銚子市養護老人ホーム長崎園
指定管理者業務仕様書
平成27年10月
銚子市
目
次
1 基本事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
(1)指定期間
(2)定員
(3) 管理経費(指定管理料)予定額
2 施設の運営に関すること・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
(1)業務範囲
(2) 関係法令の遵守
(3)管理運営の基本的な考え方
(4)職員配置等
(5) 運営努力
(6)トラブルへの対応
(7)危機管理対応
(8)個人情報の保護
(9)その他
3 施設の管理に関すること・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
(1)施設維持管理業務
(2)施設設備の修繕業務
(3)物品管理業務
(4)その他
4 その他・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
(1) 事業計画書及び収支予算書の提出
(2)事業報告書の提出
(3)市への各種報告書を含め、必要な統計基礎資料の作成
(4)施設整備の大規模な修繕及び改修についての提案
(5)業務の再委託の禁止
(6)指定管理に対する監督・監査
(7)指定期間終了に当たっての引継業務
(8)リスク分担
(9) 協議
別紙2 リスク分担表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
1 別紙1
銚子市養護老人ホーム長崎園の管理運営業務仕様書
銚子市養護老人ホーム長崎園(以下「長崎園」という。)の指定管理者が行う業務の内容 及びその範囲等は募集要項、関係法令等によるほかこの仕様書によるものとする。 1 基本事項 (1) 指定期間 平成28年4月1日から平成31年3月31日までの3年間 (2) 定員 養護老人ホーム 70人 ただし入所者の状況により定員を60人に変更する場合がある。 (3) 管理経費(指定管理料)予定額 指定管理料は、「老人福祉法第 11 条の規定による措置事務の実施に係る指針につ いて」(平成 18 年 1 月 24 日老発第 0124001 号厚生労働省老健局長通知)の「老人 保護措置費支弁基準」により算定した額を支払うものとする。なお、各種加算につ いては各年4月1日現在において基準を満たす加算について算定する。 2 施設の運営に関すること (1)業務範囲 銚子市養護老人ホームの設置及び管理に関する条例第5条に規定する業務 (2)関係法令の遵守 指定管理者は、老人福祉法等の関係法令及び条例、規則等を遵守し、適正に施設 を運営すること。 (3)管理運営の基本的な考え方 ① 施設設置の趣旨に則した管理運営を行うため最大の努力を行うこと。 ② 市民の福祉の増進を支援する公共施設としての運営を行うこと。 ③ 入所者の意見や要望を反映させるなど、入所者本位の運営を行い、親切丁寧な 対応を心がけ、常にサービスの向上に努めること。 ④ 個人情報の保護を徹底すること。 ⑤ 災害時、緊急時に備えた危機管理を徹底すること。 (4)職員配置等 管理運営業務を実施するため、必要な有資格者及び経験者等、適正な職員を配置 すること。 ① 職員の勤務体制は、施設の管理運営に支障がないように配慮するとともに、入 所者の要望に応えられるものとする。 ② 職員の資質を高めるため、研修を実施するとともに施設の管理運営に必要な知 識と技術の習得に努めるものとする。 ≪主な基準≫ 「養護老人ホームの設備及び運営に関する基準」(昭和41年厚生省令第19号)2 (5)運営努力 施設運営について、経費の節減等に努め、効率的運営を図ることは当然として、 経費節減のためにサービスの低下を招くことの無いよう努力するものとする。 (6)トラブルへの対応 要望や苦情、トラブル等は、迅速、適切に処理し、重要なものは速やかに市へ報 告すること。またトラブルの防止に努めること。 (7)危機管理対応 ① 自然災害、人為災害、事故及び自らが原因者・発生源になった場合等のあらゆ る緊急事態、非常事態、不測の事態には、遅滞なく適切な措置を講じたうえ、市 をはじめ関係機関に通報するものとする。 ア 火災、事故等の緊急時における入所者に対する避難誘導及び関係機関への通 報を行うものとする。 イ 停電時等における施設の復旧を遅滞なく行うものとする。 ウ その他入所者に対する対応に万全を期するものとする。 ② 予防対策 ア 危機管理態勢を築くとともに、対応マニュアルを作成し、災害時の対応につ いて随時訓練を行うものとする。 イ 消防署から指摘があった場合は、直ちに改善するものとする。 (8)個人情報の保護 ① 業務上知り得た個人情報については、銚子市個人情報保護条例により適正な取 扱いをしなければならない。 ② 市民が利用される公共施設の管理であることを認識し、その管理運営について の透明性を高めるよう努めるものとする。 (9)その他 関係例規、法令等に改正があった場合は、改正された内容に基づき運営すること。 3 施設の管理に関すること (1)施設維持管理業務 指定管理者は、施設の良好な維持に努め、入所者が快適に施設を利用できるよう な良好な環境を提供するとともに、施設を適切に管理運営するために、日常的に点 検を行い、施設を維持管理すること。 (2)施設設備の修繕業務 施設における軽微な修繕(1件50万円未満)については指定管理者が行うもの とし、大規模修繕(1件50万円以上)については、銚子市が行うものとする。 (3)物品管理業務 指定管理者は、施設の運営に支障をきたさないよう物品等を適宜整備し、台帳 を作成してその管理を行うとともに、不具合の生じた物品については、随時に修繕、 更新を行い、定期的に市に報告すること。 (4)その他
3 その他、施設の維持管理に必要な業務を実施すること。 4 その他 (1)事業計画書及び収支予算書の提出 指定管理者は、次年度の事業計画書、収支予算書等を毎年度事業開始前に作成し、 市に提出すること。 (2)事業報告書の提出 指定管理者は、毎年度終了後5月31日までに、利用状況、管理運営状況、管理 運営に要した経費等の収支状況などを記載した事業報告書を市に提出するほか、管 理運営の状況について、市が指定した方法により定期的に報告しなければならない。 (3)市への各種報告書類を含め、必要な統計基礎資料の作成 (4)施設設備の大規模な修繕及び改修についての提案 (5)業務の再委託の禁止 指定管理者は、清掃や設備の保守点検等のような個別の具体的業務を市と協議の うえ第三者に委託することは差し支えないが、施設の管理運営業務のすべてを第三 者に委託することはできない。 (6)指定管理に対する監督・監査 ① 市は、指定管理者が管理する施設の適正な運営を期するため、指定管理者に対 して、当該業務内容または経理の状況に関し報告を求め、実地について調査し、 必要な指示をすることができる。 ② 市は、指定管理者が上記の指示に従わないとき、またはその他当該指定管理者 による管理を継続することが適当でないと認めるときは、地方自治法第244条 の2第11項の規定により、その指定を取り消し、または期間を定めて管理の業 務の全部または一部の停止を命ずることができる。 ③ 市または監査委員が必要と認めるときは、指定管理者が行う管理運営業務に係 る出納関連の事務について監査を行うことができる。 (7)指定期間終了に当たっての引継業務 指定管理者は、指定期間終了時に、次期指定管理者が円滑にかつ支障なく長崎園 の業務を遂行できるよう引き継ぎを行う。 (8)リスク分担 指定期間内における主なリスクについては、別紙2の負担区分を前提とし、これ 以外のリスクに関する対応については、別途協議で定めるものとする。 (9)協議 この仕様書に規定するもののほか、指定管理の業務の内容及び処理について疑義 が生じた場合は、市と協議して決定するものとする。
4 別紙2 リスク分担表 リスク種類 内 容 負担者 銚子市 指定管理者 法令などの変更 施設の管理運営業務に影響を及ぼす法令等の変更 ○ 不可抗力 自然災害(地震・台風等)等による業務の変更、休 止等による負担 *1 協議事項 維持管理経費 維持管理費の増大(物価の変動・金利変動・法定経 費の変動・資金調達等) ○ 市の指示による維持管理経費の増大 ○ 建物の修繕(50万円未満の事案) ○ 建物の修繕(50万円以上の事案) ○ 設備・備品の修繕(50万円未満の事案) ○ 設備・備品の修繕(50万円以上の事案) ○ 施設の経年劣化による大規模改修 ○ 管理上の瑕疵による 損害・事故等 指定管理者の管理上の瑕疵による損害、事故等 ○ 債務不履行 指定管理者による業務または協定内容の不履行 ○ 施設設置者(銚子市)の協定内容の不履行 ○ 管理・運営計画リス ク 管理・運営の実施計画の不備等に関するリスク ○ 事業終了時の費用 指定期間終了または指定取消しによる指定管理者の 撤収費用及び引継ぎに要する費用 ○ *1 自然災害により、施設が使用不可となるような被害を受けた場合は、市は施設の休止 を指示し、指定管理者と協議のうえ市が入所者の居住先を確保するものとする。