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(1)

秋泊市市街地における人口高齢化の地域的要因

1  . は じ め に

1.本研究の目的

我が国の人口の年齢構造は,近年一貫して

その割合は,大規模かっ急速に加速化しており,

命およ l ます影響は多大である c つまり,

人口高齢化は乱世紀に向けて我が国が寵語する最大課 題の 1 っと言えるだろう

O

入口高齢化の問題が強い関 を集めているのは, 単に高齢者力増加だ t t にとどま らず,高齢化の展開が著しく地域轄悲を持

からである O

(市中,む部拡大間〉

務部地区}

9  4 主 m

図 1 . 研 究 対 象 地 域 (秋田

3 5  

f 以 内 指 紀 子

(ざま体関)

5 量 量

より作成)

(2)

そこで¥ 人口高齢化が着実に進んでいる秋田市を最り 高齢化の進壊の状況 を記掘しながら,地域的展開とその要因を明らか{こすることを日的として考察をすすめる c

L 研究対象地域の設定

本研究では,都市内部における 対象地域を し,市 f 長 j t 主にかける

となっていることを賭まえて,国 1 のとおリ研究 に j 主百してみた c

なお,研究対象地域の大字別地 i 玄分けは,秋田市役所・企両調整課の資料を参 J ] にしたが,

し新興住宅地として発展してきたので,⑬とし け加えた c

1 1 . 秋 の概観

歴史的には, 1 6 0 3 年に 1でいう告の千秋地区に域合撲さ,現在の秋田

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リを行った。当時の秋田市は,佐竹氏 2 0 万石の城下町 J として政治・経消・

して繁栄した c

沿岸の中核都市として発展を粒けてきている。

を DID によってみると図 2 のとむりである。

なる

崎地 i 心 新 尾 地 区 の 3 つの DID が存在してい なり,中心地区の大町地区 は i 寄業・ 中し市の拠点として,土崎 地区は詰軒として,新屋地区は雄物川の河 r J を生

かし, を中心としてそれぞれ栄え

た。しかし, 1 号 8 5 年には図のとおっ拡大し,人口 約 2 4 万人をかかえる 1 つの市街地とな

I I I . 地区別の人口増減と高齢人口率

lにより地区別人口 をみると,

3.1% を除くと地の地区では増加している のえ r i : わかる。 • r 芸部地区ではそれぞれ 15.5% , 17.9% 増加しているのこのことは,両地区で大規 模な主地造成が行われた噛 しており,中

央地区の人口減少からみて,郊外への人口 'なりつつあることを示している。

地区別高齢人口の推移は表 2 に とおりであ

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高齢化が進んでいるのがわかる。中央

地区に往日してみると, しない

とと,人口が 3.1% 減少してし、ることを考えあわせ

「秋田市;が誕生し,今日では東北地方Fl

は,秋tH r h

2 孟 m

思 2.秋田市 D I Dの変遺 {国勢調査報告書占よけ作成)

3 6  

(3)

ると, 3 . の増加は決して低し 字ではない。

次に大字別に分けて人口増減と 高齢人口三千三をみるため仁,留 3

(a) ‑ (d) の分花園を示した。l:Rl 3  (b) と閤 3 (c)を み る と 問 い 高齢人口率のよ患匹には 2 つ の 中 心

表 1 . 秋 田 市 に お け る 地 誌 知 人 口 の 権 移

るのがわかる合 1 つ は 北 部の土崎議中央を

(秋田市役務・企画調整課資料より持成〉

(増議選鮮は 1980‑1990 年〉

中心とした地包で,

もう 1 つは中央の 大町を中心とした 地区である。どち らも沼市街地だが,

現 在 の 市 街 地 中 心 部である中通から

、があ

表 2. 秋 田 市 に お け る 地 亘 民 高 齢 人 司 の 推 移

1 9 8 0 年 1 9 8 5 年 1 9 9  0 年 地 霊 持人民(人〉 7 │高話人間 A o ( 人) 高 事 障蓄え詩〈入〉

中央地区 6 .   1 1 0   I 8 . 2 1 .   9 5 4   9 . 9 %   9 .   5 0 2   1 1 .

東部地底 3 .   6 6 2   I  6 . 4 先 4 . 8 8 9   1 . 8 気 6 . 8 8 6   1 0 . 4 完 西部壊認 2 . 5 9 3   I  1 . 務 3 .   3 4 7   1 1 0 .  2 発 4 . 2 2 9   1 2 .  7 完 南部地誌 2 . 0 5 1   I  6 . 3 %   2 . 6 1 4   1 . 4 3 . 6 0 1   9 . 4 鬼

北部地区 6 .   1 8 9   I  1 .   1 指 1 .   1 6 1   9 . 3 気 1 0 .  2 9 1   1 2 . 1 気

増 議 率

+3.1 完

+4.0 地

や 4 . 8 覧

3 . 1 業

十 4 . 4 克

る。これらの地区 は , 著 し い 人 口 減

(秋田市役所・企画調整諜資料より作成)

(増減率 i ま 1980‑1990 年)

少 地 誌 と … 致 し て い る 。 し か し , 中 央 の 千 秋 と 中 通 は , 高 齢 人 口 率 は 増 加 し て い る が 人 口 は 微 減 である。これは?ンション建設などの影響が考えら紅る。また,他の人口減少地区はしミずれも漸 い都心昂辺部といえる c 高い人口増加地区には,八橋・桜・外1t!! J 1 1   .土崎搭その 他の地区が挙げられ,八橋を捨く 4 地区は L ミずれも新興住宅地である

C

これらの人口増加地区は 高い高齢人口

られる。

と重複せず,非高齢人口の転入により高齢人口率が抵くなっていると考え

I V . 人口高齢化の地域的要因

ここでは, コーホ…ト分析を使用して,人口高齢化の地域的要因の解明をさらに明らかにした い。分析にあたっては,地区別に年齢階級5]1Jの人口移動をみるため国 4 のように( a  )  (引の 5 地医を定めた。 (a)‑(d)はそれぞれ人訂減少・ 口 い分布 (  e  ) は れ ら と 対 比 き せ る た め に 人 口 増 加 地 区 と し て 新 興 住 宅 地 を 選 ん だ c

(  a  )は,人口減少・高齢化が進んでいる地区でく土 i 崎港中央・港南・港北〉を選んだ。この地 区は, A ・ B 両方の時期にあまり差異がみられない O どちら コ ← ー ホートで減少していて, きいことがわかる O これ i ま,市街地の中心部から離れて いて雇思機会が少ないことが原、国である c 雇 用 機 会 が 少 な い の は , 土 I U 奇地〔豆に限ら

3 7  

(4)

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図 式

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業注目的年かん住所表示

理 3 ・ a 地(g:棋の人口増減( 1 9 8 0 " " '  1 き 9 0 年) (秋自主役所・企画調整諜資料より作成)

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思 3 ・ C. 地広期高齢人口率 ( 1 9 9 0 年 〉 (秋田志没所・企画調整課資料より作成)

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語辞;正 i怜()王ドから{正所表、

臨 3 ・ b 地区間高齢人口率 ( 1 9 8 0 年 〉 (秋田主役所・企画調事課資料より作或)

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1<;90年から住所筆記示

毘 3 ・ d 1 0 年間の地区別高齢人口率の増加

( 1 9 8 0 ‑ 1 9 9 0 年 〉 (秋田市役所・全両調整課資料より作成)

38 ‑

(5)

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(6)

いため司周辺の車町村からの流入入口がみられるからである。また, A の時期に住宅取得年齢の コーホ…トの減少率が小きくなっているの;ム大町に 9 棟・車通に 5 棟建設されたマンションの られる。二れは。高齢輔のコーホートの減少率が小さくなっていることにも言えるこ とで,雪かきな

もっと増えること

は矢かすことのできない問題から‑‑:;;'ンションに入居する高斡者が今後 される。大町は老舗の多い商宕告で¥属舗の奥に往!討をかまえる告が多 く,肘住者が残留することも高齢者の増加につながっていると言える。

(a) と (b) は 人 口 減 少 も 著 し し 高 齢 人 口 率 も 高 L 、という同じ条件なのでみるが,流出入口の 多い (a) の方が高齢化の割合がこれからいっそう急速にすすむことが予想される

(C)Li ,人口は微減で高齢化が進んでいる地区でく中通・千秋>を選んだ。現在,秋 E E ! Y Y には 5 0 十東グ)マンシ今ン されているが,その半数がこの地区に集中している。このことから往宅 える

G

また 15‑ 四 議 → 20‑24 歳のコーホートが増加 L ているのは,秋田 大学のある手影地 i 互に隣接する地長のため,学生用ア,パート・下宿が相主数存寂するからであるの

では著しく減少会示すため,毎年かなりの数の学生などが入紅替わっている と考えられる。

(d) は,都心理辺部の人口減少地区でく泉・保戸野>を選んだ。泉のさらに郊外へのび、る地域 で近年宅地造成がきかんなため雪印年間の人口は減少が著しいが,日よりも A の時期において減 少の割合がノ j 、きくなうている c また, 20‑24 哉→ 25‑29 歳のコ…ホートで、増加を示しているのは,

る山王地区に比較的近いため,毎年若い世代の社会人が流入してくることが考えられ る 。

{引は,新興住宅地でく外旭 ) 1 1 ・ たちの農地を宅地にしていったと L

をみることから, このよ虫医に

を選んだ。どちらも古くからの集落も存在し,その人 をもっ O 結婚油齢期層のコーホ…卜が大きく増加 多いことをうかがわせる。これから将来的に古く からの集落の高齢者に加えて,いっせいに高齢化がおこること される地区である。

v . まとめ(将来の展望も含めて)

以上のように考察してきた結果,秋田市も市前 3 患の中心部の高齢化が進んでいることが明らか になった。ただ,他の県ザ所在都市では都心部に限られているのに対し,秋田には 2 つの中心が あるのがわかり,これが秋田における特散 f ごと言える 2 つの中心はどちらも│日市街地であり,

かつてはそれぞれの市街地の中心として栄えていたものが市街地がコナベーシランにより lつに なり,中心部の役割を失った表れと言えるだろう

土 I U 奇地区で j ム高齢者の地元開住意識は強い。しかし,今後の開発のめどはなし

はこれからも続くだろう。また,大町など中央の地区 L 老舗の肩書道との許用住宅に賎留する人 が多く()とり暮らし 多いのも となっている

O

4 0  ‑

(7)

これらの事態を把握したうえで,

なまちではなし多世代の交流が開られ,

くりが必要だと思われる c

~?イナスとは考えずに,高齢者だけの

ズに答えられるような地域社

を f 乍成するにみたり,

に早くお札串し上げます。また,

をはじめとする弘前大学地理学系 して御協力頂いた,秋田市役所の皆さ

{ 参 考 文 献 ]

・東北地方県庁所在都市内部における人口

( 1 9 9 0 )   .金沢市における人口の量的変化と高幹化

( 1 9 9 0 )   :旧城下町における市街地形態の変遷 (秋田自を

( 1 9 9 1 )   :  関の地域形成様式 東北地理, 4 3 ,  1 ヲ ‑29 :秩罰r1J史子巻

4 1  ‑

3 含 4 , 370‑383  日 , 89~ 1 0 4  

として

3 7 ,  3 7   ~42

参照

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