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海外食料需給レポート ( 平成 31 年 2 月 ) 平成 31 年 3 月 15 日

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(1)

海外食料需給レポート

(平成 31 年2月)

(2)

海外食料需給レポートについて

1 意義 我が国は食料の大半を海外に依存していることから、そのうち、主食や飼料原料となる主要穀 物(米、小麦、とうもろこし)及び大豆を中心に、安定供給に向けて世界の需給や価格動向を把握 し、情報提供する目的で作成しています。 2 対象者 このレポートの対象は国民の方々の中でも、特に、原料の大半を海外に依存する食品加工業者 及び飼料製造業者等に対し、安定的に原料調達を行う上での判断材料を提供する観点で作成して います。 3 重点としている事項 我が国が主に輸入している国や代替供給が可能な国、それに加えて我が国と輸入が競合する国 に関し、国際相場や需給に影響を与える情報(生育状況や国内需要、貿易動向、価格、関連政策 等)について重点的に記載しています。 4 公表頻度 月 1 回、月末を目処に作成、公表します 5 ここに記載のない情報は以下を参照願います。 (1) 農林水産省の情報 ア 我が国の食料需給表や食品価格、国内生産等に関する情報 ・食料需給表:http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/fbs/ ・食品の価格動向:http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/anpo/kouri/index.html ・米に関するマンスリーレポート:http://www.maff.go.jp/j/seisan/keikaku/soukatu/mr.html イ 中・長期見通しに関する情報 ・食料需給見通し(農林水産政策研究所):http://www.maff.go.jp/primaff/seika/jyukyu.html (2) 農林水産関係機関の情報(ALIC の情報サイト):https://www.alic.go.jp/ ・砂糖、でんぷん:https://www.alic.go.jp/sugar/index.html ・野菜:https://www.alic.go.jp/vegetable/index.html ・畜産物:https://www.alic.go.jp/joho-c/joho05_000168.html (3) その他海外の機関(英語及び各国語となります) ア 国際機関 ・国連食糧農業機関(FAO):http://www.fao.org/home/jp/ ・国際穀物理事会(IGC):https://www.igc.int/en/default.aspx ・経済協力開発機構(OECD)(農業分野):http://www.oecd.org/agriculture/ ・農業市場情報システム(AMIS):http://www.amis-outlook.org/ イ 各国の農業関係機関(代表的なものです) ・米国農務省(USDA):https://www.usda.gov/ ・ブラジル食料供給公社(CONAB):https://www.conab.gov.br/ ・カナダ農務農産食品省(AAFC):http://www.agr.gc.ca/eng/home/?id=1395690825741 ・豪州農業資源経済科学局(ABARES):http://www.agriculture.gov.au/abares

(3)

目 次

概要編

Ⅰ 2019 年2月の主な動き・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1

Ⅱ 2019 年2月の穀物等の国際価格の動向・・・・・・・・・・・・・・・・・・2

Ⅱ 2018/19 年度の穀物需給(予測)のポイント・・・・・・・・・・・・・・・2

Ⅲ 2018/19 年度の油糧種子需給(予測)のポイント・・・・・・・・・・・・・2

Ⅴ 今月の注目情報

米国の 2019 年産の作付・需給動向・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3

(資料)

1 穀物等の国際価格の動向・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5

2 穀物の生産量、消費量、期末在庫率の推移・・・・・・・・・・・・・・・・6

3 原油価格、為替、海上運賃の動向・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7

4 平成 30 年8月以降の食品小売価格の動向 ・・・・・・・・・・・・・・・・8

品目別需給編

Ⅰ 穀物

1 小麦・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1

2 とうもろこし・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7

3 米・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10

Ⅱ 油糧種子

大豆・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15

【利用上の注意】

(4)

(5)

Ⅰ 2019 年2月の主な動き

1 2019/20 年度の米国の作付・貿易動向

米国農務省(USDA)は毎年 2 月に、今後 10 年間の米国の農業と世界の貿易見通しに

ついて議論するアウトルックフォーラムを開催している。

今年は第 95 回目である。

(詳

細は P3「Ⅴ 今月の注目情報」参照)

同会合で USDA から、米国の 2019/20 年度の作付面積、需給見通しについて提示さ

れた。作付面積については、大豆は、中国の輸入減等を受けて減少し、とうもろこし

は大豆より収益性が良いことから増加する見通し。米国の輸出については、小麦は、

豪州や EU の輸出増により、輸出競争が激化することから減少し、とうもろこしは世

界の輸入需要が増加することから増加する。大豆はブラジルが減産となることから増

加する見通し。

なお、2 月の大豆ととうもろこしの相場の価格比(比価)が、農家の実際の作付動向

を左右するともいわれており、3 月末には、USDA が農家から聞き取った作付意向調査

が公表される予定。

2 南米の生育・収穫動向

ブラジルでは夏とうもろこし、大豆の収穫期を迎えている。2018/19 年度の大豆の

生産量については、乾燥の影響から史上最高の豊作となった前年度を下回るものの1

億 1 千万トンを超える見通し。また、とうもろこしの生産量については、現在収穫中

の夏とうもろこしは前年度より減産となるものの、大豆の収穫後に作付予定の冬とう

もろこしの作付面積が増加することから、全体では前年度を上回り 9 千万トンを超え

る見通し。

一方、アルゼンチンでは、1 月以降、降雨過多の状態が緩和され、良好な生

育状況となっており、ブエノスアイレス穀物取引所の 2 月 21 日報告によれば、

生産量については、大豆は 5.3 千万トン、とうもろこしは 4.5 千万トンと、そ

れぞれ前年度を上回る見通し。

3 豪州の小麦の輸出状況

2018/19 年度の豪州の小麦は、東部では干ばつによる不作となり、一方で天候に恵

まれた西部のウェスタンオーストラリア州では生産量は上方修正された。この結果、

当初、輸出向けのウェスタンオーストラリア州産小麦が東部で飼料向けに消費された

ことから輸出余力は減少。従来、豪州産小麦の輸出市場であった東南アジア向けには、

ロシアやウクライナ産小麦の輸出が増加するとみられる。

4 ロシアの小麦の輸出状況

USDA によれば、2018/19 年度のロシアの小麦の生産量が上方修正され、前年度に次

いで史上 2 番目の豊作となる見込み。冬期は凍結して輸出に支障が発生するアゾフ海

が、今まで凍結がなく輸出ペースは好調であった。今後、ロシア農業省が穀物輸出業

者団体の設立について提案しており、政府主導での輸出管理の強化につながる可能性

があることから、今後の輸出動向については十分注視する必要がある。

-1-

(6)

Ⅱ 2019 年2月の穀物等の国際価格の動向

小麦は、1月下旬、190ドル/トン台前半で推移。その後、米国産のエジプト等から

の買い付けによる輸出増加期待で下支えされたが、中旬以降、黒海沿岸諸国の輸出攻

勢等から値を下げ、2月下旬現在、160ドル/トン台後半で推移。

とうもろこしは、1月下旬、140ドル/トン台後半で推移。その後、米国農務省穀物

等需給報告で世界期末在庫の上方修正が行われたほか、米国産とうもろこしの豊作見

通しに加え、小麦につられ下落したため、1月下旬現在、140ドル/トン台前半で推移。

米は、1月下旬、420ドル/トン台半ばで推移。その後、タイのバーツ高であったが

タイ乾季作の新穀の出回り等による国内価格の低下等から、2月下旬現在、410ドル/

トン台後半で推移。

大豆は、1月下旬、330ドル/トン台半ばで推移。その後、米国産の中国向けに成約

にキャンセルが出たこと等から値下がりし、2月下旬現在、320ドル/トン台前半で推移。

(注)小麦、とうもろこし、大豆はシカゴ相場、米はタイ国家貿易委員会価格

Ⅲ 2018/19 年度の穀物需給(予測)のポイント

世界の穀物全体の生産量は、前々月から上方修正され 26.0 億トンとなるものの、消

費量の 26.4 億トンを下回る見込み。

また、前々月と比べ、期末在庫率は上方修正され 29.2%となった(資料 2 参照)。

(注:数値は 2 月の米国農務省需給報告による) 生産量は、前年度と比較して、とうもろこし、米が増加するものの、小麦が減少するため、前年 度をわずかに下回り 26.0 億トンの見込み。 消費量は、小麦、とうもろこし、米とも前年度を上回り、世界全体では前年度を上回る 26.4 億ト ンの見込み。 貿易量は、小麦は減少も、とうもろこし、米が増加し、4.3 億トンと前年度を上回る見込み。 期末在庫量は、7.7 億トンと前年度に比べ減少し、期末在庫率も 29.2%と前年度(31.2%)に比べ 低下する見込み。

Ⅳ 2018/19 年度の油糧種子需給(予測)のポイント

油糧種子全体の生産量は、前々月から下方修正され 5.93 億トンとなり、消費量も下方

修正され 5.83 億トンとなったため、生産量が消費量を上回る見込みは変わらず。

一方、期末在庫の積増しにより、期末在庫率は前年度より上昇し 20.8%となる見込み。

(注:数値は 2 月の米国農務省需給報告による)

-2-

(7)

- 3 -

Ⅴ 今月の注目情報:米国の 2019 年産の作付・需給動向

1 2019/20 年度の作付動向 (1) 小麦 冬小麦は降雨過多等により 圃場の一部で作付けできなか ったことから、作付面積は前年 度より減少し 1909 年産以来 109 年ぶりの低水準となった。一 方、大豆と比べて小麦の方が収 益性が良好なことから、春小麦 の作付面積は増加し、小麦全体 の作付面積は前年度より 2%減 少にとどまる見通し。 (2) とうもろこし 大豆と比べて、収益性が良好なことから、作付面積は増加し、大豆と入れ替わって米国で一 番作付面積の多い作物に返り咲く見通し。 (3) 大豆 中国の米国産大豆への課税が継続する前提では、収益性が他の作物より劣ることから、作付 面積は前年度より減少する見通し。 2 2019/20 年度の需給・価格動向 (1)小麦 冬小麦の作付面積減少にかかわ らず、春小麦の作付面積増から生 産量は前年度より 1%増加する見 通し。単収は過去からの直線回帰 による傾向単収による予測では、 前年度よりわずかに増加する見通 し。消費量については、食料用、 飼料用とも通常の増加ペースで 2%増加するが、輸出については、前年度干ばつで減産となった豪州や EU の輸出の回復による 輸出競争の激化から減少する見通し。 期末在庫量は前年度より減少し、期末在庫率は低下する見通し。農家年平均売渡価格は前年 度より 5 セント/ブッシェル上昇し、5.20 ドル/ブッシェルとなる見通し。 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 40.0 45.0 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 小麦 とうもろこし 大豆 百万ha 年 とうもろこしの 作付面積が 大豆を上回る

米国農務省(USDA)のアウトルックフォーラムでは、本年は米国パーデュー農務長

官に加え、カナダ、メキシコの農業大臣が出席し、USDAチーフエコノミストから、

今後10年間の世界の穀物在庫の見通しや中国の輸入動向、米国新農業法等について

説明があった。この中で特にUSDAから示された米国の2019/20年度の作付け・需給動

向についてまとめた。

表1 小麦の需給見通し 図 小麦、とうもろこし、大豆の作付面積の推移 出典:米国農務省アウトルックフォーラム 2019 (単位:百万トン) 予 測 値 対前年度 増減率(%) 生 産 量 62.8 47.4 51.3 51.8 1.0 消 費 量 31.9 29.4 30.3 30.8 1.8 うち飼料用 4.4 1.4 2.2 2.4 12.5 輸 出 量 28.6 24.5 27.2 26.5 ▲ 2.5 輸 入 量 3.2 4.3 3.8 3.8 - 期末在庫量 32.1 29.9 27.5 25.7 ▲ 6.5 期末在庫率 53.2% 55.5% 47.8% 44.8% ▲ 3.0 (参考) 収穫面積(百万ha) 17.73 15.22 16.03 16.11 0.5 単収(t/ha) 3.54 3.12 3.20 3.21 0.4   2 0 1 6 / 1 7 年   度   2 0 1 7 / 1 8   2 0 1 8 / 1 9   2 0 1 9 / 2 0 出典:米国農務省 アウトルックフォーラム 2019年

(8)

- 4 - (2)とうもろこし 単収は前年度より減少するもの の、収穫面積の増加から生産量は 前年度より3%増加する見通し。消 費量のうち、食料用、バイオエタノ ール用は、前年度と同じであるが、 飼料用は、飼育家畜頭数が増加する ことから増加する見通し。また、輸 出量については、世界の貿易量が増 加することから、わずかに増加する 見通し。 期末在庫は前年度より減少し、期 末在庫率も低下する見通し。農家年平均売渡価格は前年度より 5 セント/ブッシェル上昇し、 3.65 ドル/ブッシェルとなる見通し。 (3) 大豆 収穫面積の減少と傾向単収によ れば生産量は前年度より 8%減少す るものの、前年度からの持ち越し在 庫が多いことから供給量は大きく 増加する見通し。国内の大豆かす需 要が大きいことから、搾油量は史上 最高となる見通し。輸出量は、世界 の需要の増加やブラジルの生産減、 中国向け輸出の改善期待から増加する見通し。 期末在庫は高水準であるが、前年度末よりは減少し、期末在庫率も低下する見通し。農家年 平均売渡価格は前年度より 20 セント/ブッシェル上昇し、8.80 ドル/ブッシェルとなる見通し。 <参考> 米国農家は一般的に、とうもろこしと大豆のどちらを作付するかについては、大豆ととうもろ こしの価格比(比価)を基にして判断している。 とうもろこしの単収(11 トン)は大豆(3.3 トン)の 3 倍程度であることから、大豆の価格が とうもろこしの価格の少なくとも3倍以上の開きがないと大豆生産はコスト的に見合わないこと になる。 本年2月のシカゴ相場を期近で見ると、1ブッシェル当たり大豆が9ドル台前半、とうもろこ しが3ドル台後半で推移していることから、比価は 2.4 程度となっており、大豆がブッシェル当 たり 10 ドル前後で比価が 2.7~2.8 であった昨年 2 月と比較して比価は下がっている。 比価が2に近くなる(下がる)ほど、大豆よりとうもろこしを生産した方が総収入(単収×価 格)が有利となるため、現時点では、大豆からとうもろこしへの作付けがシフトすると見通され ている。 なお、3 月末には USDA から、農家からの実際の聞き取りによる作付意向調査が公表される。 表3 とうもろこしの需給見通し 表4 大豆の需給見通し (単位:百万トン) 予 測 値 増減率(%)対前年度 生 産 量 384.8 371.1 366.3 378.2 3.3 消 費 量 313.8 313.9 315.3 318.5 1.0 うち飼料用 138.9 134.7 136.5 139.7 2.3   うちエタノール用 138.0 142.4 141.6 141.6 - 輸 出 量 58.3 61.9 62.2 62.9 1.0 輸 入 量 1.4 0.9 1.0 1.0 - 期末在庫量 58.2 54.4 44.1 41.9 ▲ 4.9 期末在庫率 15.7% 14.5% 11.7% 11.0% ▲ 0.7 (参考) 収穫面積(百万ha) 35.09 33.47 33.06 34.24 3.5 単収(t/ha) 10.96 11.08 11.07 11.05 ▲ 0.2   2016/17 年   度   201 7/18   2018/1 9   2 019/20 出典:米国農務省 アウトルックフォーラム 2019年 (単位:百万トン) 予 測 値 増減率(%)対前年度 生 産 量 116.9 120.1 123.7 113.6 ▲ 8.1 消 費 量 55.7 59.0 60.3 60.8 0.8 うち搾油用 51.7 55.9 56.9 57.3 0.7 輸 出 量 58.9 57.9 51.0 55.1 8.0 輸 入 量 0.6 0.6 0.5 0.5 - 期末在庫量 8.2 11.9 24.8 23.0 ▲ 7.1 期末在庫率 7.2% 10.2% 22.2% 19.8% ▲ 2.4 (参考) 収穫面積(百万ha) 33.47 36.22 35.65 34.12 ▲ 4.3 単収(t/ha) 3.49 3.32 3.47 3.33 ▲ 4.1   2 0 1 6 / 1 7 年   度   2 0 1 7 / 1 8   2 0 1 8 / 1 9   2 0 1 9 / 2 0 出典:米国農務省 アウトルックフォーラム 2019年

(9)

0 100 200 300 400 500 600 700 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 とうもろこし (年) 小麦 米 大豆 〔ドル/トン〕 0 100 200 300 400 500 600 700 800 900 1000 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016 2018 200 4 世界 の 米 在庫量が約2 0年ぶり の低水 準 200 3 米国 高温・乾燥 、 中国 輸入急増 200 2 米国 ・ カ ナダ・ 豪 州同 時不作 200 8 世界 的 な 小 麦等 の豊作 2007 欧州 天 候不順、 豪州干 ば つ 2006 豪州 大 干 ばつ 20 12 米国で 高 温・乾燥、 タ イ で 担 保融 資制度 導 入 20 11 米国で 高 温 ・乾燥 20 10 ロ シアで 干ば つ 20 16 南 米で天候 不 順 20 15 欧州 で 高 温乾燥 、ベト ナム・タ イで 乾燥 20 14 世 界 的 な とうもろ こし等 20 13 の豊作 とうもろこし 小麦 大豆 米 (年) 〔ドル/トン〕

資料1 穀物等の国際価格の動向

(ドル/トン)

大豆

337.2ドル

650.7ドル (2012.9.4) とうもろこし

148.9ドル

327.2ドル (2012.8.21) 2019年2月1日現在 の価格。 □内は過去最高値。

□ 穀物等の国際価格の動向

注1:小麦、とうもろこし、大豆は、シカゴ商品取引所の各月第1金曜日の期近終値の価格(セツルメント)である。米は、タイ国家貿易取引委員会公表による各月第 1水曜日のタイうるち精米100%2等のFOB価格である(なお、2月1日現在の米価格は1月30日の価格)。 注2:過去最高価格については、米はタイ国家貿易取引委員会の公表する価格の最高価格、米以外はシカゴ商品取引所の全ての取引日における期近終値の最高価格。

426ドル

1,038ドル (2008.5.21)

小麦

192.6ドル

470.3ドル (2008.2.27)

○とうもろこし、大豆が史上最高値を記録した2012年以降、世界的な小麦やとうもろこしの豊作、大豆の南米での増産や米国で

の豊作等から穀物等価格は低下。2017年以降横ばいで推移。米はタイの在庫放出等から低下したが、2017年以降上昇傾向。

○なお、穀物等価格は、新興国の畜産物消費の増加を背景とした堅調な需要やエネルギー向け需要により2008年以前を上回る水

準で推移している。

- 5 -

(10)

資料2

穀物の生産量、消費量、期末在庫率の推移

資料:USDA「World Agricultural Supply and Demand Estimates」(February 2019)、「PS&D」 (注)なお、「PS&D」 については、最新の公表データを使用している。

○ 世界の穀物消費量は、途上国の人口増、所得水準の向上等に伴い増加傾向で推移。2018/19年度は、2000/01年度に比

べ1.4倍の水準に増加。一方、生産量は、主に単収の伸びにより消費量の増加に対応している。

○ 2018/19年度の期末在庫率は、生産量が消費量を下回り29.2%となるものの、直近の価格高騰年であった2012/13年度

(20.9%)を上回る見込み。

□ 穀物(米、とうもろこし、小麦、大麦等)の需給の推移

10

20

30

40

50

60

70

80

12.0

14.0

16.0

18.0

20.0

22.0

24.0

26.0

2000/01

02/03

04/05

06/07

08/09

10/11

12/13

14/15

16/17

18/19

(年度)

(期末在庫率

%)

(億トン)

生産量(左目盛)

消費量(左目盛)

期末在庫率(右目盛)

18.7億トン

18.5億トン

2006 豪州 大 干 ばつ 2010 ロシア 等 で干ば つ 2012 米国 の 高 温・乾 燥

26.4億トン

26.0億トン

29.2%

(2018/19年度予測 値) 2015 欧 州で 高温乾燥 ベト ナ ム ・タイ で 乾 燥 2007 欧州天 候 不順 豪州 干ば つ

20.9%

(2012/13年度) 2018/19年度の 期末在庫率 - 6 -

(11)

1

(その他の要因)

資料:(原油価格)内閣府「海外経済データ –月次アップデート」、米国エネルギー情報局(U.S. Energy Information Administration) 「Weekly Petroleum Status Report」週別価格の平均値、 (海上運賃)国際穀物理事会(International Grains Council) Ocean Freight Rates, 「World Grain Statistics」, 「IGC Grain Market Indicators」、「World Maritime Analysis Weekly Report」(米 国ガルフ-日本間パナマックス級の海上運賃)週別価格の平均値、(為替レート)日本銀行主要時系列統計データ表月次データの月中平均を基に農林水産省で作成。なお、掲載されてい る数値は2019年1月の平均値である。

資料3 原油価格・為替・海上運賃の動向

【図】 原油価格、為替レート、海上運賃の動向

1 近年、為替レート、原油価格及び海上運賃の大幅な変動が、我が国の食品における原材料コスト・価格に影響。

2 円/ドル為替レートは、2012年の金融緩和等により円安となった後、2017年以降は110円/ドル程度で推移。原油価格は、2008年から2009

年初めにかけて大幅に下落した後、上昇傾向であったが、2014年6月以降にシェールオイルの堅調な生産、OPECの生産目標維持等による

需給緩和で落、2016年以降、減産合意等から上昇も、2018年末に下落に転じた。海上運賃は、2014年に新造船の供給増や原油価格の影響

等により下落、2016年2月以降、原油価格の上昇や船腹需要の増加等により上昇。

118.75 50.65 45.25 0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 2000 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 ドル/バレル(原油価格) ドル/トン(海上運賃) 円/ドル(為替レート)

原油価格

海上運賃

為替レート

世界 的 な 小 麦 等 の 豊作 ・世 界金 融危 機 欧州 天 候 不 良 、 豪 州干 ば つ 豪州 大 干 ば つ 世界の と う も ろ こ し ・大豆 の 生 産量が 史 上 最 高 ロ シ ア 等 で 干 ば つ 米国で 高 温・ 乾燥、 タ イ で 担保融資 制度導 入 日本の 金 融緩和 政 策の 導入へ の 期 待 シ ェ ール オ イ ル の 堅 調 な生 産 、 O P E C の 生 産 目 標 維 持等に よ る 需 給 緩 和 原油減産合意 - 7 -

(12)

平成30年8月~平成31年1月の

食品小売価格の動向

【参考】平成30年9月~平成31年2月の

食品小売価格の動向(速報値)

○ 加工食品の国内の食品小売価格については大きな値動きはなし。

H26 H27 H28 H29 H30 H31 生鮮食品を 除く総合 97.7 100.0 99.7 100.2 101.0 101.2 101.3 101.6 101.6 101.4 101.2 0.8% 食パン 98.5 100.0 101.1 100.9 101.4 101.5 102.4 102.7 102.5 102.6 102.4 1.5% 即席めん 94.2 100.0 100.0 99.5 99.0 98.7 98.6 98.5 99.0 98.7 98.1 -0.9% 豆腐 98.0 100.0 100.0 100.5 100.7 100.7 100.7 101.1 100.8 100.8 100.4 -0.2% 食用油 (キャノーラ油) 102.8 100.0 97.8 94.5 93.3 92.4 92.9 93.2 93.2 92.1 92.8 -1.3% みそ 100.6 100.0 99.4 99.1 99.6 99.6 100.0 99.7 99.3 99.7 100.9 1.5% チーズ 97.9 100.0 99.3 98.8 102.6 105.5 104.4 103.6 103.7 102.5 103.9 3.9% バター 95.0 100.0 101.5 101.7 102.0 102.1 102.0 102.1 102.2 102.5 102.3 0.6% マヨネーズ 103.5 100.0 98.1 96.7 95.3 94.7 94.8 95.5 95.8 94.6 95.5 -0.9% H30 1月 平均 平均 8月 9月 10月 12月   上昇率(前年   同月比) 平均 消費者物価指数(総務省) 品目 平均 平均 11月 資料:総務省消費者物価指数 注1:平成27年の平均値を100とした指数で表記している。 H26 H27 H28 H29 H30 平均 平均 上昇率 (前月比) 上昇率 (前年  同月比) 食パン 99.3 101.7 102.6 101.3 102.3 103.2 105.6 105.6 106.0 105.4 105.4 0.0% - 即席めん 109.1 117.0 116.7 116.5 117.0 115.8 120.0 120.0 119.2 119.2 119.2 0.0% - 豆腐 101.9 101.6 98.4 97.2 96.9 96.5 99.2 98.7 97.9 97.9 97.9 0.0% - 食用油 (キャノーラ油) 91.2 88.7 85.2 84.0 85.3 83.5 90.2 93.2 89.7 90.8 88.6 -2.4% - みそ 119.7 121.0 120.8 122.9 130.5 128.6 136.2 136.8 135.9 135.1 135.1 0.0% - チーズ 125.4 129.4 129.4 129.0 134.7 135.9 140.3 138.9 140.3 139.6 138.3 -0.9% - バター 112.0 118.4 120.0 120.7 121.2 121.2 121.1 121.4 121.4 121.4 121.4 0.0% - マヨネーズ 112.2 110.6 109.8 108.9 108.9 106.5 115.5 115.1 114.7 115.8 115.8 0.0% - 2月 H31 H30 12月 9月 10月 11月 平均 資料:農林水産省 食品価格動向調査(加工食品) 注1:平成20年1月の価格を100とした指数で表記している。ただし、バターについては平成20年     5月の価格を100とした指数で表記している。 注2:調査は原則、各都道府県10店舗で毎週実施。 注3:調査結果は調査期間中の平均値で算出。 注4:マヨネーズのH24平均値は調査を開始した平成24年10月~12月平均。 注5:平成30年9月までの調査結果と10月以降の調査結果は、特売品の価格の調査方法が異なることから    接続しないので、上昇率(前年同月比)は算出していない。 食品価格動向調査(農林水産省) 品目 平均 平均 1月 - 8 -

参照

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