平 成27年 度 修 士 論 文
ユ ー ザ プ ロフ ァイ ル 獲 得 に 向 けた
高齢 者 と音 声 対 話 ロボ ッ トの雑 談 履 歴 の解 析
ADialogueAnalysisofElderlyPerson
withaChatRobottoAcquireUserProfiles
「「
首都 大学 東 京
学 籍 番 号:14890515 氏 名:篠 田 遥 子
指 導 教 員:山 口 亨
概要
近年,世 界 各国 で高 齢化 が進 ん で いる.日 本国 内 は他 国 と比較 す る と高齢 化 ・ 少 子 化 が進 み深 刻 な超 高齢 社 会 を迎 えて い る.そ れ に伴 い,独 居 高齢 者 の割 合
も増加 して い る.独 居 高 齢 者 の問題 と して,家 で の コ ミュニ ケ ー シ ョンの頻 度 が低 く,社 会 との接 点 が減 少 して い る こ とが あ げ られ る.ま た 日本 での うつ傾 向 の割 合 は 中高年 が も っ とも頻 度 が高 い と報 告 され て い る.会 話 の減 少 は うつ 傾 向 を引 き起 こ しや す くな る.予 防 のた め に も会 話 を行 うこ とが重 要 な 要素 で あ る と考 え られ る.
一 方 で
,先 行 研 究 の ロボ ッ トは短期 間 の会 話 を想 定 してお り,長 期 間 の利 用 を想 定 して い な い.ま た長 期 間 の コ ミュニ ケー シ ョン ロボ ッ トで あ っ て も同 じ 会 話 の繰 り返 しに な って しまい,雑 談 時 に個 人 に適 した返 答 や 情報 を与 える こ
とが で きな い.
この 問題 を解 決 す るた め に音 声 対話 ロボ ッ トと雑 談 を行 い,そ の結 果 で あ る 雑 談 履歴 を解 析 す る こ とで,高 齢者 と音 声対 話 ロボ ッ トの 『雑 談履 歴 』 か ら特 徴 キー ワー ドや ユ ー ザ プ ロフ ァイル の獲 得 を 目標 とす る.
ロボ ッ トがユ ー ザ の話 して い るカテ ゴ リを認 識 し,会 話 の 流れ を コ ン トロー ル す るた めに複 数 の特 徴 キー ワー ドか ら成 り立 って い る カテ ゴ リが 必要 で あ る.
高齢 者 との 会話 は特 定 のテ ー マ を定 めた もので は な く,人 同 士 で よ く行 われ て い る雑 談 とい う形 を用 いて会 話 を行 う.
本研 究 の解 析 と して,音 声対 話 ロボ ッ トが 自動 的 にお こな った カテ ゴ リ付 け 結 果 を検 証 す る.ま た,ユ ー ザプ ロフ ァイル の獲 得 に 向 け特徴 キー ワー ドが獲 得 で き るか検証 す る.
Abstract
Recently,thenumberofelderlypeopleincreasesallovertheworld.Japanhaslarge numberofelderlypeopieandsmailnumberofchildrencomperetoothercountries,soit
isaserioussuperageingsociety.ThepercentageofelderlypeoPlelivingaloncisalso increasingwiththat,'Decreaseofcommunicationatthehouse「'and'Decreaseof contactwithsociety"areconsideredasaproblemofelderlypeopleIivingalone."The middleandoldagearehighest.11isreportedthepercentageofthedepressedtendencyin Japan.DecreaseofconΨersationtendstocausethedepressedtendency.The ConversatiOnisarlimpOrtantelementf(〕rprevention.
Ontheotherhand,arobotoftheprecedingstudyassumesshorttermconversation insteadoflongtermconversation.Evenalongcommunicationcanbedonebyarobot byrepeatingthesameconversation.Andinachat,itcan'tgivesuitablereplyand infbrmationtoanindMdua1.
Theresearchproposesachatwithachatrobottosolvethisproblem.Thedialogueof theresultisa置1alyzed.Andtheresearchaimstogetthefeaturekeywordandtheuser
profilefromadialogueofelderlypersonwithachatrobot.Arobotrecognizesa categoryoftileuser'schatcontents,andacategorywhichconsistsofthefeature keywordlsneededtocontrolaflowofcorlversation.Theresearchhasdecidedtodo
T'conversation"usillg'fbrmofcllatwhichdoesnoth
aveanythemeascommunication witharobot.
Asananalysisofthisresearch,acategoryassignmentresultwhichachatrobotdid
automaticallyisinspected.Andtllisresearchinspectswhetheritgetsthefeature
keywordtoacquiretheuserprofiIe.
目次
概要
Abstract
1
目次
互1
1.は じ め に
m
2.ユ ー ザ プ ロ フ ァ イ ル に よ る 共 起 関 係 獲 得
1
2.1カ テ ゴ リ 作 成 【19】
2.2共 起 関係 の獲 得 に向 けて
3.音 声対 話 ロボ ッ トと雑 談 履歴 獲得 実験
3.1雑 談 シ ス テ ム[19J 3.2対 話 内 容 の 更 新
くノ︽﹂108Qノ
4.高 齢 者 と 音 声 対 話 ロ ボ ッ トの 雑 談 履 歴 の カ テ ゴ リ付 け 検 証 4.1音 声 対 話 ロ ボ ッ ト と 人 の カ テ ゴ リ付 け 検 証
4.2人 同 士 の カ テ ゴ リ付 け 結 果 比 較
5.ユ ー ザ プ ロ フ ァ イ ル 獲 得 に 向 け た 特 徴 キ ー ワ ー ド 5.1ユ ー ザ プ ロ フ ア イ ル
5.2カ テ ゴ リ ご と の 特 徴 キ ー ワ ー ド
5.3ユ ー ザ プ ロ フ ァ イ ル 獲 得 に 向 け た 特 徴 キ ー ワ ー ドマ ッ プ 6.お わ り に
参考文献 発表文献 謝辞
0 3 4 6 8 8 9 3 7 1 1 1 1 1 1 1 2 2
28 30
付録
31
カ テ ゴ リ ご と の 特 徴 キ ー ワ ー ドマ ッ プ 18カ テ ゴ リ の 特 徴 キ ー ワ ー ドマ ッ プ 高 齢 者 ご と の 特 徴 キ ー ワ ー ドマ ッ プ
へ∠(∠14り﹂6﹂・4.4︑
1.は じ め に
近年,日 本 の総 人 口に対 して65歳 以上 の 占め る割 合 は増 加傾 向 にあ る.1956 年,国 際 連 合 に よ り高齢 化 率 に よ る分類 が制 定 され た.日 本 で は1970年 以 降の
国税 調 査 の結果,高 齢 化 率 が年 々上昇 し,2007年 つ い に最 高基 準 の21%を 超 え 超 高齢 社会 とな った,事 実,図1で 示す よ うに2011年 に内 閣府 が 発表 したデ ー タに よ る と総 人 口の12,780万 人 に対 して65歳 以 上の 高齢 者』の数 は2,975万 人 で あ り,総 人 口に対 し23.3%が 高齢 者 となって い る.ま た,近 年 日本 で は少 子 化 が 進 ん でい る こ とは 周知 の事 実 で あ る.こ の事 か らも分か る よ うに,今 後 日本 の 総 人 口は減 少 傾 向 にな っ てい く.し か しなが ら高齢 化 率 は上昇 して い き,2060 年 頃 には2.5人 に1人 が65歳 以上,か つ4人 に1人 が75歳 以 上 とな って い く.
そ の一方 で,高 齢 化 は進 んで い るが在 宅高齢者 の うち8割 は介護 や 支援 を必要 と しない 高齢者(以 下,元 気 高齢 者)で あ る[II.また一方 で,独 居 高齢 者 の割合 も 年 々増加 傾 向 に あ る.独 居 高齢者 の問題 と して,『 家 で の コ ミュニ ケー シ ョンの 頻 度 が低 い』,『社 会 との接 点 が減 少 して い る』 こ とが あ げ られ る,ま た 日本 で の うつ傾 向 の割合 は 中高 年 が も っ とも頻 度 が 高 い と報 告 され て い る.会 話 の減 少 は うつ傾 向 を引 き起 こ しや す くな るた め予 防 のた め に も会 話 を行 うこ とが 重 要 な要素 で あ る と考 え られ る.
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10
ま た 近 年,美 術 館 や 病 院 の 受 付 な ど 様 々 な 場 所 に 音 声 対 話 ロ ボ ッ トが 置 い て あ る が,そ れ ら は あ ら か じ め ユ ー ザ に 対 し て 発 話 内 容 が 決 め ら れ て い る.ロ ボ ッ トを 用 い た 先 行 研 究 で は,人 と共 存 す る 生 活 支 援 ロ ボ ッ ト と し て の 聞 き 分 け ロ ボ ッ ト,お 供 ロ ボ ッ ト(図2)を 用 い た 研 究12】 【3】 や,イ ン タ ー フ ェ ー ス ロ ボ ッ トで あ る 東 芝 製 のApriPocoを 用 い た コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に よ る 高 齢 者 向 け の 対 話 イ ン タ ー フ ェ ー ス の 提 案[4]【5](図3)など が 行 わ れ て い る.
鰯 、 『 ㌧
し 、 』 り
図2聞 き 分 け ロ ボ ッ ト(左)・ お 供 ロ ボ ッ ト(右)【3](TOSHIBA)
野
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1癒
毒
髪醸 譲 蜜
、 ㌧纏 豊
浸 ㌦・瀞}
、 ひ
謙
ら
9
図3イ ン タ ー フ ェ ー ス ロ ボ ッ トApriPoco(TOSHIBA)14】
ま た,言 語 に よ る 違 い が 会 話 に 与 え る 影 響 に つ い て 調 査 した 研 究16】 や 会 話 ロ ボ ッ トの 先 行 研 究 と し て,来 談 者 中 心 療 法 用 の ロ ボ ッ トのELIZA【7】 やELIZAを も と に し て 作 られ たALICE【8】 が あ る.ま た,Singら は,ほ か の 会 話 シ ス テ ム の 調 査 ・比 較 を 行 っ て い る 【91.
し か し こ れ ら の ロ ボ ッ トは 短 期 間 の 会 話 を 想 定 し て お り,長 期 間 の 利 用 を 想 定 し て い な い.ま た 従 来 は,長 期 間 の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン ロ ボ ッ トで あ っ て も 同 じ 会 話 の 繰 り返 し に な っ て し ま い,雑 談 時 に 個 人 に 適 し た 返 答 を 行 う こ と や 情 報 を 提 供 す る こ と が で き な い.こ れ ら の 問 題 を 解 決 す る た め にLeeら は,事 例 ベ ー ス の 会 話 シ ス テ ム を 提 案 し,天 気 や テ レ ビ の 番 組 紹 介 な ど の 様 な 様 々 な 状 況 に 応 じ て 対 話 を 行 うモ デ ル の 作 成 ・開 発 を 行 い,対 話 を 行 っ た1101川.ま た, Yangら は,協 調 フ ィ ル タ リ ン グ を 対 話 シ ス テ ム に 用 い て シ ス テ ム の 構 築 を 行 っ た1121.こ の シ ス テ ム 構 築 の 結 果,ユ ー ザ の 知 ら な い 情 報 推 薦 に 有 効 で あ る こ と が 獲 得 で き,更 に 事 例 べ 一 ス の 対 話 シ ス テ ム を 用 い る こ と で,雑 談 に 対 し て 有 効 で あ る こ と が 獲 得 で き て い る 【13】.
ユ ー ザ プ ロ フ ァ イ ル ・特 徴 の 獲 得 に 関 す る 先 行 研 究 に は ,Twitterを 用 い て 個
人 の 特 徴 抽 出 を 行 う研 究[1411151,新 聞 記 事 か ら の 記 事 ご と の 特 徴 キ ー ワ ー ドを 自
動 的 に 獲 得 す る 研 究f161が行 わ れ て い る.し か しTwitterを 用 い て 行 わ れ て い る 研
究 は,ユ ー ザ の 「今 」 の 興 味 や 特 徴 を 知 る た め に 有 益 で あ る が,長 期 間 の 利 用
で は ユ ー ザ の 発 言 内 容 に よ りユ ー ザ の 興 味 や 特 徴 が 変 化 し,長 期 間 の 利 用 に 適
し て い な い こ と が 挙 げ ら れ て い る.ま た,新 聞 記 事 か ら の 特 徴 キ ー ワ ー ドを 自
動 的 に 獲 得 す る 研 究 で は,新 聞 の 記 事 の トピ ッ ク 単 位 で 獲 得 で き る 文 章 ・キ ー
ワ ー ド 自 体 が あ る 程 度 ま と ま っ て い る た め,人 同 士 の 会 話 の よ う な キ ー ワ ー ド
発 見 が 難 し く な い.ま た,ユ ー ザ 間 の 対 話 か ら ユ ー ザ プ ロ フ ァ イ ル を 行 う も 研
究 【17】 で は,ユ ・ ・ 一 一 ・ 一 ザ 間 の 対 話 は チ ャ ッ ト形 式 で 行 わ れ て い る.ユ ー ザ 同 士 の 対 話
か ら ユ ー ザ の プ ロ フ ァ イ ル を 抽 出 す る こ と が 出 来 て い る が,チ ャ ッ ト形 式 で 行
っ て い る た め,長 期 間 の 利 用 を 自 宅 で 行 う こ と が 難 し い.ま た,対 話 か ら の 話
者 の プ ロ フ ィ ー ル 自 動 獲 得118】 な ど も 行 わ れ て い る.
本研 究 で は,独 居 高齢 者 の問題 であ る 「家 で の コ ミュ ニケー シ ョンの頻 度 が 低 い」 に着 目 し,ま た うつ傾 向 の予 防で ある 「会 話 」 を行 うこ とで この 問題 を 解 決 す る こ とに した.そ して本研 究 で の 「会 話」 はテー マ を定 め た もので は な く,人 同士 が 日常 的 に行 う 「雑 談」 の形 式 を用 い る こ とに した.こ の問題 を解 決 す るた めに,図4に 示す よ うに音声 対話 ロボ ッ トと雑 談 を行 い,そ の結 果 で あ る雑 談履 歴 を解 析 す る こ とで 高齢 者個 人 の雑 談 に出 て くる趣 味 ・趣 向 な どの 特徴 的 な キー ワー ドや そ の雑 談 か ら どの よ うな内容 の会 話 が 良 く され てい るの か とい っ たユー ザ プ ロフ ァイル の獲 得 を行 うことに した.
雑談履歴
幽
図4高 齢 者 と音 声 対話 ロボ ッ トの雑 談 ・雑談 履歴 イ メー ジ図
第2章 では,本 研 究 で用 いて い るカテ ゴ リの有 効性 の検 証 を含 め,ユ ーザ プ ロフ ァイ ル に よ る共 起 関係 の獲 得 の有効性 を示す .さ らに第3章 で は,音 声 対 話 ロボ ッ トとの雑談 履歴 獲 得実 験 を行 う.第4章 で は,本 実 験 で用 いた音 声 対 話 ロボ ッ トの カテ ゴ リ付 けの検 証 を行 う.第5章 では,本 実 験結 果 か ら実際 に ユー ザ プ ロフ ァイ ル を行 うた めに個 人 の特徴 とな る特徴 キー ワー ドの獲 得 を行 い,そ の有 効性 を示 す.
2.ユ ー ザ プ ロ フ ァ イ ル に よ る 共 起 関 係 獲 得
2.1カ テ ゴ リ 作 成[19]
本 研 究 の 音 声 対 話 ロ ボ ッ トは 雑 談 を す る た め に そ の 場 で 獲 得 し た 高 齢 者 の 雑 談 文 に カ テ ゴ リ付 け を 行 っ て い る.こ の カ テ ゴ リ は 昨 年 度 本 研 究 室 の 野 村 が 提 案 し た も の を 用 い て い る1191.ロ ボ ッ トの 雑 談 に 用 い る た め の 定 型 文 と し て 学 生 10名 に よ り313文 を 作 成 し た 。 そ の313文 を 学 生10名 で グ ル ー ピ ン グ し,18 種 類 作 成 し た.ま た,作 成 段 階 で18種 類 に 含 ま れ な か っ た も の を19番 目 と し
て 「 そ の 他 」 の カ テ ゴ リ を 用 意 し分 類 を 行 っ た.表1に 作 成 さ れ た18カ テ ゴ リ を 示 す.
表1作 成 した カテ ゴ リお よび カテ ゴ リ番 号
1健 康 11ゲ ー ム
2環 境
12仕 事
3社 会
13メ デ ィ ア
4音 楽
14機 械
5イ ベ ン ト 15就 寝
6家 族
16掃 除
7洗 濯
17運 動
8フ ァ ッ シ ョ ン 18料 理
9外 出
19そ の 他
10食 事
2.2共 起 関 係 の 獲 得 に 向 け て
音 声対 話 ロボ ッ トとの雑 談 を通 し,ユ ー ザプ ロフ ァイル を行 うこ とでユ ー ザ 同 士 の共 起 関係 を見 つ け る こ とが 出来 るので はな いか と考 え る.ま た作成 した 18カ テ ゴ リを用 いて雑 談履 歴 に カテ ゴ リ分 けを行 うこ とで,カ テ ゴ リを用 いた 分析 が有 効 であ るこ との確 認 を行 う.
2014年 の夏 季(2014年6月 〜2014年7月)に 行 った実験 の雑 談 文 にカ テ ゴ リ付 け を行 った結 果 か らユー ザ プ ロフ ァイル の獲得 を行 った.学 生2名 で実 験期 間 中の雑 談 文 にカテ ゴ リ付 けを行 った結果 の代表 と して,2名 の高齢 者 の結 果 を図 5に 示 す.こ の結 果 か ら,「 高齢 者 毎の話題 の特 徴 が得 られ る」 こ とが獲 得 で き た.ま た,2名 の結 果 を見 る と用 意 した カテ ゴ リの1つ であ る 「食 事 」に関す る 話題 が多 い こ とが分 か る.こ の事 か らこの2名 の被 験者 が 「食 事」 の話題 に関 して共 起 の 関係 に あ る こ とが考 え られ る.こ の事 か ら,高 齢者 間 で 同カ テ ゴ リ に対 し興 味 が あ るか等,他 者 との共 通点 の発 見 を行 うこ とが で き,共 起 関係 に 向 けて雑 談 文 に カテ ゴ リ分 け を行 うこ とが有 効 で あ る こ とが獲 得 出来 た.更 に この事 か ら,新 たな 特徴 キー ワー ド集合 間 のマ ッチ ン グを利用 す る手 法 に よ り 新 た な共 起 関係 の獲 得 を行 うこ とが可能 で ある.
■6月 口7月
■6月
■7月
60 50
=
薗40 蝋30
〈K20 10
0
騨粟嗣剛醒蝿鰹搭緊翠トヤト凶締皐く1駆冊側丑重Amふらトハ興螺楼髄⊥ハてヤ蘇惚姻翠遡睡蟹鯉高 齢 者1
里
くK
160 140 120 100 80 60 40 20
0
慨製 輝眠 娼皐 蘇湘 ⊥ハ冥 楼騒 騨蝿 Amふ ヨ遺 蹄価 く‑ 擁さ トヤト 緊翠 騨補 謹瞭 颪剛 騨粟3.音 声 対 話 ロ ボ ッ トと雑 談 履 歴 獲 得 実 験
本 実 験 で 実 際 に 用 い た 音 声 対 話 ロ ボ ッ ト及 び 使 用 機 能 を 図6に 示 す.本 研 究 で の 「会 話 」 は テ ー マ を 定 め た も の で は な く,人 同 士 が 日常 的 に 行 う 「 雑 談 」 の 形 式 を 用 い て い る.
本 雑 談 に 関 す る 実 験 の 被 験 者 は65歳 以 上 の 高 齢 者10名 で あ り,実 験 は2014 年 度 の 冬 季 期 間(2014年12月 〜2015年3月)に 行 い,実 験 期 間 は 高 齢 者1人 当 た
り3〜4週 間 程 度 行 っ た.本 研 究 の 音 声 対 話 ロ ボ ッ トの シ ス テ ム は 昨 年 度 本 研 究 室 の 野 村 が 作 成 した も の を 用 い て 行 っ て い るll91.実 験 の 開 始 ・終 了 は 被 験 者 の 意 思 で 行 う形 式 を 用 い て お り,音 声 対 話 ロ ボ ッ トの 挨 拶 か ら始 ま り,ロ ボ ッ ト が 聞 き 取 っ た 雑 談 の 文 章 内 の 単 語 を キ ー ワ ー ド と し て 会 話 が 継 続 さ れ て い く.
対 話 内 容 は 「事 前 に 準 備 し て お い た 定 型 文 ・対 話 デ ー タ ベ ー ス(以 下,対 話DB) 内 の 文 ・wikipediaか ら 生 成 し た 文 」 の3種 類 で あ る.本 実 験 の 音 声 認 識 ソ フ ト は 「GoogleSpeechRecognitionAPIβ 版 」 で あ る.
曜
「
㌧ii瓢
Android4.4Nexus5 [使 用 機 能 】
音}⊥ボ認 言 哉,発 言舌
PockctWi‑Fi
[使 用機 能1
機器 間接 続,
イ ン ター ネ ッ ト接 続
L
Ubulltu
intel:DC32171YE [イ 吏J二H機台監 …】
形 態 素 解 析,
返 答 生 成,音 声 合 成
図6音 声 対 話 ロ ボ ッ ト及 び 使 用 機 能 【19】
3.1雑 談 シ ス テ ム[19]
本 実験 で用 いた雑 談 シ ステ ムの フ ロー チ ャー トを図7に 示 す.本 実験 の音 声 対話 ロボ ッ トは被 験 者 で あ る高齢 者 が 実際 に発 話 した内 容 を 聞 き取 った もの に 形 態素解 析 を行 い,そ の結果 か ら返 答 を生成 して い る.形 態 素 解 析 を行 った結 果 の名詞 に着 目 し,対 話DB内 にそ の名詞 に対応 す る発 話 文 を ラン ダム に応 答 す る.し か し対話DB内 に名詞 が含 まれ てい ない場 合 は,事 前 に準備 して あ る定型 文 も しくはwikipediaか ら生成 した文章 を用 いて返 答 す る.
SτART
▽
音声認識
形態 素 解 析 ワ ー ドリス ト作 成
「はい 」 「イ イ で す ね 」 「好 き 」 「そ う
で すね 」 を 含 む
No
認 識 した文 を 検 索 してHIT
N'o
Yes
REIURN そ の 文 の応 答 文
単 語で 検 索 し てHIT
;
,ノ単 語が 取 そ響で きた
iN・
Ycs
RETURN
「そ う で すね 、私 も そ う 思 い ま す」
REIURN 質 問 リス トよ り置1択
REτURN そ の 文の 応 答 文
陽 そ の 単 語 にWikipediGを 用 いた タ グ つ け
一,一,『
〉
RETURN
その 単 語の タ グ によ り応 答 生 成
図7雑 談 シ ス テ ム の フ ロ ー チ ャ ー ト119】
3.2対 話 内 容 の 更 新
音 声対 話 ロボ ッ トの対話DB内 には各 ユー ザ の雑 談 内容 が 毎 日保 存 され て い る.音 声対 話 ロボ ッ トはユ ー ザ の発 話 した雑談 内容 を毎 日ク ラ ウ ド上 にア ップ デ ー トし,サ ー バ 側 で チ ェ ック を行 う.そ の後,整 形 ・選 択 され た文 が クラ ウ ド上の 対話DBに 保 存 され,毎 日各 コ・一 ザ側 の対話DBが 自動 的 に更新 され て い く.更 新 後,ユ ー ザ 自身 や他 のユ ーザ に対 す る音 声対 話 ロボ ッ トの返 答 と して 利 用 して い る.図8に この シ ステ ム概 要図 を示す.
ク ラウ ドサ ーバ
ホ ーム サ ーバ
「 雲 多 唾警姦 対 蕗OB
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他のユーザ
凸 「
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図8シ ステ ム概 要 図
2014年 の 夏 季(2014年6月 〜2014年7月)実 験 に お い て,実 際 に 音 声 対 話 ロ ボ ッ トの 対 話DB内 の 文 章 を 日 々 更 新 した 結 果 の 累 計 文 数 を 図9に 示 す.
1800 1600
i4001200 2000 800 600 400 200 0
一﹁卜一一一一 一一 一〒山
一一
一τ
一 ︼
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白
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一 ﹁‑
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一1
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皿 皿m皿 皿 皿m皿 [H田 田[n田 【 口E工1[口
eN萌 寸L〔 ⑩Nco
6月
皿 田 ︒︒
皿 田 卜
皿 田 O
皿皿の月皿田ぐ7皿田m囲田N皿田H図9対 話DB内 の文 章数 の変移
こ の よ う に 対 話DB内 の 文 を ク ラ ウ ドサ ー バ 上 で 更 新 を 行 う こ と で,音 声 対 話 ロ ボ ッ トの 発 話 す る 文 の レ パ ー ト リ イ が 増 え て い く,ま た2014年 夏 季 は 被 験 者 数 が6名 だ っ た の で,2014年 冬 季 の 実 験 で は 対 話DB内 の 文 章 数 は よ り多 く な
っ て い る.
ま た 音 声 対 話 ロ ボ ッ トは 「 事 前 に 準 備 して お い た 定 型 文 ・対 話DB内 の 文 ・ Wikipediaか ら 生 成 し た 文 」 の3種 類 発 話 内 容 で あ る.2014年 の 夏 季 実 験 で 対 話 DBを 更 新 す る こ と で,音 声 対 話 ロ ボ ッ トの 発 話 内 容 出 現 率 の 推 移 を 求 め た も の
を 図10に 示 す.
{oo%
90%
80%
70%
遡60%
50%
ヨヨ40%
30%
20%
10%
0%
皿1斑 田匹1田 田:田:皿 皿 皿 田[ロ ロユ 匝1国 江1匝1[口 田 ね お ま つ ぱ くお
6月
皿 ㎜ ㎜ 皿 皿 皿 凹 皿 皿 皿 皿 皿1田 江1田 【 コ 田[口 ぐ ね の せ い うゆ
7月
■定 型 文
■Wikipedia
■ 対 話DB
図10雑 談 内容推 移
図10よ り,図9の 結果 を踏 まえて も対 話DB内 の文 が増加 す る と共 に,出 現 率 も増加 して い るこ とよ り,雑 談 で 同 じよ うな応 答 を して しま う確 率 が減 少 し, 会 話 のマ ンネ リ化 が減 って い る と考 え られ た.
こ の よ う に,図9・10の よ うな 結 果 を 得 る こ と が で き た 図8に 示 し た シ ス テ
ム を 用 い て 行 っ た 雑 談 か らユ ー 一ザ ご と の プ ロ フ ァ イ ル の 獲 得 を 目指 し て い く.
4.高 齢 者 と音 声 対 話 ロ ボ ッ トの 雑 談 履 歴 の カ テ ゴ リ付 け検 証
本研 究 の音 声対 話 ロボ ッ トは,雑 談 をす るた め にそ の場 で獲 得 した高齢 者 の 雑談 文 に カテ ゴ リ付 け を行 って い る.ユ ー ザ プ ロフ ァイル に 向 け,こ の 自動 的 な カテ ゴ リ分 けが どの程 度 行 えて い るの か確認 を行 った.表2に カ テ ゴ リ付 け 方法 を示 す.カ テ ゴ リ付 けは,被 験 者 の発話 ・そ の前 の ロボ ッ トの発 話 ・更 に 前 の被 験者 の発話 の3箇 所 を見て行 う.音 声 対話 ロボ ッ ト ・学生 共 に作 成 した カテ ゴ リに属 さな い もの は作 成 した もの とは別 に 「そ の他 」 の カテ ゴ リを用意
し分 類 を行 った.
表2カ テ ゴ リ付 け方 法
ロ ボ ッ ト発 話 内 容
被験者発話内容カ テ ゴ リ番 号
宝 く じ は 買 っ た こ と あ り ま す け ど 、 当 た っ た こ と が あ り ま せ ん 。
宝 く じ は そ うで す よ ね 一 な い で す ね だ か ら最 近 会 わ せ る
5
昔 は 海 外 で 暮 ら した い と思 っ て い た ん で す け ど、最 近 は あ ま り思 わ な
い で す ね 。
そ うで す ね テ ロ と金 色 ん な 事 件 が 起 き て 日本 安 全 か な と思 い ま す ね 私 も 恐 れ に 行 き た い な あ と思 っ た こ と あ ります よ 英 語 で き た ら い い な っ て
5
何 を す る に も お 金 が か か りま す ね 。 金 か か りま す ね え 習 い 事 す る の に 胸 下 の 痛 み る ん で す け どね
19
今 日 は 習 い事 の 日だ った の で 、色 ん な 方 と色 ん な話 を しま した 。楽 しか っ た です よ。
そのですね 私も良行お話しますよねw でさらにきましたね 甲子園飲みながら ね】
10
4.1音 声 対 話 ロ ボ ッ トと人 の カ テ ゴ リ付 け 検 証
音 声対 話 ロボ ッ トの雑談 履歴 の カテ ゴ リ付 け検 証 に 向け,ま ず 被験 者1名 に 対 して学 生1名 で カ テ ゴ リ付 け を行 った.そ の結果 を表3に 示す.
表3学 生(1名)一 音 声 対 話 ロ ボ ッ ト間 の カ テ ゴ リ付 け 一 致 率
「そ の他 」含 む 「その他 」含 ま ない
雑談文総数(文)
被験者1 31.8% 53.3%
1277ら被験者2 50.3% 64.7% 725
被験者3 39.9% 32.6% 1999
被験者4 56.0% 33.3% 125
被験者5 45.7% 37.4% 278
被験者6 45.7% 49.0% 1581
被験者7 36.5% 35.0% 2656
被験者8 39.3% 39.6% 698
被験者9 42.5% 38.4% 3355
被 験者10
51.9% 49.6% 1033
表3の 結 果 よ り,音声 対話 ロボ ッ トと学 生の カテ ゴ リ付 けの一致 率 は30〜56%
で あ る こ とが わ か る.ま た,学 生 が 「そ の他 」 に分類 した雑 談 文 を 除い た結 果 の一 致率 を確認 してみ た ところ,表3よ り比較 的 どの被 験者 も一致 率 に さほ ど 変 化 が無 い こ とが分 か った.し か し,被 験者1と4は 他 の被験 者 に比 べ20%近
くの差 が 出 てい る事 が分 か る.被 験者1は 「そ の他 」 を含 ま ない方 の一 致 率 が 高 くな って い る事 よ り,ロ ボ ッ ト・学 生共 に比較 的作 成 した18カ テ ゴ リに分類 で き る内容 で あっ た こ とが 考 え られ る.一 方で被験 者4は 「その他 」 を含 ま な い方 の一 致率 が低 くな って い る こ とよ り,被 験者1と は逆 の18カ テ ゴ リに分類 しきれ ない 内容 で あ った こ とが考 え られ る.こ れ らよ り,被 験 者 ご とに ロボ ッ
トが被 験者 の発話 した 内容 が聞 き取れ てい るか が問題 として 考 え られ た.
しか し学生1名 だ けの カテ ゴ リ付 け結果 を見 て しま うと偏 りも生 じて しま う の では ない か と考 え られ た た め,被 験者1名 に対 して学 生3名 でカテ ゴ リ付 け を行 い そ の結 果 と ロボ ッ トの結 果 を比 較す る こ とに した.ま た カ テ ゴ リ付 け を 行 う学 生 は ラ ンダ ムで選 択 した た め,被 験 者 ご とに対 す る学 生 は全 員 異 な る.
ま た 学 生 に カ テ ゴ リ付 け を行 う順 番 は指 定 して い な い.学 生3名 の カ テ ゴ リ付 け をまず 「全 員 一致 ・2人 一致 ・全員 不一 致」 で分 け,「 全員 不 一致 」 を除 い た 結 果 と ロボ ッ トの結 果 を比較 してい る.学 生3人 のカテ ゴ リ付 け結果 は表4に 示す よ うに,「 全 員一 致」の場 合 はそ のカテ ゴ リを,「2人 一 致」の場 合 は一致 し
た 方 の カ テ ゴ リ を 使 用 し た.ま た,こ の 手 法 で 決 定 した 学 生3人 の カ テ ゴ リ と ロ ボ ッ トの カ テ ゴ リ付 け の 一 致 率 結 果 を 表5に 示 す.
表4学 生 のカ テ ゴ リ付 け決 定方法
学生1 学 生2 学生3 使 用 す るカテ ゴ リ番 号
9 9 9 9
19 10 10 10
10 18 10 10
2 9 19 X
表5学 生(3名)一 音 声対話 ロボ ッ ト間 のカ テ ゴ リ付 け一致 率
「そ の他 」含 む 「その他 」含 まな い
雑談文総数(文)
被験者1 36.1% 64.9% ll84
被験者2 46.3% 68.7% 681
被験者3 52.3% 52.7% 1888
被験者4 56.6% 35.3% 122
被験者5 49.6% 40.5% 250
被験者6 43.3% 54.9% 1488
被験者7 43.6% 46.3% 2336
被験者8 44.7% 53.0% 623
被験者9 445% 40.8% 3246
被験 者10
53.4% 53.7% 965
表4の 結 果 よ り,音 声 対話 ロボ ッ トと学 生(3名)の カテ ゴ リ付 けの一 致率 は35
〜56%で あ る こ と,ま た学 生が 「そ の他 」に分 類 した雑 談 文 を除 い た結 果 の一 致 率 は35〜68%で あ る こ とが分 か る.し か し被 験者1と4だ けで は な く被 験者2
の 「そ の他 」 の有 無 に よる結果 も他 の被験 者 に比 べ20%近 くの 差 が出 て い る事
4.2人 同 士 の カ テ ゴ リ付 け 結 果 比 較
次 に音 声対 話 ロボ ッ トが確 実 にカテ ゴ リ付 け を行 うた めに は,ま ず 人 同 士の カ テ ゴ リ付 け結果 を比較 す るこ とが必 要で あ る と考 え られ た.そ こで表4で 示 した カテ ゴ リ付 け の決 定方 法 を基 に学生 同士 のカ テ ゴ リ付 け結 果 の比較 を行 う.
その結 果 を表6に 示 す.
表6人 同士 のカテ ゴ リ付 け比 較
全 員一 致
2人 一 致
全 員 不一 致被験者1 48.6% 44.2% 7.2%
被験者2 48.3% 45.7% 6.0%
被験者3 42.7% 51.8% 5.5%
被験者4 66.4% 31.2% 24%
被験者5 35.6% 54.3% 10.1%
被験者6 44.3% 49.8% 5.9%
被験者7 29.9% 58.1% 12.0%
被験者8 41.7% 47.6% 10.7%
被験者9 57.8% 38.9% 3.3%
被 験 者10
37.2% 56.2% 6.6%
表6よ り,本 研 究 で使 用 した 「全員 一致 ・2人 一 致」 の割 合 は全 高齢 者 を比 較 して も80%後 半 は 出て い る こ とが分 かった.し か し,そ の 内訳 を確 認 す る と
「全 員一 致 」 の割合 が60%を 超 えてい る高齢者 もいれ ば,30%近 く しか ない高 齢 者 もい る こ とが 分か る.
この よ うに 高齢者 ご とに一 致率 が異 な り,差 が あ る事 か ら,現 在使 用 してい る表1に 示 した18カ テ ゴ リの中で学 生 ご とに異 な った カテ ゴ リ付 け を行 ってい るカ テ ゴ リの確 認 を行 う.そ して主 な誤 ったカ テ ゴ リ付 け の組み 合 わせ を表7 に示 す,
表7主 に誤 って つ けるカテ ゴ リの組 み合 わせ(例)
ロボ ッ ト発 話 内容
高齢者の発話内容
学生1 学 生2 学生3今 日はお弁 当です。 ダ メだ作 ります]
10 10 18
魚 を 捌 く の は 、 難 し い で す ね 。
さば け な い で す よ や っぱ り
18 10 18
春 が 好 きで す 。 桜 が 咲 いて きれ いです よね。
そ うで す ね 一 桜 川 も う綺 麗 で す ね 佐 倉 の ち ょっ と残 念 です け ど も
9 2 2
新聞 は大好 きで毎 日全 部読 んでます
そ うで す か 一 偉 い で す ね マ ジます け ど あ ま り全 部 は 難 しい の 良い 汗 と国政 治 経 済 と か は飲み ませ ん
12 13 2
高齢 者 って 映 画 の料 金 が か な り安 い です ね 。 だ か ら最 近 よ く映 画 見 に行 き ます 。
今 料 金 な 一制 作 円 で い つ も1800円 で す け ど か な りを安 くな っ て い ます]
12 13 9
「 食 事(:10)一 料 理(:18)」 や 「 環 境(:2)一 外 出(:9)」 の よ う な よ く 見 られ る 組 み 合 わ せ が 比 較 的 多 く 見 ら れ た.そ の 一 方 で,表7の 下 に 示 す よ う な 「 環 境(:2)一 仕 事(:12)一 メ デ ィ ア(:13)」 や 「 外 出(:9)一 仕 事(:12)一 メ デ ィ ア(:13)」 の よ う な あ ま
り見 られ な い 組 み 合 わ せ も あ る こ と が 分 か っ た.
カ テ ゴ リ の 付 け 方 の み 統 一 し,そ の 他 の 判 断 は 各 学 生 に 任 せ て い る た め 異 な っ た 結 果 が 出 て し ま う こ と が 分 か っ た.ま た こ れ は 、1つ の カ テ ゴ リは 複 数 の 様 々 な キ ー ワ ー ドか ら 成 り 立 っ て い る た め 、 そ の 特 徴 と な る キ ー ワ ー ドを ど の
カ テ ゴ リ と判 断 す る か 人 そ れ ぞ れ に よ っ て 異 な る た め に 生 じ た 結 果 で あ る.こ
5.ユ ー ザ プ ロ フ ァ イ ル 獲 得 に 向 け た 特 徴 キ ー ワ ー ド
5.1ユ ー ザ プ ロ フ ア イ ル
長 期 間 の ロ ボ ッ トが ユ ー ザ の 話 し て い る カ テ ゴ リ を 認 識 し,会 話 の 流 れ を コ ン トロ ー ル す る た め に 複 数 の 特 徴 キ ー ワ ー ドか ら 成 り 立 っ て い る カ テ ゴ リ が 必 要 で あ る.本 研 究 で は,図11に 示 す よ うな ユ ー ザ プ ロ フ ァ イ ル と し て 雑 談 文 に お け る カ テ ゴ リ に よ る プ ロ フ ァ イ ル と そ の ユ ー ザ プ ロ フ ァ イ ル に よ る 各 ユ ー ザ の 特 徴 キ ー ワ ー ドの 獲 得 を 行 う.
[好きな事 】 運 動 料 理
[好きな事 】 外 出(散 歩),料 理
図11ユ ー ザ プ ロ フ ァ イ ル の イ メ ー ジ 図
5.2カ テ ゴ リ ご と の 特 徴 キ ー ワ ー ド
本 研 究 の 音 声 対 話 ロ ボ ッ トは 雑 談 文 を 獲 得 し た 後,ユ ー ザ の 発 話 に ど の カ テ ゴ リ の 単 語 の 出 現 率 が 高 い か を 確 認 し,発 話 が ど の カ テ ゴ リ に 属 す る か の 分 類 し て い る.そ の た め,カ テ ゴ リ ご と の 特 徴 キ ー ワ ー ドを 獲 得 す る こ と で よ り正 確 に 獲 得 し た 雑 談 文 の カ テ ゴ リ分 類 が 行 え る よ う に な る と 考 え る.そ こ で,カ テ ゴ リ ご と の 特 徴 キ ー ワ ー ドマ ッ プ を4,2節 と 同 様 に 求 め る.図12に カ テ ゴ リ
「外 出 」 の 結 果 を 示 す.
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可
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楽 』φ.fよね七1富箆 山 ・・運 転 浅 草綾露難 摺 鋸
成 し,違 い が 見 られ る か 検 証 す る こ と に した.図13に 「 環 境 」 の 特 徴 キ ー ワ ー ドマ ッ プ を 示 す.
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(*卜".q甲)"歌
禦
Ψ
一2
一1気持ち漉 臓 予報
話
0 1 2 3 4
、 成分1(1227i15⊃
図13「 環 境 」 の 対応 分 析 結 果
図13よ り,「 環 境 」 の 特 徴 キ ー ワ ー ド と し て 「 環 境 」 「 季 節 」 「 台 風 」 が あ げ
られ る.こ の 事 か ら,「 外 出 」 の 特 徴 キ ー ワ ー ド と し て 「 散 歩 」 「病 院 」 「 鍾 乳 洞 」
が 「環 境 」 の 特 徴 キ ー ワ ー ド と し て 「 環 境 」 「季 節 」 「台 風 」 を 新 た に 獲 得 す る
こ と で 互 い を 判 別 出 来 る と 考 え られ る.「 外 出 」 の 特 徴 キ ー ワ ー ド と し て 獲 得 で
き た 「 病 院 」 は 「健 康 」 の 特 徴 キ ー ワ ー ド と も 考 え られ る.こ の こ と か ら カ テ
ゴ リ ご と の 新 た な 特 徴 キ ー ワ ー ドを 獲 得 す る 際 に,す べ て の カ テ ゴ リ に つ い て
特 徴 キ ー ワ ー ドマ ッ プ を 獲 得 す る こ と で,よ り分 か りや す く カ テ ゴ リ ご と の 特
徴 キ ー ワ ー ドを 判 断 す る こ と が 可 能 に な る と考 え られ る.
また,全 カ テ ゴ リに属す る雑 談分 を全 て対応 分析 にか けた結 果 を図14に 示 す.
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季節
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fil。、機 講1麟 大 \fil・・童 事 ・t・し
飢 〔 窓 イベ ⊃.レ.6くヒ\
齢 出 ノ 鎌 誤ご認
灘藪 ケ
一1
0 1 2 3 4 5
成分1̀8.74(M,〉
図14全 カ テ ゴ リ の 対 応 分 析 結 果
図14よ り,「 環 境 ・音 楽 」 の カ テ ゴ リが 特 徴 カ テ ゴ リ郡 と し て 獲 得 で き る.
そ こ で,図15に 「 環 境 ・音 楽 」 の カ テ ゴ リ に 属 し て い る 雑 談 文 を 除 い た 結 果 を
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モン方 ン
臼 曝
食ぺ物
。3 一2
一1成 分1(10.03q句
0
図15対 応 分析 結果(全 カテ ゴ リー環境&音 楽)
1
図15よ り,図13と 同 様 に 「 仕 事 ・料 理 ・食 事 」 の カ テ ゴ リ が 特 徴 カ テ ゴ リ郡 と し て 獲 得 で き る.ま た,「 食 事 ・料 理 」 が 他 の カ テ ゴ リか ら特 徴 郡 と し て 離 れ て も こ の2カ テ ゴ リ 間 で は 離 れ な い こ と か ら 「似 て い る カ テ ゴ リ」 で あ る
と い う こ と が 獲 得 で き る.
こ の よ う に 全18カ テ ゴ リ間 で 対 応 分 析 を 行 う こ と で,「 類 似 ・相 違 」 と い っ
た カ テ ゴ リ同 士 の 関 係 を 獲 得 で き る こ と が 分 か っ た.
5.3ユ ー ザ プ ロ フ ァ イ ル 獲 得 に 向 け た 特 徴 キV‑一 ・ ・ 一ワ ー ド
マ ツ フむ
ユ ー ザ プ ロ フ ァ イ ル 獲 得 に 向 け た 特 徴 キ ー ワ ー ドマ ッ プ を 作 成 す る た め に, 本 研 究 で は,KHcoderの 対 応 分 析 を 用 い て 解 析 を 行 っ た.対 応 分 析 で は 内 容 が 近
い も の 同 士 が 近 く に 集 ま り,内 容 が 遠 い も の が 離 れ て 配 置 さ れ る.ま た,原 点 か ら離 れ た も の が よ り特 徴 的 な 内 容 が 含 ま れ て い る.そ の た め,こ の 解 析 を 行
う こ と で,原 点 か ら離 れ た も の が 「 特 徴 キ ー ワ ー ド」 と し て 考 え ら れ る.
本 研 究 で は,雑 談 文 内 に 出 て く る 名 詞 を 「特 徴 キ ー ワ ー ド」 と し て 定 義 し て い る.そ こ で,「 名 詞 ・サ 変 名 詞 ・固 有 名 詞 ・組 織 名 ・人 名 ・地 名 」 の6種 類 を 用 い て 行 い,最 小 出 現 回 数 を5回 に 指 定 し解 析 を 行 っ た.
実 際 に 獲 得 し た 結 果 と し て,図16に 高 齢 者1,図17に 高 齢 者6の 結 果 を 示 す.
(密卜.O)"歌
⑩
マ
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3 .2 一 1 0
成分1《3.769も 】 図16高 齢 者1の 対 応 分 析 結 果
図16よ り,高 齢 者1の 特 徴 キ ー ワ ー ド と して 「お 話 ・近 所 ・挨 拶 」 や 「 病 気 」
が 獲 得 で き る.こ れ に よ り高 齢 者1は 「 近 所 付 き 合 い が 好 き 」 で 「健 康 に 関 す る
話 も す る 」 人 で あ る と 考 え られ る.
Φ
可
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0
一4 一2
謬 鷲 蕊 識 響
0
自分 貢 い物 ◎ ゲーム。 掃 除
2
戊分1274%】
図17高 齢 者6の 対応 分 析結 果
図17よ り,高 齢 者6の 特 徴 キ ー ワ ー ド と して 「買 い 物 」,「掃 除 」,「 ゲ ー ム 」
や 「ピ ア ノ 」 が 獲 得 で き る.こ れ に よ り 高 齢 者6は 「買 い 物 や 掃 除 な ど 日常 生
ま た高齢 者 に心理 テ ス トを行 い,「 外 向性 ・情 緒不 安 定性 ・開放 性 ・誠 実性 ・ 調和 性 」 の5点 か ら高齢 者 の特徴 の獲得 を行 った.高 齢者
示 す.
表8心 理テ ス ト結 果
・6の 結 果 を 表8に
外向性
情緒不安定性開放性
誠実性 調和性被験者1 54 45 47 45 46
被験者6 60 52 46 55 50
この結 果 よ り,ど ち らの高齢 者 も 「外 向性 」 が 高 い こ とが分 か る.よ って 特 徴 キー ワー ドマ ップか ら獲 得 で きた 「近所 付 き合 い が好 き」 や 「買 い物や 掃 除 な ど 日常生 活 に 関す る会話 を よ くす る」 とい った他 者 との 関わ りを よ く行 う人 物 であ るこ とが 分 か り,特 徴 キー ワー ドマ ップか ら獲 得 で きた 特徴 が 有効 で あ る こ とが 分 か る.
以 上 の こ と よ り,対 応 分 析 に よ っ て 特 徴 キ ー ワ ー ドマ ッ プ を 作 成 す る こ と が,
ユ ー ザ プ ロ フ ァ イ ル 獲 得 に 有 効 で あ る こ と が 獲 得 で き た .
6.お わ り に
本 研 究で は音 声 対 話 ロボ ッ トを用 い て高齢 者 と特 定 の テー マ を定 め た会話 で はな く雑 談 を行 っ た.そ の結 果,現 在 のカ テ ゴ リ付 け を検 証 す る こ とで,音 声 対話 ロボ ッ トの カテ ゴ リ付 けが どの程 度 出来 てい るか の確 認 を行 うこ とが 出来 た.ま た,雑 談履 歴 か らユー ザ毎 の趣 味 ・趣 向な どの個 人属 性 で あ るユー ザ プ ロフ ァイル を獲得 で き る こ とを検 証 し,特 徴 キー ワー ドマ ップ を作 成す る こ と で ユー ザ プ ロフ ァイル に必要 な特 徴 キー ワー ドを確 認 す る こ とが 可能 で あ る こ
とを獲得 した.
参考文献
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07]田 中 貴 志,小 山 聡,角 谷 和 俊,田 中 克 己,ユ ー ザ 問 の 対 話 か ら ユ ー ザ プ ロ フ ァ イ ル 抽 出 と 動 的 情 報 探 索,電 子 情 報 通 信 学 会
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[19]平 成26年 度 修 士 論 文,野 村 駿"ロ ボ ッ ト コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の た め の 発 話
内 容 の カ テ ゴ リ 付 け と 新 規 カ テ ゴ リ の 獲 得"
発表文献
[1]篠 田 遥 子,野 村 駿,李 海 研,和 田 一 義,下 川 原 英 理,山 口 亨,
"高 齢 者 と 音 声 対 話 ロ ボ ッ ト の 雑 談 履 歴 の 解 析"
日 本 ロ ボ ッ ト 学 会 第32回 記 念 学 術 講i演 会(RSJ2014),CD‑ROM講 演 番 号 3C1‑02(2014/9/4‑6).
[2]YokoShinoda,ShunNomura,HaeyeonLee,TomoyaTakatani,KazuyoshiWada,Eri Shimokawara,andToruYamaguchi
ADialogueAnalysisofElderlyPersonwithaChatRobot
,"
2015RISPInternationalWorkshoponNoniinearCircuits,Communicationsand SignalProcessingNCSP'15,KualaLumpur,Malaysia,28PM1‑2‑2(February27‑
March2,2015).
謝辞
本研 究 の遂 行 及 び論 文 の 執筆 にあ た り,終 始暖 か く,丁 寧 に ご指 導 を して頂 いた 首都 大学 東京 大学 院 山 口亨教授 に深 く心 か ら感 謝 申 し上 げ ます.
また 同大 学院 高 間康 史教授,小 町守 准教授 に は本 研 究 をま とめ る にあ た り ご指導 い ただ きま した こ とを心 か ら感 謝 いた します.
さ らに,本 研 究 を進 め る にあ た り丁寧 かつ 的確 に ご助 言 を してい た だ いた 首 都 大 学東京 大 学院 下川 原 英理助 教,多 大な る ご協 力 ・ご助 言 を いた だい た トヨ タ 自動 車株 式 会社 李海 妊 様,高 谷智哉 様,首 都 大学 東 京 大学 院 和 田一 義 准 教授,藤 本泰 成研 究 員深 く感 謝 をい た します.
そ して 日々の研 究活 動 の支 え とな って下 さい ま した,首 都 大 学 東京 山 口研 究 室 の皆様 に深 く感 謝 致 します.
また最 後 に,陰 なが らご助 力 を下 さい ま した 秘書 の 木原 文子 さん,生 活 を支 えて くれ た家 族,精 神 的 に支 えて くれ た他 大学 の友 達 に 心 よ り感 謝 の意 を表 し ます.
付録
カ テ ゴ リ ご との 特 徴 キ ー ワー ドマ ップ
り."O.燗り.甲O.デ
(出噂個.①}四康怪 鱒dO.O噂︑マ
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ぜけ ゐ り
「 健 康 」
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