遊びの指導(おはなし)学習指導案
指導者 教諭 藤田 博史 (T1) 教諭 伊藤 千加子 (T2) 1 日 時 平成 29 年 12 月6日(水)10:00~10:45 2 場 所 小学部3・4年教室・廊下・プレイルーム 3 学部,学年,学級 小学部第3・4学年 4 題材名 「お話遊びをしよう③」 5 年間指導計画 (1) ねらい ・指導者の読み聞かせに目を向けたり,好きな場面を身振りや簡単な言葉で表現できるようにする。 ・お話の流れにそって,指導者や友だちと一緒にごっこ遊びなど簡単なきまりのある遊びを楽しむこ とができる。 (2) 計画 6 題材設定の理由 (1)児童観 本学級は,単一障害学級で,第3学年の児童4名,第4学年の児童2名で編制されている。休憩時間 は,粘土で遊んだり,絵本を見たりして,個々で好きな遊びをすることが多く,友だちと関わって遊ぶ ことは少ない。しかし,活動の中で,指導者がグループやペアを設定すると一緒に活動することができ る。学習活動については,繰り返し取り組むことで積極的に活動したり,自ら工夫したりして活動する ことがある。 A児は,運動発達遅滞を伴う知的障害のある児童で,療育手帳はAである。発達年齢は1歳2カ月(K IDS乳幼児発達スケールTYPE:Tによる)である。左右に揺れながら一人で歩くことができるが, しゃがんだり,跳んだりする動きなどは,一人では難しい。また,指導者の言葉掛けや少しの支援で,物 を持ち続けたり,握り続けたりすることができる。「マンマ―」や「あっ」という喃語を自分から言うこ とがある。また,A児の前で指導者が,A児が日頃言う喃語を言うと,音声模倣を行うことができる。日 頃から取り組んでいることであれば,言葉掛けを聞いて一人で動くことができる。 B児は,知的障害のある児童で,療育手帳はBである。発達年齢は4歳3カ月(KIDS乳幼児発達ス ケールTYPE:Tによる)である。言葉でのやり取りができる。また,わからないことがあると,「わ からない。」,「わかりません。」と自分から言うことができる。言葉と絵などの場面を覚えて,繰り返すこ とで,暗唱して言うことはできる。また,文字を読むことに自信がないため,指導者と一緒に読むことが 多い。慣れてくると,一人で読もうとすることがある。学習することに意欲があり,周りの児童を気にし, E児と競い合うこともある。一方で,友だちと協力して活動をする経験は少ない。また,少し難しい課題 になると諦めてしまうことがあるが,指導者が手本を示すことで,気持ちを切り替えて取り組むことがで きる。 C児は,知的障害のある自閉症の児童で,療育手帳はAである。発達年齢は1歳8カ月(KIDS乳幼 児発達スケールTYPE:Tによる)である。言語での表出はなく,指導者に要求する際は,マカトンサ イン,PECS及び指さしを使ったり,指導者を引っ張ったりして表現する。また,聴覚過敏があり,大 4月 ○お話を振り返ろう 5月~7月 ○お話遊びをしよう① 8月~11 月 ○お話遊びをしよう② 11 月~3月 ○お話遊びをしよう③きい音が流れていると耳を塞ぐことがある。学習は,遊びの指導(ぞうけい)や遊びの指導(うんどう) が好きで,意欲的に活動する。取り組んだことがないことや苦手な活動だと,消極的になる。しかし,周 りの児童の姿を見て,動きを模倣して活動することが増えてきた。 D児は,知的障害のある自閉症の児童で,療育手帳は○Bである。発達年齢は2歳9カ月(KIDS乳幼 児発達スケールTYPE:Tによる)である。指導者に単語で要求することが多い。遊びの指導(おんが く)や遊びの指導(ぞうけい)などの,表現をする活動が好きで,意欲的である。また,周りの児童の姿 を見て,動きを模倣したり,道具を使ったりして活動することが増えてきた。こだわりが多く,自分の思 いのままにやりたいという気持ちが強く,それを制止したり,修正したりするように促すと,大きな声で 泣いたり,怒ったりすることがある。しかし,自分で納得すれば,受け入れることができる。 E児は,知的障害と広汎性発達障害を併せ有する児童で,療育手帳はBである。発達年齢は,4歳3カ 月(KIDS乳幼児発達スケールTYPE:Tによる)である。言葉でのやりとりができるが,自分の話 ばかりすることがある。また,相手の話を聞いていないことがあるが,指導者が相手に注意を向けさせる ことで,話を聞くことができる。初めてのこと,自分が間違いそうなこと及び失敗しそうなことには消極 的になることが多い。しかし,学習を繰り返すことで,自信を持ってできたり,お気に入りの道具を使っ て自分から取り組めたりすることがある。また,B児と競い合い,負けると,泣くことがあるが,次の時 には,意欲的に取り組み,勝ちたい気持ちを表す。 F児は,知的障害のある自閉症の児童で,療育手帳はAである。発達年齢は,2歳0カ月(KIDS乳 幼児発達スケールTYPE:Tによる)である。二語文程度の発語がある。また,歌が好きで,休憩時間 に好きな歌を口ずさむことがある。聴覚過敏があり,苦手な音や大きな音が流れていると耳を塞ぐことが ある。また,予定変更があったり,自分の思いと違ったりすると,寝転んで泣き,強く抵抗することがあ るが,活動を繰り返すことで見通しが持てたり,イラストカードなどの視覚的支援を行うことで回数が減 ったりした。遊びの指導(おんがく)や遊びの指導(うんどう)が好きで,体を動かす活動には,意欲的 である。継続して体を動かすことは苦手だが,回数や時間を決めることで,取り組もうとすることが多く なった。また,周りの児童が活動する姿を見て,動きを模倣したり,道具を使ったりして活動することが 増えてきた。 これまでの遊びの指導(おはなし)では,意図的に,おおまかに活動の流れを固定しており,最初は電 子黒板で物語を確認させ,その後,プレイルームで物語に沿った活動をしてきた。活動の中で,児童同士 の関わりや自分から体を動かして取り組むことが増えきた。 電子黒板で物語を確認させる際は,次のような児童の変化や様子が見られる。文字に興味があったり, 読んだりすることができる児童は,読むスライドの枚数を決め,電子黒板を操作しながら,指導者と一緒 に読むことが多くなった。文字を読むことが難しい児童は,電子黒板を操作して,自分のペースで進め, 物語の確認をすることができる。また,電子黒板を触る際に,触り方の強弱を意識して行うことが難しい 児童には,スイッチを使用させることで,自分で物語を進めることができるようになった。操作をしてい ない児童は,電子黒板で流れてくる曲を歌ったり,興味を持った場面のスライドを見たり,スライドを見 て物語の言葉を言ったりすることが多くなっている。 また,遊びの指導(おはなし)で使用した絵本に興味を示し,休憩時間に本棚から絵本を出して,絵本 を見る回数が多くなった。 (2)題材観 本題材は,特別支援学校小学部学習指導要領の,知的障害者である児童生徒に対する教育を行う特別 支援学校の各教科等の「生活」「国語」「音楽」から,次の内容を取り扱う。 生活 2段階(3)教師や友達と簡単なきまりのある遊びをする。 2段階(5)集団活動に参加し,簡単な係活動をする。 国語 2段階(2)見聞きしたことなどを簡単な言葉で話す。 音楽 2段階(2)友達や教師とともに簡単なリズムの特徴を感じ取って身体を動かす。 本題材では,「ブレーメンの音楽隊」の話に合わせて,物語の言葉を言ったり,体を動かしたりする中 で,友だちと一緒に活動することをねらう。 「ブレーメンの音楽隊」は,ろばが荷物を運び,いぬが洗濯物を取り,ねこがねずみを捕り,にわと りが料理をするというように,動物それぞれに得意な仕事を設定されている。そして,動物たちは,仕 事ができなくなったので家から追い出されてしまい,ブレーメンを目指す。旅をしている途中にどろぼ うと遭遇し,みんなでどろぼうを追い出す,という話の構成にしている。本題材は,物語に沿って,ろ ば,いぬ,ねこ,にわとり,どろぼうと戦う場面の五つの活動が設定されている。
物語は,「仕事の場面」「追い出される場面」「出会う場面」など,繰り返しの場面が多く設定されてい る。繰り返しの場面が多いことは,児童が物語を把握しやすく,物語にも興味を持ちやすい。そして, 繰り返しの台詞を多く設定することで,児童が台詞を覚えたり,文字を読んだりして,言葉で表現する ことなどをねらうことができる。また,動物それぞれに得意な仕事があることから,物語の動物と実際 に取り組む活動とのつながりをイメージしやすく,物語への意識を高めながら活動することに適してい る。さらに,場面ごとに活動の歌を使用させることで,活動の見通しを持たせることができ,歌を口ず さんだり,動物の役になりきったりするなど,児童が主体的に活動することが期待できる。 五つの活動の中で,ろば,いぬ,ねこ,にわとりの活動は,個々の児童に応じた活動となり,どろぼ うと戦う活動に関しては,友だちと協力して活動する場面を設定することができる。個々の活動に関し ては,実態に応じた活動を設定することで,児童が主体的に活動することが期待でき,さらに,周りの 友だちを見て自分から活動することもねらうことができる。また,一人では取り組めない活動を設定す ることで,自ら友だちと協力することを期待できる。友だちと活動する場面では,関わりが少ない児童 同士で活動したり,みんなで協力して活動することをねらうことができる。また,物語の内容に沿って, 活動の場面ごとに場所を変えることで,活動のわかりやすさをねらう。加えて,物語の内容と同様に, 旅をしている感覚も味わうことができ,児童が主体的に見通しを持って活動することが期待できる。 (3)指導観 指導に当たっては,次のことに留意する。 ○児童が自ら考え,自ら動くために(課題発見) 本時も,電子黒板で最初に物語を確認させ,その後,廊下,プレイルームで,物語に沿った活動 をさせることで,授業に見通しを持たせ,主体的に活動できるようにする。さらに,活動の場面を 意識したり,見通しを持ったりさせることができるように,それぞれの活動の前に,活動内容の場 面を絵本で確認させるようにする。また,物語がイメージできるように,活動の歌を流したり,動 物の帽子を被るように促したりして,活動中の雰囲気を盛り上げるようにする。加えて,児童の興 味を引き付けるような道具を準備するなどの環境設定を行う。また,児童が重い物を持つ時や,高 い場所の物を取る時は,見守りなどを行い,安全面に気を付けて進めるようにする。 本時では,ろば,いぬの活動を行う。ろばの活動では,カゴやバケツ,手押し車やキャスターカ ーなどから児童が使いたい物を選択させ,置いてある荷物を廊下からプレイルームに全て運ぶ活動 を設定する。荷物は,大きい物や小さい物,長い物や短い物,重い物や軽い物などを置いておくこ とで,児童が自ら考えて持ったり,協力して運んだりさせたい。いぬの活動では,洗濯物を取る活 動を設定する。洗濯物は,児童ごとに色を設定し,指定された色の洗濯物を取らせるようにするこ とで,決まりのある遊びをさせる。また,児童ごとに,洗濯物を吊るす場所,吊るし方及び洗濯物 の素材を変えることで,児童の実態に応じた遊びを展開させる。また,高い場所に干された洗濯物 を取らせる際には,児童の活動順を工夫し,道具を使って取らせる様子をモデルとして見せること で,周りの児童がその行動を模倣したり,手掛かりにしたりして取らせたい。 ○児童が目標(課題解決)を意識して行動するための形成的評価について 活動の前に,指導者が手本を提示することで,児童が目標を意識できるようにする。また,活動 中は,指導者が,児童に称賛,修正及び手掛かりなどの言葉掛けなどを行うことで,課題を解決で きるようにする。 ○児童が友だちや役割を意識して取り組むために 電子黒板で物語を確認させる際,指導者が児童の役割とペアを設定し,順番を指定する。役割は, 電子黒板を読む児童と,電子黒板を操作する児童の二つの役割に分け,一緒に取り組ませるように する。また,ろばやいぬの活動の際に,友だちと協力させたり,友だちを模倣するような環境を設 定したり,言葉掛けを行ったりすることで,友だちを意識させるように促す。 ○振り返りについて 本時は,活動中に指導者が児童に形成的評価をい,振り返りの場面では,タブレット端末を利用 し,活動中の場面(課題発見・解決場面)を提示し,「何をしていたのか。」などを聞くようにする。 その後,指導者が,頑張ったことや児童が考えて活動していたことなどの評価を伝え,次時への意 欲につなげる。
7 題材の目標 ○話の流れに沿って,簡単なやり取りを言葉や身振りなどで行い,集団での遊びに参加し,簡単な役などを することができる。 ○友だちや指導者と一緒にリズムに合わせて身体を動かしたり,指導者や友だちと一緒に,簡単なきまり のある遊びを行ったりすることができる。 8 題材の評価規準 関心・意欲・態度 思考・判断・表現 技能 知識・理解 第 一 次 ①場面ごとの活動に 参加している。 ①役割遊びの中で,道具 を選択して,運んだり, 取ったりして活動して いる。 ①役割遊びの中で,荷物 を運んだり,洗濯物を 取ったりすることが できる。 ①「ブレーメンの音楽隊」 に登場する動物がわか る。 第 二 次 ②場面ごとの活動に 自 ら 参 加 し て い る。 ②役割遊びの中で,道具 を選択して,捕まえた り,料理をしたりして いる。 ②役割遊びの中で,ねず みを捕まえたり,料理 をしたりすることが できる。 ②「ブレーメンの音楽隊」 の歌を口ずさんだり, 物語を読んだり,ジェ スチャーで表現したり している。 第 三 次 ③場面ごとの活動で 友だちと一緒に活 動している。 ③好きな楽器を選んで, 曲のリズムを意識して 鳴らしたり,友だちと 一緒に活動している。 ③好きな楽器を選んで, 曲のリズムを意識し て鳴らしたり,友だち と一緒に活動するこ とができる。 ③「ブレーメンの音楽隊」 のやりたい活動を言葉 やジェスチャーで表現 している。 9 指導と評価の計画(本時7/22 時間) 次 時数 学習内容 関 思 技 知 評価方法 1 9 ・電子黒板で物語を見る。 ・ろばの活動をする。 ・いぬの活動をする。 ① ① ① ① ・行動観察 2 9 ・電子黒板で物語を見る。 ・ねこの活動をする。 ・にわとりの活動をする。 ② ② ② ② ・行動観察 3 4 ・電子黒板で物語を見る。 ・どろぼうと戦う活動をする。 ・ろば,いぬ,ねこ,にわとりの中から一つの活 動をする。 ・音楽隊の活動をする。 ③ ③ ③ ③ ・行動観察 10 本時の目標 (1) 全体目標 ・役割遊びの中で,道具を選択して,運んだり,取ったりして活動することができる。 【思考・判断・表現】 ・役割遊びの中で,荷物を運んだり,洗濯物を取ったりすることができる。 【技能】
(2) 個々の目標 これまでの様子 目 標 A ・指定されたカゴに荷物を入れたり,プレイルームまで運ん だりする際に,床に落とすことがあるが,指導者の言葉掛 けで小さい荷物を入れたり,運んだりすることができるよ うになってきた。 ・指定された色を意識することは難しいが,指導者の言葉掛 けで,洗濯物を引っ張って取るようになった。また,低い 場所に洗濯物があっても,指導者の言葉掛けで前傾姿勢に なり,洗濯物を取ることが多くなった。 ○荷物を落とすことなく,カゴに入れ たり,プレイルームまで運んだりす ることができる。 ○指導者の言葉掛けで,洗濯物を取る ことができる。 B ・キャスターカーや手押し車の中から,好きな道具を選んで 活動している。荷物が乗らないことがわかると,友だちの 道具と勝手に変えることがある。また,荷物を移動する際 に,一人で荷物を引きずって載せたり,運んだりすること が多い。指導者の言葉掛けを手掛かりにして,重い荷物や 長い荷物を載せることはできる。 ・高い場所の洗濯物を取る際は,指導者の言葉掛けを手掛か りにして考え,洗濯物を取ることが多い。指定された色を 意識して洗濯物を取ることはできる。 ○荷物の持ち方や載せ方を工夫して, プレイルームまで運ぶことができ る。 ○道具を使って,高い場所にある指定 された色の洗濯物を取ることがで きる。 C ・キャスターカーや手押し車の中から好きな道具を選んで活 動している。また,指導者の言葉掛けが少なくても,自分 で荷物を載せることが多くなった。荷物は軽い物を選んだ り,一つだけ載せて終わったりすることが多い。 ・指定された色を意識している様子は少ないが,指導者の言 葉掛けで,指定された色の洗濯物を取るようになってきた。 高い場所にある洗濯物は,諦めることが多く,その際は, 指導者と一緒に取ることが多い。 ○道具を選択し,荷物を複数載せて, プレイルームまで運ぶことができ る。 ○色を意識し,指導者の言葉掛けを手 掛かりに,自分の洗濯物を全て取る ことができる。 D ・友だちの使っているキャスターカーや手押し車が気になっ たり,キャスターカーに乗って遊んだりすることもあるが, 好きな道具を選んで活動している。また,指導者の言葉掛 けで,軽い荷物を載せたり,指定された荷物を載せ,プレ イルームまで運んだりするようになってきた。 ・指導者の言葉掛けで,指定された色を意識して洗濯物を取 るようになってきた。高い場所にある洗濯物は,友だちが 取ったのを見て,模倣して取ろうとしたり,指導者と一緒 に取ったりしている。 ○道具を選択し,荷物を載せて,プレ イルームまで運ぶことができる。 ○指定された色を意識し,友だちの使 った道具や指導者の言葉掛けを手 掛かりに,洗濯物を取ることができ る。 E ・キャスターカーや手押し車の中から好きな道具を選んで活 動している。載せたり,運んだりする際に,自分から友だ ちと協力したり,適切な持ち方で運んだりすることは少な く,荷物が残っていても,一人で移動しようとすることが 多い。指導者の言葉掛けを手掛かりに,重い荷物や長い荷 物を載せることができる。 ・高い場所の洗濯物を取る際は,指導者に援助依頼をしたり, 跳んだりして取ろうとすることが多い。自分から道具を使 って洗濯物を取ろうとすることは少ないが,指定された色 を意識して洗濯物を取ることはできる。 ○荷物の持ち方や載せ方を考えて,プ レイルームまで運ぶことができる。 ○道具を使って,高い場所にある指定 された色の洗濯物を取ることがで きる。 F ・キャスターカーや手押し車を使って活動している。その際, 荷物や道具を選択することは少なく,指導者の指定した物 を使ったり,載せたりすることが多い。運ぶ際は,指導者 の言葉掛けでプレイルームまで運ぶようになってきた。 ・指定された色を意識していることは少なく,他の児童の洗 濯物を取ろうとすることが多いが,指導者の言葉掛けと指 さしで洗濯物を取るようになってきた。 ○道具を選択し,自分から荷物を載せ て,プレイルームまで運ぶことがで きる。 ○色を意識し,自分から,指定された 洗濯物を全て取ることができる。
11 準備物 ○電子黒板・パソコン・スイッチ・なんでもワイヤレス・Bluetooth スピーカー・タブレット端末 絵本(めくり)・動物の帽子・ベンチ椅子・キャスターカー・カゴ・バケツ・手押し車・台車・巧技台 ブロック・ブルーシート・紐・布・フェルト・洗濯ばさみ 12 学習過程 詳細は後掲する。 13 授業評価の観点 ・課題発見・課題解決の場面で,児童が思考したり判断したり,目的を意識して行動したりしていたか。 ・形成的評価を取り入れたことで,児童が目標を意識して行動したり課題解決が図れたりしたか。
14 教室配置図 (教室) (廊下) (プレイルーム) ベンチ椅子 ト イ レ 出 入 口 棚 教 室 ベ ン チ 椅 子 出 入 口 下駄箱 下駄箱 下駄箱 道 具 荷 物 廊 下 電 子 黒 板 ロ ッ カ ー 出 入 口 ロ ッ カ ー 棚 出 入 口 棚 棚 手 洗 い 場 棚 ト イ レ 棚 机 机 机 机 机 机 パソコン ピアノ 荷物置き場 洗濯物 長机 机 机 机 台車置場 A C F E B D T1 T2 介助員
12 学習過程 過程 時間 学習活動 指導上の留意点( 課題,○支援,☆評価,◎評価方法) A B C D E F 全体 導入 5分 1 あいさつを する。 2 活動の流れ の確認をす る。 ○「足,手」など,姿 勢を正すような言葉 掛けを行い,指導者 に注目させる。(T 1) ○授業カードに注目し やすいように児童の 前で提示する。(T 1) ○絵本の表紙を提示し た際に,視線を向け たら,上下左右に動 かし,見たことを確 認する。(T1) ○「足,手,背中」な ど,姿勢を正すよう な言葉掛けを行い, 指導者に注目させる (T1)。 ○はっきりとした声で 授業名を言うように 促す。(T1) ○児童の前に絵本の表 紙を提示し,題名を 読むように促す。(T 1) ○「足,手,背中」な ど,姿勢を正すよう な言葉掛けを行い, 指 導 者 に 注 目 さ せ る。(T1) ○指導者の音声模倣を して,授業名を言う ように促す。(T1) ○ 絵 本 の 表 紙 を 提 示 し,指導者の音声模 倣をして,題名を言 うように促す。(T 1) ○「足,手,背中」な ど,姿勢を正すよう な言葉掛けを行い, 指導者に注目させる (T1)。 ○はっきりとした声で 授業名を言うように 促す。(T1) ○題名を読む際に,聞 き取れない言葉で言 った場合は,再度指 導者と一緒に言うよ うにする。(T1) ○「足,手,背中」な ど,姿勢を正すよう な言葉掛けを行い, 指 導 者 に 注 目 さ せ る。(T1) ○はっきりとした声で 授業名を言うように 促す。(T1) ○ 絵 本 の 表 紙 を 提 示 し,題名を読むよう に促す。(T1) ○「足,手,背中」な ど,姿勢を正すよう な言葉掛けを行い, 指 導 者 に 注 目 さ せ る。(T1) ○授業名を間違った場 合は再度言うように 促しをする。(T1) ○題名を読む際に,聞 き取れない言葉で言 った場合は,再度指 導者と一緒に言うよ うにする。(T1) ○言葉掛けを行うこと で姿勢を整えるよう に促す。(T1) 〇授業カードを提示す ることで,どの授業 を行うのかを意識す ることができるよう にする。(T1) ○本時の学習を説明す る際に,題材の絵本 と授業の流れを示し たイラストを提示す る。(T1) 展開 35 分 3 電子黒板で 物語を確認 する ○スイッチを使うこと で,児童が自分でス ライドを進められる ようにする。(T2) ○指導者がスイッチを 押すタイミングを調 整する。(T2) ○スライドの枚数を決 めて読ませるように する。(T1) ○言葉がスムーズに出 ない場合は,指導者 が「何している場面」 などの言葉掛けをし て,言葉で表現する ように促す。(T1) ○立つ位置に気を付け て,操作するように 促す。(T1) ○スライドを見ながら 操 作 す る よ う に 促 す。(T1) ○スライドの枚数を決 めて読ませるように する。(T1) ○読むことに集中でき ない場合は,指さし 棒を使うように促し たり,指導者と一緒 に読んだりする。(T 1) ○スライドを見ながら 操 作 す る よ う に 促 す。(T1) 〇活動の前に児童のペ ア と 順 番 を 提 示 す る。(T1) ○活動している時や活 動後に,称賛,修正, 手掛かりなどの言葉 掛けをする。(T1, T2)
4 ろばの活動 をする。 【課題発見 解決学習】 ○持つように言葉掛け をしたり,持つ物を 指定したりする。(T 2) ○カゴの持ち方を支援 したり,「持つよ」な どの言葉掛けをした りする。(T2) ○指定された場所に荷 物を降ろすよう言葉 掛けをする。(T2) ☆荷物を落とすことな く,カゴに入れたり, プレイルームまで運 んだりすることがで きたか。 ◎行動観察 ○強引に荷物を載せよ う と し て い る 場 合 は,「他の方法はない かな」などの言葉掛 けをする。(T1,T 2) ○雑に荷物を降ろして いる場合は,「そっと 降ろして。」などの言 葉掛けをする。(T 1,T2) ☆荷物の持ち方や載せ 方を工夫して,プレ イルームまで運ぶこ とができたか。 ◎行動観察 ○動きが止まっている 場合は,周りを見る ように促したり,何 をするのか伝えたり する。(T1) ○荷物を一つだけ載せ て動きが止まってい る場合は,指差しを しながら「荷物がま だあるよ」などの言 葉掛けをする。(T 1) ○ 荷 物 を 降 ろ す 場 面 で,動きが止まって いる場合は,降ろす 場所を言葉掛けや指 差しで伝える。(T 1) ☆道具を選択し,荷物 を複数載せて,プレ イルームまで運ぶこ とができたか。 ◎行動観察 ○選んだ道具で遊んで いる場合は,周りを 見 る よ う に 促 し た り,何をするのか伝 たりする。(T1) ○荷物を載せていない 場合は,軽い物や小 さい物など,簡単な 物を乗せるように, 言 葉 掛 け な ど で 促 す。(T1) ○運ぶ場所や降ろす場 所を言葉掛けなどで 伝える。(T1) ☆道具を選択し,荷物 を載せて,プレイル ームまで荷物を運ぶ ことができたか。 ◎行動観察 ○強引に荷物を載せよ う と し て い る 場 合 は,「他の方法はない かな」などの言葉掛 けをする。(T1,T 2) ○雑に荷物を降ろして いる場合は,「ゆっく り降ろして」などの 言葉掛けをする。(T 1,T2) ☆荷物の持ち方や載せ 方を考えて,プレイ ルームまで運ぶこと ができたか。 ◎行動観察 ○動きが止まっている 場合は,周りを見る ように促したり,何 をするのか伝えたり する。(T1) ○荷物を載せていない 場合は,軽い物や小 さい物など,簡単な 物を乗せるように, 言葉掛けや指差しで 促す。(T1) ○荷物を降ろす場所を 言葉掛けや指差しで 伝える。(T1) ☆道具を選択し,自分 から荷物を載せて, プレイルームまで運 ぶことができたか。 ◎行動観察 ○活動前に,活動場面 の絵本を提示し,確 認をする。(T1) ○活動する動物の帽子 を児童に渡し,被れ る児童には被るよう に促す。(T1) ○手本を提示すること で,児童が目標を意 識 で き る よ う に す る。(T1) ○「他には。」などの言 葉掛けで,次に何を するのかを意識でき るようにする。(T 1,T2) ○荷物が残っている場 合は,「全部載った の」など,児童が気 付けるような言葉掛 けをする。(T1,T 2) ○荷物を降ろした後, 雑に道具を置いてい た場合,置く場所を 言葉掛けなどで伝え る。(T1) ○児童が活動している 時は,称賛,修正, 手掛かりなどの言葉 掛けをして,目標を 達成できるようにす る。(T1,T2) 【形成的評価】 ○ 荷物を 落とす こ となく,カゴに入 れたり,プレイル ー ム ま で 運 ん だ りする。 ○ 荷物の 持ち方 や 載 せ 方 を 工 夫 し て,プレイルーム まで運ぶ。 ○道具を選択し,荷 物を複数載せて, プ レ イ ル ー ム ま で運ぶ。 ○道具を選択し,荷 物を載せて,プレ イルームまで運 ぶ。 ○ 荷物の 持ち方 や 載せ方を考えて, プ レ イ ル ー ム ま で運ぶ。 ○道具を選択し,自 分から荷物を載 せて,プレイルー ムまで運ぶ。
5 いぬの活動 をする。 【課題発見 解決学習】 ○A児の色の布とカゴ に入れる場面の手本 を提示する(T1)。 ○最初は「どこにある」 など言葉掛けをし, 児童に探すように促 す。(T2) ○指定された色の洗濯 物の近くに来たら, 児童に洗濯物がある ことを伝え,取るよ うに促す。(T2) ☆指導者の言葉掛けで 洗濯物を取ることが できたか。 ◎行動観察 ○布を提示し,B児に 自分の担当の色を言 うように促し,色を 確認させる。(T1) ○高い場所にある洗濯 物が取れなくて困っ ている場合,最初は 児童に考えるように 促したり,見守った りする。(T1,T2) ○児童が諦めそうな場 合は,周りを見るよ うに促し,その後, 道具を使うように促 す。(T1,T2) ☆道具を使って,高い 場所にある指定され た色の洗濯物を取る ことができたか。 ◎行動観察 ○C児の色の布とカゴ に入れる場面の手本 を提示する。(T1) ○活動中に動きが止ま っている場合は,指 さしや言葉掛けで, 洗濯物を取るように 促す。(T1) ☆色を意識し,指導者 の言葉掛けで,自分 の洗濯物を全て取る ことができたか。 ◎行動観察 ○布を提示し,D児に 自分の担当の色を言 うように促し,色を 確認する。(T1) ○高い場所にある洗濯 物が取れなくて困っ ている場合,周りを 見 る よ う に 促 し た り,道具を使ったり す る よ う に 促 す 。 (T1) ☆指定された色を意識 し,友だちの使った 道具や指導者の言葉 掛けを手掛かりに, 洗濯物を取ることが できたか。 ◎行動観察 ○布を提示し,E児に 自分の担当の色を言 うように促し,色を 確認する。(T1) ○高い場所にある洗濯 物が取れなくて困っ ている場合,最初は 児童に考えるように 促す。(T1,T2) ○児童が諦めそうだっ た場合は,周りを見 るように促し,その 後,道具を使うよう に促す。(T1,T2) ☆道具を使って,高い 場所にある指定され た色の洗濯物を取る ことができたか。 ◎行動観察 ○F児の色の布とカゴ に入れる場面の手本 を提示する。(T1) ○洗濯物を取っていな い場合は,指さしや 言葉掛けで,洗濯物 を取るように促す。 (T1) ☆色を意識し,自分か ら指定された洗濯物 を全て取ることがで きたか。 ◎行動観察 ○活動前に,活動場面 の絵本を提示し,確 認させる。(T1) ○活動する動物の帽子 を児童に渡し,被れ る児童には被るよう に促す。(T1) ○手本を提示すること で,児童が目標を意 識 で き る よ う に す る。(T1) ○児童が活動している 時は,称賛,修正, 手掛かりなどの言葉 掛けして,目標を達 成 で き る よ う に す る。(T1,T2) 【形成的評価】 ○ 指導者 の言葉 掛 け で 洗 濯 物 を 取 る。 ○道具を使って,高 い 場 所 に あ る 指 定 さ れ た 色 の 洗 濯物を取る。 ○色を意識し,指導 者 の 言 葉 掛 け を 手掛かりに,自分 の 洗 濯 物 を 全 て 取 る こ と が で き る。 ○ 指定さ れた色 を 意識し,友だちの 使 っ た 道 具 や 指 導 者 の 言 葉 掛 け を手掛かりに,洗 濯物を取る。 ○道具を使って,高 い 場 所 に あ る 指 定 さ れ た 色 の 洗 濯物を取る。 ○色を意識し,自分 か ら 指 定 さ れ た 洗 濯 物 を 全 て 取 る。
まとめ 5分 6 振り返りを する。 7 あいさつを する。 ○タブレット端末で活 動 中 の 写 真 を 提 示 し,児童が頑張った ことを指導者が伝え るようにする。(T 1) ○「足,手」など,姿 勢を正すような言葉 掛けを行い,指導者 に注目させる。(T 1) ○授業カードを見るよ うに提示する。(T 1) ○タブレット端末で活 動 中 の 写 真 を 提 示 し,「何をしているの か。」,「どうしている のか。」などを言うよ うに促す。(T1) ○「足,手,背中」な ど,姿勢を正すよう な言葉掛けを行い, 指 導 者 に 注 目 さ せ る。(T1) ○はっきりとした声で 授業名を言うように 促す。(T1) ○タブレット端末で活 動 中 の 写 真 を 提 示 し,児童が頑張った ことを指導者が伝え るようにする。(T 1) ○「足,手,背中」な ど,姿勢を正すよう な言葉掛けを行い, 指 導 者 に 注 目 さ せ る。(T1) ○指導者の音声模倣を して,授業名を言う ように促す。(T1) ○タブレット端末で活 動 中 の 写 真 を 提 示 し,児童が頑張った ことを指導者が伝え るようにする。(T 1) ○「足,手,背中」な ど,姿勢を正すよう な言葉掛けを行い, 指 導 者 に 注 目 さ せ る。(T1) ○はっきりとした声で 授業名を言うように 促す。(T1) ○タブレット端末で活 動 中 の 写 真 を 提 示 し,「何をしているの か。」,「どうしている のか。」などを言うよ うに促す。(T1) ○「足,手,背中」な ど,姿勢を正すよう な言葉掛けを行い, 指 導 者 に 注 目 さ せ る。(T1) ○はっきりとした声で 授業名を言うように 促す。(T1) ○タブレット端末で活 動 中 の 写 真 を 提 示 し,児童が頑張った ことを指導者が伝え るようにする。(T 1) ○「足,手,背中」な ど,姿勢を正すよう な言葉掛けを行い, 指 導 者 に 注 目 さ せ る。(T1) ○授業名を間違った場 合は再度言うように 促しをする。(T1) ○児童の頑張りを称賛 することに加えて, 次の時間で「もっと ○○したらいいよ」 と い う こ と を 伝 え る。(T1) ○言葉掛けを行い,姿 勢を整えるように促 す。(T1) 〇授業カードを提示す ることで,授業の終 わりを意識すること ができるようにす る。(T1)