【翻訳】
2018年キャリフォーニア州インターネット消費者保護及び
ネット中立性法 (2・完)
松宮 広和
情報法研究室
[COMMENT] The California Internet Consumer Protection
and Net Neutrality Act of 2018 (2)
Hirokazu MATSUMIYA
Information, Law and Technology
Abstract
On January 4, 2018, the Federal Communications Commission (FCC) released its Restoring Internet Freedom Order of 2017. The FCC announced that the purpose of this Order is to promote broadband deployment in rural areas, increase infrastructure investment throughout the United States, foster innovation on the Internet, and eliminate the digital divide. This Order abolished virtually all the protections for "network neutrality" introduced by the FCC’s Open Internet Order of 2015. The new Order repealed (1) three bright-line rules that prohibit blocking, throttling and paid-prioritization, (2) a general Internet conduct standard, and (3) the transparency rule. The FCC asserts that the new "improved" transparency rule together with competition among Broadband Internet Access Service (BIAS) providers and the antitrust and consumer protection laws makes these rules unnecessary, and the new Order lowers the cost of achieving these targets. In fact, as expressed in the letter to the ranking members of Congress from Internet pioneers and other leaders on December 11, 2017, the abolishment of these rules will bring an imminent threat to the Internet by killing the "virtuous cycle" that drives innovation and investment on the Internet--both at the edges of the network, as well as in the network itself. The new Order is not sufficient to prevent the harm from open Internet violations by broadband providers. In addition, the influence of companies that construct their platforms in the Application Layer is not well considered. These companies have constructed their "walled garden" on the public Internet and taken full advantage of information and knowledge that they can exploit. This trend is accelerating with the technological developments in big data, Artificial Intelligence (AI), and the Internet of Things (IoT). Recently, some twenty-five state governments have tried to enact their own network neutrality laws. The California Internet Consumer Protection and Net Neutrality
Act of 2018 is the "aristocrat," however, it still leaves much to be improved. Government authorities should design the additional framework that is necessary to retrieve and preserve the vibrant and open architecture of the Internet, recover and maintain the free flow of information and knowledge, and foster the future progress of the Internet.
目次
[解説]
(以上、(1) 本巻 153 頁以下)[資料] 「
2018 年キャリフォーニア州インターネット消費者保護及びネット中立性法」 (以上、(2・完) 本巻 175 頁以下) 本稿(1) (本巻153頁以下)より続く。[資料]
公開日: 2018年10月1日 09:00 PM上院法案第
822号
61第
976章
民法典第
3編第4部に、「通信」(='communications')に関する第15章(§ 3100で開始す
る
)を追加するある法律。
[2018年9月30日に、知事によって、承認された。2018年9月30日に、「州務長官」(='Secretary of State') によって、正式手続きがなされた。]「議員法律顧問」
(='LEGISLATIVE COUNSEL')の「要録/摘要/要約」(='DIGEST')
SB 822、Wiener。「通信」(='Communications'): 「ブロードバンド・インターネット・アクセス・サ ービス」(='Broadband Internet Access Service'/以下「BIAS」)。既存の法は、特定の取引の文脈/状況の中では、ある一定の義務を課し、そして、それらの義務を、 「強制/執行する」(='enforce')ための仕組みを提供する。
この法案は、「2018年キャリフォーニア州インターネット消費者保護及びネット中立性法」(='the California Internet Consumer Protection and Net Neutrality Act of 2018')を、制定する(であろう)。
この法律は、(定義される様な)「ブロードバンド・インターネット・アクセス・サービス」を提供 する、(定義される様な)「固定(の)」(='fixed')及び「移動体(の)」(='mobile')「インターネット・サービ ス・プロバイダー」(='Internet Service Provider(s)'/以下「ISP(s)」)が、「インターネット・トラフィック /通信量」(='Internet traffic')の当該取扱いに関する特定の行為に従事することを、禁止する(であろう)。 この法律は、他の何にも増して、「適法の」(='lawful')、コンテンツ、アプリケーション、サービス、 又は「損害を与えない」(='nonharmful')機器を「ブロッキング/遮断」(='blocking')すること、又は、イ ンターネットの、コンテンツ、アプリケーション、若しくはサービス、又はある「損害を与えない」 (='nonharmful')機器の使用、を理由として、「適法の」(='lawful')「インターネット・トラフィック/通 信量」(='Internet traffic')を、「害すること/インペアリング」(='impairing')又は「(品質を)低下させるこ と/ディグレイディング」(='degrading')及び(定義される様な)「ゼロ-レーティング」(='zero-rating')に関 連する特定の実務を禁止する(であろう)。 それは、また、「固定(の)」(='fixed')及び「移動体(の)」(='mobile')「インターネット・サービス・プ ロバイダー」(='Internet Service Provider(s)'/以下「ISP(s)」)が、「ブロードバンド・インターネット・ア クセス・サービス」と、当該同一の「ラスト-マイル/最後の1マイル」(='last-mile')の接続によって提供 される「ブロードバンド・インターネット・アクセス・サービス」以外のサービスを、それらのサー ビスが、以上で描写される禁止を回避する当該目的若しくは効果を、有する、又は「ブロードバンド・ インターネット・アクセス・サービス」の当該「目標達成能力/遂行能力/パフォーマンス」(='performance') に「消極的に」(='negatively')影響を与える場合には、「申し出」(='offering')又は「提供」(='providing') すること、を禁止する(であろう)。
ダイジェスト・キー
投票: 多数 「充当/割り当て/歳出/支出/予算(額)」(='appropriation'): 否 「財政/財務委員会」(='Fiscal Committee'): 否 「ローカル・プログラム」(='Local Program'): 否法案の文言
§ 1 (a) 当該「州議会」(='Legislature')は、以下の全てを発見し、そして、宣言する:
(1) この法律は、キャリフォーニア州に「生来的な/生来的に有する」(='inherent')「警察権限」(='police power')に従って、「開放された」(='open')、そして、「中立的な」(='neutral')インターネットに増大的 に依存している、「安全」(='safety')、「生命」(='life')、「公衆衛生」(='public health')、「公共の便益」 (='public convenience')、社会の「一般的な繁栄」(='general prosperity')及び「幸福/福利/健康/繁栄」 (='well-being')、並びに当該州の「全住民/(ある数の)住民」(='population')及び「経済」(='economy')の当 該「福祉」(='welfare')を、保護し、そして、促進する目的で、採択された。 (2) キャリフォーニア州の、「経済」(='economy')、「民主主義」(='democracy')、及び「社会」(='society') の殆ど全ての部門は、当該州の警察権限の下で規制される「極めて重要な」(='vital')機能を支持する「開 放された」(='open')、そして、「中立的な」(='neutral')インターネットに依存している。(それらは、) 以下の各々を含むが、しかし、それに限定されない。すなわち、 (A) 「警察」(='police')及び「緊急事態」(='emergency')サービス。 (B) 「健康」(='health')及び「安全」(='safety')サービス、並びに「インフラストラクチャー」 (='infrastructure')。 (C) 「公益事業」(='utility')及びインフラストラクチャー。 (D) 「交通インフラストラクチャー」(='transportation infrastructure')及びサービス、並びに「無排出/ ゼロ-エミッション」(='zero-emission')及び「低排出/低エミッション/ロー-エミッション」(='low-emission') の選択肢の拡大。 (E) 「政府」(='government')のサービス、「投票/表決」(='voting')、「民主政体の/民主制の/民主主義 の/民主(主義)的な」(='democratic')「意思決定」(='decisionmaking')過程。 (F) 「教育」(='education')。 (G) 「営業/事業/ビジネス」(='business')及び「経済的」(='economic')の活動。 (H) 「環境の」(='environmental')「監視」(='monitoring')及び保護、並びに州の「環境目標」(='environmental goals')の達成。
(I) 「土地利用規制」(='land use regulation')。
(b) この法律は、「2018年キャリフォーニア州インターネット消費者保護及びネット中立性法」(='the California Internet Consumer Protection and Net Neutrality Act of 2018')として知られなければならず、そし て、(その様に)引用され得る。
第15章 インターネットの中立性 3100. この章の目的のために、以下の定義が、適用される。 (a) 「アプリケーションに不可知の/アプリケーション-アグノスティックの」(='application-agnostic') は、「源」(='source')、「目的地」(='destination')、インターネットの、コンテンツ、アプリケーション、 サービス、又は機器、又はインターネットの、コンテンツ、アプリケーション、サービス、又は機器 の「類」(='class(es)')を理由として、「区別/差別する」(='differentiate')ことがないこと、を意味する。
(b) 「ブロードバンド・インターネット・アクセス・サービス」(='Broadband Internet Access Service'/ 以下「BIAS」)は、キャリフォーニア州の顧客に提供される有線又は無線による、全ての又は実質的 に全てのインターネットの「終末点/エンドポイント」(='endpoint(s)')に対するデータを発信する及びそ こからデータを受信する、当該性能を提供するある「マス・マーケット」(='mass market')の小売のサ ービスであって、「通信サービス」(='communications service')の作動に「付随的な」(='incidental')及び それを可能とする如何なる性能を含むが、しかし、「ダイヤル-アップ・インターネット・アクセス・ サービス」(='dial-up Internet access service')を除くものである。
「ブロードバンド・インターネット・アクセス・サービス」は、また、キャリフォーニア州の顧客 に提供される、そのサービスのある機能的な同等物を提供する、又は、本章において記される当該保 護を回避する目的で使用される、如何なるサービスを含む。 (c) 「インターネットの、コンテンツ、アプリケーション、サービス、又は機器の「類」(='class(es)')」 は、インターネット・コンテンツ、又はインターネット・アプリケーション、サービス、又は機器の ある「集団/集まり/グループ」(='group(s)')であって、当該同一の「源」(='source')、又は「目的地」 (='destination')を共有していること、当該同一の「類型」(='type')のコンテンツ、アプリケーション、サ ービス、又は機器に属していること、当該同一の「アプリケーション-レイヤー・プロトコル」 (='application-layer protocol')又は「トランスポート-レイヤー・プロトコル」(='transport-layer protocol')を 使用していること、又は「パケット」(='packet(s)')の、「大きさ/サイズ」(='size')、「(特に時間順の) 列/シークエンシング」(='sequencing')、又は「時間調整/タイミング」(='timing')、又は「遅延」(='delay') に対する「感受性/感度」(='sensitivity')を含むが、しかし、これらに限定されない類似の技術的特徴を 有すること、を含むが、しかし、これらに限定されないある共通の特徴を共有するものを意味する。 (d) 「コンテンツ、アプリケーション、又はサービス」は、ある「ブロードバンド・インターネッ ト・アクセス・サービス」の「エンド・ユーザー」(='end user(s)')に対して発信される又はそこから受 信される、全ての「インターネット・トラフィック/通信量」(='Internet traffic')を意味し、これらの範 疇の如何なるものに明確に適合し得ないトラフィック/通信量を含むが、しかし、これに限定されない。
(e) 「エッジ・プロバイダー」(='edge provider(s)')は、インターネットによって、如何なるコンテン ツ、アプリケーション、又はサービスを提供する、如何なる「個人」(='individual(s)')又は「法主体」 (='entity(-ies)')、及びインターネットによって、コンテンツ、アプリケーション、又はサービスにアク セスするために使用されるある機器を提供する、如何なる「個人」(='individual(s)')又は「法主体」 (='entity(-ies)')を意味する。 (f) 「エンド・ユーザー」(='end user(s)')は、「ブロードバンド・インターネット・アクセス・サービ ス」を利用する、如何なる「個人」(='individual(s)')又は「法主体」(='entity(-ies)')を意味する。
(g) 「企業向けサービスの提供」(='enterprise service offering')は、「注文で特製された/カスタマイズ された」(='customized')、又は個別に交渉された「取決め」(='arrangement(s)')、又は「特別アクセス・ サービス/スペシャル・アクセス・サービス」(='special access service(s)')を通じて、大規模な組織へのあ る提供を意味する。
(h) 「固定(の)ブロードバンド・インターネット・アクセス・サービス」(='Fixed Broadband Internet Access Service')は、「第1に/最も主要に」(='primarily')固定(の)「終末点/エンドポイント」(='endpoint(s)') で、「静止した」(='stationary')機器を使用して、「エンド・ユーザー」(='end user(s)')に奉仕する/サー ビスを提供する、ある「ブロードバンド・インターネット・アクセス・サービス」を意味する。
「固定(の)ブロードバンド・インターネット・アクセス・サービス」は、固定(の)「ライセンスを必 要としない」(='unlicensed')無線サービス、及び「固定衛星サービス」(='fixed satellite services')を含む「固 定無線サービス」(='fixed wireless services')を含むが、しかし、これらに限定されない。
(i) 「固定(の)インターネット・サービス・プロバイダー」(='Fixed Internet Service Provider(s)'/以下「Fixed ISP(s)」)は、キャリフォーニア州における、ある「個人」(='individual(s)')、「法人」(='corporation(s)')、 「政府」(='government(s)')、又は他の顧客に、「固定(の)ブロードバンド・インターネット・アクセス・ サービス」を提供するある事業者を意味する。 (j) インターネットの、コンテンツ、アプリケーション、若しくはサービス、又はある「損害を与え ない」(='nonharmful')機器の使用、を理由として、「適法の」(='lawful')「インターネット・トラフィッ ク/通信量」(='Internet traffic')を、「害すること/インペアリング」(='impairing')又は「(品質を)低下させ ること/ディグレイディング」(='degrading')は、以下の何れかを「害すること/インペアリング」 (='impairing')又は「(品質を)低下させること/ディグレイディング」(='degrading')を意味する。すなわち、 (1) 特定の、コンテンツ、アプリケーション、又はサービス、
(2) 特定の「類」(='class(es)')の、コンテンツ、アプリケーション、又はサービス、 (3) 特定の「損害を与えない」(='nonharmful')機器に対する「適法の」(='lawful')「インターネット・ トラフィック/通信量」(='Internet traffic')、又は (4) 特定の「類」(='class(es)')の「損害を与えない」(='nonharmful')機器に対する「適法の」(='lawful') 「インターネット・トラフィック/通信量」(='Internet traffic')。 当該語は、以下の何れかの間を、「限定なく」(='without limitation')、「積極的に」(='positively')又は 「消極的に」(='negatively')「区別/差別する」(='differentiate')ことを含むが、しかし、これらに限定され ない。すなわち、 (1) 特定の、コンテンツ、アプリケーション、又はサービス、 (2) 特定の「類」(='class(es)')の、コンテンツ、アプリケーション、又はサービス、 (3) 特定の「損害を与えない」(='nonharmful')機器への「適法の」(='lawful')「インターネット・トラ フィック/通信量」(='Internet traffic')、又は (4) 特定の「類」(='class(es)')の「損害を与えない」(='nonharmful')機器への「適法の」(='lawful')「イ ンターネット・トラフィック/通信量」(='Internet traffic')。
(k) 「インターネット・サービス・プロバイダー」(='Internet Service Provider(s)'/以下「ISP(s)」)は、 キャリフォーニア州における、ある「個人」(='individual(s)')、「法人」(='corporation(s)')、「政府」 (='government(s)')、又は他の顧客に、「ブロードバンド・インターネット・アクセス・サービス」を提 供するある事業者を意味する。
(l) 「ISPトラフィック交換」(='ISP traffic exchange')は、当該「インターネット・サービス・プロバ イダー」(='Internet Service Provider(s)'/以下「ISP(s)」)のネットワークと、ある「エッジ・プロバイダー」 (='edge provider(s)')、「コンテンツ配信ネットワーク/コンテンツ・デリバリー・ネットワーク」(='Content Delivery Network(s)'/以下「CDN(s)」)、又は他の「ネットワーク運営者/ネットワーク・オペレーター」 (='network operator(s)')を含むが、しかし、これらに限定されない別の「個人」(='individual(s)')又は「法 主体」(='entity(-ies)')との間の、「インターネット・サービス・プロバイダー」(='Internet Service Provider(s)'/ 以下「ISP(s)」)の「エンド・ユーザー」(='end user(s)')に向けられた、又はそれから発せられた「イン ターネット・トラフィック/通信量」(='Internet traffic')の当該交換を意味する。
(m) 「ISPトラフィック交換の合意」(='ISP traffic exchange agreement')は、ある「インターネット・サ ービス・プロバイダー」(='Internet Service Provider(s)'/以下「ISP(s)」)と、ある「エッジ・プロバイダー」 (='edge provider(s)')、「コンテンツ配信ネットワーク/コンテンツ・デリバリー・ネットワーク」(='Content Delivery Network(s)'/以下「CDN(s)」)、又は他の「ネットワーク運営者/ネットワーク・オペレーター」 (='network operator(s)')を含むが、しかし、これらに限定されない別の「個人」(='individual(s)')又は「法
主体」(='entity(-ies)')との間の、当該「インターネット・サービス・プロバイダー」(='Internet Service Provider(s)'/以下「ISP(s)」)のネットワークと当該他の「個人」(='individual(s)')又は「法主体」(='entity(-ies)') との間の、ある「インターネット・サービス・プロバイダー」(='Internet Service Provider(s)'/以下「ISP(s)」) の「エンド・ユーザー」(='end user(s)')に向けられた、又はそれから発せられた「インターネット・ト ラフィック/通信量」(='Internet traffic')を交換するためのある合意をいう。 (n) 「マス・マーケット」(='mass market')のサービスは、ある「標準化されたベース」(='standardized basis')で、「家庭内の」(='residential')顧客、小規模な事業者、並びに学校、高等教育の機関、及び図書 館を含むが、しかし、これらに限定されない、他の顧客に対して、市場に出され、そして、販売され るあるサービスを意味する。 「マス・マーケット」(='mass market')のサービスは、また、それらが、カスタマイズされ/注文で特 製されるか、又は個別に交渉されるか、に関わらず、当該連邦及び州レベルの、当該「イー-レート・ プログラム」(='E-rate program')及び「周辺地域健康介護プログラム/ルーラル・ヘルス・ケア・プログ ラム」(='Rural Health Care program(s)')並びに類似のプログラムの支持のために購入される「ブロードバ ンド・インターネット・アクセス・サービス」と同様に、当該連邦及び州レベルの、当該「コネクト・ アメリカ・ファンド」(='Connect America Fund'/以下「CAF」)又は類似のプログラムの支援を受けてい るネットワークを使用して提供される、如何なる「ブロードバンド・インターネット・アクセス・サ ービス」を、含む。「マス・マーケット」(='mass market')のサービスは、「企業向け」(='enterprise')サ ービスの提供を含まない。
(o) 「移動体(の)ブロードバンド・インターネット・アクセス・サービス」(='Mobile Broadband Internet Access Service')は、「第1に/最も主要に」(='primarily')「移動局」(='mobile station(s)')を使用して、「エ ンド・ユーザー」(='end user(s)')に奉仕する/サービスを提供する「ブロードバンド・インターネット・ アクセス・サービス」を意味する。 「移動体(の)ブロードバンド・インターネット・アクセス・サービス」は、スマートフォン又は移 動体(の)ネットワークによって可能とされるタブレットを、インターネットに対する接続のための「第 1の/最も主要な」(='primary')「終末点/エンドポイント」(='endpoint(s)')として使用する「ブロードバン ド・インターネット・アクセス・サービス」と同様に、「移動体(の)衛星ブロードバンド・サービス」 (='mobile satellite broadband service(s)')を含むが、しかし、これらに限定されない。
(p) 「移動体(の)インターネット・サービス・プロバイダー」(='Mobile Internet Service Provider(s)'/以 下「Mobile ISP(s)」)は、キャリフォーニア州における、ある「個人」(='individual(s)')、「法人」 (='corporation(s)')、「政府」(='government(s)')、又は他の顧客に対して、「移動体(の)ブロードバンド・ インターネット・アクセス・サービス」(='Mobile Broadband Internet Access Service')を提供するある事
業者を意味する。
(q) 「移動局」(='mobile station(s)')は、移動されることが可能なある「無線通信局」(='radio communication station(s)')であって、そして、通常実際に移動するものを意味する。
(r) 「優先のための支払い」(='paid prioritization')は、ある「トラフィック/通信量」(='traffic')を、他の トラフィック/通信量よりも、直接的に又は間接的に「優遇する」(='favor')ための、ある「インターネ ット・サービス・プロバイダー」(='Internet Service Provider(s)'/以下「ISP(s)」)のネットワークの当該運 営を意味する。 (それは、)(1) 「金銭的な」(='monetary')「又は別の方法で」(='or otherwise')、ある第三者からの「対 価」(='consideration')と引き換えに、又は(2) ある「関連する」(='affiliated')「法主体」(='entity(-ies)')に 利益を与える目的で、の何れかで、「トラフィック・シェーピング」(='traffic shaping')、「優先」 (='prioritization')、「リソース予約/資源予約/リソース・リザベーション」(='resource reservation')、又は 他の形態の優先的な「トラフィック管理/トラフィック・マネージメント」(='traffic management')の様 な技術の当該使用を通じて、(によるもの)を含むが、しかし、これらに限定されない。
(s) 「合理的なネットワーク運営」(='Reasonable Network Management')は、合理的であるあるネット ワーク運営実務を、意味する。 あるネットワーク運営実務は、ある「第1に/最も主要に」(='primarily')技術的なネットワーク運営の 正当化を有するが、しかし、他の「営業/事業/ビジネス」(='business')の実務を含まない、ある実務であ る。 あるネットワーク運営実務は、当該「ブロードバンド・インターネット・アクセス・サービス」の 当該特定のネットワーク・アーキテクチャー及び技術を考慮して、それが、ある「正当な」(='legitimate') ネットワーク運営の目的の獲得のために、「第1に/最も主要に」(='primarily')使用され、かつ/及び、(そ れ)に適応され、そして、可能な限り「アプリケーションに不可知の/アプリケーション-アグノスティ ックの」(='application-agnostic')である場合には、合理的である。 (t) 「ゼロ-レーティング」(='zero-rating')は、ある顧客のデータの「使用許容量/ユーシッジ・アロウ アンス」(='usage allowances')から、幾つかの「インターネット・トラフィック/通信量」(='Internet traffic') を「免除する/除く」(='exempt(ing)')こと、を意味する。
3101. (a) ある「固定(の)インターネット・サービス・プロバイダー」が、当該プロバイダーが、「固 定(の)ブロードバンド・インターネット・アクセス・サービス」の提供に従事する限り、以下の活動 の何れかに従事することは、「不適法の」(='unlawful')とする。すなわち、
(1) 「適法の」(='lawful')、コンテンツ、アプリケーション、サービス、又は「損害を与えない」 (='nonharmful')機器を、「合理的なネットワーク運営」(='Reasonable Network Management')に服して、 「ブロッキング/遮断」(='blocking')すること。
(2) 「合理的なネットワーク運営」(='Reasonable Network Management')に服して、インターネットの、 コンテンツ、アプリケーション、若しくはサービス、又はある「損害を与えない」(='nonharmful')機器 の使用を理由として、「適法の」(='lawful')「インターネット・トラフィック/通信量」(='Internet traffic') を、「害すること/インペアリング」(='impairing')又は「(品質を)低下させること/ディグレイディング」 (='degrading')。 (3) 以下の何れかに該当するものと引き換えに、「金銭的な」(='monetary')「又は別の方法で」(='or otherwise')、「エッジ・プロバイダー」(='edge provider(s)')からの「対価」(='consideration')を要求するこ と。 それらは、以下を含むが、しかし、それらに限定されない。すなわち、
(A) 「インターネット・サービス・プロバイダー」(='Internet Service Provider(s)'/以下「ISP(s)」)の「エ ンド・ユーザー」(='end user(s)')に対して、「インターネット・トラフィック/通信量」(='Internet traffic') を「配達し/届け」(='deliver(ing)')、及び、それらから「インターネット・トラフィック/通信量」(='Internet traffic')を、「運ぶ」(='carry(ing)')こと。
(B) 当該「エッジ・プロバイダー」(='edge provider(s)')の、コンテンツ、アプリケーション、サービ ス、又は「損害を与えない」(='nonharmful')機器が、「インターネット・サービス・プロバイダー」(='Internet Service Provider(s)'/以下「ISP(s)」)の「エンド・ユーザー」(='end user(s)')に到達することを「ブロッキ ング/遮断」(='blocking')されることを、回避すること。 (C) 当該「エッジ・プロバイダー」(='edge provider(s)')の、コンテンツ、アプリケーション、サービ ス、又は「損害を与えない」(='nonharmful')機器が、「害すること/インペアリング」(='impairing')をさ れたり、又は「(品質を)低下させること/ディグレイディング」(='degrading')をされることを、回避する こと。 (4) 「優先のための支払い」(='paid prioritization')に従事すること。 (5) 「金銭的な」(='monetary')「又は別の方法で」(='or otherwise')、ある第三者からの「対価」 (='consideration')と引き換えに、「ゼロ-レーティング」(='zero-rating')に従事すること。 (6) インターネットの、コンテンツ、アプリケーション、サービス、又は機器のある範疇における、 幾つかの、インターネットの、コンテンツ、アプリケーション、サービス、又は機器を「ゼロ-レーテ
ィング」(='zero-rating')するが、しかし、当該範疇全体を、「ゼロ-レーティング」(='zero-rating')しない こと。
(7) (A) 当該「エンド・ユーザー」(='end user(s)')が、選択する、「ブロードバンド・インターネット・ アクセス・サービス」、又は当該「適法の」(='lawful')、インターネットの、コンテンツ、アプリケー ション、サービス、又は機器を、選択し、アクセスし、そして、使用するある「エンド・ユーザー」 (='end user(s)')の能力、又は、「適法の」(='lawful')、コンテンツ、アプリケーション、サービス、又は 機器を、「エンド・ユーザー」(='end user(s)')に対して、「入手可能な」(='available')ものとする「エッ ジ・プロバイダー」(='edge provider(s)')の能力、の何れかに、「非合理に/不合理に」(='unreasonably') 干渉し、又は「非合理に/不合理に」(='unreasonably')不利益を与えること。
「合理的なネットワーク運営」(='Reasonable Network Management')は、この段落のある違反としない。 (B) 「アプリケーションに不可知の/アプリケーション-アグノスティックの」(='application-agnostic') やり方で、「インターネット・トラフィック/通信量」(='Internet traffic')を「ゼロ-レーティング」 (='zero-rating')することは、「インターネット・サービス・プロバイダー」(='Internet Service Provider(s)'/ 以下「ISP(s)」)が、トラフィック/通信量を、「ゼロ-レーティング」(='zero-rating')するかの判断と引き 換えに、如何なる第三者によって、「金銭的な」(='monetary') 「又は別の方法で」(='or otherwise')、如 何なる「対価」(='consideration')も提供されない場合には、(A)のある違反とならないものとする。 (8) 消費者が、これらのサービスの使用に関する知識有る選択を行うために、そして、コンテンツ、 アプリケーション、サービス、機器の提供者/プロバイダーが、インターネットの提供を、開発し、市 場に出し、及び維持するために十分な、その「ブロードバンド・インターネット・アクセス・サービ ス」の、当該ネットワーク運営実務、「遂行能力/パフォーマンス」(='performance')、及び商業的/商業 的な(契約の)条件に関する正確な情報を、公然と公開することに失敗すること。 (9) この条及び§ 3102に含まれる当該禁止の回避の当該目的又は効果を有するISPトラフィック交換、 に関する、に関連する、又は、に関連して、合意を含むが、しかし、これらに限定されない実務に従 事すること。
この段落の如何なるものも、「インターネット・サービス・プロバイダー」(='Internet Service Provider(s)'/ 以下「ISP(s)」)が、この条及び§ 3102に含まれる当該禁止を回避しないISPトラフィック交換の合意を 締結することを禁止する、と解釈されてはならない。
(b) ある「移動体(の)インターネット・サービス・プロバイダー」(='Mobile Internet Service Provider(s)'/ 以下「Mobile ISP(s)」)が、「移動体(の)ブロードバンド・インターネット・アクセス・サービス」(='Mobile Broadband Internet Access Service')の提供に従事する限り、(a)の(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)、(7)、(8)、
及び(9)に記される当該活動の如何なるものに従事することは、「不適法の」(='unlawful')とする。
3102. (a) ある「固定(の)インターネット・サービス・プロバイダー」(='Fixed Internet Service Provider(s)'/ 以下「Fixed ISP(s)」)が、「ブロードバンド・インターネット・アクセス・サービス」以外のサービス を、当該「ブロードバンド・インターネット・アクセス・サービス」と当該同一の「ラスト-マイル/ 最後の1マイル」(='last-mile')の接続によって、差し出す又は提供することは、それらのサービスが、 以下の条件の何れかを充足する場合には、「不適法の」(='unlawful')とする。すなわち、 (1) それらが、§ 3101における当該禁止を回避する当該目的又は効果を有すること。 (2) それらが、「ブロードバンド・インターネット・アクセス・サービス」の当該「遂行能力/パフ ォーマンス」(='performance')に「消極的に」(='negatively')影響を与えること。
(b) ある「移動体(の)インターネット・サービス・プロバイダー」(='Mobile Internet Service Provider(s)'/ 以下「Mobile ISP(s)」)が、「ブロードバンド・インターネット・アクセス・サービス」以外のサービ スを、当該「ブロードバンド・インターネット・アクセス・サービス」と当該同一の「ラスト-マイル /最後の1マイル」(='last-mile')の接続によって、差し出す又は提供することは、それらのサービスが、 (a)の(1)及び(2)において特定される当該条件の何れかを充足する場合には、「不適法の」(='unlawful') とする。 (c) この条の如何なるものも、ある固定(の)又は移動体(の)「インターネット・サービス・プロバイ ダー」(='Internet Service Provider(s)'/以下「ISP(s)」)が、当該「ブロードバンド・インターネット・アク セス・サービス」と当該同一の「ラスト-マイル/最後の1マイル」(='last-mile')の接続によって、運ばれ て、そして、本条に違反しない「ブロードバンド・インターネット・アクセス・サービス」以外のサ ービスを、差し出す又は提供することを禁止する、と解釈されてはならない。
3103. (a) この章の如何なるものも、ある固定(の)又は移動体(の)「インターネット・サービス・プロ バイダー」(='Internet Service Provider(s)'/以下「ISP(s)」)が、準拠法と整合性を有して又は準拠法によっ て許可される様に、緊急通信若しくは法の執行、公共の安全、又は国家安全当局の必要を取り扱わね ばならないかもしれない、如何なる義務又は権限の付与も破棄しないし、また、当該プロバイダーの その様に行う能力を制限しない。
(b) この章の如何なるものも、ある固定(の)又は移動体(の)「インターネット・サービス・プロバイ ダー」(='Internet Service Provider(s)'/以下「ISP(s)」)による、著作権侵害又は他の「不適法の」(='unlawful')
活動を取り扱う合理的な努力を禁止しない。 3104. § 3268又は如何なる他の法にかかわらず、この章の当該条項の如何なる免除は、公共の政策に 反して、「施行出来ない/執行出来ない」(='unenforceable')し、そして、「無効な」(='void')ものとする。 § 3. この法律の当該条項は、「分離可能な」(='severable')である。この法律の何れかの条項又はその 適用が無効であると判示される場合、その「無効」(='invalidity')は、当該無効な条項又は適用なくして、 効力を発揮され得る他の条項又は適用に影響を与えないものとする。 □ --- [付記] 本稿は、研究題目「持続的な経済成長の促進を可能とするICT利活用のあり方に関する総合的研究」 (国際共同研究加速基金(国際共同研究強化))(平成28-令和元年度)(JSPS科研費 15KK0109)に対して交付 された、科学研究費補助金の成果の一部を含むものである。
客員研究員として、The University of California, Berkeleyで在外研究を行うことを可能とするために御 助力を頂いた、同大学のthe Charles and Louise Travers Department of Political Scienceの学部長である Steven K. Vogel教授を始めとする全ての方、そして、当該在外研究で貴重な知見を得ることを可能と するために御助力を頂いた全ての方に、謹んで心からの謝意を示したい。 本稿は、研究題目「5G時代における情報通信ネットワーク安全保障のあり方に関する国際研究」に 対して支援された、2019年度公益財団法人電気通信普及財団助成(財団設立35周年記念事業)の成果の 一部を含むものである。 原稿受領日 2020 年9月6日