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CONTENTS New LS Press Information History of LS LS FROM THE CHIEF ENGINEER FROM THE PROJECT CHIEF DESI

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(1)

Press Information 2017

(2)

New LS Press Information

CONTENTS

11年ぶりのフルモデルチェンジ

FROM THE CHIEF ENGINEER

04

独自の存在感を放ち、世界に誇れるレクサスのフラッグシップモデル

FROM THE PROJECT CHIEF DESIGNER

05

フラッグシップセダンとしての居住性を満たしたクーペシルエット/フロントフェイス/サイドビュー/リヤビュー

EXTERIOR DESIGN

06

感性に訴えかける、独創のインテリア

INTERIOR DESIGN

13

ドライビングしやすさを追求したコックピット/高品質アイテム

COCKPIT

15

サポート力と快適性を極めたフロントシート/究極の快適を生み出すリヤシート

SEAT

19

高度な技術力で、一切の妥協を許さなかった匠の技

TAKUMI CRAFTSMANSHIP

25

デザインと走りを革新する新プラットフォーム/ボディとメカニズム

FR PLATFORM

27

走る愉しさを革新したマルチステージハイブリッドシステム/V6 3.5Lターボエンジン&10AT

PERFORMANCE

31

Lexus Safety System +

/

Lexus Safety System + A

/大型カラーヘッドアップディスプレイ/

Lexus CoDrive

/プリクラッシュセーフティ/ドライビングサポート/パーキングサポート

SAFETY

35

原点から磨き上げたサウンドシステム&マルチメディア

AUDIO SYSTEM & MULTIMEDIA

47

LS

の歴史

History of LS

02

EQUIPMENT

49

“F SPORT”

53

GRADE LINE UP

57

COLOR VARIATION

58

(3)

1989年9月、米国にて、「レクサス」は誕生しました。フラッグシップ モデルは初代レクサスLS400。LS400の開発は、遡ること5年前の 1984年、フラッグシップのFを示す「マルFプロジェクト」という名称 で始まりました。プロジェクトメンバーは、数カ月間にわたって米国に 滞在し、高級車を所有する人のライフスタイルや高級車への期待と 要望などを「現地現物」で詳細に調査しました。その結果、①ステータス 感とプレステージ感、②高品質、③再販売時(中古車)の価値の目減り が少ない、④圧倒的なパフォーマンス、⑤高い安全性の5項目を満たす 必要があると確認しました。 基本コンセプトは「世界トップレベルのハイパフォーマンス・ラグジュ アリーカーの創造」。社内の技術開発や生産技術、製造、営業などの 関係部門だけでなくグループ各社や仕入先とも一体となり、基本コン セプトの実現に取り組みました。開発にあたり、妥協を許さず矛盾する 要 素 をも 両 立 さ せる「 Y e t の 思 想 」 と 、問 題 が 生 じ れ ば そ の 根 本 まで さ かのぼって解決する「源流対策」を 徹底させながら、未知のゾーンに挑み ました。 1987年5月、LS400は8回の提案を 経 て 最 終 設 計 が 承 認 さ れ 、V 8 4,000ccエンジンのプロトタイプを

LS

の誕生

搭載した試作車のテストが始まりました。振動と騒音を抑えるために ボディに制振鋼板を採用したほか、プロペラシャフトの高精度な製造 法などを開発しました。また、量感を備えたデザインでありながら、空気 抵抗係数であるCD値0.29という優れた空力性能を実現するため、 窓ガラスやドアハンドルはボディと隙間が生じない設計としました。 生産技術部門では、車両品質向上のため板厚や防錆処理の異なる複数 のボディ鋼板をレーザー溶接し、さらにプレス一体成形する工法を開発 しました。また、シリンダーブロックの鋳造法として、金型内の減圧に よりアルミニウムの低温状態での注湯充填効率を高め、強度の向上と 鋳造時間の短縮が可能な工法も実用化しました。製作したクレイモデル は約50台、試作車は約450台、走行テストは350万km余りという プロセスを重ねLS400は完成したのです。

History of LS

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レクサス=

LS

レクサスブランドを牽引するクルマ。

(4)

1st generation

2nd generation

3rd generation

4th generation

1989年1月のデトロイトモーターショーで「レクサスLS400」を発表し、9月から北米で発売開始。仕様・装備 の違いでA、B、C仕様を用意。開発のすべてを原点からスタートさせ、走行性能と快適性を高い次元で両立しま した。特に快適性に大きく影響する振動・騒音に対しては、「源流対策」により、振動・騒音の発生を極力減らす ことに成功しました。エンジンはV型8気筒DOHC32バルブの4.0Lで260PSを発揮。サスペンションは4輪 ダブルウィッシュボーン式で、A・B仕様にはコイルスプリング、最上級モデルのC仕様には電子制御式エアサス ペンションを採用。B仕様には、路面状況により、ダンパーの減衰力が通常走行時の「ハード」の設定から瞬時 に「ソフト」に切り替わる電子制御サスペンション「ピエゾTEMS」を装備しました。高級車にふさわしい性能と 仕様や装備に加え、細部まで入念な造形と仕上げを施したことから、たちまちアメリカ市場で大きなヒットと なりました。高いクオリティは、その後の世界中の高級車開発にも大きな影響を与えることになり、高級車の 新たな基準を作ったとまで言われました。「1989∼1990年 日本カー・オブ・ザ・イヤー」受賞※ ※トヨタ・セルシオとしての受賞。 常に究極の性能を目指すという思想を継承した上で、次代の最高級車の理想を徹底的に追求し「世界最高水準 の走行性能と、静粛で快い乗り心地」「気品と力強い存在感あるデザイン」「徹底した安全・環境への配慮」を特長 としました。外観デザインは初代のイメージをリファインして踏襲。機構的には、ホイールベースを35mm延長 することで後席スペースを拡大。エンジンにも広範囲な改良を施し、ピストンやクランクシャフトの軽量化を 図りノイズや振動をさらに抑制したほか、出力を5PS向上させました。1997年7月にビッグマイナーチェンジ を実施。主な内容は、フロントグリルの独立、オートレベライザー付ディスチャージヘッドランプの採用、連続 可変バルブタイミング機構(VVT-i)採用による出力向上(265→280PS)、4ATから5ATへの変更などで、動力 性能と環境性能を同時に向上させました。安全面では、6つのSRSエアバッグをはじめ、車両の横滑りを防止する VSC、緊急ブレーキ時に補助するブレーキアシスト、プリテンショナー&フォースリミッター付シートベルトを 全車に装備。また、盗難対策としてエンジンイモビライザーを標準装備しました。 「レクサスブランド」のクオリティに、さらに磨きをかけるべく全面的なリニューアルを実施しました。スタイ リングは曲面を多用したデザインに変更し、空力特性は市販車として世界トップレベルのCD値0.25を実現。 全長はほとんど変えずにホイールベースを75mm伸ばしオーバーハングを短縮し、全高は55mm高くしました。 これにより室内スペースを拡大すると同時に車両運動性能も向上させました。V型8気筒DOHC32バルブ エンジンは、排気量を4.3Lに拡大。電子制御機構を大幅に増やし、すべてのドアにイージークローザーを採用し、 環境性能も大幅に向上させました。2003年8月のマイナーチェンジではヘッドランプ、ボンネット、フェンダー、 トランクリッドなどをリファイン。5ATから6ATに変更し、10・15モード走行燃費を8.5%向上させました。 2006年9月に発売。4代目ではプラットフォームを一新するとともに、前後ともアルミニウム製マルチリンク・ サスペンションを採用しました。エンジンはV型8気筒32バルブ4.6L (1UR-FSE)で、排気量にあわせてモデル 名を「LS460」としました。パワーは後輪駆動モデルで283kW(385PS)、2008年8月に加えたAWDモデルで は270kW(367PS)を発揮。トランスミッションは、量産乗用車では当時世界初のシーケンシャルシフト付8段 AT。「LS460」の基本モデルのホイールベースは2,970mmですが、2008年8月に後席の居住性を高めたロング ホイールベース(3,090mm)仕様の「LS460L」を追加設定しました。2009年のマイナーチェンジでは、カスタ マイズプログラム”L-Select”やスポーティバージョン”Version SZ”を設定。2012年には2度目のマイナー チェンジを実施し、レクサスのデザインアイコンであるスピンドルグリルを採用。歩行者検知機能付きプリ クラッシュセーフティやアダプティブハイビームシステムなど、先進の安全装備を導入しました。「2006∼ 2007年 日本カー・オブ・ザ・イヤー」受賞。

高級車の基準を更新し続ける、

LS

の進化。

History of LS

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(5)

レクサスが新しいステージに進もうとしている今、レクサスのフラッグ シップであるLSをつくることには、1台の高級車を生み出す以上の意味 があります。レクサスを象徴するクルマであることはもちろん、高級車 の新しい基準や価値を提案するクルマであり、日本の歴史や文化を内包 するクルマであり、お客さまの想像を超えるクルマでなければならない。 「初代LSの衝撃を超えるクルマを」これはレクサスのマスタードライ バーである豊田章男からのメッセージです。この言葉を投げかけられて からというもの、「お客さまに初代LSを超える感動を提供するクルマ とは何だろう」と大いに悩みました。高級車の概念を覆した初代LSを 超える。そのためには、大胆に生まれ変わることが必要だと思いました。 私たちは、従来の高級車の常識や枠にとらわれることなく、よりエモー ショナルで、大胆で、より先見的な魅力を備え、お客さまの感性に訴える レクサス独自の新しい価値観の提供を目指しました。

レクサスのフラッグシップとは

そのために、レクサスの独自性を強化する4つの領域を基本の軸として 「二律双生」「おもてなし」を念頭においた開発に取り組みました。 ①Brave Design(挑戦するデザイン): 見た瞬間に引き込まれる、 エモーショナルで独創的なデザイン。フラッグシップとして必要な居住 性・乗降性を確保しながらもセダンやクーペというカテゴリーを越えた 唯一無二のデザインに挑戦しました。

②Exhilarating Performance: LSのDNAである乗り心地、静粛性、 滑らかな走りなどの快適性を継承しながら、リニアで正確なステア リング応答、揺れを抑えたボディフラットネス、美しい姿勢とおだやか な挙動、制動、操舵、加速が気持ちよく決まるコントロールリズム、アク セルを踏み込んだ時の心地よいエンジンサウンドなど、ドライバーズ

Differentiators 4つの領域

新型LSは、レクサスだけが持つ魅力を余すことなく凝縮させ、スタイル も走りも性能も大胆に生まれ変わりました。そして、お客さまが走りを 楽しみたい時も、くつろぎたい時も、どのような瞬間も、お客さまの感性 を刺激し、お客さまに寄り添うベストパートナーでありたいという我々 の想いが込められています。 ぜひレクサスの未来を語るLSを五感で感じていただき、その感性に 訴える魅力、そして驚きと感動を味わっていただきたいと願っています。

お客さまの感性を刺激し、共に寄り添うベストパートナー

Lexus International

チーフエンジニア

Toshio Asahi

旭 利夫

カーとしてのエモーショナルな走りにこだわりました。そのために根本 から見直したGA-Lプラットフォームを開発。また、パワートレーン も 高 速燃焼技術と高効率ターボ技術を投入した3.5L V6ターボを 新たに開発したほか、革新的な10速変速制御を用いた3.5L V6マルチ ステージハイブリッドシステムも採用し、パワフルかつリズミカルで 気持ち良い加速を圧倒的な燃費性能とともに実現しています。 ③Imaginative Technology: 交通事故死傷者ゼロへの貢献を目指し、 世界トップレベルの予防安全性能を実現。クルマとドライバーとの連携 を重視したレクサスならではの人に寄り添う先進技術で、世界トップ レベルの安全・安心なドライビングを提供するベストパートナーとなる クルマを目指しました。 ④Takumi Craftsmanship: 随所に匠の技と日本の美意識を取り 入れた細心の造り込みと素材へのこだわりで感性に訴えるエレガント な 仕 立て。レ クサス の 物づくりの原点である 田 原 工 場 の 匠 技 術 に よる、誰 にも真 似でき な い 感 性 品 質 を 実 現 しました。

11年ぶりのフルモデルチェンジ。

LS

は、スタイルも走りも性能も大胆に生まれ変わった。

FROM THE CHIEF ENGINEER

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1991年入社。電子技術部では、3代目LSのスマートキーシステム、トヨタ初のプッシュ スタートシステムを担当。車両企画へ異動後は、4代目LSのコンセプト企画、仕様、原価、新技術 &先進安全を担当。6代目ESの開発主査を経て、5代目LSのチーフエンジニアに就任。 子供の頃の夢はレーサーで、大学時代は、家庭教師のアルバイトを掛け持ちしてクルマを 買い、走り回っていた。趣味のバンド活動ではボーカルを担当し、ステージにも立つ。 P R O F I L E

(6)

Lexus International

プロジェクト チーフデザイナー

Koichi Suga

須賀 厚一

国内レクサスブランドの立ち上げから12年。そして11年ぶりのフル モデルチェンジとなるこのLSを取り巻く環境は大きく変化してきました。 最高級セダンの価格帯には4ドアクーペモデルの相次ぐ投入やスポーツ カーメーカーの参入などお客さまの選択肢は飛躍的に増えてきました。 これは過去の伝統や常識に捕らわれることなく自らの感性を信じ成功 を収 め て い る、現 代 のレ クサス の お 客 さま か ら の 要 望 の 表 れとも 言えるのではないか。私はそう考え、新型LSの開発に挑みました。日本車 の至高であると同時に、並みいるラグジュアリーカーの中にあっても独自 の存在感を放ち、世界に誇れるレクサスのフラッグシップモデルを創造 する。そんな決意を抱きながらまっさらな気持ちで白い紙にスケッチを 描くことから始めました。

モデルチェンジに込めた想い

レクサスの新しい幕開けを象徴する低重心のGA-Lプラットフォームと 新ユニットがもたらす走りの性能の飛躍的進化。このメッセージを伝える べく外形デザインキーワードを“Sensual Aggressive”とし、セクシー な魅力を放つスポーティさとブランドを代表するに相応しい迫力の ある存在感の両立を目指しました。それは地を這うように低く流れる フォルムでありながら、風格も居住性も備えた世界に誇れるフォーマル セダンでなければならない。相反するこのイメージを両立させること ができれば、これまで誰も想像しなかった唯一無二の高級車を創造 できると考え開発に取り組みました。この実現に向け開発の終盤まで アイデア を模 索し、最 終 的 にレ クサス の セ ダンとして 初 の 6 ライト キャビンを採用しました。空間を内包した車両全体の塊の強さや緻密 なスピンドルグリルによる迫力ある存在感と流麗なクーペシルエット の両立に心血を注ぎました。

フラッグシップの風格とエモーショナルさの両立

世界最高峰のセダンとして今回のLSには世界最先端の先進安全技術と そのための多くのデバイスが搭載されています。しかしインテリアを デザインする上で、ハイテク調な先進性の表現はあえて控え、乗り込んだ 瞬間に極上のくつろぎを感じていただけるレクサスならではの室内空間 の創造を目指しました。室内デザインのキーワードは“Progressive Comfort”とし人を中心に包み込むような造形を、独創的かつ普遍性 を兼ね備えたしつらえで表現したい。このイメージを実現させるため日本人 の美意識にこだわり、おもてなしの心も持ってデザイン開発を進めて きました。ドライバーズカーとしてこだわった前席。後席ではお客さまの 高い審美眼にかなう細やかな気配りに注力しました。後席から前方 への見晴らし、安心してくつろげる心地よいアームレストと優しい光で 誘うドアトリムの室内イルミネーション。満たされた空間を是非ご堪能 ください。

先進技術と極上のくつろぎを融合した室内

1988年入社。1996年に1年間米国へデザイン留学後、2001年からフランスのToyota Europe Design Developmentでデザイン開発、欧州デザイン戦略策定などを担当。その後 トヨタクリエイティブスタジオでIQなど国内トヨタ車のオリジナルアイデアを創出。2010年 レクサスデザイン部に異動。現行型RX、現行型LSのマイナーチェンジなどを経て、5代目LS

のプロジェクトチーフデザイナーに就任。2012年からは主査としてレクサスデザイン外形 全体のマネージメントを行っている。

P R O F I L E

FROM THE PROJECT CHIEF DESIGNER

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独自の存在感を放ち、

(7)

30 3,125(+35) 1,170(−25) 634(+48) 53 1,080 540(+35) 2 0 245/45R20*5 245/45R20*4 17 5,235(+25) 940 (+15) ( ):従来型LS(ロングホイールベース車)比 40 15 フロントヘッドクリアランス 73(±0) 1,900(+25) 1,630*2/1,635*3 1,450 (−15) *1

標準仕様の数値。 *1.FR車両。AWD車両は1,460mm(ー5mm)。 *2. FR車両。AWD車両は1,635mm。 *3.“EXECUTIVE”/“version L”/“I package”/標準仕様。“F SPORT”は1,615mm。 *4.“F SPORT”に標準装備。“EXECUTIVE”/“version L”/“I package”にメーカーオプション。標準仕様は245/50RF19。

*5.“EXECUTIVE”/“version L”/“I package”にメーカーオプション。“F SPORT”は275/40RF20。標準仕様は245/50RF19。

エクステリアの狙い

フラッグシップセダンとしての居住性を満たしたクーペシルエット

エクステリアの狙い

Sensual Aggressive

低重心な新プラットフォームを活かし、走りを予感させる躍動感、官能性や美しさを持ちながら、フラッグシップセダンに相応しい 風格と迫力ある存在感を併せ持つ唯一無二の存在感を創出しました。

EXTERIOR DESIGN

Concept

全高を15mm下げたにもかかわらず、後席の高さは、乗降性を確保するために従来型から変えていません。一方、ドライバーズシートがある前席の高さ を従来型より30mm下げることでスポーティーさを追求し、新機能の電子制御エアサスペンション(乗降モード付)&AVS(P51参照)により、乗り降り の際は現行型の高さまで自動で車両が上がり、優れた乗降性を確保します。

(8)

FRONT

フロントビュー

新プラットフォームを活かした立体感あるフロント

新プラットフォームを活かした強い立体感による、迫力のあるフロントフェイスとしました。押し出しの強いグリルまわりの造形に加え、サスペンション タワーを低く抑えた新プラットフォームを活かして、低いフードと抑揚豊かなフェンダーとの境界を彫り深く表現し、コントラストをさらに強調。これまでに ない迫力のあるフロント造形( )を創出しました。バンパーコーナー部では、グリルの切り返しの動きに呼応して、ワイドに拡がるような造形で、力強く スタンスのよい構え( )を表現しました。

EXTERIOR DESIGN

Front

フラッグシップセダンとしての存在感を強調したフロントフェイス

1

1 2

(9)

レクサスブランドの象徴であるスピンドルグリル。新世代の高級車像に ふさわしい先鋭的な美しさと、フラッグシップならではの揺るぎない 存在感を表現するためにメッシュパターンのデザインを採用。ボディ 全体の塊と一体感がありながらグリルのフレーム形状に呼応した流れ を感じさせる精彩かつ緻密なメッシュ。その実現に際しCADモデリング のTAKUMIがコンピューターで綿密に全体のバランスを整えた上で、線 一本、面一つひとつに至るまで、最高級セダンならではの風合いを感じ させるために手作業を積み重ねました。 数千個におよぶ面で構成される緻密 なデザインは、アグレッシブでありな がら繊細な品格を兼ね備えたレクサス フラッグシップとしてのオーラを放ち ます。

CADデータを匠が丹念に作りこんだスピンドルグリル

切れ長の3眼LEDランプと、フロントからサイドへと大きく回り込む L字型LEDランプが融合した形状により、鋭く前を見据えた、アグレッシブ で毅然とした表情を表現しました。LEDフロントシーケンシャルターン シグナルランプ( )は、16個のLEDランプが内側から外側へ流れる ように点灯。ターンの幅を6mm(レクサス最薄)、シーケンシャルの速度 を0.08秒とすることで、日本刀のようなシャープで切れ味のある点灯を 演出します。

毅然とした表情のLEDヘッドランプ

写真は“EXECUTIVE”/“version L”/“F SPORT”/“I package”。

LS500hは、スピンドルグリルのメッシュ形状に合わせ、サイドグリルをハ ニカムメッシュで構成しました。LS500は、力強さと吸気効率を両立 する横バーを採用しました。 *“F SPORT”を除く。

LS500h

LS500

の違い

* エクステリアデザイン LS500h LEDコーナリングランプ ハイビーム(AHSユニット) ロービーム/ハイビーム LEDシーケンシャル ターンシグナルランプ LEDクリアランスランプ LS500 1 1

(10)

低重心ボディにフロントからリヤまで貫くショ ルダーのライン( )で、車両の基本姿勢を低く構 えた水 平 基 調とし、風 格 あ る 佇まい を表 現 しました。その上で、力強く張り出した前後の フェンダーにより、走りを予感させる躍動感や セ クシ ー さ を 表 現 。力 を溜 め た 静 と 動 を 併 せ持つ、フラッグシップセダンに相応しい 存在感を創出しました。

堂々とした佇まいと走りを予感させる躍動感やセクシーさを表現

SIDE

サイドビュー

後席居住空間を確保した6ライトキャビン

後席空間を確保した6ライトキャビンを採用 することで、ボディと一体となった伸びやかな シルエットを実現しました。人を中心に傾斜 した細い前後のピラーにより、エレガントな キャビンフォルムも創出。これまでの3ボックス セ ダンとは 一線を画す独自のシルエットを 創出しました。

EXTERIOR DESIGN

Side

躍動感と風格を兼ね備えたサイドビュー

1

(11)

フラッシュサーフェスウインドゥ

レクサス最薄の最新ハイマウント ストップランプで空気抵抗を軽減。 リヤコンビの縦長の部分にエア キック形状を施し空気抵抗を軽減。 リヤフロア、マフラー形状改善により流れ をスムーズに導出し空気抵抗を軽減。 全高を下げたキャビンはリヤ 席乗員位置からトランクエン ドまでを空力最良のラインで 結んだ理想のシルエット。 フロントバンパー開口端末に風洞試験から導き出した 整流効果のある形状を施し空気抵抗を低減。

フラッシュサーフェスウインドゥ

存在感のある大径タイヤの表情を決めるアルミホイールは、輝きに加え陰影に富む艶やかな意匠としました。また、“F SPORT”以外は、アウターリム の空洞化により軽量化を図りながら、走行中に起こるタイヤ気柱共鳴音を低減する中空レゾネーター構造のノイズリダクションアルミホイールを採用。 ロードノイズの発生源まで遡り、さらなる静粛性の向上を図っています。

陰影に富み、表情に艶があるアルミホイール

全体フォルムは、シルエットの見直しから取り組み、理想的な空力形状を追求。また、ドアガラスのガラスと窓枠との段差を極限までなくしたフラッシュ サーフェスウインドゥなどで風切り音低減を追求するなど静粛性にこだわりました。 ドアフレーム、ガラス、ボディ段差を極限まで小さくした面一構造 6ライトキャビンを採用。風切り音の低減にも寄与。 フロントウインドゥ×フロントピラー 段差縮小で風切り音低減。 フロントバンパー開口端末に風洞試験から導き出した 整流効果のある形状を施し空気抵抗を低減。 レクサス最薄の最新ハイマウント ストップランプで空気抵抗を軽減。 リヤコンビの縦長の部分にエア キック形状を施し空気抵抗を軽減。 リヤフロア、マフラー形状改善により流れ をスムーズに導出し空気抵抗を軽減。 全高を下げたキャビンはリヤ 席乗員位置からトランクエン ドまでを空力最良のラインで 結んだ理想のシルエット。

世界トップの空力性能を目指した空力ボディ / ドアガラスを滑らかな一枚の面にしたフラッシュサーフェスウインドゥ

エクステリアデザイン レクサス初 245/50RF19ランフラットタイヤ& ノイズリダクションアルミホイール (切削光輝+ミディアムグレーメタリック 塗装) 切削光輝とミディアムグレーメタリック のツートーン仕上げ。リムに平坦な形状 を織り込み空力性能を向上。 [標準仕様に標準装備] 245/50RF19ランフラットタイヤ& ノイズリダクションアルミホイール (ハイパークロムメタリック塗装) レクサス初のハイパークロムメタリック 塗装を採用し、力強い存在感を強調。 [“EXECUTIVE”/“version L”/ “I package”に標準装備] 245/45RF20ランフラットタイヤ& ノイズリダクションアルミホイール (スパッタリング塗装) スパッタリング塗装とすることで、豪華 さを表現。

[“EXECUTIVE”/“version L”/“I package”に メーカーオプション] フロント245/45RF20+ リヤ275/40RF20ランフラットタイヤ& “F SPORT”専用アルミホイール (ダークプレミアムメタリック塗装) LCの鋳造ホイールのスポーツイメージ を継承し、走りを連想させるデザイン を創造。 [“F SPORT”に標準装備]

(12)

REAR

リヤビュー

伸びやかさを表現した、サイドからリヤに回り込む造形( )。サイドからの立体の流れをフルLEDリヤコンビネーションランプ内側で切り返すスピンドル 形状のテーマ( )と、ディフューザーマフラーバッフルなどの配置形状により、スタンスのよさを強調。さらに、フルLEDリヤコンビネーションランプ内 とバックドアに加飾を水平に配し( )、ワイド感を強調しました。

ブランドを象徴するスピンドルグリルをイメージ

EXTERIOR DESIGN

Rear

ワイド&ローを強調したリヤビュー

1 2 1 2 3 3

(13)

LS500hは、バンパーロアにセンターメッキモール( )を配し、クリーンなイメージを表現。LS500は、テールパイプ出口にパンパー付バッフル( )を 配し、ダイナミックさを表現しました。

LS500h

LS500

の違い

LS500h LS500h バンパーロア変更 メッキ加飾追加 ※写真は開発中のものです。 LS500 点灯イメージ ※写真は開発中のものです。 LEDテールランプ ストップランプ LEDシーケンシャルターンシグナルランプ LEDバックアップランプ フルLEDリヤコンビネーションランプは、新型LSと一目でわかる印象を強めながら、安全に寄与する被視認性を高めました。LEDリヤシーケンシャル ターンシグナルランプ( )は、内側から外側へシャープで切れ味のある点灯を演出( )します。

L字型モチーフを際立たせた切れ長なフルLEDリヤコンビネーションランプ

エクステリアデザイン 1 2 2 1 1 1 2 2

(14)

運転に集中できるコックピットと最上級セダンに相応しい極上の くつろぎを融合させた室内デザインを追求しました。 ※国内仕様は右ハンドルとなります。

感性に訴えかける、独創のインテリア

流れるような繊細なレジスターが印象的なインストルメントパネルから、ドアトリムへと拡がる斬新な構成。レクサスのHMI*の思想を体現したシート やレクサスFRセダンに初採用したエレクトロシフトマチックがよりシンプルに際立てる豊かなコンソールやアームレスト。日本の美意識とレクサス の思想の融合により生み出された唯一無二の空間は、ドアを開けた瞬間に目に入る工芸品のような精緻な造り込みと、心地よい極上のくつろぎが レクサスフラッグシップのLSに相応しいインテリアとして表現されています。

*Human Machine Interface

INTERIOR DESIGN

Concept

日本の美意識とレクサスの思想による唯一無二のインテリア

インテリアデザインコンセプト

Progressive Comfort

運転に集中できるコックピットと最上級セダンに相応しい極上の くつろぎを融合させた室内デザインを追求しました。

レクサス独自の空間とHMIを象徴するインパネ造形

高さを揃えたディスプレイゾーンと繊細かつ強靱な水平軸によりインストルメントパネルを構成( )。薄く引き締まった開放感のあるインストルメント パネルと、豊かな厚みのあるコンソールとドアトリムのコントラストが美しく調和した、レクサスのフラッグシップに相応しい、堂々かつ洗練された造形 を追求しました。 ディスプレイゾーン オーナメントパネル(ドアトリム) 大型カラーヘッドアップディスプレイ開口部 オーナメントパネル(ドアトリム) 1 1

(15)

インテリアデザイン

空間を演出するドアトリム

インストルメントパネルから連続する造形および同素材をドアトリムにまわし込み、室内幅の広がりを実現。また、オーナメントパネルでは、日本伝統の 曲げ木のような薄い本杢を配置するオリジナリティのある構成とし、レクサスの独自性と高い品質感を訴求します。 トリム全体にオーナメントパネルから波紋のように広がる3本のキルティング処理を施しエレガントで 心地よい雰囲気を演出。 シートインコントロールを象徴的に表現する 幅広のアームレストはしっかりと肘を置ける 形状に配慮。

内側のみが可動するスマートなレジスター

メーターフードから曲線を描いて助手席側まで伸びる、複数のシャープ なラインは、日本の琴や茶道具の茶せんなど日本の美意識にインスピ レーションを得た独創的な意匠です。その緻密なフィンを固定した状態 のまま内側のフィンのみを可動させる世界初の機構を開発しました。 細さと強度を両立するマグネシウムを採用し、風向きを上下に調整 する際も見た目の加飾のラインがくずれないスマートな構造を実現 しました。 動くフィンは奥に隠す 風向調整しても加飾のラインがずれない ※画像は開発中のものです。一部仕様が異なります。 動かない加飾固定フィン 世界初

(16)

ドライビングしやすさを追求したコックピット

COCKPIT

レクサスHMIのさらなる進化、シートインコントロール

人間中心のインテリア思想に基づいた、レクサスのHMIの考え方。運転への集中と安全性向上を追求し、ドライバーがシートに座った状態で、姿勢変化や 視線移動がなく、すべて手元操作で車両をコントロールできるよう、シートを中心に周辺HMI機能エリアと融合したヒューマンマシンインターフェイス 環境の構築を実現しました。 大型カラーヘッドアップ ディスプレイ TFT液晶式メーター アナログクロック 12.3インチワイドディスプレイ 運転操作に関連する機能は、 ステアリングを中心に配置。 ディスプレイゾーン(TFT液晶式メーター・ アナログクロック・12.3インチワイドディスプレイ) の高さを統一し上下方向の視線移動も軽減。 オペレーションゾーンの 操作パネルを シンプル化しながら 手元に集約。 新しいLSの前席と後席は、それぞれ異なる コンセプトで作られています。前席のテーマは 「ドライビングプレジャー」。運転に集中できる 程よい包まれ感のある空間としました。後席 のテーマは「コンフォート」。落ち着いてくつ ろげる、ゆとりある後席空間としました。

人中心に最適な空間を追求した前席と後席空間

コンフォート ドライビング プレジャー ※写真は開発中のものです。国内仕様は右ハンドルとなります。

(17)

コックピット クラストップレベルのゆとりある空間を確保。 落ち 着 いてくつろ げ るよう、アッパ ー 部 は 視覚的に人を包み込むような印象の空間を追 求しました( )。ロア部は前席同様に、厚み のあるソフトなコンソールとアームレストに より、乗員の腰から下をしっかりとサポート し、心地よい安心感を創出しました( )。

落ち着いてくつろげる、ゆとりある後席空間

程よい包まれ感のあるドライビング空間

上下で異なる空間構成により、「広がり感」と 「安心感」を両立した空間を創出しました。アッ パー部は、すっきりとした水平基調のインスト ルメントパネルとドアトリムの構成とし、広がり 感を演出( )。ロア部は厚みのあるソフト なコンソールとドアトリムにより、乗員の腰から 下をしっかりサポートし、心地よい安心感を 創出しました( )。 運転者中心の 操作系配置 2 2 1 2 2 1 1 1 走りに直結する操作系は、ドライバーを中心に 配置し、運転に集中しやすいレイアウトとしま した。ドライ ブ モ ードセ レ クトス イッチ と SNOW&VSC OFFスイッチは、ステアリング の奥のメーターフード左右に設置しました。

運転しやすさの追求

SNOW & VSC OFF スイッチ コンビスイッチ パドルシフト ドライブモードセレクトスイッチ スタートスイッチ シフトノブ ※写真は開発中のものです。国内仕様は右ハンドルとなります。

(18)

走りに洗練をもたらす高品質なアイテム

ステアリングフィールを全周で統一した本木目+本革ステアリング(ソフトレザーパッド・ステッチ・パドルシフト付)

新しい杢目処理により外周は本革巻き( )で統一し、ステアリングを切った状態でも優れた操作フィーリングを実現することで、美しさと操作性を両立 しました。また、クルーズコントロールスイッチ( )をステアリング内に統合し操作を一元化。それにともない面積が拡大したスイッチ部を横方向の レイアウト( )ですっきりと収めることで、左右スポークの付け根を細くし( )、握り心地のフィーリングを向上させました。従来型LSから10mm小径 の3芯スポークでスポーティさを強調。横軸を通した立体感豊かな造形としなやかな金属加飾により、フラッグシップに相応しい力強さとエレガンス を両立しました。ステアリングヒーターは範囲を全周へと拡大するとともに、ヒーターの目標温度の2段階から選べるようにし、快適性を高めました。 レクサス初となるリング部に搭載されたセンサーは、ドライバーのステアリング保持状態を検知してLexus CoDrive*の機能をサポートします。 [“EXECUTIVE”/“version L”に標準装備] *標準仕様以外に標準装備。

TFT液晶式メーター

高精細のCGによる立体的なグラフィックで、優れた視認性を実現する メーター。運転に集中しやすい、単眼レイアウトとしました。表皮巻 見返し板にメータークラスターステッチ*( )をあしらい、先進技術 とクラフトマンシップの融合を図りました。また、オープニング動画 は、メーターリングとLSロゴを印象的に見せる3Dアニメーションで、 8インチカラーディスプレイに表示します。 *"EXECUTIVE"/"version L"に標準装備。

COCKPIT

Normalモード

Ecoモード Sport S/Sport S+モード

オープニング

写真はLS500h“version L”。

LS500h“F SPORT”/LS500“F SPORT”は“F SPORT”専用TFT液晶式メーター(P56参照)となります。 ※画面は開発中のものです。実際の車両とは一部仕様が異なります。 “EXECUTIVE”/“LUXURY”/“I package”/標準仕様 1 1 1 1 2 2 3 3 4 4 4 レクサス初

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運転に集中できるスイッチレイアウト / 操作しやすい場所に配置したドライブモードスイッチ

ドライブモードスイッチ 点灯イメージ L字型パターン パーキングスイッチ シフトインジケーター 運転操作に関わるスイッチをコンソール上面からメーターフード横に移動させたことで、操作性と視認性が向上、ドライバーはより運転に集中する ことができます。ベゼル部にはL字型パターンを配した独自意匠を施し、使用性も向上させました。

エレクトロシフトマチック / コンソール / センタークラスター

レクサスFRセダン初のエレクトロシフトマチック*を採用。ドライバー の視線・姿勢変化が最小限になるように操作フィーリングはショート ストロ ー クか つ すっきりとした クリック感を作り込みました。また、 シフトレバーの後ろに、操作性を追求した新世代のタッチパッドを 配置しています。オーディオとヒーターコントロールパネルはスイッチ 削減により、使いやすさが向上しました。シフトノブの形状は、側面の 形状を細かく調整するなど人間工学に基づき設計し、手当たり感や触り 心地の良さを追求しました。一枚革の下にクッションを挟み、その上 でシフトノブを包み込むことで、見た目でも触感でも匠の技を感じ させる仕上げとしています。 *シフトレバーのノブを取りはずしたり、純正品以外のノブを取り付けたりしないでください。 また、ものをぶら下げたりしないでください。シフトレバーが定位置にもどらなくなって、事故 につながる おそれがあり危険です。

手になじむインサイドドアハンドル

ねじり形状にしたことで、手が自然にすっと入り、手になじみます。

針の細さが美しいアナログクロック(GPS時刻補正機能付)

メモリの太さ、指針の細さまでこだわり抜いたシンプルで精緻なデザイン で高い視認性を確保。運転席側に配置することで、ドライバーからの 視認性を高めました。 コックピット

※写真は開発中のものです。 写真は“EXECUTIVE”/“version L”/“I package”/標準仕様用。 文字盤にL字パターンをデザインした“F SPORT”専用アナログクロック(GPS時刻補正機能付)は P56でご紹介しています。 ■ Sport S+: よりレスポンスに優れ、        スポーツ走行に対応するモード ■ Sport S: スポーティな走行に適したモード ■ Normal: 市街地走行に適したモード ■ Comfort: 乗り心地を優先したモード ■ Eco: 環境に配慮したモード ■ Custom: 嗜好に合わせて設定できるモード 自発光式で夜間も視認性を確保。

(20)

ショルダーサポート作動時の座圧変化 サポートOFF時 サポートON時 肩甲骨支持アップ

ヒップサポート作動時の座圧変化 サポートOFF時 サポートON時 尻後方支持アップ

サポート力と快適性を極めたフロントシート

SEAT

Front

モーターとニューマチックシステムを採用した28Way調整式フロントパワーシート(マルチサポートシステム・ポジションメモリー付)

エアブラダー(空気袋)の膨張・収縮でランバー前後上下、バックペルビス(腰後部)、ショルダー、さらに後席にはないバックサイド、ヒップ、クッ ションサイドの調整を行います。モーターとニューマチック(空気式)システムを併用することで、シート全体でこまやかな調整を可能としました。 ※“I package”、標準仕様は20Wayとなります。 [“EXECUTIVE”/“version L”/“F SPORT”に標準装備]

レクサス初

ショルダーサポート

肩甲骨を支えることでステアリング操作のしやすさに寄与。また、旋回中 でも上体がサポートされるので、車両との一体感を得ることができます。

ヒップサポート

身体とシートの隙間ができやすい尻後方をサポートすることで、減速中 や旋回中でも骨盤を安定させ、姿勢保持に寄与します。 ヘッドレスト ショルダーサポート リクライニング バックサイド サポート リフター スライド チルト クッション長可変 クッションサイドサポート ヒップサポート バックぺルビス サポート ランバーサポート モーター駆動部位 ニューマチック(空気式)システム駆動部位 世界初 レクサス初

(21)

クッションサイドサポート作動時の座圧変化 サポートOFF時 サポートON時 大腿部支持アップ シート

フロントリフレッシュシート

前席のシートバックおよびシートクッション内のエアブラダー(空気袋) を膨張させることで、乗員の背中から大腿部までを押圧し、心身のリフ レッシュに寄与します。全身(求心〈末端から心臓へ〉、遠心〈心臓から 末端へ〉)と部位別(上半身、下半身、腰)の全5コースからお好みに応じて お選びいただけます。 [“EXECUTIVE”/“version L”に標準装備]

進化したベンチレーション

シートの中から空気を送り出す従来のペルチェ方式から、シート自体が 室内の空気を吸い込む方式に変更することで、これまでより短時間で 冷涼感を得ることができます。 レクサス初 レクサス初

クッションサイドサポート

クッション左右の土手部を立ち上げ、高いホールド性を確保することで、 旋回時の安定感に寄与します。

シンプルで直感的なシート操作

▋マルチメディアによるシート操作 マルチメディアのディスプレイとタッチパッドで、ヘッドレストやショ ルダーサポートなどに対する「前席詳細調整」、「助手席後席オート 作動」、「フロントリフレッシュ機能」の操作が可能となりました。 ▋助手席シート操作スイッチ 助手席の各種操作を、運転席のドアに設置した助手席シート操作スイッチと 運転席シート横スイッチでスマートに行えます。従来型LSで可能だったスラ イド、リクライニングに 加 え、リフター、チルト、クッション 長 、ランバ ー サポートの操作も可能となりました。 ※写真は開発中のものです。 助手席シート操作スイッチ 運転席シート横スイッチ リモートタッチ(タッチパッド式)、各機能のオプションを選択できる「サブファンクションスイッチ」を新たに採用しました。 レクサス初 レクサス初

(22)

高品質と高機能を追求したフロントシート

SEAT

Front

ラグジュアリーなシートの意匠①

機能強化したパワーイージーアクセスシステム

(運転席オートスライドアウェイ・オートリフトアップ

・リターンメモリー / 運転席・助手席クッションサイドアウェイ機能付)

シートバックを上下2分割の意匠とし、コンソール、アームレストへの連続性にこだわった独自の形状で、シートインコントロールの考えを表現しま した。上級グレードには、匠の技により精密にコントロールされたステッチとパーフォレーションを採用することにより質感の高さを表現。しなやかな 曲線の粗密な変化による見応えのあるキルティングのデザインは、刷新されたスピンドルグリルのメッシュパターンから発想した、独創的な表情です。 ▋運転席オートリフトアップ機能 降車時にシートを上昇させて足腰への負担を軽減し、乗車後はシート を下降させて元のシートポジションに戻します。 *運転席オートリフトアップ機能を作動させるためには、設定変更を行う必要があります。 ▋運転席・助手席クッションサイドアウェイ機能 ドア側のクッションサイドサポートを開くことで乗車時の腿への当たり を緩和します。 世界初 世界初 キルティングおよびシングルのアウトステッチ を追加することで高級感を演出するとともに、 よりス ポー ティな 印 象 を実 現しました。パ ー フォレ ー ション( 多 孔 )素 材 は 、ベン チレ ー ション機能の役割も兼ね備えています。 ※“F SPORT”のパーフォレーションは専用 スピンドルグリルと同じL字型パターンを 採用。 フロントグリルからインスピレーションを得たしな やかな曲線と粗密の変化を与えたキルティング。 シート調整機構は28Wayを採用 空調性能確保に寄与するシート素材 “EXECUTIVE”/“version L” コントロールパーフォレーション +キルティング処理 ノーマルパーフォレーション 標準仕様

(23)

5 mm 従来 3.5 mm 新型LS 従来 新型LS 170° 174° 滑らかな つながり ラミ漉き 従来 新型LS 革たたき 滑らかなつながり 縫い代規制 縫い代 縫い代規制テープ 同一方向に規制 8 mm 5 mm 凹凸感を低減 凹凸感あり 従来 新型LS 2次裁断 縫製 シート ▋高度な縫製技術で仕上げた高品質シート 手間と時間をかけ、さらには高度な技術を駆使し、フラッグシップに相応しい質感のシートカバーに仕上げました。 (1)3.5mmピッチ縫製: 従来よりもさらに細かく裁縫することにより、 きめ細かくシルキーな質感に仕上げました。 (2)ラミ漉き(すき): カバー端子の縫いだまりの量を低減し、 滑らかでつながり感のある意匠を実現。 (3)革たたき: 縫製の前に革をたたいて柔らかくすることで、 より滑らかでつながり感のある意匠を実現。 (4)縫い代(しろ)規制: 縫い代を同一方向に規制することで、 滑らかな縫い線の通りを実現。 (5)縫い代5mm縫製: 縫い代を5mmとし、カバー端末の縫い代の残りを少なくするなど、 意匠面での凸凹感を低減。 (6)2次裁断: カバーを縫製直前に再度裁断することで、 安定した仕上がり品質を確保。

ラグジュアリーなシートの意匠②

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ビジネスモード 伸縮量 140mm エンターテインモード リラックスモード 電動オットマン席(後左席)

究極の快適を生み出すリヤシート

リラックスできる姿勢でくつろげる22Way調整式リヤパワーシート(ペルビックサポート機能付電動ランバーサポート)

エアブラダー(空気袋)の膨張・収縮でランバー前後上下、バックペル ビス(腰後部)、ショルダーの調整を行う新開発のニューマチック(空気 式)システムとモーターを併用し、シート全体で細やかな調整を実現 しました。シートの角度調整は、乗り降りしやすい乗降モードから深い リクライニングまで対応。また助手席シートスライドにより、1,022mm のレッグスペースを確保しました。また、リクライニング角度を48°に 拡大(従来型LSは45°)。48°という角度は、レクサスが人間工学から 導き出した理想的なリラックス時の最適角度です。 [“EXECUTIVE”後左席に標準装備] ※電動オットマンの設定がない“EXECUTIVE”後右席 と“version L”は16Way調整式。“F SPORT”、“I package”、標準仕様はヘッドレスト(上下)のみ の2Way調整式となります。

電動オットマン(伸縮機構付/後左席)

体格が大きい乗員にもゆったりとした座り心地を提供できるよう、電動 オットマンに伸縮機構を追加。高身長者の下腿部をしっかりサポート できる伸縮量を確保しました。 [“EXECUTIVE”に標準装備]

すっきりかつ多機能なリヤマルチオペレーションパネル

リヤセンターアームレスト上のリヤマルチオペレーションパネルでは、 オーディオをはじめ、エアコン、シート機能、リラクゼーション機能、 サンシェードとランプの操作を指先で直感的に行えます。 [“EXECUTIVE”/“version L”に標準装備]

プリセットポジション(後左席)

ワンアクションで好みの姿勢が選べる3つのプリセットポジションを 設定。「ビジネスモード」は通常の位置、「エンターテインモード」では シートバックを休息に適した角度まで倒すとともに、後席用ディスプレイ での視聴に適した位置まで助手席が移動します。「リラックスモード」では 助手席を最前方に移動させ、後席のシートバックも大きく倒し、後席の 空間を最大限まで広げます。 [“EXECUTIVE”に標準装備]

SEAT

Rear

レクサス初 安楽姿勢時のレッグスペース比較 フルリクライニング48° レッグスペース1,022mm ヒップアングル 従来型LS 936 新型LS 1,022 1,050 950 850 750 (mm)

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従来型LS 機能 ON時(腰部) 座圧比較 新型LS “version L” “EXECUTIVE” フロントシートバック リヤカップホルダー 本杢目 本杢目

フロントシートバック

本杢目オーナメントパネル

本杢加飾を、フロントシートバックとリヤセンターアーム レスト内のカップホルダーに施しました。後席空間に 華やかさと高級感を演出します。  [“EXECUTIVE”/“version L”に標準装備]

温感リラクゼーション機能(後左右席)

温感リラクゼーション機能は、シートバックおよびシートクッション内 のエアブラダー(空気袋)を膨張させることで、乗員の背中から大腿部 までを押圧し、心身のリフレッシュに寄与します。また、肩部の最上段と 腰部の下から2段目の2カ所に専用ヒーターを設置し、温める時間と 冷ます時間を繰り返す温度のマネージメントを行い、リラクゼーション に寄与します。全身(リフレッシュ、ストレッチ、シンプル)と部位別(上 半身、下半身、肩、腰)の計7コースから、お好みのリラクゼーションを お選びいただけます。 [“EXECUTIVE”に標準装備] ※温感連動はレクサス初。専用ヒーターの設定は世界初。

降車時リクライニングサポート機能(後左席)

降車時にリヤドアを開けると、リヤシートが自動的にニュートラルな位置 へ戻ります。電動オットマン付シートでは、さらに約4°シートバックを起こす 世界初の機構※で、降りやすさをサポートします。降車後にリヤドアを 閉めると、自動的にリヤシートが28°の角度に戻ります。 [“EXECUTIVE”に標準装備] シート レクサス初 レクサス初 世界初 世界初

(26)

高度な技術力で、一切の妥協を許さなかった匠の技

デザイナーが発想した新世代のスピンドル グリルの緻密なデザインを、高度な技術を持つ CADモデリングの匠が、性能や法規をクリア しながら数ヶ月間作業を行いました。細かい 面の部分は数千個にも及び、一つひとつ手 作 業で 造り込 ん だことで、インパ クトあ る 精 密 なメッシュのスピンドル グリル が 完 成 しました。 クレイモデリングの匠が、低くタイヤが踏ん張った新プラットフォームの良さをボディの塊全体で表現。面の造り込みでは、シンプルでありながら 奥深い味わいのある美しさにこだわり、レクサスフラッグシップセダンに相応しい仕上がりを追求しました。

クレイモデリング

スピンドルグリルCADモデリング

TAKUMI CRAFTSMANSHIP

(27)

日本が古来育んできた光の演出を洗練させたスタイリッシュなイルミネーション。メータークラスター間接照明*( )や、助手席前のディスプレイ ゾーンの切子パターンの照明( )には、感性と技術の出会いによる新しい感動があります。また、オーナメントパネル(ドアトリム)とアームレストの 裏側に光源を配置し、下を照らす間接光としました。柔らかな光が空間に奥ゆきと広がりをあたえ、繊細なステッチを施したアームレストやシート の豊かな表情を引き立てます。 *“EXECUTIVE”/“version L”に標準装備 ※写真は開発中のものです。国内仕様は右ハンドルとなります。

アンビエントイルミネーション

ほぼすべての部品を表皮巻きとし、高度なクラフトマンシップによる細心の造り込みで、深みのあるエレガントな仕立てを訴求します。ドライブモード セレクトスイッチまわりの小さなRのコーナーステッチにもこだわりを表現しています。

匠の技による縫製と素材へのこだわり

1 2 1 2

(28)

The FR PLATFORM

デザインと走りを革新する新プラットフォーム

FR PLATFORM

Concept

新 世 代 の プレミアム セ ダン、これ か ら のレ クサス を象 徴 する フ ラッグシップ セ ダン を目 指し、LCで採用した新FRプラット フォームを基 に、セダンとして理想的な重心高・前後重量配分 などの慣性諸元を実現し、走りに直結するボディ剛性や軽量化を 徹底的に実施、レクサスが標榜する「すっきりと奥深い走り」を 作り上げました。その走りのパフォーマンスを感じさせる、地を 這うような伸びやかなフォルムと大きなタイヤが存在感を放つ スタイリング。ここに、世界に類を見ないデザインと走りを両立 させた新しいフラッグシップセダンが誕生しました。

(29)

(1) パワートレーン後方配置 (2) ドライビングポジション後方配置 (3) ハイブリッドバッテリーのラゲージルーム前方配置 重量配分の取り組み (1) (2) (3) (1) (2) (3) (4) (5)-A (5)-B (5)-C (5)-D (1) フード高低減 (2) 全高低減 (3) ラゲージドア高低減 (4) ヒップポイント低減 (5) 軽量化による重心高低減 A: アルミフェンダー、アルミフロントサスペンションタワー B: アルミドア C: アルミリヤサスペンションタワー D: アルミラゲージドア 重心高低減の取り組み L番線 ボディねじり変形モード(旋回時) 従来型LS ねじれ角( 10 -3ra d) サイドメンバーキック部 折れ改善 4000 3000 2000 0 1000 0 0.4 0.8 1.2 新型目標 ねじり剛性 ねじり 剛 性値 新型 従来型 0 1 2 2.3 1.3 FRプラットフォーム ボディ剛性は全域にわたり抜本的に見直しを行い、従来型LSに対しサイド メンバーキック部のねじり剛性を向上。競合トップのボディねじり剛性を 実現しました。基本となるボディ剛性を高めたことで、新しいVDIMなど 先進のドライビングサポートテクノロジーがよりいっそう効力を発揮 し、上質でふところの深い走りを実現します。

上質な走りを生むボディ剛性

パワートレーンをより低くそして後方(車両中心寄り)に配置し、乗員も より中 心 近くにすることで、理 想 的 な 重 心 高・前 後 重 量 配 分としま した。また、軽量化と優れたボディ剛性により高い操縦安定性を実現 しました。

走りの良さと美しいデザインの基礎

室内空間をより強固に保ち、軽量化との両立を図るために、ロッカー、 ピラー、ルーフなど骨格部材の随所にホットスタンプ材やハイテン材を 含む高張力鋼板を使用。さらに、ボディの高強度化とともに、フロアメン バ−、ピラー、リヤバンパーなどで荷重を分散させる衝撃吸収構造と することにより、全方位からの衝突安全性を確保しています。

高強度キャビン

多様な方向からの衝突形態においても乗員の客室空間を確保するため に、鍛え上げられた高強度キャビンに加え、衝突安全性を追求した衝撃 吸収ボディ構造を有したプラットフォームを開発。つねに進化し続ける GOA(Global Outstanding Assessment)に対応し、優れた車枠強度を 確保しています。

(30)

フロントに18インチのベンチレーテッドディスクブレーキ、リヤには17インチのベンチレー テッドディスクブレーキを採用。ブレーキキャリパーは、フロントにアルミモノブロック(合わせ面の ない一体構造)対向4ポット*1、リヤにアルミモノブロック対向2ポット*1を採用しました。また、 ハイブリッド車両とLexus Safety System + A装着車*2に電子制御ブレーキを採用しています (ガソリン車両の標準仕様はバキュームブースターを採用)。ブレーキペダルの踏込角の最適化に より、踵を中心とした自然なブレーキフィーリングを行えます。なお、“F SPORT”は専用20インチ ブレーキ(P54参照)となります。

*1.“EXECUTIVE”/“version L”/“I package”/標準仕様に標準装備。 *2.“EXECUTIVE”/“version L”/“F SPORT”/“I package”に標準装備。

ブレーキ

LSが目指した「すっきりと奥深い走り」の実現と、フラッグシップセダンに相応しい高次元の操縦 安定性と乗り心地を実現するために、2WD車のフロントは、LCで新規開発されたハイマウント マルチリンクサスペンションをLS用に改良。AWD車のフロントは新規開発のハイマウントマルチ リンクサスペンションを採用。リヤは2WD車・AWD車ともに、LCで新規開発されたマルチリンク サスペンションをLS用にチューニングする際、一部ボールジョイントからブッシュに変更し、乗り心地を 向上しています。また、アブソーバーの低摩擦オイル・低摩擦オイルシール化も実施し、サスペン ションの上下ストロークで発生する摩擦力を低減することでしなやかな乗り心地を実現しま した。路面からの衝撃を吸収し、快適な乗り心地を生み出す電子制御エアサスペンションは、 一定の車高を維持するオートレベリング制御、NORMALとHIGHに切り替えられる車高選択 機能、高速走行時に自動で車高を下げる車速感応制御に加え、新機能の乗降モード(P51参照) を搭載しました。

サスペンション / 電子制御エアサスペンション(乗降モード付)&AVS

新しいLSでは、慣性モーメントに影響を与える車両重心点から遠い位置 の骨格や部材(フロントフード、フェンダー、ドア、ラゲージフード、サス ペンションタワー、インパネリインフォースメント)にアルミを使い(従来型 LSは、フロントフード:アルミ、フェンダー:鉄、ドア:鉄、ラゲージフード: 鉄、サスペンションタワー:鉄、インパネリインフォースメント:鉄)軽量 化を実現することで低重心化、慣性モーメントを低減し、運動性能向上 を図っています。また、ウェザーストリップをドアと密着させることで 低音を発生、ダンプシートの最適設定による重厚感のある低音発生・ 高音抑制・バタつき音抑制などにより、重厚感のあるドア閉まり音 を 実現。ドアを閉めるたび、心地よい余韻に浸ることができます。

アルミを適材適所に配置 / 重量感のあるドア閉まり音

アルミニウム 高張力鋼板 鋼板

FR PLATFORM

安全性と走りを進化させたボディとメカニズム

写真は“F SPORT”。 リヤ フロント

(31)

FRプラットフォーム ウインドシールドガラスからドア側へ風の流れを沿わせるカウルルーバーに整流リップを設置、ドアガラス面と窓枠の段差をフラットに近づける ことで風切り音を低減させました。フロントドアとリヤドア、リヤクォーターガラスを遮音タイプ*とし、かつ、インナーウェザーストリップにガラスとの 摺動性と密着性を両立する材質を採用し、高い遮音性を実現。さらに、ドアの全周に見切りウェザーストリップを設定するなど、レクサスの遮音・防音 への知見を惜しみなく投入しました。 *“EXECUTIVE”に標準装備。

さらに進化した静粛性

新ウレタン素材 フードサイレンサー ライナー 不織布化 フラットアンダーカバー HBシート採用 ウレタン遮音板追加 3層ダッシュサイレンサー 骨格内制振・吸音・遮音材 Aピラー風切音対策 フラッシュサーフェスウインドゥ ドアまわり 遮音性確保 フロアパネル板厚最適化 塗布型制振材最適化

VDIM(アクティブステアリング統合制御付)+LDH(アクティブスタビライザー付)

VDIMに、電動パワーステアリング[EPS*3]、前輪の切れ角を制御するギヤ比可変ステアリング[VGRS*4]、後輪の切れ角を制御するDRS*5 統合制御するシステムです。ドライバーの操作に対し理想的な車両挙動を実現するために、車速やステアリング操作などに基づき4輪のタイヤ 切れ角を最適に制御。高速走行時の高い車両安定性、山岳路など中速走行時での軽快なステアリングレスポンスを実現します。ステアリングに託した ドライバーの思いをクルマが切れ味鋭く反応する楽しさと、安定した挙動による安心感をお届けします。 [2WD車に標準装備]

*1. VDIM: Vehicle Dynamics Integrated Management *2. LDH: Lexus Dynamic Handling system *3. EPS: Electric Power Steering *4. VGRS: Variable Gear Ratio Steering *5. DRS: Dynamic Rear Steering

VDIM

*1

(アクティブステアリング統合制御付)+LDH

*2 アクティブスタビライザーで上下運動の制御を可能とすることで、車両の6つの動き(前後、上下、左右、ヨー、ロール、ピッチ)を最適に制御する新型 VDIM。常用域では、LDHとアクティブスタビライザーを統合制御してヨー運動とロール運動を制御。幅広い車速域において、意のままの車両応答と 自然なロール姿勢を実現します。さらに、上下方向の動きをAVS、ロール方向の動きをアクティブスタビライザーで制御しフラットな車両姿勢を維持 します。限界域では、滑りやすい路面においても、アクティブスタビライザーなどが協調制御を行い「走る・曲がる・止まる」に対して安全かつ快適な ドライビングをサポートします。また、ドライブモードセレクトでSport S+モードを選択した場合、LDHとアクティブスタビライザーの特性を変化 させることでステアリング操舵に対する前後輪の切れ角とロール運動を制御し、ドライバーにとって気持ち良い車両応答性と安心感のある車両 姿勢、さらに快適な乗り心地を実現します。Comfortモード選択時は、旋回時における後席乗員の頭や身体の動きを少なくするために、後席で感じる 左右、ロール、ピッチ運動をLDH、アクティブスタビライザー、AVSで制御し、後席でのより快適な乗り心地を実現します。 [LS500“F SPORT” 2WD車に標準装備] レクサス初

(32)

0 4000 8000 12000 16000 ↑ 駆 動 力 時間→ [N] MG2分担分 0 4000 8000 12000 16000 ↑ 駆 動 力 時間→ [N] エンジントルク分担分 エンジントルク分担分 MG2分担分 ■ マルチステージハイブリッドシステム ■ ハイブリッドシステム全体の駆動力比較 従来のハイブリッドシステム マルチステージハイブリッドシステム MG1* ハイブリッド システム部 エンジン 出力軸→ *MG: Motor Generator(電動発電機) モーター+エンジンの出力軸に 変速機構を追加し、駆動力を増幅 従来はモーター回転 のみ2段変速 電気パス MG2*

走る愉しさを革新したマルチステージハイブリッドシステム

システム最高出力*1264kW(359PS) V6 3.5Lエンジン(8GR-FXS) 総排気量3.456L エンジン最高出力220kW(299PS)/6,600r.p.m. エンジン最大トルク356N・m(36.3kgf・m)/5,100r.p.m. モーター(2NM) モーター最高出力132kW(180PS) モーター最大トルク300N・m(30.6kgf・m) JC08モード走行燃料消費率(国土交通省審査値) FR: 16.4km/L*2 AWD: 14.4km/L *1.エンジンとバッテリーにより、ハイブリッドシステムとして発揮できる出力(社内算定値)。 *2.LS500h“EXECUTIVE”/LS500h“version L”/LS500h“F SPORT”は15.6km/Lとなります。JC08モード走行燃料消費率(国土交通省審査値)。

V6 3.5Lエンジン&マルチステージハイブリッドシステム

PERFORMANCE

LS500h

LCでも採用した、GR系エンジンの集大成として開発した8GR-FXS。動弁系部品や、ピストンなど往復運動部品の軽量化により6,600r.p.m.へと 高回転化し、最高出力220kWを実現。力強い加速と優雅なドライバビリティを体感いただけます。 ハイブリッドシステムによる走りが、新しいステージへと進化しました。世界でLCと新型LS のみが搭載する革新的なマルチステージハイブリッドシステムとV6 3.5Lエンジンを搭載。 高出力エンジンと有段ギアを組み合わせたマルチハイブリッドシステムにより、ダイレクト な加速感を実現。また、10段変速制御採用によりラバーバンドフィール*を払拭し、自然な 感覚の気持ちのいいレスポンスを実現しました。 *エンジンの回転数上昇と実際の加速が一致しないフィーリングのこと。

高回転化により出力アップしたV6エンジン

レクサス・ハイブリッド・システムに有段ギヤを組み合わせた独自の 機構。エンジン最高回転数を6,000r.p.m.から6,600r.p.m.へ高め、 出力を向上したエンジンを搭載。そのエンジンとモーター両方の出力制御 が可能となり、ハイブリッドシステム全体の駆動力が増加。ダイレクトな 加速、10段変速制御によるリズミカルな変速で、ハイブリッドのイメージ を一新します。 特 徴 ▶ 駆動力向上によるダイレクトな加速 ▶ 10段変速制御によるリズミカルな変速 ▶ 力強い発進駆動力 ▶ 走りの魅力を高めるDレンジ変速制御

マルチステージハイブリッドシステム

LS500h

0.2 0.4 0.6 1.0 2.0 前後加速度 (G ) ダウンシフト レスポンス向上 V6マルチHV 従来型 V8 THS 従来型 V8 NA ピークG向上 余裕駆動力増大 50km/h ∼ 全開加速 (sec)

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