良 医 学 雑 誌 JOURNAL OF NARA MEDICAL ASSOCIATION

平成元年12月31日 December 31， 1989 

ISSN 0469‑5550  CODEN: NAIZAM 

25z  刃 て 良 医 学 雑 誌

JOURNAL OF NARA MEDICAL ASSOCIATION 

第

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N o .  6 

奈 医 誌 J.  Nara Med. Ass. 

[634J橿 原 市 四 条 町

THE NARA MEDICAL ASSOCIATION 

NARA MEDICAL UNIVERSITY  KASHIHARA. NARA 634. JAPAN 

目 次

72)  Bronchiolitis obliterans organizing pneumoniaの1例 ・・・・ …・……・…・・・・・…・・・……他石 73)糖尿病性腎症における尿中酵素測定の意義……・・ 金他 74)脳梁原発類上皮腫の一例一…‑一…・…・………...・・……・ー・・………...・他江 75)幼児に見られた慢性活動性肝炎の1例………....・^H・...……・………...・^H ・...……他久 76)教室における消化性潰蕩に対する外科的治療の変遷

一‑ H2受容体括抗剤導入前後を比較して一一 ....・^H・...............・^H・........・^H ・‑・…他松 77)有鈎嚢虫症の血清診断法に関する研究…...・H ・‑……・…...・H・....・H・......・H・...・H・‑…ー…入 78)アノレコーノレならびに食事組成のコレステローノレ・胆汁酸代謝に及ぼす影響

原7京 名子…(713)  内7雅 名夫…(719 ) 

口7隆 名彦…(727 )  世5晋 名徳…(733 ) 

為6泰 名介…(738)  木 純一(745) 

← 一 催 胆 石 性 胆 汁 生 成 と の 関 連 に お い て ← ー … …H・H・‑…...・H ・...・H ・.......・H ・...・H ・ 藤 本 隆 由…(762)  79)  Malignant oncocytoma of the paranasal sinus.目・・田・…・…回一回・・田…回一回・…・…HiroshiMARUYAMA et al...(774)  80)抗vonWillebrand因子 (vWF)モノクロ一ナノレ抗体NMC‑4による

血小板膜糖蛋白 (GP)Ib結合ドメインの解析・・…....・H ・....・H ・.....・H ・....…....・H・..新家 輿…(780)  81) von Willebrand因子 (vWF)フラグメント (97kDa， 52/48 kDa，及びFIII‑T2) 

と 抗 岬 モ ノ ク ロ 一 ナ ノ レ 抗 体NMC‑4の免疫反応性 語 家8

宮

82)  Ristocetin血小板凝集を抑制する

抗vonWillebrand因子モノクロ一ナノレ抗体の多様性 語 家8

空

83)アルコーノレの肝における高比重リポ蛋白代謝に及ぼす影響に関する研究…...・^H ・...藤森由佳子…(802) 

CONTENTS 

72)  A case of broncholitis obliterans organizing pneumonia ……・・・・・… … .Kyoko ISHIHARA et  al....( 713)  73)  Significanc巴ofurinary enzyme in diabetic n巴phropathy…・ー …  …Masao KANAUCHI et  al....( 719)  74)  Epidermoid of the corpus callosum 

一一一A case report一一一………田………...・^H・..………...・^H・‑・・目TakahikoEGUCHI et  al..目.(727)  75)  A 2 year‑old gir1 with chronic active hepatitis......・^H・.....・^H・..……...・^H ・..…・KuninoriKUZE et  al.…(733 )  76)  Changes in th巴surgicaltreatment of p巴pticulcer disease in our c1inic 

before and after introduction of H2‑receptor antagonist ・・・・……・……・・Taisuk^巴M A  TSUI et  al. ... (738 )  77) Studies on serodiagnostic method of cysticercosis c巴llulosae...………...・^H・‑….JunYAGI...(745)  78)  Effects of ethanol and dietary composition on cholesterol 

and bile acid metabolism in rats 

Relation to production of lithogenic bi1e  ………・・ ・・ …Takayoshi FUJIMOTO...( 762)  79)  Malignant oncocytoma of the paranasal sinus......…  …  ・・ ・・ …. Hiroshi MARUY AMA et  al.... ( 774)  80)  Immunochemical analysis of platelet glycoprotein (GP) Ib binding domain 

of von Wi11ebrand factor (vWF) using anti‑vWF 

moIlOc1onal antibody designated as NMC‑4…....・^H・........ …  ・・ ・・田・……・・・目KouNIINOMI...( 780)  81) Immunoreactivity of an anti‑von Wi11ebrand factor (vWF) 

monoc1onal antibody NMC‑4 with som巴trypticvWF fragments 

(97 kDa， 52/48 kDa， FIII ‑T 2 fragmets)..  ・… ・…  ・……・・ … ・…  ・.KouNIINOMI et  al....( 791)  82)  Heterogeneity of anti‑von Wi11ebrand factor (vWF) antibodies 

which inhibit ristocetin‑induc巴dv羽TFbinding to 

platelet glycoprot巴in(GP) Ib..目・^H・^H・.. . . . . . . • . . • ・.^H・‑・ …ー・ ・・ … …………田・・目.KouNIINOMI et  al....(797)  83)  Study on the role of the liver in alcohol induced alteration 

of high density lipoprot巴inmetabolism… … …  …目・^H・^H・........… ..  … Yukako FUJIMORI...( 802) 

平成1年

奈 良 医 学 雑 誌

JOURNAL OF NARA MEDICAL ASSOCIATION 

第40巻 第1‑6号 Vol.  40  No. 1‑6 

奈 医 誌 J. Nara  Med. Ass. 

奈 良 医 学 会 奈 良 県 立 医 科 大 学

(634J橿 原 市 四 条 町

THE NARA MEDICAL ASSOCIATION 

NARA MEDICAL UNIVERSITY  lくASHIHARA.NARA 634. JAPAN 

奈良医学雑誌第

4 0

第40巻第1号

1)分娩を契機に発症した腎杯憩室破裂に対する経皮的腎保存療法後の第2子分

娩の1成功例.......・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・園・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・....… 夏 他 2

の〉培養肝癌細胞に及ぼすDIBUTYRYLCY詑 肌C札LICAMPの影響

居

3

の)T引百叩凶hunB 加i 4

心〉特発性下垂体性小人症に対するヒト成長ホノルレモン(仏hGH)補充療法

宮

5)小児糸球体疾患の尿蛋自分析

SDS‑PAGEを用いて 松他

6)妊娠関連蛋白 PregnancyZone Protein  (PZP)の動態と精製及びその機能に

関する研究…....・^H・....・^H・...・^H ・...…・・・・…....・^H ・….....・^H ・・・固・………‑…・・・・・・・橋 7) Amphot巴ricinBの大量経口投与と吸入による深部真菌症の予防の試み

← 造 血 器 悪 性 腫 湯 患 者 の 剖 検 例5例 で の 検 討 一

自

の^{GlutathioneS‑transferas巴placentalform is  a marker for bile duct} 

carcinoma， but not hepatocellular carcinoma， in humans 

目₅ 

家(

本5康 幸名 ・(5 )  原7信

E

津 智₁₁ 

z

永4健 2(23〉

本 平 嗣 … (29  ) 

蔦 興 一 … (39  )  4 名

‑

・

目MasahiroTSUTSUMI et  al…( 46  )  9)ラットアミノヌグレオシド腎症の病理学的研究

糸球体病変の経時的推移とフイブロネクチンの糸球体内局在

について一一・…...・H・‑…‑……......・H ・...……・……H ・H・...・H・....・H ・....・H ・...花

ω

宮

11)  SLEにみられた多発性脳動脈痛のl例

話 ω

E 

13)成長障害を伴う内分泌疾患のスグリーニング法 (WHAMES法〉の考案

谷 正 和 … (53  )  見 和 昭 … (77 ) 

7 名

嶋7俊 正 (83  )  島 英 五 郎 … (89 ) 

15 名

その学校検診における応用と有用性に関する検討一一一………...・^H・.......・^H ・‑岡 本 新 悟 … (95 ) 

第40巻第2号

14)  HLA c1ass  1 and c1ass II  typing of cultured fibroblasts deriv巴dfrom  cadaveric tissu巴usingserological and DNA typing method 

Akiko ISHIT ANI... ( 107 ) 

ω

器回

16)眼動脈の起始異常の1例・…....・^H・..........・^H ・......・^H・‑…....・^H ・........・^H・....一……...・^H ・ ‑ 東 野 義 之 . ・(126)  他 5 名

m

18)胃潰湯に対する H2blockerと防御因子増強剤による併用維持療法の臨床効

吉 本 正 仲

果に関する検討‑…・…・・・…...・H・...・H ・....・H ・...・H ・...・………・・・…・‑…・…・・…他 7  名…(132)  19) High^【dose^】rateafterloading intracavitary irradiation and expandable 

metallic biliary endoprosthesis for malignant biliary obstruction 

・

・

目HitoshiYOSHIMURA et  al...( 143)  20)けいれんで発症した脳石症の2手術例

程禿

21)過去5年間に観察し得た小児消化性腫湯川の臨床的検討

自 由

22)牌細胞より誘導したActivatedMacrophageとLymphokine^【Activated Killer Cellとの併用による抗麗蕩効果について

一一マウスモデノレを用いた検討 …………・…...・H ・.....・H・...……‑…..・・…山本克彦…(173)  23)中枢神経系疾患における上部消化管出血の臨床的検討

一 一 特 にH2‑blo加 に 対 す る 抵 抗 例 に 関 し て ‑

z

24)腎濯流保存における viabilityに関する研究

ことに潅流液中の諸酵素について一一一...…...・H・.....・H・ ‑ 小 原 壮 一 ・ ・ (190)  25)レクチン処理による骨性アノレカリフォスファターゼ (ALPIII)の分離定量法

....窪田一男…(202)  26)維持透析患者にみられる持続性低血圧症に関する臨床的研究....・H ・.....・H ・...・H・...…‑…・・橋本雅善…(218)  27)加熱第四因子濃縮製剤， Haemate Pの止血管理下に抜歯を行った Type

II B von Willebrand病の1例………...・H・ ‑ … … … 田 中 一 郎 …(229)  他 8 名

28)コラーゲン様補体成分Clqの構造と機能に関する研究

ウシおよびヒト Clqの比較研究一一一…・・・…一....・H ・...……・・・…・・佐々木 隆 子・・(237)  29)新生児期の偽アンチプラスミンの動態

成熟児・未熟児の新生児期における配2‑アンチプラスミンの推移 ...・...松岡宏明…(251)  30)  2種の異種抗体を用いた ELISAによるぽ2】アンチプラスミン抗原量の測定

. 松 岡 宏 明 …(264)  他 6 名

第40巻第3号

31)肝虚血障害に対する Ca2+括抗剤〔塩酸ジノレチアゼム〕の防御効果ならびに

肝移植への応用に関する実験的研究...・H・.....・H ・...・H・‑…...・H・....・H ・.........…・・…・和 32)ノミーソナノレコンビューターを利用した電顕用連続切片組織像からの

立体再構築について…...・H・.....・H・.....・H・......・H・....…・・……・・・・・…・..…………・他片 33) MRIが有用であったCushing病の2例…一……・・一………....・H・H ・H・....・H ・‑…他物 34)生化学検査データの臨床参考範囲 (CRR)設定に関する検討

E 

35)滋依妄想調査における信頼性の検討と愚依妄想の特性について...・^H ・.....・^H・.....・^H・^H ・^H ・..飯 36)アンドロゲンレセプター・金コロイド法による電子顕微鏡学的研究

E 

37)  SSP染色体の Comput巴r凶 Mapによるクロマチン活性部位の解析

詰

38)膜性腎症における間質病変の臨床病理学的研究

一一生検標本による検討 ….................................................................真他

回 隆 昭 …(271) 

岡7隆 嗣名 …(281 )  部 健 彦名・(286) 

14 

本4

康言

回 順 三 …(301)  山4正 成名 ・(315)  野2晃 子名 ・(324) 

井6久 夫名…(332) 

39)進行性筋ジストロフィーおよび運動ニューロン疾患の横隔膜誘発電位の検討....・^H ・....…柳 本 真 市 …(339)  40)大和高原三村住民の貧血頻度と食生活習慣の改善について…..・……・…………一……・杉 本和夫...(361)  41)精神病患者における水中毒発生機序に関する研究・^H ・^H・....….....・^H・‑…....・^H・.....…....・^H ・ 岸 本 年 史 …(377)  42)エロソーノレ吸入、ンンチグラフィにおける沈着ノ《ターンの検討

第一報各種肺疾患における沈着パターンの解析ならびに肺機能との対比...・^H・ . . … 渡 辺 裕 之 …(385)  43)エロソーノレ吸入、ンンチグラフィにおける沈着パターンの検討

第 二 報 SPECT像と CT像の対比による hotspot形成機序の解析・・^H・^H・.....・^H ・ ‑ 渡 辺 裕 之 . .(400)  44)  Flow cytom巴tryによる同種および自己抗ヒト血小板抗体の解析

1.酸処理後ホルマリン固定血小板を用いての抗体測定法の開発...・^H・‑…・…・・水 木 保 子 …(411)  45)新生児期，乳児期におけるプロテインSの推移・‑…...・・………・・‑………・橋本憲治一(421)  46)ヒト第X因子の測定

II.新生児期における第X因子活性および第X因子抗原量について…....・^H・....…・金康昭美…(435) 

第40巻第4号

47) 1988年奈良県立医科大学麻酔科外来に於けるべインクリニツグの現況 ・北他 48)副腎myelolipoma

自験例1例と外科的切除例79例に関する文献的考察・・・・H ・H・....…・・・・H・H ・H ・H・...中 他 49)シェーグレン症候群における肝病変…...・^H ・..………...・^H・.......・^H・.....・^H・..…...・^H ・...・...梅 他

50)多群判別分析法を用いた呼吸機能の評価について

E 

51)壊症性胆嚢炎を合併した結節性多発動脈炎の1例....・^H・..... 七

他

回 酬 に よ り 肋 骨 骨 折 ・ 気 胸 ・ 皮 下 気 腫 を 併 発 し た 慢 性 関 節 リ ウ マ チ のl症例j

z 

同 1カ月に発症した内へノレニアによる回腸絞把性イレウスの1例

古

54)慢性下気道感染症における Erythromycin長期治療に関する臨床的研究...・^H・...…‑三 55)ヌードマウスにおけるヒト胃，食道Alpha‑fetoprotein産生腺癌の生物学的特性に

5勝 康名…(443) 

島 靖 夫 …(448)  8 名

村8康 君 (455)  10 ^{博 文名・}(467)  浦 高 志名・(474) 

11 

谷9  宮 (481) 

田9直 子名…(486 )  笠桂一・・・(490)  関する研究・・・・・...........................................................................................西和田 敬…(510)  昭…(524)  56)慢性維持透析患者における血塁走中遊離 y四カノレボキシグルタミン酸に関する研究・・・・・守 屋

57) Flow cytometryによる同種および自己抗ヒト血小板抗体の解析

II.特発性血小板減少性紫斑病および全身性紅斑性狼癒患者血清中の抗血小板

抗体の検出....…・……..…・・…....・^H ・...・^H・....・^H・‑…...・^H ・.......・^H・・・^H ・^H・...・^H ・‑…・水 本 保 子 …(535)  58)砂ネズミ前脳虚血モデノレにおける海馬CA1sector星状謬細胞の経時的超微細構造

変化一‑…圃・・・・一…..……...…...…・・…・・…・…・...・^H ・‑….....・^H ・.......・^H・‑……‑・・平 松 謙一郎…(546)  59)臓器循環に関する研究

一 一 臓 器 相 関 の 立 場 か ら み たβ1遮断薬Ac巴butolol投与の影響一一・・……‑一林 勝 文 …(566)  60)奈良県立医科大学附属病院口腔外科開設後7年間におけるエナメノレ上皮腫についての

臨床統計的観察 担 内5尚 宮 ( 回

第40巻第5号

田 和 生

61)頭痛にて発症した pnmary巴 町tysellaの外科的治療法 (Guiot法〕 ・ … … ・ ・品 6  名・(607)