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先 天 性 股 関 節 脱 臼 の 治 療 に 関 す る 研 究

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Academic year: 2022

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(1)616. 728. 2‑0Ol. 6‑053.. 1. 先 天 性 股 関 節 脱 臼 の 治 療 に 関 す る 研 究 岡山大学医学部整形外科教室(主 任:児 玉俊夫教授) 高 知 県立 整 肢子 鹿 園長 専攻 生. 田. 辺. 剛. 〔 昭和34年4月7日 目. 造. 受稿〕 次. 1.. ま えが き. 2.. 岡 山大 学 医 学部 整 形 外 科 の 治療 方 針. 3.. 乳幼 児 にお け る治 療 成 績. 7.. 総括 並 び に考 按. 4.. 臼蓋 形 成 術 に つ いて. 8.. むすび. 5.. 胎児 股 関 節 の解 剖 的 及 び組 織 学 的 研 究. 6.. 先 天 性 股 関節 脱 臼 の 寛骨 臼蓋 の生 検 に よ る 病 理 的組 織 像. 引 を行 い,エ ー テ ルを 用 い た 開放 点 滴 麻 酔 で,暴 力 1.. ま. 1895年Lorenzに. え. が. き. を 用 いず に高 木 の所 謂 愛 護 整 復 を行 い, Lorenzの. よ り始 め られ た非 観 血的 治療 方. 第1肢 位 に ギプ ス 固定 した.こ の 時 に高 木 ・名 倉 の. 法 は今 日に至 る まで,先 天 性 股 関 節 脱臼(以 下先 天. レ線 透視 下 に下 腿 を旋 回 して,大 腿骨 頸 部 の前 捻 角. 股 脱 と略 す)の 治 療 の 根幹 をな して きた.然 し次第. を 測 定 す る方 法 を全 症 例 に施 行 し,前 捻 角 の 強 さに. に遠 隔 成 績 が判 明す るに従 い,機 能 的又 解 剖 的 の 治. 比 例 して,開 排 位 に お け る大 腿 の 内 旋 を 加 え た.整. 癒率 が 意 外 に悪 く,之 に対 す る種 々の検 討 が 諸 家 に. 復 後 レ線検 査 で 大 腿骨 骨 頭 が十 分 に 求 心 位 に あ るを. よ り行 わ れ て きて い る現 状 で あ る.. 確 か め, 2〜3ケ. 私 は昭 和29年 よ り昭 和30年 に か けて 岡 山大 学 医 学. 月Lorenzの. 次 に 槽 谷式 ギ プ ス 固 定 に約1ケ. 部 整形 外 科 で治 療 した 症 例 に対 し,そ の 後 の経 過 を. Lorenz第1肢. 直 接検 し判 明 した2, 3の 知 見 を ここに報 告 し.御. 的 可 動 性 を与 えた.. 批 判を 仰 ぐ次 第 で あ る. 2.. 第1肢 位 を 保 つ た. 月間 切 り換 え,. 位 に お い て,股 関 節 部 の 多 少 の 自働. 次 い で 大腿 に内 旋,内 転,伸 展 を 加 え た緩 和 肢 位. 岡 山 大 学 医学 部 整 形 外 科 の 治. に もち きた し,更 に1〜2ケ. 月 ギ プ ス固 定 を 経 続 し,. そ の後 ギプ ス を除 去 し,出 来 れ ば 整 形 外科 的体 操 を 療方針 処 方 し,家 庭 で行 わ した. 私 達 整 形 外科 では 上 述 の期 間 中先 天 股 脱 に対 して 次 の よ うな治 療 方 針 を とつ た. Aコ ース.主. 下 肢 を 基 本 肢 位 に もつ て くる と,大 腿骨 骨 頭 が外 方. と して6ケ 月未 満 の 乳 児 に対 して. 行 われ る もので, Lorenzの. 所 謂第1肢. 位 での固定. を着 脱 可能 な副 子 に よ り維 持 す る方 法 で あ る.こ の 際開 排 位固 定 が 容 易 な症 例 には,多. くの場 合 「す だ. れ 」 を芯 に用 い た 「オ シ メ カバ ー法 」 を利 用 し,そ の他 の少 数 の 症 例 に藤 本 式 の装 具 や,ギ プ ス副 子 を 利 用 した. B‑Cコ. 又 更 に外 反 股 を認め た り,又 前 捻 角 が増 強 し,両. に脱 出す る傾 向 の あ る症 例 に対 して は, Batchelor 法 を用 いて3〜4ケ. 月経 過 を観 察 した.. 勿 論 各 ギプ ス包 帯 巻換 え の時 には,私 達 の 監視 下 に入 浴 させ,皮 膚 の清 潔 と,筋 肉(主. と して 腎 筋). の 綾 用 性 萎縮 の防 止 に意 を 用 い た. Dコ ース. 之 は3才 以 上 に 主 と して 行 つ た観 血. 的 手 術 を 施 行 す る もの で,今 回 の報 告 に は直 接 に 関 ース:生. 後1〜3年. の 幼児 に は原 則 と. して入 院 を させ,必 要 の あ る もの に は あ らか じめ牽. 係 はな い(図1参. 照)..

(2) 3030. 田. 辺. 剛. 造. 図1. 3. i) a). 々の計 測値 を出 した .. 乳幼 児に おけ る治療成 績. 図2. Aコ ー ス の検 討 対 象 ・ 昭 和29年3月. よ り同30年6月. 測 定 の 基 本 線. までに. 生 れ た もの で,生 後10ケ 月 ま で にAコ ー スを 開始 し た 症 例 で,再 検 は 昭和33年12月 に行 つ た.即 長は4年9ケ 各. 月,最 年 少 は3年6ケ. ち最 年. 月 で あ り,男5. 女8名 の 計13名 で あ る. 表1の 脱 臼度 とは,治. 検 討 に 主 と して レ線 像 に よ り 寛 骨 臼 の発 育. 療 開 始 前 の もの で あ り,. a/i, c/1, h/i, H/1.は 夫 々百 翁 率 で 現 や して い る.. 大腿骨骨頭の位置. 又 γ は大 腿骨 の頸 体 角, SはSchenton線. の 乱れ. を意 味 して い る.. を 計 測 した 寛 骨 臼 の発 育 は レ線 の 単 純撮 影 で は骨 性 の もの を. 次 の 欄 の 硬 は レ線 上 白蓋 縁 の 硬化 像 を,乱 は同 部. 見 る に過 ぎな い が,岩 切 の研 究 に よれ ば,股 関節 造. 位 の 不 正 を,萎 は 臼蓋 部 並 び に骨 頭 部 の骨 萎 縮 を,. 影所 見 に おい てHilgenreiner法. 形 は 大 腿骨 骨 頭 の 形 を夫 々現 わ して い る.. で軟 骨 性 臼蓋 角 を. 計 測 し,之 を骨 性 臼 蓋 角 と比 較 す る と明 らか な相 関 関 係 が 見 られ る とい う. 図2の 如 く レ線 像 に よ り測 定 の基 本 点 を と り,夫. この表1に. よれ ば, Aコ ー スで 加 療 した13症 例 中,. 大腿 骨 骨 頭 核 にペ ル テ ス様 変 化(以 下 ぺ 様 化 と略 す) を見 られ た の はNo. 120の1癌. 例 に す ぎず」 この症.

(3) 先 天 性 股 関節 脚臼 の治 療 に 関す る研 究 例 は表 で示 す 如 く,斜 預 を 合併 してい る.又 何れ も. 3031. は差 を 認 め ない が,第1度. の 脱 臼 で はh/1が. 小さ. 再 診 時 の臨 床 所 見 は良 好 で あ り,何 等 の 愁 訴 も聞 か. く,す なわ ち多少 大 腿骨 骨 頭 が 上 方 に ず れ て い る傾. な か つ た.. 向 が あ る.男 子 は症 例 数 も少 な い が,特 定 の差 を 認. b) イ). 整 復 前 の 脱臼 度 に よ る各 計 測 値 の検 討. め られ な い よ うで あ る. ハ). 最 終 α角. 図3の 如 く脱 臼 度 の高 い もの に最 終 寛 骨 臼 の依 然. H/l. 図5の 如 く第1度 の 脱 臼 に大 腿骨 骨 頭 核 の 扁平 化. 図3. 図5. として 急峻 な傾 向 を 示 す も,亜 脱 臼 に お い て も完 全 に正 常 に 復 して い る と も思 え な い症 例 が あ る. ロ). h/1. の 傾 向 が 多 少 認め られ る. 二). ∠CE. 図4の 如 く,女 子 で は正 常 股 関節 と亜脱 臼 関 節 と. 図4. 図6の 如 く正 常 関 節 と脱 臼 関節 との間 に数 値 的 差. 図6.

(4) 3032. 田. 辺. 剛. 造. 異 は認 め られ な い. c). 図9. 各計測値間の関係. イ). ∠CEとh/l. 図7の 如 く ∠CEとh/1の. 間 に は特 定 の 関 係 を. 認 め られ な い.. 図7. ロ). h/lとc/1. 図8の 如 く一 般 に 大 腿骨 骨 頭 が 外 方 に 移動 す る に つ れ て,上 方 に も同 時 に ずれ る傾 向 を 示 す.. 図8. 骨 骨 頭 は 上 方 に ず れ る 傾 向 の あ る の が う か が わ れ る. ハ). Schenton線. とh/1. 図10の 如 く特 定 の 所 見 は 認 め られ な い.. 図10. d). レ線 像 の 肉 眼 的所 見 の検 討. イ). 脱 臼 度 と骨 萎 縮 像. 表1の. 如 く,正 常 股 関節 に お いて も骨 萎縮 像 を認. め る症 例 の あ るに注 意 を要 す る(No. ロ). 262, 418).. 骨 萎 縮 像 とh/1. 図9の 如 く,僅か な が ら骨 萎 縮 像 の あ る場 合,大 腿.

(5) 先天性股関節 脱臼 の治療に関す る研究. 3033.

(6) 3034田. 田. 辺. 剛. 造.

(7) 先 天 性 股 関節 脱臼 の治 療 に 関 す る研 究 二). 3035. 頸体 角. 正常 頸 体 解 を120゜〜140゜と して 両 側 と も正 常 範 囲 内 に あ るの は僅 か にNo. 265の1例. で他 は皆 外 反 股. の 傾 向 を示 した. ii) a). B‑Cコ. 対 象‑昭. ー ス の検 討 和27年10月 よ り同29年2日. 生 れ,生 後2年6ケ. 月 ま で に治 療 を 開 始 した 症 例 で,. 再検 は 昭和33年12月,即 少4年10ケ. までに. ち最 年 長6年2ケ. 月,最 年. 月 の 男4名 及 び女30名 の 計34名 で あ る.. 検 討方 法 はAコ ース の場 合 と同様 であ る. 表2の. 如 く.男4名. 中3名(No.. 45, 62, 398). に ぺ 様 化 を認 め た事 は注 目す べ きで あ る,然 し臨 床 的 に は 何等 の所 見 もな く,又 愁 訴 も認 め な か つ た. No. 225は 現 在 再脱 臼 で 肢 行 を 呈 す るが,之 は脳 性 麻 痺 を合 併 して い て,外 反 股 が 高 度 で あ るた め と 考 え られ る. 表3の 如 く,女30名 は総 て 臨 床 的 に は 良 好 で あ り, 何 等 の 愁 訴 も聞 かな い. そ の 中No. 10に ぺ 様 化を見 る.又No.. 88は 経 過. の 途 中 で骨 頭 核 にぺ 様 化 を見 たが,現 在 は 正 常 に 戻 つ て い る. b) イ). 整 復 後 の脱 臼 度 に よ る各計 測値 の検 討 最 終 α角. 図11の 如 く,脱 臼 度 の高 い もの に,最 終 寛骨 臼 蓋 図11. の 依 然 と して 急 俊 で あ る もの が多 く,又 臼 蓋 の 急峻 な ため 治 療 の 中 塗 に 於 て 円鋸(Trephan)に. よ り同. 部 に穿 刺 を 加 え 刺 戟 を与 えた もの に よ り急 俊 で あ る が,な か に は可 成 り良 好 な結 果 を来 して い る と考 え られ る症 例 もあ る..

(8) 3036 ロ). 田. 辺. 剛. 造. h/l. 図14. 図12の 如 く,正 常 関節 と第2度 の脱 臼 に おい て は 図12. 後 者 の方 が大 腿 骨骨 頭 が上 方 に移 動 して い る傾 向 を 示 し,こ の場 合 も臼蓋 部 に 円鋸 に よ る前 述 の処 置を 加 え た ものの 方 が そ の傾 向 が 大 で あ るの は 当然 の事 と も考 え られ る. ハ). 差 異 は認 め られ な い. c) イ). 各 計 測値 間 の関 係 ∠CEとh/1. 図15の 如 くLCEとh/lと. の 間 に は特 定 の 関 係を. H/l 図15. 図13の 如 く正 常 関 節 よ り脱 臼 の 程度 が進 む につ れ 図13. 認 め られ な い. ロ). h/lとc/1. 図16の 如 くh/lとc/1と 図16 て,大 腿 骨 骨 頭 核 の 扁 平化 は認 め られ るが,こ の 場 合 臼 蓋 部 に処 置 を 加 え た もの に扁 平 化 の 傾 向 が少 な い よ うに 出 て い るの は如 何 に解 釈 す ぺ きか,ま だ 決 定 の 段 階 で はな い と考 え る. 二). ∠CE. 図14の 如 く正 常 関 節 と脱 臼 関 節 との間 に数 値 的 の. の間 に は特 定 の 関 係 を認.

(9) 先天 性股関節脱臼の治療 に関す る研究. 3037. め られ ず, Aコ ー ス の場 合 の所 見 と多 少 異 な つて い. 二). る点 が あ る.. この場 合 もAコ ー スの 症 例 と同様 に両 側 共 に正 常. d) イ) 表2,. レ線像 の肉 眼 的所 見 の 検討 脱 臼 度 と骨 萎縮 像. 頸体 角. 範 囲 内 に あ るの はNo. 62, 45, 48, 376, 31, 248, 128の7例. に す ぎず 他 は皆 外反 股 の傾 向 を 示 した.. 3の 如 く脱 臼 度 の 高 い 例 に骨 萎 縮 像 も多 く. 4.. 臼 蓋 形 成 術. 見 られ る よ うで あ る. ロ). 骨 萎縮 像 とh/l. 図17の の如 くAコ ー ス の場 合 と同様 わず か なが ら 図17. 先 天 股 脱 の非 観 血 的 治療 の途 中 に おい て,寛 骨 臼 蓋 形成 不 全 の ため,亜 脱臼 や 再 脱 臼 を 起 し治 療 効 果 の 思 わ し くな い もの に,観 血 的 手 術 方 法 に よ つ て臼 蓋 の発 育 を お ぎな お うとす る意 図 はKoenig(1891) に よ つて 始 ま つ た.次 い でLance(1925)の 来 今 日ま で に その 棚 作 り の 部 位,骨 Gi1l(1935)等. 発表以. 移 植の方法 に. の改 良 さ れ た方 法 が幾 多行 われ て き. た.そ れ 等 の 方 法 を 分類 し図 示 す れ ば 図19の 如 くで あ る. 図19. 骨 萎縮 像 の あ る場 合,大 腿 骨骨 頭 は上 方 にず れ る傾 向 の あ るの が うかが わ れ る. ハ). Schenton線. とh/1. 図18の 如 く特 定 の所 見 は認 め られ な い. A. 図18. 充 分 な皮 切 を加 え.腎 筋 を そ の 起 始部 で 剥離. して行 う方 法 A1:神. 中他 の 方 法 で白 上 縁 の腸 骨 壁 を 弁 状 に お. こし,こ の骨 弁 を 大腿 骨 骨 頭 上 にか ぶ せ る. A2:. Spitzy他. の方 法 で 頸 骨 片 を採 取 して 之 を. 臼 上 縁 に 打込 む. A3:. Chiariの. 方法 で腸 骨 を 横 切 し,骨 切 り上. 部 を外 側 へ大 腿 骨 骨 頭 の 頭 頂 が お お い か ぶ さ る まで 転 位 す る. A4:児. 玉 の方 法 で腸 骨 壁 に窓 を あ け.之 を外 方. に 転 位 させ て骨 頭部 を お お う よ うに す る. B.. 小 さい皮 切 に よ り腎 筋 を 剥 離 せ ず に骨 移植 を. 行 うSpitzy他 C.. の方 法. 円 鋸 等 を レ線 の透 視 下 で 操 作 す る方 法. C1:. 他 部 よ り臼 蓋 嘴 部 へ の 骨 移 植.. C2:. 臼 蓋 嘴 部 を 円 鋸 で ほ り,そ れ を そ の ま ま そ. の 附 近 に 置 く..

(10) 3038. 田. C3:単. 辺. に臼蓋 嘴部 を穿 刺 に よ り刺 戟 す る等 の 種. 々 の方 法 が 考 案 され て い る.. 剛. 造 この よ うな 整 復 後Lorenz肢. 位 に固 定 し6ケ 月 以. 上 を経 過 して も α角 が な お30度 前 後 あ る ものに対. 私 達 は岡大 整 形外 科 で乳 幼 児 の 先 天 股 脱 の治 療 に. して. あ た り, Lorenz肢 位 を継 続 し,大 腿 骨 骨 頭 を 脾 臼 に 対 し求 心 性 に よい 位 置 に お いた に もか か わ らず,. 1). 皮 切 の 瘢痕 を残 さな い.. 2). 手 術 侵 襲 が少 な い. 臼 蓋 の形 成 が 思 わ し くな く,そ の まま で は体 重 負 荷. とい う理 由 でC2の. が 危 ぶ まれ る症 例 に かな り多 く遭遇 した.. してみ た.表4の. 方 法 を と りそ の 後 の経 過 を観 察 如 く今 回 成 績 を追 求 出来 た症 例 は. 表4. 7例10関 節 で あ り何 れ も女 子 で あ る.之 に よ る と α. 骨 性 も含 め た 脾 臼 が 大腿 骨 骨 頭部 を覆 つて い る状 態. 角 の測 定 で は その 効 果 如 何 の 判定 は 出来 な か つ た.. が2/3以. 下 の場 合を 亜 脱 臼 と した.す な わ ち図20に. よ りB/Aが2/3以 5.. 胎 児股 関節 の 解 剖 学 的 並び に. Bの 方 は測 定 し易 い がAの 方 は大 腿 骨 骨 頭部 の 彎. 組織学的研究. 曲 が外 方 凸 よ り内 方 凸 に か わ る部 分 の 間 の長 さと し. 初 め に この 材 料 は 当 大 学産 婦 人 科 教 室 の 八 木教 授 及 び橋 本 教授 の御 好 意 に よ り得 られ た もの で あ る事 を記 し感 謝 の 意 を 表 す る. Furmaier(1950)は. 下 で あ るわ け で あ る.. 軟. た. 胎 児 は21胎, 37関 節 に つ い て計 測 し,そ の 方法 は 胎 児 股 関 節 を前 額 面 に3ケ 所 切 り,そ の 中 のB/A の 最 も大 きい と ころを 採 つ た.. 図20. 多 くは70〜80%で. あ るが, 3例 に だ け2/3以 下 の. 場 合 を 認 め た.す な わ ち表5の 如 く 第2例(10M.♀).左. 側50%,骨. 頭 不 整.. 第10例(1OM.♀).左. 側66%,骨. 頭 不 整.. 第12例(10M.♀).右. 側65%.. で あ り,第2例. と第10例 は外 上 方 に亜 脱 臼 位 に あ り,. 大 腿骨 骨 頭 は不 整 で あ る.こ の よ うな 状 態 で 股 関節 が 運 動 をす れ ば,寛 骨 臼 蓋 嘴 に過 重 な圧 迫 が加 わ る で あ ろ う こ とが 想 像 され る. caber(1937),. Klopfer(1949),. 及 び藤 本 ・猪 狩(1957)ら. Bernbeck(1949). 諸 家 の報 告 を見 て も先 天. 股 脱 の寛 骨 臼蓋 は胎 児 の 時 よ りす で に その 軟骨 の発 育 不良 と,化 骨 障害 が 存 して い る.ま た 幼児 の 外傷 性 脱臼 が整 復 を う けず に 放 置 され る と,後 には 先天 股 脱 と区別 出来 な い関 節 の 変 化 を お こす とい う報 告.

(11) 先 天性 股 関 節 脱 臼 の 治療 に 関 す る研 究. 表5. 3039. 組 織 中 に軟 偶 細 胞 の 堆殖 が み られ る.大 き さは 一般 に 大 き く,形 は楕 円 形 を呈 す る も のが 多 い が,不 規 則 な もの もあ る.又 骨 組 織 の 中に は骨 髄 組 織 の 出 て い る部 分 が 見 られ,骨 組 織 は全 体 的 に萎 縮 して い る. 宮 田例(〓,. 1年9ケ. 月)で は軟 骨 細 胞 の 配 列 に. 乱 れが 見 られ,軟 骨 組 織 は萎縮 し,血 管 は閉 鎖 して い る. 又 青 井 例(♀,. 3年7ケ. 月)て は軟 骨 細 胞 の 老 化. が 見 られ化 骨 能 力 に乏 し く,血 管 も細 い. 後 の症 例 で あ る戸 梶 例(♀,. 7年)で. は結 締 織 の. 厚 い層 で 走 る方 向 は それ ほど乱 れ て い な い.一 部 に 軟骨 組 織 の 端 と思 わ れ る所 も見 られ る. Limbusは そ れ ほ ど機 械 的 刺 戟 を受 けて い な い と思 われ る. 之 等 はLeveuf(1947)が との 間 に はLimbusに. 先 天 性 の亜 脱 臼 と脱 臼 特 異 的 な 相 違 が あ る と指 摘. して い るの と同 様 な 考 え方 が 出来 るの で は な い か と も考 え られ る. 7. 1). 総 括並 び に 考 按. 岡大 整 形 外 科 教 室 で は乳 幼 児 期 の 先 天 股 脱 の. 治 療 に 当 り,そ の整 復 と後 療 法 に お い て組 織 に出 来 るだ り損傷 を与 えな い(atraumatic)方. 法 を採 つ た.. 今 回 は その 整 復 後3年 以 上 の 経 過 を追 及 し得 た47名 (女子38名,男 もあ る如 く,乳 幼 児 の 骨,関 節 は塑 形 成 に富 ん で い. 子9名)に. つ いて 報告 した.. 生 後6ケ 月位 まで で 第1度 脱 臼 ホ り程 度 の軽 い も. るの で,先 天股 脱 で骨 頭 が 脱 臼 位 ま た は亜 脱 臼位 に. の はギ プ ス包 帯 に よ る固定 を行 わず,主. あ つて,寛 骨 臼 蓋 嘴部 に異 常 の 圧 力 が加 わ つ てい る. だ れ を芯 に した取 りは ず し可 能 の外 転 副 子 を あ て た.. こ とは同部 の発 育 を さ らに不 利 な らしめ てい る. 症 例10の 左 股 関節 臼 葦 に お い て組 織 学 的 に検 して み る と,藤 本 も指 摘 してい るよ うに,軟 骨 柱 状層 の. と して竹 す. 6ケ 月以 上 の もの は整 復 後 ギ プ ス包 帯 に よ る固定 を 行 つ た が,私 た ちの 教 室 で特 に意 を用 い た の は, 愛 護 的 に整 復 を行 い,ギ プ ス 固定 後 肢 位 を 順 次緩 和. 配 列 は不 規 則で あ り,特 に血 管 の 内腔 は狭 く血 流 も. して 行 くの に は,い わ ゆ る矯 正 マ ッサ ー ヂ は行 わず ,. 少 ない よ うで あ り,中 には ほ とん ど閉塞 して い る も. 一定 度 の股 関 節 の 運 動 を 許容 す る糟 谷 式 ギプ ス包 帯. の もみ られ る.. と, Batchelor式. 固定 を行 い,温 浴 中 で の 自働 運 動 1. Bernbeckは. この 軟 骨 組 織 の 変 化 を1次 性 の もの. と2次 性 の もの とに区 別 し得 る との 見 解 を とつて お. を 努 め て行 つ た. 2). 47名 の うち臨 床 的 経 過 の 悪 か つ た の は脳 性 麻. り,之 に よれ ば 第10例 の場 合 は1次 性 の変 化 が 主 体. 痺 を 合 併 し,高 度 の外 反 股 を 呈 した 男子1名. と考 え られMesenchymの. あ つ た.大 腿 骨 骨 頭 の ぺ 様化 は6例 に見 られ たが,. 劣 等 性 を 想 定 しな けれ. ば な らな い. 6.. そ の うち の3例 は 男 幼児 の例 で あつ た. 先 天 股 脱 の 寛 骨 臼 蓋 の 生検 に よ る病 理 組 織 像. B‑Cコ. のみ で. 1例 は乳 児,. 2例 は幼 児 で あ り,そ. の うち の1例 は治 療 経 過 中 に大 腿骨 骨 頭 が扁 平 化 し た が 後 に回 復 して お り,又1例. ー ス で あ る程度 加療 して 臼 蓋 形成 が不 十. 分 で あ つ た7症 例8関 節 か らと,直 接 に 観血 的 整 復 術 を 行 つ た3症 例3関 節 か ら組 織 標本 を採 取 した. 先 の症 例 で あ る万殿 例(♀,. 女 の3例 は,. 3年4ケ. 月)は 軟骨. は再 検 時 に大 腿 骨 骨. 頭 が軽 度 の ぺ様 化 を 示 して い たが,臨 床 的 に は何 等 の所 見 も又 愁 訴 も見 な かつ た. す な わ ち私 た ち の先 天 股 脱 の 治 療 成績 は現 在 の と こ ろ従来 の報 告 に比 べ て か な り満 足 し得 る もの とい、.

(12) 3040. 田. 辺. え よ う. 3). 剛. 造. 寛 骨 臼 蓋 に骨 硬 化像 の認 め られ る もの は,将 来 も改. しか し之 を レ線 写 真 で見 ると必 ず しも満 足 し. て は い られ な い.一 般 的 に い え ば,整 復 前 に第1度 あ るい は 第2度 の 脱 臼 で寛 骨 臼 蓋 の傾 斜 が急 酸 で あ つ た もの は,整 復 後3〜4年. で もまだ20。 以上 急 峻. の ものが 多 く,か つ大 腿 骨 骨 頭 は上 外 方 にず れ て お. 善 の 見 込 み が少 いで あ ろ う.こ の際 に股 関節 を外 転, 内 旋 位 で 大 腿 骨 骨 頭 を 求 心 位 に な し得 る もの は Batchelor式. 固 定 で よ いが,求 心 位 に な し得 な い も. の は転 子 部 附 近 で の骨 切 り術 で 求 心位 に大 腿 骨骨 頭. り,骨 頭 も少 し扁平 化 の傾 向 が あ る.ま た股 関 節 の. を保 たせ る方 法 が あ る(Bernbeck手 術 等). 一 方 寛 骨 臼 蓋 に処 置 を加 えて ,そ の形 を正 す か,. 運 動 は正 常 で も大 腿骨 骨 頭 や 寛骨 臼蓋 に骨 萎 縮 像 の. ま た は刺 戟 を 与 え て そ の発 育 を 促 す 工 夫 も行 わ れて. 認 め られ る もの が 多 かつ た.こ れ らは 股 関 節 が 完全. い る.こ の 際 の臼 蓋 形 成 術 で 充分 な皮 切 の下 に臀 筋. に は正 常 の機 能 を保 つ て い な い ことを 示す もの で ,. を 飜 転 して 臼 蓋部 を 出 して 骨 移植 をす れ ば よい か も. 先 人 の述 べ た よ うに,将 来 脱 臼 性 骨 関節 症 に発 展 す. 知 れ な い が,軽 度 な亜 脱 臼 と,軽 度 な寛骨 臼蓋 発育. る 危険 性 を 有 して い る.又 寛骨 臼 蓋 の 部 に骨 硬化 像. 不 全 に この よ うな大 き な瘢 痕 を残 す手 術 は,患 児 が. を認 め る ことが あ るが,こ れ は この部 にお け る軟 骨. 主 と して女 児 で あ るだ け に慎 重 で な けれ ば な らない.. 内 化 骨機 転 が む しろ好 ま し くな い状 態 に あ る もの と. 私 た ちは この よ うな症 例 に経 皮 的 に円 鋸 を套 管 針の. 思 われ る.. 中を 通 して刺 入 し,寛 骨 臼蓋 嘴 部 の骨 軟骨 を切 り取. 大 腿 骨 頸 部 と閉 鎖 孔 を連 るSchenton線. は殆 んど. り,そ れ を臼 蓋 嘴 部 に置 く方法 を試 み て,. 7症 例10. 全 例 で 乱 れ て い た.こ の乱 れ は大 腿骨 骨 頭 が 外上 方. 関 節 の2年7ケ. に 移 動 してい る もの と,外 反 股 によ る もの とが あ る. 各症 例 ま ちま ちで あつ た が, No. 155, 148症 例 の レ. が,外 反 股 は殆 ん ど全 症 例 にみ られ て い る.従 つ て. 線 写 真 に 示す よ う に効果 が あ つ た よ うな もの もあ る. Schenton線. が,又No.. の乱 れ の みで 亜 脱 臼 と診 断 す る こ とは. 慎 重 で な けれ ば な らな い.. 4). 346症 例 の よ うに本 法 施行 後4ケ 月 と7. ケ月 の もので は処 理 部 位 に化 骨 の 薄 影 ガ認 あ られ た. 寛 屑 臼 蓋 嘴 と大 腿骨 骨 頭 の 中心 と の 慶係 を 示 す CE角. 月 以 後 の 経過 を見 る と,そ の成 績 は. が,そ の後2年8ケ. 月 目に は これ らの陰 影 は消失 し. は 乳 幼 児 で は 診 断価値 は乏 しい.. て い たよ うな 場 合 もあ つ た.す な わ ち寛 骨 臼蓋 嘴 部. 胎 児 の股 関節 を 解 剖 的 に検 す る と, 21例37関. を 円鋸 て 切 り と り,そ れ を そ の附 近 に置 き残 す 方 法. 節 の う ち寛 骨 臼 の大 腿 骨 骨 頭 を包 む程 度 が 症 例 に よ. は,そ の部 に骨 新 生 を期 待 す る こ とは 出来 るが,大. つ て 異 つ て い る. Furmaierに. 軟 骨 性 脾臼 が大 腿 骨. 腿 骨骨 頭 と臼 蓋 との 関 係 が不 自然 で あ れ ば,そ の新. 骨 頭 を包 んで い る状 愈 が2/3以 下 の もの は 亜脱 臼 で. 生 した骨 も再吸 収 され る 可 能 性 も あ る と考 え られ. あ る とい つ た が,私 達 の 症 例 で も この よ うな ものが. る.. 3僕 節 あ つ た.か か る関節 の寛 帽 臼 蓋 嘴 の組 組 像 を. 従 つてPonsetiが. 言 明 した よ う に 大腿 骨 骨 頭 を. 検 す る と,藤 本 等 の い う よ うに,軟 骨 内 化 骨 の 退化. 原 寛 骨 臼 に整 復 維 持 出来 な けれ ば 棚 作 り した股 関節. 現 象 が 認 め られ た.. は 常 に機 械 的 に破 壊 され る とい う事 が この場 合 で も. ま た先 天 股 脱 の 治療 中 に寛 骨 臼 蓋 の 急酸 の度 が 強 い もの に寛 骨 臼蓋 嘴 の円 鋸 に よ る生 検 を7症 例8関 節 に行 つ て組 織学 的 に検 した が,や は り軟骨 内化 骨. 正 しい と考 え られ,か か る症 例 の 臼蓋 に対 す る処 置 は再 検 討 を要 す る. 6). 男 の 乳 幼 児 の先 天 股 脱 の経 過 は症 例 は 少 なか. 機 転 の 退 化 傾 向 を認 め た.こ れ に反 して 第2度 脱 臼. つ たが,女 児 とは 経 過 が 多少 異 な つ て お りB‑Cコ. の ま ま放 置 して あ つ た7才 と8才 の女 子 のColonna. ー スの4例 中3例. 手 術 の際 に得 た寛骨 臼蓋 嘴 の組 織 像 で は,こ の よ う. 事 は注 目 に値 し よ う.. な 退 化 傾 向 は認 め られ な か つ た.. 8.. 以 上 の事 は寛 骨 臼蓋 の発 育 と大 腿 骨 骨 頭 との関 係 は脱 児 の うち にす で に個 体 差 の あ る こ と と,寛 骨 臼 蓋 嘴 が 大 腿 骨 骨 頭 で 圧迫 され る こ とは,こ の部 の 軟 骨 内 化 骨 機 転 に悪 い 影 響 が あ る ことが い え よ う. 5). 先 天 股 脱 の治 療 経 過 で,整 復 後1年 以 上 して. も寛 骨 臼 蓋 の 急 診 が 残 り,大 腿 骨 骨 頭 が 僅 か なが ら 外 上 方 にず つて い る もの が少 くな い.か か る もので. 1). もが大 腿 骨 骨 頭 にぺ 様 化 を呈 した. む. す. び. 岡 山 大学 整 形 外 科 教 室 で 昭 和29年6月. よ り昭. 和30年12月 ま で に非 観 血 的 方 法 で 治 療 した451例 の う ち3月1ケ. 月 〜4年7ケ. 月 後 ま で経 過 を追 求 し得. た47例 につ い て その成 績 を検 討 した. 2). 乳幼 児 の 先 天 股 脱 の 治 療 に は,組 織 の損 傷 を. 出来 るだ け少 くす る(atraumatic)方. 法 に努 力 し,.

(13) 先 天 性 股関 節 脱 臼 の 治療 に関 す る研 究 脳 性 麻 痺 を合 併 した1例 を 除 い た他 の46例 で は臨 床 3). 加 わ つ て,病 的 の 所 見 を呈 して い る と考 え られ る. 5). 的 に皆 優 れ た成 績 を 得 た.. 3041. 先 天股 脱 の 非 観 血 的 治療 経 過 中 に臼 蓋 の 発 育. しか し レ線 的 に は多 くの 症 例 が寛 骨 臼 蓋 が ま. 悪 く,依 然 と して 急 峻 な もの に対 し,円 鋸 に よ る 同. だ 急峻 で,大 腿骨 骨 頭 も外 上 方 に僅 か な が ら移 動 し. 部 位 の 骨 軟骨 組 織 の置 換 を 行 い,そ の部 の 発 育 を 期. て い る もの が少 くなか つ た.又 この 際各 種 の計 測 で,. 待 したが,成 績 は ま ち まち で あ り,結 局 大 腿骨 骨 頭. α角, h/l, H/lは 有意 義 で あ り,CE角,. Schenton. 線 には意 義 を 認 め られ な かつ た.又 骨 萎 縮 像 や 骨 硬. を如 何 に して求 心 位 に保 つ か と い う事 の 方 が 重 要 で は な いか と考 え られ た.. 化 像 は数 値 的 に は 表 現 し 得 な いが,先 天股 脱 の治 療 ・予後 に大 きな 影響 を もつ て い るの で は な いか と 考 え られ る. 4). 稿 を終 るに 際 し御 懇 篤 な る御 指 導 を頂 い た恩 師 児. 胎 児 の 脱 臼股 関 節 臼蓋 嘴 部 の組 織像 及 び脱 臼. 児 の股 関節 臼 蓋 嘴 部 の生 検 で は,先 chymの. 天 的 のMesen‑. 欠陥 に,臼 蓋 と大 腿骨 骨 頭 の力 学 的 関 係 が. 文 1). 先 天 性 股 関 節 脱 臼,整. 玉俊 夫 教 授 に 心か ら感 謝 の 意 を表 す る と と もに,何 か と御 協 力下 さつ た 教 室 の 各員 に た い して 御 礼 の 言 葉 を 述 べ ます.. 献 20) Faber:. 形 外 科 の 進 歩,第3集,. 1958,. Ztschr.. f.. orthop.. Chir.,. 358,. 1935.. 2). 児 玉 他:外. 3). 藤 本:外. 科 の 進 歩,第6集,. 1,. 4). 青 池:外. 科 の 進 歩,第6集,. 15,. 1958.. 5). 飯 野:外. 科 の 進 歩,第6集.. 25,. 1958.. 30,. 6). 福 島:外. 科 の 進 歩,第6集,. 47,. 1958.. 23) Leveuf:. 7). 水 野:外. 科 の 進 歩,第6集,. 65,. 1958.. 24) Konig:. 8). 三 木:外. 科 の 進 歩,第6集,. 89,. 1958.. 25) Gill:. 来 の 小 整 形 外 科 学,. 475,. 1931.. 21) Hilgenreiner:. 1958.. 344,. Ztschr.. f. orttop.. Chir.,. 63,. Ztschr.. f. ortop.. Chir.,. 69,. 1935.. 22) Hilgenreiner: 1938.. J. B. J. S. 29, Zentralbl.. 149,. f. Chir.,. J. B. J. S. 17, 48,. 1947. 17,. 146,. 本 山:日. 整 会 誌,. 6,. 26) Ponseti:. J. B. J. S. 26,. 775,. 1944.. 名 倉:日. 整 会 誌,. 17,. 527,. 1942.. 27) Ponseti. J. B. J. S. 28,. 229,. 1946.. 11). 飯 野:東. 京 医 誌,. 70,. 553,. 1953.. 28) Dickson:. 12). 岩 切:外. 領, 5,. 13). 森 川:日. 整 会 誌,. 30,. 14). 高 木:日. 整 会 誌,. 2,. 15). 飯 野:外. 科,. 225,. 369,. Congenital. 1955. 647, 1,. 29) Spitzy: 1955.. 1955.. of the. Hip,. 1951. J. B. J. S: 31-A,. 341,. 18) Grawitz:. Virchows. 74,. 19) Holtzmann:. 30) Spitzy:. Zentralbl.. 31) Chiari:. Ztschr.. Arch.,. Virchows Arch.,. orthop.. Chir,. 43,. 55,. 1282,. 284,. 1949.. 255,. 1, 1878.. 33) Fiirmaier:. 140,. 272,. 1895.. f. f.. Chir.,. orthop.. Chir.,. 1928.. 87,. 14,. Ges.,. 81,. 1955. 32) Bernbeck:. 17) Badgley:. f.. 1935.. 1924.. 1927〜8.. Dislocation. J. B. J. S. 17, 873, Ztschr.. 1891.. 1935.. 9). 17,. 273,. 1959.. 10). 16) Hass:. 62,. 1950.. Verh.. dtsch.. orthop.. 1952. Ztschr.. f. orthop.. Chir.,. 79,. 467,.

(14) 3042. 田. On the Treatment. 辺. 剛. of Congenital. 造. Disocation. of Hip Joint. By Gozi Tanabe Departmentof OrthopedicSurgery, OkayamaUniversity MedicalSchool (Director: Prof. Toshio Kodama) Of 451 cases treated by the non-bleeding technique at Department of Orthopedic Surgery, Okayama University Medical School for the period from June 1954 to December 1955, the author pursued the 47 cases on which the follow-up study was possible for the periods of 3 years and one month to 4 years and seven months after the treatment, and obtained the following results. 1. For the treatment of infants with congenital dislocation of hip joints we took a special care so as to keep the tissue damage as little as possible by the atraumatic technique. As a consequencewith one exception that developed cerebral paralysis in all other 46 cases we were able to obtain excellent clinical results. 2. However, by the X-ray examination the majority of them revealed the roof of ace tabulum to be still steep and also the head of femur to have moved slightly exteriorly up ward. Moreover, at this instance various measurement of a angle, h/1 and H/1 were significant, but CIEangle and Schenton line was not. Furtnermore, although the atrophy and sclerosis of bone can not be represented numeri cally, it is believed that these will have a significant bearing on the treatment and pro gnosis of congenital dislocation of hip joints. 3. From the examinations of the tissues obtained from the edge of the acetabular roof of foetus and of the biopsy specimen from infants both with dislocation of the hip joint, it is assumed that the congenital defect of mesenchym coupled with the kinetic relationship between the roof of acetabulum and the head of femur presents pathological findings. 4. For those showing a poor growth of the acetabular roof in congenital dislocation of hip joint during the treatment by non-bleeding technique and still revealing a steep acetabu lar roof we replaced the cartilagenous tissues of that part by trephin, expecting to promote the growth in that part. The results were at variance, and in the final analysis, it seems that a more important problem in such cases is the method how the head of femur may be kept centripetally..

(15) 先天 性 股 関 節 脱 臼 の 治療 に関 す る研 究. 田 辺. 261. 261. 斉 藤例. 論. 斉藤例. Aコ. 266. 文. 附. 図. Aコ ー ス 開 始 前. ー ス 開 始 後3年7ケ. 犬飼例. 整復前. 月. 3043.

(16) 3044. 田. 辺. 田 辺. 266. 266. 犬 飼例. 整 復後3年8ケ. 論. 犬飼例. 剛. 文. 造. 附. 整 復 後8ケ. 図. 月. 月. 155. 入 江例. C2施. 行時.

(17) 先 天 性 股 関 節 脱 臼 の 治療 に 関 す る研 究. 田 辺. 155. 346. 入 江例. 小林例. 整 復 後1年1ケ. 月C2後6ケ. 整 復 後9ケ 月C2施 行 前. 論. 月. 文 附. 155. 346. 3045. 図. 入 江例. 小 林例. 整 復 後4年C2後3年5ケ. 整 復 後1年3ケ. 月C2後7ケ. 月. 月.

(18) 3046. 田. 田 辺. 346 346. 小 林 例 で はC2施. 小 林例. 行 後4ケ. ま た α角 が 増 し て い る. C2を C2の. 月,. 辺. 論. 剛. 整 復 後2年8ケ. 文. 造. 附. 図. 月C2後2年8ケ. 月. 7ケ 月 目 頃 が 最 も よ い よ う に 見 え る が,. した 方 が よ か つ た か 否 か は 不 明 で あ る が,少. 2年8ケ. 月頃では. く と も4‑7.月. 項は. 影 響 が 明 ら か に み ら れ る.. 148. 武 丸例. 整 復10ケ 月C2施. 行前. 148. 武 丸例. 整復 後10ケ 月C2施. 行時.

(19) 先 天 性股 関節 脱 臼 の 治療 に関 す る研 究. 田 辺. 論. 文. 附. 3047. 図 148. 武 丸例. 整復 後4年. C2後3年. α角 の 測 定 の際 は 関 係 な い が 臼 蓋 部 に 何か 骨 性 の もや も や し た 陰 影 が あ り之 は C2の 影 響 とも考 え られ る.. 2. 10ケ 月. ♀. 左 股B/A50% 大 腿骨 骨 頭 に 変 形 を 見 る.. 2. 10ケ 月. 右 股B/A70%. ♀.

(20) 3048. 田. 田. 10. 10. 10M.♀. 辺. 辺. 10ヶ 月. 剛. 論. 文 附. 右 股B/A. 左 股B/A. 10. 造. 10M.♀. 図. 87%. 66%左. 大 腿 骨 骨 頭不 整形. 左股脾 臼.

(21) 先 天性 股 関 節 脱 臼 の 治療 に関 す る研 究. 田 辺. 論. 文. 附. 図. 青 井 例(♀. 3年7ケ. 月). 万 殿 例(♀. 3年4ケ. 月). 宮 田例(〓. 1年9ケ. 月). 3049.

(22)

参照

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