発 行 所 一 般 社団法人日本飛行連盟 〒105-0004東京都港区新橋1-18-1航空会館 TEL FAX 0 3−6 2 6 8−8 7 5 50 3−3 5 0 2−0 6 8 0 e-mail/[email protected] HP/www5.ocn.ne.jp/~jfa 定価 500円(税込) 日飛連会員の場合はエアロンカ購読料は会費に含まれています
TABLE OF CONTENTS
「赤十字飛行隊」 ……… 2∼3 「特定操縦技能審査と審査に向けた直前講習ご案内」 ……… 4 「零戦に想う」 レーシング・フォト・クラブ 永井 幸雄 ……… 5 「第 回 全日本曲技飛行競技会 開催案内(予定)」……… 6 「近見視力」 奥貫 博……… 7 「JFAサロン」……… 8 三保場外 R/W33側の外から見る富士山 この辺は釣りのスポットとしても人気赤 十 字 飛 行 隊
平成25年度赤十字飛行隊出動実績 平成25年 月∼26年 月末日現在 日本赤十字社要請 NO. 月日 支隊 日本赤十字社出動要請 実施内容 JA 機種 機数 飛行時間 人員 5 19 群馬 山岳登山マラソンに伴う競技者 の安全確保 9421 AS350 6+00 5 19 〃 平成25年度富岡市総合防災訓練 〃 〃 6+00 5 12 長崎 平成25年度諫早市総合防災訓練 日赤長崎県支部バイ クレスキュー、無線 奉仕団連携 集計中 5 19 〃 平成25年度長崎県総合防災訓練 天候不良中止 5 22 〃 平成25年度長崎市総合防災訓練 〃 5 15 熊本 平成25年度熊本市総合防災訓練 物資輸送、物資投下 4040 C172 0+50 5 26 佐賀 平成25年度佐賀県総合防災訓練 4001 C172 1+00 7951 Shcweizer269C 1+00 2 6 2 小倉 平成25年度福岡県総合防災訓練 天候不良中止 7 15 熊本 赤十字サマーキャンペーン 展示飛行・物量傘投 下 40403630 3629 C172 FA200 R44 1+15 10 10 8 25 福井 平成25年度福井県総合防災訓練 物資投下 3931 C172 0+31 11 9 1 栃木 平成25年度栃木県・足利市総合 防災訓練 医薬品空輸投下 3947 FA200-180 3+00 3680 〃 3+00 12 9 7 群馬 平成25年度群馬県総合防災訓練 非常通信、上空調査 集計中 13 9 12 〃 平成25年度赤十字飛行隊連携訓 練 D ステーション(NEXUS 株 式会社連携) 通信、場外ヘリ離着 陸 集計中 14 10 17 〃 平成25年度赤十字飛行隊連携訓 練 群馬サファリパーク、那須 どうぶつ王国 場外ヘリ離着陸、物 資引き渡し 9421 AS350 3+30 (公益社団法人日本動物園水族 館協会連携) 729A R44 15 11 10 〃 平成25年度渋川市防災訓練 通信、画像転送、物 資輸送 9421 AS350 0+40 729A R44 0+40 小計 15回 15 27+26 30昨年は天候不良の日が多く、予定されていたフライトの中止や血液輸送のフライトも無かっ たため、例年になく飛行時間は少な目となりました。それでも各支隊では隊員が前日からリハ ーサルを行う、早朝からスタンバイするなど、それぞれの役目を果たそうと多くの時間を割い てくださいました。春を迎えこれから様々な訓練が始動することでしょう。 地道な活動ですが、こうした訓練は繰り返し常日頃行っておくことが大事です。普段の生活 では、非常時を想定して行動している・・なんていう方は少ないはずです。そのため被災時を 想定した訓練こそが活きたシミュレーションとなります。飛行隊ではより確実・安全に、また 被災程度に合わせられる救助活動を高めていけるように各支隊で努力してまいります。 日赤本社経由以外の公共、隊長承認よるもの 実施内容 JA 機種 機数 飛行時間 人員 1 4 29 愛媛 二宮忠八翁飛行記念大会 上空通過 JA3828, 3601, 3910 間機 合 計 時 3+30 2 8 10 小倉 7 28山口・島根豪雨被災調査 被害調査 4178 C172 1+30 3 8 15 〃 〃 〃 〃 〃 1+25 4 8 10 群馬 第 回群馬支隊、岡山支隊連携 訓練/人員、物資輸送 関東から西日本まで固定翼と回転翼を組 み合わせたピストン 輸送の確認 729A R44 0+45 ヘリ/赤城 HP ∼竜 ヶ崎 固定翼 / 竜ヶ 崎∼東京、静岡、浜 松、奈良、大阪、神 戸、小豆島、岡山 4110 BE-A36 2+30 5 8 18 〃 新型デジタル無線機による画像 伝送テスト 729A R44 1+00 6 10 25 愛媛 愛媛県特攻戦没者慰霊追悼式典 天候不良中止 7 11 10 群馬 NPO 法人 /J-DINS 日本災害情 報サポートネットワーク連携訓 練 画像送信・広域連携 首都直下型地震によ る大規模停電字の無 線通信、画像伝送、 情報収集訓練 9421 AS350 729A R44 8 11.10 調布、 大利根 平成25年度陸上自衛隊立川駐屯地防災航空祭 天候不良中止 9 11 17 大阪 救援物資空輸訓練 静岡 HP ∼三重県伊 賀、下神戸、八尾空 港 物資輸送 710C R44 2+00 小計 回 10 12+40 20 合計 24回 25 40+06 50
直 前 講 習 会:予定 : 平成26年 月16日(日)13:30∼ 時間程度 場 所:茨城県・大利根飛行場(クラブハウス、格納庫、他) 講習会参加費用:日本飛行連盟会員¥3 000 一般¥6 000 審 査 日:直前講習の受講後、あらためて随時相談 実 技 審 査:日本飛行連盟会員¥5 000 一般¥10 000 飛行料金 別途: 時間 @33 000 セスナ (自家用機での受験にも対応、お問い合わせ下さい) 出席希望者は飛行場担当者へ直接メール→ mailto:shumpei@siren ocn ne jp または日本飛行連盟へお問い合わせ下さい。☎03−6268−8755 fax03−3502−0680 平成24年 月 日施行「特定操縦技能審査」 いよいよ本年 月 日より、この審査に合格していないと「機長」としての飛行が出来な くなります。特定操縦技能審査はもうどこかで受けられましたか? 当社団では、まず「直 前講習会」にご出席頂き、その後フライトによる技能審査の予約をし、受けて頂くというス タイルを取り、大利根飛行場にて JMGC を委託先として実施しています。 直前講習とは? 約 時間掛けて受験の下地を作る作業です。 知識・技能の維持や向上、これを期に書物を開く、誰かに自分のフライトを見てもらうこ とで、ご自身の技量を再確認していただくことなどを最も大事な事と捉えています。 当社団では「講習と審査」のセットメニューで行っており、すでに多くの方が受講されて います。 他 ではやっていないの?……という方は調布アイベックスアビエイション㈱、沖縄アイラス 航空㈱、鹿児島新日本航空㈱、熊本、仙台、和歌山、静岡、その他関東地区にも当社団経 由でご紹介できる審査員がいます。この場合はその会社や審査員のオリジナルの内容とな ります。ご希望の場合はご相談に応じます。
特定操縦技能審査と審査に向けた直前講習ご案内
―― ―― ―― ―― ―― ―― ―― ―― ―― ―― ―― ―― ―― ――「零戦」に想う
レーシング・フォト・クラブ 永 井 幸 雄 零戦をテーマとした「風立ちぬ」と「永遠 の (ゼロ)」が、昨年の夏と暮れにそれぞ れ公開された。それ以降、飛行機好きにはも ちろん、そうでもない人々にも零戦がひそか なブームとなっているようだ。 また企画されていたことだろうが、時を同 じく所沢航空博物館では世界で唯一のオリジ ナル栄エンジン装備の復元機(何度か日本の 空を舞ったことがある)が展示され、そのエ ンジンを始動させるというイベントには、毎 回抽選により入場制限をかけたという異常と も思える人気ぶりだった。 両作品ともに見てもいないので内容の紹介 はできないけれど、聞くところによると前者 のアニメーション映画は、零戦設計者・堀越 二郎博士をモチーフとした創作ストーリー。 後者は特攻隊員を描いた小説が原作の実写映 画(記録フィルムではない)で、「感動で涙 が止まらなかった。」と多くの観客の声があ ったという。 今年頂いた年賀状の内の何枚かに、上記所 沢のイベントに出かけて撮られた写真や、チ ノ航空博物館での「零戦」もあり、まあ、み なさんお好きですネという思いでもありまし た。またニュース報道でも「零戦ブーム」だ ということで、模型やおもちゃ、映像やゲー ム、零戦の資料、戦記など出版物にも人気が 集まっているという。 では「零戦」とは、どんな飛行機だったの だろうか…、なんてことの原稿を以前は趣味 の雑誌などに書いていたこともあるけれど、 恥ずかしながら今やジジイになっているけれ ど、「戦争を知らない子供たち」としての戦 後生まれには、零戦を語る資格はないと思っ ている。 太平洋戦争は、昭和20年(1945年) 月14 日にわが国はポツダム宣言を受託して、終戦 となった。その翌々日の16日、全軍に戦闘中 止命令を発令し、そして 月 日には降伏文 書に調印して敗戦となった。 私は昭和21年生まれだから、間違いなく終 戦、敗戦後にこの世に生を受けた。だが拡大 解釈をすれば、昭和26年(1951年) 月 日、 吉田茂首相がサンフランシスコ講和条約調印 して、ここで初めて事実上の終戦となったの だから、「まだ戦争が終わっていないときの 子供たち…」なのかも知れないが、事実とし ては、戦争を知らないジジイたちになってい る。そんな奴が零戦を語る。飛行機としてな らばある程度は語ることはできようが、戦闘 機としての零戦を語るなんてことはできな い。だから零式艦上戦闘機ではなく、零式艦 上戦闘をしない飛行機として、「零戦」を語 ってみよう。 飛行機設計者としては自由な発想で最高性 能の機体を創り出すのは、実現させたい夢だ ろうが、「戦争の道具」という枠に嵌められ た上の要求性能が指示され、これらを満足さ せなければ、設計は認められることはない。 この最初の扉を開けることで、初めて試作機 が作られる。 さらに試作機はいざ知らず、正式採用とな って量産される場合、全ての機体が飛行機工 場で熟練工の手により製作される…というの が理想であろうが、戦争中の記録映像に残さ れているように、学生を始めに一般市民が動 員されて飛行機を作るということが行われて いたから、作りやすい構造やいわば下請に発 注して製作するかのように、機体の部分部分 を別の場所で作り、それらを“荷車”や“馬 車・牛車”に乗せて移動し、全体組み立てを 行う等、作業工程も設計しなければならなか ったのは当然だったのではないのだろうか。 この作業工程などを考えた人は、設計者と は別の人であったのではないかと推測してし まう。 【写真】北海道、豊頃飛行場でノース・アメリカ ン P-51D マスタングと飛ぶ「零戦」第 回 全日本曲技飛行競技会 開催案内(予定)
第 回全日本曲技飛行競技会を開催します。競技の範囲は初級のプライマリーから、国際級 のアドバンストのカテゴリーまでとして、曲技飛行競技の安全で厳正な実行とその普及発展を 目指します。また、競技会の翌日の 日(日)には、世界選手権出場選手のエアショー等の曲 技飛行のイベントが別途予定されています。 .開催日時:平成26年10月 日(水)∼ 日(土)(予定…天候により変更の場合があります) 10月 日(水)受付、ブリーフィング、競技準備、競技会/終了後 JAC *総会・説明会 日(木)∼ 日(金)競技会(* JAC:Japan Aerobatic Club:日本曲技飛行協会) 日(土)競技会、表彰式 (翌日の 日(日)は、別途エアショー等の曲技飛行イベントの予定) .開催場所:福島県 ふくしまスカイパーク .競 技: (ノウンの課目は競技会の HP を 参照下さい) プライマリー(ノウン× ) スポーツマン(ノウン× /フリー× ) インターミディエイト(ノウン/フリー/アンノウン) アドバンスト(ノウン/フリー/アンノウン) ノウン(Known):競技会を開催する年の初めに主催者が公表する規定競技課目。 フリー(Free):競技者が作成する競技課目。スポーツマンではノウンの実施でも良い。 アンノウン(Unknown):主催者が競技実施の前日に公表する、事前練習禁止の競技課目。 .参加機体:曲技飛行の実施が承認された飛行機 .安全対策:全てに優先して関係者全員に周知徹底 .主催等:主催:JAC(日本曲技飛行協会)大会名誉会長:福島市長(予定) 共催、公認、後援、協賛等:(未定…日本飛行連盟も開催を後援の予定です。) .連絡先等:公認事務局 株式会社パスファインダー 福島市北沢又日行壇 −48 TEL:024−558−8318 競技会 HP:http://acroclub com/jnac/ .その他 ⑴ ジャッジスクールへの参加希望者、競技会スタッフの希望者等、競技会を手伝っていた だける方を随時募集しています。興味があります方は事務局までご連絡をお願いします。 ⑵ この競技会とは別に、 月31日、 月 日の二日間、ふくしまスカイパークで、競技 会と同様な方法での、ジャッジの技量習得と競技者の技量確認のための曲技飛行ミーテ ィングを計画しています。近 見 視 力
奥 貫 博 航空身体検査証明書に、条件事項として 「近見視力矯正眼鏡携帯及び同予備眼鏡携帯」 と記載されるようになってしまいました。 いわゆる遠視といわれるもので「飛行には 老眼鏡の携行が必要」と言うことです。 近頃は何をするにもパソコンの画面を見る ようになり、眼への負担が大きいようです。 そうでなくても、60歳代後半ともなれば、老 眼鏡の利用は仕方のないことなのでしょう。 実際の飛行において、計器盤等は中距離視 力の領域ですので、眼鏡をかけなくても特に 不都合は無いのですが、問題は航法です。 機内で、地図の小さな文字を読み取るのは 容易なことではありません。とはいえ、その 都度老眼鏡を取り出してかけるようなことを すれば、遠見視力が失われて機外の見張り等 に影響が出ますから、近見視力の矯正眼鏡を 必要とする場合は、「矯正眼鏡を使用した状 態で遠見視力基準に適合するものでなければ ならない」、とされています。即ち遠近両用 眼鏡でなければならないということです。 飛ぶためには航空身体検査証明書の条件事 項に従わなければなりませんので、遠近両用 の矯正眼鏡を 個持参して飛ぶのですが、飛 行中はサングラスを利用していることが多い ので、矯正眼鏡の使用は不自由なものです。 それで、航法の際は必要な情報を全て航法 計画の用紙に大きな字で書いておき、それだ けを見ていれば済むようにしているのです が、それでも地図等の細かい字を見なければ ならないことがあります。そのような場面は、 飛行が計画通りに行かず、変更が必要な場面 ですから、ワークロードが増加しています。 また、視程不良で地平線が把握できないよ うな状況では、機体の姿勢維持にも注意が必 要です。地図と現在位置の照合確認等、必要 なことは全て実施しながらも、飛行機はしっ かりと飛ばさなければなりません。 そのような時に便利なのが、手軽な携行用 拡大鏡の利用です。長いネックストラップに ぶら下げて利用すれば、サングラスをかけた まま、地図の飛行場情報等、細かい文字を確 実に読み取ることが出来ます。 この時代ですから、区分航空図等の情報は 電子化により、タブレット等で利用出来るよ うにしてあれば、必要な時に任意に拡大して 見ることが出来て、このような苦労は無くな るのでしょう。しかし、日本ではそうも行き ませんから、まだまだ苦労は続きます。 情報が不確かのままでの飛行、それによる 省略行為、あるいは、機内作業に集中して、 肝心な位置や航法の管理、機外の見張りとい ったことがおろそかになったのでは、飛行の 安全は保障されません。 このように考えてきますと、航空身体検査 証明書の「近見視力矯正眼鏡携帯及び同予備 眼鏡携」の条件事項は、単に、遠近両用眼鏡 を 個携行すれば済むといったものではなさ そうです。要は、裸眼では近くのものを見る 視力が不足しているということですから、そ れに伴う様々なリスクを考え、対策を講じて おく必要があります。 条件が良くない場合の有視界飛行は、それ だけでワークロードが高く、様々なリスクを 伴うものです。そこへきて老眼鏡を必要とす るような状況では、さらに負担は大きくなる ことは言うまでもありません。 いつまでも飛び続けるためには、年齢に応 じた自分の身体の状況を良く認識した上で、 様々な対策や工夫を講じることが必要です。 また、それらは、実際の空の上で、使いやす くて確実なものでなければなりません。 困ったものですが、高年齢に伴う様々な変 化をきちんと受け止め、十分な備えによって、 安全で快適な空を目指したいと思います。 携行用拡大鏡で飛行場情報を読み取るJFS。この呼び名にピンと来た方は栄えある!ありがたい!オールドメンバーです。 当社団が昭和42年に別会社として設立した日本フライングサービス㈱。訓練所にはパイロッ トという目的と夢を持った若者が多く集まりました。プロを育成すべくラインとの間で成立さ れた奨学金認定制度に合格したパイロットのたまご達は高確率でその就職を決めていきまし た。当時の全寮制による生活スケジュールみると、朝の体操は今でも通じますが、清掃は今時 しない……でしょうね。卒業・入学シーズンなのでこんな古い資料をだしてみました。