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食料自給率の課題と食料政策の方向性

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Academic year: 2021

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図 3  日本人一人 1 年当たりのコメと麦の国内消費量  (出所)農林水産省「食料需給表」より作成。  最後の要因は、畜産物消費の増加に伴う飼料穀物輸入の増加である。1960 年から 2000 年の間 に、一人当たりの年間の直接穀物消費量は、150 キログラムから 98.5 キログラムまで減少し、一 方畜産物の消費量は 5.2 キログラムから 28.8 キログラムまで増加した。畜産物の消費も食生活の 成熟の結果であり、食料自給率の低下の要因は、生産面ではなく消費面の要因である。日本は飼 料穀物の多くを外国
図 4  日本人一人 1 年当たりの肉類消費量  (出所)農林水産省「食料需給表」より作成。  2.3  栄養観点からは低いとはいえない食料自給率  加えて、食料自給率 40%という数字はあくまで国内で供給される食料をカロリーベースで算 出したものである。食料自給率には他にも金額ベースという指標もある。日本の金額ベースの食 料自給率は 2013 年 68%であった。そして野菜は穀物に比べてカロリーが低いものが多い。例え ば 100 グラム当たりにおいて、米のカロリーが 356kcal で小麦粉が 368kc
図 7  日本の漁業就業者の推移  050100150200250300350400450500 1980年 1985年 1990年 1995年 2000年千人 雇われ就業者自営業者 (出所)水産庁『漁業就業動向調査』より作成。  4.2  生産者の確保のために必要なこと  図 6、図 7 にもあるように生産者は減少している。加えて日本では TPP(環太平洋パートナー シップ協定)交渉が行われており、TPP によって関税が撤廃されると日本の農家は大きなダメー ジを受けるといえる。日本では 1991 年のオレ

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