1
こだま
こだま
西多摩っ子向上委員会
NPO 法人
青梅こども未来
税の話
中小企業者向け省エネ促進税制
イータックス
おうちで作成・ネットで申請
2012.7
No.124
公益社団法人青梅法人会
西多摩まっぷ
夏のイベントとアウトドア情報
多摩げた食の祭典・大多摩B級グルメ
大賞は「青梅生まれトウキョウXうどん」
西多摩っ子向上委員会 第 2 回「NPO 法人 青梅こども未来」
今、気になる 会社探訪
(株)ケイ・アイコーポレーション
(有)沖倉製材所
多摩げた食の祭典・大多摩B級グルメレポート
西多摩まっぷ 第2回 夏のイベントとアウトドア情報
なるほど「わかる」税の話 ②
「中小企業者向け省エネ促進税制」
「e-Tax について」
ハローワーク青梅からのお知らせ
青梅法人会活動レポート
「青梅法人会 新入会員のご紹介」「これからの法人会事業」「西多摩エリア情報」
各種応募とアンケート
「西多摩ふれあい講演会 2012 in あきがわ」のご案内
4
6
8
10
12
15
16
17
19
20
CONTENTS
こだま
No.124
暑い夏がやってきました。夏といえば、家族で過ごす夏休み・・・
遠出するのも良いけれど、私たちが暮らす「西多摩」は、まさに自然
の宝庫です。キャンプに、バーベキュー、釣りなど、夏のアウトドア
ライフを楽しむには最適の環境。
今月号の「西多摩まっぷ」(10 ページ)は、夏のイベントとアウト
ドア情報をお届けしています。家族やお友達、仕事仲間と過ごす夏休
みの 1 日に役立つ情報を集めました。
みんなの笑顔がいっぱいの、楽しくって思い出になる夏休みを、
西多摩の自然の中でぜひ過ごしてくださいね!
夏を満喫!西多摩のアウトドア&レジャー!
3
こだま
こだま
2
表紙について
表紙は西多摩にゆかりのある人物をイラストでお届けしてい ます。今回は明治 6 年に(1873-1936)、当時の神奈川県西多摩 郡五日市村で生まれた萩原タケを取り上げました。 ヨーロッパ各国を歴訪。国内外で活躍、 第 1 回フローレンス・ナイチンゲール 記章を受賞しています。 [表紙イラスト] 本田 淳(ホンダ アツシ) 東京造形大学 油絵科 卒業 日本デザインセンター等、広告会社を経てフリー 2001 より日本南画院展に出品 多数受賞 現在、水墨画「日本南画院」会員青梅法人会員のみなさまへ
法人税確定申告書に貼ってください
法人税確定申告書を提出する際には、青梅法人会員の証と
して下のマークを切り取り、必ず貼付してください。
貼付していただく場所は別表一(一)ブルーの用紙 1 枚目
(署提出分)の上部余白で、数字などが印刷されていない
ところでしたらどこでも結構です。
公益社団法人青梅法人会々員
女性部会「いちごプロジェクト」への取り組みの一環で、 ペットボトルに水と花を入れて冷凍庫で凍らせてみたら、 「あ〜ら、キレイ!!」。 ペットボトルに扇風機や送風で風を当てると室温が下がります。 ぜひお試しください。 ※「いちごプロジェクト」は女性部会が取り組んでいる使用電力 15%削減の節電プロジェクトです。目にも涼しい節電のアイデア、お試しあれ!!
いちごプロジェクト 女性部会
あきる野市 秋川国際際マス釣場5
こだま
こだま
4
も軌道に乗ってきた。
現
在、
総
会
の
議
決
権
が
あ
り、
ス
タ
ッ
フ
と
し
て
活
動
が
で
き
る「
正
会
員
」
は
入
会
金
5
0
0
円、
年
会
費
一
口
1
0
0
0
円。
こ
ど
も
未
来
館
の
利
用、
主
催
す
る
各
教
室
に
参
加
で
き
る「
ふ
れ
んど会員」
(家族)
は年間1000円。
そ
の
他
賛
助
会
費
や
寄
付
金
が
資
金
源
と
なっている。
動
の
た
め
に
投
資
す
る
と
い
う
考
え
が
根付いてきた。
「
自
己
犠
牲
で
引
っ
張
る
だ
け
で
は
続
き
ま
せ
ん
」
と
稲
葉
代
表
は
さ
ら
っ
と
語
る。
各
事
業
に
取
り
組
む
リ
ー
ダ
ー
は、
正
会
員
メ
ン
バ
ー
に
役
割
を
分
担
し、
苦
労
し
て
実
践
し
て
い
く。
そ
の
姿
は
企
業
の
担
当
責
任
者
と
似
て
い
る。
彼
ら
の
推
進
力
は
使
命
感
を
持
っ
て
子
育
て
中
の
親
子
の
為
に
事
業
を
行
い、
さ
ら
に
サ
ー
ビ
ス
向
上
に
つ
な
げ
る
各
自の達成感だろう。
最
近
始
ま
っ
た
ユ
ニ
ー
ク
な
活
動
が
あ
る
。
子
ど
も
が
暴
力
か
ら
身
を
守
る
た
め
の
プ
ロ
グ
ラ
ム
「
C
A
P
」
だ
。
子
ど
も
自
身
が
人
権
意
識
を
持
ち
、
自
己
表
現
を
適
切
に
し
て
全
て
の
暴
力
か
ら
身
を
守
る
た
め
の
知
識
や
技
能
を
持
た
せ
る
人
権
教
育
だ
。
ス
タ
ッ
フ
は
講
義
を
受
け
、
活
動
し
な
が
ら
外
部
講
師
に
も
成
長
す
る
と
い
う
。
さらに未来を見据えて
「
私
自
身
が
関
西
か
ら
青
梅
に
嫁
い
で
き
て
、
子
育
の
支
援
拠
点
が
“
東
京
な
の
に
”
無
か
っ
た
戸
惑
い
と
孤
立
感
を
日
々
抱
え
て
い
ま
し
た
。
当
時
、
未
来
連
絡
会
を
立
ち
上
げ
た
阿
部
郁
子
先
生
と
の
出
会
い
が
無
か
っ
た
ら
現
在
の
私
は
あ
り
ま
せ
ん
」
と
稲
葉
さ
ん
は
話
す
。
困
り
果
て
た
時
に
助
け
て
も
ら
っ
た
恩
返
し
を
し
た
い
と
思
う
気
持
ち
は
、
法
人
を
支
え
る
正
会
員
が
皆
同
じ
だ
と
い
う
。
設
立
10年
目
を
迎
え、
幼
児
期
に
親
子
で「
未
来
館
」
を
利
用
し
小
学
生
に
な
っ
て
運
動
教
室
や
学
習
サ
ポ
ー
ト
教
室
に
参
加
し、
中
学
生
か
ら
は
ボ
ラ
ン
テ
ィ
ア
と
し
て
イ
ベ
ン
ト
に
関
わ
る
利
用
者
も
出
て
き
た。
市
と
の
協
働
事
業
も
信
頼
を
深
め
て
お
り
、
会
員
の
意
見
女性にとって
社会貢献しながら自己実現の場に
正会員
(
53人。
12年6月現在)
は、
教員
・
幼稚園教諭
・
保育士をはじめ、
子
ど
も
や
保
護
者
に
関
わ
る
様
々
な
資
格・
知
識
を
有
す
る
専
門
家
も
多
い。
専
門
的
な
技
能
を
活
か
し
講
師、
指
導
員、
ス
タ
ッ
フ
と
し
て
活
動
し、
報
酬
の
一
部
を
同
法
人
の
運
営
資
金
と
し
て
寄
付
し
て
い
る。
か
つ
て
は「
ボ
ラ
ン
テ
ィ
ア
だ
と
思
っ
て
い
た
の
に、
お
金
を
も
ら
っ
て
い
い
の?」
そ
ん
な
気
持
ち
を
抱
く
正
会
員
も
い
た
が「
ホ
っ
と
す
る
空
間
」
を
維
持
す
る
た
め
に、
正
当
に
報
酬
を
受
け
取
り
一
部
を
次
の
活
は
市
の
施
策
に
反
映
さ
れ
る
こ
と
も
増
え、
都
内
の
子
育
て
支
援
関
係
者
と
の
ネットワーク形成も盛んになった。
副
代
表
理
事
の
横
手
多
喜
子
さ
ん
も
設
立
当
時
か
ら
の
会
員。
「
子
育
て
を
通
じ、
様
々
な
人
と
出
会
い、
地
域
で
人
と
人
が
繋
が
る
こ
と
の
大
切
さ
を
学
び
ま
し
た。
日
々
仲
間
と
楽
し
く
活
動
が
で
き、
青
梅
で
暮
ら
せ
て
幸
せ
で
す
」
と
充
実
し
た
毎
日を語る。
「
時
代
が
変
わ
リ、
大
人
に
な
る
ま
で
赤
ち
ゃ
ん
を
抱
い
た
経
験
の
な
い
世
代
が
親
に
な
っ
て
い
ま
す。
あ
り
の
ま
ま
の
子
ど
も
を
受
け
入
れ
ら
れ
な
か
っ
た
り、
出
産
自
体
へ
の
不
安
な
ど、
次
世
代
が
抱
え
る
課
題
に
応
え
ね
ば
…」
と
リ
ー
ダ
ー
2
人
の
笑
顔
の
奥
に
は
引
き
締
ま
っ
た
使
命
感
が
感
じ
ら
れ
た。
発
足
当
時
の
発
想
は、
ゆ
っ
く
り
だ
が
受
け
継
が
れ、
会
員
の
自
己
実
現
の
場
と
し
て
広
が
っ
て
い
く
こ
と
だろう。
少
子
高
齢
化
社
会
、核
家
族
化
は
、
学
校
は
じ
め
地
域
の
教
育
力
を
低
下
さ
せ
た
と
言
わ
れ
る
。
こ
ん
な
時
代
で
あ
っ
て
も
様
々
な
試
行
錯
誤
が
展
開
さ
れ
、
地
道
な
活
動
の
中
に
は
、
キ
ラ
リ
と
光
る
試
み
や
熱
心
な
指
導
が
あ
る
。「
西
多
摩
っ
子
向
上
委
員
会
」
で
は
、
そ
ん
な
活
動
や
熱
い
思
い
を
持
っ
た
指
導
者
を
取
り
上
げ
て
紹
介
し
ま
す
。
青梅こども未来館内部 会 員 自 ら 集 め た 良 質 な お も ち ゃ、 絵 本 な ど が あ り、 親 子 が 食 事 を し た り、 く つ ろ い だ り と 随 所 に 工 夫 が あ る。 木 の 葉 は 支 援 す る「 一 口 館長」の支援者、企業名が刻まれていた。 稲葉代表 男の子3人を抱えて子育てサークルに参加した かつての育児ママは、今では自身も上級資格の 「おもちゃコンサルタントマスター」、「CAPス ペシャリスト」として日本中を駆け回っている。 子ども同士の遊び風景(青梅子育て支援センター) 開設時はデジタルゲームを抱えて個人で遊ぶ子どもが壁を背に並んだという。今では、世界の アナログゲームでの遊びが楽しみになり異年齢で上手に遊べるようになったという。 おもちゃインストラクター養成講座 去る 6/23.24 に青梅市福祉センターで開催された。同法人のスタッフの半数近くが受講してきた 外部講座で、おもちゃや遊び文化を通して地域の世代間交流を広げていきたいと言う思いから実現 されたもの。教職員、出産を前にした夫婦や祖父母、学生、サークル活動のリーダーなど 50 人が 2日間、遊びの本質を学んだ。青梅市福祉センターで開催。青梅こども未来は、
子育ち、子育ての応援団
子
育
ち
子
育
て
を
応
援
す
る
同
法
人
は
青
梅
市
内
で
展
開
さ
れ
て
い
た
子
育
て
サ
ー
ク
ル
の
リ
ー
ダ
ー
が
集
ま
っ
て
「
青
梅
こ
ど
も
未
来
連
絡
会
」
を
形
成
(
1
9
9
5
年
)
す
る
こ
と
か
ら
始
ま
っ
た。
子
育
て
サ
ー
ク
ル
等
の
リ
ー
ダ
ー
や
指
導
者
達
が
集
ま
り
、
保
健
師
・
民
生
委
員
ら
の
協
力
を
得
て
、
子
育
ち
・
子
育
て
に
必
要
と
思
わ
れ
る
こ
と
を
一
つ
ず
つ
形
に
し
た
。
「
親
子
が
安
心
し
て
遊
べ
る、
お
母
さ
ん
や
小
中
学
生
が
ホ
ッ
と
で
き
る
空
間
を
維
持
し、
責
任
を
持
っ
て
活
動
を
す
る
た
め
に
は
法
人
格
を
持
っ
た
ほ
う
が
い
い
」
と
02年
に
特
定
非
営
利
活
動
法
人(
=
N
P
O
)
を
取
得。
設
立
10周
年
を
迎
え、
代
表
理
事
を
務
め
る
稲
葉
恭子さんは3代目の代表だ。
事
務
局
が
あ
る「
青
梅
こ
ど
も
未
来
館
」
で
週
3
回(
午
前
11時
こ
ろ
か
ら
夕
方
)、
乳
幼
児、
就
学
前
の
親
子
が
集
ま
り
遊
ぶ
場
を
提
供
す
る
活
動。
小
中
学
生
が
訪
れ
遊
び、
学
ぶ
場
の
提
供。
お
母
さ
ん
の
心
身
の
健
康
を
保
ち、
夫
婦
で
学
ぶ
時
間
を
作
る
教
育
活
動
。
障
が
い
児
も
含
め
た
教
育
相
談、
指
定
管
理者として子育て支援センター
「は
ぐ
は
ぐ
」
を
運
営
す
る
活
動
な
ど
母
親
目
線
で
必
要
な
こ
と
が
年
々
事
業
計
画
に織り込まれてきた。
意味のあることだからこそ、
事業継続をするための
法人化が必要だった
N
P
O
の
こ
と
な
ど
何
も
知
ら
ず
03
年
に
市
内
野
上
町
の
マ
ン
シ
ョ
ン
の
一
室
を
借
り
て「
青
梅
こ
ど
も
未
来
館
」
を
開
設。
1
回
3
0
0
円
の
利
用
料
を
負担してもらうことにした。
し
か
し、
良
質
な
絵
本
や
お
も
ち
ゃ、
経
験
豊
富
な
ス
タ
ッ
フ
も
い
る
の
に
誰
も
来
な
い
日
が
半
年
続
い
た
と
い
う。
無
料
解
放
す
る
と
利
用
者
が
一
挙
に
増
え、笑顔の集まる場所となった。
や
が
て
小
学
生
の
体
操
教
室、
幼
児
と
親
の
た
め
の
親
子
教
室
等
の
自
主
事
業
を
立
ち
上
げ
る
と、
行
政
か
ら
幼
児
教
室
や
子
育
て
広
場
の
支
援
員
の
仕
事
等
の
依
頼
が
入
る
よ
う
に
な
り、
06年
に
市
の「
子
育
て
支
援
セ
ン
タ
ー」
の
指
定
管
理
者
に
も
な
り
、
何
と
か
運
営
NPO法人
青梅こども未来
第2回
新事務局、青梅こども未来館前で 青梅法人会の近くに24年1月に移転して新たな船出 をスタートさせた皆さん 子どもふれあいフェスタ 市内子育て関連のNPOと毎年秋に開催されるイベントは、今年で8回目になる。少
子
化、
核
家
族
化
の
中
で
キ
ラ
リ
と
光
る
教
育
の
試
み、
熱
心
な指導・活動を取り上げる「西多摩っ子向上委員会」
。
第
2
回
は
N
P
O
法
人「
青
梅
こ
ど
も
未
来
」(
青
梅
市
東
青
梅
)。
「
青
梅
で
子
育
て
出
来
て
よ
か
っ
た
!
」
と
思
え
る
街
づ
く
り
の
た
め
に女性たちの活躍を紹介します。
AKIRUNO
あきる野市
㈲沖倉製材所
FUSSA
福生市
(株)ケイ・アイコーポレーション
7
こだま
こだま
6
「木材は、地球上の天然素材で人間に最も優しく、加工もしやすい再成可
能な素材です」と語る沖倉製材所の沖倉喜彦代表取締役(50)。
製材の仕事は、単に丸太を木材に加工することではなく、「木が育ってき
た過去の年月と、
“材”として生きる未来の年月につなぐこと」ととらえ、
「多
摩産材」を中心に木材の製造・販売を行っている。
多種多様な木の製材や加
工がスムーズに行えるよう
高性能な機械を積極的に取
り入れている同所。そのひ
とつに「スピドラ」がある。
建築材に使う木材は、乾燥
してから曲がったり、ヒビ
が入らないような加工が必
要。「スピドラ」は、木に
水蒸気で圧力をかけ水分を
一定に吸収させる。その処
理によって、建築後の木の曲がりやひび割れなどを抑えられるのだ。
このような先端技術を取り入れるとともに、一枚板のテーブルを手で仕
上げたり、節穴一つひとつに埋め木をするなど、昔ながらの職人技も大切
にしている。また、近年は木質ボイラーやチップボイラーを導入して、資
源の有効利用や廃棄物・CO
2の排出削減を実行し、地球環境への負荷低減
にも貢献している。
昭和 40 年代から輸入材の拡大で年々国産材の利用が減り、人工林が放
置され、全国的に山の荒廃が進んでいった。そのため、今自分たちがで
きることは、「伐採の時期を迎えた木を 1 本でも多く使うこと」と考えて
いる沖倉代表取締役。「人口が多く需要も大きい東京で、近場の資源であ
る多摩産材を使えば、運搬にかかるエネルギーや CO
2排出も軽減できま
す」と熱く語る。また、10 年以上前から木の家づくりを得意とする工務
店と連携して「地産地消」による「顔の見
える家づくり」を推進し、建材以外の木工
製品の商品化にも力を入れている。
先月、パレスホテル立川で行われた“多
摩の物産&輸入品商談会”にも初めて出店。
多摩産材をアピールし、小径木を利用した
“敷くだけタイル”、
ヒノキのお皿、まな
板などの木工製品を展示販売した。「異業種の他
の出展者とのつながりもできました。また、一般
の方たちにとって木が馴染みやすい存在であるこ
とも改めて確かめられました」と手応えも得たよ
うだ。「森の再生のためにも、多摩産材をできる
だけたくさん世に送り出し、多くの方々に使って
いただきたい」と力強く語った。
五日市を拠点に木と人をつなぐ
多摩産材を多くの人に
㈲沖倉製材所 代表取締役 沖倉喜彦 あきる野市伊奈 1038 TEL・042-596-0236 http://www.okikura.com 代表取締役 沖倉喜彦さん会社探訪
会社探訪
今 気になる照明LED化、節電で環境貢献。
人と社会と未来を照らします!
㈱ケイ・アイコーポレーション 代表取締役 岩瀬弘子 東京都福生市福生 2049-11 電話:042-513-0056 FAX:042-513-0092 http://www.keiai-led.co.jp/ E メール:office@keiai-led.co.jp 代表取締役社長 岩瀬弘子さん会社探訪
会社探訪
今 気になる東日本大震災後、にわかに注目を集めるLE
D照明の節電力。屋内外用の様々なLED照明
器具の設置、相談業務を行う総合商社としてケ
イ・アイコーポレーション(岩瀬弘子社長)は、
2007 年に設立された。
地球温暖化対策として着目され、自治体が推
進する街路灯のLED化。まだ馴染みのなかっ
た事業に同社は先駆的に取り組み、実績を上げ
てきた。導入コスト、節電電気料、CO
2削減
効果など専門のデータを駆使してわかりやすく
クライアントへ提案する。時
には模擬的に LED 照明を設置
して明るさを比較したり、電
気料の算出をするのが同社の
特徴だ。
岩瀬社長は 26 年間、大手損
保会社に勤務。社員教育や能
力開発の分野で培った経験は、
人と本気で付き合い、思いを
伝える彼女のあり方を築きあ
げた。その後万国博前の活気
ある中国での事業を展開。「のほほんとはしていられない!そんな思いで日
本での仕事に臨めたことがよかった」と振りかえる。
福生市内、福生銀座商栄会の稲垣正生会長は「節電が大切だと思っていても、
商店街の街路灯交換は大がかりな事業なので不安ばかり。交換コスト、助成
金や補助制度の利用など岩瀬さんの動きは安心して任せられた」と語る。昨
秋商栄会の街路灯1基、3個の水銀灯照明(計 240 w)をLED(計 48 w)
に交換。都や市の補助制度を使って自己負担は約 100 万円をつぎ込んだ。導入
後の削減効果(約8割減)で持ち出し分は3年を待たずに回収される見込みだ。
LEDで地域の可能性を広げたい
国内では 2012 年で従来の白熱電球の製造が中
止され、国連が 2013 年から水銀の生産、輸出を
規制する。水銀製品のうち蛍光灯や水銀灯などの
照明器具が約4割を占めると言われ、LED照明
の役割が益々大きくなるだろう。
「LED照明も①明るさ ②照度を保てる寿命
③効率的な放熱などが問われる様になっていま
す。正確な情報を元に「LCC(=ライフ・サイクル・
コスト」の算出をすることで、家庭も企業も行政
も限られた財源や資源を積極的に活用できると思
うのです」と岩瀬社長は幾つもの事例を見せてく
れた。「わかりやすく、納得できる提案をしてLED化のお手伝いをしたい」。
岩瀬社長は今日も照明器具と提案書を抱え、クライアントの元へと急ぐ。
①スピドラ 木に水蒸気で圧力をかけて水分を 一定に吸収させる機械。建築後の 木の曲がりやひび割れなどを押さ える事ができる ②一般建築材を使った建物(あきる 野市「瀬音の湯」のスギの構造材) ③敷くだけタイル 小径木を輪切りにしたタイル。玄 関やベランダにお薦め。木材は多 摩産のスギとヒノキ。そのまま敷 くだけで小さな森空間が生まれる ③蓄電機能を備えた緊急用の照明 器具「まいど照らす」:避難所から 緊急用防災設備として多方面で活 躍。照明を点灯させながらノート パソコンなら数台を約 12 時間稼 働させられる。 ①②商店街のLED照明 福生駅西口。銀座商栄会通り。夜 の街を LED 街路灯が優しく照らす国体キャラクターのユリート ゆるキャラクター大集合