。メンタリングは特別な資格や才 能を必要としない、ごく普通の市民が参加できる社会改革という点で、専門分化が進展し た時代の地域コミュニティの再生にきわめて重要な意義をもつものといえよう。

 また、青少年の健全育成のための行政施策という点からは、青少年のための一時的な体 験共有を主眼とする催しの企画に加え、世代を縦断する長期的で持続的な、しかも一対一 の言語を介した信頼関係の構築の重要性、それを社会的に支援する制度の必要性を示唆し ていると思われる。

 メンタリング・プログラムは、従来の様々な青少年に対する施策と比べて、1)コストの安 さ、2)幅広い年齢層の人材の活用、3)他の社会機能との融合が容易であること、4)インター ネットによる運動の展開が可能であること、などのメリットがある。このような経済的な メリットに加え、メンタリング・プログラムには、当事者に計り知れない心理的・社会的 メリットがあるとして、すでに先進各国で実施・評価されてきた。諸外国と比べると青少 年を含めた犯罪率そのものが低い日本社会ではあるが25、急速に進行している教育の私事化 傾向の中で、適切な大人の心遣いや市民としての役割モデルを必要としながら、そうした 出会いが得られないまま成長を余儀なくされている多数の青少年が存在しているのは周知 の事実である。より公正な社会における地域コミュニティの再生と青少年の健全育成のた めに、こうしたメンタリング・プログラムが、具体的な政策課題の一つとして検討される

ことが望まれる。

(13)

1総務庁青少年対策本部編『青少年白書(平成11年度版)』2㎜年。

2ホメロス『オデュッセイア』(上・下)岩波文庫1994年、特に第二歌から第四歌。『ギリ  シャ・ローマ神話辞典』岩波書店1960年290頁、『ギリシャ・ローマ神話事典』大修館  書店1988年565頁。

3Sipe, C.]L& Roder, A E., Men toi ing Sbhool−age Cbldiven ACZassldcation Of  hog7ams, Publi《:XPrivate Venture8, Winter 1999, Prepared for the Public Policy  Council of The National MentOring Partnership.

4金谷敏郎「BBS運動」『新教育学大事典』第6巻、第一法規出版1990年35・36頁。日本  BBS連盟『BBS運動発足50周年記念誌』1997年。 (http:〃www3.ocn ne.jp/〜bbsjapan)

5日本BBS連盟、前掲誌、23頁。

6久村恵子「メンタリング概念と効果に関する考察一文献レビューを通じて一」『経営行動  科学』第11巻第2号1997年。久村恵子・渡辺直登「メンタリング行動による人材開発  の可能性に関する研究」『コミュニケィ心理学研究』第1巻第1号1997年。渡辺直登・

 久村恵子他「メンタリング・プログラム・マニュアル」『労働省平成9年度作業関連疾患  の予防に関する研究報告書』1998年。他。

7松田慢・若井邦夫・小嶋秀夫「発達における重要な他者(メンター)との関わりの分析一  (2)日米高校生の比較研究一」『愛知教育大学研究報告』44(教育科学編)1995年。

8U.S. Department of Justice, Othce ofJustice Programs, O」笛ce of JuvenUe Ju8tice and  Delinquency Prevention, Juvenileノ瞼四妨加9乃り炉〜πピ1螂1均ooτ〃o CongTess,

 December 1998.

gSipe&Roder, oP. cit..

10Sipe, C, L., Mentori ナ9・ A Sjiaithesis ofPIPVIs Resθarch: 1988・1995, Public/1)rivate  Ventures,1996, PP.1−3.

111bid., pp.5・14.

12Tierney, J.P.&Grossman, J.B., MalLing a Dfference:An i加pact Study ofBig  Brothers Big Sisters, PublictPrivate Venture8,1995.

13Freedman, M., The Kindne88 of Stranger8:Reflections on the Mentoring Movement,

 FaU 1991, In:Sipe, op. cit., pp.26・27.

14Freedman, M, Partners in Growth:Elder MentOr8 and At−Risk Youth, Fan 1988, In:

 Ibid., P.23.

15Department of Education, Strateg7 c Plan 1998−2001. ht :〃   8 e.de u8 161999】陥胡肋泌&」Beha ur or Surveγ Results, Delaware High School Survey, Su】rvey

 Summary.

17Thθ Encyeloρedi a Amen cana, International E(lition, Grolier lncorporated,1988, Vol.

 3,pp.733・734.

180reative Mentoring Nervs, Vo1.6,188ue 2, Winter 2000, p.1.

19The Ski皿Corner, Ibid., VoL 6,188ue 1, Fa112000, p.5.

20Delaware, Vaorldηark Enc7cloρedia ofthe States, Gale Research Inc.,1995, pp.

 103−110.State Pro釦es Delaware htt:〃wxnento亘n.or/皿rs ate/s rohle.h m 21VVaho s Uato in America 2000, 54th Edition, Vol.1, Marquis Who s Who,1999, p.747.

22Mentoriηg, Delaware Mentoring Co皿cil, Fall 2000,188ue 1, p.1&3.

23 1bid., p.2.

241bid., pp.1・3.

25法務省法務総合研究所編『平成12年版犯罪白書』2000年、24・26頁。

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