平成29年5月25日 都市整備政策部住宅課 世田谷区営住宅管理条例等の一部改正の提案に伴う取組みについて 1.主旨 平成29年第1回区議会定例会において、世田谷区営住宅管理条例等の一部を改正する 条例を提案し、この間の区議会よりご指摘のあった下記の事項について、取りまとめ結果 を報告する。 2.都市整備政策部住宅課の取り組み (1)区営・区立住宅にお住まいの皆様へのおしらせ及びご意見等の聴取 区営・区立住宅にお住まいの皆様に向け、世田谷区営住宅管理条例等の改正を行い、 同性パートナーである区民の方々を区営住宅等の申込み資格対象者に位置づけること に対するご意見等を広く伺った。 ①実施日 平成29年4月12日~4月27日 ②実施方法 居住者向け情報誌である「住まいる通信第1号」を全戸配布するのに合 わせて、「おしらせ(裏面がご意見等の記入用紙)」を挟み込み、住宅の 掲示板に設置した回収袋及びFAXにて回収。 ③回答結果 区営・区立住宅全戸に配布したところ、意見数が27件あり、うち世田 谷区営住宅管理条例等の改正に関する意見は10件であった。 ④条例改正に関する意見 ・条例改正は必要だし、いいことだと思う。 ・今回の計画及び条例の改正に賛同する。 ・住宅のセーフティネットである区営住宅等の申込資格可能とすべきだと考える。 ・困っている方が差別されることなく申込できる制度を望む。 ・多様性の尊重については賛成であり、尊重するよう努力しようと思う。尊重して ほしいと思う人々も尊重されるよう努力すべき。 ・団地内のルールを守れる人、自治会にも協力的である人、団地の中の人と馴染め る人であれば、どのような方が入居しても良いと思う。 ・多様性を認め合うことについて、頭では分かるが身近なことになると嫌、トラブ ルメーカーになりそうで賛成できない。 ・同性カップルについては、子どものことを考えると、なかなか難しい。 ・区営住宅の募集要項からいけば、まず三親等以上の親戚関係にある人の入居を 入居資格に入れてから、(同性カップルについては)相当先送りではないか。 同性カップルを入居資格に入れるのなら、友達同士の入居も可能にすべきであ り、その際は何でも可としたらどうか。 ・現住民との共生ができるか分からない。
(2)住宅委員会での審議 住宅委員会において、条例改正の趣旨や区の取り組みの経緯などを説明のうえ審議 し、「住宅確保要配慮者への支援のあり方と行政の役割について」というテーマの中に 位置づけ、提言をいただいた。 ①開催日 平成29年3月27日(月)(第113回) 平成29年5月10日(水)(第114回) ②提言内容 別紙1のとおり ③委員会での主な発言 ・民間賃貸住宅では家主も拒否しておらず、プライバシーの問題があるため同性カ ップルかどうかの確認をしていない。区営住宅は遅いくらいである。 ・民間賃貸住宅での管理上問題となったことがあるかとの質疑で、特段問題となっ たことはないとの発言があった。 ・住宅委員会として積極的に応援していきたい。 3.関連する取組み 生活文化部では、以下のような取り組みを進めている。 ① 性的マイノリティ支援に関する区民意識調査等の結果について(資料1) ②「(仮称)多様性を認め合い、人権を尊重する男女共同参画推進に関する条例」の項 目案の検討について(資料2)
別紙1 ≪第14期 世田谷区住宅委員会提言(抜粋)≫ 2 「多様性の尊重」と住宅確保の支援 世田谷区の基本計画では、「多様性の尊重」を分野別政策として掲げ、女性や子ども、 高齢者、障害者、外国人、性的マイノリティを理由に差別されることなく多様性を認め 合い、人権の理解を深めるため、人権意識の啓発や理解の促進に努めることとしている。 また、世田谷区住宅条例では、「すべての区民が、地域の個性を生かした魅力的なまちづ くりを進めつつ、良好な住生活を主体的に営むことができる権利を有することを確認し、 その充実を図ることを、住宅及び住環境の維持及び向上」についての基本理念として定 めている。 一方、国際人権(自由権)委員会の総括所見(平成20年10月)においては、「同性 のカップルが公営住宅を賃借することを事実上妨げている公営住宅法」に懸念を示して いた。このような社会情勢を背景として、公営住宅法の改正(平成24年4月1日施行) が行われ、入居資格のうち「同居親族要件」が廃止されたという経緯がある。 これに対して、性的マイノリティの方々への区の支援の取組みは、平成27年度の「世 田谷区パートナーシップの宣誓の取組み」の開始に合わせて、民間不動産団体に対し同 性カップルの民間住宅への入居理解を求める働きかけを行った経緯があるにもかかわら ず、区営住宅等では同性カップルには入居資格要件がないという実態があった。 今般、区営住宅等に同性カップルを入居申込資格対象とする条例改正案が提出されて いるが、同性カップルを含めたすべての区民に門戸を開くという意味で、区の取り組み として評価したい。
平 成 2 9 年 5 月 2 4 日 生 活 文 化 部 人権・男女共同参画担当課 性的マイノリティ支援に関する区民意識調査等の結果について 区は、基本計画において、「多様性の尊重」を分野別政策に掲げ、女性や子ども、高齢者、 障害者、外国人、性的マイノリティを理由に差別されることなく多様性を認め合い、人権 の理解を深めるため、人権意識の啓発や理解の促進に努めることとしている。 今回の区民意識調査及び区民意見募集は、「人権尊重」の観点から、性的マイノリティに 対する取組みを進めていくにあたり、区民の方々の意識や意見等を広くお聴きし、今後の 施策を進めるための基礎資料とすることを目的として実施した。それぞれの結果がまとま ったので、下記及び別紙のとおり報告する。 記 1 性的マイノリティ支援に関する区民意識調査 (1)調査方法 平成29年4月1日現在住民登録がある18 歳以上の区民から、年齢層、性別に偏 りがないように抽出した1000人に、調査票を郵送で配布し、回収した。 (2)調査期間 平成29年4月7日から4月27日まで (3)回収結果 299件 (4)調査内容・調査結果 別紙1~3のとおり 2 区民意見募集 (1)募集方法 「区のおしらせ」4月25日号第8面において「住まいの確保、医療、就労、災害 時の支援、相談体制の充実、正確な知識に基づく理解の促進など、性的マイノリテ ィ支援の取組みについて、郵送またはファクシミリでご意見をお寄せ下さい。」と 掲載し、意見募集した。 (2)募集期間 平成29年5月15日まで (3)意見件数 18件 (4)意見の内容 別紙4のとおり
資料1
5 多様性が尊重される地域社会への取り組みに関する区民アンケート調査結果 1 調査の概要 《調査目的》 「人権尊重」の観点から、性的マイノリティの方々に対する取組みをさらに進めていく ために、区民の方々の意識やご意見等を広く聴き、検討の基礎資料とする。 《実施時期》 平成29年4月7日~4月27日 《調査対象と回収結果》 ・調査対象 平成29年4月1日現在住民登録されている区民の中から1,000名を 抽出し、郵送配布、郵送回収。 ・回収結果 2.調査結果 【問1】あなたの年齢をお答えください。 【問2】あなたの性別をお答えください。 配布数 回収数 回収率 1,000 299 29.9% 19 歳以下 20~29 歳 30~39 歳 40~49 歳 50~59 歳 60~69 歳 70 歳以上 無回答 合計 8 (2.7%) 41 (13.7%) 28 (9.4%) 52 (17.4%) 57 (19.1%) 36 (12.0%) 75 (25.1%) 2 (0.7%) 299 男性 130 (43.5%) 女性 166 (55.5%) その他 0 ( 0%) 無回答 3 ( 1.0%) 合計 299
資料1(別紙1)
6 【問3】あなたは性的マイノリティという言葉を正しく理解していましたか。(案内状裏面の 用語解説をご参照ください。) 言葉 も意味も知 っ ていた 言葉は聞いたことはあるが、 意味は理解していなかった 言葉も意味も理解していな かった 無回答 合計 196 (65.6%) 72 (24.1%) 29 (9.7%) 2 (0.7%) 299 【問4】あなたは 性的マイノリティに関する社会的な理解や認識が高まっていると思いま すか。 (例えば、いくつかの自治体での同性パートナーシップ制度の導入、携帯電話会社が同性パー トナーを家族割引の対象としたこと、性的マイノリティ理解をテーマとした映画やドラマが 増えたこと、当事者のパレードなどのイベントを楽しむ一般市民が増えたことなど) そう思う そう思わない わからな い 無回答 合計 177 (59.2%) 65 (21.7%) 55 (18.4%) 2 (0.7%) 299 【問5】あなたは身近な方(家族、友人など)や学校や職場内の人に、性的マイノリティで あることをカミングアウトされた場合、これまでと変わりなく接することができますか。 できる できない わからない 無回答 合計 161 (53.8%) 14 (4.7%) 121 (40.5%) 3 (1.0%) 299
7 【問6】あなたは区が行っている、性的マイノリティの方々に対する取組みを知っています か。(複数回答可) 世田谷区パートナ ーシップ宣誓の取 組み 区民向け性的マイ ノリティ理解促進 講座 性 的 マ イ ノ リ テ ィ 当 事 者 へ の ア ンケート調査 広報紙による 啓発 区立中学校での 性的マイノリテ ィ理解促進教育 無回答 97 (32.4%) 10 (3.3%) 12 (4.0%) 47 (15.7%) 17 (5.7%) 158 (52.8%) 【問7】あなたが性的マイノリティ方々の人権を守る施策について、区が取組むべきことと して必要だと思うものを教えてください。(複数回答可) 性 的 マ イ ノ リ テ ィ の 方 々 が 相 談 で き る 窓 口 の設置 公 共 住 宅 や 民 間 賃 貸 住 宅 に 同 性 カ ッ プ ル が 入 居 で き る よ う に す る こ と 同性パートナー が医療や福祉サ ービスを受ける 際、本人に代わる 同意等ができる ようになるなど、 家族や法律上の 婚姻関係と同等 の扱いを受けら れるようになる こと 就 労 に お い て 性 的 マ イ ノ リ テ ィ を 理 由 に 差 別 さ れ な い よ う 企 業 に 働 きかけること 性 的 マ イ ノ リ テ ィ の 子 ど も た ち が 差 別 さ れないよう、学 校 な ど で の 学 習 機 会 を 充 実 すること 地 域 住 民 に 理 解 が 広 が る よ う な 啓 発活動 特にない 無回答 179 (59.9%) 134 (44.8%) 154 (51.5%) 155 (51.8%) 178 (59.5%) 83 (27.8%) 34 (11.4%) 10 (3.3%)
8 【問8】あなたは問7以外で、区が取組むべき施策として必要だと思うものは何ですか。 (自由記述) (普及啓発) ・積極的な理解促進・啓発・教育活動(20件) ・企業や大学と共同での理解促進のためのイベント(2件) ・性的マイノリティの方も交流できるイベント ・広報紙での特集、区外への広報(2件) ・学校教職員への理解促進活動(2件) ・区職員への研修・理解促進(3件) (相談支援) ・カウンセリング先の紹介 ・カウンセラーの人材育成 (就労支援) ・就労において理解ある企業の紹介 ・区職員としての積極的な採用 (国の施策) ・同性カップルが養子を受け入れられるようにすること(2件) ・同性婚を認めること (その他) ・公衆トイレの整備(3件) ・あらゆる差別の解消(3件) ・性感染症予防の啓発活動(2件) ・東京都や近隣区と連携した活動 ・申請書の性別記載欄の改善 ・保険の適用 ・法律婚・事実婚のカップルが受けられるものと同じサービス・権利 ・国への働きかけ ・特になし(16件) ・わからない(10件) ・取組む必要はない(3件)
9 ・そっとしておく 【問9】同性カップルも区営住宅の入居申込ができるようにすること(入居を優遇するもの ではありません)を、区として進めていく必要があると思いますか。 そう思う そう思わない わからない 無回答 合計 171 (57.2%) 31 (10.4%) 90 (30.1%) 7 (2.3%) 299 【問10】あなたは、【問9】で、「1.そう思う」、「2.そう思わない」と回答したのは、どの ような理由からですか。 「1.そう思う」と回答した人の理由 ・同性カップルも法律婚・事実婚と同じであり、入居申込ができない理由はない。差別せず、 人権を尊重すべき。(97件) ・多様性を認めることは当然であり、同性カップルも増えているので、特別なことではない。 (15件) ・同性カップルが入居しても何も問題はない。(6件) ・区の入居要件では、個人的価値観まで問うていないのではないか。 ・民営賃貸住宅では断られる可能性が高いので、行政が率先して行動すべき。(10件) ・区として、同性カップルの存在を認めるならば区営住宅の入居申し込みも認めるべき。 (2件) ・ひとりでも多くの人にとって暮らしやすい社会になってほしいと思う。(2件) ・住みやすい区になり税収を増やせる。 ・区のPR になる。 「2.そう思わない」と回答した人の理由 ・将来的には申込できるようにすべきだが、地域住民の理解が不足している現状では、トラ ブルが起こる危険性があるので、先に社会の理解を深める必要がある。(6件) ・区営住宅は自身の生活が大変な方が多いため配慮の気持ちが少なく、差別を受ける可能性 がある。 ・集合住宅の場合は何かと色々あるので、自治会の運営上問題が起こるのではないかと思う。 ・同じ住宅に住む何も知らない子ども達が戸惑ってしまう心配がある。 ・同性愛者が集まってしまうことが心配。 ・同性カップルと仲の良い友人の識別が困難である。 ・頭では理解しても、態度に出して応援したいとは思わない。 ・「入居の期待感」をもたせる。
10 ・子育て世帯の家庭や他に困っている人への支援を優先するべき。(3件) ・同性カップルは別れても経済的な理由で居住する可能性がある。 ・個々人に資格を与えればすむ問題である。 ・共働きで経済的には恵まれている人たちが多く選択肢も多いのだから個人にまかせれば良 い。 「3.わからない」と回答した人の理由 ・高齢者が多い地域性のため、住民の理解が得られるかどうかわからない。 ・そうすべきと思うが、周囲の方々に受けとめられるか疑問。
日頃より、世田谷区政にご理解とご協力をいただき、お礼申し上げます。 世田谷区は、基本計画において、「多様性の尊重」を分野別政策として掲げ、女性や子ど も、高齢者、障害者、外国人、性的マイノリティを理由に差別されることなく多様性を認め 合い、人権の理解を深めるため、人権意識の啓発や理解の促進に努めることとしています。 本アンケートは、「人権尊重」の観点から、性的マイノリティの方々に対する取組みをさら に進めていくために、区民の方々の意識やご意見等を広くお聴きし、検討の基礎資料とさせ ていただくことを目的に、抽出させていただいた方にご協力をお願いするものです。 【同封の資料】 1.本案内状 2.アンケート調査票【A4用紙1枚(両面印刷)】 アンケートの設問を記載しており、ご回答いただくための用紙です。こちらの調査票に 直接回答をご記入ください。アンケートにご回答いただいた後、『3.返信用封筒』に 入れてご返送ください。 3.返信用封筒【世田谷区人権・男女共同参画担当課宛】 ご回答いただいたアンケート調査票を、ご返送いただくための封筒です。切手は不要で す。回答していただいた『2.アンケート調査票』を入れて、ポストにご投函ください。 【アンケートの回答・返送にあたって】 ■このアンケート調査は、平成29年4月1日現在住民登録されている区民の中から 1,000名の方々を抽出し、郵送で調査票をお送りしています。 ■回答にあたっては、お送りしたあて名のご本人がお答えくださるようお願いします。ご記 入が困難な場合は、ご家族の方などに代筆していただいて結構です。 ■設問は、回答項目の番号に○印をつけていただくものと、記入欄に直接ご意見などをご記 入いただくものがあります。 ■ご回答いただいた内容は、統計的に処理した集計結果や匿名意見として活用させていただ くものであり、個々の回答が公表されることはありません。 <問い合わせ先> 世田谷区生活文化部人権・男女共同参画担当課 電話:03-5432-2259 FAX:03-5432-3005 都市整備政策部住宅課 電話:03-5432-2498 FAX:03-5432-3040
多様性が尊重される地域社会への取り組みに関する区民アンケートのお願い
ご回答いただいたアンケートは、平成29年4月27日(木)までに
『アンケート調査票』のみを同封の『返信用封筒』に入れ、ご投函ください。 なお、切手は不要です。 資料1(別紙2)【性的マイノリティに関する用語】 性的マイノリティ 性同一性障害者の人や恋愛感情などの性的な意識が同性や両性に 向かう人(同性愛、両性愛)など。 LGBT レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの頭文 字をとった言葉。 L=(レズビアン) こころの性が女性の人が、同じくこころの性が女性の人を好きにな ること(同性愛)、またその人。女性同性愛者。 G=(ゲイ) こころの性が男性の人が、同じくこころの性が男性の人を好きにな ること(同性愛)、またその人。男性同性愛者。 B=(バイセクシュアル) 男性も女性も好きになること(両性愛)、またその人。両性愛者。 T=(トランスジェンダー) からだの性とこころの性が一致しない状態、またその人。 性的指向 どの性別を恋愛の対象とするかを表すもの。 同性が対象であれば同性愛(ホモセクシュアル)、異性が対象であ れば異性愛(ヘテロセクシュアル)、両性とも対象であれば両性愛 (バイセクシュアル)、どの性別も対象でなければ無性愛(エイセ クシュアル)とされる。また、どのようなセクシュアリティも対象 となる場合は全性愛(パンセクシュアル)とされる。 性自認 自己の性別についての認識をいう。
性同一性障害 心と体の性が一致しないこと。Gender identity disorder の訳語。 「DSM IV-TR 精神障害の診断・統計マニュアル」に規定された診 断名。 ※ 2013 年にアメリカ精神医学会が定めた精神障害に関するガイ ドライン「DSM-5 精神障害の診断・統計マニュアル」において、 診断名と基準が変更となり、「性別違和」へと改訂された。 カミングアウト それまで公表していなかった自らの出生や症状、性的指向・性自認 等を表明すること。
多様性が尊重される地域社会への取り組みに関する区民アンケート
ご記入にあたってのお願い ・すべての設問にお答えください。 ・答えは、あてはまる番号に○印をつけてください。 ご記入いただきました調査用紙は、同封の返信用封筒(切手不要)にて4月27日(木) までに投函くださいますようお願いいたします。 <あなた自身のことについてお尋ねします。> 【問1】あなたの年齢をお答えください。 1.10~19歳 2.20~29歳 3.30~39歳 4.40~49歳 5.50~59歳 6.60~69歳 7.70歳以上 【問2】あなたの性別をお答えください。 1.男性 2.女性 3.その他 <性的マイノリティについて> 【問3】あなたは性的マイノリティという言葉を正しく理解していましたか。(案内状裏面の用語 解説をご参照ください。) 1.言葉も意味も知っていた 2.言葉は聞いたことはあるが、意味は理解していなかった 3.言葉も意味も理解していなかった 【問4】あなたは 性的マイノリティに関する社会的な理解や認識が高まっていると思いますか。 (例えば、いくつかの自治体での同性パートナーシップ制度の導入、携帯電話会社が同性 パートナーを家族割引の対象としたこと、性的マイノリティ理解をテーマとした映画やド ラマが増えたこと、当事者のパレードなどのイベントを楽しむ一般市民が増えたことな ど) 1.そう思う 2.そう思わない 3.わからない 【問5】あなたは身近な方(家族、友人など)や学校や職場内の人に、性的マイノリティであるこ とをカミングアウトされた場合、これまでと変わりなく接することができますか。 1.できる 2.できない 3.わからない <性的マイノリティの方々に対する取組みについて> 【問6】あなたは区が行っている、性的マイノリティの方々に対する取組みを知っていますか。 (複数回答可) 1.世田谷区パートナーシップ宣誓の取組み 2.区民向け性的マイノリティ理解促進講座(男女共同参画センターで実施している事業) 3.性的マイノリティ当事者へのアンケート調査 3.広報紙による啓発 4.区立中学校での性的マイノリティ理解促進教育 世田谷区パートナーシップ宣誓の取組みについて 同性カップルの区民二人が自由な意思によるパートナーシップ宣誓を区長に対して行い、 区がその宣誓書を受領し、同性カップルの気持ちを受け止める取組みです。資料1(別紙3)
裏面あり<性的マイノリティの方々の人権を守る啓発や施策について> 【問7】あなたは性的マイノリティ方々の人権を守る施策について、区が取組むべきこととして 必要だと思うものを教えてください。(複数回答可) 1.性的マイノリティの方々が相談できる窓口の設置 2.公共住宅や民間賃貸住宅に同性カップルが入居できるようにすること 3.同性パートナーが医療や福祉サービスを受ける際、本人に代わる同意等ができるようになる など、家族や法律上の婚姻関係と同等の扱いを受けられるようになること 4.就労において性的マイノリティを理由に差別されないよう企業に働きかけること 5.性的マイノリティの子どもたちが差別されないよう、学校などでの学習機会を充実すること 6.地域住民に理解が広がるような啓発活動 7.特にない 【問8】あなたは問7以外で、区が取組むべき施策として必要だと思うものは何ですか。 (自由記述) 【問9】同性カップルも区営住宅の入居申込ができるようにすること(入居を優遇するものではあ りません)を、区として進めていく必要があると思いますか。 1.そう思う 2.そう思わない 3.わからない 【問 10】あなたは、【問9】で、「1,そう思う」、「2.そう思わない」と回答したのは、どのよ うな理由からですか。 区営住宅に関する条例改正について 現在、区営住宅の申込資格対象者については、「現に同居し、又は同居しようとする親族(婚姻 の届出をしないが事実上婚姻関係と同様の事情にある者その他婚姻の予約者を含む。)」と規定して います。 区が国内の性的マイノリティの方を対象に実施したアンケート調査(有効回答965人)では、 回答者の56.4%が「公共住宅に同性パートナーと住めるようにしてほしい」と希望していた背 景を踏まえ、同性カップルも区営住宅の申込資格対象者として認めるための区営住宅に関する条例 の改正を考えています。 アンケートへのご協力ありがとうございました。
性的マイノリティ支援に関する区民意見募集に寄せられた区民意見 (募集期間:平成29年4月25日~5月15日) 意見 ・トランスジェンダーの方の講演会を是非聴いてほしい。 ・性的マイノリティの人達の立場を推し量る社会性、大人の対応、言葉使いを考えてほしい。 ・性的マイノリティにも、様々な違いがあるという問題に気づいてほしい。 ・法的にサポートする仕組みを作るべき。 ・区営住宅条例において、同性カップルも申込資格者に含めてほしい。 ・性的マイノリティについての知識を学校教育で行ってほしい。 ・高齢の同性愛指向者への支援をおこなってほしい。 地域社会にとけ込めず孤立化している状況がある。居場所作り、生き甲斐づくり支援の検 討を。 ・精神障害を抱えている同性愛指向者の支援を行ってほしい。 いじめ、自尊感情不足、不安等により、精神のバランスを崩し精神障害を抱えている当事 者は多い。支援の充実を望む。 ・反対である。 性的マイノリティの人々が存在する事は認識しているが、あたかも、「性的マイノリティ」 になることを奨励しているようだ。 ・性的マイノリティ支援自体は容認できるが、バランスを考えるべき。他に注力すべき課題 が多々ある。 ・区営住宅条例改正案が、継続審議に入ってしまった件について、非常に残念に思う。 同性カップルに区営住宅利用の門戸を開くことは、現状の不平等や生活する上の困難さを 緩和するためにすぐにでも必要なことだと思う。 「区民の理解を得てから支援」というのは本末転倒。行政の取り組みにより、区民の理解 が深まる。 ・子どもたちに対する性的マイノリティの教育を希望する。 性的マイノリティの子どもは成長していく過程で自分が性的マイノリティだと気が付い たときに、たいへんなショックを受け、本当に悩む。 若い性的マイノリティの人達に、そのままでいいんだよ、自信を持って胸を張って生きて いけばいいんだよ、と伝えてあげたい。 ・応援している。 今も昔も性的マイノリティの方は存在している。困っていれば助け合い、当事者自身がそ っとしておいてほしければそっとして、安心して暮らしていければ良い。
資料1(別紙4)
意見 ・条例改正案が議会を通過しなかったのは、大変残念なことだった。 たとえ同居相手が同性であったとしても、その二人にとって相互が人生にとって欠かせな い存在になっているのであれば、それは「家族」として認められるべき。 ・世田谷区の教育における性的マイノリティ支援を充実してほしい。 今後、「世田谷区教育要領」の改訂の際に、性的マイノリティに対する支援・相談などの 取り組みを盛り込んでほしい。 ・一刻も早い区営住宅条例の改正を願っている。 ・多くの当事者は、「性的マイノリティであること」を悩んでいるわけではなく、そのこと による差別偏見、拒絶や嘲笑、各種制度の対象外などに悩んでいる。 ・小学校以前からの教育が重要。正しい理解と差別禁止の啓発を。 ・各種制度については、同性カップルも家族として使えるようにすべき。 ・区営住宅管理条例改正に反対。 ・様々な背景を持ち、苦難を持った方々を理解し、尊重することは大切だが、性的マイノリ ティの方の要求(権利の主張)を受け入れるためには、十分な議論が必要。 ・福祉の点から多くのやるべきことがある。LGBTの方々の主張は様々で、指向か、嗜好 か、障害か明確ではない。 ・同性パートナーシップ宣誓をした3ヵ月後にガンが見つかり、病院などでもパートナーの 説明が容易で、手術や入院の手続きもパートナーと一緒に進めることができた。 パートナーシップ宣誓は、命に関わるものであると強く感じた。 ・今後は、同性パートナーシップ宣誓が条例化してさらに法的な効力を持つものになっても らいたい。 ・同性パートナーのいる家族にも区営住宅が広く開かれて欲しいと強く思っている。 ・子どもの学校の教員等の方々に、児童・生徒だけでなく、保護者にもLGBTの人がいる のだということを理解していただきたい。 ・町会・自治会等への啓発・情報発信などをしてほしい。 ・同性パートナーが住民登録の際「同一世帯」として認識されることを望む。 ・不動産関係者や医師会等にその後の理解・浸透等について調査、フォローアップなどを行 ってほしい。 ・公的住宅に同性カップルが入居できるようにして、あるべき姿を示してほしい。 ・相談体制の充実を希望する。困りきってから相談へつながるのではなく、現実的にもっ とアクセスしやすいツールや窓口を増やしてほしい。 ・啓発活動がまだまだ遅れている。特に学校現場などで、子どものうちから正しい知識が得 られ、差別される必要がないことがわかれば、当事者や家族も、悩まなくてすむ。 ・住宅をはじめ、公的なサービス、制度に性的マイノリティの存在も前提にした仕組みにし てほしい。将来は社会保険や年金などもそうしてほしい。 ・性的マイノリティ支援関連の諸制度などを検討する場の中で「国民の理解が得られていな い」「区民の意見が得られていない」といったことを理由に、話が見送りになると聞くが、 性的マイノリティは生きていくのに誰かの理解を得る必要があるのか。「理解を得る」の 背景に、性的マイノリティの人たちはその生き方を選んでいる人たちで、変な人ではない と理解してもらわなければならない、という誤解があると感じる。
意見 ・男女二元論・性別役割分業・異性愛至上主義に基づいた差別をなくす必要があり、そのた めには、単なる「理解の促進」にとどまらず、区内での差別を禁止する条例をつくること を求める。 ・「同性パートナーシップ宣誓」についても、条例として制定することを求める。 ・教育、就労、医療・福祉、住居、などあらゆる側面で、当事者が差別なく生き生きと暮ら せるように、「性的指向・性自認に関する差別禁止」を条例等で明示するとともに、相談・ 支援体制を十分に整え、それが着実に実行される行政施策を行うべきである。 ・2015 年、2020 年国勢調査に関して、世田谷区が独自に、同性カップル世帯について集計 し、性的マイノリティ特に同性カップル世帯への支援施策の基礎資料として活用すること を強く要望する。 ・扶養する家族(子どもや老親など)と同居している同性カップル世帯に対しては、上記の 調査分析結果に基づいて、支援施策を見直し適切な改善を図るべきである。 ・区の第二次男女共同参画プランに掲げられた支援の概要については、高く評価できる。 ・各種相談事業については、HPに書き込む程度では不十分。区民の目に触れる機会の多い 媒体や機会を使って十分に周知すべき。 ・同性パートナーシップについては、区民に繰り返しその事業内容、理解の必要性を説くべ き。信用性、実効性を高める工夫を。 ・住まいは生存の基本。同性カップルも、トランスジェンダーも住まいの確保に困難を抱え ている。区の住宅関連条例が継続審議になったことに理解の不足、差別を感じる。 ・区の自殺対策事業の取り組みの充実とサポート体制の可視化を求める。 ・当事者がもっとも自殺念慮を抱えるのは、思春期。全区立学校(小学校を含む)で取り組 むべき。 ・意見募集を郵送、ファックスで求めたこと、氏名、連絡先の明記等を求めたことは、声の 上げにくさに対する無理解で評価できない。 ・同性パートナーシップ宣誓について、当事者の利用を促すために、法的拘束力を持つよう なものに変えて、メリットを作るようにすると良い。 ・性的マイノリティの方へのページについて、電話相談や支援グループを設けたことは、大 変良い。ページ中に、悩んでいる方にとってもセクシュアリティは多様であり、そのよう な人たちに対するサポートをしているということを記載すると安心して制度を利用でき ると思う。
平 成 2 9 年 5 月 2 4 日 生 活 文 化 部 人権・男女共同参画担当課 「(仮称)多様性を認め合い、人権を尊重する男女共同参画推進に関する条例」 の項目案の検討について このことについて、平成29年第1回区議会定例会で、「個別の取組みの前提として、 性的マイノリティの総合的な支援のあり方や今後の方向性を示すべき」との議論があっ たこと、また、23区中すでに14区が男女共同参画推進に関する条例を制定している ことを踏まえ、固定的な性別役割分担意識の解消をはじめ、性的指向や性自認による差 別的取り扱いの禁止等を定める「(仮称)多様性を認め合い、人権を尊重する男女共同参 画推進に関する条例」の制定に向けての検討にあたり、骨格となる項目案を作成したの で、下記のとおり報告する。 記 1 項目案 (1)前文 (2)総則 ①目的 ②定義 ③基本理念 ④区、区民、事業者の責務 (3)性別等による差別的取扱いの禁止等 (4)基本的施策等 ①行動計画等 ②基本的施策 ③拠点施設 (5)男女共同参画推進に関する審議会 (6)相談対応 2 今後のスケジュール(予定) 平成29年6月25日 区民ワークショップ(項目案に基づく内容の提案) 7月 常任委員会報告(骨子案) 9月 常任委員会報告(条例素案)、パブリックコメント 10月 シンポジウム 平成30年2月 常任委員会報告(条例案) 第1回区議会定例会(条例提案)