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(1)

本邦における貨物の地域的流動パターンとその変容

:1970ー1980年

著者

村山 祐司

雑誌名

筑波大学人文地理学研究

8

ページ

1- 31

発行年

1984- 03

その他のタイトル

Spat i al Pat t er n of J apanes e Com

m

odi t y Fl ow

s

and i t s Change f r om

1970 t o 1980

(2)

本邦における貨物の地域的流動ノマターンと

その変容:

1970

1980

1

1

!

祐 司

I はじめに 町一4. 金属機械工業品

II 分析資料 N - 5. 化学工業品

匝 純流動量の地域的分布ノミターンとその変化 N-6 . 軽工業品

N 各種貨物の地域的流動パターンとその変化 N-7 . 雑工業品

l V- 1. 農水産品 N - 8. 特殊品

l V- 2. 林産尽

v

流動パターンの総体的特性

I V 3. 鉱践品 1直 結 語

I は じ め に

「 交 通 」 は , 物 資 や 旅 客 の 地 域 的 移 動 を 示 す 用 語 で あ り , 交 通 地 理 学 は そ の 空 間 的 側 面 に 関 心 を 払

う.交通地理学の課題は,各種の交通様式によって形成された交通流動の空間構造に着呂し,その構

造 の 形 成 過 程 を 解 明 す る こ と に あ る . し か し な が ら , 地 理 学 は 伝 統 的 に 可 視 的 な も の を 対 象 と し て 研

究する ことが多 かったので,地表にそのままの形で刻印されない交通流動の分析は,デ ータが希有で

入子−しがたいという統計的制約もあり,従来3 地 理 学 的 な 研 究 対 象 に は な り に く い 分 野 で あ っ た1).

しかし' 1965年以降, 計 量 地 理 学3 行動地理学の発展と呼応する形で3 わが国でも,起終点表(ori gi n

-dest i nat i on t abl e) を 利 用 し た 交 通 流 動 の 地理 学 的 研究 が 活 発 に 行 な わ れ る よ う に な り , 今 日 , か な

りの研究業績が蓄積されつつある . なかでも,交通流 動に 基 づ く 地 域 聞 の 相互 依存関係により,地域

関 連 結体 系 の 解 明をめざした研究は3 地域〈都

m

)群 システム 研究の深化と 歩調をあわせる 形で多 大

な成果をあげてきた .

この方面での諸成果を分析レベ/レ(r esol ut i onl evel ) に 基 づ き , 都 市 内 ・ 広 域 的・国家的・国際的

な4 レベノレに区分し概観してみると,都市内レベルでは,林2),南3),奥井4)などの研究がある.林は,

自動車 交 通 流 を用いて,名古屋市における都市内地域構造を分析し,奥井は , 大 阪市における地区間

流 動 形 態 を , 乗 用 車 と 貨 物 車 の 車 種 に よ る 相 違 に 焦 点 を あ て て 考 察 し て い る .一方,南は,パーソ

ン・トリ ップのデ ー タを

J

=自し1て,韓国ソウル市における ,結節構造と都市構造との相互関係を解明し

ている.広域的レベルでは,自動車交通流を指標とした奥野5), トラック交通流を指標とした奥井久

目的別交通流を指標とした藤自7),伊藤8)などがあり ,4 レベ ル の 中 で は 最 も 研 究 業 績 が 多 い . 国家

的 レ ベ ル で は , 自 動 車 交 通 流 を 用 い て , わ が 国 の 交 通 簡 を 設 定 し た 奥 野9),商品取引流通のデータを

用いて,仕入先・販売先別の流動パターンを明らかにした百野10),貨物を3 2品目に 分類し,交通機関

(3)

2 人 文 地 rn1 学 研 究 明

ターンを考察した斡12)などがある.国際的レベルでは,航空旅客流動をpjj¥, \て,アメリカ合衆国とカ

ナダの2 民間の相互依存関係を論じた村山13)がある.

交通流動の地理学的研究を3 今後より一層発展させるためには,以下の3課題に特に重点をあて研

究を深化させていくことが重要であろう.

第l に,従来分析事例が少なかった医家的レベルの研究を推進させることであるH). 各積交通機関

が〉路線の設定,運賃の決定3 あるいは運営方式などにおいて国家の強力な行政指導の下におかれて

いる現状,そして近年の交通網の整備,交通機関の技術革新により,物資あるいは旅客が,国家的規

模で長距離を自由に,広域的レベノレの範囲を越えて流動する剖合が高くなっている事実を考庖:する

と,交通流動に関して最も強い自己完結性を有する富家全体をIつの分析単位とする研究の意義はき

わめて大きいのである.

第2 の課題は,交通流動の内容に言及する研究の促進である.従来の諸研究は,自動車の流動した

台数とか重量などにまとめられた集計的データを用し\た分析が大部分で,たとえば旅客ならば3 いか

なる目的〈業務・私事・観光〉をもって移動するのか,物資ならば実際いかなる品目が流動している

のかなどを総合的に扱った研究はきわめて少なかったのである.

第3の課題は,交通流動に関する時系列分析の蓄積である.上述したように3 交通地理学の目的の

l つが交通流動の空間構造の形成過程の解明にあるならば,交通流動パターンが時系的にみていかに

変化するのかを考察することは重要な観点となる.

このような研究課題を踏まえ,本研究では次のような

f

iJ

f

究目的を し た . す な わ ち 本 稿 の 自 的

は, 日本国全体を分析対象として' 30品自の物資の流動パターンが, 1970年から 1980年の 10年間にい

かに変容したかを解明することである.

五 分 析 資 料

本分析に合致した分析資料としては,統計量として母集団推計精度が高く全国誠査で3 時系列的に

データが入手でき,しかも各流動品自ごとに 0 - D行列の形でデータの収集が可能などの性格を備え

た も の で な け れ ば な ら な い . こ の よ う な 特 長 を 有 し た 資 料 に はp 運輸省大臣官房情報管理部による

「貨物地域流動調査j と運輸省大臣官房政策計画(総合交通・開発計画)による「全国貨物純流動調

査J の 2 調査が存在する.「貨物地域流動調査」は輸送機関を介して貨物の流動状況を把握した総流

l!VJの調査であり,一方「全国貨物純流動調査」は,貨物の発着地から到着地までを して把j援した

純流動の調査である.つまり前者は,各輪送機関の流動量を把握することによって〉間接的に貨物の

流動状況を把握するものであり,それに対して後者は3 輸送機関を利用する貨物の側にたって,その

真の出発地から真の自的地までの流動状況を 1つの貨物流動として把握するものである15) .

総流動と純流動の差異は3 第l 図のように概念化できる.いま仮りに, A±也の製鉄会社がCi也の自

動車メーカーに?鉄鋼5 トンを輸送するとし,そのj療に利用する輸送機関は, A地からBi也までは鉄

道' B 地から C 地まではトラックであったとしょう.この貨物の流動状況を,総流動の考え方で把握

(4)

本邦におけ’ る貨物の地域的流動パターンとその変容: 1970∼ 1980年

Bj出までの鉄道による5 トンの流動, B 地から C 地までのト

U セ QᄋQP トンの総

となる.しかし総流動では,各流動が偲別の流動とし

て捉えられているので, A地から出荷された鉄鋼が最終的に

はどこへ届けられるのか,またC 地に

J

l

i

\し\た鉄鋼が笑際はど

こから送られてきたのか,ということはわからないものとな

A

る.一方,純流動の考え方でこの貨物の流動状況を把握する i 8

じ 純 流 動 で はp 積み替え等の輸送機関の利用の仕方にかか

1

c

:

わ り な し 貨 物 が 出 荷 さ れ て 局 うiじに着くまでのlfWきを一区切j計

主失主調5トン

主主流動 L:鉄鋼5トン

鉄 鏑5トン

純 流 動 一 一 +

A IB C l 計

3

りの貨物流動として捉えているので, A 地から C 地までの鉄(a) 総 流 動 の 起 終 点 表 ( b ) 純 流 動 の 起 終 点 表

鋼5 トンの流動は, A 地の鉄鋼会社が C 地の自動車メーカー 第1国総流動と純流動の差異

までの鉄鋼5 ト ン の 流 動 と し て そ の ま ま 捉 え る こ と が で き

る. QU二の論議により,貨物の真の発地,着地が明らかにな

るという点で,「全国貨物純流動調査j の 方 が 本 研 究 の 目 的 に よ り 合 致 し た 資 料 と 考 え ら れ , こ れ を

分析資料として利用することにする.

「全国貨物純流動調査」は3 国 土 総 合 開 発 事 業 調 整 費 に よ る 「 国 土 開 発 幹 線 自 動 車 道 等 関 連 事 業 調

の一環として' 1 9 7 0年 に 第l 回調査が開始され,それ以後5 年毎に計3回実施されてきた.国土

の有効利用を図るために,物的流通機構を広域的に体系イとする新ネットワークを整備し,国土の骨格

を形成することを目指し,その基礎的資料の提供を目的として本調査が行なわれている16). 本研究で

は, 1 9 7 0年 の 第1回調査と1 9 8 0年 の 第3@調査の結果を利用することにする.

調査は,調査票を調査対象事業所に対して面接を行なうか,あるいは郵送によるアンケート調査の

方式で実施されている. 1 9 7 0年には' 10月21 El (水)∼2 3日(金〉そして1 9 8 0年には1 0月21日(火〉

∼2 3日(木〉の3 日11¥] セ

1Mr 受人業積, j市先場所(荷受施設),)言;先地,数量3 主な輸送機関フ所要時間等に関して調査された.

両年次における調査対象事業所の数および回収率は第1表のとおりである. 1 9 8 0年の回収事業所数は

4 8 ,6 4 9件で1 9 7 0年 の ほ ぼ2倍となっている. 1980年 に お い て 回 収 事 業 所 数 の 母 集 団 に 占 め る 割 合 は

4 . 4 %であるが,対象事業所数の出荷数量は日 第1表調査対象事業所数および回収率

本 全 体 の 約 附 を ,1:1め る と 推 定 さ 礼 調 査 精 度 年 度

i

区 分 | 最 終 論 査 対 | 田 倒 収 | 倒 /

ω

I I I 1 回収率

I

i

象事業所数

i

事業所数

I

はかなり高いと考えられる.

l

I

1 ;

| 面 接 1 19, 221件j 17, 379件I 9 0 %

本研究に用いる分析品目は,農水産品3 林 産 1970年 | 郵 送1

r

n

,

748 I 1, 11s I 38

i

計 I 37, 969 I 24, 554 I 65

ャ QQセQQ セゥゥQQL

i

i

工業:品, iiセセ SP

り3 その内容例は第 2 表に示すとおりである.

分析の単位地域は,沖縄県を除く46都道府県と

する17) .

1面接 1 20, 595 I 19, 680 I 96

1980年 | 郵 送1 50, 648 I 28, 969 I 57

l 計 I 71, 243 I 48, 649 I 68

(11: ) 最終対象事業所とは,調査の過程で調査対象

外となった事業所を除いた,最終の対象事業所

(5)

4 人 文 地 理 学 研 究 明

品 類

I

iセセ@

第2 表 分 析 品 目 お よ び そ の 内 容 例

i有 容

1 穀 物 Qセ

2 均う 菜 ・ 果 物 いも類,野菜類,果物芳三

鳥類獣さ類れ,な鳥い獣畜産肉、品.未力[]工乳, 烏卯, 動物性組織制t, JJf(皮, 原毛皮, 他に

3 三iヨζヨ 産 iセ口

口lコ口 4 水

産 iセIJ 魚介類(生鮮冷凍のもの〉,魚介類(出政j:吃燥のもの〉.

5 そ の { 也 の 農 産 品 工芸作物,農産加工品、他に分類されない農産品.

産 林

6 木 材 原木,製材,その他の林産品.

7 薪 炭 薪,木炭.

8 石 j尖 石炭,亜炭.

9 金 属 セ 鉄鉱,非鉄鉱,その他の金属拡.

10 非金属鉱物(建設用〉 砂利,砂,石材.

1ロ1仁1

11 非金属鉱物(工業用〉 石灰石, りん鉱石,原塩, j京油,その他の非金属鉱物.

品機金属

12 金 員 鉄鋼,非鉄金属.

13 立正』fこ 属 主

2

仁1 建そ設の用他金の属金製属品製、品建. 築用金属製品, ャャセャィ 刃物・工具,

ロ口

F互T主ミ−

14 機 械 産業機械,電気機械,輸送機械,その他の機械.

15

マ3て芸て 業 ロIコロ セセi

ヒ 16 石 セエャ@ 製 ャ iセ 持発?由,重油,その他の石油,その他の石油製品.

旦ι」

17 石

r

天' 製 r:i仁1h コークス,その他の石炭製品.

18 ヒイ セ,叫 薬 口iコi:i 硫酸,ソ ダ,その他の化学薬品.

19 ヒイ ’芋 jャセ@ 末ト 窒素質肥料, りん酸j肥料,加盟質肥料,その他の化学肥料.

エZャ iセ

染他料に分, 顔類料さ,れ塗な料い,化合学成工樹業胎品., 動植物性出1JJ昆

20 その他の化学工業品

I接

21 紙 ・ ノξ レ/ フ パノレプ, 紙.

コ ニ

22 繊維工業品 糸G! 5料:半製品を含む),織物(繊維 2 次製j見を含む).

23 食料工業品 製造食品,飲料,その他の食料工業品.

iヰI

24 iヨ 用 品

I

書家他籍具に分,製備類印刷品さ物,れ,衛な衣生い,服日暖用,』房品者自用品具,? 台は所き及ものび食z文卓呉用,品玩,具, 運動娯楽用品, 楽器

工 業

口Iコl::J ぉ

I

その他の I ゴム他皮に革分製類品さ(れ他なにい分製類造さ工れ業な品いもの〕, 木製品 〔他に分類されないも

製 造 工 業 品 の 〉 ,

ず も の(金属くず,その他のくずもの.

特 21

I

動 植 物 性 飼 肥 料

l

政 ミ

2s \廃 葉 物

i

廃土砂,その他の麗棄物

iセコ{

29

I

輸 送 用 容 器 | 金 属 製 輸 送 用 容 器 , そ の 他 の 輪 送 用 容 器 .

30

I

取 り 合 せ ゥセ@

I

載引越貨荷物物.,郵便物,鉄道使荷物貨物,自動車捜路線貨物,内航船出:!小口混

(6)

j i セ Q YWP Q YXP r:: : )

田 純流動 量 の地域的分布パターンとその変化

第3 表は ,純流動量の品類別構成を示 した ものであ る. QY W PQセ Q RSR QYX P

年は2960百 万トンであった . 8 品類の

f

f

/

f

.J

或比をみてみ る と' 1970年には》化学工業品の流動が全純流

動量の32. 80% と最大で ,ついで金属機械工業品の流動(22. 4 9 %)であった.工業品関連4 品類の流

動で, 全体 の70. 33% を占めている . 1980年に は,や はり 化学工業 主1の流動 が36. 8 2 %と最 大 で,1970

年と比べて4. 0 2 %増加している .ついで,鉱産品(27. 17 %)'金属機械工業品 ( 13. 5 7 %)のJI闘である .

仁I 【J I J

第3 表純流動量の品類別構成

3. 31%

WPヲェ

iセ

5.2 3 %

一 市 戸

セセ

Q セ

政 7}( fill 品 ャ セ

鉱産

金属機械工業品

化 学 工 業 品

i降 工 業 品

雑 工 業 品

特 殊 J

A 口

lコ

m:1 3. 51

19. 26

22.49

32.80

11 .76

3. 28

に1 1コ11

L

q

I

3. 28

27.17

13. 57

36.82

7.-12

2.72

3.79

100%

m m J J j j j ι J J ι ι

一︵

7 6 6 5 4 4 4 4 3 3

1

1

l

1

i

m J i i i J j j j J J

綿

﹁ 8 7 7 5 5 5 5 4 4 2

司孝

l

工業品関連品類の流動で全体の60. 5 3 %を占めるが, 1970年と比べて 9. 8 0 %の 減 少 と な っ て い る . こ

れは, 金属 機械工業 品の構成比が1970年と比較して 8. 92% 減少する一方,鉱産品の構成比 が7. 91% 端!

JJCIした こ とに起因している .

次に,両年次における発生純流動量上位 10県とその構成比をみてみよう (第4 表〉 .1970年には,

全発生 流動量の8. 7 %を大阪が 占め 第1 位 であ った .つい で,東京 (7. 8%,) 神奈川(7. 5 %)のJI民で

あった . 1980年になると, 1970年には第 6 位であった愛知が第 1 位( 7. 4%)になり ,第4 位 で あ っ

た北海道が第2 位(6. 3 %)になっている. 1970年において,上位をr:i_:rめた大

i

氏 東 京 の 地 位 が1980

4

三には相対 的に下が っているこ とが特徴的 である.こ れ は,10年 の

i

習に,物 的流通よりも商的流通の

割合が高くなり,大都市地域だけに貨物が集中しなくなってきていること,全貨物に対する輸入量の

割合が増 し, 大貿 易港を有する他府県における発生流動量が相対的に増加したことなどが遠因として

考えられる.なお)

J

二位 10県の構成比の合計は ,57. 8% ( 19701'!つから 50. 4 % ( 1980年〉に減少して

おり,貨物流動の地域的分布は分散化してきていることが認められる

貨物 の流 動は, 実擦 には各種輸 送機|認を 介 して行−な われ る.鉄道, トラッ ク3 船舶に 分け ,利用輸

セ jsIN 1970年においては ,トラッ

(7)

6 人 文 地 〕 理 学 研 究 官rI

J

I畏であった. 1980年においてもこの糠位はかわらないが, トラックによる輸送は 7 7 .0 %と 大 11高に¥ 1111

び,船舶と鉄道はそれぞれ 15. 3 %, 3. 2 %にその構成比を減少させている. セセェ

だっ.次に3 8品類別に輸送機関の利用状況をみてみると,両年次を通じて, トラックの利用はし1ず

ャ rイヲLQセQQ

業品などの大宗貨物は船舶への依存度が比較的高い.鉄道の利用率が比較的高いのは農水産品である

が3 しかしながらぬ年の砲にその構成比は 5 .4 %まで:本ちこんで\,, \る.

a- I 鉄道( 1970年)

d "

第2図 ネJi用輸送機関構成比の地域的分布パターン

各輪送機関加に分担構成比の地域的分布とその年次的変化を示したのが第 21玄

l

である19). 鉄道の分

しては, 1970年には岩手が 4 9 .2 %で最高で3 ついで北海道(41. 6%)であった.最低は長崎

( 2. 0 %),ついで大阪(2. 3 %) で あ っ た . 東 北 日 本 の 諸 県 で 鉄 道 の 分 担 率 が 高 く , 太 平 洋 ベ ル ト 地

帯に沿う諸県で低いという一般的傾向が認められる. 1980年になると, 1970年と比べて,すべての県

で鉄道の分担率は低くなる. 1970年に最高であった岩手は 4 . 6 %と1/ 11 に 減 少 し て い る . 分 担 率 が 最

jセjZ S XNTE

色である. トラックの分担率に関しては' 1970年には, m馬( 94. 8 %)が最も高く,ついで山梨(92.

5 %),石川( 91. 8 %)であった.ーブ17,最低の分担率を示す県は愛媛 ( 16. 9 %)で3 ついで大分( 17.

4 %)であった.一般に,中央日本で分担率が高い傾向が認められる. 1980年になると,石川が 9 8 .8 %

(8)

本郊 にお ける貨物の地域的流動ノミタ ーンとその変容 1970∼1980{ f

7

に 高 く な っ て い る −−

Jj,

, z-g日 本 で は 分 担 率 は 低 く な っ て い る .船 舶 に 関 し て は , 分 担 率 が 最 高 な の

は, 1970年 に は 愛 媛 ( 78. 8 %), 1980年 に は 大 分 ( 57. 7% ) で あ っ た .両 年 次 を 通 じ て 四 日 本 で 分 担

率 が 高 い こ と が 特 徴 的 で あ る が3 こ れ は 東 最 の あ る 鉱 産 品 の 産 地 や 輸 入 浴 の あ る 諸 県 と 対 応 す る . 10

年 間 に お け る 船 舶 の 分 担 率 の 地 域 的 分 布 パ タ ー ン の 変 化 は3 鉄道, トラ ッ ク の そ れ と 比 べ て 相 対 的 に

低し\

N 各 種 貨 物 の 地 域 的 流 動1\タ ー ン と そ の 変 化

R S P セ Q P

る. 解 析 にj殺 し て は グ ラ フ 理 論 的 分 析

J

去を利用する .すなわち,ノード 〈各都道府県〉とリンク(都

a 1970年

セ@

b 19 80年

4 QQk m

(9)

8 人 文 地 Jl!¥学 研 究 \11[

(10)

jiセ 1970∼198Q{j C: :

%

5

%

園 田 園 圃 5%以上

0 400kn1

9

道府県!日!貨物流

動〉の2要 素 の み

に 着 目 し , 各 輸 送

機 関 を 介 し て の 輸

送 経 路 は 考 慮 し な

い こ とに する.そ

して発地域から着

地 域 へ の 流 動 は ベ

クトルで表示し〉

リンクの太さをも

って3 流 動 量 の 大

小を 表jっすことに

する20). また,す

べ ての 地 域 間 流 動

を考 慮し 地 関化す

ることは困難なの

で3 流 動 量 の 多 い

順 に リ ン ク を 地 図

化 し て い き , 流 動

量 の 合 計 が 全 流 動

量 の1/ 2に達する

まで のリンクをi也

図 化 す る こ と に す

る. なお 本 分 析 で

は 》 域 内 流 動 す な

わ ち (0 - D) 表

の 対 角 要 素 は 考 慮

しなし、こ と にす

る. それゆえ3 全

流 動 量 と は 全 域 内

流 動 量を さしひい た も の に な る . 全

(11)

10 人 文 地 JIH 学 研 究 \111

長〉〉 は,1970年に は54. 4%) 1980'q三には66. 7% である . 10年 の!:自に1 2 .3 %増加 して おり , 地域内で

流動が完 結す る割合が 高 くな ってきて いる こ とが認め られ る.こ れは3 物 流 のシス テム化3 流通 ・配

送セソタ ーの設立 ,流通のチャネル化などにより3 流動が短距 削;化 してきていることがl つの要凶で

あろう.域内流動率の地域的分布パターソは ,第 31翠に示すとおりである . 19701: 1三においては,域 内

流動率が最大 なのは北海道( 86. 6% ) であり,最小なのは滋賀 ( 1 8. 7% ) であ った.一 方 ' 19801:1ミに

お いては ,最大 はやはり 北海道( 87. 3% ), 最小 は佐賀( 40. 7% )である .関東 ・近設地域で域内 流動

率 が低い傾向に ある .北海道 は両年次 にわたり域 内流動率が 高いが3 これ は地

m

i

的位 置関係に)J llえて

面積が広 い ということに起因 して いると考えられる .

さて次に,各品類別に ,地域的流動パターンを考察 してみよう .

IV - 1 農水 産品

ァ ャセ i R

産品の流動は3 生産 者から卸売市場あるし、は中間の商業(加 工〉資本を経て需要者にわたるという機

能を含ん でおり ,散在 している零細な生産物を集中さ せ3 地域的1時間 的 に散在 して いる消費に対して

分散さ せると いう基本的役割 を果た すものである21). それ ゆえ ,輸送のロ ットは 他品類と比べて少 な

い.平均 ロッ トは, 19701 1三は2. 66トソ )1980年は

2. 15トン であった(第 5 表).

穀物は米 ,麦 ,雑穀,豆 な どを含むが,米を

i

Iコ 口口

n

u

n

6

n

d

y

M

M

l

ρ

くと ,輸入に依存する 割 合が高い .こ の傾向は 10

年 の間 にさらに進んでL,、る .両年次の流動ノミター

ンは第・4図 a に示さ れる .日70年 における最大の

発地域は 神奈川で ,全発生流動量の 30. 0% を占め

ていた.第 2 位は兵庫 ( 13. 3 %)であった .一方

1980年になると,兵庫が第 1 位となり3 発生流動

量は全流動量の 45. 6% を占めることになった .こ

れは, 神戸港が穀物の 輸入浴と して近年その 重要

性 を高めて きた こ とに対 応す る. 1980年に は, 兵

庫が凶 日本地域への3 神奈川が 関東地方への, 愛

Q セ Q

関は,他の農産品と比べてトラック輸送への依存度が 比較 的低く ,全体の 66. 0% ( 19801l )を占める

i セ@ 水 j室 IJにロ] 2. 66トン

林 jセ@ 口iコ口 5. 35

; 産 iセ 1コ J 4. 47t

E

号 機 械 工 業 品 2. 48

化 学 工 業 品 6. 92

i 経

ニ さコ弓仕ミこ 口に口』 2. 24

雑 工 業 ロIコロ 0. 69

特 殊 Iに:n¥ 5. 82

メiコ入

2.15トン

4. 26

60. 99

2. 35

8. 03

1. 29 0. 52

4. 33

3. 80トン

にすぎない .そのかわり鉄道への依存度が 比 較的高くな っている .

野 菜・果物 の流動パター ンは第 4 !玄

l b

に示さ れる. 1970年 における最 大j着地は東 京で3 全流 動量の

28. 4 %を占め る.最大流動 リンクは3 愛媛から東京へのリンク であり3 全流動量の 17. 5% を占め る.

(12)

本声j)におけるi引かの地域的流動パターンとその変容:1970∼1980年 11

のパターンと比べて,大きく変化している. リンク数が7 ( 1970年〉から 20 ( 1980年〉に増加し,流

動が全国に分散するようになった.北海道は主要発地を形成するものの3 着 リ ン ク は 存 在 し な く な

り,流動の吸収地域としての役割を減じている.愛知,大|授が主要蒼地域として台頭してきている.

両年次を通じて,他品目と比べて流動リンクが長いことが特色であるが,これは野菜・果物が全国に

均等に消費地が分散している一方,主産地が地域的に偏在していることに原因があろう.

第4セ@ cは畜産品の流動ノとターンを示したものである. 1970年における最大発地域は福岡で,全発

生流動量の1 9 .9 %を1:!_1 め,ついで 1 6 . 5 %を 占 め る 東 京 で あ っ た 東京は,流動の着地域としても

な役割を演じている. 19801: 1ミにおいては,東京は,畜産品の集散地としての機能をますます高めてい

る. 1970年に,主要発地域を形成した福間は, 1980年には,全発生流動量の 3. 7%を 占 め る に す ぎ ず

大 き く 衰 退 し て い る . 大 阪 が 集 散 地 と し て 新 し く 台 頭 し て き た の が 特 徴 的 で あ る 10年間の変化をみ

ると, 1970年には,流動が空間的に組織化されておらず分散的であったが, 1980年には,東京が東日

本における流動の仁|コ心地域として,また大

i

授が西自本における流動の仁|コ心地域として,流動パターン

o rャセQ トラック志向が

強し\品目で, 1970年には 93. 0%, 1980年には 9 9 . 4 %の構成比を示している

水産品の流動パターンは第4 図 d に 示 さ れ る 水産品の流通上の特色は,産地市場と消費地市場と

いう 2 つの卸売市場を介してなされる点にある.水揚げされた魚は,産地市場を経由して, 1/ 3 がそ

のまま消費地市場へ,残りの2/ 3 が,地元で加工・冷凍され,そのかなりの部分が消費地市場へ出荷

さ れ る 近年,冷凍技術の進展により,加工・冷凍が増加する傾向が認められ,それにより貯蔵性が

増し,輸送距離も増大する傾向にあるが,これは流動パターンの地図からも明瞭に認められる. 1970

年には,最大発地域は北海道で,全発生流動量の1 6 . 4 %を占めている.最大蒼地は大阪で, 11. 3%を

占 め て い る 一方, 1980年には最大発地は青森(13. 5%)であり,ついで福悶(10. 3%),東京(9. 5 %)

の)|院である.最大着地は東京(9 .9 %)であった. したがって, 1980年には,東京は, 発地と着地の

両方の機能を果たしていることになる 最大の流動リソクは, 1970年 に は 長 崎 か ら 佐 賀 へ の リ ン ク

(1, 810 トソ〉であったが, 1980年には静岡から神奈川へのリンク( 3, 776 トン〉にかわっている.福岡

は, 1970f l 三には発着リンクを有していなかったが, 1980年には 6 本の発リンクを有しており,流通基

地として発展してきていることを示唆している

Tセ ・ はその他の農産品の流動パターンを示したものである.その他の農産品とは,工芸作物,

農産加工品,そして他に分類されない農産品をさす。最大発地域は, 1970年に福間, 1980年には兵庫

であり,全発生流動量のそれぞれ21. 9 %, 19. 2%を占めている.最大流動リンク[i , 1970年には福間

から熊本へのりソクであったが, 1980年には北海道から東京へのりンクに変化している.域内流動率

は0. 38 ( 1970年〉から

.

o

62 ( 1980年〉へ大|臨に増加しており,各都道府県内で完結する短距離流動の

割合が増えていることがわかる.流動リンク数は11 から 23 に増加しており,流動は空間的により多様

化している.また,大都市地域を核としながら流動する傾向が10年の!習により顕著になってきてい

(13)

12 人 文 地 理 学 (iJ+究

1叩

第5図

日f - 2 林産出1

林産主lは,木材,新炭の 2 品

自に分類して考察する .林産

J

の流動は ,1970年には,全純流

動量の3. 51% を占めるが ,1980

セ Q SN 2 8 %と微減している 利

用輸送機関の横成比は, 1970年

には:, トラック8 8 . 6 %,鉄道8. 8

% ,船舶2 .6 %の剖合であった

が,1980年には,船舶への依存度

が増し, トラック84. 1 % ,船舶

11. 0%,鉄道0. 7%, その他4. 1

% になっている . これは,輸入

材の増大と密接な関係がある

また,林産品の平均ロットは ,

5. 35トソ ( 1970年)から 4. 26ト

ン ( 1980年〉に減っている(第

5 表〉.

木材の流動パターンは,第5

[Z] aに示される 高度経済成長

期以後,輸入材の占める割合は

年々高まってきており, その結

果,|臨海:貯木場は輸入材の着地

としてますますその重要性を強

めつつある . そして輸入材港に

近 接 し て 木 工 団 地 が 集 積 立 地

し, i臨海木材関連工場地域が形

)戎されてきた これは相対的に

内陸

f

t

l

"

木場の重要性を低下させ

ることになった この(頃向は地

域的流動パターンにも1})31瞭に反

!りとされており,たとえば111支阜,

栃木,群馬などの内陸県は ,10

年の簡に,流動リンクの本数を

(14)

本;!'II における貨物の地域的流動バターンとその変容:1970∼1980年

13

は, 1970' qミには京都から大阪へ向かうリンク(全流動量の 5 .1 %を占める〉であり, 1980年には島根

か ら 烏I[;(に向かうリンク〈全流動量の9. 7% を 占 め る 〉 で あ る 両年次を通じて,東京,大阪が主要

結節地域を形成し,また流動距離が比較的短いことが特色である.

新炭の流動パターンは,第5ャセャ@ blこ示される.新j突の需要は,暖房器具の普及により,年々減少し

ている.純流動量は, 1970年の 13, 853 トンから 1980年には 2, 200 トンに激減している.両年次とも,

流動は,空間的にきわめて限定的であり,しかもg§ B 本に限られる.域内流動率は, 1970年は 0. 77,

1980年は 0. 71 と両年次とも高く,ほとんどが,各県内で流動が完結している.主要発地域は, 1970年

は鳥取, 1980: 9三は広島である.

I V - 3 鉱 産 品

流動は,石炭, 非金属鉱物〈建設

HD

そして非金属鉱(工業用〉の4 品目に分類

して三考察する.これらは\,吋Jれも単位当たりの輸送量が大きい品目であるため,輸送機関としては,

それに適合した船舶,鉄道の割合が他品類と比べて比較的高い.石炭のように山間部を物流の起点と

する物資は鉄道が,金属鉱や工業用非金属鉱のように臨海部を主な物流の起終地点とする物資は船舶

が 選 好 さ れ て い る 鉱産品のうちで,建設用の非金属鉱だけが特異な選好パターンを示している.す

なわち, lf少キjl ・1沙・石材等のいわゆる骨材としての「非金属鉱(建設用)

J

は , 物 資 の 形 状 と 輸 送

離3 また出荷企業の規模および輸送需要の特殊性からトラックの分担が非常に大きい22) . 1輸送件数

当りの輸送重量は8 品類中最大で, 1970年には 44. 47 トン, 1980年には 60. 99 トンである

石炭の流動ノミターンは,第6 図aに示される.国内j支の生産量が減り,需要も石油に押され低迷し

ているため,全純流動量は10年の関』こ1/ 5 に減少している.流動パターンをみると, 1970年における

最大発地は長崎で,全発生流動量の3 0 . 2 %を占めるが, 1980年になると広島にかわり全発生流動量の

4 4 . 3 %を占めている. 1970年における最大流動リンクは,福島から東京へ向かうワンク(全流動量の

1 2 . 6 %を占有〉であり, 1980年には,広患から北海道に向かうリソク(全流動量の 1 7 . 3 %を占有)で

ある. 1980年には,域内流動量と域外流動量をあわせると最大の発地は北海道(55, 658 トン〉である

が,これはすべて北海道内の需要のため利用され,それでも不足し広島から 5, 532 トンの石炭を得て

いるのである.福島,茨城の出荷量は,常盤炭田の衰退により, 1 0年の間に大I障に減少している

金属鉱の流動パターンは,第6 図 b に示される.金属鉱の域内流動率は他品自と比べて低く ( 1970

年0. 41, 1980年0. 44),流動は比較的長距離におよぶ. 輸送機関は船舶の割合が高く, 1970年には全

体の52. 7 %, QYXP TPNQE セ \る.最大流動リンクは, 1970年には,高知から兵庫へのワ

ンクで全流動量の27. 4%を占め, 1980年には高知から広島へのリンクで 11. 2%を占めている. 1970年

には山仁l, 1980年には福岡が最大荘地を形成し,それぞれ 3 本のリンクを得ている.特に福

i

青の台頭

がめざましい.

I

青年次を通じて,西日本を中心に流動が卓越しているのが特徴的である.

非金属鉱物(建設用〉の流動パターンは,第6セi@ cに示される. 30品目中窯業品についで流動量が

多く, 1980年には 5, 405, 288 トンが流動している. 域内流動率はきわめて高く, 1970年には 0. 92 と30

(15)
(16)

本邦における貨物の地域的流動ノミターンとその変容:1970∼1980年 15

セhセセゥャヲZ セ@

t

きわめて短い. したがってi檎送手段はトラック

が中心で, 1970年には 90. 0%, 1980年には 88. 6%を依存し

ている.流動ノミターソ図をみても, リンクの 長 さ は 総 じて

短く ,隣県へ の流動が大部分である. リソク数は ,10年間

に5から11に増加し,流動方向の分散化・多様化が認めら

れ る 最大流動リンクは, 1970年には,栃木から東京への

リンクであり, 1980年には,栃木から埼玉へのリンクであ

り,それぞれ全流動震の14. 3 %, 8. 3%を占めてい る

非金属鉱物(工業用)の流動パターンは,第6 図 d に示

される . 30品目中ロットが

i

表大で, 1980年における平均ロ

ットは61. 3 トンであった.両年次を通じて,

JJJ

口,大分な

どが主要な 発 着 地 を形成するが, 1980年に は兵庫,高知な

ども重要な役割を占め,西日本を中心として流動が卓越す

るようになってきている . 10年 の間に , リンク数は5から

はに 増加し ,流動 の分散化傾向が認められる

N - 4 金属機械工業 品

金属機械工業品の流動としては,金属,金属製品,機械

の3品 目 に 分 類 し 考 察 す る . 金 属 機 械 工 業 品 の 流 動 は ,

1970年には,全品類中 2 2 . 4 9 %を占めていたが, 1980 年 に

は13. 57% に減少している.平均ロットは, 1970 年の 2. 48

トンから1980年には 2. 35 トンに減少している.これは,特

に機械工業品においてニーズが多様化し,品物も多種類生

産されるようになり, 販 路 が 複 雑 で多様になったことに起

因する.輸送機関は, 1970年には, トラック69. 3 %,船舶

2 3 .2 %,鉄道4 . 8 %の構成比であったが, 1980年になると

トラック7 6 .2 %,船舶1 7 .4 %,鉄道1 . 1 %となり, トラッ

クが依存度 を強め ている.

金属の流動は,第7図a に示される.金属の流動は鉄鋼

が大部分を占める.鉄鋼の国内需要は建設土木用で全体の

半 ば 以 上を占め, 次いで自動車 ,造船, 産 業 機 械 ,電気機

械 が 大 口 の 消 費 部 門 で あ る 内航輸送の流通基地荷揚以後

のi愉送(第2 次輸送〉はトラックによる場合がほとんどで

あるが,メーカー からの

U

J1

fii

(第1 次輸送〉は船舶に大き

(17)

16 人 文 地 理 学 研 究 明II

通じて,東京,千葉,神奈川,埼玉,愛知,大阪,兵庫など大都市地域をにj::i心に流動が卓越し,東北

日本において ,流動リγ クがみ られな いのが特徴的である .福岡は, 197Qi :j 三には, 流動の主要発地 を

形成し全発生流動量の8 .9 % を占めていたが, 10年の悶に大幅に衰退し, QYXP T N XE iセ

にすぎなくなっている . これは,金属部門における北九州工業jむ!??の地位の相対的低下と対応するも

のである .

金属 製品の流動パタ ーンは,第7 図 b に 示 さ れ る 金罵製品i :t,金属ド ア,窓わ く,サ ッシ,線材

製品 (釘,針金,ワイヤロープ〉,刃物, 工具など比較的単位当たり輸送量の小さい貨物であり, 出

荷する企業も他の2 品目と比べて小規模であり ( 1980年における平均ロットは 1. 13 トン〉, また物資

の形状もそれ程特殊でなく専門・専用輸送を必要としないところから, トラックとりわけ自 家用 トラ

ックを利用する剖合が高い . トラックに対する依存度は, 1970年には 91. 0 %, 1980年には 9 7 . 6 %であ

る.両年次を通じて,東京 ,大阪の 発着地としての重要度は高く, 1970年には ,東 京の発生流動量は

全流動量の16. 6% ,吸収流動 量は 14. 6% を占め ,大阪の発生流 動量は全流動 量の 18. 1 % ,吸収流動量

は8. 6 %を占めて いる .一方, 1980年に は,東京の発生流動量は全流動量の 1 3 . 2 %,吸収流動量は11. 4

% を占め,また大阪の発生流動量は全流動量の15. 4%,吸収流動量は7. 1 % を 占 め て い る 東京,大

阪を中心にその周辺の諸県との流動も卓越し,またこれらの結びつきは相互に発地としても着地とし

ても機能しており,相互依存的であるのが大きな特徴である. 10年間における大きな変化としては,

愛知が 関東諸県 との連結を強 めたことと,東北地方における流動中心地としての宮城の台頭があげら

れる .

機械の流動パタ ーンは,第7 図 cに 示 さ れ る 機械は ,他の資本財と異なり即納性への要求が非常

に強い反面,需要地は広範囲にわたる品目である.受注単位が少ないため,輸送方法は工場からのト

ラックによる輸送が主体となっている.最大流動リンクは,両年次とも東京から神奈川へのリンクで

あり ,1970年に は全流動量の 3. 5 %, 1980年には 3. 2 %を占め ている .両年次を 通じて ,太平洋ベ ノレト

地帯を中心に流動しているのが特徴的である. 1970年における 流動の中 心地域は,東京 ,神奈 川,愛

知,大阪,広 島であるが, 1980年に なると,東京,神奈川の重要性がより高まり , そのかわり広島の

重要性が低下している

I V- 5 化学工業品

化学工業品の流動は,窯業品,石油製品,石炭製品,化学薬品,化学肥料,その他の化学工業品の

6 品目に分類して考察する.純流動量の10年間における変化は,化学肥料の流動量が減少している他

はいずれも大幅な伸びを示している .化学工業品の平均 ロ ットは, 1970年には 6. 92 トンであったが,

1980年には 8. 03 トンになっており, 8 品類中,この品類と鉱産品だけが増加している.

i

i

輸送機関の分

担率は, 1970年は, トラック53. 2%, 船舶29. 0%, 鉄道12. 2%であったが ,1980年には, トラック

7 0 . 3 %,船舶21. 2%,鉄道4. 3 %とな り, トラックが1 7 . 1 %増加している.

Xセ 。 ャ ャ

(18)

本美I\における貨物の地域的流動ノ ミター ンとその変容・1970∼1980年

17

丸 _o

(19)

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H

1・a

B

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人 文 地 理 学 研 究 18

化学工業品の地域的流動ノミタ

(20)

本邦における貨物の地域的流動パターンとその変容:1970∼1980年 19

(21)

20 人 文 地 理 学 研 究 四

QYXP PNXS ャ ᆪセ

クリートの流動の増加によるものと推定できる. 1970年における主要発地は1111コ,福岡で,それぞれ

全発生流動量の13. 3 %, 7. 8%を占めている. 1980年も同様であるが,福岡は大幅に J:追加し,全流動量

の1 2 . 6 %を占めるようになっているー愛知は,両年次を通じて,主要吸収地域を形成し, 1970年には

3 本の, 1980年には 4 本の着リンクを有している. 1980年には,新しく新潟,岩手が主要発地として

台頭している

第8図 b は石油製品の流動パターンを示したものである.石油製品は民生用消費に比較して工業用

消費が圧倒的に多い.石油製品は製油所−を起点とし,油槽所,販売店を経1t1して需要家にl除 送 さ れ

る.油槽j苛は,販売店,需要家工場などに対して配送する流通基地の役割を果たしている.製油所お

よび大型の石油消費産業が広く臨海工業地帯に分布しているため,製油所からの一次ji喰送はi今航タン

カーが圧倒的に多い.一方,末端輸送はタンクローリーが多い24) 最大発地は両年次とも神奈川で,

全発生流動量に対する割合は, 2 5 . 3 % ( 1970年)と 2 8 . 2 % ( 1980年〉である. 1970年と比べて, 1980

年には,神奈川,千葉から東北諸県への流動が増大している.

第8 図 cは石炭製品の流動パターンを示したものである.国内炭の産出量の減少に伴う輸入J支の増

加により,石炭製品の流動パターンも大きく変化した。 1970年に主要発地であった福岡,

d

-

1

iコ,

などは, 1980年にはその機能を弱めている‘ かわって輸入炭に基づく流通基地として大きく成長した

香川が最大発地となり,全発生流動量の4 7 . 2 %を占めることになった.両年次を通じて石炭製品の流

動 リ ン ク の 本 数 は 少 な し 流 動 は き わ め て 局 地 的 で あ る と い え る

第8 図 d は化学薬品の流動パターンを示したものである. 1970年における最大発地は岡山,最大着

地は大阪である. 1980年には,最大着地は大坂でかわりがないが,最大発地は千葉にかわっている

流動リンク数は ,1970年の 21 から 1980年には 41 と約2 倍に増加しており,流動の分散化が顕著である.

このことは全流動量の5 %以上の流動量をもっリンクは, 1970年には 2 本存在していたが, 1980年に

は全く存在しなくなっていることからもわかる.両年次を通じて西南日本に流動が集中し,東北日本

に流動りンクがみられないのが,大きな特色となっている

第8図e は化学肥料の流動パターンを示したものである 高度経済成長に伴う有機化学製品の発展

に対して,無機化学製品の代表にあった化学肥料の生産比率は1960年 以 降 年 々 下 降 し て い る それゆ

え,化学肥料の純流動量も1970年の 144, 856 トンから 1980年には 125, 291 トンに減少している.化学肥

料の流通は,生産工場から農協あるいは商社を通して農家にわたるのであるが,需要が全国の農村部

に広がっているため, 15 トンロットの有蓋貨車輸送に適し,鉄道の依存度は 30品目中石炭につい

く, 1970年は全体の 41. 9 %, 1980年は 2 4 . 0 %を占めている.最大発地は, 1970年 に は 山 口 で あ っ た

が, 1980年には茨城にかわっている.北海道は, 10年の間に着地としての地位を高めており, 1980年

には6 本の着リンクを有することになった.流動りンクが比較的長距離であり,農業県を1=/こl心に流動

が卓越しているのが化学肥料の流動特性である

X ヲ jセャセ

(22)

本邦における貨物の地域的流動ノミターンとその変容:1970∼1980年 21

1970年は1. 30トンヲ1980年は1. 08トンである.小物が多く需要が多岐にわたるため,流動方向はきわめ

て分散的で多様である. QYWPセゥ TYL 1980年は67に達している.

両年次を通じて太平洋ベノレト地帯内をi=j=i,C,、に流動するという一般的傾向が認められるが, 1980f j三にな

ると東京,千葉,神奈川,愛知,大阪などを核とする流動パターンが強まっている

I V - 6

i

l

注工業品は,紙・パルプ3 繊維工業品,食料工業品の3品自に分類して考察する.軽工業品の平均

ロットは, 8品類の仁j=iでは封

i

:工業品についで少ない. しかしながら,紙・パルプ。の流動は他と比べて

平 均 ロ ッ ト が 大 き く , 他 の 2 品目と比べて鉄道と船舶の分担率が高く,品目特性からの選好を如実に

示している.ロットの小さい食料工業品,繊維工菜’ 品はトラックの分担率が高いが,またこれらの品

セi

を要請される品店でもある.

第9セ@ aは紙・パルプの流動パターンを示したものである 紙・パルプの流動経路はメーカーから

代理店,卸売商を通じて需要者にわたるのが一般的であるが,大口需要者に対してはメーカーからの

も多い.需要は3大都市閣に全体の8 0 %以上が集中し,これらの地域は大量の消費地在庫をかか

え て い る 最大発地は, 1970年は北海道(全発生流動量の13. 0%),ついで静岡(同12. 7 %)であった

が, 1980年には静岡(同16. 2 %),ついで北海道(同10. 6 %)と順位が入れかわっている. 最大流動

リンクは, 1970±1三には,北海道から東京へのリンクであり, 1980年には,静岡から東京へのリンクで

ある. 10年の聞に九州諸県への出荷地として福岡が新しく台頭しているのが特徴的である

第9図 iコは繊維工業品の流動. /セ

てきわめて多様な流通機構を有し複雑である.一般的には,素材である糸から, l 次 製 品 で あ る 織

物,メリヤス生地,そして2次製品である衣料品へと流通が行なわれる25). 域肉流動率は, 1970年の

0. 57から1980年には0. 41に下がっており,流動が長距離になっていることを示唆する. 1970年におけ

る主要発地は東京〈全発生流動量の16. 9 %),新潟 Cl司15. 4 %),愛知(同8 .2 %),大阪(同6. 9 %)な

どであり, 1980年 に は , 大 阪 〈 向12. 6 %),愛知 Cl司12. 0 %),東京(同4 .3 %) な ど で あ る 大阪の

地 位 が 上 昇 し た 反 面 , 東 京 , 新 潟 は 大i掘に落ち込んでいる

第9 [ZJ cは食料工業品の流動パターンを示している 食料工業品は,一般にメーカーから大泊費地

周辺に配置された支店倉庫,そして特約店,商社,元卸,イ9:i卸を経由し小売店に配送される.ニーズ

が多殺で,最終の需要単位が少ないのでロットはきわめて小さい.工場立地が消費地指向型であるた

め,末端輸送はもとより幹線輸送もトラック輸送が多く, 1970年は全体の87. 2%, 1980年は9 4 .0 %を

トラックに依存している.両年次を通じて,東京,

t

i

i

1

奈JIし大|氏愛知は流動の中心地域をなすが,

その傾向は1980年にはより顕著となっている.そして,関東閤,中部

i

顎,関西圏でそれぞれ流動リン

クがまとまり,流動距献は短くなってきている.それと並行するように,各菌間の流動は10年の聞に

減少してきている.福岡は, J L 州各県への発地として重要であるが,その重要度は1980年にはさらに

(23)

22 人 文 地 理 学 研 究 Vlll

(24)

本:J:ll における貨物の地域的流動パターンとその変容:1970∼198Q{j ?.

-U

LI

七j山f jにお いては, 1980{f'. に

は,新しく’ 宮 城 が 発 地 と し て 台 頭

している .

I V 一 7 剥

i

:工業

J

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L

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1

そi1111は ,i =1m日1とその仙の

セQjゥャゥ R ャセ セィ@

i

ヨに分五付ーる

料 工 業 品は, 8 主l矧仁jJJ設もトラッ

ゥmij セ ,¥¥ !,品類であり,

1970年 に は 全 輸 送 量の 92%, 1980

セt YVNYE ャ

トは, 1970±1三には 0. 69トン, 1980

!if.には 0. 52トンである. El 用品を

中 心 と し た 典 型 的 な 消 費 財 で あ

り, 都 市 へ の輸 送 が 大 きな 比 重を

iセ

Jtn

o

図aは日 Jllr'.ii! 1の流 動 ノミ ター

ン を 示 し て い る . 日用品は,メー

カ ーから一次卸, 二 次 郎 を 経 て 小

売 店 へ 配 送 さ れ る の が 一 般 的 な 流

通 経 路 で あ る. 日用品の需 要 は 小

仁i分 散 的 な の で 卸 売 業 者 はiffic送を

l十l心 と す る 物 流 活 動 に お い て 大 き

な役 割 を来たして いる . 最 大 発 地

は, 1970年 に は 東 京 ( 全 発 生 流 動

量 の 19. 7% ) で, つい で大 阪 (向

18. 3 %), 愛 知 ( 同 7. 9 %)のIJ出で

あった . 1980イ1三 に お い て も 東 京

〈!司 23. 2 %),大阪〈同10. 8 %) ,

愛 知 cr, =1]6.

4 %

)のJi阪 で あ っ た

一ブJ,流 動 の活j出 こ!却 しでも i Wjli j'二

次 と も こ の 順 位 は 変 化 し て い な

い. この ように ,両 年次を 通 じ

て, 3 大 都 市 閣 を 1:j=1心にEl j刊品は

流 動し てい るが, 1Q'i :1.c lM: jvこ東京は 第10函

(25)

24 人 文 地 主LI :年 jjJF 究 明

a- I

「MQ セᄋ[ゥセ セヲZ

(26)

本J'-1\におけ る貨物の地域的流動 ノミターンとその 変容・1970∼1980年 25

発 地 と し て の 役 割 を

めている. 10年 間 に お け る

流 動 パ タ ー ン の 変 化 と し て

は ,広 島 の 衰 退 と 福 岡 の 台

頭も特徴的である.

第10図bはそ の 他 の 製 造

工業品の流動ノξターンを示

し た も の で あ る . そ の 他 の

製 造 工 業 品 に は ゴ ム , 皮 革

製 品 , 木 製 品 な ど が 含 ま れ

る.最大着 地 は 両 年 次 を通

じて東京で ある . 一 方 , 最

大 発 地 は1970年 に は 大 阪 で

あ っ た が ,198Q1:p.には愛知

に変わっている. 1980年に

お け る 流 動 リ ン ク 数 は30品

呂中最も多く, 67を 数 え

る . こ の こ と は , 流 動 が 空

間 的 に み て き わ め て 分 散 し

て い る こ と を 示 し て い る

10年 間 に お け る 特 徴 的 な 変

化は,宮城, 福 岡 が 発 地と

して台頭してき たこと , 愛

媛 が 発 地 と し て 衰 退 し て き

た こ と が あ げ ら れ る .また

秋 田 を 発 地 と す る 流 動 リ γ

ク の 行 き 先 が1980年に は 関

を中心に 多 方 面 に わ

た る よ う に な っ た 点 も 大 き

(27)

26 人 文 地 ] 当 ! 学 研 究 \11!

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す る . 純 流 動 置 は , こ の 中 で は 動 植 物 性 飼 肥 料 が 民 大 で あ り , つ い で く ず も の で あ る . 平 均lゴツトは

1970年 に は5. 82トンであったが, 1980年 に は や や 減 少 し4. 33ト ン に な っ て い る . 利 用 輸 送 機 関 は ,

1970年には, トラック82. 0 %, 鉄 道11. 7 %, 船 舶6 . 3 %の割合である. 1980年には, トラック87. 4%,

船 舶9. 7 %, 鉄 道2. 9%の;tu合 と な り , 鉄 道 の 割 合 の 減 少 が 顕 著 で あ る

第 11さl[aはくずものの流動ノミターンを示したものである. 1970年代における工業の深化により, く

ずものの純流動量は, lQi:j三rmに3. 8

f

告 に 増 加 し て い る 両 年 次 を 通 じ て , 最 大 発 地 は 東 京 で , 1970l i j三

に は 全 発 生 流 動 量 の22. 3%, 1980年 に は16. 3 %を 占 め て い る . 流 動 パ タ ー ン の 空IM]IYJ秩序は希薄で,

流動リンクは飛地的に分布している.

QQQセ bは 動 植 物 性 飼 肥 料 の 流 動 ノ ミ タ ー ン を 示 し た も の で あ る . 域 内 流 動 率 は0. 50 ( 1970' . i!なから

0. 62 HQYXP iセ N 1970年 に お

け る 最 大 発 地 は 村 奈 川 で , 全 発 生 流 動 量 の4 2 .8 %を占めて\,、る こ の よ う なl¥iij,¥\占有Lt, 飼 肥 料 の 大

部 分 を 輸 入 に た よ り , そ の 最 大 の 輪 入 港 が 横 浜 港 で あ る こ と に 起 因 し て い る ' 1980イ:|三になると,神奈

川 の 地 位 は 低 下 し , か わ っ て 千 葉 が 最 大 発 地 〈 全 発 生 流 動 量 の1 8 .1 %) と な り , 兵JilI,愛知,福!荷な

ど が 発 地 と し て 重 要 性 を 高 め て い る

QQQセ cは 廃 棄 物 の 流 動 パ タ ー ン を 示 し た も の で あ る . 廃 棄 物 は , 30日,ェセェ@ 1j:r最 も 流 動 リ ン ク 数 が 少

な い 品 目 で あ る . QYWP j]iセjエャi ャ

で 全 流 動 量 の61. 3 %を占めている. 1980年 に な る と 流 動 リ ン ク は2本 に な り , そ れ ら は 茨 城 か ら

へ の リ ン ク ( 全 流 動 量 の39. 4 %)と宮域から青森へのリンク(|百]12. 5%) で あ る , こ の よ う な 流 動 の

空間的偏在は, j交 棄 物 と い う 特 殊 な 物 資 の 流 通 特 性 に よ る も の と 考 え ら れ る

QQQセ dは 輸 送 用 容 器 の 流 動 ノ ミ タ ー ン を 示 し た も の で あ る . 県 内 よ り も 県 外 へ の 流 動 がj曽 え て お

り , 域 内 流 動 率 は0. 72 ( 1970年 〉 か ら0. 60 ( 1980年)に減少している.最大発地は, 1970' . i干には新潟

(全発生流動量の20. 1%)であり, 1980年 は 大 阪 ( 同1 6 .2 %) で あ る . 流 動 リ ン ク 数 は12から23と大

ᆪQセ ャエ N 1980年に

は , 東 京 , 神 奈 川 , 埼 玉 , 栃 木 を 中 心 と す る 関 東 ! 忍 そ し て 愛 知 , 大 阪 , 兵 庫 を 中 心 と す る 中 部 ・ 近

致問という 2つの間が確立して\, \る

第 11図 eは取り合せ品の流動パターンを示したものである' 30品目仁!こi最もロットが少なく, 19801三\

の平均!コットは0. 81トンにすぎな\., ¥' したがって, トラックによる,,輸送が圧倒的に多く, 1970年 は 全

体 の83. 0%, 1980年は9 9 .0 %を ト ラ ッ ク に 依 存 し て い る . 1980i!三における値は, 301'ii11 目中最高イ!?[であ

る. 19705ドには, 3本の流動りンクが存在し,最大流動リンクは,;i llt 奈川から東京へ向かうリンクで,

。%を1!.Jめている. QYXP QQ セセ ャ

ャ YNVE jセj

る . 発 地 と し て の 大 仮 の 成 長 が め ざ ま し く , 先 生 流 動

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;は全発生流動量の3 3 .0 %を 占 め る こ と に な っ

(28)

27

本子IIにおける貨物の地域的流動ノ之ターンとその変容: 1970∼ l 9801i j :

流 動I\タ ー ン の 総 体 的 特 性

v

リ ン ク 数 を 整 理 し た も の で あ る .

QQセQQ I三!万

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こ, Tfiljl,f{j くにおける純流動量;, j;或|ブヨ流動率,

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すなわち,

以 下 の5品 目 は 流 動 量 が 減 少 し て い る

市LI流 動

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の総市北:101c1::_IMJ?こ唱力11しているが,

した品開である.

金問製品;11, 化 学 肥 料 , 繊 維 工 業 品 の 流 動 で あ り , L

3i'l ゥセ @

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取 り 合 せ 品 な ど の 値

−果物,

域内流動率に|児しては, lllij{J 三 次 を 通 じ て , 非 金 属 鉱 物 ( 建 設

P

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,

く な っ て い る . こ れ ら は す べ て 即 時 性

し た が っ て 各 都 道 府 守

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内 で 流 動 が 完 結 す る

が大きく,

品 出 6_:;Iと

foY, F'ヨ流動率

純流動量(トン〉 ノ、

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19SOi f 1970; , F

19801, f . 1970; , f

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穀 物

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語 佳 品

水 産 品

そ の 他 の 波 注 目 !

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非金属鉱物(工業用)

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そ の 他 の 製 造 工 業i'ii11

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(29)

28 セャャ

が要求される品目であり,それゆえ流動距附も短くなっている. 一方 ,j域内流動率が何 年次を 辺じて

セセゥ ャ セ i

が長距阪 で あ る 域 内流動率が10年l'l=IJに大幅に増加した 品@ は , その 仙 の波注品 ,非 金 属 鉱 物 ( 工 業

用〉,窯業品などであり,一方大幅に減少した品目は ,畜

m

三品, 石炭 ,金属製品 ,繊 維 工 業 品 な ど で

ある

QQセ Q

業品 などである.こ れらは ,平均lコットが小 さく ,小仁i需要が 多く , しかも着地が空間!YJに分散 して

いるという特性を有している. 10年間Iこ,ほとんどの品目はリンク数を増加させ て おり,流動ISi科、が

ャ ャセi j Qセセ QQL

金属 ,窯業日i,化 学薬品 , その他の 化 学工業品 ,繊 維 工業品, 食料工薬品 , その 他 の製造工業品な ど

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30 品目 の流動 パターンをみると,類似 した流動ノξターンが認 められる .第1 に金属, 機 械 ,その他

の化学工業品 , 日用品 , その他の製造工業品は,両年次を通して,太平洋ベルト±ili;M5:内部を1:1コ心 に流

動している . そして流動の主要発着地は ,東 京 ,千葉,神奈川,愛知l ,大阪,兵庫などの大都市地域

である .このような品目は , リンク数 が多いのが特徴 となっ ている.第2に,野菜・果 物,水産品 ,

石 油 製 品 , 化 学 肥 料 , 紙 ・ パ ル プ は , 両 年 次 を 通 じ て , 総 じ て 流 動 距 離 が 長 い これら の品目 は,出

荷地あ るいは出荷先が特定の 地域に限定され ,しかもその地域が北海道ある \, \は九州・ 凶|盟諸県な ど

日本列島縁辺部である場合が多い .第3に薪炭,石炭'

3

!:金属鉱物〈建設m), 石炭製品, j発*物 ,

取り合せ品は,流動が特定の地域間ペアに限定されリンク数が少ないという特性をもっ.これらは市:

姿がきわめて地域的に偏在している品目である.また ,こ れらの品目の流動の 地 域間連結体系はl QI,干

の間に かなり変 容しており発 地,着地とも変 化し てい ること が大きな特色で ある.第4に, 穀 物 ,野

菜・果物,その他 の農産品 は, 10年間に流 動ノミター ンを大きく 変化 させて いる.この原凶 として は,

QP ャェセヲゥェ

地域が主要な発地 域を形成する ようになったことなどがあげられる

VI 結

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iセ S セ ャGQQ]|Gj Qェ

パタ ーンがし\かな るものであ るか,そして そのノミタ ーンは, 1970年から1980イ下にかけてど のような変

容を遂げたのかを分析考察してきた .本 研究で切らかになった諸点は以下のように要約できる

1. 全発生流動量の地域的分布は, 10年間に大きく変化した. QYWP サ Q セ

地位は, 1980年になると相対的に下落し,かわって愛知I,北海道が上位を占めるようになった.そし

て特定の地域に貨物が集中しなくなり,全

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主!に流動が分散する傾向にある.これは,流通機柑j二の近代

化により,物的流通より商的流通の重要性がi脅し,大都市地域のみに貨物が集散しなくなったこと,

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