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130206g035

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Academic year: 2021

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第 2 学年 理科学習指導案

1 単 元「動物の仲間」 2 指導観 ○ 本単元に関しては、小学校第3学年で昆虫の成体のつくりについて、第4学年でヒトや動 物の骨と筋肉について、第5学年で動物の生まれ方について、第6学年で呼吸、消化、循環 のはたらきについて学習している。本単元では、これらの上に立って、脊椎動物は体のつく りや子の生まれ方、呼吸の仕方、体温という特徴によって五つの仲間に分類できること、無 脊椎動物には、体が外骨格で覆われていて節のあるあしをもつ節足動物、あしに節がなくて 水中生活をするものが多い軟体動物が存在することを理解できるようにする。このことは、 生物の間のつながりを時間的に見ることを通して進化の概念を身に付ける学習へと発展する。 ○ 本学級は男子○名、女子○名で構成される。生徒は、観察・実験への関心が高く、観察・ 実験を通して問題を意欲的に解決しようとする。また、観察・実験で得られた情報を整理し、 解釈することができるようになってきている。そこで、動物を様々な観点で観察できるよう になるこの期に本単元を取り上げる。そして、動物を比較し、共通点や相違点を見いだし、 様々な観点に基づいて分類できることを理解できるようにする。このことは、科学的な見方 や考え方を高める生徒を育てる上で意義深い。 ○ 本単元の指導にあたっては、身近な動物の観察・実験を通して、脊椎動物が体のつくりや 子の生まれ方、呼吸の仕方、体温といった特徴により五つの仲間に分類できることを理解で きるようにする。また、無脊椎動物には体が外骨格で覆われていて、節のあるあしをもって いる節足動物、あしに節がなく、水中生活をしているものが多い軟体動物が存在することを 理解できるようにする。そのために、胴部の内側に貝殻の痕跡器官のある無脊椎動物のイカ の体のつくりを教材として取り上げる。そして、次のような指導を行う。 ・ 動物は体のつくりから脊椎動物と無脊椎動物に分類できることを理解できるようにする ために、既習の動物の体のつくりを想起させて本単元で取り扱う動物の仲間分けをさせる。 また、学習問題を見いだすことができるようにするために、動物の分類に取り組ませ、生 徒同士の考えのズレを生じさせる。 ・ 脊椎動物が体のつくりや子の生まれ方、呼吸の仕方、体温といった特徴によって、五つ の仲間に分類できることを理解するために、体のつくりや子の生まれ方、呼吸の仕方、と いった観点で表にまとめて比較させ、話し合わせる。 ・ 無脊椎動物には体が外骨格で覆われて節のあるあしをもつ節足動物、あしに節がなくて 水中生活をする軟体動物が存在することを理解できるようにするために、昆虫類や甲殻類、 貝やタコを、体のつくりや生活場所といった観点で表にまとめて比較させ、話し合わせる。 ・ 学習した分類の観点を用いて、イカが無脊椎動物であることを明らかにすることができ るようにするために、イカの解剖を行い、無脊椎動物の特徴、脊椎動物の特徴と比較し、 共通点や相違点について考察させる場を設定する。 3 単元の目標 ○ 脊椎動物や無脊椎動物の仲間に関心を持ち、分類の基準について意欲的に探究し、生命を 尊重しようとする態度を養う。 (自然事象への関心・意欲・態度) ○ 脊椎動物や無脊椎動物の分類の仕方について問題を見いだし、分類の基準を明らかにする ために観察・実験し、共通の特徴を考え、説明できる。 (科学的な思考・表現) ○ 脊椎動物や無脊椎動物の仲間に関する観察・実験の基本操作、観察・実験の計画的な実施、 結果の記録や整理、資料の活用の仕方を身に付ける。 (観察・実験の技能) ○ 脊椎動物は体のつくりや子の生まれ方、呼吸の仕方、体温という特徴により、五つの仲間 に分類できること、無脊椎動物には体が外骨格で覆われて節のあるあしをもつ節足動物、あ しに節がなく水中生活をするものが多い軟体動物が存在することを理解できる。 (自然事象についての知識・理解)

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4 単元指導計画(全6時間) 次 時 学習活動・学習内容 ねらいと具体的な支援 評価の観点(方法) 一 1 (1) 1 動物の仲間分けを体のつくりといった観点で行 い、学習課題を設定する。 (1) 動物の体のつくりの学 習を想起し、動物の仲間分 けについて考える。 ・ 分類の観点:骨がある 骨がない ・ 動物の種類:フナ、カ エル、トカゲ、ハト、 サル、エビ、バッタ、 ミミズ、貝 (2) 体のつくりといった観 点を根拠に、動物の仲間分 けについて話し合う。 ・脊椎動物と無脊椎動物に 仲間分けできる。 ○仲間分けについて考え られるようにするため に、体のつくりの学習 を想起させ、骨がある かないかといった観点 をもてるようにする。 ○話し合って判断できる ようにするために、図 書資料等を利用できる ようにする。 ・動物の仲間の分類を、既 習事項や資料で自ら行っ ている。 (関:様相観察) ・動物が体のつくりといっ た観点で脊椎動物と無脊 椎動物に分類できること を理解する。 (知:学習プリント) 二 1 (1) 2 脊椎動物の仲間分けに ついて考え、話し合う。 (1) 脊椎動物の仲間分けに ついて考える。 ・ 分類の観点:子の生ま れ方、呼吸の仕方、体温 ・ 動物の種類:フナ、カ エル、トカゲ、ハト、サル (2) 脊椎動物の仲間分けに ついて話し合う。 ・魚類、両生類、爬虫類、 鳥類、哺乳類に仲間分けで きる。 ○仲間分けを考えられる ようにするために、既 習内容である、子の生 まれ方、呼吸の仕方に ついて振り返らせる。 ○話し合って 判断でき る ようにするために、表に まとめて比較させる。 ・脊椎動物の仲間を観察し 既習の観点を使って分類 することができる。 (思:発言、学習プリント) ・脊椎動物が体のつくり等 の特徴をもとに五つの仲 間に分類できることを理 解する。 (知:学習プリント) 2 (1) 3 無脊椎動物の仲間分けについて考え、話し合う。 (1) 無脊椎動物の仲間分け について考える。 ・ 分類の観点:体のつく り(節があるか)、体の表 面の様子 (外骨 格があ る か)、生活場所 ・ 動物の種類:エビ、バッ タ、ミミズ、貝 (2) 無脊椎動物の仲間分け について話し合う。 ・節足動物、軟体動物に仲 間分けできる。 (3) イカは、何類に分類され るかを考えることから、新 たな学習問題を設定する。 ○仲間分けを考えられる ようにするために、体 のつくり、体の表面、 生活場所といった観点 をもてるようにする。 ○話し合って判断できる ようにするために、表に まとめて比較させる。 ○分類を考えられるよう に、これまでの分類の 観点を想起させる。 ・無脊椎動物の仲間を観察 し、既習の観点をもとに 分類することができる。 (思:発言、学習プリン ト) ・無脊椎動物が、節足動物、 軟体動物に分類できるこ とを理解する。 (思:学習プリント) 動 物 が 体 の つ く り と いった観点で脊椎動物 と無脊椎動物に分類で きることを理解させ、 学習問題を設定できる ようにする。 脊椎動物が五つの仲間 に分類できることを理 解できるようにする。 無脊椎動物には、節足 動物、軟体動物が存在す る こ と を 理 解 で き る よ うにする。

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三 1 (1) 4 イカが無脊椎動物であるか仮説を立て、実験の計 画を立てる。 (1) 仮説を立てる。 (2) 実験の計画を立てる。 ○仮説を立てられるよう にするために、既習内 容 を ま と め た ヒ ン ト カードや視聴覚教材を 準備する。 ○実験の計画を立てられ るようにするために、 観察の視点を与える。 ・骨格の有無でイカが無脊 椎動物か否かを考えるこ とができる。 (思:発言、学習プリント) ・イカを解剖して観察する 計画を立てることができ る。(技:学習プリント) 2 (1) 本 時 5 イカが無脊椎動物であ るかについて、イカを解剖 し、背骨の有無を判断の基 準にして考え、話し合う。 (1) 実験計画に従って、ペア でイカを解剖する。 (2) 結果を全体交流し、考察 する。 ○イカを解剖できるよう にするために、実験計 画を確認する。 ○話し合って判断できる ようにするために、観 察・実験で得た事実を 判断の根拠にさせる。 ・イカの解剖を目的に沿っ て計画的に行うことがで きる。 (技:様相観察) ・イカが無脊椎動物である ことを、内骨格がないと いう事実をもとに説明す ることができる。 (思:発言、学習プリント) 四 1 (1) 6 学習した分類の観点を もとに様々な動物 の仲間 分けをし、まとめる。 (1) 様々な動物を分類する。 (2) 分類について 学習プリ ントに整理する。 ○動物を分類できるよう にするために、学習し た分類の観点を掲示す る。 ○分類について学習プリ ントに整理できるよう にするために、階層図 の書き方の例を示す。 ・脊椎動物は五つの仲間に 分類できること、無脊椎 動物に節足動物、軟体動 物が存在することを整理 できる。 (知:学習プリント) 5 本時 平成 年 月 日( ) 第 校時 (第三次の第2時) (1) 本時の指導観 前時までに生徒たちは、無脊椎動物には内骨格がないことを学習してきている。 本時では、イカが無脊椎動物であるかを考え、魚類のように体全体を支える内骨格があるか、 貝のように節がなく柔らかいあしがあるかという観点をもとに判断し、説明できるようにする。 まず、イカはどんな動物に分類されるか話し合い、めあてをつかませる。次に、見通しをもと に、イカを解剖して観察させる。このとき、ペアで役割を明確にして解剖させ、2人で得た事実 は何かを確認し合わせ、事実を共通理解できるようにする。そして、結果と考察を説明し合い、 共通点をもとにイカが無脊椎動物であるかを確かめられるようにする。最後に、本時学習のまと めについて考え、次時の見通しをもつことができるようにする。このときに、全員が自分でまと めることができるように、板書を活用する。 学習した分類の観点を 用い、イカが無脊椎動 物であることを明らか にすることができる。 学習した分類の観点を 用い、イカが無脊椎動 物であるかについての 考えをつくることがで きる。 自然界には様々な動物 が生存していることを 理解できる。

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(2) 本時の主眼 ○ イカが無脊椎動物であるかを考え、魚類のように体全体を支える内骨格があるか、貝のよ うに節がなく柔らかいあしがあるかという観点をもとに判断し、説明できるようにする。 ○ イカの解剖やスケッチを適切に行いながら、意欲的に追究することができるようにする。 (3) 準 備 イカ、バットまたは解剖皿、解剖ばさみ、ピンセット、柄つき針 (4) 展 開 段 階 学 習 活 動 ・ 学 習 内 容 具体的な支援 評価の観点(方法) つ か む / さ ぐ る 1 イカはどんな動物に分類されるか仮説 を出し合い、めあてをつかむ。 (1)仮説(予想+理由)を発表し合い、めあ てを決める。 ・私は無脊椎動物だと考えます。そのわけ は、イカを食べたときは柔らかく、背骨 のようなものはなかったからです。 ・僕は脊椎動物だと考えます。そのわけは、 貝とは違って貝殻はなく、魚類だとする と背骨はあるからです。 2 見通しをもとに、イカを解剖して観察 し、イカが無脊椎動物であるか調べる。 (1)イカが無脊椎動物であるか調べる見通し を明確にする。 〈方法〉 ・イカを解剖して観察する。 ①解剖ばさみの丸くなった方を胴部の 内側に入れる。 ②正中線の横を胴部の先まで切る。 〈視点〉 ・魚のように体全体を支える骨格があるか ・貝のように節がなく柔らかいあしがあるか (2)見通しをもとに、イカを解剖して観察し、 調べた結果をもとに自分の考えをつくる。 ①解剖は交代しながら行う。 ②内骨格があるか確認する。 ③事実、結論、理由付けを学習プリントに 書く。 ・骨のようなものがある(事実)から、脊 椎動物(結論)。脊椎動物には骨がある から(理由付け)。 ・骨のようなものは胴部に1つ(事実)だ から無脊椎動物(結論)。脊椎動物の骨 格は多くの骨がつながり体を支えるか ら(理由付け)。 ※【自己決定】は前時 ○めあてをつかませ るために、イカの分 類について予想の 異なる生徒に理由 まで発表させ、生徒 同士の矛盾を生じ させる。 ○見通しを明確にで きるようにするた めに、実験方法と視 点を確認する。 ○ イ カ を 解 剖 し て 観 察 し た 結 果 か ら 自 分 の 考 え を つ く ら せるために、ペアで 役 割 を 明 確 に し て 解剖させ、2人で得 た 事 実 は 何 か を 確 認し合わせる。 【共感的人間関係】 ・イカの解剖を適切 に 行 う こ と が で きる。 (技:様相観察) イカは無セキツイ動物かどうかを調べよう。 〈学習のめあて〉

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/ 深 め る / ま と め る 3 結果と考察を説明し合い、共通点をもと にイカが無脊椎動物であるかを確かめる。 (1)結果と考察について説明し合う。 (2)イカが無脊椎動物であるかを確かめる。 4 本時学習のまとめについて考え、話し合 い、次時の見通しをもつ。 (1) 本時学習のまとめを学習プリントに書く。 ・イカの胴部の骨のようなもの ・魚類のような骨格 ・節がなくやわらかいあし ・無脊椎動物 (2) これまでの学習を振り返り、次時の見通 しをもつ。 ○ 結 果 と 考 察 を 説 明 し 合 う こ と が で き る よ う に す る た め に、事実-結論―理 由 付 け の 順 に 言 う ことを確認する。 ○イカが無脊椎動物で あるか確かめられる ようにするために、 論点を焦点化し、魚 類、貝との共通点や 差異点を考えさせ、 意見をつなぐ発言の 仕方を確認する。 【共感的人間関係】 ○自分の考えで学習の まとめができるよう に、キーワードを確 認する。 【自己存在感】 ○次時の見通しをもて るように知識の整理 の仕方を説明する。 ・イカが無脊椎動物 であることを、内 骨 格 が な い と い う 事 実 で 説 明 で きる。 (思:発言、学習プ リント) イカの胴部に骨のようなものがあったが 魚類のような骨格はなく、貝のように節が なくやわらかいあしがあるので、イカは無 脊椎動物であるといえる。 胴部に骨のよう なものがあった (事実)から、 脊椎動物だと考 えます(結論)。 それは、脊椎動 物には骨がある から(理由付け) です。無脊椎動 物には骨はあり ません。 骨のようなものは あったけど胴部に 1つだった(事実) から無脊椎動物だ と 考 え ま す ( 結 論)。それは、脊椎 動物の骨格は多く の骨がつながり体 全体を支えている から(理由付け) です。 事実…胴部に骨のようなものがあったこ とは共通している。 結論…胴部に骨のようなものが骨格か、骨 格でないかが異なっている。 〈魚類の骨格〉 体を支え、動かす内 骨格がある。 〈イカの解剖図〉 胴部に骨のような ものが1つある。 〈アサリの体のつくり〉 節がなくやわらか いあしがあり、内骨 格がない。 イカの胴部の骨のようなもの→内骨格でない

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