平成29年(2017年)12月12日 議 会 運 営 委 員 会 議 題 1 追加提出案件について 2 新たに受理した陳情とその取扱いについて 3 意見書の取扱いについて 4 所管事項継続調査について 5 本会議の運営について 〇議事日程(別紙1) ○議事の順序(別紙2) 6 地方都市行政視察について 7 その他 (1)平成30年第1回定例会の日程について (2)平成30年第2回定例会の日程について (3)その他
資料1
平成29年(2017年)12月12日 平成29年第4回中野区議会定例会追加提出案件 ◆ 同意案件 6 中野区監査委員選任の同意について 平成29年12月13日に任期満了となる監査委員の後任者として、次の 方を選任したいので、地方自治法第196条第1項の規定により議会の同意 を求めます。 氏 名 下田 し も だ 政 まさ 廣 ひろ さん 生年月日 昭和26年(1951年)●●月●●日 住 所 東京都中野区●●● 選任区分 識見を有する者 主な経歴等 別紙のとおり資料2
平成29年(2017年)12月12日 議 会 運 営 委 員 会 資 料 新たに受理した陳情とその取扱いについて ○11月28日までに受理した陳情の取扱いについて ・第19号陳情 「哲学堂公園再生整備基本計画(案)」の変更を求めることについて (建設委員会)資料3
平成29年(2017年)12月12日 議 会 運 営 委 員 会 資 料 意見書の取扱いについて ○ ライドシェアの導入に反対し、安心・安全で快適なタクシー利用の実現を求める 意見書 ○ 東京都受動喫煙防止条例に関する意見書 ○ 国民健康保険都道府県単位化に係る意見書ライドシェアの導入に反対し、安心・安全で快適なタクシー利用の実現 を求める意見書(案) 東京のタクシーは、区民等にとって安心・安全で快適・便利な交通機関とし て、日常生活や地域の経済活動を支える役割を担っている。今後はさらに、高 齢者、移動に制約のある方、妊産婦や子どもなどへの対応並びにタクシーの特 性を生かした防犯や防災等の取り組みを通じて地域社会に貢献し、社会ニーズ に的確に対応することが期待されており、そのためには、安全機能を装備した 次世代のタクシー車両の導入や若者・女性が活躍する職場への転換など様々な 取り組みが求められている。 このため、東京のタクシー業界は、2020年東京オリンピック・パラリンピ ックの成功の一翼を担うべく、世界初のLPGハイブリッド・UD車両の導入推進や 多言語対応タブレットの設置、さらに車体への2020年東京オリンピック・ パラリンピックエンブレム貼付や専用ナンバーの導入を推進するなどのサービ ス面を強化することにより、急増する訪日外国人旅行客の移動手段、高齢者や 障害者に「やさしいタクシー」として対応していくこととしている。 一方、本年9月に1年ぶりに再開した政府のシェアリングエコノミー検討会 議や未来投資会議等においてライドシェア実現のための法的環境整備について 議論を進めている。 しかし、ライドシェアは道路運送法、道路交通法、労働基準法等、国の様々 な法令を遵守し、安全確保のため多大なコストをかけて国民に安全かつ安心な 輸送サービスを提供しているタクシー事業の根幹を揺るがすとともに、与野党 共同提案の議員立法により圧倒的多数の賛成の下成立した改正タクシー特措法 の意義を著しく損なうものである。 また、ライドシェアは、運転者を雇用者としてではなく独立した個人事業主 と位置づけ、労働関係法令の規制を逃れており、「働き方改革実行計画」が目 指す社会にも逆行するものである。 よって、中野区議会は国会及び政府に対し、下記の事項を実現するよう強く 要請する。 記 1 都民の安心・安全に極めて大きな懸念のあるライドシェアの導入について は、慎重な検討を重ねること。 2 公共交通機関の役割を担っているタクシーが、より安心・安全で快適・便 利な公共交通機関として利用することができるよう必要な諸施策を講ずるこ と。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 年 月 日 衆議院議長 参議院議長 内閣総理大臣 総務大臣 あて 法務大臣 国土交通大臣 内閣官房長官 中野区議会議長名
東京都受動喫煙防止条例に関する意見書(案) 東京都は、平成30年第1回都議会定例会において、東京都受動喫煙防止条 例を制定するとしている。 本年9月に公表した「東京都受動喫煙防止条例(仮称)の基本的な考え方」 では、施設ごとの規制範囲や罰則付きの条例を目指すこと等が示された。 受動喫煙防止対策は、都民の健康増進の観点はもとより、2020年東京オ リンピック・パラリンピック大会のホストシティの責務としてその対策を一層 推進していくべきものである。 一方で、その対策は、様々な分野の経済活動や都民の暮らしに広く影響を及 ぼすとともに、関係事業者の理解と協力があって、はじめて実効性が担保され、 効果的な対策となるものである。 加えて、現在、国政において法制化の議論が行われており、規制基準のあり 方等を含め、様々な観点から慎重な議論が取り交わされている最中である。 よって、中野区議会は、都が受動喫煙防止条例を制定するにあたっては、一 律的、強制的なものではなく、東京の実態に即した、多くの都民の理解と共感 を得られる受動喫煙防止条例となるよう、下記の事項を要望するものである。 記 1 東京都は、各区と十分協議すること。 2 都が実施してきた、分煙補助事業、店頭表示等との整合性や、それらの諸 対策を着実に実行してきた各種業界や都民等の意見も十分踏まえて慎重な検 討を行うこと。 3 東京都受動喫煙防止条例については、国の動向を踏まえたうえで慎重に検 討を行うこと。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 年 月 日 東京都知事 東京都議会議長 あて 中野区議会議長名
国民健康保険都道府県単位化に係る意見書(案) 来年度から国民健康保険制度が都道府県単位化される下で、11月21日、 東京都国民健康保険運営協議会は国保運営方針案を答申しました。同時に示さ れた資料では、国の仮係数を基にした納付金総額は約4589億円、都民1人 あたりの来年度の国保料は法定外繰入前で15万2511円となり、2016 年度の11万8172円と比較して約1.3倍もの値上げになり、過去に例の ない大幅値上げとなります。 東京都は、最終的には年末に国が示す本係数を基に、来年1月に各自治体の 納付金額を決定するとともに、標準保険料率を示し、これを受けて区市町村が 保険料を決めるものとしています。しかし、現在の国保運営方針案では、区市 町村による法定外繰入の計画的解消を求めており、区市町村は大幅値上げを実 施する危険があります。そのことにより、被保険者がさらなる保険料を負担す ることになり、国保制度を根底から崩しかねない事態を招くことにも繋がりま す。 よって中野区議会は、東京都に対し、保険者としてあらゆる努力をして保険 料の大幅値上げを抑え、軽減に踏み出すため、下記の事項を実施するよう強く 求めるものです。 記 1 2018年度国民健康保険料について、負担軽減のための東京都独自の財 政支出をすること。 2 法定外一般会計繰入金額や保険料額についての区独自の権限を尊重するこ と。 3 収納率などの数値で自治体を徴収強化の競争に追い立てる財政調整交付金 の交付基準を廃止すること。 4 国に対し、国民健康保険料負担を引き下げるため国庫負担の抜本増を始め、 財政支出をするよう求めること。 以上、地方自治法第99条の規定に基づき意見書を提出します。 年 月 日 東京都知事 あて 中野区議会長名
資料4
議会運営委員会所管事項継続調査件名表
平成29年第4回定例会
1 議会の運営について
別紙1
議 事 日 程 平成29年(2017年)12月12日午後1時開議 日程第1 第60号議案 中野区組織条例の一部を改正する条例 第61号議案 中野区職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例 第62号議案 公益的法人等への中野区職員の派遣等に関する条例の一部を改正 する条例 第64号議案 仮称弥生町六丁目公園整備工事請負契約 第65号議案 中野区特別区税条例の一部を改正する条例 第71号議案 指定管理者の指定について 第73号議案 中野区産業振興センター条例の一部を改正する条例 第75号議案 中野区立公園条例の一部を改正する条例 第76号議案 中野区営住宅条例の一部を改正する条例 第77号議案 中野区立福祉住宅条例の一部を改正する条例 第78号議案 中野区保育所保育料等の徴収等に関する条例の一部を改正する条 例 日程第2 第59号議案 中野区個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一 部を改正する条例 日程第3 第63号議案 中野区行政財産使用料条例の一部を改正する条例 日程第4 第66号議案 中野区立高齢者会館条例の一部を改正する条例 第67号議案 中野区区民活動センター条例の一部を改正する条例 第68号議案 中野区立体育館条例の一部を改正する条例 第69号議案 中野区もみじ山文化の森施設条例の一部を改正する条例 第70号議案 中野区区民ホール及び芸能小劇場条例の一部を改正する条例日程第5 第72号議案 中野区中野福祉作業所条例を廃止する条例 日程第6 第74号議案 中野区中野駅西口地区における建築物の制限に関する条例の一部 を改正する条例 日程第7 第79号議案 中野区立少年自然の家条例の一部を改正する条例 日程第8 第8号陳情 就学援助の入学準備金などの、制度拡充について 第9号陳情 就学援助の「新入学学用品費」を入学前年度に支給することを求め る件について 日程第9 第14号陳情 区役所・サンプラザ地区の再整備にあたり専門家集団との意見交 換の場を設置することについて 日程第10 第16号陳情 哲学堂公園内におけるラジオ体操を継続する場所について 日程第11 第17号陳情 羽田空港の新ルート計画に関する環境・安全性の検証と討論型説 明会の開催を求める陳情
別紙2
○議事の順序(平成29年12月12日) (1)開議 ( )(日程追加、先議) 日程第 、同意第6号「中野区監査委員選任の同意について」 ※上程、区長の説明、質疑・委員会付託・討論省略、採決( ) (2)日程第1、第60号議案から第62号議案まで、第64号議案、第65号議案、第71号 議案、第73号議案及び第75号議案から第78号議案までの計11件 ※一括上程、委員長報告省略、討論、採決(簡易) (3)日程第2、第59号議案「中野区個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の 一部を改正する条例」 ※上程、委員長報告、討論、採決(起立) (4)日程第3、第63号議案「中野区行政財産使用料条例の一部を改正する条例」 ※上程、委員長報告、討論、採決(起立) (5)日程第4、第66号議案から第70号議案までの計5件 ※一括上程、委員長報告、討論、採決(議案ごと) ○第66号議案の採決(起立) ○第67号議案の採決(起立) ○第68号議案の採決(簡易) ○第69号議案の採決(起立) ○第70号議案の採決(起立) (6)日程第5、第72号議案「中野区中野福祉作業所条例を廃止する条例」 ※上程、委員長報告、討論、採決(起立) (7)日程第6、第74号議案「中野区中野駅西口地区における建築物の制限に関する条例の一 部を改正する条例」 ※上程、委員長報告、討論、採決(起立)(8)日程第7、第79号議案「中野区立少年自然の家条例の一部を改正する条例」 ※上程、委員長報告、討論、採決(起立) ( )(日程追加、先議) 日程第 、議員提出議案第 号「ライドシェアの導入に反対し、安心・安全で快適なタク シー利用の実現を求める意見書」 ※上程、提案説明、質疑、委員会付託省略、討論、採決( ) ( )(日程追加、先議) 日程第 、議員提出議案第 号「東京都受動喫煙防止条例に関する意見書」 ※上程、提案説明、質疑、委員会付託省略、討論、採決( ) ( )(日程追加、先議) 日程第 、議員提出議案第 号「国民健康保険都道府県単位化に係る意見書」 ※上程、提案説明、質疑、委員会付託省略、討論、採決( ) (9)日程第8、議事日程記載の陳情計2件 ※一括上程、委員長報告、討論、採決(陳情ごと) ○第8号陳情の採決(起立) ○第9号陳情の採決(簡易) (10)日程第9、第14号陳情「区役所・サンプラザ地区の再整備にあたり専門家集団との意 見交換の場を設置することについて」 ※上程、委員長報告省略、討論、採決(簡易) (11)日程第10、第16号陳情「哲学堂公園内におけるラジオ体操を継続する場所について」 ※上程、委員長報告、討論、採決(起立) (12)日程第11、第17号陳情「羽田空港の新ルート計画に関する環境・安全性の検証と討 論型説明会の開催を求める陳情」 ※上程、委員長報告、討論、採決(起立) (13)陳情の常任委員会への付託(付託件名表Ⅱ) (14)陳情の継続審査 ※付託件名表Ⅱにより付託した陳情の継続審査について採決(簡易)
(15)常任委員会の所管事務継続調査(継続調査件名表) (16)議会運営委員会の所管事項継続調査(継続調査件名表) (17)散会・閉会
資料5
平 成 2 9 年 第 4 回 定 例 会 平成29年12月12日付託 陳 情 付 託 件 名 表(Ⅱ) 《建設委員会付託》 第19号陳情 「哲学堂公園再生整備基本計画(案)」の変更を求めることについて資料6
常 任 委 員 会 所 管 事 務 継 続 調 査 件 名 表 平 成 2 9 年 第 4 回 定 例 会 総 務 委 員 会 1 政 策 、 計 画 及 び 財 政 に つ い て 1 平 和 、 国 際 化 、 人 権 及 び 男 女 平 等 に つ い て 1 広 報 及 び 広 聴 に つ い て 1 組 織 及 び 人 事 に つ い て 1 会 計 、 決 算 及 び 事 業 の 評 価 ・ 改 善 に つ い て 1 危 機 管 理 に つ い て 区 民 委 員 会 1 区 民 相 談 及 び 消 費 生 活 に つ い て 1 住 民 情 報 シ ス テ ム に つ い て 1 戸 籍 及 び 住 民 基 本 台 帳 等 に つ い て 1 区 税 に つ い て 1 国 民 健 康 保 険 、 後 期 高 齢 者 医 療 及 び 介 護 保 険 等 に つ い て 1 環 境 及 び 地 球 温 暖 化 対 策 に つ い て 1 清 掃 事 業 及 び リ サ イ ク ル に つ い て 1 生 活 環 境 に つ い て 厚 生 委 員 会 1 地 域 活 動 の 推 進 及 び 地 域 ケ ア ・ 地 域 支 援 に つ い て 1 保 健 衛 生 及 び 社 会 福 祉 に つ い て 1 保 健 所 及 び 福 祉 事 務 所 に つ い て 1 ス ポ ー ツ 、 文 化 及 び 生 涯 学 習 に つ い て 建 設 委 員 会 1 安 全 で 快 適 に 住 め る ま ち づ く り に つ い て 1 産 業 振 興 及 び 都 市 振 興 に つ い て 1 道 路 ・ 公 園 等 の 整 備 に つ い て 1 防 災 及 び 都 市 安 全 に つ い て 子 ど も 文 教 委 員 会 1 学 校 教 育 の 充 実 に つ い て 1 学 校 と 地 域 の 連 携 に つ い て 1 知 的 資 産 に つ い て 1 子 育 て 支 援 及 び 子 ど も の 育 成 に つ い て参 考 平成29年(2017年)11月30日現在 会 派 等 分 氏 名 予定 残時間 実績 個人・時間差 会派等・時間差 会派等持ち時間 A B ※ C D B(C)-D A-D 自由民主党議員団 伊東 しんじ 50 42 8 3時間28分 高橋 かずちか 40 48 48 0 市川 みのる 40 40 40 0 大内 しんご 40 40 43 -3 加藤 たくま 38 35 31 4 公明党議員団 木村 広一 48 41 7 2時間24分 甲田 ゆり子 48 55 50 5 日野 たかし 48 53 39 14 日本共産党議員団 来住 和行 48 54 -6 1時間36分 広川 まさのり 48 42 40 2 民進党議員団 ひやま 隆 45 45 0 1時間20分 森 たかゆき 35 35 37 -2 都民ファーストの会中野区議団 48分 48 いながき じゅん子 48 42 6 6 無所属 16分 16 むとう 有子 16 16 0 0 無所属 16分 16 近藤 さえ子 16 15 1 1 無所属 16分 16 石坂 わたる 16 13 3 3 無所属 16分 16 小宮山 たかし 16 14 2 2 無所属 16分 16 細野 かよこ 16 15 1 1 合計(10時間56分) 656 18人 656 625 31 ※「残時間」は、会派等持ち時間から前の質問者の実績時間を引いた実質的な残り時間。 ※議場での残り時間表示は「残時間」により行う。 ※「実績(D)」は、各人の実績の秒単位を切り捨てた時間で表示。 80 -2 第4回定例会一般質問時間一覧 208 4 144 14 96 2
資料7
平成29年度
議会運営委員会 地方都市行政視察調査報告書(案)
1 訪問先及び調査事項
調 査 日 訪 問 先 調 査 事 項 平成29年11月 9日 大阪府堺市議会 議会改革について~議会力向上を目指して~ 平成29年11月10日 静岡県掛川市議会 政策討論会及び政策立案能力向上について2 調査内容
堺 市 「議会改革について~議会力向上を目指して~」
(1)堺市の概要 堺市は、大阪府の中央部の西寄り、大和川を隔てて大阪市の南に位置し、東は松原市、羽 曳野市、富田林市、大阪狭山市、河内長野市に、南は高石市、和泉市に接し、大和川の河口か ら東南方向に広がった市域をもち、地形は大別して西部海浜の平坦地と東南部丘陵地帯とから なっている。 「堺」の地名は旧摂津国と旧和泉国、そして旧河内国の三国の「境(さかい)」に発展した まちであることから付いたといわれている。市章は、この由来を受けて市の字を三つ組み合わ せたもので、明治28年(1895年)6月に制定された。 また、古代には仁徳天皇陵古墳をはじめとする百舌鳥古墳群が築造され、中世には海外交 易の拠点として「自由・自治都市」を形成し、わが国の経済、文化の中心地として繁栄してき た。戦後、臨海コンビナートと泉北ニュータウンの造成により、現在の姿になり、南大阪の中 核都市として、関西の文化・経済を牽引している。 平成8年4月には中核市に移行し、平成17年2月、隣接する美原町と合併、さらに、平 成18年4月に全国で15番目の政令指定都市に移行した。 現在の市域は149.82㎢、人口は834,560人、世帯数は354,727世帯 (平 成29年9月1日現在)、予算規模は4,151億円(平成29年度一般会計予算)、議員定数 は48人である。 (2)視察経過 堺市議会本会議場を視察し、堺市議会の本会議運営、議場の機能・システムについて質疑応 答を行った。委員会室にて、高橋総務課長補佐の挨拶の後、中村調査法制課長・同課中川主査 から説明を受け、質疑応答を行った。 (3)説明と主な質疑応答 1① 堺市議会の概要 〔『堺市の概要9-14ページ』〕 堺市議会は、前回の統一選挙から4名減となり、議員定数48名、現員48名となっている。 会派構成は、第1会派は大阪維新の会13名、公明党は11、自民党が8、ソレイユ堺(民 進系、社民系、無所属)が8名、共産党が6名、会派に属さない議員が2名となっている。 議会運営委員会は上限の人数を定めずに、会派の構成人数によって、人数を出すことになっ ている。そのため、会派の人数が変わると議運の人数が変わる。また、横断的な調査をする特 別委員会を4つもっている。 また、つい最近まで2年間、百条委員会を行っていて、議員の政務活動費について調査し、 議会への出頭請求に応じなかった件に対する告発などを行って調査が終了した。 予算・決算は、特別委員会方式を採用しており、どちらも必要に応じて、議案が提出され次 第設置するとしている。 会議開催状況は概要11ページのとおりとなっている。堺市議会は特別な議事上の要請がな い限り通常の議会運営に則ろうということを要綱で決めており、初日の本会議の前に議会運営 委員会を開くことにしている。通常なら1定例会の本会議は5日間設定する形になる。そのう ち議員の一般質問と議案質疑に充てるのが3日間、規則上は、10時から5時だが、ほとんど の会議は、会議延長する扱いで進めている。(12ページの「議事運営順序表」を参照。) 議員報酬については、前期の議員は5%の減額をしていたが現在は元に戻っており、一般の 議員は78万円。費用弁償については、平成16年3月をもって廃止している。政務活動費は、 議員1人30万円で、年額360万円、議員あるいは会派でそれぞれ支給する金額を決めてい る。 議会事務局の体制は、平成24年に調査法制課を設置して、それまでの2課体制から3課体 制(総務課・議事課・調査法制課)となった。 14ページ、議場については、後ほどご覧いただくが、全国的にも珍しい円い議場を使って いる。平成22年に大型スクリーン2枚を設置している。この際に検討したことが、ディスプ レイにせず、プロジェクターを採用した。ディスプレイは、重く、機器の損傷が激しい、数年 で明るさが落ちてくるなどの問題点があった。 ② 議会改革について 堺市議会の場合は、議会基本条例を制定することが目的ではなく、平成21年に市長選挙が あって、従前政権をもっていた市長が大方の予測に反して落選した。現市長竹山修身が当時の 橋本大阪知事のバックアップで市長選に出て、大方の予想を覆して当選したため、議会との関 係が政策の一つ一つについて、是々非々の関係になった。 その後、議会がまず行ったことは、これまで堺市が計画してきた大型施策について、新市長 が実行しないという公約を持って当選したため、議会としても水面下で市長と政策を協議する よりも、議会の場で直接議論を戦わす状態になった。 そのため、まず、議会として取り組んだことが、「議会の議決事件の拡大」と「議会への報 告案件の設定」である。具体的には、例規を見ていただくとわかりやすいのですが、市長が当 2
選した次の定例会で、議決事件を追加するための「堺市議会の議決すべき事件等に関する条 例」を策定した。議会のコントロールのもとに議決案件を増やして、執行部の行政執行を見て いくこと、執行部が行った計画設定など様々な行政のプログラムを、条例上、必ず、議会へ報 告することを担保するため、この条例でつくった。第2条で、自治法の第96条に規定してい る、条例の制定や予算の他に議決事件を追加している。基本構想や基本計画はもともと自治法 にあったものがなくなったため、増やしたりしたが、第2条第3号は姉妹都市、第4号は都市 宣言、第5号は市民憲章、第6号は、他市では例を見ない、本市が当事者となる協定及び提携。 これは執行部が民間と結んだ協定や連携の経費を議会で質したところ、当初費用だけで9千万 円がかかる協定を結んでしまった。議会としてこれは如何なものかということで、こういった ことをなくさなければならいということで、議決しなければいけない案件として規定した。平 場ではいろいろ報告していたが、議会の議論をまったく経ていなかったため、これはいけない ということで追加したものが第6号になる。議決事件として全国的には珍しい条例となってい る。 第3条として議会に報告すべき案件がある。マスタープランは、基本構想や基本計画は議会 の議決する事件となっているが、その下にぶら下がっている実施計画や市民へのパブリックコ メント、意見聴取など、市民に対しての大きな影響力のあるものは、必ず正式な形で議会の報 告案件としなければならないこととし、本会議で事務局長が所管報告を行っている。 第4条の基本計画の状況報告という、たった一文の条文だが、重たい条文で市長は毎年度、 基本計画の進捗状況を議会に報告しなければならないとした。毎年度どれだけ基本計画が進ん だかを議会へ報告することを義務付けた。これにより、平成23年度から議会に対して、分厚 い報告書が出てくるようになった。 これが、堺市議会が最初に取り組んだ議会改革の第1歩となる。その後、新しい市長と様々 な議会審議を経る中で、堺市議会の中で議会力を高めなればならないとして、「議会力向上会 議」を設置し、現在も続けている。議会の中で何か議会運営を変えていかなければならないと か、審議方法を変えていかなければならない、議会改革で市民への情報公開など、逐一この会 議で議論している。「議会力向上会議」は、当初設置した時は任意の会議であったが、議会基 本条例を議論していく中で、平成26年8月に議会基本条例に規定する会議に格上げとなった。 構成は設置当初から13名で変わっていない。なぜ、13名なのかというと、議運の正副委員 長が座長、副座長としている。なぜかというと「議会力向上会議」は、議決を行わない機関と して設置し、協議、調整する場としているため、合意では決定するが、多数決は行わない。議 論するための会議体であるため、この会議は議会の勢力図の縮図となっていない。議論の内容 に重きをおいた調整機関となっており、大きな会派でも小さい会派でも2名ずつとすることで、 議論することにしている。会議が不調でまとまらない場合は、議会運営委員会で議決する。第 1会派である大阪維新の会も2名、一番小さい、ソレイユや自民党も2名入る。堺市議会は、 昔から少数会派への配慮をしている。議会運営委員会でも会派に属さない議員からも1名選任 できると条例上で規定している。少数会派は優遇されている。それにならった「議会力向上会 議」も会派に属さない議員も選出できる扱いとなっている。また、毎回会議で使用した資料や 3
記録もホームページに掲載して公開している。 資料3は、「議会改革事項一覧表」、議会改革で取り扱った事項を、議会基本条例にどのよう に記載しているかを示した資料である。一つ目の「議決事件の拡大」と「報告案件の設定」は 先ほど説明した。 「委員間討議」ということで基本条例に規定して実施している。通常の議会ルール、提案理 由説明があり、採決をするが、「委員間討議」を行うことになった場合、委員会の中で「委員 間討議」を行った後、討論、採決となる。実際に「委員間討議」の場面を見てもらうとわかり やすいかと思う。【VTR映像視聴】「委員間討議」の実際の映像です。堺市議会では、委員会 と本会議の放映を、生中継、録画中継で行っている。映像の「委員間討議」のテーマは、議員 から政策条例として提案されたもので、内容は、職員の政治的行為の制限に関する条例につい てである。この条例は、職員労働権などに関わる条例で、1年以上の委員会審査を経て、本会 議で可決された。可決されたが、市長が自分の求めている条例ではなく、立法事実がなくこの 条例は不要ということで、再議権を行使した。この映像は、委員の意見が異なっており、討議 の様子がわかりやすくなっている。 「委員間討議」は、申し合わせで30分ということになっており、この討議は時間一杯行っ た。本会議では、再議決とならず、3分の2以上の賛成が必要な議案のため廃案となった。 次の説明は、資料3の「議員研修」の実施、議会基本条例に規定して、2つの項目に分けて 規定している。第18条第1項では、政策立案能力の向上にかかる研修について規定している。 直近では2月に一般質問について講義してもらった。第2項は、議会基本条例の制定趣旨につ いて理解を深める研修。基本条例をつくった議員は内容をよく覚えているが、後で当選した議 員は基本条例を良く知らないため、研修することになった。 請願・陳情審査の際の意見陳述。堺市議会では、基本条例で請願者、陳情者の意見を聴く機 会を規定している。陳情者から休憩中ではなく、開会中に自ら発言してもらい、会議録に残し ている。こちらも映像をご覧いただきたい。【陳情意見陳述映像視聴】意見陳述の申し込みが あった場合に出席してもらうかどうか、委員会を開いて決めてもらうことになる。同じ陳情が 何回も提出される場合もあるので、案件ごとに委員会で事前に決定してから請願者、陳情者に 来てもらう。 (問)陳情者は休憩中に発言はできたのか。 (答)堺市議会では休憩中の発言は受けていない。 (問)今まではそうだったということか。中野区は、委員会の休憩中に話す機会を与えている が、堺市議会は、休憩中にもやってなかったのに、開会中で行うことになったのか。 (答)そのとおりである。 次に、「議会報告会」について、市民の方からの意見を聴く広聴の意味を含めて行っていて、 5年目となる。市民からは申し込みを受けて、希望のテーマ(常任委員会単位)を決めて参加 してもらっている。参加者が限定され、参加者の年齢も固定化してしまってきているが、堺市 4
議会では、継続してやることに意味があると考えている。 (問)議会報告会は今年度はやっていないのか。 (答)2月11日に予定している。 (問)どのような感じで行っているのか。 (答)映像でご覧いただいたように、第1部と第2部で構成して、1部は、本会議場で、議会 であった報告を15分から20分、ホストの議員は執行部の席で行っている。第2部は、 委員会室で、グループごとに分かれて発言をして、最終的に総括発表をしてまとめるよ うな形で実施している。サポート議員はアンケートの回収などをして、最後に総括発表 で提案されたものをファシリテーターがまとめて、全文反訳で記録に残すとことになっ ている。 (問)反対するために来ている方もいるのでは。 (答)無責任に反対すると、他の参加者から異論が出るなど無茶苦茶な感じにはなっていない。 次に、中野区議会でも議案書を公開しているかと思うが、堺市議会も公開している。資料5 のとおり、堺市議会では、議案書の公開時期を決めている。本会議初日以降に公開するのが普 通だが、堺市議会では、傍聴者にお知らせするために、具体的には、初日本会議が27日とな っているが、その前の22日の運営協議を行う議会運営委員会までに遅くとも公開することに している。議案の調整は各会派にそれまでに議案レクをしているので可能となっている。 (問)議運で了承されないといったことにはならないのか。 (答)提出された議案を出す、出さないといった調整はそれまでに行っている。 (問)水面下だけだと協議が見えないのではないか。議案になるまでどこまで調整するのか。 (答)堺市議会では、議案となったら、修正動議、否決など、議事運営の技術で対応している。 (問)野党側が正面から反対の場合。 (答)案件として、議案を出す前に市の執行部はいろいろな会派と調整をしていると思う。調 整しきれないものは、修正がかかるか、それこそ、否決される。 (問)必ず、反対するという方も参加するのでは。 (答)執行部では票読みをしてから提案してくる。 議会基本条例では、市長の反問権までは不要との判断で、市長の趣旨確認のための発言とし て規定している。議員定数及び議員報酬なども議会基本条例に規定している。市長部局では、 案文を市の執行部が法規にもってきて、それを例規審査して、ダメなところは直して、議案と して出せるかどうか検討していくが、議会の中で出す修正案は、そういった時間が取ることは できない。 (問)本会議の一問一答とはどういうものなのか。 5
(答)堺市議会では、一般質問を一括議題として、議案審査もすべて一問一答で行っている。 大会派がうまくやると30回、40回といった回数になる。 議会事務局の調査法制課に関する質問を事前にいただいていたので説明する。事務局に異動し てきて、すぐ条例や規則つくるというわけにはいかない。この部署に来たら、法制研修に行って、 最低限の例規を書けるようになってもらう。地道に人材を育てなければいけない。 (問)調査法制課の職員は、担当委員会を持たないのか。 (答)持たない。 (問)議員から調査の依頼がないと業務がないのか。 (答)調査だけでも相当量の事務がある。例規の事務がない場合は、調査業務を行い、会期が 終わると他自治体からの視察の調整などを行っている。 それでは、説明は以上とし、質疑を受けたいと思う。 (問)平成21年の市長選挙後の議会構成を見ると、市長と与党がうまくいっているのではな いかと思うがどうか。 (答)実際はねじれていて、維新会派と市長が違う考えを持つようになった。 (問)様々な改革を行っているが、会議時間が長くなってはいないか。 (答)改革の前後でということでは、前は、発言回数は3回+1回だった。今は、本会議の終 了が8時9時になることもあり長くなっていることは間違いない。 (問)事務局の作業量も増えているのではないか。 (答)増えているのに加えて、百条委員会の関係もあって事務量が多かった。 (問)ペーパーレス化の状況はどうか。 (答)現在のところ同意いただいておらず、議案書等は紙文書である。 (問)通常の議事運営や陳情の受け付け、議事運営は議事課が行う。調査法制課との関係は。 (答)調査法制課は議事課がやっていることを、すべて理解しながら議員の要望に対応してい る。 (問)会派問わず行っているのか (答)会派問わず、信頼関係で行っている。正反対の制度の調整であっても対応する。 (問)議員間討論との関係は。 (答)議員間討議を行う場合、議員はかなり勉強して望んできている。基本的には、理事側に 質問はしないということになっているが再議について質問があった場合は、事務局がお答 えした。 (問)理事者側へ事実関係を質問したりしないのか。 (答)事実関係については、把握している執行部がお答えする。議事については、事務局でお 6
答えする。 (問)背景までわかるとなるほどと思った。調査法制課ができて何年ぐらいか。 (答)9年目になる。 (問)どこまでのことをやってもらえるものなのか。事務局(中野)に調査をお願いしたりす るが、あまり無茶なものができない。我々の方で、調査をしなければいけないし、調査専 任でいるわけではないため、議会が始まるとできない。例えば、こんな政策を考えている といったことでもよいのか。 (答)そんなことを考えているが条例にしてくれといったことだと少し乱暴なので、ご勘弁い ただいている。 (問)条例だけではなく、一般質問などについても調査してくれるのか。 (答)調査している。 (問)それだと逆に、これまで議員が積み重ねてきた個人の調査能力がかえって落ちてしまっ て議員力が低下してしまうことはないのか。 (答)今私どもの議員を見ている限りでは、ほぼそういったことはない。議員として調べてき たうえで、この部分を調べてほしいと事務局に依頼して来たり、広域に調査してほしいと いったマンパワーが必要なことに関することをもってくる。政策を一からつくるといった ことはない。 (問)議員は超党派で政策立案に努めるものとすると書いてあるが、こうした場合にも調査法 制課は動くのか。 (答)健康福祉委員会において、がん対策基本条例を検討していて、議員提出を考えて、調査 していたが、最終的には、執行部との調整で、区長提案でがん対策基本条例を提案したと いう例がある。このケースはすべての議員に参加してもらって行った。 (問)事務局の職員が32名というのはかなり多い。議員が52名の時からこの人数だったの か。それとも調査法制課ができて人数を増やしたのか。 (答)平成16年に調査法制担当課長が置かれたが、これは、議事調査課の中に置かれたもの である。そこから調査法制課が独立して、その時点から少しずつ人数が増えていった。 (問)映像の議会報告会では議員が数名しか出席していないように見えたが、常任委員会の方 だけが出席していたのか。 (答)議員の半分ぐらい参加している。常任委員会にお願いしているが、正副委員長は必ず出 席で、その他に2人出てもらっている。 (問)各会派の割り振りなどがあるのか。 (答)常任委員会の中で調整してもらっている。 (問)議会報告会の中では、理事者のサポート、事務局はいないのか。 (答)理事者はいない。事務局は下準備だけで、当日はいない。 (問)議員間で割れてしまった場合はどうするのか。 (答)そういうことはない。 (問)ファシリテーターは正副委員長が担うのか。 7
(答)そのとおりである。 (問)市長や執行部側は来ないのか。 (答)当初は、市長も様子を見に来ていたが、最近は来ていない。報告書などの記録は読んで いるのではないかと思う。 (問)議員提出議案などで物申してくることについてどうか。 (答)職員側は嫌がっているかと思うが、市長は議会側も二元代表だからといった解釈だと思 われる。 8
掛川市 「政策討論会及び政策立案能力向上について」
(1)掛川市の概要 掛川市は、平成17年4月1日に旧掛川市、旧大東町、旧大須賀町の1市2町が合併し、 誕生した。位置は、静岡県の西部に位置し、静岡県の二大都市静岡市と浜松市の中間に位置 している。 面積は、265.63㎢であり、県内で6番目に広い都市で、東西約15km、南北約30 km で南北に細長く、市中央部でくびれた形状をしている。市北部は、標高832mの八高山 をはじめとする山地であり、その南側に平地が開けるとともに市中央部には標高264mの 小笠山があり、その山麓は複雑な谷を持った丘陵地となっており、市南部には平地が広がり、 遠州灘に面して約10km にわたる砂浜海岸がある。 気候は、1年を通じての平均気温17℃前後で、年間降水量は約1,800mm、気候は 温暖ではあるが、冬季は「遠州の空っ風」と呼ばれる寒風が吹く。 また、掛川市は、遠州灘に面し、温暖な気候と生活しやすい地形に恵まれていることから、 縄文時代には既に集落が営まれ、5世紀前後になると和田岡に大規模な古墳群が築造される など、早くから組織化された社会が形成されていたことがわかっている。 戦国時代には、徳川、武田攻防の要所として高天神城を舞台とした戦いが行われ、その後 は掛川城と横須賀城を中心に城下町が形成された。江戸と上方との中間に位置することから、 城下町としての発展とともに、東海道の宿場町として、海上交易の中継地としての役割も果 たしつつ栄えてきた。 また、お茶やいちご、バラ、葛布、郷土銘菓など掛川ならではの特産品が数多くあります。 製造品出荷額は1兆円を超える県内屈指の商工業都市として成長を続けています。 現在の市域は265.63㎢、人口は113,870人、世帯数は41,759世帯 (平 成29年4月1日現在)、予算規模は472億9,000万円(平成29年度一般会計予算)、 議員定数は21人である。 (2)視察経過 掛川市議会本会議場を視察し、掛川市議会の本会議運営、議場の機能・システムについて質 疑応答を行った。委員会室にて、議会運営委員会窪川副委員長より掛川市の概要について説明 を受け、その後、赤堀主幹兼庶務係長より説明を受け、質疑応答を行った。 (3)説明内容 ① 掛川市の概要 掛川市は、政令指定都市の静岡市と浜松市の中間に位置し、面積 265.63 ㎢、人口 11 万 8 千 人。 人生の舞台、掛川市を豊かにするということで、市民自ら選択して住むまちづくりに参画す るということで、全国に先駆けて生涯学習都市宣言を行った。掛川市の生涯学習は、人づくり、 まちづくりの両輪で進めており、掛川駅の設置、インターチェンジの設置、天守閣の復元も、 9市民からの募金を募ってやっている。 ② 全国初の自治体病院統合(掛川市・袋井市) 次に、全国初の自治体病院統合について、これまでの状況をご説明する。掛川市には、掛川 市立総合病院があり、質の高い病院として認定されていたが、老朽化が激しく建て替えが必要 な状況だった。また、袋井市民病院も古い病院で、医師不足から病院の経営悪化、医師の労働 負担が急激に多くなり、医師不足に陥っていた。このような課題があり、掛川市と袋井市の公 立病医院をひとつにまとめようと、掛川市では、特別委員会を設置し協議してきた。その結果、 掛川市と袋井市の自治体病院の統合ということで、地域健康医療支援センターが、平成25年 の5月に開院した。日経ビジネス病院経営ランキングでも22位に位置付けられている。 また、掛川市立総合病院の跡地については、医療、福祉、介護、教育に関する施設を一体的 に整備し、「希望の丘」と名付けた。掛川東病院、介護老人保健施設、生活介護事業所「びの ほーぷ」、特別養護老人ホーム「ラスール掛川」、「かけがわのぞみ保育園」、特別支援学校など が、『市民に開かれ、大学のキャンパスのように美しく』というテーマで、民間の力を借りて 一体的に整備したものである。この中には、総合的な在宅支援を行う地域健康医療支援センタ ー「(通称)中部ふくしあ」が設置され、健康寿命を延ばす取り組みとして、厚生労働大臣賞 も受賞した。 ③ 掛川市議会の議会改革 平成23年の一問一答方式の導入、24年の費用弁償廃止を経て、平成25年3月に議会基 本条例を制定した。基本条例の中では、第5条で市民への説明責任を果たすための「議会報告 会」を位置付け、第6条では、「市長の反問権」を付与するなどの取り組みがなされている。 第9条では「政策立案機能の強化」として、条例制定、議案の修正、決議等積極的に行うこと とされている。第11条では、「政策討論会」、議員相互の自由討議の場、具体的な実践の場と して、全議員で行っている。 政策形成サイクルのイメージを説明する。初めに議会報告会を行い市民の意見を聴取、幹事 会で政策課題を決定し、「政策討論会」で議員間での政策研究を行う。その後、当局への提 言・要請、条例案等の発議となる。場合によっては、当局を交えた政策研究も行う。 ④ 掛川市健康医療基本条例 団塊の世代が75歳を迎える「2025年問題」、医療をなんとかしようということで、掛 川市が掲げた3つの日本一がある。一つ目は「環境日本一」、行政主導で平成18年に環境基 本条例を施行。二つ目は「市民活動日本一」、市民自らが25年の自治基本条例の制定に関わ っている。三つ目が「健康医療日本一」、議会が調査研究を重ねて提案し、掛川市健康医療基 本条例を28年4月に制定している。3者それぞれが条例を提案して3つの日本一に向けて頑 張っている。 次に、市議会の動きですが、25年度に「新病院支援・地域医療対策特別委員会」を設置し 10
て検討してきた。新しくできた総合医療センターを支援し、病院を中心とした地域医療の充実 を図るための特別委員会設置である。特別委員会では、議会、及び執行部側が何をしていくの か。市民にできることは何かといったことが議論され、結論に至った。 中東遠地域の住民が必要とする質の高い地域医療を支え、守り続ける。翌26年には、先の 「新病院支援・地域医療対策特別委員会」からの提言を踏まえて、掛川市における安定した地 域医療体制の構築を図るため、地域医療支援の条例制定に向けた調査・研究を行っていく「中 東遠総合医療センター支援特別委員会」が設置された。中東遠総合医療センター、掛川東病院、 市民の NPO 地域医療会、静岡県の看護協会、それぞれの状況、課題、今後の課題を聞きながら、 調査・研究をしてきた。 この特別委員会の委員長報告には、 ・「かけがわ健康長寿」の実践 ・市民活動団体等による健康長寿を推進するための積極的な取り組み ・市民と医療機関相互の理解と信頼関係の醸成 ・医療機関相互の機能分担と業務連携の推進 ・市民と行政、そして医療機関相互の協働によって「食・保健・医療・福祉・介護・看護」 が密接な連携を図る などが盛り込まれ、条例の制定が必要であるとの結論に達した。 そして27年度、「地域医療基本条例制定特別委員会」が設置され、基本条例制定のため、 市民が住み慣れた地域で最後まで安心して暮らせる仕組みを調査・研究することになった。市 議会が考える仕組みとして、議員の意見を形にしたもので、健康長寿の実践(市民一人ひとり が健康づくりに取り組み、楽しく充実した人生を送る)として、「学び」、「働き」、「食べ」、 「休み」、「楽しむ」。リフレッシュすることが健康長寿につながる。逆に、健康を害した時は、 かかりつけ医をもって、二次医療である中東遠総合医療センターでリハビリをして元気になり、 切れ目のない健康長寿社会を形成する。 特別委員会で仕組みを研究し条文化、素案を作成し、在宅医療を進めるうえでキーとなる医 師会とも調整を図る。医師会からは様々な意見があったが、必要な修正を加え、案を確定。そ の後、「議会報告会」での市民との意見交換。報告会は、中学校区を対象に9回以上行い、条 例制定の必要性、条例の理念、地域医療などについて説明、また、「若者に魅力のある掛川市 とは」というテーマで意見交換も行った。市民の意見を持ち帰り、特別委員会でさらに検討、 パブリックコメントにかけて条例案をまとめた。この段階で掛川市議会に提出するのではなく、 中東遠総合医療センターは袋井市との自治体統合病院であるため、同じ歩調をとるために、袋 井市議会、袋井市医師会にも説明を行った。その後、平成28年第1回定例会に議案を提出し、 全会一致で可決となった。市民と医療機関、行政とその他関係機関が協働し、安心して保健医 療サービスを受けることができる地域完結型の医療を確立するとともに、健康な生活と長寿を 享受する健康長寿社会を形成するために、「掛川市健康医療基本条例」は制定された。 条例の特色としては、今後さらに進展する高齢化社会において、楽しく充実した人生を送る ためには、市民一人一人が健康づくりに取り組み、病気の早期発見、早期治療、早期回復を心 11
掛けるとともに、尊厳ある人生の最期(延命治療や終末期医療)についても考え、個人の意思 が尊重される環境が大切ということである。 条例の中で、市民の役割として、積極的受診、健康管理、運動と社会参加などにより、自ら が地域の医療体制を支える一員であることを認識する。また、エンディングノート等を用いて、 自らが望む人生の最終段階について考え、近親者との意思疎通に努めることで、個人の意思が 尊重される環境を整えていく。また、医療機関の役割として、わかりやすい説明による信頼関 係の構築、かかりつけ医による在宅医療の充実、医療機関相互の分担、連携を通した地域医療 の充実、市の施策への協力などを、努力義務として規定している。さらに、市の責務として、 健康長寿・健康増進に関する施策を総合的・効果的に実施すること、地域医療に関する施策の 推進を義務付け、持続可能な地域完結型の地域医療体制を目指す。 ⑤ 掛川市健康医療シンポジウム 「健康医療基本条例」は議員発議でつくった条例であり、条例の必要性を市民に周知するた め、議会主導でシンポジウムを開催した。第1部は、「超高齢社会の現状と課題」と題して、 静岡県医師会長による基調講演を行った。第2部では、議会の特別委員長や、保健・福祉・医 療研究会会長、副市長や市民代表によるパネルディスカッションを行い、アンケートにより市 民意見を聴取した。 ⑥ 議会報告会と政策討論会 (議会基本条例第11条) 会派選出の議員8名からなる幹事会で決定したテーマを、テーマごとに作業部会を設置し、 調査・研究を行い、中学校区単位の市内9か所で「議会報告会」を実施し、市民意見を吸い上 げてきて、政策討論会を実施する。政策討論会では、討論を重ね、議会の合意形成が図られた 場合に政策提言を行う。 ・予防医療推進のため、公共施設に健康診断機器を設置 ・検診率向上のための施策の充実 ・エンディングノートの作成による、自らが望む最期について、近親者と話し合う環境づくり ・訪問診療機関の拡充 などの提言を行い、行政、医療機関の取り組みが加速、「かけがわ生涯お達者市民宣言」、「エ ンディングノート啓発講演会」などの施策として結実した。 (4)主な質疑応答 (問)合併をする前の掛川市議会の文化は、合併した際にリセットしたのか。 (答)人口規模では旧掛川市が7割を占めている。そのため、旧掛川市のもともとの運営が基 本となっている。 (問)合併後から急速に議会改革が進んでいるが、一番のきっかけは市民病院なのか。 (答)静岡県は、医療の貧困地域で中東遠地域は県内でもさらに貧困地域であり、病院、医師 がなくなるという大変な状況であった。掛川市議会の議員は、地域医療や病院についてず 12
っと勉強をしてきた。このことが、今回の条例につながった。 議会主導の改革は、全国の地方議会共通の課題であり、その流れの中で掛川市議会も取 り組んできた。 (問)議会側で素案を作成し、議会報告会、パブリックコメントなどを行い、議会が条例案を 作るやり方をとっているのか。 (答)議会基本条例に沿って条例を制定している。当局側だけでなく、議会も全員協議会、意 見交換会、パブリックコメントを行い、市民の意見を聴いている。そのため、議会側と当 局側がつくる条例の手続きは遜色がないと思う。それよりも、条例が機能することが大事 で、在宅医療をキーとする医師会との調整、点在する開業医に在宅医療にまわってもらう ことなどを考えて条例を作った。市民には、市民病院は一次医療だったが、中東遠総合医 療センターは二次医療であることなどを説明。また、適宜袋井市にも情報提供を行った。 (問)関連して、議会報告会で市民と意見交換をして、市民意見を条例にどう反映したのか。 (答)市民には、議会の考えを訴えてきた。条例の説明で考え方と市民の責務などを説明して きた。市民からは、様々な意見をいただき、その意見を集約して、条例に反映してきた。 (問)地域包括ケアと切っても切れない中で、当局との意見交換を十分に行ってきたと思うが、 条例を受けて、当局側が体系的に行ったことはあるのか。 (答)市民が65歳から何歳まで健康でいられるのかといった計画ができている。議会がエン ディングノートをつくりなさいということで、市が作成して市民に配付している。いろん な計画の体系図は、条例をつくったことによってつくられる。 (問)資料の39ページの幹事会の8人と記載されているが、6会派、その内1人会派が4つ だが、どういうふうに選ばれているのか。 (答)1人会派も1人加わっている。2、2、1、1、1、1人で8人である。 (問)平成29年6月から託児サービスを始めているが、どういった制度か。 (答)傍聴者の託児サービスで、昨年、傍聴に行きたいが、小さい子がいるからいけないとい う市民からの意見を踏まえて導入した。今年度4月から導入して、前回の定例会からは8 人の方が利用して、0歳児、1歳児だったため、子ども1人に対して1人の保育者体制を 委託して、事前申し込み制にした。今後は、傍聴規程を見直して、誰でも傍聴できるよう にしては、との意見も出ている。 13
資料8
月 日 曜 午 前 午 後 2月 2日 金 1 議会運営委員会 3日 土 4日 日 5日 月 6日 火 7日 水 5 請願・陳情締切 8日 木 9日 金 1 議会運営委員会 5 一般質問通告締切 10日 土 11日 日 12日 月 13日 火 14日 水 15日 木 16日 金 11 議会運営委員会 1 本会議(所信表明) 17日 土 18日 日 19日 月 20日 火 11 議会運営委員会 1 本会議(一般質問) 21日 水 11 議会運営委員会 1 本会議(一般質問) 22日 木 11 議会運営委員会 1 本会議(一般質問 ・予算上程) 予算特別委員会・予算特別委員会理事会 23日 金 11 予算特別委員会理事会 1 予算特別委員会(総括説明) 24日 土 25日 日 26日 月 27日 火 10 予算特別委員会(総括質疑) (終了後)予算特別委員会理事会 28日 水 10 予算特別委員会(総括質疑) (終了後)予算特別委員会理事会 3月 1日 木 10 予算特別委員会(総括質疑) (終了後)予算特別委員会理事会 2日 金 10 予算特別委員会(総括質疑) 3日 土 4日 日 5日 月 1 予算分科会 6日 火 1 予算分科会 7日 水 1 予算分科会 8日 木 9日 金 11 予算特別委員会理事会 1 予算特別委員会(主査報告・採決) 10日 土 11日 日 12日 月 10 議会運営委員会 1 本会議 (予算議決・議案上程 ) 13日 火 14日 水 1 常任委員会 15日 木 1 常任委員会 16日 金 17日 土 18日 日 19日 月 1 常任委員会 20日 火 1 特別委員会(駅周・沿線、少子高齢特) 21日 水 22日 木 23日 金 24日 土 25日 日 26日 月 1 特別委員会(防災特) 27日 火 28日 水 10 議会運営委員会 1 本会議 ( 議案等議決 ) ( 春 分 の 日 ) ( 小 学 校 卒 業 式 ) ( 中 学 校 閉 校 式 ) ( 事 務 整 理 日 )平成30年 第1回定例会日程表(案)
<会期 41日間 2月16日~3月28日> (建 国 記 念 の 日) ( 予 算 検 討 日 ) ( 事 務 整 理 日 ) 5 請願・陳情締切 ( 中 学 校 卒 業 式 )資料9
月 日 曜 午 前 午 後 6月 13日 水 1 議会運営委員会 14日 木 15日 金 16日 土 17日 日 18日 月 5 請願・陳情締切 19日 火 20日 水 1 議会運営委員会 21日 木 5 一般質問通告締切 22日 金 23日 土 24日 日 25日 月 26日 火 27日 水 11 議会運営委員会 1 本会議(所信表明) 28日 木 29日 金 11 議会運営委員会 1 本会議(一般質問) 5 請願・陳情締切 30日 土 7月 1日 日 2日 月 11議会運営委員会 1 本会議(一般質問) 3日 火 11議会運営委員会 1 本会議(一般質問、議案上程) 4日 水 5日 木 1 常任委員会 6日 金 1 常任委員会 7日 土 8日 日 9日 月 1 常任委員会 10日 火 1 特別委員会(駅周・沿線、少子高齢特) 11日 水 1 特別委員会(防災特) 12日 木 13日 金 10 議会運営委員会 1 本会議 ( 議案等議決 )平成30年 第2回定例会日程表(第1案)
<会期17日間 6月27日~7月13日> (区 長 任 期) ( 事 務 整 理 日 )資料10
月 日 曜 午 前 午 後 6月 14日 木 1 議会運営委員会 (区 長 任 期) 15日 金 16日 土 17日 日 18日 月 19日 火 5 請願・陳情締切 20日 水 21日 木 1 議会運営委員会 22日 金 5 一般質問通告締切 23日 土 24日 日 25日 月 26日 火 27日 水 28日 木 11 議会運営委員会 1 本会議(所信表明) 29日 金 30日 土 7月 1日 日 2日 月 11 議会運営委員会 1 本会議(一般質問) 5 請願・陳情締切 3日 火 11 議会運営委員会 1 本会議(一般質問) 4日 水 11 議会運営委員会 1 本会議(一般質問、議案上程) 5日 木 6日 金 1 常任委員会 7日 土 8日 日 9日 月 1 常任委員会 10日 火 1 常任委員会 11日 水 1 特別委員会(駅周・沿線、少子高齢特) 12日 木 1 特別委員会(防災特) 13日 金 14日 土 15日 日 16日 月 17日 火 10 議会運営委員会 1 本会議 ( 議案等議決 )平成30年 第2回定例会日程表(第2案)
<会期20日間 6月28日~7月17日> ( 事 務 整 理 日 ) 海 の 日ライドシェア導入への慎重な検討と、安心・安全で快適なタクシー利用の 実現を求める意見書(案) 東京のタクシーは、区民等にとって安心・安全で快適・便利な交通機関とし て、日常生活や地域の経済活動を支える役割を担っている。今後はさらに、高 齢者、移動に制約のある方、妊産婦や子どもなどへの対応並びにタクシーの特 性を生かした防犯や防災等の取り組みを通じて地域社会に貢献し、社会ニーズ に的確に対応することが期待されており、そのためには、安全機能を装備した 次世代のタクシー車両の導入や若者・女性が活躍する職場への転換など様々な 取り組みが求められている。 このため、東京のタクシー業界は、2020年東京オリンピック・パラリン ピックの成功の一翼を担うべく、世界初のLPGハイブリッド・UD車両の導入推進 や多言語対応タブレットの設置、さらに車体への2020年東京オリンピック・ パラリンピックエンブレム貼付や専用ナンバーの導入を推進するなどのサービ ス面を強化することにより、急増する訪日外国人旅行客の移動手段、高齢者や 障害者に「やさしいタクシー」として対応していくこととしている。 一方、本年9月に1年ぶりに再開した政府のシェアリングエコノミー検討会 議や未来投資会議等においてライドシェア実現のための法的環境整備について 議論を進めている。 しかし、ライドシェアは道路運送法、道路交通法、労働基準法等、国の様々 な法令を遵守し、安全確保のため多大なコストをかけて国民に安全かつ安心な 輸送サービスを提供しているタクシー事業の根幹を揺るがすとともに、与野党 共同提案の議員立法により圧倒的多数の賛成の下成立した改正タクシー特措法 の意義を著しく損なうものである。 また、ライドシェアは、運転者を雇用者としてではなく独立した個人事業主 と位置づけ、労働関係法令の規制を逃れており、「働き方改革実行計画」が目 指す社会にも逆行するものである。 よって、中野区議会は国会及び政府に対し、下記の事項を実現するよう強く 要請する。 記 1 都民の安心・安全に極めて大きな懸念のあるライドシェアの導入について は、慎重な検討を重ねること。 2 公共交通機関の役割を担っているタクシーが、より安心・安全で快適・便 利な公共交通機関として利用することができるよう必要な諸施策を講ずるこ と。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 年 月 日 衆議院議長 参議院議長 内閣総理大臣 総務大臣 あて 法務大臣 国土交通大臣 内閣官房長官 中野区議会議長名
東京都受動喫煙防止条例に関する意見書(案) 東京都は、平成30年第1回都議会定例会において、東京都受動喫煙防止条 例を制定するとしている。 本年9月に公表した「東京都受動喫煙防止条例(仮称)の基本的な考え方」 では、施設ごとの規制範囲や罰則付きの条例を目指すこと等が示された。 受動喫煙防止対策は、都民の健康増進の観点はもとより、2020年東京オ リンピック・パラリンピック大会のホストシティの責務としてその対策を一層 推進していくべきものである。 一方で、その対策は、様々な分野の経済活動や都民の暮らしに広く影響を及 ぼすとともに、関係事業者の理解と協力があって、はじめて実効性が担保され、 効果的な対策となるものである。 加えて、現在、国政において法制化の議論が行われており、規制基準のあり 方等を含め、様々な観点から慎重な議論が取り交わされている最中である。 よって、中野区議会は、都が受動喫煙防止条例を制定するにあたっては、一 律的、強制的なものではなく、東京の実態に即した、多くの都民の理解と共感 を得られる受動喫煙防止条例となるよう、下記の事項を要望するものである。 記 1 東京都は、各区と十分協議すること。 2 都が実施してきた、分煙補助事業、店頭表示等との整合性や、それらの諸 対策を着実に実行してきた各種業界や都民等の意見も十分踏まえて慎重な検 討を行うこと。 3 東京都受動喫煙防止条例については、国の動向を踏まえたうえで慎重に検 討を行うこと。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 年 月 日 東京都知事 あて 中野区議会議長名