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小特集・火力発電

最近のl,000MW級大容量蒸気タービン

Recent

Technique

of

Large-Scale

Steam

Turbines

11獅ロ52年2月,LJ立製作所製作の殻大谷ら主機で,かつ[釧勺でも貴大のJlけプ機であ る東京電力株式会社納め袖ヶ浦火力発屯所3号椀1,000MW蒸■;もタービン設備が営 業運転を開始した。本稿では,ニの50Hzl,000MW茶1もタービンの逆転データ放び タービンの特徴について紹介するとともに,将米の60Hzl,000MW蒸1もタービンの湛 本計匝j概要と高件能・高イ言板件の要求にマッチした新技術の適用などについて述べる。 t】

言 接近逆転に入った東京電力株J〔会汁仙ヶ浦火力ヲ己電所納め の50Hzl,000MW蒸与(ターービンは,日立巷望作三所♂)妓耕の技術 を駆位して設計・製作されたもので,これらの新托術は打水 の60Hzゴ或IFt+け1,000MW;扱蒸1(タービンの戸汁1山‥二も過川でき るものである。 _呪力三,60Hz士或では600∼700MWまでの運転実芯が出てお I),これら♂)大谷呈機でも変圧運転方式を呼人して中間負荷火 力とするなど,椎々の試みが行なわれているが,杓来の60Hz 城の1,000MW級プラントを考える場合には,原十力発う富プラ ントが運転開始することを考接しても,なおべ)-ス負荷逆転 を恭本とし,同時に電力需用の変動に追従するために部分負 荷運転時の高効率化も十分に考慮する必要があろう。 【 ̄ ̄Jよ製作所では,現在50Hzl,000MW茶気ターービンでの好 調な運転実績を基礎に,60Hzl,000MW級蒸乞七夕【ビン♂)設 計を完了しているが,その中には43in最終段巽の特性改善, 高効率段諮設計,大径軸受の;謂発,屯イ・か、バナの性能向_卜 など,特記すべきものも幾つか挙げられる。以 ̄卜に,こ拉近の 1,000MW級恭与iタMビンの計画概要と,蒸気クーービン構造の 特徴について紹介し,関係者の参考に供したい。 囚

最近の大容量機とタービン形式

我が国の50Hz城での単機容量の増大は,350MWから600 MW,次いで1,000MWと-一定のステップで亡11力増加が行なわ れてきた。しかも,どのタービン形式もクロスコンパウンド 形であり,克之終段巽長の増大がそのまま山力増加となって表 われてし、る。一一ノ∴ 60Hz城では,出力が多様であるのと同時 に,中室数,再熱段数,恭乞(温性などにかなりのバラエティーー がみられる(表1,2){,しかL,境終段冥土主としては33.5in が妓女であり,これ以卜の出力増加に対Lては新しいf主巽が 必要となってくる。また60Hz機の特徴として,従来はタンデ ムコンパウンド形が採川されていたが,1,000MW弟汲プラント になると1,800rpm低白三部を採川する必宴件が生じ,クロス コンパウンド形を採用しなければならない。, このように,ニ将来の60Hzl,000MW級蒸気ターービンは,形 式的,構造的に50Hzl,000MW蒸気タービンとほぼ同様なも のになることが分かる。すなわち,クロスコンパウンド形4 卓基4流.排気方式とし,最終段には1,800rpm川43in民選を 用いた3,600/1,800rpm機となる(表3)。43in長巽は,50Hz l,000MWの41in女真とほぼ同等の環帯面積をもち,1,000 MWタービンの熟効ヰ咋り上に人きく寄与するであろう。 ∪,D.C,る21.1d5.53 久野勝邦*

宮井匡彦*

森谷新一* 〟才5(〃いツ∬αJ5比丘〟托J 〟J〟(JJ〃αSαんJんr, 〟〃γ∼〟α5/IgJ乙'よcムf 表1 50Hz機の標準仕様 50Hz機ではl・7倍の割合での出力増加がこ れまでj采用されている.〕 出力 項目 350MVノタービン 600MWタービン 1,000MWタービン 第1号納入横 営業運転開始年 1968 1971 1977 タ ー ビ ン 形 式 CC4F-26=I CC4F-33.5 CC4F-41 回 転 数(rpm) 3.000.ノ′3,000 3,000//3,000 3,000.′′1,500 車 重 数 4 HPLP tpLP 4 HPLP エPLP 4 HPIP +PLP 主蒸気条件 (kg.′′cm2・g一〇c′′′□c) 最終段翼長(mm) 16g-566/566 663.6(26in) 246-538′/′566 850.9(33.51∩) 246538′′/566 1,041,4(411∩) 注:* TC4F-26(3車重形)も採用されている口 図1は,ターービンプラント山力と殻終段長興環帯面積との 利潤関係をホしているが,軸1,000MWプラントともに従米 の実績機よりもうミ裕をもった点にプロットされており,燃料 費の高騰が- ̄j二愁される将来でも 卜分な経折性を維持できるで あろう。

田1,000MW級蒸気タービンの構造

1,000MW級蒸1もタービンでは,41in,又は43in反発が必

要とされるため,高圧部一中庄部から成る高速軸(3,000rpm

又は3,600rpm)と,低速軸(1,500rpm又は1,800rpm)の低圧

部との組合せとなる(図2)。

な丘ゴ,アメリカTVA社の例では1,300MW蒸気タービンに 「■榊由ともに3,600rpmとした6車宅から成るクロスコンパウン ド形が採用されており,我が悶及びアメリカのメーカ"が採 用しているデュアルスピrドガ式(高速軸/イ氏速軸)とどのよ うな差があるのか検討の余地が残っているが,この方式では 中主数が増大するとともに,伯:守点検因子が増加することが * 日立製作所臼i三工場

(2)

260 日立評論 VOL.59 No.4(1977-4) 表2 60Hz機の標準仕様 60=z機では,衷に示すように種々の出九形式がこれまで採用されている。 出力 項目 350MWタービン 450MWタービン 500MWタ¶ビン 600MWタービン 700MWタービン 1.000MWタービン 第1号納入横 営業運転開始年 1971 1973 1974 †973 1977 タービン形式 TC4F-26 TC4F-30(又は33.5) l TC4F-30(又は33.5) TC4F-33.5 TC4F-33.5 CC4ト43 回転数(rpm) 3,600 3,600 3,600 3、600 3,600 3.600/′1,800 車 室 数 3 HPIPLPLP 3 HPIP+P+P 3 HPIPLP+P 4 HPTPLPLP 4 HPfPしPLP 4 HPIP LPLP 主蒸気条件 (kg/cm2・g-Oc/Oc) 最終段翼長(mm) 169-566./■538 663.6(26ト∩) 246-538.ノ′566 762(30】[)又は 850.9(33.5け1) 246-538ノ′538 762(301∩)又は 850.9(33.5】[) 246-538.552・566 850.9(33.51∩) 246-538.′566 850.9(33.51rl) 246 ̄538′′538(566) 1,092・2(43Jn) 表3 l′000MW蒸気タービンの主+要仕様 東京電力株式会社袖ヶ浦 火力発電所3号機l′000MWタービン(50Hz)と,ニれをベースに設計した60Hz 向け】.000MWタービンの仕様を比較Lて示す。 比較区分 項目 単位 50Hz向け 60Hz向け 定格出力 タービン形式 kW 「Pm 1,000,000 CC4F-41 1,000,000 CC4F-43 回 転 数 3.000/1,500 3,600/1.8(氾 車 室 数 4

-F了㌫1

HPIロ 「 ̄「一一 4

-Fキ㌫1

HPIP 「●「-→ し P L p L P J P 主 蒸 気 圧 力 kg/om2・g 246 246 主 蒸 気 温 度 Oc 538 538 再 熱 温 度 ロC 5(∋6 538(又は566) 排 気 真 空 mmHg 722 722 抽 気 段 数 段 8 8 タ 1 ピ 高圧部 中庄部 段 段 (初段のみ) (初段のみ) 1×2流十8 1×2流+6 6×2流 5×2流 ン 段 数 低 圧 部 段 10×4流 8×4流 計 段 25(52ホイール) 20(58ホイール) 最 翼 長 mm mm 1,041,4(41in) 1,092.2(43in) 終 平 均 直 径 3,505.2(138in) 3,352.8(1321∩) 段 翼 周 速 m/s 357 41g 環 帯 面 積 m2 45,86(493.6ft2) 46.01(495.3ft2) 外 形 寸 プライマリー全長 m m m 17.27 17,03 セコングリー全長 24.78 23,832軸間距離 11.28 11,28 構 造 高圧初段 アドミッション数 中庄ロータ 低圧ロータ 複流形 2 12クロームロータ材 全段焼ばめロータ 複流形 3∼2 5認qC再熟=Cr一仙-〉ロータ材 5餓□c再熟=12クロムロータ材 全段焼ばめロータ 制 御 装 置 調速機 主蒸気止め弁 蒸気加減弁 組合せ再熱弁 個 個 個 電子ガバナ(EHC) 4 4 2 電子ガバナ(EHC) 4 4 2 1,200 0 ∩) 0 800 800 400 (≧≡)只五人山-仇 200 0 注:経済範囲=1,400∼3,600kW/ftZ rV

1.。。。MW

7。。MW・/浮′7

./ 駐 m 1q■ 600MW

′′

′′ ヾ

芸芸呂蒜芸/′ケ、が、\

′ ◆ 350MW′●

_こっ

L.+ し+ 寸 寸 0 ⊂⊃ ● ● く⊃ ⊂⊃ M くD の の ロ〉 く⊃) 寸 寸 l l 0 100 200 300 400 500 貴終段環帯面積=t2) 図l タービン出力と最終段環帯面積の関係 l′000MW CC4F-41形(50Hz),CC4F-43形(60Hz)は.従来実績機に比較し環帯面積に余裕があ り,熱効率が向上している。 懸念される。いずれにしても,最終段翼長は既設計の中より 選択することになるため,おのずと車室数,回転数などが制 限されるわけで,それぞれのタービンメーカーで最も信頼性 が高く,熱効率の優れた形式を選択することがユーザー側か らみても望ましいこととなるであろう。 日立製作所の場合,60Hzl,000MW級蒸気タービンの計画 では,50Hzl,000MW蒸気タービンの形式を踏襲し,実績機 の技術を全面的に生かして,信頼性の高い機械にしたいと考 えている。次に,日立製作所で計画された60Hzl,000MW級 蒸気タービンの構造の特徴について紹介する。

(1)43in最終段長発

表4に43in長巽を他の長巽と寸法比較して示した(図3参

照)。43in長異については,運転周波数範囲を広(1信頼性を 増すために実物異による試作回転試験を進行中である。

(3)

最近のI′000MW級大容量蒸気タービン 261 「W ̄て ̄ ̄`+m【、1■` (a)プライマリー軸(3,600rpm)

聖二

上【「三=「.㌻…_一冊喜子璽喜∨-萱書地謡、二

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I (b)セコングリー軸(1,800rpm) 図2 CC4F-43形蒸気タービン断面図 将来の60Hz向きCC4F-43形タービンの断面を示す。 表4 l′800rpm用長翼の仕様 日立製作所が試作中の43in長翼の仕様 を.l′800rpm用実績量長の38山長翼と比較Lて示す。 比重支区「升 項目\二、\\増伍

(り38in長翼(芸慧)

(2)43in長翼:(2)/(り戸 1 常 用 回 転 数 「・P・m l′880 ,′800 l 翼 プ ロ フ イ ノレ 部 翼長 平均直々量 環帯面積 根本幅(軸方向) mm mm m2 mm 965,2 3′238.5 8.85 165 l′092.2 3′35Z.8 l卜50 208 l_13 1.04 l.30 卜26 周;皮数変動許容範囲 Hz 58.5(-・60.5 58.5∼60.5

(2)焼ばめ式低圧ロータ

低速回転機では,ロータ寸法が大形となり,シャフトとデ ィ スクの素材を別々に製作し,ディスクに輿を植込んだ後, シャフトに焼ばめすることになる。このロータ構造は,原子 力用蒸気タービンに広く採用されており製作上の問題はなし、 が,火力用蒸気タービンでは低圧入口蒸気が比較的高∼息とな るために,入口2段落にほピンブッシュ形ディスクを採用し なければならない。

(3)複流形高圧初段

蒸気タービンの部分負荷効率は,調速方式の選択によって 大幅に改善できる。従来,1,000MW級蒸気タ【ビンでは、高 圧初段巽の蒸気曲げ応力の制限から絞り調速方式が採用され ていたが,50Hzl,000MW蒸気タービンでは,高圧初段だけ を複流形として翼応力の低減が図られている。一方,この複 i充初段構造では,翼応力が低減されたのに反して複流ノズル ボックスの構造上の問題があって,結果として50Hzl,000 MW茶気タービンでは2アドミッション方式が採用されるに

とどまっている(図4)。ただし,単流ノズルボックスを採用

している500MW蒸気タービンでは,4アドミッション方式を 採用している例もあるので,将来橡流ノズルボックスの改善 が図られることになろう。 高h三初段巽としては,単流当たりの出力負担が半減したこ とによって,従米どおりの桜形ダブテイルと,ダブルテノン の組合せが可能となった。これら校ラ充高圧初段の構造につい ては,ノズルポ、ソクス及び高圧初段巽のそれぞれについて試 作を実施済みである1)。 図3 3引∩長翼(左)と43in長翼(右) 日立製作所で製作した38in長翼 と43in長翼の比較(いずれもl′800rpm用)を示す。

(4)

262 日立評論 VO+.59 No.4(1977-4)

企;

タービン側 高圧初段

軽)/′

芋芳

l l ノ_+\

複涜ノズルボックス (a)複流方式 高圧初段 (b)単流方式 発電横側 高圧初段

単流ノズルボックス 図4 高圧初段の構造比較 700MW級以上でほ複流形が採用され,高 圧初j設翼の応力緩和が図られている。

(4)再熱蒸気温度と・=い臼三部の構造

再熱蒸気温度は通常5380c,あるし、は566ロcが抹稲されてい る。両者の温度差はわずか28白cではあるが,5660c再熱蒸ちも i且度とした場合には熱効率が全体として約0.8%向上されるこ とになI),中庄部の強度向上対策のコストを差し引いても経 消的に有利となる。この場合の中庄部の対策としては,逆ク リスマスツ1ノー形ダブテイル,ロータi令却,二重卓三喜式再熱 蒸気萎などが挙げられるが,最近,高子息クリープラブチャー 強度の高い12クロムロータ柑を採用することによって,ロー タ冷却を廃止し,再熟蒸気温度の向上による利得をフルに活 用しようという試みも行なわれている。このような観点から, 50Hzl,000MW蒸気タービンでは,12クロムロータ柑を才采用 して5660c再熱蒸気温度としているが,60Hzl,000MW級蒸 気タービンへの適用についても十分に期待できるものである。

(5)高効率化のための新技術

蒸気タービンの内部効率は,段執勺部効率と蒸気漏洩,圧 力・蒸気のJ肇擦才員失などの拭失の大小によって評価される。 段落内部効率を更に詳しく検討すれば,ノズル及び巽プロフ ィルでの渦流損失や二次流.れ損失を減少させることが,熱効 率の向上に結びつくことが分かる。これら異形二伏の改善によ る熱‡貞夫の低i成にづいては,長年月の研究を要するものであ り,タービンメーカーが最も重視するところである。日立製 作所では永年の研究の結果,過去にラミナー巽形,三次元巽 列設計法などの開発を行なったが,最近,特殊なねじれ角度 を与えたコントロ【ルド・ボルテックスノズルの開発に成功

した(図5)。更に,発とノズルの過止な組合せによって段落

内の熱損失を大幅に低音成できることも分かっている。一方, 巽プロフィル以外の部分で発生する損失の低減に対しても, 巽頂部フィンの倍増や,中庄排気室及び低圧排気主の構造改 一掛二より,排ユーも川実の低減も可能となった(図6)2)。これら むろもろの熱効平1Jり上手段は総′ナで約1%以上の効率向__L二 か見込まれている。】また部分負荷時の熱効率向上には,変 ノー1_三逆転方土(など連用条件の変 ̄変による大帖な改善も有効とな ろうL。 (6)軸受,十軸ポンプなど 60Hzl,000MW級蒸∼くタ】ビンでは,50Hz機と比較して 山転数が増大するだけ嘲速の高い軸′乏及び容量の大きし、潤i骨 仙ホ■ンウ梨iが必要となる。二将来♂)人容量化のための主軸ノ受及 び土油ポンプの試作は既に完了している3)が,これらの機器 什様の坪卜人は潤?骨油設イ蹴 油i令却器など補機類のイ上様の増大 に直接去与き苦学することになるため,可能なi狙り小形,′ト容量の もので捕ませることが望まLい。ニの心からみれば,前に触 れた1,000MW級蒸∼iタ【ビンの形J〔比較で,車か豊岡辿の小 さいデュアルスビート機が有利となる。 軸ノ乏の人形化には奉加安川尖増加が伴い,潤附油のタブ化傾向 や,潤子骨仙中の微少な興亡物による軸√豊根似などが発生しやす い粂∩二となる。これに対しては,イ氏J上部軸′受にジャッキング 仙ポンプを取り付けることによって,タ】ニング運転中の軸 一三油膜の形成を促進する一一方,軸′ヱメタル中にサーモカリブ /レを悼め込んで,道転中,特に降適時の軸ノ壬メタルi温ノ空グ)異 ′さiチ変化を官rこ祝するなどの対策が必要である。 (7)・卜 三_ミ ■ミニさiけ三枚び中一主ヰ土三ミには,ウオータ【インダクシ サーモカリプルを各才由シも壬と≡根気三去に取り付ける。 α\ レr2 従 来 (ボルテックス理論) (qヱ軸唯召増収騰G〈ナで一「.ペ\ 5 0

従来 ン監視用 また,什L 注: α =ノズル蒸気流出角度 しrl=蒸気絶対速度 t′■2=蒸気相対速度 帆・'=ロータ回転速度 新技術 (コントロールトボルテックス理論) (a)タービン段落内での蒸気速度三角 直線ノズル (ボルテックス理論)

1

新技術 ねじれノズル (コントロールド・ボルテックス理論) 0 20 40 60 ノズル高さ =′′上‥‥・・%) (b)ノズル口角度の変化状痕 100 区15 コントロールド・ボルテックスノズル ノズル出口角度に特 殊なねじれを与えることにより,段落効率の向上が図られる。

(5)

最近のl,000MW級大容量蒸気タービン 263 構造改善 形 式 リーク 蒸気の低減 排 気 損 失 の 低 減 翼頂部蒸気シールの改善 中庄排気窒の改善 低圧排気圭の改善 ケーシング 従 来 形 /モ シュラウド 翼 2 枚 フ ィ ン 気 蒸 排気 口 【スチームガイド スチームガイド l〃 ー軸受コーン スチームガイド ケーシング シュラウド /∈ ∬異 新 形 4 枚 フ ィ ン 気 蒸 排気 スチームガイド スチームガイド 軸受コーン スチームガイド 図6 高効率化のためのタービン構造改善 段落内部効率の改善のほかに,段落内リーク蒸気の低減 及び排気損失の低減によってもタービン効率の改善が図られている(+段落内部効率の改善とタ【ビン構造改善と による熱効率の向上は,総合で約l%以上が見込まれる【J (MW) 1,000 100 10 75トバWパイロットプラント 製作試験 昭和発電株式会社石原火力発電所No_5 75hlW再燕タービン 鶴崎共同動力株式会社鶴崎火力発電所帖1 28MW二尉由気復水タービン 開発スタート試作 一-・●- 一-・■■ 75MW背任タービン 工場無負荷試験 東京電力株式会社袖ノr浦火力発電所No,3川00MW再熱タービン 中部電力株式会社浜岡原子力発電所仙2840MW原子力タービン 東京電力株式会社福島原子力発電所ND.4784MVイ原子力ターヒン 昭和発電株式会社市原発電所No.6175r州丙熱タービン 日本琶有鉄道川崎火力発電所N口6125hlW再熱タービン 鴎油井同動力株式会社捌奇火力発電所N〔ノ.2 35hlW油気晋庄タービン 東北型緻株式会社秋田工場Nロ.1 2州叫由気復水タービン 十条製紙抹式会社石巻工場帆3 23MW抽気背庄タービン 新日本鎚綿武舎社広畑製罵繍Nol 22.8肌V紬気背庄夕一ビン ブリテストンタイヤ株式会社彦眼工葛No-1 5.2MW抽気背圧タービン 新日本製筑株式会社広畑製賢所ND-2 22_5MW油気背庄タービン ティシタルEHC ---一一■-lト 注:回申の矢印の意味 -■ 設計着手 営業運転罰絵. 丈【ま開発完了 19661967 1g68 1969 1970 1971 柑72 1973 1974 1975 1976 1977 年 トランジスタEHC IC化EHC(自動化装置はディジタル化) ディジタルEHC(完全二重化実施) 図7 電子ガバナ(EHC)の開発過程 頭初,産業用タービン向けに開発を着手した電子ガバナは,その 後急速に大容量タービンへも適用されている。更に,装置の信頼性向上のための完全二重化を実施したディジタ ル電子カーノヾナの開発が進行中である。

(6)

264 日立評論 VO+.59 No.4=977-4) 表5 東京電力株式会社袖ヶ浦火力発電所3号機l′000MW CC4F-41形蒸気タービンの試運転記毒曇 l′000MW初出力の早期達成及び計画 値を満足する運転データは,タービンの高い信頼性を示Lている。 (a)実績工程 項 目 月 日 初 通 気 昭5l-8-2 初傭人 初めて十負荷をとった日 昭5l-8-30 日召51-8-31 初めてそ負荷をとった日 昭51-9-3 初めて増一負荷をとった日 昭5l-9-16 初めて一告負荷をとった日 昭5l-9【・17(初通気から47日目) 営 業 運 転 開 始 日 日召52-2-18 (b)負荷しゃ断試験結果 負 荷 実 施 日 最大速度上昇率(%) ユ4 そ 子 A4 昭5l-9-6 昭5l-9-16 昭引-1l-18 昭52¶l-18 +3.67 +3_60 十5.60 十7.56 (c)性能試験結果(タービンプラント効率)(速報値) 燃 料 】 実施 日

戸負荷

ト 計画値 (%) 実)則イ直 (%) +NG 昭52-2-4 ∼7 -を 一合 そ 十 46.04 45.14 43.13 38.84 46.【3 45.40 43.81 4l.4了 ミ ナ ス 日召5Z-l-12∼13 A 4 +3+ よ1 一jL 46.29 45.41 43.30 46,57 46,OI 44.51 (d)軸振動,軸受給排油温度,軸受メタル温度実測値(昭52-2-17測定) 軸 軸 受 No. 軸‡辰動

(..去。。mm)

軸 受 温 度ぐC) 給;由 温度 壬非油 温度 メタル 温度 プライマリー軸 (3′000rpm) l(HP) 2(′′) 3(lP) 】2 30 137 4557 65 /60 161 l 155 58 50 5】 46 94 97 90 4() 5(GEN) 6(′′) 7(EXT) 8(′′) 9(′′) 2 30 35 20 28 15 91 77 75 55 53 47 スラスト軸受(前) (後) 45 65 66 73 66 セコングリー軸 =′880rpm) l(ALP) 2(′) 3(BJP)

128

】23

43 45 // / // 53 5Z 50 75 80 75 4(′′) 5(GEN) 51 63 50 47 79 79 71 53 6(′′) 7(EXT) 5 3Z 49 49 8(′′) 9() 25 7 48 46 51 47 スラスト軸受(前) ′(後) 45 50 51 56 58 三主:HP =高圧部 IP =中庄部 GEN=発電機 AJP=A低圧部 BJP= B ′′ EXT=励磁磯 圧排気室の過熱防止用の冷却水噴射ノズルは,-最終段異によ る水滴の巻込みを防JLするために,ノズルの取付位置及び噴 射角度の適正化に加えて,排気室温度を検出して噴射を開始 する方式が採用される。

(8)電子ガパナ(EHC)

従来の機械式油圧ゲバナ(MHG)は,700MW級までは使

用可能であるが,1,000MW級蒸気タービンでは電子式油圧 ガバナ(以下,EHCと略す)が必要となる。EHCでは,潤 滑油系統とは別系統の高圧の不燃性油によって主要弁類を開 閉するため,制御特性が--一一段と向上される。また,電気接点 を介して,ボイラプラントの制御装置及び補機頬の制御装置 への接続が容易であー),発電設備の自動化を促進することが できる。 EHCは,制御範囲の拡大が容易なため,従来より産業用 多段柚気タービンの制御にも多数採用されているが4),信相 性向上のために,全コンポーネントを多重化してインサービ ス,メインテナンスを可能とした全面集積回路形EHCの開 発が進行中である。これらのEHCの採用によって,より信

頼件の高し、プラントの自動化が実現されるであろう(図7)。

亡11,000MW蒸気タービンの遷幸云実績

 ̄最近,営業運転を開始した東京電力株式会社納め,袖ヶ浦 火力発電所3号機,1,000MW蒸気タービンは,試運転開始 以来好調裏に運転を続け,性能試験でも保証効率を十分に満 足Lた結果が得られている。この50Hzl,000MW蒸気タービ ンは,日立製作所で初めての1,000MW級大容量タービンで ある。 袖ヶ浦3号機,1,000MW蒸気タービンの仕様は,表3に示 すとおりであり,表5にその試運転記録を示す。 l田

吉 昭和52年2月に,日立製作所の最大容量機で,かつ我が国 の最大谷■量機でもある東京電力株式会社納め袖ヶ浦火力発電 所3号機,50Hz用1,000MW蒸気タービンが営業運転を開始 した。この蒸気タービンの好調な運転実績は,将来の60Hz用 1,000MW級蒸気タービンの信頼性を保証できるものである。 今回,筆者らは;将来の60Hz用1,000MW級蒸気タービンの基 本計画を行ない,本稿に紹介した。蒸気タービンの形式は, 上記50Hz用1,000MW蒸気タービンと同様のクロスコンパウ ンド形,デュアルスピード方式とした。60Hz用1,000MW級 蒸気タービンの設計上のポイントとしては,43in長巽がある が,現在,実物巽回転試験が進行中である。その他,既に 実施済みの試作開発結果1)・Z)・4)-5)を適用することによって, 1,000MW級タービンはより高効率,かつ信頼性の高い機械と して,国内の事情にマッチしたものにしたいと念囁している。 参考文献 1)黒田ほか3名 日立評論,56, 2)佐藤ほか3名 863(昭48-9) 3)今井ほか3名 大容量蒸気タービン高圧初段開発上の諸問題 313(昭49-4) タービン排気蓋特性の解明,日立評論,55, 蒸気タービン用大径軸受,火力原子力発電, 24,690(昭48-6) 4)安元ほか2名:運転の自動化と電子油圧式ガバナ(EHG), 日立評論,54,828(昭47-9) 5)加藤:大容量蒸気タービンの動向と計画上の諸問題,日立評 論,54,805(昭47-9)

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