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森谷瞭斗 武田啓暉 吉田瞬 佐藤諒 目黒由貴 久保田鈴佳
動 画 配 信
サ ― ビ ス 班
6 1,導入
1.1動画視聴の環境の変化への対応
近年日本人のテレビの視聴時間が「短時間化」世間でいう「テレビ離れ」に転じている ようです。テレビの視聴時間は、20代から60代までの幅広い層で減少しているデータが ある一方で、録画したテレビ番組への接触は全ての年代で増加傾向でもあります。4割以 上が「リアルタイム(放送と同時)で見られる番組でも、録画して都合のいい時に見る」
ことがあると回答するなど、好きな時間に好きな番組を見る、タイムシフト視聴が広がっ ていることが窺えます。CMによる広告収入を主な収益源とする民放局にとっては、録画 視聴によるCMスキップ対策は大きな課題となっています。これはスマホの影響で特に好 きな動画を好きなときに視聴出来ることを強みとしているVODが勢力を拡大している現 状にもつながっています。
2,動画配信サービス種類
・U-NEXT
・ hulu
・Amazonプライムビデオ
・FODプレミアム
・dTV
・AbemaTVプレミアム
・TSUTAYA DISCAS
・Netflix
・Paravi(パラビ)
などがあります。
3,動画配信サービスメリット
3,1動画配信サービスの主なメリットは次の5つ!
・インターネット環境があればどこでも視聴できる
・CMや広告が無い
・レンタルショップのように返却する手間が無い
・数多くの作品を定額で見放題
・オリジナル作品を観れる場合もある
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動画配信サービスのメリットについて順番に確認していきましょう。まずインターネッ ト環境があればいつでもどこでも視聴できます。そして動画配信サービスはインターネッ ト環境さえあればいつでもどこでも視聴することができます。動画配信サービスが登場す るまでは、映像作品を観るならレンタルショップでDVDを借りるかテレビ放送を録画す るしかありませんでした。レンタルショップもテレビも「あの作品が観たい!」と思った 瞬間に手元になければ、我慢しなければなりません。しかし動画配信サービスは検索して その作品があればいつでも思った瞬間に作品の視聴を始めることができるのです。しかも 動画配信サービスはスマホやパソコン、テレビなど様々な環境で視聴することができるの で、通勤通学の途中や外出先でも視聴ができます。
またCMや広告が無いことも挙げられます。テレビやYouTubeなど無料で視聴できる ものは、基本的にCMなどの広告が入ります。一方で有料の動画配信サービスは利用者の 月額料金で運営しているため、広告は基本的に入りません。既存のテレビ番組でいえば、
NHK(日本放送協会)が受信料で運営されてCMが存在しないのと仕組みは似ていま
す。
4,動画配信サービスデメリット
・動画配信サービスのデメリットは次の5つです。
・動画を観なくても料金がかかる
・人気作や最新作は追加料金がかかる場合が多い
・録画やダウンロードはできないものが多い
・データ通信量が多くなる
・観たい作品が少ない場合もある
・動画を観なくても料金がかかる
動画配信サービスのデメリットについても順番に確認していきましょう。
動画配信サービス最大のデメリットと言えば、動画を観なくても月額料金がかかるとい う点です。映画やドラマが好きでほぼ毎日観るような人であればこのデメリットは生まれ ませんが、たまに視聴するだけで良いと考えている人にとってこのデメリットは大きいで す。既存のレンタルショップの料金や、返却の手間、広告の有無やオリジナル作品などを 踏まえると、毎月映画を3作品程度は観ないとお得感が薄いかもしれません。
たまに視聴するだけで良いと考えている人は、AmazomプライムビデオやU-NEXTの ように、動画以外のサービスが含まれている動画配信サービスを選ぶことをおすすめしま す。
8 5,テレビのよさ
テレビはみんなで見るもの、ネットは一人で見るもの?
YouTubeやNetflixなどネット系の映像については、パソコンやスマホで見るため誰か
と一緒に見るということは基本的に無いです。そのためNetflixなどの有料サイトも自分 で払って見るということになります。実際、学生たちに「あなたにとってテレビとネット の違いはなんですか?」と聞いたところ、
「テレビはみんなで見るもの、ネットは一人で見るもの」と
YouTubeやNetflixなどネット系の映像については、パソコンやスマホで見るため誰か
と一緒に見るということは基本的に無いです。そのためNetflixなどの有料サイトも自分 で払って見るということになるようです。実際学生たちに「あなたにとってテレビとネッ トの違いはなんですか?」と聞いたところ、いくつかの答えが返ってきましたが、8割程 度の学生に共通した答えは、
「テレビは家族で見るもの」
「ネットは一人で見るもの」
ということでした。
確かにパソコンやスマホは一人で見るもので、横から覗いたりしませんし。「みんなで 楽しめるのはテレビ」ということをほぼ全員が言っていました。若者のテレビ離れが進ん でいると嘆くテレビ関係者がよくいますが、こんな意見を聞いたらもっと家族で楽しめる 番組を作ろうと思うかもしれません。さて、テレビとネットの違いについてはそれ以外に もいくつか意見がありました。
ネットは誰が言っているのか(発言元が)はっきりわからないけどテレビははっきりして いるから信用性がある。
「テレビはキラキラしている人が出ている」
という意見もあり、テレビの良さがあるのだなと感じました。
「テレビの報道については世間で色々言われているけど」、
と前置きする学生も多く、テレビの全部が良いとは思えないけど、それでもやっぱり信用
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できるのがテレビの良さということらしいです。また、テレビのキラキラ感については、
芸能人の存在がキラキラしているということで、それがテレビの良さといえるそうです。
確かにネット上にも芸能人は多く出ているのですが、テレビは独特のキラキラ感があると いう意見に「なるほど」とちょっと気付かされました。舞台セットや衣装や照明などどれ をとっても長年培ってきた映像技術というのは確かにあると思いますし、テレビならでは の豪華さみたいなものはあります。
6,考え方次第
スマホでの動画観賞やテレビ視聴など、今日は選択肢が多く豊かな時代です。しかし主 体的に選ぶことが苦手な人達からすると、選択肢が増えすぎることで何がおもろしろいか 自分の好きなジャンルかわからず思考停止してしまう事態が起こるかもしれません。以前 よりも主体性が失われる可能性があり、かえって動画についてマイナスイメージが働いて しまう可能性も生まれます。
今日の「動画変革期」において、一人ひとりの考え方で見方もかわります。つまり「動 画視聴の多様化」が大事ということです。「いま、世の中全体が動画変革期だと言って、
右から左へいくような変え方をしている」のかもしれません。でも私自身はそのような考 え方に違和感があります。なぜならば、左に行くより右のままのテレビの視聴が合ってい る人も絶対にいるはずです。右も左もありだし、上も下もあってもいいと思います。一斉 に視聴の仕方を変えるのではなくて、視聴の仕方の選択肢を増やしいていく。それも自分 の意思によって。最初は苦手な人が多いけど、慣れてくるとみんな生き生きすると思いま す。
7,まとめ
現代の日本では若者のテレビ離れが進んでいます。一人暮らしの若者が家にテレビを持 っていないという話も珍しくないです。今の時代、インターネットや携帯電話、スマート フォンの普及によって、以前はテレビから得ていた情報は携帯電話やスマートフォンによ ってより手軽に、素早く手に入れることができます。コンテンツに関しても動画配信サー ビスによって取って代わることができます。動画配信サービスでは映画、TV番組、ドラ マ、独自コンテンツなど様々な種類のコンテンツから選ぶこともできます。私たちの班は 動画配信サービスの「いつでもどこでもいくらでも、コンテンツを楽しむことができる」
というところに着目しました。テレビでは制限されてしまう時間、場所、量すべてが動画 配信サービスでは制限なしで楽しむことができます。
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一方で、テレビはなくなることはないと考えます。テレビには同じものを同じ時間に共 有することができるというメリットがあります。リアルタイム性の高いスポーツ中継など はテレビとの相性が良いです。また気軽さというのもメリットであります。携帯電話やス マートフォンでは情報がありすぎるので、コンテンツを選ぶのに時間がかかってしまいま す。一方テレビではコンテンツが限られているので、気軽に楽しむことができます。新た なテレビの視聴スタイルとして「ながら見」が誕生しました。これは携帯電話、スマート フォンを使用しながらテレビを見るというスタイルです。テレビの気軽さや途中からみて も楽しめるようになっているテレビの設計との相性が良く、「ながら見」というスタイル はかなり一般的になるでしょう。
動画配信サービスはより便利でたくさんのコンテンツを楽しむことができるようにして くれました。その一方で、確かにテレビの使用回数は減ってしまっているかもしれないけ れど、テレビの良いところがなくなったわけではないです。私たちの生活にはテレビも動 画配信サービスもあります。時間や場所、コンテンツなど自分のニーズにあった選択をす ることができる。そんな私たちの生活は豊かであると考えます。またこれからもコンテン ツの楽しみ方は変化し、今以上に多種多様で便利になり、豊かな生活になるのではないで しょうか。