Ultimus IV シリーズディスペンサー
取扱説明書
き、ありがとうございます。Ultimus
™IV 高精度ディスペンサーは、工業用の塗布に特化して設計されており、長期
にわたって問題を起こさず、高い生産性で作業ができます。
この説明書を、Ultimusv IV ディスペンサーを最大限に活用いただくためにお役立てください。
少しお時間を取って、本製品の操作や機能について理解を深め、推奨テスト手順を実施するようお願いいたしま
す。本書には、産業ディスペンシング分野での50年以上の経験に基づく有益な情報が掲載されています。
ご不明な点はほとんどが本書で解決できるはずですが、何かありましたら、EFDまたは認定EFD代理店までご遠
慮なくお問い合わせください。お問い合わせ先の詳細は、本書の最後のページに記載しています。
ノードソンEFDのお約束
ご購入ありがとうございます。
お買い上げいただいた装置は、世界で最も精密なディスペンサです。
ノードソンEFDは、お客様のビジネスに重きを置き、全従業員一丸となってお客様のご満足のために最善を尽く
します。
ノードソンEFDの機器や製品アプリケーションスペシャリストのサポートに少しでもご不満な点がある場合は、私
個人宛にご連絡ください(米国内からのお電話: 800.556.3484、米国外からのお電話: 401.431.7000、電
子メール:
Tara.Tereso@nordsonefd.com
ご満足いただけるまで問題の解決に当たることをここにお約束いたします。
ノードソンEFD製品のご選択に、重ねて御礼申し上げます。
Tara Tereso、副社長
Tara
目次
目次 ... 3 はじめに ... 4 安全に関する手引 ... 5 ハロゲン化炭化水素溶剤の危険... 6 高圧液剤 ... 6 有資格者による操作 ... 6 対象使用方法... 7 規制と認可 ... 7 作業者の安全のための注意 ... 7 防火 ... 8 予防保全 ... 8 消耗部品に関する重要な安全概要 ... 9 誤作動時の対応 ... 9 廃棄 ... 9 仕様 ...10 商品が届いたら ...11 機能と操作 ...12 マニュアル(MANUAL)モードとプログラム吐出(PROGRAMMED DISPENSE)モードの選択 ...12 サイクルスタート (Cycle Start) ...12 プログラム番号 ...13 シリンジ選択 ...13 リセット ...13 (F1)ホーム ...14 F2(ジョグ) ...14 F3(ショット回数 / ショット量) ...15 F4(ボタン) ...15 吐出量 / Forward ...16 ポーズ(Pause)...16 プルバック(Pullback / Back) ...17 吐出速度(亀のアイコン) ...18 増加と減少 ...18 操作背面パネル ...19 シリンジの脱着 ...20 シリンジ / パージ用ノズルの取付け方法 ...20 シリンジ / パージ用ノズルの取外し方法 ...20 プログラム機能 ...21 線塗布(ビード)の方法 ...22 変更機能(Modify) ...23 使用上のヒント ...24 ケーブルの調整 ...25 シリンジへの充填方法 ...26 I/O 接続 ...27 有電圧入力 ...27 無電圧接点入力 ...27 吐出完了信号出力 ...27 ピン(PIN)機能 ...27 パーツ番号 ...28 アクセサリ ...28 消耗品 ...29 交換用部品 ...29 トラブルシューティング ...30はじめに
Ultimus IV シリーズは、高精度の定量吐出を実現するために、特許の容積式技術を採用しています。 吐出量、吐出スピード、ポーズ(一時停止機能)、プルバックという4種類の設定値によって、吐出精度は大きく左右されます。 ご希望の塗布を実現するためには、それらの設定値の変更はそれぞれ別に、少しずつ行うようにして下さい。製品の特徴 • 高精度の繰返し吐出制御 • ステッピングモーターによる吐出制御の為エアコンプレッサーが不要 • 液垂れ防止のためのプルバック機能 • タッチパネルでの簡単操作 • シリンジサイズ、吐出サイズ、吐出スピード、ポーズ、そしてプルバックなどを設定したプログラムを100種類まで保存する ことが可能 Ultimus IV ディスペンシングシステムは、液剤の量・粘度・温度の変化に関わらず、安定した塗布を実現します。安全に関する手引
「注意」レベルの危険を伴う注意事項です。 これに従わない場合、低〜中程度の怪我の危険があります。注意
取扱説明書をお読みください
当製品の適正な使用方法を理解するため、取扱説明書をお読みください。また、安全に関する注意事項を守 ってください。各作業や製品に関する個別の警告、注意事項は、それぞれの製品の取扱説明書の該当する個 所に記載されています。取扱説明書など必要な文書は、作業者が利用しやすい場所に置くようにしてくださ い。 「警告」レベルの危険を伴う注意事項です。 これに従わない場合、死亡または重症を負う可能性があります。警告
感電
感電する危険性があります。カバーを外す前に電源を切ってください。または電気機器を修理する前に、スイ ッチの電源を切り、ロックアウトしてタグ付けしてください。わずかでも感電を感じた場合は、直ちにすべての 機器の電源を切ってください。問題が特定あるいは解決されない限り、装置を始動させないでください。最大エア圧
製品マニュアルに特に明記されていない限り、最大エアー入力圧は7.0 bar(100 psi)です。それを超える場 合は、破損の恐れがあります。エアー入力圧は、定格が0 〜7.0 bar(0〜100 psi)の外部エアー圧レギュレ ータを使って力をかけることになっています。開放圧
加圧装置またはコンポーネントを開く、または調整もしくは修理する前には、油圧とエアー圧を開放してくだ さい。火傷
表面は熱くなっています。熱くなったバルブコンポーネントの金属表面には触れないでください。熱くなった 装置の周りでの作業で、接触を避けられない場合は、耐熱手袋や耐熱服を着用してください。熱くなった金属 面への接触を避けられなかった場合、怪我の原因となります。安全に関する手引(続き)
ハロゲン化炭化水素溶剤の危険
アルミニウム部品を使用している加圧装置に、ハロゲン化炭化水素溶剤は絶対に使用しないでください。加圧されている状態 では、アルミニウムと反応して爆発し、怪我や死亡、物的損害などを招く恐れがあります。ハロゲン化炭化水素溶剤には、以下 の元素が1種類以上含まれています。 元素 記号 接頭語 フッ素 F “フルオロ-” 塩素 Cl “クロロ-” 臭素 Br “ブロモ-” ヨウ素 I “ヨード-” 詳しくは、使用する液剤のSDSをご確認いただくか、液剤の製造元にお問い合わせください。もし、ハロゲン化炭化水素溶剤 をご使用になる場合は、使用可能な部品について、ノードソンEFDまでお問い合わせください。高圧液剤
高圧の液剤は、安全に保存されていない場合、非常に危険です。高圧装置の調整や修理を行う際は、その前に必ず液剤の圧 力を開放してください。高圧液剤の噴流はナイフのような切断性があり、重大な身体的損傷、切断、あるいは死を招く危険があ ります。また、液剤が皮膚を貫通した場合、毒物中毒の恐れがあります。警告
高圧液剤による怪我はいずれも重大です。怪我をした場合、あるいは怪我が疑われる場合は以下の措置をとってください。 • ただちに救急治療室へ行く • 医師に、噴射による怪我の恐れがあることを伝える • 以下の記述を医師に見せる • 使用していた液剤の詳細を医師に告げる医療的注意-エアレススプレーによる傷:医師への注意事項
皮膚への噴射による貫通は重大な外傷です。できるだけ早急に外科治療を行なうことが重要です。毒性を調べることに時間を かけ、治療が遅れることがないようにしてください。毒性は、何らかのコーティングが血管に直接注入された場合に問題となり ます。有資格者による操作
製品の保有者には、ノードソンEFDの装置の据付、操作、修理が必ず有資格者によって行われることを確認する責任がありま す。有資格者とは、担当する業務を安全に執り行なう訓練を受けた従業員や契約業者を指し、関連する安全規則や規制に関 する知識があり、その業務を執り行なう上で身体的に支障のない人をさします。安全に関する手引(続き)
対象使用方法
同梱されている資料に記載されている方法でご使用ください。それ以外の方法での使用の場合には、作業員の怪我、物的損害 の危険性があります。想定されていない使用には以下のものが含まれます。 • 適合しない液剤の使用 • ノードソンEFDで推奨していない改造 • 安全ガードやインターロックを取り除く、あるいは回避して接続 • 適合しない、あるいは損傷した部品の使用 • ノードソンEFDで推奨していない補助装置の使用 • 最大定格を超えた状況での装置の操作 • 爆発性雰囲気での装置の操作規制と認可
すべての装置が、使用される環境において定格で認可されたものであるかご確認ください。据付、操作、修理の方法が本書で 説明している方法と違う場合、装置に与えられている認可内容は無効となります。ノードソンEFDが指定した以外の方法でコ ントローラを使用した場合、装置の提供する保護が正常に機能しない可能性があります。作業者の安全のための注意
怪我を避けるため、以下の注意事項を守ってください。 • 資格を持たない方は、操作や修理を行なわないでください。 • 常に、安全ガード、扉、カバーには傷がなく、自動インターロックが適正に作動するか確認してください。そうでない場合 は、ご使用を避けてください。また、安全装置を取り除いたり、回避して接続したりしないでください。 • 稼動中の装置には近づかないでください。稼働中の装置の調整や修理を行なう際は、電源を切り、装置が完全に停止す るまでお待ちください。予期せぬ動作を防止するため、電源を切り、装置の安全性をご確認ください。 • スプレー範囲や、その他の作業範囲において、十分換気されているかご確認ください。 • シリンジを使用する際、常にシリンジ先端(吐出部)を作業側に向け、身体や顔の方向には向けないようにしてください。ま た、シリンジを使用していないときには、先端(吐出部)を下に向けて保管してください。 • ご使用になるすべての液剤の安全データシート(SDS)を入手して内容をお読みください。液剤の安全な取り扱いと使用 については、製造元の指示に従い、また、推奨されている保護装備を使用してください。 • 囲ったり、その他の方法で保護できない熱い表面、鋭利なエッジ、高エネルギーの電気回路、可動パーツなど、怪我防止 のために作業現場から完全に排除できない、目立たない危険にも注意してください。 • 非常停止ボタン、シャットオフバルブ、消火器の保管されている場所をご確認ください。 • 真空排気ポートのノイズに長時間さらされることを原因とする難聴から保護するため、聴力保護具を着用してください。防火
火災や爆発防止のため、下記の注意事項を守ってください。 • 静電スパークやアーク放電に気づいたら、直ちに装置の運転を停止してください。原因が特定あるいは解決されない限 り、装置を始動させないでください。 • 引火性の液剤を使用または保管している場所での喫煙、溶接、研磨、火の使用はしないでください。 • 液剤の使用温度は、製造元の推奨範囲を守ってください。温度監視装置や制限装置が適正に機能していることを確認し てください。 • 揮発性粒子やガスが危険レベルの濃度にならないよう適正な換気を行なってください。地域の規定やSDSの指示に従っ てください。 • 可燃性液剤を使用中に、作動中の電気回路を切断しないでください。火花が発生しないよう、先にスイッチを切ってから 電源を切ってください。 • 非常停止ボタン、シャットオフバルブ、消火器の保管されている場所をご確認ください。予防保全
本製品を継続的に問題なくご使用していただくために、予防保全として下記の確認を行うことを推奨しています。 • チューブが継手の接続部に適切に接続されているかどうか定期的に確認して、必要に応じて正しく固定してください。 • チューブに亀裂や汚染がないか確認して、必要に応じてチューブを交換してください。 • すべての配線接続が緩んでないか確認して、必要に応じて締めてください。 • クリーニング:前面パネルの汚れを取り除くには、清潔で柔らかい布を、中性洗剤で湿らせてご使用ください。前面パネル の材質を傷つける恐れがありますので、強溶剤(MEK、アセトン、THFなど)は絶対に使用しないでください。 • メンテナンス:清潔なドライエアーのみをご使用ください。本製品は、それ以外の定期的なメンテナンスは必要ありませ ん。 • 試験:本書の該当する項目で、装置の機能や性能の動作確認を行なってください。不良品や不具合品は交換いたします ので、ノードソンEFDにご返却ください。 • 当装置用に設計された交換部品のみをご使用ください。さらに詳細な情報とご相談については、ノードソンEFDの担当者 までお問い合わせください。安全に関する手引(続き)
消耗部品に関する重要な安全概要
シリンジ、カートリッジ、ピストン、先端キャップ、エンドキャップ、ノズルなど、ノードソンEFDの消耗部品はすべて、1回のみの使 用を想定して製造されています。このようなコンポーネントをクリーニングし、再利用しようとすると、塗布の精度が低下し、怪 我の危険性が高まります。 ディスペンシングアプリケーションに適した保護装備や保護服を必ず着用し、以下のガイドラインを厳守してください。 • シリンジやカートリッジを加熱するときには温度が38 ℃を超えないようにしてください。 • 一度使用した後は、現地の条例に従ってコンポーネントを廃棄してください。 • コンポーネントのクリーニングには、強溶剤(MEK、アセトン、THFなど)を使わないでください。 • カートリッジリテーナシステムとバレルローダーのクリーニングには中性洗剤のみ使用できます。 • 液剤の無駄を防ぐため、ノードソンEFD SmoothFlow™ピストンを使用してください。誤作動時の対応
もしシステムやシステムのいずれかの装置が誤作動を起こした場合は、ただちにシステムを停止し、以下の手順に従ってくださ い。 1. システムの電源を切り、ロックアウトします。油圧式遮断弁および空気式遮断弁を使用している場合は、バルブを閉じて 圧力を開放してください。 2. ノードソンEFDのエア式ディスペンサをご使用の場合は、シリンジをアダプタアセンブリから取り外します。ノードソン EFD電気機械式ディスペンサをご使用の場合は、シリンジのリテーナのネジをゆっくりと外し、シリンジをアクチュエータ から取り外します。 3. 誤作動の原因を特定し、解決してからシステムを再起動します。廃棄
装置や液剤の廃棄方法は、地域の規制に従ってください。安全に関する手引(続き)
仕様
注記:仕様と技術的内容は予告なしに変更になる場合があります。 項目 仕様 キャビネットサイズ 18.4W x 8.1H x 32.3D cm (7.25W x 3.18H x 12.73D") 重量 3.7 kg (8.2 lb) ディスペンスリンクの長さ 1.8 m (6 ft) ハンドセットの端まで ディスペンスリンクの質量 0.113 kg (4.0 oz) フレキシブルケーブルアセンブリーの曲 げ半径 7.62 cm (3.0") 電源 入力AC:AC100–240V (+/-10%) 入力周波数:50〜60Hz 出力DC:DC24V、2.5A 最小吐出量 0.1マイクロリットル(3ccシリンジ使用の場合) サイクルレート 毎分20サイクル以上 サイクル時のフィードバック回路 5–24VDC信号、100mA(最大) サイクル始動 フットペダル(ドライ接点)、サイクルスタートボタン、もしくはDC5〜24V信号 モーター 1.8°マイクロステッパーモーター(1,600ステップ / 回転) コントロール回路 CMOSマイクロプロセッサー インターフェース キーパッド 作動液 石油系潤滑剤 エンクロージャー・ランク NEMA 1 認証 CE、TUV、RoHS、WEEE、China RoHS 米国特許番号 6,575,331RoHS标准相关声明
标准相关声明
(中国RoHS有害物質宣言)
产品名称 部品名 有害物质及元素有毒・有害物質と元素 铅 鉛 (Pb) 汞 水銀 (Hg) 镉 カドミウム (Cd) 六价铬 六価クロム (Cr6) 多溴联苯 多臭素化 ビフェニル (PBB) 多溴联苯醚 ポリ臭素化ジフ ェニルエーテル (PBDE) 外部接口 外部電気接続X
0
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0
0
0
O:表示该产品所含有的危险成分或有害物质含量依照EIP-A,EIP-B,EIP-C 的标准低于SJ/T11363-2006限定要求。 この部品の均質物質が含む有毒・有害物質が、EIP-A、EIP-B、EIP-Cのカテゴリーにおいて、SJ/T11363-2006に定める制限量未満 であることを意味します。 X:表示该产品所含有的危险成分或有害物质含量依照EIP-A,EIP-B,EIP-C 的标准高于SJ/T11363-2006限定要求. この部品の均質物質が含む有毒・有害物質が、EIP-A、EIP-B、EIP-Cのカテゴリーにおいて、SJ/T11363-2006に定める制限量以上 であることを意味します。WEEE指令
本装置はWEEE指令2012/19/EUの下、欧州連合の規制の対象となります。本装置の適切な廃棄方法について は、www.nordsonefd.com/WEEEを参照してください。商品が届いたら
1. 梱包を解き、同封されているチェックリストで梱包内容を確認して下さい。お気づきの点がございましたらすぐに当社まで ご連絡下さい。 2. Ultimus IVのクイックスタートガイドに従ってセットアップを行って下さい。 Ultimus IV シリーズのディスペンサーは、ドライブモーターからの線状の動力をplungerへ伝えるために水圧を利用したリ ンクを使用しており、モーターのリードスクリューとドライブシャフトも機械的にリンクされています。これらのリンクによって 200ポンドにも及ぶモーターからの動力をシリンジに確実に伝える仕組みになっています。 吐出サイクルが終了すると、プログラムされているプルバック機能が働き、突起付プランジャー(以下、プランジャー)がわずか に後退します。このプランジャーと分離リンクとの連動作用、プログラムされたポーズ(一時停止)機能、そしてプルバック機能 などが相互に作用して安定した吐出が可能となり、液垂れを防ぎます。 吐出サイズはシリンジの内径とストローク(動き)で計算されます。例えば、5ccシリンジの内径が1.27cmだとすると、プラン ジャーの1ステップは0.00008cm動きますので、0.0001cc吐出されることになります。3ccシリンジの場合、同じ量の液剤を 吐出するには2ステップの動きが必要ということになります。フレキシブルケーブルアセンブリー
ステッパーモーターの動力は、フレキシブルケーブルアセンブリーを通じて、シリンジに送られます。 ケーブルの端に接続されているプランジャーは、シリンジ内のピストンを動かします。これらの動きにより、液剤が吐出される 仕組みとなっています。 アダプタ ドライブシャフト ピストン プランジャー シリンジリテーナー電源入力レセプタクル
The Ultimus IV の電源は世界共通仕様ですので、自動的にAC100〜240Vの電圧に対応します。作業者による電圧の調 整は必要ありません。
マニュアル(MANUAL)モードとプログラム吐出(PROGRAMMED
DISPENSE)モードの選択
各モードで違った機能の選択ができます。“Hand”アイコンを押してマニュアル(MANUAL)モードからプログラム吐出 (PROGRAMMED DISPENSE)モードへ切り替えて下さい。 • マニュアル(MANUAL)モードの時にフットペダルを使用すると線塗布ができます。“Hand”アイコンの横にあるランプが赤 く点灯している時はマニュアル(MANUAL)モードです。 • プログラム吐出(PROGRAMMED DISPENSE)モードでは、プログラム番号、シリンジサイズ、吐出サイズ、ポーズ、プ ルバックなどの設定を行います。フットペダルか“Cycle Start”ボタンを押しても点や線塗布ができます。プログラム吐出 (PROGRAMMED DISPENSE)モードでは、“Hand”アイコンの横にあるLEDランプが点灯しません。サイクルスタート (Cycle Start)
サイクルスタート(Cycle Start)ボタンはフットペダルと同じような働きをします。プログラム吐出(PROGRAMMED DISPENSE)モード時のサイクルスタート
• プログラム吐出(PROGRAMMED DISPENSE)モード中に“Cycle Start”ボタンを一回押すとホームスクリーンに戻りま す。もう一度“Cycle Start”ボタンを押すと点塗布を行います。 注記:吐出サイクル中にあやまって“Cycle Start”ボタンを押してしまうと、プログラムを中止します。ですから塗布の作業に は“Cycle Start”ボタンよりも、フットペダルをご使用になることをお勧めします。
マニュアル(MANUAL)モード時のサイクルスタート
• マニュアルモード時に”Cycle Start”ボタンを一回押すとマニュアルモードが解除され、プログラム吐出モードに切り替わ り、ホームスクリーンに戻ります。機能と操作
プログラム番号 リセット シリンジ 選択 マニュアル (Manual)モード とプログラム吐出 (Programmed dispense)モード の選択 サイクルス タート ホーム ジョグ ショット回数 / ショ ット量 ボタン 吐出速度(亀のア イコン) 減少 プルバック 増加 吐出量 / Forward ポーズF1
F2
F3
F4
プログラム番号
プログラム吐出(PROGRAMMED DISPENSE)モードおよびマニュアル(MANUAL)モード時に、“PRG”ボタンを押し てプログラム番号を選択します。プログラム番号が点滅しますので、+(プラス)もしくは-(マイナス)のボタンを押してご希望 のプログラム番号を選択して下さい。(詳細は21ページの「プログラム(Program)」の項目をご参照下さい。)シリンジ選択
プログラム吐出(PROGRAMMED DISPENSE)モードもしくはマニュアル(MANUAL)モードのどちらかのシリンジ選 択ボタンを押すと、シリンジのサイズと設定されている吐出速度が画面に現れます。 • F1 ボタンを押し、+(プラス)もしくは-(マイナス)のボタンでシリンジのサイズを選択します。 • F3 ボタンを押し、吐出速度を、高・中・低から選択します。 現在デュアル(2本)シリンジ選択ボタンはご使用になれません。リセット
プログラム吐出(PROGRAMMED DISPENSE)モードでリセットボタンを押すと、その選択されている画面に従ってそ れぞれの設定値をリセットすることができます。ここではご使用になるシリンジのサイズに従って、シリンジの容量を100%ま で、吐出量を0ccまで、ポーズ(一時停止)を0msまで、プルバックを0ステップまで、吐出速度を最低速度まで設定値をリセット することができます。 注記:ショット数のリセットはF4ボタンをご使用下さい。 マニュアル(MANUAL)モードではリセット機能はご使用になれません。機能と操作(続き)
プログラム番号 リセット シリンジ 選択 マニュアル (Manual)モード とプログラム吐出 (Programmed Dispense)モード の選択 サイクルス タート ホーム ジョグ ショット回数 / ショ ット量 ボタン 吐出速度(亀のア イコン) 減少 プルバック 増加 吐出量 / Forward ポーズF1
F2
F3
F4
(F1)ホーム
プログラム吐出(PROGRAMMED DISPENSE)モードもしくはマニュアル(MANUAL)モードでF1ボタンを一度押す と、“Retract to Home?”(初期画面に戻りますか?)という表示が出ます。このステップは、シリンジを取外したり、本体を保管 や輸送したりする時に必要となります。 • F3ボタンを押して“Yes”を選択するとプランジャーが完全に後退します。 • F4ボタンを押してNoを選択すると初期画面に戻ります。F2(ジョグ)
プログラム吐出(PROGRAMMED DISPENSE)モード時にF2ボタンを押すとジョグ画面が現れます。Plungerからプ ランジャーが延びる際にその長さを微調整できます。Jogの“g”がハイライトされるまでF2ボタンを押し続けます。そし て“FORWARD”(送り)または“BACK”(戻し)ボタンを使い、プランジャーの位置を調整して下さい。 マニュアル(MANUAL)モード時はF2ボタンを押しても作動しません。機能と操作(続き)
プログラム番号 リセット シリンジ 選択 マニュアル (Manual)モード とプログラム吐出 (Programmed Dispense)モード の選択 サイクルス タート ホーム ジョグ ショット回数 / ショ ット量 ボタン 吐出速度(亀のア イコン) 減少 プルバック 増加 吐出量 / Forward ポーズF1
F2
F3
F4
F3(ショット回数 / ショット量)
プログラム吐出(PROGRAMMED DISPENSE)モード時にF3ボタンを押すと、ショット回数と吐出量を交互に表示すること ができます。 • ショット回数は、吐出サイクルの回数を表示、記録します。ショット回数の表示をリセットするにはF4ボタンを押して下さい。 • 吐出量の表示部分は、現在プログラム設定されている吐出量(cc)が表示されます。 マニュアル(MANUAL)モード時F3、ボタンは作動しませんその他、F3コマンド:
• Retract to Home”(初期画面に戻ります)画面でF3ボタンを押すと、“Yes”というオプションを選択できます。 • シリンジ選択ボタンを押してF3ボタンを押すと、吐出速度を設定できます。 • 修正(Modify)画面では、シリンジの直径の設定を変更できます。(詳しくは23ページの修正(Modify)の項目を参照して下 さい。)F4(ボタン)
プログラム吐出(PROGRAMMED DISPENSE)モード、マニュアル(MANUAL)モードのどちらにおいても、F4ボタンは以下 の画面でのみ作動します。 • 「ショットカウント」画面(F3)でF4ボタンを押すと、ショットカウント(吐出回数)が0にリセットされます。 • 「Retract to Home」画面(F1)でF4ボタンを押すと、オプションなし(“No Option”)を選択できます。• 修正(Modify)画面でF4を押すと、シリンジのストロークの設定を行えます。(詳細は23ページの「ティーチング機能」の項 目をご参照下さい。)
機能と操作(続き)
プログラム番号 リセット シリンジ 選択 マニュアル (Manual)モード とプログラム吐出 (Programmed Dispense)モード の選択 サイクルス タート ホーム ジョグ ショット回数 / ショ ット量 ボタン 吐出速度(亀のア イコン) 減少 プルバック 増加 吐出量 / Forward ポーズF1
F2
F3
F4
機能と操作(続き)
吐出量 / Forward
プログラム吐出(PROGRAMMED DISPENSE)モードでこのボタンを押すと、吐出量の画面が現れます。 +(プラス)または-(マイナス)のボタンで吐出量を調整して下さい。 吐出量はccで計測され、自動的にUltimus IVステッパーモーターへリンクされますので、吐出量を増やすと、ステップ数も自 動的に増加します。ステップ数の最大値は65,534ステップです。 F3(吐出量)ボタンを押すと、現在設定されている吐出量が表示されます。 マニュアル(MANUAL)モードでForward(送り)ボタンを押し続けると、フレキシブルケーブル・アセンブリーからプランジャ ーが伸びます。ポーズ(Pause)
吐出サイクル中にのプランジャーの動きを“一時停止(ポーズ)”する機能で、Forward(送り)とPullback(後退)の動き の背圧をリリース(開放)します。大量の液剤を小さなノズルで塗布する場合などに便利な機能です。 プログラム吐出(PROGRAMMED DISPENSE)モードで“Pause”ボタンを押すと吐出サイクルの終了時にポーズをかけるこ とができます。+(プラス)もしくは-(マイナス)のボタンを使いご希望のポーズ時間を設定して下さい。 マニュアル(MANUAL)モード時は“Pause”ボタンを押しても作動しません。 • ポーズは0.001秒単位で設定できます。ポーズの最大値は60,000ミリ秒(1分)間です • デフォルト値は0ミリ秒です。 プログラム番号 リセット シリンジ 選択 マニュアル (Manual)モード とプログラム吐出 (Programmed Dispense)モード の選択 サイクルス タート ホーム ジョグ ショット回数 / ショ ット量 ボタン 吐出速度(亀のア イコン) 減少 プルバック 増加 吐出量 / Forward ポーズF1
F2
F3
F4
機能と操作(続き)
プルバック(Pullback / Back)
プルバックはプランジャーの突起部分が次の吐出サイクルの準備を行っている間、plungerの中に後退するステップ数 を設定するものです。高粘度液剤の場合にプルバックのステップが多すぎるとピストンとプランジャーが離れてしまうことがあ ります。低粘度液剤の場合は、シリンジにエアが混入する恐れがありますので、最初は少なめに設定をして下さい。 プログラム吐出(PROGRAMMED DISPENSE)モード時に“Back”(戻し)ボタンを押すと「プルバック」画面が現れます。+( プラス)もしくは-(マイナス)のボタンを押してご希望のステップ数を設定して下さい。 • プルバック機能は液垂れや液漏れを防止します。低粘度液剤をご使用の場合は、最低でも200ステップを設定するようお勧 めします。 • 高粘度液剤の場合は、プルバックのステップ数を300以上に設定して下さい。 • 一般的に、ご希望の塗布結果を得るためには50ステップぐらいずつステップ数を増加させていくことを推奨します。フットペ ダルを使用してまず吐出を行い、塗布量を視認して下さい。必要であれば再度プルバックを微調整します。セットアップが正 しく行われれば、液垂れや液漏れが起こることはありません。 • プルバックの最大設定ステップ数は20,000です。 • 初期設定は200ステップとなっています。 マニュアル(MANUAL)モード時に“Back”(戻し)ボタンを押し続けると、手動でプランジャーを後退させることができます。 プログラム番号 リセット シリンジ 選択 マニュアル (Manual)モード とプログラム吐出 (Programmed Dispense)モード の選択 サイクルス タート ホーム ジョグ ショット回数 / ショ ット量 ボタン 吐出速度(亀のア イコン) 減少 プルバック 増加 吐出量 / Forward ポーズF1
F2
F3
F4
機能と操作 (続き)
吐出速度(亀のアイコン)
プログラム吐出(PROGRAMMED DISPENSE)モード、マニュアル(MANUAL)モード時に“Turtle(亀)”ボタンを押すと 「吐出速度」画面が表示されます。+(プラス)もしくは-(マイナス)のボタンを押し吐出速度を調節して下さい。ただし、ほとん どの塗布において、予め設定された塗布速度をご利用になることを推奨します。 1. 単シリンジ選択ボタンを押します。 2. F3を押して、吐出速度の設定画面をだします。 3. 速度を、高・中・低から選択して下さい。 吐出速度の基準は、毎秒あたりの塗布量CCになります。一番良い塗布結果には、用途に対し一番遅い速度を選択するように してください。一般的なデフォルト速度としては、Mediumから始めることを推奨します。遅い塗布速度を選択することで液剤 圧縮が少なくなるため、塗布の再現性が高くなり、液漏れなどを防ぎます。増加と減少
プログラム吐出(PROGRAMMED DISPENSE)モードもしくはマニュアル(MANUAL)モードで+(プラス)または-(マイナ ス)のボタンを押すことによって、プログラム番号、吐出量、吐出速度、ポーズ時間、プルバックのステップ数、その他の設定値を 変更することができます。+(プラス)もしくは-(マイナス)ボタンを軽く押すと数値はゆっくりと、押し続けると高速で変わりま す。 プログラム番号 リセット シリンジ 選択 マニュアル (Manual)モード とプログラム吐出 (Programmed Dispense)モード の選択 サイクルス タート ホーム ジョグ ショット回数 / ショ ット量 ボタン 吐出速度(亀のア イコン) 減少 プルバック 増加 吐出量 / Forward ポーズF1
F2
F3
F4
フットペダルの接続
オン / オフ I/O 接続
電源入力
シリンジ / パージ用ノズルの取付け方法
注記:シリンジ / パージ用ノズルの取付けはマニュアル(MANUAL)モードで行って下さい。 1. シリンジリテーナーリングをアダプターから外します。 2. シリンジに先端キャップを装着し、フレキシブルケーブル・アセンブリーのすぐ横にシリンジを持ちます。 3. マニュアル(MANUAL)モードを選択し(“Hand”アイコンが点灯)、プランジャーがシリンジ内のピストンにきっちりとは め込まれるまで、“Forward”(送り)ボタンを少しずつ押します。 4. 手でプランジャーをシリンジへ挿入し、ピストンをかぶせます。 プランジャーがピストンに接続したのが確認できたらForward ボタンを押すのを止めて下さい。そのまま押し続けると必要 以上の負荷がかかり、事故につながる危険性があります。注意
5. プルバック(Pullback)ボタンを押して、シリンジとアダプターに僅かなすき間ができるまでシリンジを後退させます。 6. シリンジリテーナーをシリンジの上へスライドさせ、アダプターを1回転ひねります。 7. 先端キャップを外し、ノズルを装着します。シリンジリテーナーをしっかりと締めて下さい。 8. マニュアル(MANUAL)モードのまま、フットペダルを押して液剤をパージさせます。ノズル内部に液剤が充填し、吐出さ れるぎりぎりまで行って下さい。但し充填しすぎると背圧が大きくなり、液垂れの原因となりますのでご注意下さい。 注記:別紙、「シリンジ装着ガイド」もご参照下さい。 シリンジなしのフレキシブルケーブルアセンブリー アダプタ プランジャー リテーナー ピストン シリンジ付きのフレキシブルケーブルアセンブリー プランジャー アダプタシリンジの脱着
シリンジ / パージ用ノズルの取外し方法
1. F1を押して、「Retract to Home」画面にしたあと、“Yes”を選択します。プランジャーがケーブルアセンブリーへ後退し ます。 2. シリンジリテーナーをアダプターから外します。 3. シリンジをプランジャーからスライドさせます。 4. ノズルを取外し、先端キャップを装着します。シリンジは廃棄するか、後で使用する場合は保管します。 5. シリンジリテーナーをアダプターに再び装着します。Ultimus IV は、100 種類(0〜99)のプログラムを記憶させることができます。保存できるのは、以下の情報です: • シリンジサイズ • 吐出量 • 吐出速度 • ポーズ時間 • プルバック
プログラムの設定方法:
1. プログラム吐出(PROGRAMMED DISPENSE)モードを選択します。(“Hand”アイコンを押して赤い光を点灯させま す) 2. “PRG”を押して、プログラム番号をハイライトさせます。+(プラス)もしくは-(マイナス)のボタンを押してプログラム番号 を決定または選択します。 3. 単シリンジボタンを押します。ここでF3を押し、吐出速度を“中”に設定して下さい。 4. “FORWARD”(送り)ボタンを押して「Deposit Volume」(吐出量)を選択します。+(プラス)もしくは-(マイナス)のボタ ンを押して適切な吐出量を選択して下さい。 5. “BACK”(戻し)ボタンを押して「Pullback」(プルバック)を選択します。+(プラス)もしくは-(マイナス)のボタンを押し て設定して下さい。 6. フットペダルを一度踏み、「Home」(ホーム)画面に戻ると、ここまでの設定が自動保存されます。 7. フットペダルを再度踏んで、吐出を開始して下さい。
プログラム機能
プログラム番号 シリンジ 選択 マニュアル (Manual)モード とプログラム吐出 (Programmed Dispense)モード の選択 プルバック 吐出量 / Forward ポーズ 1 Shot 0.0500cc 30cc Steps 160線塗布を行う場合は以下の手順に従って下さい:
1. プログラム吐出(PROGRAMMED DISPENSE)モードを選択して下さい。(赤いランプが点灯している場合は“Hand”ア イコンを押します)。 2. “Forward”(送り)ボタンを押し、+(プラス)もしくは-(マイナス)のボタンを押して吐出量を最低値に設定します。 3. 最初はポーズ時間を0(ゼロ)ミリ秒に、プルバックを200ステップ程にし、必要に応じて微調整を行って下さい。 4. 最良の吐出を実現するには、シリンジの背圧を最小に抑える為に、吐出速度を“Lo”(遅く)に設定します。(単シリンジボタ ンを押し、その後“Rate”(吐出速度)、“Lo”(遅く)を押します)。 5. マニュアル(MANUAL)モードを選択します。(“Hand”アイコンを押して、赤い光を点灯させます)。 6. 必要な量が吐出されるまでフットペダルを踏み続けます。 注記:マニュアルモード時はサイクルスタートボタンが作動しないので、吐出サイクルが作動するまでフットペダルを使い ます。
線塗布(ビード)の方法
マニュアル (Manual)モード とプログラム吐出 (Programmed Dispense)モード の選択 吐出量 / Forward 1 Shot 0.0001cc 10cc Steps 1Ultimus IV シリーズは、業界標準のEFD製シリンジ仕様に基づいてあらかじめ設定がされています。通常は、この設定のまま 作業を行って下さい。しかし、必要であればModify(変更)機能を使ってそれらの事前の設定を変更することができます。
変更(Modify)機能の操作方法:
1. プログラム吐出(PROGRAMMED DISPENSE)モード、もしくはマニュアル(MANUAL)モード時に、単シリンジセレクト ボタンを押すと、「MOD」(Modify)オプションが表示されます。 2. 必要な場合はF1ボタンを押してシリンジサイズをハイライトします。+(プラス)もしくは-(マイナス)のボタンを押して適 切なシリンジのサイズを選択して下さい。(例:3cc、5cc、10cc、30cc)。 3. F4ボタンを押して変更(Modify)画面を表示させます。 4. F3ボタンを押して、シリンジの直径の仕様をハイライトさせます。単位は“cm”(センチ)です。事前に選択したシリンジのサ イズが表示されますので、必要であれば、+(プラス)もしくは-(マイナス)のボタンを押し、調整して下さい。 5. F4ボタンを押してシリンジの動き(ストローク)用の仕様をハイライトして下さい。これも“cm”(センチ)で表示されます。こ こでも、選択されたシリンジのサイズによって設定値は様々です。必要であれば、+(プラス)もしくは-(マイナス)のボタ ンを押し調整して下さい。 注記:ストロークの長さは、シリンジに充填された液剤を全て吐出する距離に相当します。例えば、シリンジに半分ほど液 剤が入っている場合、全て使い切るまでに特定の距離(長さ)があります。そのように充填レベルに対してストローク値を 調整することによって、ホーム(Home)画面で残量(Level)表示をした際に、より正確な液剤残量を把握することができ ます。 6. 全ての設定が終了したらフットペダルを一度踏み、ホーム(Home)画面に戻って下さい。変更機能(Modify)
シリンジ 選択 マニュアル (Manual)モード とプログラム吐出 (Programmed Dispense)モード の選択 ホーム ショット回数 / ショ ット量 ボタン 減少 増加F1
F3
F4
1 2.265 7.60 30cc Dia Strk役立つヒント
• 吐出速度が速いと、プルバックのステップ数が大きくなります。それは液剤により高い圧力をかけ、シリンジ内が圧縮される からです。最良の塗布ができるよう、できるだけデフォルト値である、“Medium”(中)の速度で吐出を行って下さい。 • 微量塗布を行う場合は、小さなノズルに対して大きな圧力がかかることが多くあります。できるだけ大きなサイズのノズルを 使用し、吐出速度もできるだけ遅く設定して下さい。液剤の粘度によっては、プルバックのステップ数を大きくし、シリンジ内 の背圧をリリースする必要があるかもしれません。 • 吐出速度が変わると、吐出サイズも変わります。Ultimus IVは特定の吐出速度での“Forward”(送り)ステップ数に基づい て吐出が決められます。ですから吐出速度が変化すると、Forwardステップ数が同じでも吐出サイズは変化します。例えば、 高速の吐出で25ステップに設定されている場合、低速で25ステップに設定されている時よりも吐出サイズは小さくなりま す。それは、吐出速度が遅いとそれだけゆっくりと液剤が吐出されるのに対し、吐出速度が速いと液剤が圧縮され、液剤の 流れを制限してしまうからです。最適の安定性を得るためには、適正な塗布設定を確立したらそれを変更しないことです。最初の吐出の設定
• Ultimus IVクイックスタートガイドの、「最初の吐出の設定」をご参照下さい。最初はディスペンスキットに同封されている 試験用の液剤でお試し下さい。 • “Forward”(送り)ステップ数、ポーズ時間、吐出速度、プルバック等の推奨される設定値は、Ultimus IVの設定表をご参照 下さい。表はキットに同封されています。 • シリンジ内へのエア混入を避けるため、プルバックの設定は低めにして下さい。 • 設定を変更する場合は、塗布の様子を見ながら1種類ずつ設定値を変えて下さい。また、設定を変更した後は、吐出が安定 してから次の変更を行うようにして下さい。消耗品
• ご使用になるシリンジとノズルは新しいものをご用意いただき、使用後は十分に注意して処分して下さい。そうすることで、 常に清浄な製品で作業でき、異物混入等の問題を防いで安全な作業環境が保たれます。 • Ultimus IVシリーズをご使用になる際は、必ずピストンをご使用下さい。プランジャーに接続させるのに必要だということも ありますが、そのほかピストンは、シリンジの取付け、吐出、そして液剤の取扱いの際にそれらの安全性や精度を向上させま す。 • できるだけ大きなサイズのノズルを使用して下さい。ノズルが小さいと、圧力がより多くかかり液剤が圧縮されるので、液垂 れの原因になります。高粘度液剤を塗布する際は、EFD社のテーパーノズルのご使用をお薦めします。テーパーノズルは吐 出に必要な圧力を低減させることを目的に設計されており、液漏れなどを防止します。当社では様々なサイズのテーパーノ ズルを取り揃えています。吐出サイクル開始と緊急停止
サイクルスタート(Cycle Start)ボタンはフットペダルと同じような働きをします。どちらかを1回押すと、Home(ホーム)へ戻 ります。しかし、サイクルスタートボタンを2回押すと、装置が緊急停止されます。ですから、作業はプログラムモードからフット ペダルを使用して塗布を行うことを推奨します。塗布サイクルの途中でサイクルスタートボタンを押すと、塗布サイクルを停止 させることが出来ます。使用上のヒント
プリロード調整ブロック(これ は装置の後面を逆さにした 状態です) プリロード調整プラグ
調整方法:
1. 電源を切り、電源コードを抜いて下さい。 2. 本体を逆さにします。 3. マイナスのドライバーで調整プラグを時計方向に回します。 4. 作動装置(アクチュエーター)が下図のように約3.2mm伸びるまでプラグを回します。ケーブルの調整
ケーブルは工場出荷前にあらかじめ適正な強さで搭載されておりますが、装置の使用を繰り返すうちに伸びてしまい、塗布性 能に影響がでることがあります。何らかの理由でケーブルが延びてしまった場合、調整ブロックでケーブルの張りの具合を調 整することができます。調整方法は、プラグを時計方向に1/8インチ(3.2mm)〜3/8インチ(9.5mm)ほど回します(六角シャ フトの再調整のため)。 調整ブロックは1.5ccほどの微量吐出が可能ですが、実際はそれほど少量を塗布することはありません。また、使用方法によっ ては、調整の必要がないままずっとご使用いただけます。 プリロード位置から、3.2 mm(1/8")~9.5 mm(3/8")までシリンジへの充填方法
気泡混入の防止
Ultimus IVシリーズのディスペンサーを使用するにあたり、液剤への気泡混入は塗布のばらつきや液垂れといった重大な問 題を引き起こす要因となります。最良の塗布を実現するためには、EFD製の充填機をご使用になるか、液剤充填をシリンジの 先端から行うようにして下さい。先端からの液剤充填は、まずダブルワイパーピストンをシリンジの先端まで押し込みます。そ してピストンの先端部分から充填を行い、ピストンを上に押し戻していきます。通常はこの方法で気泡の混入を防ぐことができ ますが、必要な場合は、遠心分離機もしくはバキュームチャンバー(真空槽)で脱泡して下さい。 もしご使用になる液剤が注入可能なものであれば、オレンジ色の先端キャップをシリンジに取付けてから液剤を注入するとい う方法も あります。その後ピストンを慎重に液剤に触れるまで押し込みます。 粘度が高く、レベリングしないような液剤は、へら等ですくってシリンジに入れて下さい。もし液剤が1/10ガロン(およそ 300ml)入りの容器に入っている場合は、コーキングガン等で充填できます。充填後ピストンを押し込んで、ピストン先端部分 の気泡を押し出します。 シリンジ容量一杯に液剤を充填しないようご注意下さい。通常はシリンジの2/3程度が適当です。使用期限が短い液剤等を ご使用の場合はシリンジの半分程度の充填を行って下さい。注意
Nordson EFD社では従来のシリンジ充填方法 に加え、エアを使わない新しい充填方法を紹介し ています。作業場の衛生理、時間短縮、液剤への 気泡混入といった問題の改善にお役立て下さい。 • Nordson EFD Atlas製の自動充填機#7022068シリーズは、シリンジへの注入 が不可能な液剤の充填が可能です。装置には フロー制御が内蔵されており、液こぼれや気泡 混入を防ぎます。 • 冷凍のエポキシ剤や手動のプランジャーが付 いている医療用のシリンジをご使用の場合、 液剤をEFD製のシリンジに充填し直すための 充填アダプター(製品番号2160)をご利用下 さい。 • バレルローダー(製品番号#7022445)は、ま ず液剤を12オンスのカートリッジに入れます。 その後そのカートリッジをバレルローダーに取 付け、ピストンを挿入してあるシリンジの先端 から、エア圧で液剤を充填していきます。 • 液剤が1/10ガロン(およそ300ml)のコーキン グタイプカートリッジに入っている場合は、製 品番号#7022452のバレルローダーをご使用 下さい。 サポートが必要な場合は、ノードソンEFD担当者にお問い合わせください。 最大2/3までの 充填 ピストン 高粘度液剤の充填方 法 (コーキングガン) 低/中粘度液剤の充填 方法 最大2/3まで の充填