2 0 2 0 年 度 事 業 計 画 書
( 事 業 期 間 : 2 0 2 0 年 4 月 1 日 ~ 2 0 2 1 年 3 月 3 1 日 )
認 定 N P O 法 人 大 阪 精 神 医 療 人 権 セ ン タ ー
第 1 事 業 の 実 施 方 針
1 当 セ ン タ ー が 取 り 組 ん で い る 課 題 は 、 精 神 障 害 者 の 権 利 保 障 を 実 現 し 、 日 本 の 精 神 医 療 の 現 状 を 変 え る と い う と て も 大 き な も の で す 。 こ の 課 題 解 決 に 向 け て 、 私 た ち と 思 い を 共 有 す る 支 援 者 の 皆 様 の 協 力 が 必 要 不 可 欠 で す 。
2 他 方 で 、 現 在 、 新 型 コ ロ ナ ウ イ ル ス 感 染 症 の 拡 大 に 伴 い 、 精 神 科 に 入 院 中 の 方 へ の 面 会 活 動 や 精 神 科 病 院 へ の 訪 問 活 動 ( 療 養 環 境 サ ポ ー タ ー 制 度 ) も 制 約 さ れ て お り 、 精 神 科 に 入 院 中 の 方 の 立 場 に 立 っ た 権 利 擁 護 活 動 の 実 践 が 困 難 な 状 況 が 生 じ て い ま す 。
ま た 、 複 数 の 精 神 科 病 院 内 に お け る 新 型 コ ロ ナ ウ イ ル ス 感 染 症 の 発 症 も 確 認 さ れ て お り 、入 院 中 の 方 は 閉 鎖 処 遇 や 強 制 入 院 に よ り い わ ゆ る「 3 つ の 密 」( 密 閉 空 間 ・ 密 集 場 所 ・ 密 接 場 面 ) の リ ス ク を 強 い ら れ て い る 状 況 に あ り ま す 。
そ の よ う な 状 況 下 に お い て 、 ① 精 神 障 害 を 理 由 に 新 型 コ ロ ナ ウ イ ル ス 感 染 症 の 予 防 ・ 検 査 ・ 治 療 を 含 め 入 院 中 の 方 が 適 切 な 医 療 に ア ク セ ス す る 機 会 が 妨 げ ら れ ず 、 ま た 、 差 別 又 は 不 利 益 を 受 け な い こ と 、 ② 外 部 と の 面 会 を 一 律 に 禁 止 す る の で は な く 、 携 帯 電 話 、 ス マ ー ト フ ォ ン や ウ ェ ブ シ ス テ ム を 活 用 し た 通 信 ・ 面 会 の 自 由 を 保 障 す る こ と 、 ③ 退 院 に 向 け た 活 動 や 処 遇 が 制 限 さ れ な い こ と が 求 め ら れ ま す 。
3 当 セ ン タ ー は 、 こ の よ う な 状 況 の 中 で 、 で き な い 理 由 を 探 す の で は な く 、 ど う す れ ば で き る の か と い う 視 点 か ら 、 2 0 2 0 年 度 も 活 動 を 継 続 し 、 変 化 に 柔 軟 に 対 応 し 、『 精 神 障 害 の あ る 人 々 の 人 権 を 守 り 、安 心 し て か か れ る 精 神 医 療 を 実 現 す る 』 と い う ミ ッ シ ョ ン ( 目 的 ) の 実 現 を 目 指 し ま す 。
講 演 会 、 検 討 会 等 の 参 加 型 企 画 の 方 向 性 :
当 セ ン タ ー は 、「 社 会 を か え る 」と い う ビ ジ ョ ン の も と で 、同 じ 思 い を 有 す る 人 た ち の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を 活 性 化 さ せ 、 社 会 全 体 の 意 識 の 変 化 に つ な げ る こ と を 目 的 に 、 現 地 会 場 に お い て 講 演 会 、 意 見 交 換 会 等 を 開 催 し て き ま し た 。
こ の よ う な 企 画 に 関 し 、 新 型 コ ロ ナ ウ イ ル ス 感 染 症 の 影 響 に 鑑 み 、 2 0 2 0 年 度 は 、IT ツ ー ル 等 を 活 用 し 、従 前 の 企 画 の 質 を 低 下 さ せ る こ と な く 、オ ン ラ イ ン 開 催 を 視 野 に 入 れ て 継 続 す る こ と を 検 討 し て い ま す 。
第 2 2 0 2 0 年 度 ・ 9 つ の 重 点 的 な 活 動 内 容
1 声 を き く ~ 精 神 科 に 入 院 す る 方 の 立 場 に た っ た 権 利 擁 護 活 動 を 実 践 す る た め に ~
① 新 型 コ ロ ナ ウ イ ル ス 感 染 症 の 拡 大 に 伴 い 、 面 会 活 動 が 制 約 さ れ て い る 状 況 に お い て も 、「 声 を き く ~ 精 神 科 に 入 院 中 の 方 の 立 場 に 立 っ た 権 利 擁 護 活 動 を 実 践 す る ~ 」と い う ビ ジ ョ ン を 実 現 す る た め の 方 法 を 検 討 し 、サ ス テ ナ ビ リ テ ィ
( 持 続 可 能 性 ) の あ る 権 利 擁 護 シ ス テ ム の 構 築 を 目 指 す こ と
② 面 会 活 動 が 制 約 さ れ て い る 中 で も 、 活 動 参 加 者 が 引 き 続 き 活 動 に 参 加 で き る よ う に 、 そ の 不 安 や 悩 み を 共 有 で き る 場 所 ( 事 例 検 討 会 の 開 催 を 含 む 。) を 提 供 し 、 安 心 し て 活 動 に 参 加 で き る 体 制 を 目 指 す こ と
③ ア )日 本 財 団 助 成 事 業「 精 神 科 に 入 院 中 の 方 へ の 権 利 擁 護 の 普 及 の た め の コ ン サ ル テ ー シ ョ ン 」事 業( 2 0 2 0 年 度 )を 活 用 し 、ま た 、イ )厚 生 労 働 行 政 推 進 調 査 事 業 補 助 金 ( 障 害 者 政 策 総 合 研 究 事 業 )「 地 域 精 神 保 健 医 療 福 祉 体 制 の 機 能 強 化 を 推 進 す る 政 策 研 究 」分 担 研 究「 精 神 障 害 者 の 意 思 決 定 及 び 意 思 表 明 支 援 に 関 す る 研 究 」( 2 0 1 9 年 度 )に 関 与 す る こ と で 、全 国 の 団 体 と の 連 携 、 協 力 を 強 化 し 、 入 院 者 の 立 場 に 立 っ た 権 利 擁 護 活 動 を 全 国 に 普 及 さ せ る こ と を 目 指 す こ と
2 扉 を ひ ら く ~ 精 神 科 病 院 を 開 か れ た も の に す る た め に ~
① 新 型 コ ロ ナ ウ イ ル ス 感 染 症 に よ る 影 響 に よ り 療 養 環 境 サ ポ ー タ ー 制 度 (大 阪 府 精 神 科 医 療 機 関 療 養 環 境 検 討 協 議 会 事 業 )が 中 断 し て い ま す が 、 そ の 再 開 に 備 え て 、訪 問 活 動 に 関 す る 情 報( 活 動 の 必 要 性 と 概 要 、留 意 事 項 、ス キ ル 、チ ェ ッ ク リ ス ト 等 ) を 重 点 的 に 整 理 し 、「 扉 よ ひ ら け ⑧ 」 の 発 刊 の 中 で 、 そ の 成 果 の 共 有 を 目 指 す こ と
② 人 権 セ ン タ ー ニ ュ ー ス の 電 子 書 籍 化 、フ ェ イ ス ブ ッ ク 、YouTube チ ャ ン ネ ル 、 note を 活 用 す る こ と に よ り 、 情 報 発 信 を 強 化 す る こ と
③ 2 0 2 0 年 3 月 に 発 覚 し た 神 出 病 院 で の 複 数 の 病 院 職 員 ら に よ る 長 期 間 に わ た る 入 院 者 へ の わ い せ つ 、暴 行 、虐 待 事 件 に 関 し 、他 団 体 と 連 携 、協 力 し 、被 害 実 態 の 徹 底 的 な 解 明 と 再 発 の 防 止 、 障 害 者 虐 待 防 止 法 の 対 象 に 医 療 機 関 を 含 め る よ う 求 め る こ と
3 社 会 を か え る ~ 安 心 し て か か れ る 精 神 医 療 を 実 現 す る た め に ~
① 精 神 障 害 を 理 由 に 、ア )新 型 コ ロ ナ ウ イ ル ス 感 染 症 の 予 防・検 査・治 療 を 含 む 適 切 な 医 療 に ア ク セ ス す る 権 利 が 奪 わ れ な い こ と 、イ )同 感 染 症 対 策 の 中 で 差 別 又 は 不 利 益 を 受 け な い こ と 、及 び ウ )退 院 や 処 遇( 面 会・通 信 の 自 由 を 含 み
ま す 。) が 不 当 に 制 限 さ れ な い よ う に す る こ と
② 権 利 擁 護 シ ス テ ム 研 究 会 で は 、ア )日 本 の 精 神 医 療 の 現 状 、原 因 、課 題 を 正 確 に 把 握 し 、イ )現 状 を 変 え る た め の 方 向 性 と 方 法 論 に つ い て 、ウ )立 場 を こ え て 議 論 し 、で き な い 理 由 で は な く 、で き る 方 法 論 を 追 及 す る こ と を 大 切 に し て き ま し た 。こ の よ う な 危 機 的 状 況 で あ る か ら こ そ 、同 研 究 会 が 大 切 に し て き た 価 値 観 を 実 践 す る た め 、 2 0 2 0 年 度 も 権 利 擁 護 シ ス テ ム 研 究 会 を 継 続 す る こ と
③ 新 型 コ ロ ナ ウ イ ル ス 感 染 症 の 影 響 が 終 結 す る こ と を 見 据 え て 、 全 国 に お け る 精 神 医 療 及 び 精 神 保 健 福 祉 に お け る 権 利 擁 護 活 動 の 実 施 状 況 を 調 査 ・ 整 理 し 、 未 来 に 向 け た 権 利 擁 護 活 動 の あ り 方 を 検 討 す る こ と
第 3 個 別 相 談 活 動 の 実 施 方 針 1 個 別 相 談 の 実 施
( 1 )「 声 を き く ~ 精 神 科 に 入 院 す る 方 の 立 場 に 立 っ た 権 利 擁 護 活 動 を 実 践 す る た め に 」 と い う ビ ジ ョ ン の も と で 、 2 0 2 0 年 度 も 、 当 セ ン タ ー で は 、 主 に 精 神 科 に 入 院 中 の 方 か ら 、 手 紙 、 F A X 、 電 話 及 び 面 会 に よ る 個 別 相 談 の 実 施 を 継 続 し ま す 。
( 2 )新 型 コ ロ ナ ウ イ ル ス 感 染 症 の 拡 大 に 伴 い 、面 会 活 動 が 制 約 さ れ て い る 中 で 、「 声 を き く 」 と い う 価 値 観 を 実 践 す る た め 、 面 会 活 動 以 外 の 代 替 的 な 手 段 を 検 討 し ま す 。 例 え ば 、 E メ ー ル に よ る 個 別 相 談 の 開 始 、 電 話 相 談 の 対 応 日 時 の 拡 大 、 ス マ ー ト フ ォ ン ・ タ ブ レ ッ ト ・ ウ ェ ブ 会 議 シ ス テ ム の 活 用 等 を 検 討 し ま す 。
2 大 阪 府 内 に お け る 個 別 相 談 活 動 の 充 実 に 向 け た 取 組
( 1 )個 別 相 談 活 動 に 関 心 、 興 味 の あ る 方 に 向 け た 養 成 講 座 の 開 催 ( 年 1 回 )
( 2 )事 例 検 討 会 の 開 催 ( 年 2 回 )
3 精 神 科 病 院 入 院 者 へ の 権 利 擁 護 活 動 の 様 々 な 地 域 へ の 拡 充 ( * )
( 1 )大 阪 府 以 外 の 団 体 と 連 携 、 協 力 し た 検 討 チ ー ム の 開 催 ( 年 4 回 )
( 2 )大 阪 府 以 外 の 団 体 と 連 携 、協 力 し た 設 立 3 5 周 年 の 記 念 講 演 会 の 開 催( 1 1 月 )
( 3 )各 地 に 精 神 医 療 人 権 セ ン タ ー を 立 ち 上 げ る た め に 必 要 と な る 情 報 、 ノ ウ ハ ウ を 整 理 し 、 マ ニ ュ ア ル 化 を 行 う 。
( 4 )大 阪 府 以 外 に お け る 公 開 講 座 又 は 事 例 検 討 会 の 開 催
* 日 本 財 団 助 成 事 業 「 精 神 科 に 入 院 中 の 方 へ の 権 利 擁 護 の 普 及 の た め の コ ン サ ル テ ー シ ョ ン 」 事 業 ( 2 0 2 0 年 度 )
第 4 精 神 科 病 院 へ の 訪 問 活 動 及 び 情 報 公 開 の 実 施 方 針 1 精 神 科 病 院 へ の 訪 問 活 動 の 実 施
当 セ ン タ ー は 、 2 0 2 0 年 度 も 療 養 環 境 サ ポ ー タ ー 制 度 の 取 組 に 参 加 し 、 毎 月 1 回 、 精 神 科 病 院 へ の 訪 問 活 動 を 実 施 し 、 2 か 月 に 1 回 開 催 さ れ る 大 阪 府 精 神 科 医 療 機 関 療 養 環 境 検 討 協 議 会 に 当 セ ン タ ー か ら 2 名 の 委 員 が 参 加 す る こ と を 予 定 し て い ま す 。
も っ と も 、 新 型 コ ロ ナ ウ イ ル ス 感 染 症 の 拡 大 に 鑑 み 、 同 活 動 が 中 断 さ れ て い る と こ ろ 、 そ の 再 開 に 備 え て 訪 問 活 動 に 関 す る 情 報 ( 活 動 の 必 要 性 と 概 要 、 留 意 事 項 、ス キ ル 、チ ェ ッ ク リ ス ト 等 )を 重 点 的 に 整 理 し 、「 扉 よ ひ ら け ⑧ 」の 発 刊 の 中 で 、 そ の 成 果 を 共 有 す る こ と を 計 画 し て い ま す 。
ま た 、 大 阪 精 神 医 療 セ ン タ ー の 医 療 観 察 法 病 棟 に 2 か 月 に 一 回 の 面 会 相 談 活 動 を 継 続 し て い き ま す 。
2 情 報 公 開
( 1 )6 3 0 調 査 の 情 報 公 開 請 求 に 向 け た 取 り 組 み を 行 い ま す 。
( 2 )人 権 セ ン タ ー ニ ュ ー ス ( 2 か 月 に 1 回 ) や ウ ェ ブ サ イ ト に て 、 療 養 環 境 サ ポ ー タ ー の 活 動 報 告 を 随 時 、 掲 載 し ま す 。 ま た 、 よ り 多 く の 方 々 が ア ク セ ス し や す く す る た め 、 人 権 セ ン タ ー ニ ュ ー ス の 電 子 書 籍 化 を 目 指 し ま す 。
( 3 )日 本 の 精 神 科 医 療 の 現 状 を よ り 多 く の 方 々 に 知 っ て も ら い 、 精 神 科 病 院 の 「 扉 を ひ ら く た め 」 に 、 フ ェ イ ス ブ ッ ク 、Youtube チ ャ ン ネ ル 、note 等 を 活 用 し 、 情 報 発 信 を 強 化 し ま す 。
( 4 )設 立 3 5 周 年 を 記 念 し て 、精 神 科 病 院 へ の 訪 問 活 動 を 整 理 し た「 扉 よ ひ ら け ⑧ 」 の 発 刊 を 目 指 し ま す 。
3 精 神 科 病 院 へ の 訪 問 活 動 の 充 実 に 向 け て
精 神 科 病 院 へ の 訪 問 活 動 に 参 加 す る 療 養 環 境 サ ポ ー タ ー の 皆 様 に 参 加 し て い た だ き 、 精 神 科 病 院 へ の 訪 問 活 動 の 充 実 に 向 け て 、 意 見 交 換 会 を 開 催 し ま す 。
4 精 神 科 病 院 の 密 室 性 、 閉 鎖 性 の 解 消 に 向 け て
2 0 2 0 年 3 月 に 発 覚 し た 神 出 病 院 で の 複 数 の 病 院 職 員 ら に よ る 長 期 間 に わ た る 入 院 者 へ の わ い せ つ 、 暴 行 、 虐 待 事 件 に 関 し 、 他 団 体 と 連 携 、 協 力 し 、 被 害 実 態 の 徹 底 的 な 解 明 と 再 発 の 防 止 を 求 め ま す 。
第 5 精 神 医 療 及 び 精 神 保 健 福 祉 に 係 る 啓 蒙 ・ 政 策 提 言 活 動 の 実 施 方 針 1 声 明 、 意 見 表 明 等 に よ る 政 策 提 言 活 動
2 0 2 0 年 度 も 、「 人 権 」及 び「 人 間 の 尊 厳 」の 観 点 か ら 、当 セ ン タ ー が 取 り 組
む べ き 社 会 的 課 題 の 解 決 に 向 け て 、 権 利 擁 護 シ ス テ ム 研 究 会 が 中 心 と な り 、 声 明 等 を 作 成 し 、 公 表 す る こ と に よ っ て 、 当 セ ン タ ー が 大 切 に し て い る 価 値 観 を よ り 多 く の 方 に 伝 え ま す 。
① 強 制 入 院 制 度 の 抜 本 的 見 直 し ( そ の 廃 止 を 含 む 。) に 向 け て
② 精 神 科 に 入 院 中 の 方 の 権 利 擁 護 シ ス テ ム の 構 築 に 向 け て
③ 長 期 入 院 、 社 会 的 入 院 の 解 消 に 向 け て / 重 度 か つ 慢 性 の 概 念 の 問 題
④ 措 置 入 院 に 関 す る ガ イ ド ラ イ ン の 問 題
⑤ 精 神 医 療 審 査 会 の 問 題 点
⑥ 増 加 す る 身 体 拘 束 ・ 隔 離 の 問 題
⑦ 6 3 0 調 査 の あ り 方 に つ い て
⑧ 精 神 科 特 例 の 廃 止
⑨ 「 精 神 病 院 建 築 基 準 の 改 正 に つ い て 」 (昭 和 四 四 年 六 月 二 三 日 )(衛 発 第 四 三 一 号 )(各 都 道 府 県 知 事 あ て 厚 生 省 公 衆 衛 生 局 長 通 知 )に つ い て
⑩ 患 者 の 権 利 を 中 心 と す る 医 療 基 本 法 の 制 定
⑪ 神 出 病 院 事 件
⑫ 精 神 障 害 、精 神 疾 患 を 理 由 に 、新 型 コ ロ ナ ウ イ ル ス 感 染 症 の 予 防・検 査・治 療 を 含 む 適 切 な 医 療 に ア ク セ ス す る 権 利 が 奪 わ れ な い こ と
2 権 利 擁 護 シ ス テ ム 研 究 会 の 開 催
2 0 2 0 年 度 も 、 竹 端 寛 さ ん ( 兵 庫 県 立 大 学 ) に 加 え て 、 原 昌 平 さ ん (ジ ャ ー ナ リ ス ト [ 元 読 売 新 聞 大 阪 本 社 編 集 委 員 ]) を コ ー デ ィ ネ ー タ ー に 迎 え 、 日 本 の 精 神 医 療 の 現 状 を 追 認 せ ず 、 現 状 を 変 え る た め の 方 策 を 検 討 す る た め に 研 究 会 を 開 催 し ま す 。
こ の 研 究 会 で は 、 ① 日 本 の 精 神 医 療 の 現 状 、 原 因 、 課 題 を 正 確 に 把 握 し 、 ② 現 状 を 変 え る た め の 方 向 性 と 方 法 論 に つ い て 、 ③ 立 場 を こ え て 議 論 し 、 で き な い 理 由 で は な く 、 で き る 方 法 論 を 追 及 す る こ と を 大 切 に し て い ま す 。
そ の た め 、 2 0 2 0 年 度 も 、 権 利 擁 護 シ ス テ ム 研 究 会 も 、 オ ン ラ イ ン 開 催 を 含 め て 開 催 を 予 定 し て い ま す 。
2 0 2 0 年 度 の 権 利 擁 護 シ ス テ ム 研 究 会 :
強 制 ・ 管 理 ・ 抑 圧 の 多 い 精 神 医 療 を 変 え る に は 、 法 制 度 や 政 策 だ け で な く 、 根 底 に あ る 精 神 医 療 の 考 え 方 ( 思 想 ・ 文 化 ) に つ い て 掘 り 下 げ る 必 要 が あ り ま す 。
病 気 や 障 害 を ど の よ う に と ら え る か 、 患 者 と ど う 接 す る か 、 治 療 や 回 復 の 目 標 は ど こ に あ り 、 ど ん な こ と が 有 用 な の か 。 医 療 関 係 者 が こ れ ま で 当 然 と 思 っ
て き た こ と は 、 実 は 偏 っ た 思 考 の 枠 組 み か も し れ ま せ ん 。 日 本 の 精 神 医 療 の 現 状 を 変 え て い く た め に は 、 こ の よ う な 思 考 を 再 考 し 、 変 わ っ て い く 必 要 が あ り ま す 。
こ の よ う な 探 究 は 、 制 度 政 策 の 改 革 を 打 ち 出 す と き の 基 軸 に な り 、 現 場 か ら 医 療 を 変 え る 力 に も な っ て い き ま す 。
キ ー ワ ー ド : 強 制 ・ 管 理 ・ 抑 圧 を 変 え て い く 、 精 神 医 療 を 変 え る た め の 実 践 、 治 療 文 化
3 調 査 事 業
全 国 に お け る 精 神 医 療 及 び 精 神 保 健 福 祉 に お け る 権 利 擁 護 活 動 の 実 施 状 況 を 調 査 ・ 整 理 し 、 未 来 に お け る 権 利 擁 護 活 動 の あ り 方 の 追 求 を 目 指 す 。
4 講 演 会 の 開 催
( 1 )新 型 コ ロ ナ ウ イ ル ス 感 染 症 の 影 響 を 考 慮 し 、 オ ン ラ イ ン 開 催 も 視 野 に い れ て 開 催 方 法 も 工 夫 し な が ら 、 記 念 講 演 会 ( 年 に 1 ~ 2 回 ) の 開 催 を 目 指 し ま す 。
( 2 )医 療 観 察 法 の 廃 止 に 向 け た 講 演 会 ( 年 2 回 ・ 開 催 日 時 は 未 定 )
5 書 籍 出 版
現 在 、 特 定 非 営 利 活 動 法 人 DPI 日 本 会 議 か ら 協 力 依 頼 を 受 け 、『 精 神 障 害 の あ る 人 の 権 利 Q& A( 仮 )』( 2020 年 11 月 発 行 予 定 ) 解 放 出 版 社 の 出 版 に 取 り 組 ん で い ま す 。 本 書 籍 の 執 筆 者 に は 、 大 阪 精 神 医 療 人 権 セ ン タ ー の 活 動 参 加 者 も 多 く 参 加 し て い ま す 。
6 講 師 派 遣 等
大 阪 精 神 医 療 人 権 セ ン タ ー の ビ ジ ョ ン( 目 的 )の 一 つ に は 、「 社 会 を か え る ~ 安 心 し て か か れ る 精 神 医 療 を 実 現 す る ~ 」 が あ り ま す 。
こ の 目 的 を 実 現 す る た め に は 、 長 年 の 活 動 か ら 得 ら れ た 経 験 、 ノ ウ ハ ウ を も と に 、 当 セ ン タ ー の ビ ジ ョ ン ( 声 を き く 、 扉 を ひ ら く 、 社 会 を か え る ) を も と に 、 学 校 、 病 院 、 福 祉 施 設 、 行 政 機 関 、 N P O 等 の 非 営 利 組 織 等 の 団 体 に 対 し 、 こ れ ま で 講 師 派 遣 ( 有 償 ) を 実 践 し て き ま し た 。
こ の 活 動 に よ り 精 神 障 が い 者 の 自 由 が 守 ら れ 、 ま た 、 精 神 障 害 ・ 精 神 疾 患 に 対 す る 差 別 、 偏 見 の 解 消 を 目 指 し て い ま す 。 病 院 内 の 人 権 研 修 に も 対 応 し ま す 。
2020 年 度 も 講 師 派 遣 等 の 事 業 に 力 を 入 れ て 取 り 組 み ま す 。
講 師 派 遣 活 動 の 例
精 神 障 が い 者 の 人 権
3 つ の ビ ジ ョ ン ( 声 を き く 、 扉 を ひ ら く 、 社 会 を か え る ) こ と の 大 切 さ と 実 践
障 害 者 権 利 条 約 、 人 権 の 視 点 か ら 精 神 保 健 福 祉 法 を 考 え る
精 神 障 害 者 地 域 移 行 ・ 地 域 定 着 支 援 事 業 の 内 容 、 実 践 、 事 例 紹 介
行 動 制 限( 身 体 拘 束 、隔 離 )・ 閉 鎖 病 棟 ・ 長 期 入 院 ・ 強 制 入 院 を な く し て い く た め に / 減 ら し て い く た め に
精 神 科 医 療 の 歴 史 ・ 変 遷
精 神 科 医 療 に お け る 権 利 擁 護 活 動 の 意 義 ・ 内 容 ・ 成 果
入 院 中 の 方 の 声 を き く こ と
入 院 経 験 の あ る 方 の 体 験 談
療 養 環 境 サ ポ ー タ ー 制 度 (大 阪 府 精 神 科 医 療 機 関 療 養 環 境 検 討 協 議 会 事 業 )の 歴 史 ・ 活 動 内 容 ・ 成 果
大 阪 精 神 医 療 人 権 セ ン タ ー の 活 動 の 意 義 と 成 果 ( 個 別 相 談 活 動 の 始 め 方 )
大 和 川 病 院 事 件 か ら 考 え る 日 本 の 精 神 科 医 療
以 上