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何故市民が新型コロナで毎日の生活に怯え、不自由な思いをしている中で、 市民の命を守る為、安心できる対策を市⾧はしないのか?(県知事を動かし てでも積極的に対応して欲しい!!)これが今多くの市民が望んでいること です!普通に考えたら小学生でもわかるはずでは?  本市では、新型コロナウイルス感染症への対応として、感染拡大防止策と医療提供体制の整備のほか、市民生 活、企業・事業活動をお支えする取組等を全力で行っています。  日本型IRは、観光の振興、地域経済の振興等に寄与する事業であり、人口減少、超高齢社会の進展、経済活力 の低下など、横浜の将来的な課題に向けて、2020年代後半の実現を目指して進める必要があると考えています。  IRに限らず、政策的な取組については、市政全体を見渡し、スケジュールなども考慮しながら、進めていかな ければなりません。  新型コロナウイルス感染症対策にしっかりと取り組んだうえで、将来の備えとして、IRについても検討準備を 進めていきます。 市の財政が潤沢とは思っていませんが、横浜市民の生命・財産と引き換えに 税源を確保しなくても、優秀な市職員が沢山おられるのだから、もっとスリ ムな市政を実行することを先ず知恵を絞って検討すべきでしょう。出来ない 理由を探すのではなく、どうしたら出来るかを一つ一つ探すためには、先ず 無駄を省き、議員歳費&議員数削減等するのが第1では!  本市の市税収入の規模は、平成30年度決算で約8,200億円となっており、その約半分を皆様の個人市民税からい ただいています。しかしながら、個人市民税は、将来的に人口減少により減収の見込みです。基礎自治体で人口規 模が最大の横浜市は、その影響が大きいものと考えています。  このため、法人市民税などの増収につながる「戦略的な企業誘致」や「観光・MICE都市」、「特別自治 市」、「SDGs未来都市」などのあらゆる政策を展開しています。  あわせて、限られた経営資源の中でも必要な施策を推進するため、毎年度、本市の事務事業の見直しに努め、徹 底した市役所内部経費の削減や、事務の効率化・適正化に取り組んでおり、直近5年間の効果額は、500億円を超 えています。  将来にわたり豊かで安全・安心な暮らしを維持し、さらに充実させていくためにも、IRはこれらの重要な政策 の一つです。 コロナ禍時代にIR等成立しないのは承知しているはず。いつ方針転換をす るか教えてほしい。  世界経済においては、これまでもリーマンショックによる低迷、感染症(SARS)などの感染症拡大によるア ジアを中心とした経済や雇用の悪化などの影響を受けてきました。  ⾧期にわたっては、大規模な景気変動や新たな感染症など、経済的・社会的環境の変動が想定されますが、世界 経済はこれまでもそれらを克服してきています。  先進事例である、シンガポールでは、感染症(SARS)等による観光業の低迷やリーマンショックによる経済 の悪化後、2つのIR施設がオープンし、それに伴って外国人観光消費額は10年足らずで倍増しており、横浜I Rにおいても周辺地域へのシャワー効果が期待されます。  横浜でのIRも、経済的・社会的な変動において柔軟で持続可能な対応ができるよう、選定される事業者と作成 する区域整備計画などにおいて、対策を盛り込んでいきます。 どんな仕事がどれくらい増えるといった、定量性目標あれば、市民むけ。  横浜市民にとって雇用の選択肢が増えるとともに、国内外から働き手が集まり、人口増にも貢献するような、魅 力あるIRを実現したいと考えています。  また、IRについては、国際観光都市にふさわしい、専門人材の育成が不可欠と考えており、事業者に対して、 開業前からの人材育成を求めていきます。  これにより、IRだけでなく地域の人材輩出にも貢献するよう事業を進めていきます。 コロナ禍の前の数値ですが、令和2年10月に公表したIRの実現に向けたコンセプト提案募集(RFC)の概 要では、間接効果を含む雇用創出効果を運営時91,000~119,000人/年とお示ししています。 https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/toshi/2020/20201013_RFC.html 東京もIR誘致を決めた場合、横浜IRも成り立つ見立てはあるのか? スケジュールが遅れた場合、市⾧選がタイミング悪く始まってしまうと思う が、選挙結果にかかわらず横浜IR事業は必ず推進されるか?  横浜は、現時点で首都圏唯一の候補地であり、後背人口が日本最大であること、また、羽田空港に近い等、恵ま れた交通アクセス、美しいウォーターフロントに47haの広大な敷地を有していること、先進的な街づくりを市民 とともに進めてきた実績があること、などから、日本を代表する魅力的なIRを整備することができると考えてい ます。  また、令和2年10月に国から示された新たな認定申請期間を踏まえ、今後、追加のRFCを行い、本市のスケ ジュールを検討します。 1.シンガポールは自国を揶揄して「空気」以外は全て輸入している国だと 言う。事実として超外需依存国であるが、そのような地域と横浜を比較する ことは、根本的な基準が違う中での話となりおかしいのではないか。  500万人超の人口を抱える都市国家であるシンガポールは、日本と制度が異なる面もありますが、IRの導入前 にギャンブル等依存症を疑われる者の割合が高かった点、産業転換が必要な時に観光立国を目指していた点など、 参考となる面が多く見られます。 シンガポールでは、2つのIRのオープンに伴って、外国人観光消費額は10年足らずで倍増しており、横浜I Rにおいても周辺地域へのシャワー効果が期待されます。  なお、日本型IRが参考としているシンガポールでは、IRの設置前から依存症対策に取り組んだ結果、ギャン ブル依存症の方が減少しています。治安についても2010年に2つのIRが設置され、カジノの設置の前後におい て、外国人旅行客は約1.8倍に増加していますが(一般的には、観光客が増えると犯罪率が増えると言われてい ますが)、人口10万人当たりの犯罪認知率に大きな変化は見られません。 2.市民の生命と財産を守るために、財政の確保を目的としてIRを進める のではなく、国政に対し予算を出させるよう動くのが市の行政として進むべ きではないか。市民の生命と財産を守るために、市民に協力を求めるこの政 策はそもそものロジックとしておかしいのでは。国の財政に関しては、財務 省が2002年に外国格付け会社宛意見書要旨にしめしているように、変動為 替性の自国通貨建て国債がデフォルトすることは無いと示しており、財政出 動により解決できるものと認識しておりますが市⾧の意見をいただきたい。 3.2.に続けて市内のインフラ老朽化対策を掲げているが、そもそも国土 交通省の特別会計枠だった道路財政を一般会計に切り替えたいわゆる2008 年の道路国会が原因であり、なぜそこを指摘せずにIRに話を切り替えるの か。インフラ財政が困窮化していることに対し、根源をつきつめずにIRの 話を出すのは論旨のすり替えではないか。  本市では今後、生産年齢人口の減少等による、消費や税収の減少、社会保障費の増加など、経済活力の低下や厳 しい財政状況が見込まれています。基礎自治体で人口規模が最大の横浜市は、その影響が大きいものと考えていま す。  そうした状況であっても横浜が都市の活力を維持し、子育て、医療、福祉、教育など市民の皆様の安全安心を確 保することが必要です。そのような中で、IRによる「観光の振興」、「地域経済の振興」、「財政の改善」な ど、これまでにない経済的社会的効果が見込まれ、本市が抱える諸課題の有効な対応策になり得ると考えられるこ と。また、世界最高水準のカジノ規制といわれるIR整備法やギャンブル等依存症対策基本法など、依存症に関す る諸制度も整いつつあり、国・自治体・事業者・関係団体がしっかりと協力することで、依存症の方を増やさない ように取り組む環境が整ったこと。これらを総合的に勘案し、横浜の20年、30年先を見据え、横浜が将来にわた り成⾧・発展を続けていくためには、IRを実現する必要があるという結論に至りました。  今後も、IRへのご理解を頂けるよう、事業の進捗に応じて市民の皆様に丁寧にご説明するなど、積極的に情報 提供していきます。

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2つ教えていただきたいことがありました。 1つ目は、IR事業は民間に委ねるとのことでしたが、横浜市もかなり支出 することでしょう。予定総額はいくらですか?またそれを返済していくのに 何年かかりますか?IRは、かなり後追いの事業です。その点は大丈夫で しょうか?  IR整備法では、IRにおける施設の設置・運営は民間事業者が行うことになっており、公費の負担を最小限に して国際競争力の高い滞在型観光を実現する国家的なプロジェクトとして位置づけられています。  ただし、IR整備法においては、IRを設置する自治体は、IR区域の整備推進に関する施策やカジノ施設の設 置及び運営に伴う有害な影響の排除を適切に行うために必要な施策を、国との適切な役割分担の下、実施する責務 を有するとされています。  ギャンブル等依存症の予防・治療・調査、治安の維持、周辺地域との回遊性を高めるための都市基盤整備など、 IRの懸念事項等に関する自治体の施策に係る経費については、公募により選定される事業者と作成する区域整備 計画において明らかにしていきます。  なお、これらの費用については、将来、IR事業で得られる増収額の範囲で進めていきますので、IR事業全体 として、市税の持出はないものと考えています。 2つ目は、治安です。例にシンガポールを出していましたが、シンガポール は明るい北朝鮮と言われるぐらい、監視で治安が維持されています。マイナ ンバーカードを利用するとのことでしたが、それだけでは難しいのではない でしょうか?IR予定地エリアをIT特区として、全ての人を顔認証でシンガ ポールのように監視できれば話は別です。治安維持の対策が弱すぎるのでは ないでしょうか。もっと踏み込んだ対策をお聞かせください。 以上、子供たちの未来を想い、母親目線で質問させていただきました。  日本には、公益面から法律で認められている競馬などの公営競技、宝くじやtoto、パチンコなどの様々なギャン ブルや遊技が存在しています。多くの方々は節度を持ってこれらを利用されています。一方で、過度な「のめり込 み」などによって、社会生活に支障を及ぼしている方がいらっしゃるのも事実です。 シンガポールのIRを参考とするIR整備法において、カジノ管理委員会での背面調査による厳格な免許制や、 マイナンバーカードの本人確認により、暴力団員の事業への参入やカジノへの入場を禁止するなど、治安対策が しっかりと規定されています。これらに加え、事業者からも、海外での経験にもとづく顔認証による入場管理など の対策が示されています。  今後策定する実施方針や区域整備計画などにおいて、IRエリア内での24時間体制の警備、明るい施設計画やデ ザイン等による安全性の確保、周辺地域への防犯カメラの設置、県警と連携した取組など、治安対策をしっかりと お示ししていきます。 政府からも要請があるように、covid-19により新たな生活様式が求められ る中で、ムービーではIRでの感染症対策や税収減収の見込みなど、新たに 見えてきた現実的な内容がフィードバックされていません。今後同様の状況 が起こりうることを想定する必要があります。ウイルスは変化します。具体 的にどのようにお考えでしょうか?  世界経済においては、これまでもリーマンショックによる低迷、感染症(SARS)などの感染症拡大によるア ジアを中心とした経済や雇用の悪化などの影響を受けてきました。  ⾧期にわたっては、大規模な景気変動や新たな感染症など、経済的・社会的環境の変動が想定されますが、世界 経済はこれまでもそれらを克服してきています。  先進事例である、シンガポールでは、感染症(SARS)等による観光業の低迷やリーマンショックによる経済 の悪化後、2つのIR施設がオープンし、それに伴って外国人観光消費額は10年足らずで倍増しており、横浜I Rにおいても周辺地域へのシャワー効果が期待されます。  横浜でのIRも、経済的・社会的な変動において柔軟で持続可能な対応ができるよう、選定される事業者と作成 する区域整備計画などにおいて、対策を盛り込んでいきます。 私は”観光一本化”に近いこの事業(=客の増減に依存)には反対で、IRを中 心とした横浜の将来の税収計画に疑問があります。既存の観光、製造業、農 業、飲食店を生かすことや、それらとふるさと納税で横浜を盛り上げるなど の案はないのですか?そのお考えがないのであれば、それはなぜですか?既 存業種を含む税収やその対策などの検討資料がムービーには見当たりません でした。  本市の市税収入の規模は、平成30年度決算で約8,200億円となっており、その約半分を皆様の個人市民税からい ただいています。しかしながら、個人市民税は、将来的に人口減少により減収の見込みです。基礎自治体で人口規 模が最大の横浜市は、その影響が大きいものと考えています。  このため、法人市民税などの増収につながる「戦略的な企業誘致」や「観光・MICE都市」、「特別自治 市」、「SDGs未来都市」などのあらゆる政策を展開しています。  あわせて、限られた経営資源の中でも必要な施策を推進するため、毎年度、事務事業の見直しに努め、徹底した 市役所内部経費の削減や、事務の効率化・適正化に取り組んでおり、直近5年間の効果額は、500億円を超えてい ます。  IRには「観光の振興」、「地域経済の振興」、「財政の改善」など、これまでにない経済的社会的効果が見込 まれ、横浜市が抱える諸課題の有効な対応策になり得ると考えています。  将来にわたり豊かで安全・安心な暮らしを維持し、さらに充実させていくためにも、IRはこれらの重要な政策 の一つです。 ご説明のあった警備等の公費負担は実際にいくらですか?  IR整備法では、IRにおける施設の設置・運営は民間事業者が行うことになっており、公費の負担を最小限に して国際競争力の高い滞在型観光を実現する国家的なプロジェクトとして位置づけられています。  ただし、IR整備法においては、IRを設置する自治体は、IR区域の整備推進に関する施策やカジノ施設の設 置及び運営に伴う有害な影響の排除を適切に行うために必要な施策を、国との適切な役割分担の下、実施する責務 を有するとされています。  ギャンブル等依存症の予防・治療・調査、治安の維持、周辺地域との回遊性を高めるための都市基盤整備など、 IRの懸念事項等に関する自治体の施策に係る経費については、公募により選定される事業者と作成する区域整備 計画において明らかにしていきます。  なお、これらの費用については、将来、IR事業で得られる増収額の範囲で進めていきますので、IR事業全体 として、市税の持出はないものと考えています。 IRによる税収が想定に達しなかった場合のバックアップ案はありますか? また、その際どなたがどのように責任をおとりになりますか?  IR整備法で、IR区域は民間事業者により一体として設置・運営されるものとされています。このため、事業 の運営に関しては、事業者が責任を負うものと考えています。  しかし、事業経営には、さまざまなリスクがあるのも事実です。海外の事例では、事業者が撤退した場合には、 施設の譲渡により他の事業者が、経営を継続することが有力な選択肢とされているほか、IR整備法においても、 事業継続が困難になった場合における措置を、設置自治体と事業者が結ぶ実施協定で定めることとされています。 インバウンドによる税収や日帰り旅行客数の比較が大阪や東京ばかりなの で、横浜が極端に劣っているように見えてしまうのではないですか?  本市では今後、生産年齢人口の減少等による、消費や税収の減少、社会保障費の増加など、経済活力の低下や厳 しい財政状況が見込まれています。基礎自治体で人口規模が最大の横浜市は、その影響が大きいものと考えていま す。  横浜IR実現への取組の背景について、市民の皆様等によりご理解いただくため、本市の生産年齢人口や老年人 口の推計、財政や観光・MICEの現状など、各種統計データをグラフ化することで、客観的かつ分かりやすくお 示ししています。 質問は2件あります。隣接の東京都、更に大阪府、愛知県に比べて横浜市の 強み又は利点はあるのか? 横浜は、現時点で首都圏唯一の候補地であり、後背人口が日本最大であること、また、羽田空港に近い等、恵まれ た交通アクセス、美しいウォーターフロントに47haの広大な敷地を有していること、先進的な街づくりを市民と ともに進めてきた実績があること、などから、日本を代表する魅力的なIRを整備することができると考えていま す。

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又カジノ抜きで事業計画は成立するのか?以上  IR整備法では、健全なカジノ事業の収益を活用してこれまでにないスケールやクオリティを有する国際会議場 や展示場などの観光に寄与する諸施設を整備・運営する仕組みになっています。  国際競争力の高い大規模なMICE施設については、世界や日本の事例を見ても、国や自治体が多額の公費等を 投入しており、本市でも、パシフィコ横浜などに財政支援をしてきました。  本市にとって、MICE施設等の整備・運営において、市の財政負担を最小限にし、民設民営手法であるIR が、最も有効な手法と考えています。  詳細は、今後の事業者公募を通じて、民間の自由な発想による魅力的なコンテンツや施設等の具体的な提案を求 めていきます。 カジノで見込んだ税収が無かった場合の補てんは税金?  IR整備法で、IR区域は民間事業者により一体として設置・運営されるものとされています。このため、事業 の運営に関しては、事業者が責任を負うものと考えています。  しかし、事業経営には、さまざまなリスクがあるのも事実です。海外の事例では、事業者が撤退した場合には、 施設の譲渡により他の事業者が、経営を継続することが有力な選択肢とされているほか、IR整備法においても、 事業継続が困難になった場合における措置を、設置自治体と事業者が結ぶ実施協定で定めることとされています。 IRにカジノが含まれなければいけない必然性が分からない。アメリカで は、カジノがなくてもホテル、コンベンションセンター、ショッピングモー ル、テーマパークなどが一体となったフロリダ州オーランドやアリゾナ州 フェニックスのような都市もある。なぜこれらの都市の様ではだめなのか。  IR整備法では、健全なカジノ事業の収益を活用してこれまでにないスケールやクオリティを有する国際会議場 や展示場などの観光に寄与する諸施設を整備・運営する仕組みになっています。  国際競争力の高い大規模なMICE施設については、世界や日本の事例を見ても、国や自治体が多額の公費等を 投入しており、本市でも、パシフィコ横浜などに財政支援をしてきました。  本市にとって、MICE施設等の整備・運営において、市の財政負担を最小限にし、民設民営手法であるIR が、最も有効な手法と考えています。  詳細は、今後の事業者公募を通じて、民間の自由な発想による魅力的なコンテンツや施設等の具体的な提案を求 めていきます。 博打場の開設はまかりならぬ、この事業に人を投入するということは税金の 無駄使いそのものだ、断固反対する。  本市では今後、生産年齢人口の減少等による、消費や税収の減少、社会保障費の増加など、経済活力の低下や厳 しい財政状況が見込まれています。基礎自治体で人口規模が最大の横浜市は、その影響が大きいものと考えていま す。  そうした状況であっても横浜が都市の活力を維持し、子育て、医療、福祉、教育など市民の皆様の安全安心を確 保することが必要です。そのような中で、IRによる「観光の振興」、「地域経済の振興」、「財政の改善」な ど、これまでにない経済的社会的効果が見込まれ、本市が抱える諸課題の有効な対応策になり得ると考えられるこ と。また、世界最高水準のカジノ規制といわれるIR整備法やギャンブル等依存症対策基本法など、依存症に関す る諸制度も整いつつあり、国・自治体・事業者・関係団体がしっかりと協力することで、依存症の方を増やさない ように取り組む環境が整ったこと。これらを総合的に勘案し、横浜の20年、30年先を見据え、横浜が将来にわた り成⾧・発展を続けていくためには、IRを実現する必要があるという結論に至りました。  今後も、IRへのご理解を頂けるよう、事業の進捗に応じて市民の皆様に丁寧にご説明するなど、積極的に情報 提供していきます。 •カジノをIRに組み込まなければならない決定的理由が説明からは分からな かった。つまり、カジノを用いない他の手段と、具体的にどのような比較検 討をしてカジノの誘致を決定したのか?  IR整備法では、健全なカジノ事業の収益を活用してこれまでにないスケールやクオリティを有する国際会議場 や展示場などの観光に寄与する諸施設を整備・運営する仕組みになっています。  国際競争力の高い大規模なMICE施設については、世界や日本の事例を見ても、国や自治体が多額の公費等を 投入しており、本市でも、パシフィコ横浜などに財政支援をしてきました。  本市にとって、MICE施設等の整備・運営において、市の財政負担を最小限にし、民設民営手法であるIR が、最も有効な手法と考えています。  詳細は、今後の事業者公募を通じて、民間の自由な発想による魅力的なコンテンツや施設等の具体的な提案を求 めていきます。 •横浜の未来のために経済発展は重要ではあるが、新聞等の世論調査でも市 民の6割以上がカジノに反対している現状は決して看過できず、市としては カジノ以外の手段を模索すべきことは明白である。今後IR計画を進める中 で、カジノ中止の決断はあり得るか?  本市では今後、生産年齢人口の減少等による、消費や税収の減少、社会保障費の増加など、経済活力の低下や厳 しい財政状況が見込まれています。基礎自治体で人口規模が最大の横浜市は、その影響が大きいものと考えていま す。  そうした状況であっても横浜が都市の活力を維持し、子育て、医療、福祉、教育など市民の皆様の安全安心を確 保することが必要です。そのような中で、IRによる「観光の振興」、「地域経済の振興」、「財政の改善」な ど、これまでにない経済的社会的効果が見込まれ、本市が抱える諸課題の有効な対応策になり得ると考えられるこ と。また、世界最高水準のカジノ規制といわれるIR整備法やギャンブル等依存症対策基本法など、依存症に関す る諸制度も整いつつあり、国・自治体・事業者・関係団体がしっかりと協力することで、依存症の方を増やさない ように取り組む環境が整ったこと。これらを総合的に勘案し、横浜の20年、30年先を見据え、横浜が将来にわた り成⾧・発展を続けていくためには、IRを実現する必要があるという結論に至りました。  今後も、IRへのご理解を頂けるよう、事業の進捗に応じて市民の皆様に丁寧にご説明するなど、積極的に情報 提供していきます。 •カジノが設置されるとギャンブル依存症に陥る人が少なくともこれから今 以上に増えることが確実であり、この対策や治安維持強化の為に税金を投入 することはIRの目的と矛盾している。  IR整備法では、IRにおける施設の設置・運営は民間事業者が行うことになっており、公費の負担を最小限に して国際競争力の高い滞在型観光を実現する国家的なプロジェクトとして位置づけられています。  ただし、IR整備法においては、IRを設置する自治体は、IR区域の整備推進に関する施策やカジノ施設の設 置及び運営に伴う有害な影響の排除を適切に行うために必要な施策を、国との適切な役割分担の下、実施する責務 を有するとされています。  ギャンブル等依存症の予防・治療・調査、治安の維持、周辺地域との回遊性を高めるための都市基盤整備など、 IRの懸念事項等に関する自治体の施策に係る経費については、公募により選定される事業者と作成する区域整備 計画において明らかにしていきます。  なお、これらの費用については、将来、IR事業で得られる増収額の範囲で進めていきますので、IR事業全体 として、市税の持出はないものと考えています。

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費用対効果を考えて利益が生じるとしても、経済発展の為に深刻な社会問題 ありきのカジノ誘致は、健全な社会構築を目指す行政の姿勢として問題があ るのではないか?  日本には、公益面から法律で認められている競馬などの公営競技、宝くじやtoto、パチンコなどの様々なギャン ブルや遊技が存在しています。公営競技等の収益は公益事業に活用され、本市でも、これまで宝くじや日本中央競 馬会の収益金等を市の財源としています。  多くの方々は、節度を持ってこれらを利用されている一方で、過度な「のめり込み」などによって、社会生活に 支障を及ぼしている方がいらっしゃるのも事実です。このため、日本型IRには、厳格な免許制や入場制限など既 存のギャンブル等よりも厳しい世界最高水準のカジノ規制が施されており、事業者にも問題のある利用者への徹底 した対応や相談窓口の設置など、責任ある運営を求めていきます。  日本型IRが参考としているシンガポールでは、IRの設置前から依存症対策に取り組んだ結果、既存を含めた ギャンブル依存症の有病率が減少しています。本市でもこれらの成功事例を参考に、国、事業者、関係団体などと 協力して依存症の方を増やさないように取組を徹底していきます。 •批判が強いカジノの採否を巡る住民投票をなぜ行わないのか?反対票が上 回ることを恐れてやらないのであれば、市⾧の独善政治であることが明白で ある。  IR整備法においては、議会制民主主義にもとづき、住民の意見を反映させるために必要な措置として、IRを 実施する場合は、都道府県等との協議や同意、公聴会の実施、議会の議決などが規定されています。事業を進める にあたっては、これまでも二元代表制のもと、市民の代表である市会において予算の議決をいただきながら進めて きました。今後も、市会のご意見をいただきながら進めていきたいと考えています。 海外でのIR事業成功例の紹介はありましたが、失敗例についても紹介して 頂いて、その原因をどのように分析されてその点にどの様に対応されるのか の方針も知りたいですね。  日本型IR自体が、海外の都市の成功や失敗など先進事例を参考としながら制度設計されており、カジノの規制 は世界最高水準と言われています。  具体的には、海外の事例を踏まえIR整備法では、カンウオンランドのようにカジノだけが先行して開業するこ とができない規定となっており、また、アトランティックシティのように過当競争に陥らないよう、国内のIRの 数は、3か所が上限となっています。  日本型IRが参考としているシンガポールは500万人超の人口を抱える都市国家で、日本と制度が異なる面もあ りますが、IRの導入前にギャンブル等依存症を疑われる者の割合が高かった点、産業転換が必要な時に観光立国 を目指していた点など、共通する面が多く見られます。 シンガポールでは、2つのIRのオープンに伴って、外国人観光消費額は10年足らずで倍増しており、横浜I Rにおいても周辺地域へのシャワー効果が期待されます。  なお、日本型IRが参考としているシンガポールでは、IRの設置前から依存症対策に取り組んだ結果、ギャン ブル依存症の方が減少しています。治安についても2010年に2つのIRが設置され、カジノの設置の前後におい て、外国人旅行客は約1.8倍に増加していますが(一般的には、観光客が増えると犯罪率が増えると言われてい ますが)、人口10万人当たりの犯罪認知率に大きな変化は見られません。 大阪、名古屋と横浜の市民一人当たりの予算額を比較しているが、横浜の予 算額がなぜ少ないかの原因の説明が無い。ただ、大阪よりもこれだけ少ない だけでは説明責任を果たしていない。  本市の市税収入の規模は、平成30年度決算で約8,200億円となっており、その約半分を皆様の個人市民税からい ただいていることが他都市にない特徴です。しかしながら、個人市民税は、将来的に人口減少により減収の見込み です。基礎自治体で人口規模が最大の横浜市は、その影響が大きいものと考えています。  横浜IR実現への取組の背景について、市民の皆様等によりご理解いただくため、本市の生産年齢人口や老年人 口の推計、財政や観光・MICEの現状など、各種統計データをグラフ化することで、客観的かつ分かりやすくお 示ししています。 感染症対策に万全を期すことが本当に可能ですか? 地区説明会でも質問には全く答えず、市民の声には耳をふさいでいましたが 丁寧な対応はいつどこでしたか?  本市では、新型コロナウイルス感染症への対応として、感染拡大防止策と医療提供体制の整備のほか、市民生 活、企業・事業活動をお支えする取組等を全力で行っています。  日本型IRは、観光の振興、地域経済の振興等に寄与する事業であり、人口減少、超高齢社会の進展、経済活力 の低下など、横浜の将来的な課題に向けて、2020年代後半の実現を目指して進める必要があると考えています。  IRに限らず、政策的な取組については、市政全体を見渡し、スケジュールなども考慮しながら、進めていかな ければなりません。  新型コロナウイルス感染症対策にしっかりと取り組んだうえで、将来の備えとして、IRについても検討準備を 進めていきます。  今後も、IRに関する市民の皆様の理解を深めていただけるよう、事業の節目ごとに説明を継続していきます。 米国の有力ⅠR業者が撤退したにもかかわらずなぜ市⾧はカジノにこだわる のかを説明すべきなのにそれを避けて税収増加を前面に出してきているが 「絵にかいた餅」と言うことを知らないのか?それともとぼけて市民をだま し討ちにあわそうと画策しているのか、今、真に市民に対して前を向いて回 答することが求められている。「市民の為の市政とは?」を今一度自問自答 することが何より必要なことだよ。  本市では今後、生産年齢人口の減少等による、消費や税収の減少、社会保障費の増加など、経済活力の低下や厳 しい財政状況が見込まれています。基礎自治体で人口規模が最大の横浜市は、その影響が大きいものと考えていま す。  そうした状況であっても横浜が都市の活力を維持し、子育て、医療、福祉、教育など市民の皆様の安全安心を確 保することが必要です。そのような中で、IRによる「観光の振興」、「地域経済の振興」、「財政の改善」な ど、これまでにない経済的社会的効果が見込まれ、本市が抱える諸課題の有効な対応策になり得ると考えられるこ と。また、世界最高水準のカジノ規制といわれるIR整備法やギャンブル等依存症対策基本法など、依存症に関す る諸制度も整いつつあり、国・自治体・事業者・関係団体がしっかりと協力することで、依存症の方を増やさない ように取り組む環境が整ったこと。これらを総合的に勘案し、横浜の20年、30年先を見据え、横浜が将来にわた り成⾧・発展を続けていくためには、IRを実現する必要があるという結論に至りました。  なお、ご指摘の事業者の日本撤退は、日本型IRの枠組みが投資回収の面で他国に比べ、非常に厳しい制度と なっていることから、日本以外での投資に注力することにしたことによるものと報道されています。  今後も、IRへのご理解を頂けるよう、事業の進捗に応じて市民の皆様に丁寧にご説明するなど、積極的に情報 提供していきます。

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1.カジノ客の7~8割が日本人ということだが、カジノからの税収計算 は、一人当たりの掛け金をいくらと見積もって出しているのか。これを明確 にしないのは、市民からの風当たりが一層ひどくなるからでしょうか。  IRによる本市増収効果は、カジノの売上だけではありません。  この中には、床面積の3%以内のカジノを含めた、MICE、ホテル、エンターテイメント施設など大規模な建 物にかかる固定資産税等や、リゾート施設全体の収益に伴う法人市民税なども含まれています。  この効果の算定にあたっては、事業者ごとに施設構成や規模、IR全体の売上などの異なった情報が提供された 中で、この数値を委託先の監査法人が整理・確認し、本市の産業連関表を用いて波及効果を算出したものです。事 業者ごとに施設構成や規模、売上が異なっていたため数字の幅が生じています。なお、内訳については、各事業者 のノウハウとなっているため、お示しできません。  なお、シンガポールのIRでは、7割程度がカジノの売上となっています。  今後、公募により選定される事業者と作成する区域整備計画において、施設の構成や規模、事業内容などを具体 化する中で、明らかにしていきます。 2.過去の闇投資詐欺に引っかかった多くの老人が騙されたように、市の収 入減拡大努力も空しいままに、財政の苦しさ回避の一本の綱とすがっている ようにしか感じられない。その検討はどのようにしているのか。検討委員の 方々にもキチンと開示して検討いただいているのでしょうか。  本市の市税収入の規模は、平成30年度決算で約8,200億円となっており、その約半分を皆様の個人市民税からい ただいています。しかしながら、個人市民税は、将来的に人口減少により減収の見込みです。基礎自治体で人口規 模が最大の横浜市は、その影響が大きいものと考えています。  このため、法人市民税などの増収につながる「戦略的な企業誘致」や「観光・MICE都市」、「特別自治 市」、「SDGs未来都市」などのあらゆる政策を展開しています。  あわせて、限られた経営資源の中でも必要な施策を推進するため、毎年度、事務事業の見直しに努め、徹底した 市役所内部経費の削減や、事務の効率化・適正化に取り組んでおり、直近5年間の効果額は、500億円を超えてい ます。  将来にわたり豊かで安全・安心な暮らしを維持し、さらに充実させていくためにも、IRはこれらの重要な政策 の一つです。 この動画ではIRによる具体的な経済効果が明示されていないので、横浜市 のひっ迫している(するであろう)財政への寄与度についての信じることが できないと思います。例えば、今回のような予想外の新型コロナで経済が急 変した場合、IRをあてにした財政だと非常にリスクが高いと感じます。  IR実現による効果の算定にあたっては、事業者ごとに施設構成や規模、IR全体の売上などの異なった情報が 提供された中で、この数値を委託先の監査法人が整理・確認し、横浜市の産業連関表を用いて波及効果を算出して おり、事業者ごとに施設構成や規模、売上が異なっていたため数字の幅が生じています。  なお、これらは、新型コロナ感染症の影響を受ける前の数値であり、今後、追加のRFCなどや公募により選定 される事業者と作成する区域整備計画において、施設の構成や規模、事業内容などを具体化する中で、明らかにし ていきます。  また、ギャンブル等依存症の予防・治療・調査、治安の維持など、IRの懸念事項等に関する自治体の施策に係 る経費についても、区域整備計画の作成までに明らかにしていきます。 また、質問にあったカジノなしのIRの可能性についての回答が回答になっ ていないように感じます。大規模MICEならパシフィコ横浜があるわけで すから、いまさらIR整備法を使う必要はないのではないですか?  平成27年9月にとりまとめた「横浜市山下ふ頭開発基本計画」では、ハーバーリゾートの形成を目指し、「観 光・MICEを中心とした魅力的な賑わいの創出」「親水性豊かなウォーターフロントの創出」「環境に配慮した スマートエリアの創出」の3つの視点を掲げています。 特に、山下ふ頭の47ヘクタールという大規模な敷地を生かして、基本方針の第一には、横浜市の「観光MIC E都市」としての地位を盤石にすべく、国内外から多くの人々を呼び込む大規模コンベンション機能を想定してい ました。  このような中、平成28年12月にIR推進法、平成30年7月にIR整備法が成立し、わが国の観光・MICE戦 略に基づく、IR制度の枠組みが示されました。この法制化の検討において、わが国の観光・MICE戦略を達成 できる大規模施設を民設民営で建設することが難しいと検証されています。  これらの事から、市費の負担を最小限にし、山下ふ頭でのハーバーリゾートの形成をスピード感を持って実現す るためには、国家的なプロジェクトである日本型IR制度を活用することが最適であると判断しています。 さらに仮に大規模MICEができたとしたらパシフィコ横浜と競合すると思 うのですが、どう考えているのか知りたいです。 コロナ禍以前のパシフィコ横浜の稼働率は、2019年度において国立大ホールで82%、展示ホールで79%と高 く、さらなる市場のニーズにお応えするための機能強化としてパシフィコ横浜ノースを2020年4月に開業しまし た。  国もMICE機能を強化することにより観光先進国を目指しており、パシフィコ横浜とIRに新設されるMIC E施設は、運営面で連携を図るなど集積の効果を生かせるよう検討していきます。 説明会について、人数を絞って何回かに分けて開催するなど、コロナ対策を すれば開催できるのではないか。感染症対策の強化と経済再生の実現の両輪 と言いながら、開催できないというのは怠慢ではないか。 市⾧が司会者とカメラの間を見ながら話しているが、カンペを見ている。自 分の言葉で話せないのか。  現在、新型コロナウイルス感染症対策を徹底しても、市民の皆様に安全・安心に説明会にご参加いただける環境 を整えることは難しく、説明会の開催が困難な状況です。  市民の皆様が、万が一にも、感染されるようなことがあってはならない一方で、お待たせしている市民の皆さま に、横浜市の考えをご説明するために、動画の作成を進めることにしました。 東京都はIRに頼らずとも横浜市より多くの税収となっている。税収が低 い、財政状況が悪いのは、市⾧の怠慢なのではないか。会社が横浜市に少な いのも市⾧のせいではないか。  本市の市税収入の規模は、平成30年度決算で約8,200億円となっており、その約半分を皆様の個人市民税からい ただいています。しかしながら、個人市民税は、将来的に人口減少により減収の見込みです。基礎自治体で人口規 模が最大の横浜市は、その影響が大きいものと考えています。  このため、法人市民税などの増収につながる「戦略的な企業誘致」や「観光・MICE都市」、「特別自治 市」、「SDGs未来都市」などのあらゆる政策を展開しています。  あわせて、限られた経営資源の中でも必要な施策を推進するため、毎年度、本市の事務事業の見直しに努め、徹 底した市役所内部経費の削減や、事務の効率化・適正化に取り組んでおり、直近5年間の効果額は、500億円を超 えています。  将来にわたり豊かで安全・安心な暮らしを維持し、さらに充実させていくためにも、IRはこれらの重要な政策 の一つです。

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文化体育館や武道館、IRや劇場などハコモノを建設しすぎではないか。考 えがバブル期のまま止まってるのではないか。  IR整備法では、IRにおける施設の設置・運営は民間事業者が行うことになっており、公費の負担を最小限に して国際競争力の高い滞在型観光を実現する国家的なプロジェクトとして位置づけられています。  ただし、IR整備法においては、IRを設置する自治体は、IR区域の整備推進に関する施策やカジノ施設の設 置及び運営に伴う有害な影響の排除を適切に行うために必要な施策を、国との適切な役割分担の下、実施する責務 を有するとされています。  ギャンブル等依存症の予防・治療・調査、治安の維持、周辺地域との回遊性を高めるための都市基盤整備など、 IRの懸念事項等に関する自治体の施策に係る経費については、公募により選定される事業者と作成する区域整備 計画において明らかにしていきます。  なお、これらの費用については、将来、IR事業で得られる増収額の範囲で進めていきますので、IR事業全体 として、市税の持出はないものと考えています。 このままコロナが終息しなかったら、IRは失敗に終わる。その責任は誰が とるのか。  世界経済においては、これまでもリーマンショックによる低迷、感染症(SARS)などの感染症拡大によるア ジアを中心とした経済や雇用の悪化などの影響を受けてきました。  ⾧期にわたっては、大規模な景気変動や新たな感染症など、経済的・社会的環境の変動が想定されますが、世界 経済はこれまでもそれらを克服してきています。  先進事例である、シンガポールでは、感染症(SARS)等による観光業の低迷やリーマンショックによる経済 の悪化後、2つのIR施設がオープンし、それに伴って外国人観光消費額は10年足らずで倍増しており、横浜I Rにおいても周辺地域へのシャワー効果が期待されます。  横浜でのIRも、経済的・社会的な変動において柔軟で持続可能な対応ができるよう、選定される事業者と作成 する区域整備計画などにおいて、対策を盛り込んでいきます。 国のスケジュールありきで IRを推進し続けていることに非常に違和感が あります。IRの指定区域は3カ所ですが、最初の区域認定から7年後に区 域数の上限を見直すとIR整備法では規定されていると聞いています。 今、コロナ禍で世の中の状況が大きく変化し、私自身も含め多くの市民の理 解度も深まっているとは言えない現状です。この状況で国家プロジェクトと いうだけで強引に当初の3か所に名乗りを上げるのではなく、7年後の次の 機会までに誘致計画をブラッシュアップし、市民の理解を更に深めて、最低 でも半数程度の市民の合意が得られるような環境でIRを誘致することを提 案します。この間の遅れで市が破産してしまうほど切羽詰まった状態に陥る とは、ビデオの説明を見る限り思えませんでした。  本市では今後、生産年齢人口の減少等による、消費や税収の減少、社会保障費の増加など、経済活力の低下や厳 しい財政状況が見込まれています。基礎自治体で人口規模が最大の横浜市は、その影響が大きいものと考えていま す。  そうした状況であっても横浜が都市の活力を維持し、子育て、医療、福祉、教育など市民の皆様の安全安心を確 保することが必要です。そのような中で、IRによる「観光の振興」、「地域経済の振興」、「財政の改善」な ど、これまでにない経済的社会的効果が見込まれ、本市が抱える諸課題の有効な対応策になり得ると考えられるこ と。また、世界最高水準のカジノ規制といわれるIR整備法やギャンブル等依存症対策基本法など、依存症に関す る諸制度も整いつつあり、国・自治体・事業者・関係団体がしっかりと協力することで、依存症の方を増やさない ように取り組む環境が整ったこと。これらを総合的に勘案し、横浜の20年、30年先を見据え、横浜が将来にわた り成⾧・発展を続けていくためには、IRを実現する必要があるという結論に至りました。  今後も、IRへのご理解を頂けるよう、事業の進捗に応じて市民の皆様に丁寧にご説明するなど、積極的に情報 提供していきます。 逗子の米軍跡地のテーマパーク計画と競合しないか? 上瀬谷の米軍跡地に関するご意見と思われますが、日本型IRは、観光・地域経済の振興、財政改善への貢献に寄 与する事業であり、人口減少、超高齢社会の進展、経済活力の低下など、横浜の将来的な課題解決に向けて、実現 を目指して進めています。 IRでは、MICE施設、我が国の伝統・文化・芸術等の魅力の増進に資する施設、送客施設、宿泊施設、カジノ 施設が必置とされているほか、観光旅客の来訪及び滞在の促進に寄与する施設を設置できるとされています。この 施設は、国際競争力と高いクオリティを持ち、ビジネスからレジャーまで、大人から子どもまで、外国人でも日本 人でも、幅広い人々が楽しめるIR施設全体への集客力を高められるエンターテイメント施設となることが期待さ れています。 今の横浜市で十分。私は10名以上の知人を横浜観光に呼び込んでいる。海 外のカジノも観てきたが横浜にはまったく似合わない。不要である。横浜に はそれ以上の魅力がある。  横浜は、開港以来の異国情緒あふれる港町であり、様々な観光資源があり、日本人には人気の高い観光地と考え ています。その一方で、外国人観光客の延べ宿泊者数が伸び悩んでいる要因としては、海外における観光地として の認知度が低いことや、ナイトタイムや和のコンテンツなど、外国人に訴求できる観光資源が弱いことが理由とし て挙げられます。また、関東圏では、東京に外国人観光客が集中している中、観光地として差別化できていないこ とも宿泊先として選ばれない理由の一つと考えています。IRには、市内はもとより県内や日本各地の魅力をア ピールし、IRに訪れるお客様を市内・県内や日本の観光地などに送客する施設が整備されます。  なぜ、IR、MM21地区の劇場、上瀬谷米軍施設跡地のテーマパークの三つ 全てが横浜市に必要なのか。  なお、求めているのは、個々の理由の並記ではない。例えば、IRはテー マパーク的要素も強く、ホールも整備される。だとすれば、なぜIRだけで はダメなのか、IRにはない要素として劇場とテーマパークに何を求めるの か、ということを含めて教えて欲しい。  上瀬谷米軍施設跡地のテーマパークでは、カジノは想定されていない。つ まり、カジノなしで人を集め採算をとることは可能ということになり、「カ ジノなしではやっていけない」という主張を、横浜市自ら否定している。こ のことについて、どのように考えているのか。 また、山下埠頭では、なぜ IRでなければならず、テーマパークではいけないのか。  劇場について、なぜ、IRの中に整備させることを考えないのか。もちろ ん、IRは民間整備なので、横浜市が求める劇場の整備を条件にすることは 難しいと思うが、「できるだけ整備してほしい」と伝えて事業者を募集する ことはできると思う。その結果、IRでは求める劇場は整備されない、と なったときに、市単独での整備を検討すれば良いのではないか。  日本型IRは、観光・地域経済の振興、財政改善への貢献に寄与する事業であり、人口減少、超高齢社会の進 展、経済活力の低下など、横浜の将来的な課題解決に向けて、実現を目指して進める必要があると考えています。  IRでは、MICE施設、我が国の伝統・文化・芸術等の魅力の増進に資する施設、送客施設、宿泊施設、カジ ノ施設が必置とされているほか、観光旅客の来訪及び滞在の促進に寄与する施設を設置できるとされています。こ の施設は、国際競争力と高いクオリティを持ち、ビジネスからレジャーまで、大人から子どもまで、外国人でも日 本人でも、幅広い人々が楽しめるIR施設全体への集客力を高められるエンターテイメント施設となることが期待 されています。  一方、本市が検討している新たな劇場は、国内外のトップレベルのバレエ・オペラの日常的な公演など、文化芸 術の創造と発信を通じ、わが国の舞台芸術の発展に寄与することを目指しています。また、舞台芸術が市民生活に おいて一層身近なものとなり、その豊かさを市民一人ひとりが享受できるよう、区民文化センターや公会堂、地区 センター、学校等と連携し、次世代育成や地域の多様な舞台芸術活動の活性化などに取り組むことも重要な要素と なっています。  また、今年3月にまとめた「旧上瀬谷通信施設土地利用基本計画」では、土地利用として、農業振興ゾーン、観 光・賑わいゾーン、物流ゾーン、公園・防災ゾーンを設定し、各ゾーンが連携することにより「郊外部の新たな活 性化拠点の形成」を目指すこととしました。  市郊外部の広大な土地や、広域の交通利便性といった本地区の特性を生かして、広くヒトやモノを惹きつける魅 力ある空間を実現し、交流人口の増加や経済活性化につなげるため、観光・賑わいゾーンでは、テーマパークを核 とした複合的な集客施設の検討を進めていきます。  これら、あらゆる政策を検討していくことで、将来の横浜が抱える課題に総合的に対応していきます。

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動画の質問コーナーにもあった「年間800億から1,200億円の税収が見込め る根拠は?」との質問にはっきりした回答はありませんでした。どの予定事 業者からの提示か分かりませんが、その信ぴょう性については当然「市の担 当部局」にて検証されているはずです。その辺の情報公開もせず、ただ「国 の政策だから」とか 「横浜市の将来のためだから」の繰り返しだけでは理解できません。具体的 な収支計画を是非公開して下さい。  IR実現による効果の算定にあたっては、事業者ごとに施設構成や規模、IR全体の売上などの異なった情報が 提供された中で、この数値を委託先の監査法人が整理・確認し、横浜市の産業連関表を用いて波及効果を算出して おり、事業者ごとに施設構成や規模、売上が異なっていたため数字の幅が生じています。  今後、公募により選定される事業者と作成する区域整備計画において、施設の構成や規模、事業内容などを具体 化する中で、明らかにしていきます。  また、ギャンブル等依存症の予防・治療・調査、治安の維持など、IRの懸念事項等に関する自治体の施策に係 る経費についても、区域整備計画の作成までに明らかにしていきます。 又、事業者撤退リスクについても、はっきりしたご見解をお聞かせくださ い。  IR整備法で、IR区域は民間事業者により一体として設置・運営されるものとされています。このため、事業 の運営に関しては、事業者が責任を負うものと考えています。  しかし、事業経営には、さまざまなリスクがあるのも事実です。海外の事例では、事業者が撤退した場合には、 施設の譲渡により他の事業者が、経営を継続することが有力な選択肢とされているほか、IR整備法においても、 事業継続が困難になった場合における措置を、設置自治体と事業者が結ぶ実施協定で定めることとされています。 1.IR開場へのアクセス計画  横浜IRの立地場所である山下ふ頭には、国内外から多くの来街者が訪れることになるため、円滑な交通が求め られます。  このため、陸・海・空の多様な移動手段を確保するとともに、楽しく、安全・安心で、環境にも配慮した交通環 境の構築を目指します。  具体的な計画については、公募により選定される事業者と作成する区域整備計画において明らかにしていきま す。 2.カジノについて、ラスベガスのカジノが参考に引き出されるようである が、欧州のカジノは地味で堅実な運営が成されている。一般説明には、これ らのことも取り入れられてはどうでしょうか。 カジノの詳細については、今後、国のカジノ管理委員会の規則で定められることとなっており、これらに基づき 適切に事業が進められます。 治安の強化で横浜市は神奈川県警に対して警官増員の予算の補助などをしま すか?また、神奈川県から警官増員の確約は取れているのですか?民間の警 備員だけでは治安の保証はできません。  IR整備法において、「カジノ事業者は、カジノ管理委員会規則で定めるところにより、犯罪の発生の予防並び に善良の風俗及び清浄な風俗環境の保持その他のカジノ施設及びその周辺における秩序の維持を図るため、カジノ 施設を利用させることが不適切であると認められる者によるカジノ施設の利用の禁止又は制限、カジノ施設及びそ の周辺における監視及び警備の実施その他の必要な措置を講じなければならない。」と規定されています。  また、IR施設の設置運営事業は、民間事業者の活力と創意工夫を生かして設置・運営する民設民営事業とされ ています。  横浜市としても、警備員の配置や最先端のICT技術等を活用した機械警備などの必要な犯罪防止対策を事業者 に求めていくとともに、国、県、県警察、事業者等と連携して未然防止の取組を強化します。 具体的な施策については、公募により選定される事業者と作成する区域整備計画において、施設の構成や規模、事 業内容などを具体化する中で、明らかにしていきます。 また、この不景気で国内から7割の観光客が宿泊するとはとても思えませ ん。  世界経済においては、これまでもリーマンショックによる低迷、感染症(SARS)などの感染症拡大によるア ジアを中心とした経済や雇用の悪化などの影響を受けてきました。  ⾧期にわたっては、大規模な景気変動や新たな感染症など、経済的・社会的環境の変動が想定されますが、世界 経済はこれまでもそれらを克服してきています。  先進事例である、シンガポールでは、感染症(SARS)等による観光業の低迷やリーマンショックによる経済 の悪化後、2つのIR施設がオープンし、それに伴って外国人観光消費額は10年足らずで倍増しており、横浜I Rにおいても周辺地域へのシャワー効果が期待されます。  横浜でのIRも、経済的・社会的な変動において柔軟で持続可能な対応ができるよう、選定される事業者と作成 する区域整備計画などにおいて、対策を盛り込んでいきます。 そして、事業者が万が一撤退した後入居が決まらなければ市が費用を負担す ることになりませんか?  IR整備法で、IR区域は民間事業者により一体として設置・運営されるものとされています。このため、事業 の運営に関しては、事業者が責任を負うものと考えています。  しかし、事業経営には、さまざまなリスクがあるのも事実です。海外の事例では、事業者が撤退した場合には、 施設の譲渡により他の事業者が、経営を継続することが有力な選択肢とされているほか、IR整備法においても、 事業継続が困難になった場合における措置を、設置自治体と事業者が結ぶ実施協定で定めることとされています。 様々な数値予測が甘すぎて正直議論のしようがありません今のコロナの状況 でも黒字となるような計画なら進めてください。  世界経済においては、これまでもリーマンショックによる低迷、感染症(SARS)などの感染症拡大によるア ジアを中心とした経済や雇用の悪化などの影響を受けてきました。  ⾧期にわたっては、大規模な景気変動や新たな感染症など、経済的・社会的環境の変動が想定されますが、世界 経済はこれまでもそれらを克服してきています。  先進事例である、シンガポールでは、感染症(SARS)等による観光業の低迷やリーマンショックによる経済 の悪化後、2つのIR施設がオープンし、それに伴って外国人観光消費額は10年足らずで倍増しており、横浜I Rにおいても周辺地域へのシャワー効果が期待されます。  横浜でのIRも、経済的・社会的な変動において柔軟で持続可能な対応ができるよう、選定される事業者と作成 する区域整備計画などにおいて、対策を盛り込んでいきます。 コロナ禍の現状にあっても、コロナ以前に想定していたカジノ・IRの事業 計画がコロナ終息後にそのまま達成可能として計画を進めている根拠が不 明。  世界経済においては、これまでもリーマンショックによる低迷、感染症(SARS)などの感染症拡大によるア ジアを中心とした経済や雇用の悪化などの影響を受けてきました。  ⾧期にわたっては、大規模な景気変動や新たな感染症など、経済的・社会的環境の変動が想定されますが、世界 経済はこれまでもそれらを克服してきています。  先進事例である、シンガポールでは、感染症(SARS)等による観光業の低迷やリーマンショックによる経済 の悪化後、2つのIR施設がオープンし、それに伴って外国人観光消費額は10年足らずで倍増しており、横浜I Rにおいても周辺地域へのシャワー効果が期待されます。  横浜でのIRも、経済的・社会的な変動において柔軟で持続可能な対応ができるよう、選定される事業者と作成 する区域整備計画などにおいて、対策を盛り込んでいきます。

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ポストコロナ、ウィズコロナを踏まえた横浜市の財政危機は、現状よりもど の程度悪化する見通しなのか、またIRを含めてどのように対処されるの か、現時点の考え方を教えてください。  新型コロナウイルス感染症は、世界でも、我が国においても予断を許さない状況であり、現段階でIR事業等へ の影響を把握できる段階ではないと考えます。  本市の市税収入の規模は、平成30年度決算で約8,200億円となっており、その約半分を皆様の個人市民税からい ただいています。しかしながら、個人市民税は、将来的に人口減少により減収の見込みです。基礎自治体で人口規 模が最大の横浜市は、その影響が大きいものと考えています。  このため、法人市民税などの増収につながる「戦略的な企業誘致」や「観光・MICE都市」、「特別自治 市」、「SDGs未来都市」などのあらゆる政策を展開しています。  あわせて、限られた経営資源の中でも必要な施策を推進するため、毎年度、本市の事務事業の見直しに努め、徹 底した市役所内部経費の削減や、事務の効率化・適正化に取り組んでおり、直近5年間の効果額は、500億円を超 えています。  将来にわたり豊かで安全・安心な暮らしを維持し、さらに充実させていくためにも、IRはこれらの重要な政策 の一つです。 緑化がどの程度供給されるのか不明でしたので、お示しください。  横浜港の水際を形成する既存の街並みや山下公園と連続した、いつでも誰でも楽しめる、開放的な、緑豊かな オープンスペースと水際のプロムナードを形成し、新たな緑と水際が融合したエリアを創出します。 詳細は、今後の事業者公募を通じて、民間の自由な発想による魅力的なコンテンツや施設等の具体的な提案を 求めていきます。 開業までのスケジュールをもう少し詳しく分かりやすくご教示頂きたいと思 います。  IRは国家的なプロジェクトであるため、国の定めるスケジュールを踏まえ、手続きを進めていく必要がありま す。  今後、国の基本方針等を踏まえて「実施方針」を策定、公表し、事業者を公募します。選定される事業者と共同 で「区域整備計画」を作成し、市会の議決等を経て、国に認定申請を行い、2020年代後半のIR開業に向けて取 組を進めていきます。  IR事業者の公募、区域整備計画の認定申請など、事業の進捗にあわせて市民の皆様に丁寧にご説明を続けてい きます。 ①事業の実現可能性チェックで大切なのは、失敗を含む先行例からのネガ ティブチェックですが、市の売上、経済効果の試算は、参加表明事業者のバ ラ色の数字を参考にしたもので、今後のカジノ市場のネガティブチェックや 日本独自のマイナス要因に対する熟考が見えず、浅薄、杜撰な希望的観測に 過ぎないように見える。計画検討時に行った(筈の)先行カジノの売上・経 済効果、依存症、治安の各失敗例からの、専門家意見を含めたネガティブ チェックと日本の特殊環境を踏まえた有効対策等の検討過程議事録と具体案 を例示して下さい。  IR実現による効果の算定にあたっては、事業者ごとに施設構成や規模、IR全体の売上などの異なった情報が 提供された中で、この数値を委託先の監査法人が整理・確認し、横浜市の産業連関表を用いて波及効果を算出して おり、事業者ごとに施設構成や規模、売上が異なっていたため数字の幅が生じています。  新型コロナウイルス感染症による影響を含め、今後、追加のRFCや公募により選定される事業者と作成する区 域整備計画において、施設の構成や規模、事業内容などを具体化する中で、明らかにしていきます。  また、ギャンブル等依存症の予防・治療・調査、治安の維持など、IRの懸念事項等に関する自治体の施策に係 る経費についても、区域整備計画の作成までに明らかにしていきます。 ②IR誘致は実現出来ない可能性も残る事業だから、当然IR誘致無しの財政 再建計画もある筈です。また、市⾧の「IRは白紙」が本当であったなら、 誘致を決めるプロセスでも、IR無しの財政再建計画も御座なりでなく検討 するのが道理ですから、その御座なりでないプランを開示して下さい。ま た、口先だけでなく、本当に市民からの理解協力を得る気があるなら、質問 ①で触れたIR計画の有効精査とIR無しの再建計画という選択肢を市民の前 に提示して問うのが、市⾧と議会のあるべき姿ですが、その点に対する今後 の考え、予定を示して下さい。  平成27年9月にとりまとめた「横浜市山下ふ頭開発基本計画」では、ハーバーリゾートの形成を目指し、「観 光・MICEを中心とした魅力的な賑わいの創出」「親水性豊かなウォーターフロントの創出」「環境に配慮した スマートエリアの創出」の3つの視点を掲げています。 特に、山下ふ頭の47ヘクタールという大規模な敷地を生かして、基本方針の第一には、横浜市の「観光MIC E都市」としての地位を盤石にすべく、国内外から多くの人々を呼び込む大規模コンベンション機能を想定してい ました。  このような中、平成28年12月にIR推進法、平成30年7月にIR整備法が成立し、わが国の観光・MICE戦 略に基づく、IR制度の枠組みが示されました。この法制化の検討において、わが国の観光・MICE戦略を達成 できる大規模施設を民設民営で建設することが難しいと検証されています。  これらの事から、市費の負担を最小限にし、山下ふ頭でのハーバーリゾートの形成をスピード感を持って実現す るためには、国家的なプロジェクトである日本型IR制度を活用することが最適であると判断しています。  今後も、IRへのご理解を深めていただけるよう、事業の進捗に応じて、市民の皆様に丁寧にご説明するなど、 積極的に情報発信していきます。 コロナ後の世界がどうなるか?わからない中で進めて、もし失敗したら誰が 責任を取ってくれるのですか?  世界経済においては、これまでもリーマンショックによる低迷、感染症(SARS)などの感染症拡大によるア ジアを中心とした経済や雇用の悪化などの影響を受けてきました。  ⾧期にわたっては、大規模な景気変動や新たな感染症など、経済的・社会的環境の変動が想定されますが、世界 経済はこれまでもそれらを克服してきています。  先進事例である、シンガポールでは、感染症(SARS)等による観光業の低迷やリーマンショックによる経済 の悪化後、2つのIR施設がオープンし、それに伴って外国人観光消費額は10年足らずで倍増しており、横浜I Rにおいても周辺地域へのシャワー効果が期待されます。  横浜でのIRも、経済的・社会的な変動において柔軟で持続可能な対応ができるよう、選定される事業者と作成 する区域整備計画などにおいて、対策を盛り込んでいきます。 既存のギャンブル(パチンコ、競馬etc)と比べ、IR内のカジノの考えられ る弊害はより大きいと言えるのでしょうか?or規制を設ける事により、より 小さいと考えて良いのでしょうか?  日本には、公益面から法律で認められている競馬などの公営競技、宝くじやtoto、パチンコなどの様々なギャン ブルや遊技が存在しています。多くの方々は節度を持ってこれらを利用されています。一方で、過度な「のめり込 み」などによって、社会生活に支障を及ぼしている方がいらっしゃるのも事実です。  このため、日本型IRには、厳格な免許制や入場制限など既存ギャンブル等よりも厳しい世界最高水準のカジノ 規制が施されており、事業者にも問題のある利用者への徹底した対応や相談窓口の設置など、責任ある運営を求め ていきます。  日本型IRが参考としているシンガポールでは、IRの設置前から依存症対策に取り組んだ結果、既存を含めた ギャンブル依存症の有病率が減少しています。  本市でもこれらの成功事例を参考に、国、事業者、関係団体などと協力して依存症の方を増やさないように取組 を徹底していきます。

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