東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部
(第 12 回)議事録
日時:平成 30 年5月 29 日(火) 8:15-8:25 場所:官邸4階大会議室 出席者:安倍内閣総理大臣、麻生副総理・財務大臣・内閣府特命担当大臣、菅内閣官房長官、 野田総務大臣・内閣府特命担当大臣、上川法務大臣、堀井外務大臣政務官(河野外務 大臣代理出席)、林文部科学大臣、加藤厚生労働大臣・内閣府特命担当大臣、齋藤農林 水産大臣、世耕経済産業大臣・内閣府特命担当大臣、石井国土交通大臣、中川環境大 臣・内閣府特命担当大臣、小野寺防衛大臣、吉野復興大臣、小此木国家公安委員会委 員長・内閣府特命担当大臣、福井内閣府特命担当大臣、山下内閣府大臣政務官(松山 内閣府特命担当大臣代理出席)、茂木内閣府特命担当大臣、梶山内閣府特命担当大臣、 鈴木東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当大臣、西村内閣官 房副長官、野上内閣官房副長官、杉田内閣官房副長官 【鈴木大臣】 ただ今から、「東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部」の 第12回会合を開催いたします。本日は御多忙の中御参集いただき、誠にありがとうござい ます。 私の方で進行を務めさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 《2020年東京大オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会の準備及び運営の推 進に関する政府の取組の状況に関する報告案について》 議事に入ります。議題1について、資料1-1を御覧ください。 オリパラ特措法に基づき、大会の準備及び運営の推進に関する政府の取組状況につい て、毎年国会に報告することとされており、今回が2回目の報告となります。 この報告案では、平成27年閣議決定の「オリパラ基本方針」に沿って、平成29年度を中 心に政府の取組状況を整理しております。 まず、第1章、第2章は、総論として、「復興オリンピック・パラリンピック」の具体 化、大会の役割分担・経費分担について、東京都、組織委員会、国、関係自治体の4者で 基本的な方向に合意したことなどについて記載しております。第3章は、大会の円滑な準備及び運営に向けて、安全安心の確保のための「セキュリテ ィ基本戦略」に基づく取組や、サイバーセキュリティ対策における体制強化、円滑な大会 輸送を実現するための政府、経済界等による「交通輸送円滑化推進会議」の設置、メダル 獲得に向けた育成強化や、アンチ・ドーピング対策、新国立競技場の着実な整備、パラリ ンピック未参加国への支援や、オリパラ一体とした記念ナンバープレートの交付開始な どについて記載しております。 第4章は、大会を通じた新しい日本の創造に向けて、「復興『ありがとう』ホストタウ ン」の創設、日本文化の魅力発信のための「beyond2020(ビヨンド・ニーゼロ・ニーゼロ)プログ ラム」の推進や、国産食材の提供に向けた取組、共生社会の実現に向けた「ユニバーサル デザイン2020行動計画」に基づく取組の着実な実施などについて記載しております。 これまでの取組に係る閣僚の皆様の御尽力に感謝申し上げます。 《「2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会におけるホストタウン関係府省庁連 絡会議の開催について」の一部改正について》 次に議題2に移ります。資料2を御覧ください。議題2は、「ホストタウン関係府省庁 連絡会議」について、警察庁を代表する構成員の変更を内容とするものです。 続いて、決定事項の確認を行いたいと思います。 お諮りさせていただいている議題1、議題2について、御異議ございませんでしょう か。 御異議なしということで、本案を決定させていただきます。 《大会に向けた主要課題のスケジュールと主な政府の対応について》 次に議題3に移らせていただきます。ここからは報告事項です。資料3を御覧くださ い。 平昌(ピョンチャン)冬季大会が閉幕し、東京大会の開会式まで、あと787日となり ました。 大会に向けて、政府として、特に重点的に取り組んでいくべき主要課題について、今後 の対応の方向を整理しておりますので、そのポイントを御説明いたします。 まず、一般交通への影響を抑えつつ、円滑な大会輸送を実現するためには、概ね15%の 交通量を削減することが必要と試算されております。これを達成するためには、経済界等 に御理解いただくとともに、テレワークの推進等による働き方改革の実現などが必要で す。このため、関係府省庁が一体となって、経済界や国民の皆様に対し、大会時の交通需 要抑制に向けた協力を呼びかけていくことが必要になります。
次に、セキュリティの万全と安全安心の確保に向けては、あらゆる事態への想定と、大 会の盛り上げとのバランスに配慮した対応が必要となります。今後、組織委員会、東京都 とも緊密に連携し、ラグビーワールドカップや各種イベントも活用して対策の見直しを 行いながら、準備を進める必要があります。 暑さ対策については、特に、日本の夏の暑さに不慣れな訪日外国人に対する的確な情報 提供と、緊急時の対応の検討が必要になります。このため、大会本番を見据え、幅広い情 報発信や、万が一のための救護体制の整備等を進める必要があります。 この他、2ページ目に記載している「日本の文化の魅力発信」、「ホストタウン等によ るオールジャパンでの機運醸成」、「共生社会の実現」については、大会後のレガシー創 出に向けた課題であり、着実に取組を進めていく必要があります。 関係閣僚の皆様におかれては、大会成功に向けて、今後も一層の取組の推進をお願い申 し上げます。 《ラグビーワールドカップ2019の準備状況について》 次に、資料4を御覧ください。ラグビーワールドカップ2019の準備状況について、林 文部科学大臣より、御説明をお願いいたします。 【林大臣】 資料4でございます。 チケットの先行抽選販売が始まりまして、今のところ売れ行きも好調ということでござ います。また、世界中から日本を訪れる方々をお迎えして、大会の顔ともなるボランティ アの募集も始まっております。 また、公認チームキャンプ地も決定いたしまして、各国の選手や関係者を迎え入れる体 制が本格的に整備されていくとともに、各地域において国際的な交流が図られるものと 期待をしております。 開幕まで500日を切りまして、ラグビーワールドカップ2019成功に向けて、国として支 援をするため、閣僚の皆様におかれましては、2020年東京大会との一体的な準備に配意し つつ、積極的な取組をお願いいたします。 【鈴木大臣】 ありがとうございました。 それでは、これまでの説明に対して、御発言をお願いいたします。この後に閣議もあり、
時間も限られておりますので、発言は事前登録のあった方から、簡素にお願いいたしま す。最初に、①林文部科学大臣、よろしくお願いいたします。 ①林文部科学大臣 平昌大会では、日本選手団の感動的なパフォーマンスで、日本中が大いに盛り上がりま した。文部科学省といたしましては、東京大会の成功に向け、メダル獲得に向けた競技力 向上などの取組を引き続き強力に進めてまいります。 ②世耕経済産業大臣 経済産業省として、大会を契機とし、大会後も日本の成長につながる11のプロジェクト を進めています。自動走行やFCVの普及を目指すモビリティ社会や、脱炭素化の切り札と なる水素社会の発信ができるよう企業の取組を後押ししてまいります。 ③石井国土交通大臣 円滑な輸送の確保は大会成功のための重要な課題であり、関係機関等と連携して取り組 んでまいります。 また、今国会でのバリアフリー法の改正等をふまえ、大会を契機として全国各地におけ る高い水準のバリアフリー化を推進してまいります。 ④中川環境大臣 大会の重要課題である暑さ対策について、環境省ではこれまでの知見をガイドライン等 にまとめ提供しております。 関係各所が一体となり、国内外の選手、観客、大会関係者等の暑さ対策を積極的に進め ていければと思います。 ⑤吉野復興大臣 「復興オリンピック・パラリンピック」の実現や、釜石市でのラグビーワールドカップ の開催に向けて、被災地と連携した取組を進めてまいります。 ⑥小此木国家公安委員会委員長 警察といたしましては、厳しい国際テロ情勢やサイバー空間の脅威等を踏まえ、情報集 約・分析等を行うとともに、大会の円滑な運営と安全確保に向けた諸対策を推進してまい ります。 【鈴木大臣】 ありがとうございました。時間の関係上、発言はここまでとさせていただきます。 それでは、ここでプレスが入室いたします。
[プレス入室] 【鈴木大臣】 安倍内閣総理大臣から御挨拶を頂きたいと存じます。 【安倍内閣総理大臣】 平昌(ピョンチャン)冬季大会が終わり、いよいよ次は、東京大会です。 政府としては、世界一の大会の実現、そしてレガシーの創造のため、これまでも、東京 都、組織委員会、関係自治体と一体となって準備を進めてきました。 今般、このような政府の取組について、2回目の国会報告として、取りまとめました。 東京大会は、多くの国・地域から参加者を迎え、皆さんが意義と経験を共有できる、歴 史に残る大会にするとともに、成熟社会における先導的な取組を世界に示す契機としな ければなりません。円滑な輸送の実現、セキュリティの万全と、安心安全の確保、暑さ対 策は、急務の課題です。 また、復興オリンピック・パラリンピックの実現、ホストタウン等による取組、日本の 文化や食の魅力の発信、ユニバーサルデザインの推進なども、政府として取り組むべき重 要な課題です。 来年には、ラグビーワールドカップの開催も控えています。既に世界の目は、日本に向 いています。目前に迫った東京大会。その成功のため、政府として、各施策の進捗管理を 徹底しながら、取組を更に加速させていきたいと思います。閣僚の皆様におかれては、更 なる御尽力をお願いします。 【鈴木大臣】 ありがとうございました。 [プレス退室] 【鈴木大臣】 本日の会合はこれで閉会とさせていただきます。 本日の議事内容につきましては、配布資料を含め内閣官房から公表することを予定して おりますので、御了承いただきたいと思います。 本日はありがとうございました。