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02−039乳幼児の「おしゃぶり」と不正咬合

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Academic year: 2021

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乳幼児健診・児童虐待

02−038

乳幼児健診において在胎週数を確認する 意義

〜後期早産(Late Preterm)児の育児感 継続調査よリ〜

02−039

乳幼児の「おしゃぶり」と不正咬合

布施理子1、伊藤末志2、吉田宏1

1鶴岡市立荘内病院 小児科、

2いとうクリニック

仁木敦子1、佐藤拓代1、松本小百合2

1大阪府立母子保健総合医療センター 母子保健情報センター 母子保健調査室、

2東大阪市保健所

【目的】

 在胎週数34週0日から36週6日までに出生した児は後期 早産児(以下LP児)と定義され、少し早く生まれたことか ら哺乳不良や呼吸障害等を起こす割合が高くなることが明 らかにされている。しかし、正期産児と比べて出生体重の 差は大きくないため医療的フォローは早期に終了し、保健 のサポートも低出生体重児ほどに手厚いとはいいがたい。

そこにはフォロー基準が出生体重であり、早く生まれたこ とによる児の未熟性や育児のしにくさ、母の不安への視点 が十分でないことに理由があると考える。 今回、一地域 で生まれたLP児の継続調査によって見えてきたLP児の特徴 と母の育児感の変化を報告し、乳幼児健診において在胎週 数を確認する必要性を提案したい。

【方法】

 H市の平成26年1月から平成27年3月生まれのLP児161 名(出生数に対し3.8%)に対して乳児家庭全戸訪問を行っ た時に第1回調査票を配布した。保護者が記入後保健所に返 送があったのが62件(返送率38.5%)であった。継続調査 は返送された方に生後6ヶ月時に第2回調査票を送付し回答 を依頼した。返送は54件(同87.1%)であった。調査内容 は、妊娠出産の状況、児の様子と育児困難感、母の育児感 やうつ傾向であり、継続調査も同様の質問を設定すること で育児感の変化を明らかにした。

【結果】

 第1回調査で明らかになったLP児の特徴として、「子育て の不安や悩み」(以下「不安」)がある割合が、「第1子」では 84.9%、「第2子以上」では44.4%であり、第1子では不安 や悩みを抱える母が多かった(p<.001)が、継続調査の6 か月時点での「不安」はそれぞれ69.0%、50D%があると 回答し、差がなくなった(p=O.17)。 継続調査において、

4か月時に「不安」であったと回答した50.0%が6か月時点 も「不安」であると回答したが、4か月時に「不安」でな かったと回答した85.7%が現在は「不安」であると回答し た(p=0.02)。また、「児に心配な様子」(以下「心配」)があ ると回答したうち85.7%が「不安」と回答し、「心配」がな いが「不安」と回答した29.2%に比べて割合が高かった(p

〈.001)。『考察』 乳児家庭全戸訪問の頃には、第1子がLP 児であることが不安を高めていること、6か月の頃には新た な児の心配な様子が生じ不安を抱えることが推察された。

LP児では、発達や心配になる様子から育児不安が生じる可 能性を予測し、4か月児健診においても在胎週数を保健指導 に生かす必要性が示唆された。

【背景】

近年、3歳児の指しゃぶりと不正咬合との関連性が明らかに された。乳幼児の「おしゃぶり」も指しゃぶりと同様、精 神的安定をあたえるとされている。その一方で、歯の不正 咬合との関連が指摘されており、指しゃぶりよりも比較的 早い時期にやめるように指導されている。

【目的】

乳幼児健康診査(以下、乳幼児健診)の場における「お しゃぶり」に対する助言指導がいかにあるべきかを知るた めに、「おしゃぶり」の背景および歯科医が指摘する不正咬 合との関連性について検討する。

【方法】

2014年度4月から2015年3月までの1年間にT市で行われた 1歳6か月および3歳健診受診児を対象とし、健診時の問診 および診察内容を元に調査を行った。有意差検定はFisher の直接確率法を使用した。

【結果】

1歳6か月健診受診者は866名、3歳健診受診者は990名だっ た。不正咬合の頻度は3歳0ヶ月の時点でおしゃぶりを使用

していた群で33.3%、使用していなかった群で10.3%と、3 歳0か月の時点で使用していた群で有意(p<0.01)に高 かった。不正咬合の頻度において、1歳6か月の時点で「お しゃぶり」を使用していた群と使用していなかった群との 間で有意差は認めなかった。また不正咬合の種類において は、開咬が最も多かった。

【考察】

3歳児の「おしゃぶり」は不正咬合に影響を与えるが、1歳6 か月児の「おしゃぶり」は影響を与えないことが分かった。

乳幼児健診が1歳6か月以降は3歳までないことを考えると、

最初の介入の時期としては、1歳6か月健診が妥当である。

不正咬合の種類別の頻度は開咬が多く、開咬では構音がう まく行えなくなることから、「おしゃぶり」の使用が言葉の 発達に悪影響を及ぼす可能性がある。指しゃぶりに関して、

今回、1歳6か月の時点での検討はできなかった。しかし、3 歳児の指しゃぶりは不正咬合の危険因子であることを考え ると、指しゃぶりに関しても1歳6か月の時点から、介入を していくことが望ましい。

【結語】

「おしゃぶり」を3歳までにやめることは、不正咬合の予防 となるため、1歳6か月健診での適切な指導が望ましい。

題・口演6月25日吐

The 63rd Annual Meeting of the」apanese Society of⊂hild Health 181 Presented by Medical*Online

参照

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