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The effects of endothelin-1 on intraocular pressure and pupillary diameter in rabbits

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Academic year: 2021

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Title

The effects of endothelin-1 on intraocular pressure and pupillary

diameter in rabbits( 内容の要旨(Summary) )

Author(s)

岡田, 和正

Report No.(Doctoral

Degree)

博士(医学)乙 第1016号

Issue Date

1995-12-20

Type

博士論文

Version

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/15253

※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

(2)

氏名 (本籍) 学位の種類 学位授与番号 学位授与日付 学位授与の要件 学位論文題目 審 査 委 貞 岡 田 和 正(岐阜県)

(医学)

乙第1016 号 平成 7

年12

20 日

学位規則第4条第2項該当

Theeffectsofendothelin-lonintraocu]ar pressureand pupiHary diameterin rabbits (主査)教授 北 澤 克 明 (副査)教授 植 松 俊 彦 教授 松 波 謙 一 論 文

容 の

エンドセリン(ET)は,1988年にYanagisawaらによって血管内皮細胞の培養上清中より新しく単離された 強力な血管平滑筋収縮作用を有するペプチドである021個のアミノ酸から成り,2つのジスルフィド結合を有す るが,アミノ酸の若干の組成の違いから3種類のアイソペプチドが知られており,それぞれエンドセリンー1 (ET-1),エンドセリンー2(ET-2),エンドセリンー3(ET-3)と命名されている。 眼内組織においても,ET-1が家兎の虹彩,毛様体,網膜脈絡膜に存在し,また,ET-1の家兎硝子体内投与によ り,眼圧下降あるいは上昇と,網膜の動静脈の収縮が生じ,前房内注入によりプロスタグランディンE2(PGE2) の放出に起因する縮瞳と眼圧上昇が生ずることが報告されている。しかしながら,過去のET-1投与後の眼圧に 関する報告では,種々の投与法,投与量が用いられ,投与直後から長期にわたる詳細な観察もなされていないた め・ET-1投与後に生ずる眼圧変動の様相,眼圧反応とET-1投与量間の用量反応関係は明らかでない。 本研究の目的は,家兎を用い,ET-1と眼圧の用量作用関係を決定するとともに,この眼圧変動の発生機序に PGE2が関与しているか否かを明らかにすることにある。 実験の対象ならびに方法 休垂2・0∼2・5kgの白色家兎を用いた○眼圧測定にはpneumatonometer(アルコン社製,米国)を,瞳孔径測 定にはHaab瞳孔計を用いた。房水中のPGE2濃度は,26G針による前房穿刺にて前房水を採取し, radioimmunoassay法にて測定した。統計学的解析において,対応のある測定値の検定にはpaired t-teStを, 対応のない測定値相互の比較には,分散分析,多重比較(Tukey法),ならびにWilcoxon順位和検定を用いた。 1・ET-1(Human)(ペプチド研究所・大阪)を0・1%酢酸で希釈した10-4,10-5,3×10-6,10-6,10-7Mの各 濃度のET-1溶液を・マイクロシリンジー(ハミルトン社製,米国)を用い30G針にて,一眼の毛様体扁平部から 20〟1硝子体内注入し,他眼には対照としてプラセポ20〝1を同様の方法で注入した。眼圧を投与前から投与後 72時間まで経時的に測定し・その後も眼圧下降が認められた場合,最長120時間まで測定した。家兎は各濃度ご とに4∼6匹を一度だけ用いた。 2・3×10 6Mを除く各濃度のET-1溶液の硝子休内注入前,および注入後経時的に,一定照明下で瞳孔径を測定 した。 3・上記の方法で一眼にET-110-5Mを,他眼にはプラセボを注入し,1時間および24時間後の房水中のPGE2 濃度をradioimmunoassay法にて測定した。家兎は各時間毎に5または6匹ずっ用いた。 結 果 1・a・ET-1の眼圧に及ぼす影響:10一一・10-5MET-1の硝子体内注入後の限圧は,0.5∼2時間にわたり一過 性に上昇し・その後・4日目まで持続的に有意に下降する二相性変化を示した03×10-6,10-6M注入では,眼 圧下降のみが認められた。10 TMでは,有意の眼圧変動を認めなかった。 113

(3)

b.ET-1投与限と対照眼の眼圧の経時的変動:ET-1断眼では,投与後0・5・4・6・8・24・48・72時間でそれ ぞれの時間毎に有意差(分散分析,p<0・005∼p<0・001)を示した0一方対照限では・投与後1,2,72時間を 除いた時間では有意差は認めなかった。 2.瞳孔径:投与各濃度で投与前に比して有意の変動を示さなかった。 3.房水中のPGE2濃度:ET-110-5M20pl硝子体内注入1時間後・24時間後ともにET-1投与眼で対照限に比 して有意に上昇した(p<0・05∼p<0・01)。 本研究は,10㌦10-7M・ET-1を各20〃1(5〝g∼5ng)家兎硝子体内注入し,30分∼96時間までの眼圧変 動を観察した○今回の実験により・眼圧のET-1に対する用圭反応関係の詳細が初めて明らかにされた。すなわ ち,ET-1の10-㌧灯5Mにおいては,眼圧は投与後2時間に及ぶ上昇と4時間後から96時間に及ぶ下降から成 る二相性変化を,3×10-6・灯8Mでは下降のみの変化を示したが,10-TMでは変動を示さなかった0曲線下面 積法により,早期の眼圧上昇反応・遅れて発凱た持続性の眼圧下降反応ともにET-1用量依存性が証明された。 また,対側の対照眼においては有意の眼圧変動を認めず,ET-1硝子体内注入は,他限眼圧に影響を与えずに,注 入限の眼圧を変化させることが判明した。 ET_1の眼圧上昇ならびに下降作用については・幾つかの機序が考えられる0家兎眼前房中への4pmolのET-110〝1(0.25pg)注入により・房水中の蛋白およびPGE2搬の増加を伴う眼圧上昇が生じ・かつ・両者がとも にインドメサシソ前処置により抑制されること,わ血0でET-1により家兎の虹彩括約筋からPGsが放出され ることから,アラキドン酸代謝産軌中でもPGE2がET-1による家兎眼反応に関与し,特に眼圧上昇の主因と 一方ET-1の眼圧下降機序に閲し・我々は,ET-10如g硝子体内注入24時間後に,フルオロフォトメトリ掘 にて58%の房水流量の減少を,tWO-1evelconstantpresSureperfusion法にて94%の房水流出率の増加を認めた (参考論文3)0眼圧下降は,上強膜静脈圧下降によっても生じ得るが,ET-1の上強膜静脈圧に及ぼす影響は明ら かでない。しかしながら,本実験で認められた11mm=gに及ぶ眼圧下降はt上強膜静脈圧の下降のみでは説明不 可能である。したがって,ET-1硝子体内注入による著明な眼圧下降は,主として房水流出の増加と房水流量の低 下によるものと考えられる0

論文事査の結果の要旨

申請者岡田和正は,ET-1と眼圧の用量反応関係の詳細を初めて明らかにした。 本研究の成果は眼科学とくに緑内障の進歩に寄与するところが大であると認められる0 [主論文公表誌] Theeffectsofendothelin-lonintraocularpressureandpupillarydiameterinrabbits 平成7年9月発行Jpn・Jn・Ophthalmol・39(3):233∼241 114

参照

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